本格魔界小説、地獄の剣師

葉っぱ天国 > 小説 > スレ一覧 [書き込む] Twitter シェアする? ▼下へ
1:義経 121-80-35-98.eonet.ne.jp:2010/08/07(土) 12:59

(・・・痛え・・・痛え・・・)

煮えたぎるような痛みの中で、正樹は目を覚ました。

一体いつから此処に居たのか解らない、だが正樹の右腕には鉄の針が20本ほど刺さっていた。

そして眼前には、「ぐぅぅぅぅぅ」

鬼が居た。

何匹も、何匹も、角なんて生易しいもんじゃない、体中に棘が生えてる。

それに刺さってもがき苦しんでる奴も居た。

「うああああっ、何だ此処は!!!」

天井から男が一人降りてくる、その足には腕がしがみ付いていた。

散々引きずられたのだろう、着ているスーツはボロボロに破けている。

どうやら今さっき捕まって連れて来られたらしい、鬼は男の衣服を引きちぎり全裸にした後、大根おろしのような床に男を押し倒す。

そして、鬼は男の背中を足で抑え、腕を掴み引きずる、

「ぐあああああっ!!!たすけて!!!!!!だれかあああああ!!!!!!!うぎゃあああああ!!!!!」

一度で床は男の擦り切れた皮と血で真っ赤に染まったが、鬼は手を休めない、

「ぐあっ!!!!」

男は気絶した、すると鬼は注射器のようなものを男の腕に刺し、なにやら液体を注入する、するとたちまち男の意識は戻りまた絶叫を上げ始めた。




(またかよ・・・・かわいそうだなあ・・・)

正樹は鬼に煮えたぎった風呂に入れられようとする時に思った。

鬼は正樹を煮えたぎる湯の中に落とし、正樹は気絶するほどの激痛を味合わせられる。

これほど無い熱さと激痛なのに、正樹は悲鳴を上げない、何故なら彼が此処に来てからもう何十年も月日が経過しているのだから

最初に彼が此処に来たのは、20年前の夏の日だった。

正樹は駅のホームでタバコを吸い、そしてその吸殻を線路に捨てた。

(かえってゲームでもしよ)

そう正樹が思った時、一人の老人が彼に問いかけた。

「お前さん、今タバコを線路に捨てたじゃろ?」

「だったら?」

正樹は老人を睨んで言った。

「・・線路を掃除する人の事をかんがえたか?」

正樹はちょっと反省して言った「・・・ごめん・・・ちょっと疲れてたから、次から」


「つぎからではおそいんじゃよっ!!!」

老人はそう言うと、タバコの灰皿を正樹に思い切り投げつけた。

次の瞬間、正樹は灰皿の中に引きずり込まれて、気が付いたら、あたりは真っ赤に染まった血生臭い部屋で、目の前には釘バットを持った鬼が立っていた。

釘バットを持った鬼は正樹を押し倒し、四肢を踏みつけた。

「ぐあああっ、な・・・なにすんだよ・・・・ぐ・・・・ぐあああああああああっ!!!!」

そして身動きの取れない正樹に釘バットを振るい始めたのだ。

正樹はその時世界中の大声自慢が顔負けするほどの声を出した。


書き込む 最新10 サイトマップ