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1:レンナ ◆AAAA:2010/12/04(土) 00:09

色々切れたり中途半端に終わることもあるかもですが、それを承知で読んでくださると幸いです;;
また、誤変換等は脳内保管して頂けると幸いです。

それでは適当に書きなぐったりしていきます。

主にはオリジナル多め、ちょこちょこ二次創作物挟みます。

2:レンナ ◆AAAA:2010/12/19(日) 15:37




  summer school’s war






――「向日葵高校」。
そこは、普通の学校。


至って、普通。


至って、普通、…“だった”。



――それは、わずか五日前。
夏休みを前とした、この季節。
あと二週間程度で、夏休み。

――だというのに。


突然学校で起こった、「校内戦争」。
教師達による、子供への規則。
親はその規則を知らない。学校側が規則を可決したら知らせるらしいからだ。


規則内容は言いたくないほど、子供達を縛るものだった。


それに反対する生徒――、否、全校生徒。
彼らと、教師達による戦争が起こってしまったのだ。



子供達は持てる武器全てを持ち、戦う。
教師達もある武器全てを駆使し、戦う。
死者が出てもおかしくないレベルまで行ってしまった、戦争。


授業すらも、失われ。
今この学校は実に、赤く、赤く染まっていく。



――さあ、僕( 私 )もそろそろ、行かなくちゃ。




.

3:レンナ ◆AAAA:2010/12/19(日) 15:39


  第一話
  「戦争」



――ミーン、ミーン、ジーワジーワ…


…蝉達が、七日間の命の中、自分の生を証明するように、鳴いている。
そんな学校の、校内。


――体育館にて。


「――…諸君! これより我等全校生徒は教師達の子供の自由を奪う規則を抹消する!!」
『おー!!』

  .    .    .   戦士
マイク通しの声と、響く生徒達の声。
彼らは自由を求める、勇ましき者達。
全ての生徒が結束し、自由を手に入れるための集会だった。

集会が終わると、生徒達は各々の基地という名の教室へと散って行く。


そこに残された、マイクを戻し、体育館のステージから降りる一人の生徒。
向日葵高校生徒会、生徒会会長三年一組所属、田辺 鈴(たなべ・りい)。
戦争時以外はオタクでショタコン、真性の馬鹿というあまり信用し難い人物である。
しかしながらリーダー性にはしっかりと優れている娘。


「……全く、教師共もロクなのが居ないな」


反対派が二、三人居るのは知っているものの、今は引きこめない、否、引きこむ気力がない状態の彼女はそう呟いた。
ぽつりと。


――その言葉は、体育館中に小さく響いた。

4:レンナ ◆AAAA:2010/12/19(日) 15:41

――田辺も自分の基地、活動室へと戻って行く。



――――所変わり、二年生の合同基地、家庭科室(家庭科準備室含む)。

食材と調理器具が揃った場所。
ここならば各学年の役にも立てる、と思いクラス委員長の園原 御津根(そのはら・みつね)が提案した為、誰よりも早く手に入れた教室である。

ここでは二人の少女と、数十人の男子生徒の姿があった。
女子生徒は食糧確認に行っているらしい。


「……で、あなた達には主に各学年の援護、防衛に回ってもらいたいのね!」
『了解!』


制服を着た生徒達がそういい、敬礼する。
それに少し、御津根が満足そうに頷くとバッと手で指示を出す。
その動作を見れば、各自が武器の整備などに取りかかる。

ある者は玩具の銃や様々な武器を整備し。
ある者はトランシーバー等も用意して。
またある者は盾やヘルメットを確認する。

それらを終えると、御津根に敬礼をする。
御津根がまた、満足そうに頷くと「よし、休憩ッ!」と声をかける。
同時に、女子生徒達も戻ってきたらしい。


朝の時間。
この時間を、準備に使わねばいけない。


「……さてさて、準備は終えたし作戦も練ったプリント渡したし、少しだけでも休ませていただきましょーかっ!」
「…ですね」

御津根の妹、園原ミツネが頷く。
名前が同じだが発音が違う双子の姉妹は、近くのイスに座る。
御津根は机に突っ伏し。
ミツネは窓から空を眺めて。


――今回の戦争が、上手く行くようにと願いをかけて。



.

5:レンナ ◆AAAA:2010/12/19(日) 15:46

…また所変わり、一年生基地、美術室(家庭科室同様、準備室含む)。

いざとなれば武器になるものが豊富なこの美術室担当の一年生は各学年のサポートである。
武器の補充や援護など、彼らに戦争でなるべく負担がかからないように三年生から命じられた仕事である。


一年生の方は既に準備が整っているらしく、何人かは食べていないらしい朝ご飯を各自持ってきていたものを食べている。
…これで更に昼ご飯の弁当も残っているというのだ、ある意味恐ろしい。


――一年生クラス委員長、宵闇 白須(よいやみ・はくま)が一年生生徒全員の名簿を見る。
全員にチェックが入っていることを確認し、一息ついて室内を見回す。
…特に異常なし、と。


「……援護は全力で、行きますよっと」


ぽつりと呟いた言葉は、他の生徒の声で掻き消された。
机に突っ伏し、空を見上げて。
時計に目をやる。

――九時二十八分。
あと二分で、放送室から戦争の合図の音楽が流れる。…アニメソングだが。


白須が武器を持ち、ヘルメットを被り、待機する。
それに合わせ、周りも同じ動作を取る。


――――――


…三年生の基地、活動室。
既に用意周到。いつ戦争が起きても、構わない。
その中、田辺と、風紀委員会委員長の宗谷 鎌(そうや・れん)の二人が廊下へと出れるように待機する。


「…なあ、田辺」
「何だ?」


田辺の頬にうっすらと汗が伝う。
…なんとなく、嫌な予感がするのだろうか。


「俺、この戦争が終わったら家族で夢の国行くんだ…」
「やめろ死亡フラグを立てるんじゃない!!」
「すまん」


そんな会話が終わると同時。


『まだ云わないで呪文めいたその言葉 愛なんて羽のように軽い』


戦争開始の放送。
…何故某人形アニメ二期のオープニングなのかは敢えてスルー。
とにかく、戦争が始まったことが分かればそれでいい。




――――校内全体に、子供の声と、大人の声が響き合った。





.

