昼空、夜空。

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1:千弦:2011/02/04(金) 20:16

えっと…グロい小説です。苦手な方はダッシュでブラウザバックを推奨します。

登場人物

時雨沢 莉緒(14)
中学2年生の少女。
悪い家庭環境に生まれた為妙に冷めている。

目黒 憂(14)
中学2年生の少年。
基本明るいがたまに冷酷な顔を見せる。

広瀬 樹(13)
中学二年生の少女。
莉緒のことを極端に嫌う。兄、颯弥のことを異様な位好き。

広瀬 颯弥(15)
中学三年生の少年。樹の兄。

この4人を中心に物語は進みます。
では>>2からスタートです。。

2:千弦 hoge:2011/02/04(金) 20:32

序章【さよなら】

「嘘付き。」

その言葉とともに少女は少年の胸に刃を突き立てた。
辺りは真っ暗で静かだった。

「嘘付き、嘘付き。私と居てくれるって言ったのに…」
涙声だがかすかに怒りも感じられる。
少女が流した涙が少年の頬にこぼれ落ちる。

殺せば何もかも終わるの。
ーーーー何もかもが。

「さよなら。また…会えたら良いね」
少女の最後の声は優しかった。だが少年の耳には届かなかった。

ーーーーーーーガッ
少女はナイフを思い切り振り上げ少年の胸を

貫いた。

終わった。何もかも。
やっとこれで私も安心して逝ける。

ありがとう。こんな私に生きる権利をくれて。
ごめんね。私は権利を捨てる。

ー許してね

少女はそう思いながら、ナイフの刃を思い切り頭に

「さよなら。」

突き刺した。

消え去っていった二つの命。
部屋には二人の死体と血塗れのナイフが残されていた。

3:千弦 hoge:2011/02/04(金) 21:29

一章【日常】
いつも通りの朝。
莉緒は目覚まし時計の音で目を覚ました。

制服に着替え、朝ご飯を食べる。
莉緒はこんないつも通りの生活が幸せだった。

「行ってきまーす」
そう言って莉緒は家を出た。

五年前。莉緒の親は離婚した。
離婚するまでの生活は悪夢をみているようだった。
小さいことですぐ怒る暴力的な父、何も言わない母…

今の莉緒の生活と全てが一変していた。
今は再婚をし、優しい父親と母親と過ごしている。
莉緒にとって今の生活は何よりも幸せでならなかった。

「あ、莉緒ー。おはよう!」
声に気づき、莉緒は振り返った。
憂だった。

「おはよ。憂はいつも元気だね。」
莉緒は皮肉そうに言った。
憂は別に気にもせず笑いながら言った。

「そうか?俺は元気だけが取り柄…っとそろそろ行くな。今日日直だし。」
そうして憂は走っていった。
実はこうやって莉緒に話しかけてくるのは憂だけだった。

莉緒は学年のリーダーみたいな存在の樹に嫌われていた。
樹は異常なほどのお兄ちゃんっ子で、その兄が莉緒のことが好きと知ってから嫌われている。

今時集団いじめとかはないが学年には樹の取り巻きが多数居て莉緒は一目置かれていた。

4:千弦:2011/02/05(土) 16:17

と言ってもたまにコソコソ言われるだけだった。

実際莉緒はその先輩のことを
好きではなかった。
もちろん嫌いでもない。

莉緒は嫌われていることは知っていたがそこまでに気にしなかった。

学校に着いて教室に入り席に座る。
数人のクラスメイトと挨拶をし、莉緒は読書を始めた。

「出席取りまーす」
先生が教室に入ってきた。
皆話を止めて席に着く。


キーンコーンカーン…
昼休み。莉緒の学校は持参の弁当を食べるか購買で何か買って食べるかだった。

いつも通り屋上へ行く。
その途中後ろから声がした。

「莉緒ー、一緒に飯食おうぜ?」
憂だった。

本当にこいつは物好きだな…
と思いながらも莉緒は返事をする。
