空色。

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1:紘:2011/01/26(水) 19:53

「どうして私のせいになるのよ!貴方があの子の世話したことなんてないでしょ?!」
「お前の教育はあの子に悪影響を与えているだけだ!だからいじめなんかされたんだ!」

五月蠅い。
愁の人生は異常なほどに歪んでいた。
いつからだろう、こんなふうになったのは。

あれは僕が小学五年生の頃。
いきなりいじめが始まった。

「キャハハっ、お前さぁ俺の目の前から消えてくれない?」
そう言われてバケツの水をかぶせられた。
もともと短気だったいじめの中心の子は僕が無口で話さなかったことに苛ついたらしい。
そりゃ僕だって最初は凄くムカついた。何もしていないのにって思った。
皆僕を哀れな目で見ていた。
誰も助けてくれなかった、両親でさえも。


教師の母親と教育委員会所属の父親。
だからプライドが高く自分の子供が虐められるのが嫌だったんだろう。僕が虐められたことで家族関係も崩れ始め、僕が中学一年生になった今でもよく喧嘩している。離婚していないのは唯一の奇跡と言っていいだろう。

僕はそのうち虐めに抵抗もせず、我慢していた。

2:紘:2011/01/26(水) 20:22

「行ってきまーす。」
そう言って僕は家を出る。
朝から喧嘩している所にいるのは胸糞悪い。
僕は中学生になって虐めっ子とも離れて何事もなく過ごしている。

…ただ一つのことを残して。
「シュー、おはよー!」
コイツだ。
空野珠洲、僕と同い年の女の子。
何故か分からないが何かと僕にひっついてくる。
この子には双子の弟がいるが全く性格は似ていない。

「あのさー、どうして朝から空野サンと居なきゃならないの?」
僕は皮肉を込めて言った。
…なのに。

「居ちゃダメなの?」
ダメに決まってるッ!周りに誤解されるじゃないか…。
何でこう空野サンはポジティブなんだろう…。

「愁と珠洲は相変わらず仲が良いなー」
出た…。
この人木野原涼は僕と同じ小学校出身の一つの上の先輩で、僕が虐められていたことを知っている。
それを踏まえて仲良くしているのか分からないがとりあえず仲が良い先輩だ。

「涼先輩変なこと言わないで下さいよ。僕はただ入学式の日溝に落ちた珠洲を助けてあげただけで…」

そう助けただけ。それだけで珠洲もくっついて来るもんなのかなー…。


「変なことなんて言ってないぜ?…っと遅刻するからもう行くわ」

3:ゆい あーでーちは:2011/01/28(金) 17:24

これ、おもしろいね。私もここの小説板で「僕は日本に負けない」
って小説書いてるからよかったら見てくれない?友達になろ。

4:紘:2011/01/29(土) 14:54

…まずい。今何時だ?
……8時。遅刻する!

「珠洲も早くいかないと遅刻するよ!後ろ乗って!」
僕はそう言った。珠洲を乗せるのは嫌だが、歩きの珠洲にとってはそうしないと完全に遅刻なのだ。

「シューって良い人だよね、大好き♪」
珠洲がそう言ったが僕は遅刻をするのが嫌だったからスルーした。
急いで自転車をとばす。

あーあ…
中学生になってから本当に大変になったなぁ…
でも虐められるのよりはマシだよな。


「出席とるぞー」
先生の声が教室に響く。
あと五分遅れていたら完全に遅刻だった…

キーンコーン…

午前の授業が終わり、昼休み。
僕の通っている中学校は、給食はなく購買で何か買ったり、お弁当を持ってきたりして昼食をとる。
もちろん僕は母親に弁当を頼めるはずもなく、購買で何か買う。

屋上行こうかな…
そう思い僕は階段を上る。

「一年の安代愁って知ってるか?」

僕はドアの前で足の動きを止める。
涼先輩の声だ。

>>3
ありがとうございます。こんな馬鹿でも良ければお友達になりましょうw


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