三流作家達の小説スレ【短編小説専用】

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1:得名希望:2011/07/23(土) 14:16

このスレは三流作家達の小説スレであり、短編小説専用のスレです

次の精神を忘れないようにしましょう

一、己は三流作家である
一、読者は三流でなく三流以上であること

一、ルールを守り楽しく書き、読むこと
>>2に続く

2:得名希望:2011/07/23(土) 14:19

>>2の続き

(1)短編小説に限る
このスレでの短編小説の定義は、文字数は1レスあたり最低100文字以上、合計10〜15レスで完結するものとする

(2)書き初め
必ずタイトルを一行目に記入し、二行目から文章を書く事

作家が次のレスに移る場合、移ったレスに必ず前のレス番号からアンカーすること

(3)完結
完結した場合、行替えして「完結」と必ず表記すること

(4)読者層へ・その1
作品及び作家に対する誹謗・中傷・粘着行為はNGとする

(5)読者層へ・その2
単なる感想は完結後が望ましいが、助言は早めに言ってあげる方が良い

(6)二次創作は?
なるべくオリジナルで書きましょう
キャラ設定を自分で考えるのも一つの勉強です

(7)それでも二次創作書きたい
二次創作である事を素直に認め、如何なる感想にも耐えうる精神・覚悟があるならどうぞ^^
当スレでは一切責任を負いません

3:久地丸:2011/07/24(日) 20:26

新スレおめ☆支援投稿

『亡霊機動部隊 〜第二航空戦隊異聞〜』   作・久地丸

【第一夜】

−1943年5月28日・午前三時−

新月で風も無く波も穏やかな深夜の太平洋上を物資輸送航行中の米海軍駆逐艦ベネットの夜間歩哨に立ったマーク・ライアン二等水兵は、漆黒の闇がはるか彼方へと続く海上―その数マイル先に青白くゆらめく鬼火を発見し、全身粟立つような恐怖にとらわれ呻き声を上げた。

「‥ジーザス、なんてこった! よりにもよってこの俺が立ち番の夜に‥。」

実は数週間前から米太平洋艦隊の水兵たちの間でまことしやかに囁かれていた奇怪な噂があり、それは‥その怪異現象に出くわした艦船の全ては一瞬で海の底に引きずり込まれる‥という戦慄すべき内容の、云わばそれこそが世の船乗りにとって最も忌まわしき悪夢なのであった。
そしてその話を出港前の彼に教えてくれたハワイ基地の整備兵曹長は、あたかも新兵をからかう事を己の任務と確信しているかの如き表情で最後にこう言って嗤った。

「たぶんソイツは、死んでも戦う事をやめようとしないクレイジージャップの水兵どもの亡霊に違いあるまいよ、なぁ兄弟?」

今やライアンは瞬きや呼吸する事すらも忘れてそれを凝視している。
彼に向かって音も無しに‥しかし決して迷いを見せる事無く一直線に海面上をスルスルと這い寄って来ていた敵兵の怨霊は半マイル先でゆっくりと身を起こし、夜目にも不吉に映る白い衣をひらりと翻してみせると無言のままで深い闇の帳(とばり)の陰に消えていった。

それまで金縛りに遭ったかのように身体を硬直させていたライアンが、ほぅッ。と安堵のため息を解放した次の瞬間! 彼の乗船していた駆逐艦は凄まじい轟音や火柱とともに真ッ二つに裂け、メーデー(SOS)を発信するヒマすら無くわずか数十秒で海中に没していった。いわゆる轟沈である。

その後しばらくしてようやく明けはじめた朝の光が、ボコボコと白く泡立ち続ける中心部から同心円状に拡がってゆく黒い重油の環と、時折り勢いよく浮かび上がって来る無数の浮遊物、そして油にまみれた無残な米兵たちの水死体の背中を冷たく照らし出していた。


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