べったべたやでえ(エセ関西弁)

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1:LOVEの和訳:2010/07/17(土) 21:29

べったりと後味しつこいラブコメをかいてみようと思います。それはね、私の名前がこんなんだから。

[別にアンタのことなんて、嫌いでもなんでもないんだから! 大好き❤]

みんみんうっさい蝉がなき続け、教室に強い日差しが差し込む。
「負けたら俺の言うこときけよ・・・・!」
「ああ、そっちこそ、覚悟はいいのかよ?」
暑苦しい男3人が集まって、せせこましくトランプをしていた。
種目は、七並べ。
夏はだらけてしまうので、日常にスパイスを、という計らいで、負けた奴はいうことを聞く、という変なルールつきだ。
ふ、正直負ける気がしねえ!
なんせ、敵は幼馴染で、脳味噌の構造くらい、ほとんど分かりきっている!
一人勝ちしてやるぜ・・・・・!
そんな野望を胸に、俺は手持ちの札を持ち直した。
あ、どもっす。俺の名前は二(したなが)真(まこと)。
毎年先生に名前を聞かれる男の子でっす。きゃは! そして、ときどきシンといわれまっす★
うっ、自分でやって気持ち悪くなった・・・・・。
全部夏が悪いんだ!
はは、ハイテンション!

「う、嘘だ・・・・・! そんな、バカな!」
気が付けば、俺の手元には、ババが残って対戦者の手には何も無かった。
ああ、もちろん手にはばい菌がたくさん付いているのだろうが。
綺麗なはずの俺のお手てだって。
そんなことはどうでもいい。
負けた。負けてしまった。
「くっ・・・・・」
「ひゃはー!まこくんよお、何をしてもらおうかな!」
「まこと、調子に乗りすぎたな! 俺らを甘く見すぎだって」
「で、何すればいいんだよ!」
半ば投げやりにたずねる。ま、どうせジュースおごれ、アイスおごれあたりだろう。
「じゃあ、俺アイス!」
馬鹿1佐藤勇。普通の名前なので、あまり先生にも聞かれない。ときどき、イサムと言われるが、ユウだ。
「おーけー・・・・・」
あーあ、めんどくせー。
「じゃあ、俺はな・・・・・・」
馬鹿2田中秀。コイツも普通の名前であまり聞かれない。そして、ときどきヒデといわれるが、シュウだ。
「そうだ」
「なんだよ、勿体ぶらねーで早く言えって。あちーんだから」
暑さで顔を赤くして、汗をかいているシュウは酔っ払っているように見えた。
「あのお、なんつったっけなあ、あの変な苗字の奴」
「俺のことか?」
「いや、お前よりは普通でさあ。こう書くんだけど」
そういって、机の角に『七角』と書いた。
「ああ、ナナスミさんだよ。クラスメイトだろ? 忘れんなよ」

2:LOVEの和訳:2010/07/17(土) 21:35

ナナスミさんは、俺のクラスの可愛い子。
告白しようとしている奴らが結構いたみたいだが、高嶺の花と、勝手に諦めてしまっているので、付いたあだ名が「無敵艦隊」。
意味が分からん。
「で、ナナスミさんがなんなんだよ」
「告白して来い」
「はあ?」
「いや、だからさ、告白して、振られて、精神的ショックを負えって言ってんの」
意味が分からん。
こいつ、マジで酒飲んでんじゃねえだろうなあ。
未成年者はだめだぞー。
あ、俺たちは高校生。花の十六歳でえっす★
おええぇぇぇ・・・・・。
失礼。
あまりの気持ち悪さに。もう、ぼくちんったら!

3:LOVEの和訳:2010/07/17(土) 22:47

たぶん俺は、夏にやってやいけない脳内独り言選手権の上位5位以内に食いこんでいるような気がする。
あ、分かった。
★だ。★をつけるから気持ち悪くなるんだ!
よし、コレからは星禁止!
あったまイイー☆
ぅおえっ。
調子に乗りすぎました。
「よし、決定な。明日の放課後ベタだけど、体育館の裏に呼び出してしろよ」
一人で萎えていたら、ユウとシュウはトランプを片付け終わり、シュウはそんなことを言って、教室から出て行った。
「はあ・・・・・・・んなバカな・・・・・」
すごくすごーく憂鬱だ。
「なー、アイスー」
俺は妖精さん(程可愛くも美しくも無い野蛮な男)の声を聞かなかったことにして、教室を出て、家路についた。

