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1:彩 ◆5GP2:2010/02/07(日) 13:12

 ハジマリは、小さな事件……



 てな事で!ルールは荒らし無し。ぐらいです!

2:彩 ◆5GP2:2010/02/07(日) 13:18

 あの日、私は何を無くしたのだろうか――。
 それだけが知りたくて、この組織に入り罪を重ね、逃げ回る。
 間違っている事だとしても、今の私に探す事は必要だ。
 私の探し物を探す事だけが、今生きている理由なのだから。
 止めてしまえば、今まで犯してきた罪、自分がしてきた事すべて無駄になってしまうのだから。

 「あ〜あ、今回の敵も雑魚しかいなかった」

3:彩 ◆5GP2:2010/02/07(日) 13:34

 「まぁ、そう言ってやるな。ここまで名を上げた組織も珍しいんだから」
  コイツの名前は、劉。
  かっこいいのは名前だけの奴。

 「そういえば……この組織も最初は雑魚だったな…
  前の長は金の使いかた、人の動かし方、働きっぷり、交渉の結果。すべて駄目駄目だったからね」

 「まぁまぁ、今は社長変わったんだしさ水に流してやりゃあ、いいじゃんっ」

 「お前は甘いんだよ。いつか、痛い目に遭うぞ?」
  
  そう言って、芝居がかった目で劉を見る。
  劉も芝居がかった大袈裟な身震いをして言う。

 「おお、怖っ」

 「馬鹿な奴。
  今更なのだけど、この死体どうしようか」

  コイツも私の探し物に関する情報を何一つ持っていなかった。
  でも、可能性があったから殺して吐き出させようとした。
  殺して吐き出させると言うのは、
  死体の記憶が手を触れるだけで解ってしまう劉の便利な能力だ。

 「捨てるか埋める……など!」

 「大雑把だな…捨てるは止めておこう。
  はぁ……此処にレオンが居たならば簡単なのに」

 「アイツも、別の仕事なんだし仕方ねぇだろ。
  でも、変だよな。レオンが俺等と別行動なんてさ」

 レオン…人を別の次元。つまり空間と空間の間とかに移す能力がある男。

 

4:彩 ◆5GP2:2010/02/07(日) 19:27

 「そういえば、そうよね。別行動しろって命令されても今までなら
  『僕は、こっちのチームなんだから単独行動とか、他のチームの助けは絶対やらないよ』
  とか言ってたわよね。」

 「気が変わったんじゃねぇの?」

 そんな暢気な事を言う、劉。
 私的には裏切りだと思うのだが、流石に仲間を失うのは辛い。
 完全に解ってからにしようと思う。

 「さぁ?どうだろうね」

 「ホント、血夏って怖いよな。」

 血夏は、私の名前。あの日、名前が解らなかったから自分でつけた名前。
 夏……私の手が、初めて血に染まった日。だから血夏。

 「私は、ヘラヘラしてる劉が怖い」

 「え?そぉか?」
  
  そう言って、首を傾げる劉。
  そんな話をしている間にある事に気付いた。

 「うん、あのさ、1つ気付いたんだけど此処ヤバクなーい?」

 「ヤバイ?ぁ……」

 「ね?私が殺した奴等とは、別の死体の匂いがする。」
 
  此処は戦場なのだから普通かもしれないが、この些細な事が
  大きなことにつながる事が多い。

 「下がって」

 「え?」

  劉が「え?」と言ったのと同時に敵が攻めてくる。
  カキイイイイイイインという音が響く。

 「チッ、アタシの刀をこうも簡単に防ぐなんてぇ、アンタ何者ぉ?」
  
  冷静な顔をしながら、面倒臭そうな口調で話している。

 「先にそっちが言うのが礼儀ってもんでしょ?」

 「フッ、そうねぇ。聖女蒐集組織よ。
  グループの名は、プロテスタント。名前は鏡螺(きょうら)よぉ。
  ま、宜しくぅ」
 
  鼻で笑ってから、挨拶を済まし刀を振り上げる鏡螺。

 「そう、初めまして。私は血夏よ、表では殺し屋でとおってるわ。
  本当は、異次元研究組織なのだけど。」
  

 【劉は「りゅう」で血夏は「チナツ」です。
  読みかた書くの、忘れてました】

5:彩 ◆5GP2:2010/02/13(土) 15:05

 「聞いたことだけあるわぁ。確か、ピエドラ=プレシオサとかいう
  次元の中の少女が組織の長なんでしょぉ?
  まぁ、噂だから合ってるかは解んないけどねぇ」

  そんな噂がたっていたのか……でも、何のために…

 「おい血夏、何考えてんのか知らねぇけど
  早く、コイツ倒せ。」

 「イエッサー」

 そう言って敬礼する。
 実は劉の方が、格が上なのだ。年も劉の方が上。

 「そんな噂どこから入ったのよ?
  私等の長はジジィよ。」

 「テメッ、ジジイって言うなって言ってんだろ!!」

 劉が口を挟む、でもそんな事気にせず続ける。

 「ピエドラは次元の中の組織。私の組織とは別の組織なのよ。
  共通点は……そうね、手を組んでるって事かしら?」

 「私に聞かないで頂戴、知らないんだから。っさ!」

 『さ』と言うと同時に、刀を振り下ろしてくる。
 それを簡単に防いで反撃。

 「っ……!」

 「私に勝つ事は不可能……だと思う…」

 「思う?ふっ…馬鹿じゃなぁい!!」

 「貴方、本気出してないでしょ?」

 「突然何よ…ええ、出してないわよ?それがなぁにィ?」

 

