タイムスリップ!! 

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1:梨伊奈:2011/04/10(日) 12:18

感想聞かせていただいたら嬉しいです☆

主な登場人物

水沢海里 女

黒島大雅 男

尾田竜己 男

人物の性格などは小説を通してわかっていただければ幸いです。

2:梨伊奈:2011/04/10(日) 12:48

第一話 入学!!

桜の舞散る中、新しい制服に身を包み希望を胸に中学校へと入学してきた私。
なんか、やたら長い坂をやっとのことで登りきり、
ああ、これから毎日この坂を登るのかと思いだんだん気が重くなってきた。
「何でこんなに汗だくになってんの?私、運動したっけ?!」
一人でわめいてみる。
「ったく、騒ぐなよ。さらに暑くなるだろ?」
私の横で尾田が小さく呟いた。
その一言にさらにイライラがましてくる。
「独り言だもん!尾田に言ってないもん!」
「はいはい、すみません」
軽くあしらうように言う尾田を睨んだ。
…といっても実際のところ、尾田のほうが30cmくらい身長高いから見上げる形になっている。
そもそも何で私たちが一緒に登校してるかというと、幼馴染だからで、
お母さん方は後ろのほうでペチャクチャとおしゃべりをしていた。
「だいたい何でこんな山に学校建てんのかな…」
「まだ、言ってんのかよ…」
やれやれという感じで尾田が言った。
「もう登って、あと降るだけじゃん」
「そうなんだけど…」
尾田と言い合っていた時、聞き覚えのある声が後ろで聞こえた。
「よお、竜巳と水沢!」
後ろを振り向くと、黒島大雅がたっていた。
「ああ、大雅。一人か?」
「まあな、卒業式以来だな」
そんなにたってないじゃん…という私の呟きは無視された。
「…あっ、ところでさ水沢」
いきなり話をふられて驚く。
「何?」
「なんでもねえ」
そういって一人で笑いだした。
「なんだよ、それ」
つられて私も笑う。
こういうところが嫌いになれない理由なんだよなぁ…


感想お願いします。

3:梨伊奈:2011/04/14(木) 17:39

第二話  桜の木

「クラス一緒だって!」
下駄箱に貼り出されたクラス表を指差し、黒島と尾田にいった。
「やったな!!」
黒島も大声を出す。
それに比べ尾田はあくびをしただけだ。
そんな尾田を横目で睨み時間を確認する。
「…ちょっと早く来すぎたね。入学式まであと、30分もあるよ」
腕時計を見ながらそういうと、尾田が歩き出した。
「竜巳、どこ行くんだ?」
「散歩」
尾田が短く答えた。
「待って!私も行く!!」
小走りで追いかける。
歩幅が違うからついていくのも大変だ。
「…もう少しゆっくり歩いてよ〜」
そういったら、急に尾田が立ち止まった。
「すっげ〜」
黒島が空を見上げてそういった。
私も上を見た。
驚くほど、綺麗な桜の花が空へ散っていた。
「綺麗…」
見惚れていた時だった。
ビューッ