4:LOVEの和訳:2010/07/17(土) 22:58

家に帰り、晩御飯を食べて、部屋に一人篭る。
「うあ〜〜〜〜〜!」
あんなバカな遊びをするんじゃなかった。
家に帰ってナナスミさんの写っているクラスの集合写真を見る。
今よりも随分と短い髪の毛。
ああ、可愛いじゃねえか。
そして、俺は明日この子に告白します!
そして、俺は明日この子にフラれます!
そして、俺は明日初めての告白だあっ!
「も〜やあ!」
ベッドの上でごろごろする。
ときどき枕がわき腹や腰の辺りに入り込んで、なんだかつぼ押しもできそうな気がして、肩の辺りを押し付けてみるが、頭だけがやたらと下がってしまい、居心地悪かったので、即座にやめる。
脳天がこすれて痛かった。
たく、はげたらどうすんだ。
「でね、でねえ」もしOKでたらどーしよー!
「きゃー」
ドスッ『うるさい』。
「おう!」
隣の部屋から苦情だ。姉ちゃんが壁をグーで殴ったようだ。
壁に1万のダメージ。(HP500000中)
「がんばれ姉ちゃん。諦めんなよ。いつか壊れる!」
ひそかに応援してみるが、姉ちゃんとの部屋に境界線とか無くなったら、俺の自由がなくなるので、やっぱりやめた。

5:LOVEの和訳:2010/07/18(日) 14:25

「はあ、もう寝よ」
暴れていても仕方が無いので、ベッドの中に入ることにした。
これから夢の国へ行くんだから。
ふとんさん、まくらさん、よろしくね。
おやすみなさい。


「って、寝れるかよ!」

6:LOVEの和訳:2010/07/18(日) 14:35

はい、朝がきたよ。
あー、布団と結婚したい。
「布団さん。俺と結婚しよう」
あ、でもまくらさんの事を忘れていた。
「でも、俺は枕さんのことも愛している」
コレはもしや三角関係。そして、二股?
「いや、ちがうな」
布団さんは敷布団掛け布団二つでひとつだ。
「はーれむ・・・・・・!」
さてと、朝ごはんを食べて学校に行こう。

反抗期になりたての頃は、親への反抗のつもりで、朝食を食べなかったりした。
とかいうことはなく、しっかり食べていました。
だって、お腹すいちゃうじゃんかねえ。
三時間目にはぐーぐーだ。

教室に入ると、馬鹿二人が近寄ってくる。
「やめて、僕はお金を持っていないよ!」
「飛んでみろよお」
鼻をつまんで声を出しながら、離す。
某赤い帽子とオーバーオールのおじさんが跳んだ時の音を発生させた。
「アホか」
「うっせー」
ユウとシュウの群れに遭遇した!

7:LOVEの和訳:2010/07/18(日) 14:41

「昨日の夜、俺はこんなものを書いてみた」
シュウはそういいながら、変な白い四角い紙を出した。
封筒のように見える。
「中あけてみろよ。俺はさっき見たんだけどさ」
ユウがせかす。
はいはい、あけますよ、おじいちゃん。
「んー、いつも俺のライフルで狙っています、アナタのことがだいすきです、放課後体育館の後ろで待っていてください。君のハートを狙い撃ち・・・・・」
その場で朗読して、笑う。
「ぶはは! なんだよコレ! ラブレター? いやでも、コレはねーよ!」

