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1:ARIA ◆pNIM:2010/06/27(日) 01:16

赤松は数学の授業中、大抵別のことをしている。それは周知の事実だが数学の担当教師の中東は黙認している。テストの点数が良い生徒に対して中東は文句を言わずに放任している。赤松もその一人だ。
五十分の授業中、赤松はノートに何か書いているのを私は屡々目撃しているが、そこに何が書いているのかは定かではない。私の席の斜め前の席が赤松だ。
私は数学が余り得意な科目ではないので授業についていくのでやっとという状況だった。

テストで赤松はいつも学年でもトップ3に入る位頭が良いので、教師達は口を挟まないことが多い。それは担任の日本史教師の天谷も例外ではない。

私は赤松と喋ったという記憶がない。高校二年で同じクラスになってから現在に至るまでの約一年半同じ教室に居たが喋ったことがない。それは私以外の生徒全員がそうだと言っても過言ではないと自身で思っているが例外もいる。石原だ。彼は赤松と唯一の話し相手と思う、赤松が石原以外の生徒と喋っている姿を見掛けたことがないからそう言える。

2:ARIA ◆pNIM:2010/06/28(月) 22:11

私が初めて赤松のことを知ったのは、高校の入学式の時だった。同じ中学生からの友人と運よく同じクラスになり常に一緒にいた。入学式は体育館で執り行われた。
クラス毎に横一列に椅子に座る。私は二組で、前が一組、後ろが三組という配置だった。私の席の斜め前に座っている生徒に目がいった。赤い髪の男子生徒だと後ろから見てわかったが、髪の毛が真っ赤でどうしても目に入ってくる。後々、その生徒が赤松だった。一際目立っていた、誰しも彼に目がいったことだろう。


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