或る者の日常

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1:山田連合第二部隊部隊長設楽治 ◆ciOg:2009/10/10(土) 19:33

 目覚まし時計のアラーム音で目が覚めた。午前七時丁度、いつもの時間。俺はベッドから起き上がりカーテンを開けて外を見た。今にも雨が降って来そうな空だった。一瞬にして、陰欝な気分になった。
 テレビを点ける。今日の天気予報をやっていた。無論、雨。

 午前七時三十分、家を出る。バス停まで歩いて五分弱。その間、俺は音楽を聴くのが常だ。ビートルズが今の一番のお気に入り。
 あっという間にバス停に着き、バスが来るのを少しの間待つ。バス停には、いつもと変わりない人達がいた。俺を含めて三人いる。 一人は俺と同じ高校の者らしいが、名前すら知らない。もう一人は、よく判らない男だった。常時、マスクを付けている。
 バスに乗り込み、いつもの席に陣取った。

2:山田連合第二部隊部隊長設楽治 ◆ciOg:2009/10/10(土) 20:02

バスに揺られること約四十分、俺の通う高校近くのバス停に到着した。そこから高校までは、徒歩で五分弱、ビートルズを聴いて歩くのが癖になっていた。
午前八時二十分、教室に入り自分の席に腰を下ろし、取り分けすることも無いので暫し惚ける。

一時限目の授業が始まった。数学だ。数学の教師、橘が教科書の例題を懇切丁寧に説明していた。俺はそれを適当に流した。教科書を見れば判る例題に、橘は十分過ぎる程の時間を使った。クラスの八割方は上の空だった。橘の授業は一方的に橘が説明するだけだった。生徒に問題を解かせることなどは皆無だ。授業中、橘は断じて生徒を叱ることはない。故に、クラスの殆どは別のことをしている。真面目に授業に集中して取り組む者など少数しかいない様だった。

3:山田連合第二部隊部隊長設楽治 ◆ciOg:2009/10/11(日) 09:02

午前の授業が終わり昼休み、俺はあっという間に弁当を食べ終え図書室へと向かった。図書室内は静寂に包まれていた。読書する者、勉強する者と皆何かに集中している。俺は騒がしいのが我慢出来ない。だから、ここは校内で最も落ち着く場所だ。
空いている席を見付け、腰を下ろした。そこで音楽を聴くか、ぼーっとして時間を費やすことが日常となっていた。

午後の授業は、やる気が全く起こらなかった。時間が経つのが、長く感じて苛立った。

六時限目が終了して、俺は早々と学校を後にした。今日も一日、下らない内容の授業ばかりだったなと感じていた。
バス停でバスを待つ間、ビートルズを聴いて待つ。バス停には俺以外誰もいなかった。数分後、バスがやって来たので乗車し適当な席に座る。窓から空を見ると、雨が降りそうで降らないそんな空だった。


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