暇つぶしに書いてみる小説

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1:妖 ◆486Q:2011/09/04(日) 13:57

タイトルが思い浮かばなかったので保留にします←
更新もの凄く遅いです。
オリジナルです
始めて書くので下手です

2:妖 ◆486Q:2011/09/10(土) 17:42

第1話

タタタッ
夜、1人の少年が夜道の路地を駆け抜ける。
「時間的にそろそろ97話くらいだろうな」
「何故分かるのじゃ?」
「あいつ等が今日の夜【百物語】をするって言ってたからな」

昼間学校にて

「ねえ、今日百物語やらない?」
「わ、面白そう!」
「でしょ?」
女子のグループが話していた。
「……。」
「ん?…何見てんのよ」
一人の少女が少年に気づく。
「別に」
少年はそっけなく答えるが
「あ、そうだ…」
思い出したように女子グループを見ると
「遊び半分で百物語なんてやらない方が良いぞ?…仕事が増える(ボソッ)」
最後の方は聞こえない程度に言う。
「はぁ?何でよ」
「お前達さ…金田の表情見てみろよ」
「…!?」
一斉に目を向ける。
「朱里…」
「あのさ…百物語とかやめない…?」
朱里は控えめに言う。
「如何して?」
「それは…」
「ま、俺は如何なっても知らないけどな」
少年は教室から出ていった―…

夜道の路地

「だけど、あいつ等は絶対に百物語をする」
「なるほどな…」
「早く行くぞ!」
「ああ!」

学校

「そしてその女の人はこう言ったの…」
「「「「……。」」」」
「それは…こんな顔かしらぁ?」
目を見開いて振り向く少女。
「きゃぁぁぁ!!!!」
驚く少女達。
スッ
ろうそくの火を消す。
「「「「「……。」」」」」
しーん
「何も…無い?」
「みたいだね」
「何だぁ…つまんない」
「ほんとほんと〜もう帰ろう?
皆は帰る支度をし始めた。
サッ
「え…?」
「如何したの?」
「今…何か目の前を…」
「う、嘘…」
「嘘じゃ無いわ!!」
5人はその場で固まる。
「何も…いないじゃない…ヒッ」
「何!?」
「あ、あそこ…」
震えながら隅を指さす。
「きゃっ」
そこにいたのは黒い長い髪と角を持ち、歯を黒く塗った白い着物を着た鬼女だった。
「に、逃げようよ!」
「うん!!」
5人は逃げ出したが
ガシッ
「あ…」
「朱里!?」
「皆は逃げて!!」
「で、でも…」
「早く!!」
朱里の腕には妖怪の手があった。
「ごめん!」
4人は逃げ出した。
「放してぇ!」
もがく朱里。
その時
バリィンッ
窓ガラスが割れ
「どりゃぁ!!」
ザクッ
少年が入って来ると同時に妖怪の腕を斬る。
「きゃっ」
解放された朱里はバランスを崩すが
「大丈夫か?」
少年が抱きとめる。
「う、うん…って水原君!?何で此処に…それにそれって刀!?」
「……。」
「水原君って何者なの!?」
「一気に質問すんな!!わけ分かんなくなるだろうがぁ!!」
「ご、御免なさい!!」
「俺は水原海空、此処に来たのは妖怪を消す事、これは俺の武器、俺は人間」
「そう言いつつちゃんと答えているじゃろ…」
「黙れ化け猫」
「何じゃと!?」
「ね…猫が喋った!?」
驚く朱里。
「猫じゃ無くて誇り高き妖じゃ!小娘喰らうぞ!!」
「やめとけ…こいつは普通の人間だから不味いぞ?てか、そろそろ倒して良いか?」
「そうじゃな…小娘、下がっておれ」
「は、はい」
朱里は半歩下がる。
「行くぜ妖野郎!」
海空は妖怪の後ろに回り刀を振り上げる。
「この世に存在する妖怪を我の全身全霊の力を使い祓え」
「はっ」
カッ
猫が光を放つ。
「……!?」
「今じゃ!!」
「分かってる!」
ズバッ
一太刀で斬る。
すると妖怪は光に包まれ消えていく。
「封印完了」
カチャン
刀をしまう。
「……。」
海空は朱里の傍に行く。
「終わったぜ…立てるか?」
「えっ!?あ、うん…」
少しふらついたがかろうじて立つ。
「今のは…」
「今のは妖怪だ」
「妖怪?」
「ああ…化け猫、窓元に戻してくれ」
「貴様!ワシに命令をするのか!?」
「手伝ってるんだこれくらい出来るだろ」
「チッ…」
舌打ちをしる。
「あの猫は…」
「あいつは化け猫…猫又ってやつ」
「へぇ…で、如何して水原君はあの妖怪と戦ったの?」
朱里は不思議に思って聞く。
「それが俺の仕事だからな」
「仕事?」
「…もう帰った方が良いぞ?」
「でも、私まだ聞きたい事が…」
ピカッ
「眩しいっ」
咄嗟に目を瞑る。
「……。アレ?水原君がいない…」
目を開けるとそこは自分の部屋だった―…

