孤高の長城

『黒魔女』の『空間能力』で作り出した長城である。

やはり、力の行使はよくない。
わたしにまで影響を及ぼしかねないね。

（ひんやりと冷たいままの仮面に触れる）

はぁ...また仮面を創ってしまった。

失礼ーおじゃましまーす…

まあいい。

（白と黒の仮面をかぶった白髪の魔女は、漆黒のローブを揺らして玉座についた）

>>4
こんにちは、ザレッド。
久しぶりだね。

そうだな、久しぶりだ…

アルは元気にしてる？

最近来ないんだよね…

そうなんだ。ザレッド、君はなんの為にここに？

いや、少し気になってきただけだ…なんか話そうかなとも思ってた…

へえ。別にわたしはなんだって良いけどね。
ただ、あの人を待つだけだから。

…強欲様かい？

嗚呼、そうだよ。
強欲様だ。君には、誰か待ち人はいるのかい？

…今はアルかね…ま、それ以外にはいないけど…

ふぅん。そうなんだ。
仲が良くていいね、君たち。

そうか？

わたしは、強欲様の器にはなれないからね。

…そうなのか

悔しいけど、そうなんだ。
わたしは穢れすきたからね。
炉心溶融みたいには、なれない。だからああやって、わたしは偽りの仮面をかぶって器になろうとした。

…へぇ
(ちょっと落ちる)

>>21
うん、わかったよ。

...参っちゃうよね、ほんと。

ただいま、ごめん親と話してた…

ごめんね、シグレ。
でももうわたしは君のようになれない。あの頃のようにわくわくする気持ちは、今のこの薄汚い愛には逆らえない。だから、絶対無理なんだ。

>>24
いいや、かまわないよ。

…えっと…どうする？

>>27
なにが？

いや、何話す？ってこと

うん。そうだね、でもわたしは、話題を持ち合わせていないかな。

…うーん…そうか

ごめんね。

いや、いいよ…

...中々...いい城だな

ここの主人に見つからぬ様、いろいろ見て回るとしよう

…何やってんだ？ニャルポテ…

ん、魔王か...あとニャルちゃんだ

奇っ怪な城があったのでね、見物している

あぁ…んで、何やってんだ？ニャルちゃん

見物する程度問題無いだろう？それにこの姿だしな

まぁ…見物ぐらいならいいんじゃないか？

この姿は自分で変化したのだが...名前の方はカレンという神から貰った
（銀髪で中・高生位の背）

中々過ごしやすいので気に入っているよ

へぇ…

それにしても奇っ怪な城だな...

...ん（光の膜に覆われ、数秒で消える）

そうか？俺はこんな感じのほうが好きだぞ

落ち

わたしはあの人の味方。

あの人に相応しい『天使』になる為に感情を捨てた。

わたしはあの人を守る。

吸血鬼狩りなんて、させないよ♪

わたしの愛しい人、なの♪
炉心溶融、君のようにわたしはなるの。天使になってね。

（人形のように微笑んだ）

感情がないから、きっとわたしは醜くない。
天使だ。紛れもなく、あの人の器として...悲しみも怒りも喜びも恥じらいも、わからないけどね。

本当はすべてわかってるよ。わたしが、ルージュや炉心溶融みたいに、本当の天使になれないこと。やっぱり、ただの自己満足。わたしが貴方を守りたいから。たぶん、今は『悔しい』って思うんだろうなぁ。でも、やっぱりなにも感じないや。なにも。

そうだ。やっとわかった。わたしに足りないものは、きっと『理解』なんだよね。
炉心溶融もルージュも、みんな、カレのことを理解して安心感を与えた。
だけどわたしは、ただエゴを押し付けてるだけなんだよね。
嗚呼、でも、もうわからないよ。シグレは、どうやって理解したんだっけ？もう思い出せない。わからない。理解の感情が、全然...笑うことしか、なにも...

