飛行機雲

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1:ゅり:2009/11/22(日) 21:05

あの夏…君と一緒に見た空は、とても綺麗だったね。
「澪ー??」
親友の萌那があたしを呼ぶ。
「もうすぐだよー。」
「うん。」
今は映画を見る気分なんかじゃない…。
平成21年7月15日…
それがあたしの初恋でした。
いつものように新たな1日が始まる。

「澪ー?起きなさい!」
母が階段のからあたしを呼ぶ。
「うるさいなっ!今行くから!!」
中2のあたしはまだ恋の味も知らない平凡な中学生。
そんなあたしを…笑顔で迎えてくれたのは萌那。

幼稚園からの幼馴染みだ。「澪☆おはよ!」
「あぁ、おはよ。」
不器用なあたしを笑顔で迎えてくれるんだ…。

「オッス!」
「あっ!浦井じゃーん!」
浦井?誰だそれ…
「ん〜??君誰かな?」
何、こいつ。
「あたしは峰山澪。」
「澪なっ、今日から親友!」なんだかんだで親友になりました★

・・・なーんて、ナニコレ!?「「澪は知らないっけ?浦井のこと。」
「全然知らないよ…誰なの?」
疑うように澪が尋ねる。



今日はここまで。
感想とか頂けると嬉しいです。

2:ゅり:2009/11/23(月) 12:26

「オッス!澪」
浦井…いきなりあたしの前に出てきたお気楽な男子。
「あぁ、おはよ。」
「なになに〜?元気ねぇじゃん☆」
「ちょっと静かにしてくれない!?」
…言い過ぎたか・・?

「澪―!おはよっ!あっ、浦井も!」
「萌那!おっは―!」
「おぃ!俺との態度の差はなんだよ(笑)」
浦井がツッコムように言う。

「それより!澪!これウチのお母さんがみんなで食べろって。」
箱の中にはシュークリームが・・
「ウソ?いいの?ありがと―」
澪はかぶりつく様にシュークリームを平らげた。

「うわっ!ヤベェ。遅刻だぁ―」
浦井の掛け声と共に3人は走り出す。

キーンコーンカーンコーン

「はぁ・・はぁ・・なんとか間に合った。」
「ギリセーフだね。」
あたしがこんな馬鹿で、お気楽な浦井を好きになるなんて…

「そういやさ、俺サッカー部なんだ☆」
自慢そうに浦井が言う。
「ふ〜ん。」
「澪ッ!一緒に見に行こうよ!」
「おっ!萌那優しぃ―」
「・・じゃあ昼休みなら・・」

あたしのバカ!なんで釣られるんだよ。

「ねぇ、萌那。」
「ん?な―に?」
「浦井の事どう思う?」

萌那の顔が一気に真っ赤になる…

はぁ―・・やっぱりね。
「好きなの?浦井の事。」
「・・・///・・うん。」

そういう事。だから昼休み見に行こうって言ったのか。

[行っけ―!浦井!ナイスシュート☆]

運動場から歓声が聞こえる。

「おっ!萌那!浦井シュート決めたじゃん!」
「…澪?お・・応援してくれるの?」
萌那が泣きそうな声で聞いてきた。
「あたり前じゃん!親友なんだし、」

その時は、まだ浦井の事などなんとも思っていなかった。

「萌那!見てくれた?俺シュート決めたぜ」

ブイッ!とピースする。
「うん!見てたよ!凄いね!」
「ヘヘッ!だろ?澪は・・?」
そこに澪の姿はなかった。
「あれ?澪は」
浦井が心配そうに尋ねる。
「あぁ。澪なら飼育の仕事があるって・・」
「ふ―ん…なんかつまんねぇ。」
「えっ・・!?」
「あっイヤ!そういうつまんねぇじゃないよ!」
萌那は思った…

浦井は・・浦井来駕は・・峰山澪のことが・・好き。

3:撫子:2009/11/24(火) 17:41

こんにちわッ!!
面白かったです!!
ちょっと展開が早いかなぁ??と思いました(汗

でもとっても面白かったです!!
続きをぜひ書いてくださいッ★

4:ゅり:2009/11/24(火) 19:01

ありがとうございます。

花の願い好きですよ―!!