8:LOVEの和訳:2010/07/21(水) 09:45

シュウは神妙な顔つきで、ボールペンを取り出す。
「そして、更に俺は書き足してみる」
かきかき。
「ほら」
「なんだよー」
目を通すと、最後の方になにかが付け足されていた。
『二 真より』
わお、俺の名前♪
「どえええええ!」
ちょっとお前、シュウなんなんだよ!
「ちょっおまっシュー!」
なんて事しやがんだこの野郎!
「なーっしゃーっだーっ!」
はあはあと息が乱れて肩で息をする。
「とにかく、落ち着け」
「お(ちつけるかよ)!も(う)、ほ(っといてよ)ーっ!」
「まだ渡してないんだ」
あそっか。
良かった。
「ふうー」
一息ついて落ち着く。
まったく、どうかしていたぜ。
普段は冷静で落ち着いているダンディなマコちんなのにぃ!
シュウは語りだす。
「正直言って昨日は暑さで頭がやられていた。
 だからな、やっぱり冗談として流そうと思っていたんだ。
 でもな、思い出したんだよ、俺は」
なにをー?
「お、おまえが・・・・・・俺ん家に来たときに母さんが出してしまった俺の秘蔵プリンを一口で食べてしまったことをなあ!」
軽くトラウマになりそうな顔でそんなことを言われました。
「というわけでだあ! お前には不幸になってもらう! 潔く精神的ショックを受けてこいやあ!」
シュウが、壊れた。
「大丈夫か、シュウ。普通に怖いって!」
ユウがそういうが、シュウは全く聞く耳を持たず、
「ばあずぃとぉうFOOOOO!」
と高らかに叫んだ。
馬耳東風?

9:LOVEの和訳:2010/07/21(水) 09:54

「意味は分からないけど、ばあじ豆腐? おいしそうだな!」
ユウは馬鹿だ。
「とにかくだ、マコト! ほら、コレもってナナスミんトコ行って来い!
 ここで見守っててやるからよお!」
「シュウ、どうでもいいけどキャラ崩れてる!高校に入ってからはクールキャラで通してたじゃんか!」
「男には、戦わなければならないときがある。そして、俺にとってそれは今だ!」
格好いい事言っているけど、目がぎらぎら光って、どす黒いオーラが出てるから全然格好良くない!

10:LOVEの和訳:2010/07/21(水) 15:58

とりあえず、この手紙さえ俺の手に入れば、あとはどうしようがいいはずだ。
渡さなかったとしても、気付かれることはないだろう。
へへっぼくちんってあったまいいー。
ちょっとナルシー、そんな自分が大好き❤
「わかった、わかったよ。ほら、渡すから、その手紙よこせ」
ふははっ。
「おおけぇえい! いってこぉい!」
シュウは、手紙を俺の手に掴ませると、そのまま勢い良く俺の背中を押した。
「あっ、ちょ、まっ!」
シュウの笑顔が見えた。

俺は教室の扉の方に飛ばされる。

丁度その時、扉が開いた。

開けた人と目が合う。

ナナスミさん・・・・・!

そして、俺はぶつかりそうになるのを体を捻って回避。

その瞬間、俺の手の中にあった手紙がナナスミさんのところに飛んでいった。

あああああああああ!!!!

その瞬間、記憶がフラッシュバックする。
お漏らしをしてしまって、好きだった子に鼻で笑われた事。
作文を発表するときに、緊張してかみまくってしまって、「バカじゃね?」と馬鹿にされた小学校。
なぜか男に告白された中学校。

あれ、もしかして走馬灯?

「何? コレ」
そういって、ナナスミさんは二つ折りにしてあった手紙を開いた。
「・・・・・・・・・えっ?」
ああ、読むの早いな。
おわた。
おわったあー!
俺の高校生活。別に好きでもなかった女に振られて、またトラウマになるんだ!
うわああああん!
「わ、私の名前・・・・・だよね、コレ。同名の人・・・とかじゃないよね?」
「・・・・・は、はい・・・・・。そうです、ナナスミさん宛てです」
「そ、そう・・・・。そうなんだ・・・・・///」
頬を染めるナナスミさん。
その仕草は、本当に可愛らしいかった。
でも。
振られる・・・・。
絶対に今、ふられる・・・・!
そう思った。
「う、うん。わかった。放課後、ね」
「・・・・・は?」
なのに、この返事。
ええー!
ビックリンリン!

11:LOVEの和訳:2010/07/24(土) 17:07

も、もしかして、俺って結構格好いいとか?
俺、イケメン?
どっちかって言うと、つけ麺だと思ってた。
あは、この甘いマスクメロンが人を呼び寄せるのね。もう。
そう、しいて言うなら、二つのメロンを持つ人間を。
って、きゃー!

