人生堕落

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1:レンナ ◆rSJ.:2011/07/20(水) 03:32

ぼちぼちと暗い雰囲気の小説を書いてみます。

2:レンナ ◆rSJ.:2011/07/20(水) 03:48

プロローグ

 今年でぼくは中学二年生だ。しかしぼくは、一年生の二学期から一度も学校へ行っていない。いじめだとか、恐喝だとか。あとは精神面が追い詰められたとか。そんな感じの理由でぼくは登校拒否になって、七日――一週間も経てばあっという間に不登校になった。
元々ぼくはあまり良い性格をしていないが為に、いじめられたのだろう。根暗で本ばかり読んでいる様な人間は、クラスでは浮かない上に必要とされてすらいない。ぼろ雑巾でさえ、必要とされるというのに。ぼくはぼろ雑巾以下の生物のようだ。
 薄暗い部屋に引きこもり、ただただ本を読み、ただただパソコンをいじる。そんな毎日。ぼくが最も敬愛していた父親はぼくが中学に入りたての頃に他界してしまっているし、母さんはぼくを心配し続けているせいでやつれてきてしまっている。けれど、ぼくに罪悪感という感情は、湧かなくなっていた。
友達だって、居た筈だ。でも今ぼくの側に居てくれる友達は、小学校からの幼馴染である葉太と美春ぐらいしか居ない。それでも、その二人だけでも、友達が居ればいい。葉太はへらへら笑って接してくれるし、美春は明るく話しかけてくれる。ぼくを哀れんでいるだけかもしれないけれど。
こんな風にマイナスな考えになってしまうのが、ぼくだ。ネガティブでマイナスで卑屈。ぼろ雑巾以下の存在。世界を一つの家だとするのならば、ぼくは生ゴミ程度の存在だ。ぼくが生きているだけでも、空気中の酸素が非常に勿体ない。いっそ、二酸化炭素を吸って、酸素を吐き出せる体を持てればいいのに。
 ――ここまでは茶番。これからが、ぼくの人生というどうでもいい、すぐに終わってしまうような物語が紡がれるのである。

3:いちご:2011/07/20(水) 14:39

面白いです<<

なんかすごい引き込まれます

4:レンナ ◆rSJ.:2011/07/20(水) 19:19

>>3
ありがとうございます!
そう言って頂けるととても嬉しいです!

――――
第一話「暗雲低迷」

 万年夏休みのぼくには関係無い話だが、どうやら今は夏休みとやらのようだ。しかしぼくはいつも通り、クーラーのかかっている部屋で遅寝遅起のだらだらとパソコンをいじる本の虫という惰眠を貪る日々が続いている。小学校五年生までの明るいぼくは何処へ行ってしまったのだろう。
行ってしまったのではないかもしれない。もしかしたら、置いて来てしまったのかもしれない。あの頃のぼくのように、今のぼくが明るければこんなことにはならなかったのかもしれない。小学校六年生の三学期から、ぼくは根暗人間になった気がする。あくまで、気だけれど。
そんなことを考えれば、インターホンが鳴る。時計を確認すれば今は朝九時だった。恐らく、葉太と美春だろう。ティーシャツとジーンズという、如何にもな服装のまま玄関へと向かう。玄関へ向かう途中、姿見を見れば寝癖があったけれど、それを気にせずに。そして玄関へと辿り着けば、扉を開ける。
 すると、そこにはやはり二人の姿があった。天然茶髪の笑っている色黒な少年と、黒髪のポニーテイルで微笑んでいる色白な少女。それは、ぼくの見知った二人だった。けれど、美春はどこか、こう……大人しめな雰囲気があった。前までは、男勝りな女の子だったはずなんだけれど。
しばらく瞬きをして目をぱちくりさせていると、葉太が口を開いた。
「よ、元気にしてたか? んとさ、俺らお前を遊びに誘おうと思って来たんだ」
 ぽかんとしてしまった。が、すぐに表情を戻し、「そうなのか」と言う。そういえば、この頃この二人と暫く遊んでいなかった気がする。嬉しい、かもしれない。
そんなことを思っていると美春が口を開いた。
「あたしらとなら平気だしさ、行こうよ。駄目なら断ってくれていいけど、代わりにメールしてもらうからね」
 ……大人しめと思ったが、あまり変わっていなかった。相変わらずはきはきとした喋り方で、彼女はそう言ってくれた。ぼくは迷わず、「……行きたい」と言う。言わなければ、後悔した気がするから。そんなぼくを、美春は笑って「んじゃ、行こうか」と言う。
幸いにも、出掛けるための荷物は用意できていた。美春達に「少し待っててくれ」と告げると、寝癖を直してシャツを換え、ショルダーバッグを肩からかけて、再び玄関の扉を開けば美春達に「よし、行こう」とだけ言って。
 久しぶりに楽しめると思ったこの些細な遊びに行くという行動は、ある意味間違いだったのかもしれないけれど。

5:いちご:2011/07/26(火) 08:38

また私ですみません(汗)

とってもいいです!!!
本当の小説を見てるみたいで・・・

続き、楽しみにしてます♪


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