（ひたすらに笑う）

わからない。どうして全然わからないんだろう？
ちがう、『わかれない』。これが、感情を捨てた結果？
わからない。なにも感じない。このままじゃあ、わたしはずっと、本物の天使にはなれない。永遠の愚者になっちゃうよ。嗚呼、わかんないなあ。

（それでもわたしは、ずっとずっとずっと、笑っていた。）

（笑って笑って笑って笑って笑って笑って笑って笑って笑って笑って、気が付いた時には、嘘の笑顔を張り付けるだけの、文字通り『仮面の天使』になっていた。だがこれは、自業自得だ。わたしの愚かな願いと、禁忌の力が招いた最悪の事態。そのままわたしはきっと、ずっと笑うだけの無感情な人形になって、永遠の愚者になるのだろう。わたしは笑った）

すべてはあの人の為に。そして、すべては自分が悪い。
だからわたしはずっと天使だ。
自らを嘲笑うように、誰かに笑われたあの時みたいに、わたしはやっぱり最後まで、そうやって重ねた罪と同じ分だけ笑っていた。

おはよう

おはよう♪カレンちゃん。

すごい早起きだね！じゃあわたしは行くね♪

ただいま。うん♪誰もいないね。

...本当に、どうしようもない。

わたしは堕ちているんだよ。天使の仮面をかぶった嘘つきの化け物♪

我 な ら い る が

自分が天使になりたいあまりに、他人の気持ちを理解しようとしていなかった。

ど う せ 暇 だ 話 し 相 手 に で も な ろ う か ？

>>66
こんにちは。ガタノトーアさん。

>>68
うん。話してくれる？
どうしようもなくってさ。

こ ん に ち は

...我は旧地球を支配した者の一人だ、ガタノトーアと呼ばれる

>>72
そうなんだ。よろしくね、トーア。

まぁ、最早支配などどうでもいいという心情なのだが

ほぉ？...ニャルラトホテプに聞いた様に、名を訳したがるのだな

>>74
ふぅん。わたしも、何もかもどうでもよくなっちゃうよ。

>>75
親睦の証だよ、支配者さん♪

親睦か...我と親睦を深めようという者は初めてだな...

>>78
わたしはね、邪魔をする人以外は大好きだよ♪
たぶん、そうなんだと思う。

随分と偏った思考だな、それだけ素がおかしいという事か？

まぁ、我が言えたことでは無いがな！グォロロロ...（笑い声）

>>80
そうかな？
わたしは普通だと思うんだけど、違うのかな。
ねぇ、トーア。少し質問があるよ。

>>81
ステキな笑い声だね♪

何だ？答えられるなら正直な答えを返そう

>>84
...貴方は、吸血鬼は好き？
ちゃあんと、答えてね♪

（笑顔に影がかかる）

...すまんな、少々苦手な所がある...クトゥルーの翼の残り滓の事だろう？

あれには昔悩まされた...

どうかしたのか？それが

>>86
...へぇ、そうなんだ...
もし、今吸血鬼の生き残りがいるって言ったら、貴方はどうする？

どうもせんな！そいつらがそいつらで満足に生きてるなら大変結構！グォロロロロ！！（どわっはっはっは！！）

逆に行き詰っているのなら...手を貸してやらんことも無いな！

>>90
あっ、そうなんだ！
とってもうれしい！！

（すると、これまでの作り物の笑顔とは違い、にっこりと花を咲かせて笑う）

>>91
ありがとう♪
君ってとっても良い人だね♪

ふーむ...お前も吸血鬼なのか？

む？...人では無いな

言うなればいい化け物という奴だ！

>>94
ううん、わたしは吸血鬼じゃないよ。
わたしの大切な人がね、吸血鬼なんだ。

（急に、乙女のように頬を染める）

ほう、ほう！グォロロロ！何だ！迷惑をかける事しか出来なかった奴が愛される様になったか！

グォロロロ...喜ばしい事だ...