突風が吹き桜が舞う。
あまりにもすごい風に目をつぶった。
何かが光った気がした。

目を開けると、そこに桜はなかった。
あるのは一面に続く田んぼだけ。
「どこ、ここ?」
私たちはしばらくそこに立ち尽くした。



感想お聞かせください。

4:梨伊奈:2011/04/16(土) 09:41

第三話  卑弥呼登場

「…桜の木は?学校は?」
何がなんだかわからず、そう呟いた。
「どうなってんだよ…」
黒島も珍しく真剣な顔をしていた。
尾田は黙ったままだ。
そのまま、沈黙の時間が続く。
「なぁ、俺思うんだけど…」
尾田が突然口を開いた。
「今までそこにあったものが一瞬でなくなるのは不可能」
「うん…」
私と黒島は黙って聞く。
「でも、俺らが何かの力によって別の世界へ飛ばされたのだとしたら…」
「おい、突然なに言い出すんだよ!」
黒島は尾田が言ったことを信じられないというように大きい目をさらに大きく丸めていった。
「お前らしくねえぞ、竜巳」
「やめなよ…黒島」
突然の険悪な雰囲気にどうしていいかわからずオドオドする。
「だったら…」
尾田が続ける。
「どう説明つけろっつーんだよ、この状況をよ!!」
尾田が大声を出すことはあまりないので驚いた。
「それは…」
「一瞬でどっか行く術があんのかよ」
「もうやめなよ、二人とも…」
どうにかして、止めようとした。
「っるせー!海里は黙ってろ!!」
その一言にカチンときた。                        
「だから、言い合ってる場合じゃないだろ!!てか、いきなり人の名前呼び捨てにすんな」
もう三人での喧嘩が始まってしまった。
その時だ。
「おめえら、なにしてるべ?」
方言?と思い声のした方を見る。
そこには3,4人の白い服をきた男たちが立っていた。
中にいた、一番大柄な男が口を開いた。
「見かけねえ顔だな、さては川上の村のもんだな?」
「は…?」
何こいつら…と黒島が目でうったえてくる。
「そうに決まっておる!何しろこの国の範囲はここまでじゃ」
「この国のもんがこんな時期にここにおるわけないもののう…」
口々に勝手なことを言い出す。
「よし、女王様のところへ連れて行け」
何故か私たちは手を後ろで腕を縛られどこかにつれていかれることになった。
「あのぉ…」
「なんじゃ?」
「ここ、どこですか?」
おそるおそる聞いてみる。
すると、男はあきれたというような顔をして
「そんなもの、決まっておる」
「どこですか?」
「ここは女王卑弥呼様が治められる国、邪馬台国じゃ!!」
「卑弥呼!?」
びっくりして大声で叫んでしまった。
後ろから思い切り頭を殴られる。
「…いった〜」
涙目になりながらそういうと男たちに睨まれた。
「我らが女王、卑弥呼様を呼び捨てにするなど何たる侮辱」
「子供とてただじゃおかんぞ」
そんなことを永遠に言われながら、門の前に立った。
もう日は西に傾いてた。
門が開き、中へ入る。
「教科書でみたのと似てる…」
弥生時代の絵を思い出しながら歩いていく。
大きな屋敷?のようなものの前に出た。
中から一人の男が出てきた。
「主らはさがってよいぞ」
「ははぁ」
そういって男たちは即座にでていった。
「お前らか、侵入者というものは…」
さげずむように見下ろされている。
「姉上はいま祈祷中でな、今しばし待つがよい」
偉そうだな…と思ったのはみんな同じだろう。
ガタリ

中で何か動く音がした。
「あ、姉上。人前に出られるなど…」
「かまわぬ、主は下がっておれ」
鈴を転がしたような美しい声が響いた。
着物をする音がして、中から女性が現れる。
「きたな、選ばれしものたちよ…」
その人こそが卑弥呼だった。



感想お聞かせください。 

5:梨伊奈:2011/04/16(土) 19:01

第四話  天からのお告げ

「何、言ってんだよ…意味わかんねぇ」
黒島が誰に言うでもなく呟いた。
無理はない。だって突然、
『きたな、選ばれしものたちよ…』
なんていわれて
『はい、どーも』
なんて答えるほうがどうかしている。
自分たちの中にそんな奴がいなかったことに感謝する。
「…あんたが卑弥呼様?」
尾田が口を開いた。
「さよう、ワラワがこの邪馬台国の女王じゃ」
別に威張るわけでもなく平然と卑弥呼は答えた。
「さっきのどういう意味?」
尾田は私も、おそらく黒島も思っていたであろう疑問を卑弥呼にぶつけた。
「案内しよう…」
質問には答えず、卑弥呼は私たちを屋敷の中へと招いた。
「貴様ら、命拾いしたな…」
偉そうにしていた男が苦々しく呟いた。
そんなの知ったこっちゃない。
「入れ…」
一番奥の部屋へと通された。
その部屋には真ん中に机のようなものが一つだけ。
その机の上には鏡や勾玉など占いに使いそうなものが少しだけ置かれていた。
「先ほど、祈祷中に天よりお告げをいただいた…」
卑弥呼は急に口を開いた。
「太陽神、天照大神からじゃ。最近この国は水不足になってきておる」
天照大神は聞いたことがあったので黙って聞く。
「あの方がおっしゃるには妖怪が住み着いているというのだ」
そんな馬鹿な…という私たちの呟きは無視された。


