混ぜるな危険!

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1:花月 ◆HZJs:2011/03/01(火) 07:22

バトル、ファンタジー、恋愛、○○○有りというか○○○が絡まないとストーリーが進まない。

私が小説を書いてみる。

誤字、脱字、批判、批評、感想はどしどしお知らせください。

あ、台本書きにしろという意見のみ受け付けませんのでそこんところよろしく。

2:匿名さん:2011/03/01(火) 07:59

現実とは極めて近く、限りなく遠い世界から話は始まる。

そこでは皇女が数えで八歳になったことにより、戴冠式が行われていた。

銀髪のショートシャギーカットが彼女の丸顔と相まって幼さを引き立てるが、皇族であるが故の不思議な威厳を醸していた。

大臣が皇女に冠を手渡そうとした時、不思議な光が彼女を覆う。

その光が消えたとき、皇女もまた消えていた。

3:花月 ◆HZJs:2011/03/01(火) 08:16

皇女を冠が拒否したのだ。

彼女は皇族として相応しくないと。

騒然とする観衆を制止し、王は冠に問う。

「何を以て皇女を皇族と認める?」

冠は問いに呼応して、答える。

「ここに伴侶を持って戻ってこれたらだ。」

冠の答えに王は驚いたが、伴侶と共にこの世界に戻ることでなぜ皇族と認めるのかと訊ねる。

冠はそれがこの世界を救う唯一の方法だと答えた。

それ以降、王が幾度問うても冠は無言を貫いた。

王は戴冠式の中止を発表し、皇女を探しだした者に望みの褒美を与えるとお触れを出した。

4:花月 ◆HZJs:2011/03/02(水) 02:56

王は自室に戻ると歯軋りをし、悔しがった。

「あと少し、あと少しであの儀式を完遂出来たのに…。冠め…。」

その様子を見た大臣はニヤリと笑い、その場を立ち去る。

一方、異世界に飛ばされた皇女は名前と誕生日以外の記憶を失ったふりをし、戦災孤児として収容されていた。

異世界から来たなんて言えば奇異の目で見られることを彼女はわずか六歳ながらも理解していた。

孤児院へ収容される際に憲兵に尋問されるのだが、彼女は自分の名前がアイリス・ベルヘンクであることと誕生日が十二月三十一日であることのみを覚えていることとし、話さなかった。

名前と誕生日以外のことは徹底して忘れたふりをした。

この世界が戦時中ということが彼女にとっては幸いなことだった。

ショックで記憶を失った戦災孤児として怪しまれずに過ごせるのだから。

5:花月 ◆HZJs:2011/03/03(木) 15:53

アイリスの銀髪を白髪と嘲け笑う心無い者達も居た。

しかし、彼女は持ち前の明るさと機転であまり目立たずに生活を送っていた。

十数年を経て、成長した彼女は元の世界に戻るための旅に出る。

彼女が最初に目指したのはその土地に眠る宝を起こせば、巨万の富が手に入るとも、世界を掌握する力を得ることが出来るとも言われるジパングという国であった。

「よお、姉ちゃん。有り金全部置いてきな。そしたら命だけは助けてやるからよ。」

野盗に襲われた彼女は戦って切り抜けることにした。

野盗の振り抜いた斧をアイリスは片手で振り払うと躊躇なく、野盗の胸にナイフを突き刺し、一気に引き抜いた。

彼女は返り血を浴びるが、怯むことなく野盗の額を先程のナイフで突き刺した。

野盗は断末魔もあげることも出来ずに絶命していた。

6:花月 ◆HZJs:2011/03/03(木) 16:04

彼女は野盗の持ち物から高そうなドレスと普段着として着る洋服と防寒着と食料を取り出してから死体に刺さっているナイフを引き抜いた。

街道沿いの森の中で、誰も居ないことを確認し、血塗れの洋服から奪った洋服に着替えようとするが、湖を見つけた彼女は水浴びをすることにした。

彼女は血を落とすために湖に入る。

「ふぅ…。気持ち良い…。」

彼女の一糸纏わぬ裸体は鳥でさえ、見惚れるほどであった。

湖に近づく一人分の足音を聞いた彼女はナイフを持ち、警戒しながら水浴びを続けた。

それは若い一人の木こりだった。

彼女の姿を見た彼はどうしようもなくなり、彼女に声をかけようとした。

7:花月 ◆HZJs:2011/03/03(木) 16:11

彼女は何も着ていない状態で飛び出し、青年の喉元に突き立て、彼の自由を奪う。

「わたくし、こう見えましても人を殺すことに躊躇はありませんの。」

一糸纏わぬ姿と彼女が当てている部位による興奮が殺されるかもしれないという青年の恐怖を凌駕していた。

8:花月 ◆HZJs:2011/03/03(木) 17:28

青年は動揺しながらもアイリスの肢体を見つめる。

「美しい見知らぬお方、お名前は?」

彼の第一声はそれだった。

「あら、命を失うかもしれないというのに随分と余裕がありますのね。それに、人に名前を尋ねるときはご自分から名乗るのが紳士の嗜みでしてよ。」

「すまない。君が魅力的すぎて…。僕は昴。ただの木こりだよ。」

アイリスには彼はナイフを突き立てられているのに余裕があるように見えていた。

「あなたは殺されてもかまわないの?」

「貴女に悩殺されていますよ。」


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