6:レンナ ◆AAAA:2010/12/19(日) 15:47

――三年生達も下の階へと飛び出していく。
戦争の許されている範囲が決められており、二階から一階(会議室、校長室除く)、グラウンドやプールだからだ。


約半数、田辺と宗谷率いる軍団が二階に行き、残った生徒が一階へ行く。


「…ワー」
「…戦争の意味か」


ぽつりと呟くと、武器を構え、迫りくる教師陣にBB弾を撃つ鎌。
教師の一人――、おそらく数学の谷田部が倒れる。
田辺がそれに加え、数名に先ほど一年生に配給されたペイントボール代わりの絵の具を溶いた水を水鉄砲からかける。
何人かのスーツにマークができた。


二年生もそれに続く。
男子生徒の数人が残り、あとの男子生徒が接近戦開始。
かなりの武術家である御津根指導の男子達である為、期待は出来る。

「うおらッ!」「ぐっ!」
「せいッ」「ごはッ!?」

ボキッという音が時折してくるがそれに何故か満足そうに頷く、肩から風で少しなびいた、少し暗めの琥珀色の髪を持ったクラス委員長はそこに立つ。
堂々と。
教師に勝てば手に入る基地も増えるのだ。


「…ッ、撤退だ!! 今は退け!」
『はっ!』


教頭の烏間 未草(からすま・みぞう)が他の教師に指示を出す。
それに続き、教師陣が退いて行く。


――最後に、烏間が二階生徒を睨んで。



「……今日これだけか…、明日が怖いな」
「ですねー」


いつのまにか鎌の横でにっこにっこと笑っている御津根。
それに鎌が気付き、「うおわッ!?」と間抜けな声を出しつつ、肩を小さく震わせる。
その様子をくすくすと田辺が笑いつつ、田辺はクラス委員長の妹の方に駆け寄る。


「ミツネぇー」
「…何でしょうか、田辺さん」
「よそよそしいぞ、先輩もしくはお姉様と呼べと「うるさいです」


話しかけた相手に『うるさいです』の言葉をぶつけられしょぼーん、と落ち込む田辺。
まあ持ちかけた言葉が言葉なので当たり前と言えば当たり前かもしれないが。


「…それより一階の方はどうなんですか」
「ああ、下の教師陣も撤退したようだ。階段方面からの大声が静まった」
「…そうですか…」


はあ、と小さく溜息をつく。
先輩、しかも生徒会の委員長がそんな調子で大丈夫か?と。
それを察したのか。

「大丈夫だ、問題ない」
「…なんか色々ツッコミたいですが今はそれどころじゃないので」

あっさりとあしらわれた。
同時に、男子生徒達が戻ってきて報告をしてくる。
ある程度の報告をミツネが聞くと、男子生徒達が敬礼をしてから家庭科室へ戻っていく。





――一日目の戦争は、まだ終わらない――。





.

7:レンナ ◆AAAA:2010/12/22(水) 21:10

――そろそろ、昼だ。


一年生組は三年生と別れ、現在休憩中。
二年生組は同じく三年生と別れ、昼食の用意を済ませた上で休憩。
三年生組は既に食事を終え、各学年の見張り、警備につく。


――――――――


「…他の学年にも居るらしいしさ、偵察情報入手係を入れてもいいと思うんだ」
「…はあ」


突然話を切り出した御津根と、それに困惑したように頷くミツネ。
その言葉に男子数名の耳がぴくり、と動いた。
恐らく志望者か、もしくはなりたくないか。


そこでガタンッ!、と音と共に一人の男子生徒が手をあげる。


「はいッ! 俺それやりたいです!」
「え? あ、う、うん、いいけど…」


困惑しながら、御津根がその男子生徒に返す。
その次に、他の男子生徒がその男子に群がる。
と、同時に軽い殴り合いの音が聞こえる。


「おいてめぇ抜け駆けしたな!? 裏切ったなこの野郎!!」
「俺は裏切ってな、うわなにをするやめ「いいから黙れ」ぎゃあああああ!!」
「那由他の馬鹿野郎!!」「俺が何をしたっていうんだ……!!」


男子同士の声が聞こえる。
…恐らく、御津根に真っ先に話しかけた分と、仕事を任命されたせいだろう。
何故か傷は無いが、多少精神面でいろいろやられたらしく、急に黙りこんでしまった。
那由他 暁(なゆた・さとる)。 二年の双子の姉妹に「エンジェルクラッシュシスターズ」等という肩書をつけた本人である。



――休憩時間。

一人の男子生徒の悲鳴が、二階中に響き渡った――――。




.

8:レンナ ◆AAAA hoge:2010/12/25(土) 14:34

すんません、メビウスリングってとこに移転したのでストップします;;
グダグダでした、ホントにすみません。


それじゃあ次から別の小説を書かせていただきます。

9:レンナ ◆AAAA:2010/12/25(土) 20:45





「勇者(笑)にされたんで、とりあえず世界救ってみる」





   [> はじめから
     つづきから

10:レンナ ◆AAAA:2010/12/25(土) 21:02




『邪悪なる大魔王を倒し、世界を救ってまいれ!』



…俺の人生なんなんだ。


はい、14歳の勇者(笑)っす。
突然十二月二十四日っつう嫌な嫌な日を迎えた後の二十五日、クリスマス。いちゃいちゃしてるリア充はしね。いちゃいちゃしてる女の子はいいぞもっとやれ。
そんな日に国王陛下(笑)に見事に勇者(笑)にされました。
勉強ろくにしないで成績底辺、国の周りでスライムとおいかけっこしてるような俺が世界を救う勇者(笑)にされました。なんなんだ一体。
魔法一個も使えない俺はどうすればいいんだ、あれか、もしかしてまさか俺に死んでもらうために勇者(笑)にしたのか?