「別に良いけど…」

「じゃ、早く屋上行こうぜ!」

屋上のドアの目の前まで来た。
ーーーーーガッ

物音がした。
莉緒はドアの前で立ち止まる。

憂も異変に気づいたらしく莉緒に話しかけた。

「今の…今の音なんだったんだ?」

莉緒も顔に疑問符を浮かべた。
とりあえずドアを開ける。

そこで見たものは




血にまみれて倒れている一人の女子生徒だった。

5:千弦:2011/02/05(土) 19:03

「「…!」」

二人とも言葉が出なかった。
ただ驚いていた。

屋上には他に誰もいなかった。

「ちょ…莉緒この子死んでる…?」
憂は顔を青ざめて言った。
莉緒はすぐさま死体に近づき死体の手首に手を当て
脈を確認した。


「…死んでる。憂救急車呼んで」

今更救急車を呼んでも意味はなかった。
莉緒は表面は冷静でいても実際は混乱していたのだろう。

ピーポーピーポー…
救急車のサイレンが聞こえる。
警察も来ていた。

もちろん学校はパニックになっていた。

『いきなりどうして…?』
『自殺とか?』

殆どは自殺という考えだった。
警察側も自殺ということにしていた。

その女子生徒は元は明るく元気な子だったらしい。
自殺なんかとても考えられない位の。
学校は一週間休みになった。

帰り道。
莉緒と憂は疲れ果てていた。
第一発見者故に警察に事情徴収をかなりされたからだ。

なによりも死体や血を見たことが精神的にダメージになっていた。

「ねぇ憂。私自殺じゃないと思うんだけど。」
莉緒は事件のことをよほど気にしていたらしく言った。

「…でもさ、他殺だったら人は居たはずだぜ?」
憂は少し考えながら言う。

6:千弦:2011/02/06(日) 21:57

「というか、俺らにはあんまり関係ないんだしこの話止めようぜ?」
憂は気分が悪いらしく、話を止めた。

「うん…。」

そう言って莉緒は憂と別れた。

「ただいまー」
そう言って階段をかけのぼり
自分の部屋に入る。

ドサッ
思い切りベットに飛び乗る。

あーあ…、なんかモヤモヤするんだよなぁ…

莉緒は死体を見たに関わらずいつも通り冷静だった。
莉緒は鞄の中から一枚の紙を取り出した。

そこには赤いペンでこう綴られていた。

『幸せは既に遠し』

この紙は莉緒の下駄箱に入っていた。
莉緒も見たときはとても驚いただろう。

莉緒は憂に見つからないように鞄の中に入れていたのだ。

7:千弦:2011/02/07(月) 19:56

二章【意地悪】

「……はぁ。」

莉緒は重い溜息をついた。
日常が崩されていくことを莉緒は薄々感じていた。
今まで…幸せが長く続いたことがなかったから。

別に…もう慣れてるはずなんだけどな…

莉緒はベットから降りる。
莉緒の目には涙が溜まっていた。

ー翌朝ー

莉緒の携帯に一件のメールが来ていた。
差出人は不明。
ただこんなメッセージが届いていた。

〔驚きましたか?まだまだショータイムはこれからですよ〕

驚きましたか…って、あの昨日の?
やっぱり自殺じゃないのか…?

莉緒はそう考えながら一階のリビングに向かった。

一人で朝食をとる。
両親は仕事でいなかった。


プルルル…プルル…
携帯電話が鳴った。
…樹からだった。

よく嫌いなくせに電話出来るよなぁ…

と思いつつ電話に出る。

「もしもし」
『あ、おはよ!今日の午後って空いてる?』
朝から樹はテンションが高かった。

「空いてるけど…」
『なら遊ばない?今日の午後一時!中央公園でね♪』

ガチャ…ツーツーツー…

切られた。
しかも強引に遊びに誘われた。
莉緒は嫌な予感がしてならなかった。


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