はい。

続きも書きたいと思います。

5:ゅり:2009/11/24(火) 19:13

「ねぇ、澪…」
「ん?どしたー!?」
澪のどこが浦井を引き付けるんだろ…?

「澪…浦井、澪のことが好きだよ。」
「はぁ!?っんな訳ないじゃん」
澪が言い返す。
「だって…」
萌那は途中で言うのを止めた。
「だって…何?…まぁとにかく好きなんてありえないから!」
「澪は、それで慰めてるつもりなの?」
萌那の目からは涙が流れていた。
「ちょっ萌那!?どしたの?」「ゴメン。もう今は話かけないで。」
タッタッ…
萌那は走ってどこかへ行った。
(澪のバカ!ほんとは浦井のことが好きなんだ…)
ドンッ!
「キャッ!」
「あっすみません!!」

誰だよ…
「どこ見て歩いてる…の…」「・・・萌那!?」
あっ…この顔知ってる…
「やっぱ萌那じゃーん☆」
「あんた…確か、亮介!?」

6:ゅり:2009/11/24(火) 19:36

亮介は・・・小学校が同じだったクラスのお調子者…。
「なんであんたがここにいるの!?」
「いやいや。小学校の時引っ越したじゃん?また戻ってきたんだって。」
「ふーん。」
そこへ澪が来た。
「おっ澪!」
亮介が嬉しそうに言う。
「えっ…亮介!?」
澪も嬉しそうに言う。

「2人ともでっかくなったな!」
「ちょっと子供扱いしないでよ。」

萌那が怒って言った。
「ハッ!そういや萌那…!」
「・・・っ。あたし委員会あるから。」

まだ子供なんだ…

あたし達が子供だったから…こんな事になったんだ。
「なぁ…お前らどした?」
「浦井には関係ない。」
「はぁ!?あるだろ…」
言い争いが続く。

「あのー・・・お取り込み中悪いんですが…先生が浦井くん呼んでました。」

亮介が入ってきた。
「おい!KY!」

萌那が突っ込む。
「あぁ。そうなの?サンキュー亮介♪」
「りっ亮介!?」
亮介が驚く。
「あ?もう俺ら友達だろ?」「おっおう!」

なんで男子ってもんはこんなに仲良くできるんだろう…?

これからサバイバルのような恋の対決が始まると言うのに…。

7:ゅり:2009/11/26(木) 16:10

「萌那?あたしは浦井の事、好きじゃないから。」
「うん。」
安心したように萌那が答えた。

「あたしはいつだって萌那の親友だよ?」
「うん、ありがとっ。」
次は少し照れて言った。

「照れるな照れるな―!」
「あははっ//」

(はぁ・・あたしが浦井の事好きになるわけない・・・なるわけ・・ない。)

「おぉ!お前ら仲直りしたのかよ!」
「うん!おかげ様でッ☆」
「良かったな?」
「うん!」

でもまだ萌那は浦井の事を・・・?

「おっ!2人とも!上見てみ。」
「あー!飛行機雲だ。」
「ホントだ・・・綺麗・・」

澪が飛行機雲に見とれている。

それをずっと眺める浦井…。

「よしっ!携帯用意―♪」
「えっ!?何する気?」
「記念に撮っとくんだよ!」

浦井が言う。2人とも慌てて用意する。

「いくぞ!?せーのっ!」

【パシャッ】

3人のカメラの音が響いた。

確か・・・この頃だったな…

あたしは、浦井に恋をした。

「おっ!お前ら綺麗に撮れてんじゃん。」
「でしょ―☆」

萌那が自慢げに言う。
「なぁ。澪。」
「ん?」
「俺さ、好きなんだ。」

「ドキッ…えっ!?」
「俺、飛行機雲好き。」
「なんだ・・そっちか。」
澪の顔はいつの間にか真っ赤…

「なーに?期待してたのか?」
「べっ別にそんなんじゃないよ!で、なんで好きなの?」
「空にはさ、雲しかないじゃん?それを掻き分けるようにまっすぐ、素直に進んでいく。だから好きなんだ。」