感想お聞かせください。

6:蛇姫:2011/04/17(日) 21:35

第五話  ありえない時代

「まあ、今日は疲れているじゃろう…」
なんか人の話を全く聞かない人だなぁ…
「村の屋敷で休むとよい。話は明日じゃ」
まだ、あんのかいっ!…そう心の中で呟いた。
日はすっかり暮れて月が昇っていた。
「こちらでございます」
女中らしき人が案内しに来た。
村は以外にも広くて一日の疲労がたまっていた私の足にはかなりの重労働だった。
黒島も尾田も疲れきった顔をしている。
しばらく歩くと卑弥呼の屋敷とは比べ物にならないくらい小さい屋敷に着いた。
「では、ごゆっくり」
そう言って女の人は闇の中に消えていった。
「…とりあえず入ろうか」
いいたいことはたくさんあったが今は一刻も早く寝たい。
気にせず床へ寝転がった。
そのまま私たちは深い眠りへとおちていった。

「んん〜」
寝返りをうとうとしたら何かに当たった。
「何これ?」
目を開けるとそこには黒島の寝顔があった。
「…えーっと」
1・2秒考えた後
「きゃぁぁぁぁぁぁぁ」
「わっ、何だ?何だ?」
黒島と尾田は同時に飛び起きた。
「何で部屋同じなんだよぉぉぉ!!」
私の叫びは屋敷中に響いた。
もう辺りは明るくなってきていた。
「これじゃあ、屋敷じゃなくて馬小屋だな」
明るくなったので屋敷の中がよく見える。
確かに何もなく、床は土だ。
「確かにねぇ…」
私も頷く。
「なぁ、俺らに話しあるって言ってなかったっけ?あのオバサン」
「オバサンじゃなくて卑弥呼ね…」
黒島の暴言を修正する。
それにオバサンって歳じゃあないだろう…
「あのさ、ここホントに弥生時代なのかな…」
思わず呟いた。
信じたくない現実がここにある。
「…信じるしかないだろ」
黒島がいった。
「あのオバサンが何か知ってるかもしれないだろ?」
まだオバサンって言ってたけどもういいや

7:梨伊奈:2011/04/23(土) 21:04

第六話 卑弥呼の話

三人で屋敷を出た。
真直ぐに卑弥呼の屋敷へ向かう。
「話って何だろうね?」
聞いてみる。どうせ『知らね』って言うんだろう。
「知らねっ」
思ったとおりの答えが返ってきた。
昨日は遠いって思ったけど、今日はあまり遠いとは感じなかった。
よっぽど疲れてたんだなと実感する。
卑弥呼の屋敷の前では大勢の人たちが待っていた。
「待っておったぞ。選ばれしものたち」
まだ言ってるよ、このオバサン…黒島が囁いてきた。
「そだね」
私も答える。
「名をなんと言う?」
卑弥呼が聞いてきた。
「…水沢 海里です」
「黒島 大雅」
「尾田 竜巳」
一応答えた。
卑弥呼は満足そうに頷き、
「あの者たちをここへ」
女中の一人に言った。
しばらくして数人の子供たちが連れてこられる。
「この者達は我らが神にささげられる」
意味がわからず困惑する。
「さあ、生贄の祭壇へ」
「生贄!?」

8:梨伊奈 ◆eCks:2011/04/25(月) 16:30

第七話 生贄

「ちょっちょっと待ってよ!何?生贄って?」
頭の中が真っ白でまともな判断ができない。
「神にささげ、雨を願うのじゃ」
顔色一つ変えず卑弥呼は言った。
「こいつら…なんかしたのか?」
黒島も青ざめながらそういった。
「なんもしてねーだろ」
尾田が答えた。
「ここは、神に頼るしかなかった時代だ…子供が生贄で殺されてもおかしくない」
確かにそうだ。だが、納得できない。
「…生贄なんて、おかしいよ」
思わずそう呟いた。


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