ごみ小説

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1:おるがん:2011/03/25(金) 15:24

思えばこれは、運命だったのだろう。
だが信じたくなかった。だからこんなにも遅くなってしまった。
もっと早く信じていれば、今ほど多くのものを失わずに済んだだろう。
でもいい、もう終わったことだ。
ふと目の前で燃え盛っている死体を眺める。
思えばこの男に対して、殺したいほど怨みがあった訳では無い。
この男は言うならば、運が悪かったのだ。
俺が爆発寸前の爆弾とも知らずに、俺をいじめたから・・・。
可哀そうに、見るも無残な焼死体になってしまって・・・。
さて、どうしようかな
このままここにいれば、確実に誰かここにきて御用だ。
その前にずらからなければ。
もちろん、逃げ切れるなんて思っちゃいない。確実に捕まるだろう。
でも俺には読みかけの小説や、漫画がある。
俺はこれを読むまで、断固捕まることを拒否する。
逃げ続けなければならないんだ!
そして俺の逃走の日々が始まった。

2:おるがん:2011/03/25(金) 15:40

俺は走った。無我夢中で走った。家に。
とりあえず家に帰った。小説を読むことにした。
物語は、まだまだ序盤でどんどん面白くなっていく。
はぁ俺最終巻まで読めるかな?
ここにいたら、まず間違いなく読めないだろう。
しかし逃走したところで、俺を匿ってくれるような人はどこにもいない。
それに問題は漫画だ。小説はまだ立ち読みができる、しかし漫画はどうだろう?ビニール包装さんのおかげで見事
に中身が見えない。ならどうする?答えは簡単だ、盗めばいい。
しかし俺は、そんなに悪い子じゃない。俺は高々、ゴミを処分した程度の人間だ。
全く俺に対して、害意を持たない、むしろ営業スマイルでニコニコした本屋の店員を裏切るのは、とても心に痛い。
まぁいい考えるのはやめにしよう、とにかく今は読みかけたものを読む以上!。

3:おるがん:2011/03/25(金) 16:07

しばらくすると、チャイムが鳴った。
む、警察か?速い!ぬぅ逃げるかw・・・漫画と小説をリュックに詰めると窓から離脱した。
とりあえず、適当にお店に入ってトイレで本読むか。
俺は本を読み続ける。飽きるまで読み続ける。
しかし、この時はまだ知らなかった。俺が読んでいる本が20年以上、連載が続くロングセラーになるとは
この時はまだ知らなかった。


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