6:彩 ◆5GP2:2010/02/27(土) 19:49

 「余裕……こいてんじゃないわよっ!」

 どこかムカついたからだろうか、思わず本気を出してしまった。
 私の殺気は、力となる。気付いた時にはもう、鏡螺の右腕はあるはずの場所から消えていた。

 「別に痛くはないけど、利き手がないのは不便ねぇ……」

 そう言うと、コチラを睨みつけ刀をしまう。
 利き手だったのか……悪い事をしたかもしれない…

 「何故、しまう?」

 「私のとっておきを見せてあげるからよ」

 皮肉たっぷりに言われた。
 
 「おい、血夏!そいつは聖女蒐集組織の副リーダーだ!!
  逃げろ!」

 劉が口を挟んだ。

 「私の事、信頼してよね…」

 「してるからこそだっ!死なれたら困る!」

 アンタの事情なんて知らないわよ…
  でも……

 「有難う……」

 そう言ったが、逃げる気などまったくない。
 私はコイツをしとめる!

7:彩 ◆5GP2:2010/02/27(土) 20:38

 「…薇……哀れ…」

 鏡螺が何かを呟きだす。
  鏡螺のとっておきが正体を現す。
 
 「そんなっ……この技を使える者は、全員処刑されたはずっ…」

 そう薔薇を扱い、操り。人を簡易に殺せるから処刑……
 なんて馬鹿馬鹿しい…虫唾がはしるわ…

 「生き残りよォ。じゃないと、此処にいないわぁ。
  あはははは!怖い?驚いた?
  存分に恐怖させて、戦慄を覚えさせてあーーげるっ!」

 不気味に笑って、攻撃してくる。
 器用に薔薇を操り、徹底的に攻めてくる。

 「ッ……!この程度に…負けるわけにはいかないのよっ!」

 私の罪を見つけるまで。真実をこの手で掴み取るまで……。
 
 「私は行き続けなきゃならないの!
  どれだけ血を見るせかいでも!どれだけ大切な人が死ぬ負け戦でも!
  私は生きるの!生きて、見つけ出すの!私の、犯してしまった罪を!」

8:彩 ◆5GP2:2010/02/28(日) 19:13

 「フッ…、この程度……ね。
  ムカツクわぁ。それに、あんたの都合なんて私が知るわけないでしょぅ?
  馬鹿なの?そんなくっだらない夢見てないで、現実みなさいよォ。
  そうやって、悲劇のヒロインぶってんのが1番ムカつくのよ!!
  アハハハ!バッカみたい?!へ〜〜んな夢!きひひひひひ」