畜生め、爆発しろ。リア充とともに爆発しろ、畜生。


…とまあ、そんなこんなで仲間募集所、もといカジノに来てるわけですが。

……居ねえ。
なんで居ねえんだ、アレか、俺が引きこもりの学生ニートだったからか? ふざけるな。

居るには居るんだけど、…なんていうか、こう、話しかけづらい。
……どうしたもんだろうか。
とりあえず、オーナーの居るバー兼用のカウンター席に座ってみた。


「おやおや、勇者様、どうかしたんかい?」


オーナーがなんか話しかけてきた。
…まあいいか、退屈しのぎだしのぎ。


「あぁ、別に、少し、な」
「…なるほど、それ以上は言わなくていいよ」


オーナーがにっこり笑う。
いい奴だ、いい人だ。 …俺の心が少しあったまった。

――んでもってしばらく、オーナーと世間話してた。
闘技場見下ろせるから、たまにどのモンスターや人が勝つか予想しながら。

11:レンナ ◆AAAA:2010/12/26(日) 22:28




「あの、ゆーしゃさんだよね?」


タメ口聞こえてきた。
オーナーが会話を急にやめた。ありがとう、一応。


「そうっすけど…」
「仲間にしてくださらぬか」


なんなんだこの娘。
口調変わった。でも俺的に可愛いから許す。


「いいけど…」
「いやっふぅううううう!!」


なんかすげえ喜んでる。
なんで俺なんかで喜ぶんだろ。
…見たところ僧侶っぽいな…。


「…で、ジョブは?」
「僧侶ですよ」


あ、敬語んなった。
…なるほど、やっぱり僧侶か。
同レベルっぽいな、装備も新しいし初級者向けだし。


「ん、オーケー、よろしく」
「はい!」


握手を求めて手を差し出せばなんか強く握り返された。
…微妙にじんじんする、元戦士か武道家じゃねえのこの娘。
まあいいか。


…よし、一人目、ゲット!!
もう少し集めてみるか。
頑張ろう。
…僧侶さん嬉しそうだな、ずいぶんと。


まあ、そんなこんなで仲間集めが始まったと。

12:立て主 ◆yRRo:2010/12/31(金) 22:59

低クオリティorz


ええと、この小説はまたもや言い訳がましいのですが別サイトに落書きとして書いてる自己満足にする為、停止させて頂きます。
次からも途切れ途切れになるでしょうが、よろしくお願いします。

13:ぐだぐだ ◆yRRo:2010/12/31(金) 23:08





「ポーカーフェイスと道化師少年」





――――



――長い長い、冬休みが始まる日。


学校を終えた、帰り道。


私は「それ」に、出会いました。






“ポーカーフェイス”



それが私の呼び名。
本名なんて、誰にも覚えられていない。
担任の教師にすら。



そんな高校の帰り道。
帰宅部である私は普段の帰宅部練習で鍛えた足で走りながら、凍る道路を走る。
滑り止めなんかいらない。だって、転んでもいいもの。



そんなことを思いつつ、坂道を下る。


――あ。



走ってたから、転んだ。転がった。
ロール。ろーりん。ローリンガール。なんてね。
ごろごろ転がる私。
迫る地面。

ガッ。

そんな音と一緒に、盛大に私は地面に顔をぶつけた。
痛い。普通に痛い。けど、私は無表情。
幸いどういう訳か傷もなかったし。




そんな時、地面にうつ伏せになっている状態から顔を上げたとき、見えたのが。





「それ」だった。

14:ぐだぐだ ◆yRRo:2010/12/31(金) 23:25



「それ」は私を見下ろして。



「…大丈夫かい? お嬢さん」



なんて言いながら。
しゃがんで、私の手を取る。

頭頂部に生えたぴんと立つ髪の毛(俗にいう、アホ毛とやらだと思う)と赤髪が特徴的だった。
にやりと笑っている道化面も、特徴的だった。
少し中性的な顔立ちも、特徴的だった。 ハイライトの無い赤い瞳も特徴的だった。
…まとめて言うと、頭部がとても特徴的だ。
……まとめ過ぎたとかの概念は、無い。



「……ありがとう」



お礼を言い、立ち上がる。
ぱんぱんと服をはらいながら。
道化師君(仮命名)も立ち上がる。


「……それじゃあ、さようなら」



それだけ残し、私は去る。
道化師君は口元だけに笑みを浮かべ、手を振った。

――そして、歩き始める。
帰宅路へ。…まあこの目の前の一軒家が私の家だけども。

15:ぐだぐだ ◆yRRo:2010/12/31(金) 23:41



「ただいま」



ドアを開けて、言う。
誰も、居ないけれど。


仕送りだけで暮らしてる、一人暮らしだもの。
…正確には、「親が海外主張で居ない上、兄と姉は他の県で暮らしてる」と言った所か。
兄は東京に勤めているらしい。羨ましい。秋葉原と新宿、池袋に中野、立川、荒川区は是非行きたい。
新宿はあのアニメの「リトル・トーキョー」の舞台だし、池袋はあのライトノベル(略してラノベ)の舞台でもある。
荒川区は無論。川にカッパがもし居たら、村長と名付けることに決めている。 
立川もだ。最近は学園都市化計画なるものが発案されているらしいし。 荒川区の後に行けば仏陀とキリストが居るかもしれない。
能力開発が始まったら是非とも受けたいものだ、第一位まで行かなくていいのでせめて第二位か第三位の能力は欲しい。
中野と秋葉原はオタクにとっての素晴らしい街だし。

……一人で帰宅直後に兄の住んでる場所で何を思っていたのだろうか、私は。
…ここまでオタクであることに自分でも少し驚いた。
しかしそんな兄もオタクだ、私にちまちま一週間に一回は必ずオタクグッズが送られて来る。グッジョブ。