3:妖 ◆486Q:2011/09/11(日) 11:36

今更の訂正「舌打ちをしる。」=「舌打ちをする。」

4:妖 ◆486Q:2011/09/11(日) 20:51

第2話

朱里は通学路を通りながら昨日の事を考えていた。
同じ学校の同じクラスの水原海空…彼が昨日していた事、昨日話した事を…
「水原君って本当に何者なんだろう…」
「朱里っ!!」
後ろから声がした。
振り向くとそこには目に涙をためて此方を見るグループの親友がいた。
「美子ちゃん…」
「朱里!昨日無事だったの!?」
「うん…ごめんね?心配かけちゃって…」
「良いのよ!無事だったなら…」
「美子ちゃん…有難う」
朱里は美子を優しく撫でる。
「舞良達もきっと喜ぶよ!」
「うん!」
2人は走って学校に行く。

教室

「朱里…大丈夫かな?」
「もし帰って来て無かったらアタシのせいだ」
半泣きになる皆。
ガラッ
「舞良!由菜!李香!朱里はちゃんと戻ってきたよ!」
美子が入って来る。
「本当!?」
「うん!」
美子の後ろからゆっくり出てくる朱里。
「あ、朱里ぃ」
舞良が抱きついて泣く。
「ごめん…」
「由菜ちゃん…」
「アタシのせいで昨日…」
「大丈夫、私はちゃんと此処にいるよ」
「そうだね」
再び5人は楽しく会話をし始める。
「……。」
口元を少し緩ませて微笑む少年がいた。
〖お、珍しく笑ったのぅ〗
「五月蝿い」
〖ふっ…しかしあの金田朱里と言う少女…〗
「金田が如何かしたのか?」
〖いや…何でも無い〗
「ふーん…」
視線をグランドに移す。
「おい、また水原が1人で喋ってるぞ」
「あいつ色々変だよな」
「それにクラスとも馴染もうとしないし」
「別にクラスに必要無いんじゃないか?」
クラスの人が聞こえるように話す。
「……。」
水原海空は昔から普通は見えない物が見えるため人に嫌われてきた。
〖お前、平気なのか?〗
「無視さえしていれば苦にならない」
〖そうか…〗
「またかよ」
ひそひそ
「水原君…」
朱里は心配そうに見つめる。
「あ、そうだ朱里」
「えっ何?」
「昨日どうやって帰って来れたの?」
「えっと…水原君が助けてくれたの」
「水原が!?」
「うん」
朱里は昨日の事を話す。
「って言う事なの」
「正直、水原さんって何者なんでしょう…」
「ちょっと私お礼言ってくるね」
朱里は海空の方へ駆けよる。
「水原君」
「…金田か」
海空はゆっくり視線を合わせる。
「……///(ドキッ)」
「何か用か?」

5:妖 ◆486Q:2011/09/11(日) 20:54

「えっと…その…」
「用が無いなら話しかけないでくれないか?正直迷惑だ」
「……!?」
ざわざわ…と教室にいる人たちがざわつく。
「今あいつ酷い事言ったよな?」
「ああ、本当に最低な奴だな」
「……。」
朱里は困っている。
「朱里、大丈夫?」
美子達が庇う。
「ちょっと!さっきの言い方…アレは無いんじゃない?」
李香が海空に突っかかる。
「俺は本当の事を言っただけだ」
「だからってあんな言い方無いでしょ?」
「俺は人間が嫌いだ…だから話したくない」
「何だって!?」
ガッ
李香は海空の胸倉を掴む。
「殴るのか?」
「殴れないからコレだけで我慢してる…」
「お、落ち着いてよ(汗)」
朱里が止める。
「だってこいつがっ」
「でも、1度落ち着こう?」
「…分かった」
李香はゆっくりと放す。
「で、金田は俺に何の用なんだ?」
「えっと…昨日は有難う」
朱里は頭を下げてお礼を言う。
が、
「悪いが何の事か分からない」
「へ…?」
「俺は昨日家にずっと居たぞ?」
「え、でも…昨日…」
「寝ぼけてんじゃ無いのか?」
「そ、そんな事…」
キーンコーンカーンコーン
チャイムが鳴る。
「早く席につけよ?」
海空は自分の席につくと再びグランドを見つめる。
〖相変わらず「キャラ」と言うモノを作っておるのか〗
「(その方が人も寄って来ないし、仕事が早いだろ?)」
〖ふん…〗
「……。」
ガラッ
「席に付けー今日は転校生が来るからなー」
先生はさらりと言う。
「って事で入って来い」
そう言うと
ガラッ
扉が開く。
おぉー!っと、歓声があがった。
「……。」
しかし、海空は興味無いのか転校生を見ようとしない。
「んじゃ、1時間目は自己紹介&質問って事で」
先生が言うとクラスが納得した。
【地芦神流】【火哀羅桜】と、黒板に書く。
「地芦神流です…」
皆から目を逸らすように自己紹介をする。
「火哀羅桜」
短く自己紹介をする。
色々してるうちに1時間目が終わった。