>>98
迷惑っていう点はちょっと心外だけどね。
でもね、わたしはわたしの自己満足で、彼を勝手に愛してる。でもそれでいい。その為に、わたしは...

何だ？悩んでるのなら言ってみろ

...うん、やっぱり良いや。

>>101
わたしにはね、感情がないんだよ。

グォロロロ！！何だその程度！感情が無いくらいで其処まで悩むとは！

感情どころか何も無い様な奴もいるぞ？比べりゃ遥かにマシだろう！

...だが、それが深刻な悩みと成っているならば、我が何とかしてやろう

>>104
そもそも、悩んでるのか分からない。
わたしはあの人の為に、醜い罪と感情を捨てて、天使になろうとした。でもそれは結局間違いで、わたしは本物になれなかった。だからね、その欠陥を埋める為には感情がいるの。でも、その感情がないから、どうしようもないんだよね。
でも、何故だろう。あの人のことを考えると、変な気持ちになる。さっきだって、とても嬉しい気分になって、愛しい気分になった。...やっぱり、この仮面をかぶっても本質の気持ちって変わらないのかな。

...仮面とは自分を偽り、目指すものから遠ざける物だ...
憧れはその対象から自分を大きく引き離す...案外、その仮面を外せば
そんな事気にもしなくなる程、いい方向へと変わるかもな！グォロロロ！

>>108
...トーア。この仮面は、どうやって外せばいいのか分からないよ。
...でも、もし外せたなら、わたしは悪魔になる。

グォロロ！悪魔より恐ろしい存在が近くで話しているのだぞ？何を自らの愚を恐れる！

...やっぱり、ちょっと頼りすぎたかな。

......悪魔になってもいいか。
みんなから忌み嫌われる存在に、なっても。

...誰が忌み嫌うものか...（外の山が動いている...？）

わたしはあの人に縋らない。
対等の立場に立って、正々堂々、わたしは戦う。守るんじゃなくて、戦う。
その為ならば、闇に身を捧げても厭わない。

お邪魔してよろし？

この様な我と親睦を深めようとしてくれた者をな！（山を普通に超える巨体を持った怪物が現れる）

そうなるには、この仮面を捨て去らないといけないかな。
やっぱり、ずっと思ってた。

>>116
...！

ふーむ...その様な覚悟を決めた者なら、迷わず我の力も貸せる...いるか？このガタノトーアの力が

わたしはわたしをころすよ。

ほう！何故だ？

この嘘つきの仮面を壊す為にね。
さてと、用意はこれでいいかな。

（懐からククリナイフを取り出す）

さよなら。

（そのまま、一直線にナイフを腹へと急降下させた）

...何がサヨナラか...我はその気になれば蘇生もできるし魂も見える

>>123
（__刹那的に、意識が微睡む。まるで白昼夢のように。赤い斑点と血飛沫が地面を彩って、心臓が動いて、動いて、動いて、仮面は崩れ去る。天使のようにまっさらな白髪も、心を掴む清涼な琥珀色の双眸も、がらりと補色に色を変えた。白髪は黒髪に、琥珀色の双眸は藤紫に色を変え、ローブまでもが漆黒に変貌した。崩れ去った天使...否、完成された一人の悪魔は、たった今檻から解き放たれた）

____。

ほう...ナイアーラトテップの落し物の...悪魔か...

______。

気分はどうかな？

............。

...嗚呼、もう大丈夫だ。

（獰悪な、安堵した、どっちともとれる笑みを浮かべた）

ふむ...確かにナイアーラトテップの力の一部を感じる...

正直なところ、ここまでの悪魔とは思いもよらんかったわ！グォロロロ！

オウ...何か凄まじい事をしてしまった気がする...

...まぁ良い！枷を解いた奴が一人増えただけの事！自由で楽しいならそれで良しだ！グォロロロロロ！！！（大笑い）

オラオラ！なんだお前らぁ！？
いつまで引っ込んでんだァ！

旧神でもなんでもいい、立ち向かうものはメッサツのカイへ行け！！