姉は大坂に居るらしい。羨ましい。たこ焼き食べたい。
時折お土産でなんか来る。こないだたこが送られて来たこともあった。


…本当に何を考えていたんだ自分は。
思考はこれだけ働くのに、表情は変わらないものだから驚く。

16:レンナ ◆AAAA:2011/01/01(土) 14:17

驚くけれど、表情は変わらない。


家でくつろぐ準備を済ませ、ご飯を炊いておく。

……何しようか。
暇だし散歩にでも行こうか。


そう思い、私服に着替えマフラーと耳当てを装備し、レッツゴー。
上の服は中身がばっちり暖かいので大丈夫なんだなこれ。



バタリ、とドアのしまる音がした後、サクサクと積った雪を踏みつつ歩く。
…ぶっちゃけ言うと今出たのは二階の玄関。
一階の玄関は埋もれてる。雪で。地方民はつらい。
…地方民の割には私は標準語だ。……親が東京在住だったからだろうか。


「……ふぅ」



息を吐く。
息が白い。

雪が降ってる。
…またつもるのか…。氷柱は勘弁してほしい。



そんなことを思いつつ、歩く。

17:レンナ ◆AAAA:2011/01/02(日) 00:22

歩く。歩く。歩く。


そのまま歩み続けていると、さっきの道化師君が居た。
突っ立っている。


…いやそれよりも、何故あんなう薄着で大丈夫なんだろうか。

そんなことを考えつつ、彼を見ていた。


「……お嬢さん、退屈かい?」
「……へ…? …退屈といえば、退屈ね」


ふいに問いかけられた。
それに声が戸惑いつつも、返事をする。
その様子に彼は笑って。


「…よし、それなら“ゲーム”をやらないかい?」
「……ゲー、ム…?」


彼は不敵に笑う。
口元だけの、笑みだけど。


「そう。 スリルがあって面白い、きっと退屈しないゲーム」
「……っ、…参加、……しようじゃ、ないの……」


戸惑った。
声だけだけれど。

私のそんな返事を聞くと、満足そうに口端を釣り上げて。


「…よし、それじゃあこの道化 馨、ゲームの行われる場所へ君を誘うよ」


彼の名前を聞いた。
道化 馨(みちばけ かおる)。それが彼の名前らしい。
…それより、こんなライトノベルみたいな展開に、私は微妙についていけなかった。
強いて言えば、断れば良かったかもしれない。
何か、少し、嫌な予感がしてきた。

18: ◆yRRo:2011/01/02(日) 04:19



「…ああ、ちなみにキミの他にも数人、ゲームの参加者が、居るからね」



ニッコリと、多分初めての笑みを浮かべ、彼は私の手を引いた。








手を引かれたまま、歩く。


――見慣れた曲がり角を曲がった。




その先。




見たことがない、建物があった。
こんなもの、無かったはず。


大きくて工場みたいで、コンクリートで出来て、入口が何かのホール会場とかでよく見られるドアの、建物。


それは工場にも、廃れた校舎にも、家主の居ない家にも見えた。


ふいに手をグッと引っ張られ、ドアの前に立たされた。



「…さあ、行ってらっしゃい」

「……え?」



その言葉が理解、できなかった。
…否、できたけど、したくなかった。


ドアを開かれ、その中へ私は放り込まれた。




バタンと音がして、ガチャリと音がした。




…閉められた。
密室だ。多分。



無表情ながらも、行動は困惑していた。





――――どうすれば、いいんだろう。

19: ◆yRRo:2011/01/02(日) 05:06

――少し歩いてみる。

ふと見つけたのは、部屋が仕切られた場所からチラリと見える、長いテーブルの端。

そのテーブル全体を見に、その場所へ歩いてみた。


……そこに、数人の人物が居た。




「……あ、えと…」


思わず困惑してしまった。
人が居るのは聞いていたが…。


私を含め、十二人だった。


「君もゲームの参加者だね? さあ、そこに座って」
「えっと…、とりあえずよろしく!」


二つの声が聞こえてくる。
前者の声は落ち着いた、男性の声。
後者の声ははきはきとした、女の子の声。ぱっと見中学生ぐらいだ。

おどおどしつつも、とりあえずその子の隣の席に座る。
そこしか空いてなかった。

「えと、はい…、あ、うん、よろしくね」

まだ困惑しているように見えているらしく、とりあえず席に座ったら深呼吸をした。

…だいぶ落ち着けた。
それにしても、男子五人、女子七人、か…。

……まあ、いいか。

何をするのか、わからないのが少し胸に残るけれど。

20: ◆yRRo:2011/01/04(火) 09:08




「…それじゃあ、自己紹介を始めようか」



男性が切り出した。
…確かに、しておいた方がいいだろうしまず常識だし。

そんなことを思うと、男性の方を見る。
皆の視線も男性の方へ。


「…ああ、名前やあだ名だけでもいいからね? 僕は名前で名乗らせてもらうけどロキだ、よろしく」


少し微笑み、ロキと名乗った男性。
私も「よろしくお願いします」とだけ言った。


…そして、時計回りの順で――、自己紹介が始まった。



「えーと、ぼっくんは旱 真夏って言うんだ、よろしくさー」


旱 真夏(ひでり まか)。
中学生ぐらいの、小柄な男の子だ。高学年辺りだろうか。推測だけど。

悪戯っぽい笑みを浮かべた少年の自己紹介が終わる。

そして次の子へ。


「……軽ヶ埼 理弘…、…以後、よろしく…」


軽ヶ埼 理弘(かるがさき りこう)。
……確か私の学校の同学年三組にそんな名前の人がいた。私は一組なので知らなかったが。
おとなしめっていうんだろうか暗めっていうんだろうか。
そんな子だった。
女の子で、落ち着いたような雰囲気がある。



「現実的に考えて私の番とお見受けいたします。 私の名前は柊 れあと申します、よろしくお願いいたしますね」


ぺこりと、お辞儀をして中学生ぐらいの女の子が言った。
ひい、らぎ…?
…柊れあ? ……どこかで聞いたような…。
……ああ、思い出した。
あとこの子の言葉使いは良いのだけれど最初の現実的、という言葉が気になった。たぶん口癖の類だろうな。


「…っと、私か…。 私は風見石 祭だ、よろしく」


風見石 祭(かざみせき まつり)。
私によろしく、と言ってくれた子の自己紹介だった。
ハキハキしてた。少し男勝り…、なのかな。
なんていうか、普通にかっこいい子だなあ、と思った。