帰り

〖海空〗
「如何した?」
〖地芦神流と火哀羅桜…貴様と同じ匂いがした〗
「……。」
〖信じられるか?〗
「…もし、俺と同じなら仕事が減って楽だな」
〖貴様っ〗
「水原君!」
後ろから声がした。
「また、金田か…」
「一緒に帰ろう?」
「勝手にしろ」
「うん」
朱里は海空の隣に並んだ―…

6:妖 ◆486Q:2011/09/24(土) 16:43

第3話

その日の夜

「なあ、化け猫」
「化け猫じゃ無いと言うとろうが!」
「だってお前の名前知らねえし…」
「そうじゃったか?」
「ああ…だって始めて会った時聞いたけど結局答えてないしな」
「……。」

少し話の時を戻そう。
海空と猫又が初めて会った時の話へ―…



「ふわぁ…」
のんきに欠伸をしながら登校する少年…彼こそが「水原海空」
彼は昔からこの世のモノでは無いモノ、つまり妖(妖怪)と言われるものが見える。
それも勿論だが他にも霊等も見える。
「ん…」
前方を見ると小学生だろうか、男子数名が囲んで何かをしていた。
「これだろ?」
「ああ」
「壊すか?」
「えぇっ!?」
何やら傍にある岩を壊そうとしているらしい…
「お前達、何してんだ?」
「うわぁ!」
「逃げろ!!」
小学生達は逃げていく。
「…あいつ等が言っていたのはこれの事か?…プッ」
海空は笑いを堪える。
その岩のような物の形は招き猫だった。
「って笑ったら罰あたりだよな」
海空は鞄から財布を出すと中を開き100円玉をその前に置く。
「別に信じているわけじゃ無いけど、笑ってしまったお詫びだ…すまなかったな」
その岩を触る。
その時
〖貴様…かなり高い妖力を持っているな…〗
声がした。
「…?誰だ?誰かいるのか!?」
〖いるじゃろう?貴様の目の前に〗
「目の…前?…まさか!」
〖その通りじゃ!〗
その声と共に岩がバラバラに砕け、海空の前に尻尾が二つに分かれた猫がいた。
「…お前は神様なのか?」
「違うな…ワシは妖じゃ」
「妖…普通の人には見えないのか」
「ああ、其れなりの力が無いと見えん」
「そうか…」
海空は少し残念そうな顔して俯くが
「あぁ!!学校!!」
思い出したように顔を上げると
「じゃあな妖!あ、その金はあんたにやるよ!!」
それだけ言って学校に向かって行った。
「あの人の子なら出来るかもな…」
タンッと地を蹴ると大きな猫に化け海空の後を追う。

教室

「間に合った…ん?」
息を切らしながら教室に入ると自分の机を見て目を細めた。
「……。(クスクス)」
クラスの連中は笑っていた。
「……。」
それを無視して机の物を見る。
机にはお札が貼ってあった。
勿論、適当に作ったお札だろう…
ベリッベリッとお札をはがす。
「おいおいはがしたら魔よけの意味が無いだろー」
「はがす音うるさーい」
等と言いながら笑う。
「……。」
海空は無言で振り向く。

7:妖 ◆486Q:2011/10/10(月) 13:05

第4話

「こんな遊びで作ったお札を貼ったって何の効果もねえよ」
グシャグシャと丸めるとゴミ箱に捨てた。
そして窓を開けると窓枠に寄りかかって外を見る。
「チッ…相変わらずムカつく奴だな」
「だよな」
その時
〖何じゃ?お前は嫌がらせと言うものを受けているのか〗
「……。」
海空は一呼吸すると
パタン
窓を閉めた。
〖何をする!!此処を開けんかぁぁぁ!!!!〗
ガラッ
「煩いな!!てか、お前誰だよ!!」
「何だ何だ?」
皆が海空を見る。
〖もう忘れたのか?これだから人の子は…〗
「人の子…ってまさか!!」
ガタンッと窓枠に身を乗り出す。
「水原君!!」
「え…?」
海空は声をかけられた瞬間自分がいる場所に気づいた。
グラッ
「うわっ…」
海空はそのまま下へと落ちていく。
目の前に地面が近付くと何も考えず目を閉じた。
ポスッ
「ポス?」
痛みではなく誰かの腕の中に落ちたような感じがした。
「……。」
海空は目を少し開けるが助けてくれた人物と思われる手で視界を塞がれた。
「…おい」
「何じゃ、泣いておるのか」
「なっ…」
海空は急いで手を振り払った。


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