雨宿り  

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1:   は る.   ◆Rc hoge:2019/04/21(日) 00:11



      メモするだけ 、



       🍬 レス禁

   

2:   は る.   ◆Rc hoge:2019/04/21(日) 15:25




     「 わたし、雨がすきなんだ。 」


   

3:   は る.   ◆Rc hoge:2019/04/27(土) 18:18



あまいお菓子みたいに、すべてが夢みたいにあまいあまい世界だったら、みんなしあわせになれた?
それとも、梅雨のように毎日泣いて、つらいことばかりのほうがしあわせを噛み締められた?

   

4:   は る.   ◆Rc hoge:2019/04/29(月) 00:53



あなたはまるで、飴のようだった
あまくて優しくて、じんわり口の中で溶けていく
あなたとの時間も、そんなふうにじっくり味わっていたはずなのに
いつのまにか生き急いでいた
あなたはもう戻らない あの頃は戻ってこない

「 雨がすき。 」

そうつぶやいたあなたはもう、溶けてなくなってしまった

  

5:   は る.   ◆Rc hoge:2019/05/03(金) 23:16



   ふとしたときに思い出す 、あなたのえがお
   忘れようとしても 、忘れられなかったの
  
   あなたはいま、どこで何をしていますか ?
     新しい友だちはできましたか ?
   そのえがおで 、たくさんの人と仲良くできていますか ?
     わたしのことは 、憶えていますか ?

     桜の下を 、並んで歩いたことも
   夜店で買ったりんごあめを一緒に食べたことも
      公園で走り回ったことも
      雪だるまをつくったことも

   雨の日に、傘をわすれてずぶ濡れになりながら帰ったことも
   喧嘩して、いっぱい泣いて、仲直りしたことも
   

      全部全部 、わたしは憶えているよ

   

6:  は る.  ◆mXo hoge:2019/05/27(月) 19:47




  「 わたし、海がすきなの。だって、海はわたしを救ってくれたんだもの。 」


           早瀬 瑠璃   / ♀ / 15歳
          ( はやせ るり )

    浜波高校1年生。雪のように白い肌と栗色の髪が特徴的。
    山の方の生まれだが、海がすきで、通学に1時間半もかかる海辺の高校を選んだ。
    まわりからは変な子だとして距離を置かれている。不思議ちゃん。


    5歳のとき、家族で海へ行ったときに溺れかけ、そこを海の精霊に助けてもらったころから
    海がすきになった。山辺の集落で暮らしているため、海へ出て行った瑠璃を嫌う人が多い。
    唯一のわかってくれる相手は母の櫻子のみ。父は単身赴任。祖母とは仲が悪い。
    
  

7:  は る.  ◆/Rc hoge:2019/05/27(月) 20:00




   「 僕のなかに、いきなりきみが落ちてきたときのこと、いまでも覚えているんだ。 」


          名波 汐    / ♂ / 15歳
         ( ななみ しお )

     海の精霊。瑠璃が溺れたときに助けた張本人。
     茶髪で群青色の目をしている。見た目は女の子のようだが高身長。
     ほんとうの姿は精霊のため、生身の人間ではないが、瑠璃と仲良くなりたくて
     海の魔女に亡くなった母の形見のトパーズを売ったため、4ヶ月ほどだけ人間の姿になった。
    

     瑠璃が溺れたことをずっと覚えており、瑠璃が海辺の高校に入学したことを機に転校生として
     入学し、瑠璃と同じクラスになる。さまざまな能力が使える。普段は内気でおとなしい。

  

8:  は る.  ◆346 hoge:2019/06/19(水) 20:57



https://i.imgur.com/nJOUuFl.jpg

  

9:  は る.  ◆346 hoge:2019/06/19(水) 21:09



    雨がやんだらきみとはお別れ
  すこしのあいだの雨宿り 、きみはわらう
 「 もうすぐやむよ 。だからもうお別れだね 。
         また雨が降ったらおいで 。」


  もしもきみと 、晴れた空の下を歩けたら 。
  もしもきみと 、水たまりを飛び越えられたら 。
    きみは 、どんな顔をするかな 。
    きみは 、いつもみたいに笑うのかな 。

  

10:  葩.  ◆346 hoge:2019/06/30(日) 23:23



    わたしはきみを、さくらんぼみたいだって思った。
  照れると顔を赤く染めるその仕草が、さくらんぼみたいだった。
   熟しきっていない幼さと無邪気さも、さくらんぼみたいだ。



    きみはわたしのことを、さくらんぼみたいだって言った。
   笑ったときの頬の色が、さくらんぼみたいだって、きみは笑った。
  天然なのに妙なツッコミを入れてくるところが、さくらんぼの味みたいだって言った。




    わたしはきみを、きみはわたしを、さくらんぼみたいだと思った。


  

11:  葩.  ◆346 hoge:2019/07/15(月) 00:34



    あのとき雨に濡れるきみを、どうして僕は助けられなかったんだろう。
       きみは、ずぶ濡れの僕に傘を差し出してくれたのに。
       きみは、ひとりぼっちの僕に笑いかけてくれたのに。

            それなのに、どうして。

          きみを助けられなかったんだろう。
       

           きみに、会いたいと思った。

  


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