 馬鹿にしたように、狂って笑う。
 ムカツク…こいつ…・・・ムカツク…

 「ヤバイ…血夏!!気を持て!
  そいつの世界に引きづり込まれるな!
  ちなつ…血夏!!」

 今の私に、劉の声なんて通じない。
 
 「鏡螺……いや、下衆がガタガタうるさいんだよ!!
  私の希望を侮辱するな!!」

 私が怒鳴った数秒後。私と鏡螺の間に入ったやつがいた。
 
 「レオン……!」

 冷静な顔で鏡螺を見てる。

 「やっぱりこういう事になったか…」

 めんどくさそうな口調で言うレオン。

 「だから、俺は此処に来たくなかったんだよ…はぁ〜」

 「んだよ…全部知ってみたいな事、言いやがって……」

 何故だろう……すごく、安心した。
 自分が止まって…レオンが裏切り者じゃなくて……よかった。

 「その、男口調やめろよ……」

 「なぁにぃ?レオン?どっかで聞いた事が…」

 突然、鏡螺の動きが止まった。顔は、驚愕の顔だった。

 「どうしたの?」

 「レ……オン?嘘でしょ?」

 冷めた目で鏡螺を見る。

 「何?もしかしてお前、プロテスタント?」

 「それが何よ?……」

 あせっている、驚きが隠せない顔だ。

 「そっか、じゃあお前――俺の事知ってるよな?
  だって俺は昔、そっちにいたからな」

 あっさりと。冷静に、何も恐れずレオンは言った。

 「「「はぁ?!」」」

 私(血夏)と、劉と、鏡螺の声が重なった。

 「ん?何か俺、変な事 言ったか?」

 「なんなのよ、アンタ!ってことは、私の恩人って事になっちゃうじゃない!」

 鏡螺が、困りながらも怒った顔で言う。

 「んーー?ああ、あんときの餓鬼か?」

 鏡螺は顔を真っ赤にした。

 「餓鬼って言うな!この下郎が!!」

 「下郎?それは劉だろ……」

 「おいっ!何で俺なんだっ!!」

 こいつら、何の話してんだよ……でも・・・

 「あっはははは!何、その会話!意味わかんないからっ♪」

 楽しいや……。

 「血夏?!笑った……」

 劉が意外そうな顔をする。

 「こいつは、笑うぞ?」

 「いや、そういう意味じゃなくてだな…」

 「ねぇ、レオン…とかいうやつ……
  そいつらの仲間なの?」

 鏡螺が顔を赤面化させて言う。
 レオンの事が好きなのだろうか?

 「ああ、そうだけど。なんだ?」

 「お前がそっちのいるなら、私はそっちのチームになる」

 今……こいつなんて言った?

 「「「本気かっ!?」」」

 また3人の声が重なる。
 次は、私と劉とレオンの声。

 「駄目か?」

 こいつ…キャラ変わってない?

9:彩 ◆UmkQ:2010/03/13(土) 18:44

 「駄目っつーか、なんつーかお前、敵だろ?」
 「そっそうだけど!でもでも、貴方には恩がある!
  返すわよ、借り!」
 「借り?んなもん作った覚えはないんだが……」

 レオンが困った顔で鏡螺を見る。

 「いい、私は作られた。それでいいでしょ!」
 「おい、血夏、劉、いいか?」
 「2人の判断に任せるわ」
 「別にいいんじゃねぇの?」

10:彩 ◆UmkQ:2010/04/04(日) 18:48

「意外とあっさりだな……」
「私はどっちでもいいもの」
「俺もー。それに、敵が減るしなっ」
「……そーゆう問題か?」

鏡螺は嬉しそうに笑い。

「じゃあ、決まりぃ!」

テンションが高い…こんなキャラ?

「帰る?もうちょっと見回ってく?」
「もう少し見回った方がいいんじゃないか?」
「そう……ねぇ、鏡螺。先に帰っててもいいわよ?」
「いや、いいわ。あんた達と一緒に行動する」
「あのよォ、俺等の組織は大体3人で行動する訳だから
 レオンと行動は多分、出来ねーぞ?」
「本人の前でアッサリ言うなよ劉……」
「ん?何でだ血夏?」

一瞬、ビクッとし。
それから口を開く。

「何とかしてっ」
「「「は?」」」
「あんた等なら、なんとか出来るでしょ?」

レオンと一緒が良いんだ……
変な奴。てか、

「無理だろ。フツーに」

私が言う前にレオンが言う。

「なっ…!なんでよォ!」
「なんでもだ。方法は多分、この中の3人のうち
 1人が抜けること。だが、俺はこの3人が良いんだ。
 悪いがお前が入るのは無理だ。」
「お前……酷い奴だな…」
「だが、そのとうりよね…」

11:彩 ◆UmkQ:2010/06/13(日) 16:02

鏡螺は…というと泣きそうな顔を作っている。
どんだけレオンが好きなんだ……

「ねえ何で、レオンなの?」
「え……そっそれは!////」
「なあに?教えてよ?」
「えと……そ…の…あの……////」

ヤバイ、楽しい…

「おい血夏、すっげードSな顔になってんぞ」
「だって楽しいじゃない?」
「確かに」
「何でレオンが共感すんのよ…」
「え?好きだもん。
 苛めとか、拷問とか…さ。」
「わーお。ある意味、爆弾発言」

此処、戦場ですよね?
と言いたくなる雰囲気。
ちなみに鏡螺は、顔を染めたまま俯いて独り言。
何て言ってんだろ?

「……だもン…」
「ん?」
「好きなものは、好きなんだもん!!///」

必死に説明する様な顔。
精一杯らしい。

「よかったな愛されて」
「テメェが変わりに愛されれば良かったのにな」
「えーー!それはちょっと……」
「劉もそう思うだろ?」
「「も」って…」
「うっ……うわァァァ〜」

泣き出す鏡螺。
ソレを見つめる私。
無視して私を見るレオン。
焦る劉。

「あわっ…!どうすんだよっ……」
「放っとけ。」
「できっかよ!」
「じゃあ、慰めろ」
「それはヤダ……」
「まあ、いいんじゃないの?
 ていうか劉って女の涙に弱いのね?」
「んな事、ねえよ…」
「いやモロ弱いって。
 それより血夏、残念なお知らせだ。」
「何?聞きたくないけど聞く」
「さっき行った任務で怪我した。
 当分、戦えねぇ」
「は?さっき、間にはいってたじゃない!」
「あの程度は平気だ。
 これからでけえ戦争になるんだ。
 これじゃあ、長時間はもたねえ。」
「それは困るはね……」


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