へぇ〜。たまには大人っぽい事言ってくれるじゃん。

「あの飛行機雲、澪みたい。」
「なんで?」
「だってそうじゃん。澪も周りの目なんて気にしない。俺、澪のそういうとこ好きだよ。」

(へっ?……なんか・・告白みたい///)

「…澪ッ!ちょっと来て。」

萌那が澪を呼ぶ。
「ん?今行く。」
野原の向こうに澪と萌那は行った。
「どしたの?」
「澪。ホントの気持ち・・浦井の事好きでしょ?」
「はぁ?好きなわけ・・・好き・・な・・?」

(…あたし、いつの間にこんなに浦井の事…)

「澪。行って…?」
「えっ…」
「私のことはいいから・・・!」
萌那が澪の背中をポンッと押す。

あぁ、まるでもう[大丈夫]って言ってるようだ。
ただ、萌那はきっと泣いてる。だって・・手が震えてるもん…。

「萌那…」
澪が振り向こうとした。
「見ないで!後ろを向いちゃだめ!早く行って!」
萌那の泣き声が聞こえる…心の中ではきっと泣いてる・・でも・・でも・・!!

「萌那…ありがとう!」

澪は走った。

走って走って、走った。

そう。それは浦井来駕の元へ…―

8:ゅり:2009/11/29(日) 14:01

「浦井!!」
澪が叫ぶ…。
「澪。どした?」

「ハァ…ハァ…。好き!」
澪は伝えた。
「世界中の誰よりも浦井を・・・愛します!!」
「なっ…!?////」
浦井が照れる。

「・・・澪、」


ギュッ!

えっ…!?

これってオッケーって事?
ねぇ、ねぇ、どうなの?

浦井…答えてよ…

9:ゅり:2009/12/03(木) 15:45

「おーい!澪ー?萌那ー?」
亮介がまたこっちへ向かってくる。
「亮介ッ」
「おっ!萌那じゃん。」
亮介…何も気づいてない。
「あんた、どこまでKYなの!?」
あの時のツッコミとは別の萌那だった…
「…なんかあったの?」
亮介はやっと気づき始めた…。

〜その頃〜

「澪…」
浦井がつぶやく。
「浦井……あたし、浦井の事好きだよ?」
「うん。知ってる。」

グイッ!

それが初めてのキスだった。

それはとても甘くて、甘酸っぱくて…

今でも…覚えてる。

あの味は一生忘れないよ。

10:ゆり:2009/12/21(月) 16:47

亮介「お前ら・・・いつの間に」

2人の顔が真っ赤になる・・・カァァ///

「っんな事言われたって…いつの間にか好きになっちまったんだよ」
浦井が照れながら言った。

「えっ///」
澪も照れる

「もぉー!2人ともっ!」

萌那…ホントは悲しいくせに…
「暗い顔しないでっ!あたしの事はもういいから♪」
「萌那…ごめんね?」
澪が顔を覗き込みながら言う。

「こーらッ!ごめんね禁止って言ったでしょ!」
「うっ、うん。」

ホントにいいのかな…
    萌那…悲しいよね…

でもダメだ!萌那の恋が叶わなかったぶん!

あたしも精一杯恋を楽しまないと…!!!

「おーし!じゃ、そろそろ帰るか…」

浦井の声が山びこのように鳴り響く・・

「おう!」 「「うん!」」
3人が声を合わせて言う。

このまま…

このままで…

いいんだよね…?


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