…ふと思ったら私の番だった。


「あ、えっと私は…、…あだ名ですがポーカーフェイス、無表情って言います、よろしくお願いします」

…少し緊張した。
もう一回深呼吸し、自己紹介を終える。
……あだ名でいいよね、どうせ私の名前は忘れられがちだし。

…さて、次の子か。
どんな子だろうな。
みんなの自己紹介聞くうちに楽しみになってきた。

21: ◆yRRo:2011/01/04(火) 09:09



「俺だな。 俺は柊 神影だ、よろしく頼む」


……チッ。
心の中で舌打ちした。
なんでこいつがここに居るんだと。

柊 神影(ひいらぎ みかげ)。
私のクラスの友人。
…なんだけども非常にうるさい。
うるさいっつってもアレだ、シスコンだ。
れあちゃんの兄。シスコン。
授業中でも休憩時間でもいつでも妹のことを語っていてうざったらしい。ついでに金持ちのお坊ちゃま。禿げてしまえ。
確かにれあちゃんが可愛いのはわかる。死にたいぐらいわかる。
けれど長々しくのろけるのがあれなんだ、なんか一言で言うと「気持ち悪い」。
だから話題を抑えさせながら今日まで友人付き合いをしているんだ。
唯一私の名前を覚えてくれている奴でもある。中学生からの付き合いだし。
だけど苗字忘れてるんだよこいつ。まぁいいけども。

…それでも、妹を必死に守っている時は純粋にかっこいい。
まあ惚れてる訳じゃあないんだけどね。


「御守 歌護と言います、よろしくお願いしますね」


御守 歌護(みもり かご)。字面を見ているだけでなんとなく安心できる名前。
微笑んだ青ぶち眼鏡の女の人が言った。
礼儀正しく、清楚な感じが見ただけで伝わってきた。
…同時に見覚えがよくあった。同じ高校の先輩だった。

…んで、次の人へ。


「…末未 甘廿、よろしく」


末未 甘廿(すえみ かんら)。
…自体にするとすごくわかりにくい。
苗字も名前も。

…というよりさっきからなんでノートPCをカチカチといじっているんだろうか。
設置されてあったもののようだけど……。
席が離れてるから内容見えない。
そしてパソコンのキーボードのタッチ早い…。

22: ◆yRRo:2011/01/04(火) 09:10

――それにしても。

現在自己紹介を終えたのは私、先輩、れあちゃん、祭ちゃん、理弘さん、男性はロキさん、甘廿さん、真夏君、神影。
女性からあと二人、男性からあと一人、か。

……ん。


「…真後 禮、よろしくね」


真後 禮(ましろ らい)さん。
私と同じクラスの子。
少しふんわりしたような雰囲気が出てて気配りができる子。
…そう私の目には見えてた。


「春賀 桜、よろしく頼むな」


春賀 桜(はるが おう)。
確か三年の運動エースだった気がする。
なんだっけ、運動会の時凄く早かった。
尊敬した。だって私はほとんどインドア派なんだもの。


「羨宮 未煉。 よろしくお願いするわね」


…ああ、あの偏差値結構高い高校の人か。
前町内掲示板に乗ってたから見たことある。
あまみや…、って読むんだよね。名前はみれんで。

…気がつけば自己紹介が終わっていた。


「……よし、終わったみたいだね。 それじゃあ、一旦四十分ぐらい解散しようか」


ロキさんが笑い、そう言う。
そこでばらばらと皆、散る。


……ちなみに現在私は柊兄妹と一緒である。

23: ◆yRRo:2011/01/04(火) 09:10


チクタクチクタク。

時計の音がする。
それはまるで何かを告げる悪魔の囁きのようで。


――私達は何かないかとケージの中のハムスターや犬のように隅々を捜索していた。


無い。
なんもない。
せめて不気味でもいいから何かあってほしかった。
あー……。


「…どうするか」
「どうしましょーねー」


神影と顔を見合わせあい、溜息をついて肩を落とす。
…そういえばだんだん表情が戻ってきた気がする、口元辺りから。

あるものといえば何故かコートの中に常備してあるPSPとDSiとそれの充電器ぐらいしかない。
畜生。


「……モンハンやる?」
「いや俺充電ねえよ」
「充電貸すよ、持ってるし」


…なんでこんな状況でのんびりモンハンやるとか言ってるんだ私。
そしてなんでこいつも持ってきてるんだ。確かに荷物持ってたけど。
なんか自分が馬鹿らしくなってきた。嗚呼、死にたいけどまだ死にたくない。未練たらたら。
……どうしようか本当に。
暇じゃないけど、暇だ。

24: ◆yRRo:2011/01/04(火) 09:11

――んでモンハンは結局やめて現在。
れあちゃんと神影と私で無邪気な子供のごとく鬼ごっこをしていたわけですが。

三人。


三人で。
鬼ごっこ。



……むなしすぎやしないか。
どうしてこうなった。知らんがな。
…なんだかなあ…。


走りに走って息がつかれてきた。
れあちゃんが意外と速い。健脚だなあ、なんて。


「……はぁ、…鬼ごっこ、はぁ…、…そろそろ、やめようか…?」
「…疲れたし、そうするか……」
「…だね…」


三人で集まってその場に座り込む。


ふと。


どこかから少しだけ、熱風が吹いてきた。
なんなんだろうか。まあいいか。

そう思いスルーしていた訳だが……。

そういえば、信用できる人物同士で集まってるよねこれ。
ばらばらになる時もだいたい二人組多かったし。


……にしても大きいな。
コンクリの部屋と、チラッと見えた植物園だけでも。
そういえばあのテーブルがあるコンクリ部屋は二つで、その内の一つの部屋に私達が居て。
テーブルの端がちらりと見えたロビーにはいくつか扉があったきがする。
鉄の扉と、子供部屋みたいな扉ぐらいしか、覚えてないけど。



…熱風はすぐ去って行った。
なんなんだろうか。


……何か、あったのだろうか。

25: ◆yRRo:2011/01/05(水) 13:57

   ※こっから15禁入るんでOKな方以外はブラウザバック。








.