「マコト幸せそうだなあ・・・・・」
ユウがポツリと呟く。
「え、やだやだ、なんだよもー!」
照れちゃう!
「ほんと、幸せな奴だ・・・・」
教室の隅っこで、シュウがしゃがみこんでいた。
なんだよ、うんこ座りなんかしちゃって。
トイレに行けよな。

12:きなこ ◆SPvw:2010/07/29(木) 21:26

めっちゃ面白いっすね(^_^*)

13:夏音 ◆UT1U:2010/08/01(日) 11:25

面白いです^^

14:LOVEの和訳:2010/08/01(日) 21:17

あざっす!
ボチボチ書いていきまっす!
ココ最近3日くらい?パソコン取り上げられちゃって、書き込めなかったんですけど、きなこさん夏音さんの心温まるまるでお汁粉のようなメッセージのおかげでバリバリ書いていけそうな気がしまっす!
まあ、パソコン取り上げられない程度に?

というか、今更なんですけど、ナナスミさんの下の名前どうしよう・・・。
七角とか、難読苗字で見たやつを適当につけたんですけど、下の名前はなあ・・・・。
まあ、そのうち思いつくでしょう。きっと。

15:LOVEの和訳:2010/08/01(日) 21:23

はい、そして待ちに待った放課後さんがやってきましたよ!
これから俺は・・・大人の階段を上る・・・・!昇ってやるさ!天まで!
「現世に戻って来い」
「あぱかっ!」
だあれ?いきなり僕チンの繊細な脳味噌の入った頭蓋骨の周りを取り囲む頭皮と毛根ごと叩いたのは!
「シュウくん、やめてほしいな?」
「きもっ」
「なんとでも言いやがれですよー。今の俺は仏さま。あるいはネロのお迎えに来た天使」
「まっぱじゃねえか、服を着ろこの裸族!」
うふふふふー。
うれしいなー。
もしかしてー。
あんなことや。
こんなことが。
えへへへへー。
「もうイヤあ!お兄ちゃんのエッチ!お風呂入ってる時に入ってこないで!」
とにかく、いやっほう!俺、最高!

16:LOVEの和訳:2010/08/02(月) 14:47

そんないつも通りのテンションで(俺はいつでも冷静さ)俺は教室で自分の机(いや、椅子だよ?)に座り続けた。
「シタナガ君」
「はい!舌はそんなに長くも無く短くも無いのに無駄に難読苗字なシタナガでっす!」
「あ、あの・;・えと」
「どおうしたんだい!君のハートも僕のハートもどっきゅんいやっほう!」
「な、何言ってるか良く分からないや・・・。ごめん」
おおう、謝らせてしまった!
「いやいや、謝んないでおくんなまし!ベイベ!」
「え、えとね・・・二人で話したいから・・・」
「OK!屋上に呼び出しか!そして、しばらく話していたら雨がやんでそのまま「わあ虹」「きれいだー」そんなNHKなやり取りをして「俺バイオリン職人になるんだ」とか夢語るわけか!」
「そんな「耳をすませば」なやり取り期待してないけど・・・」
というか、屋上は危険だからとの理由で閉鎖されている。

「コッチに来て」

ナナスミさんは俺の手を掴み、厳重には手を掴もうとしたのだろうが、空ぶってしまったようで俺の制服のネクタイを掴み、歩き出した。
「ぐえっ」
ナナスミさんは気が付いていないだろうけれど、俺の気道はしまりかけていた。
気付かれないように、ひっそりと苦しんだ。

17:LOVEの和訳:2010/08/02(月) 14:49

ミスった。
16の4行目。
「あ、あの・;・えと」
      ↑なんじゃこりゃ
正しくは
「あ、あの・・・えと」
です。変に細かいところですけど訂正。

18:LOVEの和訳:2010/08/03(火) 13:25

ナナスミさんが俺を引っ張って行った所は、生徒会室だった。
「いいの?勝手に入って」
「うん、私は役員だから」
「へー、そうだったんだ」
全くしらなかった。そういえば、俺ってナナスミさんの事殆ど知らないんだよな。
ただ単に可愛い子といくらいの事しか。
というか、そもそも下の名前すら知らない。
あれ?なんだっけ?
同じクラスなのに。
まあいいか。
これから知っていけばいいや。
「で、シタナガくん。あの手紙のことだけど・・・えと、シタナガくんは、その、私の事を・・・///」
いや、勘違いというか、なんというか、誤解なんだけど・・・。
でも、もしココで俺が「きみのことがすきなんだー」とか言ったらどうなるんだろう?
どんな反応をするんだろう?
「シタナガくん?どうしたの?」
「ああ、いや!なんでもナッシング!」


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