.












――刹那。

声。悲鳴。



「いやああぁぁぁぁああぁあぁぁあああぁああ!!!!」



…先輩の声がした。

駆ける。
声がした方へ。


ロビー。
鉄の扉が半びらきだ。
開ける、すかさず。


――――同時に飛び込んできた、もの。


タンパク質の焼ける臭い。
少しの鉄臭さ。
……まさか。


先輩が指をさして震えているものに、目をやる。



――――……!!



それは。
それは、見紛う事なき。


…焼けた、人間だった。


少し焼け残った髪の色は、…緑。
間違いなく。


それは。
それは、真後 禮の亡骸だった。


髪色。
そして残った、シルバーのペンダント。


ひらりと舞い落ちてきた紙。


それを手に取る。



…………。




「…拝啓、選ばれました人達…、今のこの殺人により、三人が生き残るまで殺伐ゲームを繰り返させて頂きます……?」



……なんてことだろうか。
ライトノベル、……あるノベルゲームでこんな光景を見た。
確か、孤島のクローズドサークルでの、魔女幻想…、だったか。
しかしこれはそんなんじゃなくて。人間が説明できる殺し方。



……よって。

……よって?


……誰かが、犯人だ。
でも、それはわからない。



……何だ?


これはミステリーではない。
犯人探しじゃない。



このゲームで生き残ることは一つだけ。




犯人を探して殺す、じゃない。





とにかく、生き延びることだ。





とにかく。
死体は喋らない。から、生き残るヒントをそう簡単には与えてくれない。
けれど。だからこそ、よりいっそう生き残ろうとする決意を奮いたたせてくれるんだ。





「……先輩、皆さんに報告しましょう…。 死体は残念ですが、ここに残すしかありませんが……」




俯いたままの先輩を慰めつつ、そこを後にする。
…どう、したものだろうか。




……とりあえず、皆を集めなければ。
時間が分からない。でも嫌な予感がする。

すぐにまた、何かが起きそうな。
そんな予感がする。

26:琴子:2011/01/10(月) 02:54

ほんとに小学生ですか?
と疑ってしまうほど、すごく表現が多彩で、お見事です。
私は中3なのですが、久しぶりにこの掲示板を何気なく見ていて、yRRoさんの小説をを発見しました。
私も小説をココで書いていたことがあるのですが、
どうしたらそんなに上手に状況の描写が出来るのかとか、
どうしたら小説が飽きずに長続きして書けるのか、教えて欲しいくらいです。

あ、yRRoさんは女性なのですか?
いまいち分からなくて…。
次いつ書き込めるか分かりませんが、答えてくださると嬉しいな。

27: ◆yRRo:2011/01/10(月) 12:45

そう言って頂けると私も凄くうれしい限りです!

ううむ…、私の場合は「なんとなく本を読む」ことと「小説風推奨のオリジナルキャラなりきりスレ通い」でやってきましたからね。
長続きは多分気合いと趣味と時間…、なんじゃないでしょうかね? すみません、曖昧で;;

はい、女性ですよ^^

28:琴子:2011/01/14(金) 18:32

答えてくれて、ありがとう^^☆

長続きは気合と趣味と時間かぁ…。
くそぅ、ムズいぞ。笑

私もまた小説をここで書けるといいなぁ♥

ちなみにね、『願い−花の願い−』とか『いろんな小説を書きます☆★』とか
『紅の薔薇姫シリーズ』とか書いてたんです……恥ずかしい///
『いろんな小説を書きます☆★』に至っては、全然“いろんな”じゃない!!
…しかも全て未完…。(全部恋愛モノなの)


yRRoさんを見習って頑張ります…↑

29:レンナ/ミツネ ◆yRRo:2011/01/15(土) 18:41

いえいえ^^

あはははww
気合いはなくてもいいかもですねー。

ですねー。

ほうほう。
未完でも面白い作品ですからいいじゃないですか?

見習われるほど私は上手くないですよ!

30:レンナ ◆yRRo:2011/01/18(火) 16:18

小説断念orz
完走させる気力が…!!

二次創作でいきますoyz
・とある
・薔薇乙女
・なく頃に
のどれかかクロスオーバーか…?

31:レンナ ◆yRRo:2011/01/25(火) 17:19

――学園都市。
その人口の大半は学生である。

――幻想郷。
その場所の大半は妖怪だという、人ならざる者の多い場所。


――スキマと一人の超能力者"レベル5"が交差する時、物語は始まる――!


【ぶっちゃけ書き溜めもなんもしてない突発ネタです、ご了承くだしあ】

32:レンナ ◆yRRo:2011/01/25(火) 18:21

「どォしてこォなったンだよ」

一人の少年が嘆く。嘆いているようには見えないが。

魔法の森にて。
少年はぐるぐるぐるぐる迷い続けていた。

「……学園都市じゃねェ場所にどォして俺が来ちまったンだよ……、誰のせいなンだこれェ」

ぶつぶつと独り言を呟きつつ、歩きまわる少年の名は一方通行"アクセラレータ"。
学園都市、という場所の七人の超能力者――、レベル5の第一位である。
白髪を風になびかせ、森の中でギラリと光る赤い瞳を持った少年は、迷っていた。

「あからさまにクソガキ達が居ねェことは分かるな、うン」

ふと立ち止まって辺りを見回しつつぽつりとそう呟くと、少年はまた歩きだす。

33:レンナ ◆yRRo:2011/01/26(水) 14:58

「……っくしょォ、なンで抜けられね…、あ、抜けられた」

ぐるぐる、がさごそ。
そんな擬音が似合っていた場所からようやく彼は抜け出した。
けれども。

(…なンでこの湖、妙に霧がかかってンだァ?)

不意に、疑問を抱く。
が、それでもやはり少年は気にせず。
一休みなのだろう、湖の畔に座って。

――その少年に、後ろから青い影が近づいていることも知らず。

34:レンナ ◆yRRo:2011/01/26(水) 15:23

「……せいやぁっ!」
「ンあ?」

呆気なく。
青い影の正体、青い少女――、チルノの放った氷のつぶてが反射される。
それは勿論彼女の元に帰るわけで。

「……うぅ〜…」

情けなく声を出し、その場に倒れる。
アニメで言う、ぐるぐる目の状態で。

「……なンだオマエ。馬鹿か?アホか?」
「……、…はっ! って馬鹿じゃないわよ! アホでもないわ! 馬鹿って言うほうが馬鹿なのよこのバカ!」
「落ち着け、つゥかやっぱりお前馬鹿じゃン」
「むきぃいいぃい!!」

少女が地団駄を踏む。
それを少年がゲラゲラと笑いながら見る。
彼女と、彼女の一部ファンには失礼だが、馬鹿(チルノ)と天才(一方通行)のやりとり。

「うるさいうるさいうるさぁぁい! あたいったらさいきょーなんだからね!? さいきょーなめないでよね!」
「ほォ? 俺だって“最強”なンだぞ? …今となっちゃァそォでもねェかもしンねェけどよォ」
「……いいわ! どっちがさいきょーかやりあおうじゃない!」
「ン、オーケェオーケェ、死ぬ覚悟があンならかかってこいよォ!!」

そんな会話を交わすと、チルノが先攻に出る。
彼女から氷弾が発射される。それも、無数の。

……ものの、呆気なくバトル終了。
勝敗は一方通行。チルノの氷弾全てを反射したからである。
……にしても、出会った時喰らったのに学習できていないのは妖精だからだろうか?

「……やるわねあんた、あたいの次にさいきょーね……」
「……まァだ譲ンねェのか。まァいいンだけどよォ……、結局俺が戦った意味が無くなる…、……けどまァ、こンなンも悪くはねェな」
「当ったり前じゃない……。 …ふふ、そうだとあたいも戦ってよかったわ」
「あァ、まァな」

また、そんな会話をすると、ばたりと寝ていたチルノの少し離れた所に寝転がる少年。
休憩の続きらしい。
そういえば、少女の飛び入りで少年の一休みはできていなかった。

35:レンナ ◆yRRo:2011/01/27(木) 04:39

「にしてもよォ、霧深すぎねェか…?」
「んんー? それは仕方ないわよ、自然の摂理って奴よ」
「そォか……、……ンでもってあそこに微妙に見える赤い館はなンなンだ?」
「あ、あれは紅魔館っていうの、いろんなのが住んでるらしいわ」
「……ほォ。ありがとさン、ちょっくら行って来るかねェ」
「…出来ればやめておいたら? まぁいいんだけど…」

そびえる、紅魔館を見つめ、少年が立ちあがる。
一休みは終わったらしい。

「……ンじゃあ、俺行くわ、また会う機会があったらよろしくなァ」
「うん、気をつけてね、さよーなら」
「おォ」

その会話を交わし、少年はすたすたと去る。
目指すは紅魔館――。

――――

すうすうと、日常茶飯事の如く門番が寝息を立てている。
彼女の名は紅 美鈴。
美鈴はほとんどいつもと変わらず、寝ていた。

「……すやすや……」
「……これ門番かァ? まァいいか、オラッ」

簡単に気配を消して簡単に門を超える。
少年、どこまでたってもフリーダムである。
門番の少女はいまだ寝たままである。普段なら気付くと思うのだが。

36:レンナ ◆yRRo:2011/02/02(水) 01:48

SSゥー


love chocolate!!




――貴女に想いを込めて。

体重を気にしてた貴女の為に、カロリーは少なくて。
でも甘いものが好きな貴女の為に、甘い甘い味にして。
可愛いものが好きな貴女の為に、トッピングは可愛くして。

できた。受け取ってくれるかな?
交換、できるかな?

「…………ふふ」

嬉しくて嬉しくて、笑みをこぼした。

どうか、私の恋が実りますように。

私はそのチョコレートを抱えて、家を出て。
貴女の家へ向かって。インターホンを押して。
ガチャリ、とドアが開くと貴女の笑顔。

どうか、私の恋が叶いますように。

貴女は私を部屋へ呼んでくれて、少しでもお話して。

それから、それから。
待ちに待った、チョコレート交換。


「……あのっ、これっ……」
「いいの? ……ありがとう! はい、アタシからも!」
「ありがとう、ございます……!」


もらえたチョコレート。
お互いその場で開けて、ご対面。
同じ感想。「甘い」って。
そしたら貴女は笑って。私も笑う。


チョコレートを食べ終わって、嬉しそうに笑う貴女。
ベッドに寝っ転がって。

私もその側に行――――


けなかった。
転んでしまった。


……結果は。


彼女の上に私が覆いかぶさるように。
貴女は顔を真っ赤にさせて。私も顔が赤くて。
だって。だってだって。



 ――唇と、唇が重なり合ってたから。



「……先輩、唇にチョコレートついてましたよ……」
「…………ふぇ?」

「……初恋の、味でした」



咄嗟に考えた言い訳。なんか馬鹿みたいだった。
でもチョコがついてたのは本当。


私がそう言って、恥ずかしそうに笑うと貴女も恥ずかしそうに笑う。
その笑顔が可愛くて、愛しくて。



「…………そっか、アタシはキミと恋人同士って訳かー……、……えへへ、嬉しいな」




ぽつりと貴女は私に聞こえないぐらいの音量で、そう言った。
それが更に嬉しくて。目を細める貴女が可愛くて。
貴女の全てが可愛くて。




「……ね、もう一回――――、」




そう言って、今度は私の唇が塞がれた。
チョコレートよりも甘くて、それでとっても柔らかい感触がした。



  真昼間、カーテンが暖房の風に揺れる部屋の中。

     耳元で、貴女は言ってくれました。




   『I love you』

37:レンナ ◆yRRo:2011/02/03(木) 17:56

書いた後で言うのもなんだけど恥ずかしいな……
黒歴史予備軍入りかこれ

38:レンナ ◆yRRo:2011/02/04(金) 00:45

突発文。


――――

――顎に一瞬、結構な痛みが彼女に加わる。
しかしそのすぐ後、顎は何もなかったかのように、回復していく。
吸血鬼の治癒能力は伊達ではない。

「……なかなかやりおるのう、小娘や」

クスリ。
不敵な笑みを口元に浮かべ、高慢な態度でその言葉を彼女は言った。
その瞬間、幻覚か、はたまた何かが起きたのか、うっすらと半透明に、幼い彼女の背後に、かつての彼女の姿が見え。

――怪異ノ王、吸血鬼。ソノ面影ハ、マダマダ残ッテイタ。
今ノ彼女ハカツテノ彼女ニ限リナク近イ。
ソノ事実ダケガ、全テヲ物語ッテイタ。

「……いくら殺し合っても、儂は死なぬとでも言っておこうかの」

それもそうだ。
彼女の眷属とかつては頭の中身を抉りあったものだ。
心臓を取られても彼女は生きていた。四つの大切なものをとられても生きていた。
どんな姿であろうと、少ない方法を取らねば彼女は死せず。
……そう、なのかもしれない。
それが、かつての栄光であったとしても、それは彼女に変わりない。

そこに居る吸血鬼は、今を生きる忍野忍という少女ではなく。
かつての面影を取り戻してきたのかもしれない――、一人の怪異の王。
 キスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレード、なのかもしれない。
彼女自身はその名を忘れかけてしまっている。

 "ハートアンダーブレード。"
 "刃の下に、心有り。"
 "忍野――、忍。"

「――さあ、お前様達はどれ程儂を楽しませてくれるのじゃ?」

それだけ言い放つと、ブレードを出す。
幾らでも戦える。それを表すかのように。

39:侵食! スギ花粉 ◆yRRo:2011/02/11(金) 06:10

かきすてモノ。
――


「先公、質問だァ」
「なんですか黙りなさい」
「なんでだよつまんねぇ人間だなオイ」
「うるさい黙りなさい」

睨みあう二人。
中指立てた少年と鞭を持った教師。
規則知らずの少年と。自由規制する教師。
火花を散らし合う。

40:☆のほ☆ tamahono@yahoo.co.jp:2011/02/26(土) 21:11

『運命の出会い』
 私は、美波奈子。15歳!まだ運命の出会いを信じてる中学3年生!!でも友達は皆、そんなわけないよ!と…
 そんな私に、転機が訪れる。

お父さん「ごめん、奈子。お父さんの転勤で、転校することになった」
奈子「そんな…」

朝5時
奈子「ふぁぁぁぁぁ」
トントン

お母さん「まあ、奈子。起きるの早いわね…転校初日だから?」
奈子「う…うん」
 本当は違う。一晩考えたんだけど、友達とはなれるのは寂しいけど…運命の人と出会えるかもしれないから!
運命の人と出会う場面は、誰もいない道で、ぶつかるということ。
 
    朝6時
奈子「いってきます!!」
お母さん「気をつけていくのよ!」
奈子「はーい!」
タタタッ

                ドンッ!
奈子「イタタ…ごめんなさい、大丈夫ですか?」
??「はい…」
奈子「…!!」
??「どうしたんですか?」
奈子(これは…まさか…私の待っていた、運命の出会い?!)
奈子「コホン あなた、名前はなんていうんですか?」
??「え?僕?桐野悠だけど…あなたは?」
奈子「わたしは、美波奈子。よろしくね!」
悠「…転校生?」
奈子「はい!」
悠「海星小学校の制服…同じ学校だね。一緒に行こうか」
奈子「はい!!!」

   こうして、私の新しい生活が始まった
                              続く

41:レンナ ◆KSh.:2011/03/10(木) 17:31

>>40
誰だこれ



SS
――――


 私を嫁に迎えるキミに言っておきたいことがあるんだ。
キミには厳しい話をするかもしれないが、私の本音なんだ、じっくり聴いてほしい。

 まず、私を日光に当ててはいけない。吸血鬼でもゾンビでもないが、私が色褪せてしまう。
私より新人にも入れ込んじゃいけない。色褪せてしまったら、キミはその新人に入れ込んでしまうだろう?
場所はいい場所にしてくれ。触る手も、出来るだけ綺麗にしてくれると有難い。出来る範囲で、構わないから……。

 それから。忘れてくれるなよ、ケアも出来ないキミにフィギュアを守れるはずがないということを。
キミはキミにしか出来ないこともたくさんあるのだから、それ以外は無理をせずに。
黙って。黙ってだ。私を嫁がせてみろ。

 キミの親と、私の居場所。どちらも同じ、大切なものだから丁寧に。
私の陰口は言うんじゃない。聞くのも駄目だ、つまらぬ嫉妬をするんじゃないぞ。
私は浮気は絶対しない。だからキミもするんじゃないぞ。
……ま、ちょっとは覚悟してくれ。

 幸福はみんなで育てるものだ。どちらかが苦労してつくろうものではないはず。
私はキミのとこへ、お店を捨ててくるのだから。
帰す場所は無いと思えよ? これからキミの家が私の家だからな。

 ……私が飾られ年が経ったら、私より先に箱に入ってはいけない。
例えば……、……わずか一日でもいい、私より早く壊れてはいけない。

 ――何もいらない。私の指を握り、涙の雫、ひとつくらい零せ。
キミのお陰でいい人生だったと、私が言うから。――……必ず、言うから。


 ……忘れてくれるなよ。私の愛する持ち主は、
 私の愛する持ち主は――――、生涯、キミ一人。



――――

あるコピペを元に書いてみた。
切ない雰囲気出したいなあ。

42:☆のほ☆ tamahono@yahoo.co.jp:2011/03/11(金) 21:37

>>41新入りです!ヨロシクです!

43:☆のほ☆ tamahono@yahoo.co.jp:2011/03/12(土) 12:38

レンナさん、すごい!!!

44:あ:2011/10/12(水) 14:52

ふっ・・・・

45:ああ:2011/10/19(水) 21:07

^^おばか


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