俺と能力と始まり

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1:きりん:2011/09/18(日) 00:37

オリジナルですw

ぼちぼち書いていくのでよろしく!

2:きりん:2011/09/18(日) 00:57

「はぁはぁ・・・・・っ!」
息を荒げながら俺は逃げる。
少しだけ隠れれそうな場所を見つけそこに飛び込んだ。
タッタッタッタッタ・・・・どこかに去っていく。どうやら気づかなかったようだ。
「遅いんだよ・・・ふっ」
少し笑いそうになってしまう。
危ない、笑ったらあいつらに見つかってしまうところだった・・・
「気をつけないとな・・・」
そう呟き、俺は別の隠れれる場所を探す。
「どこだあぁぁぁ!!!健悟おぉぉぉ!!」
ビクッ!俺の名前を呼んでいる・・・つーか叫んでる・・・
「掃除くらいさぼらせろよ・・・」
そう、俺は悪者から逃げているのではなく今先生という名の化け物のような怪物から逃げている。
今日、理科の実験で火薬の量を俺、暁 健悟 (あかつき けんご)がふざけて増やして爆発させたからだ。
「あんくらいで掃除って・・・やるはずないじゃん」
笑みをこぼしながら言う。
・・・もうこの校舎には怪ぶ・・・先生はいないだろう。一度教室に戻るとしよう。

3:きりん:2011/09/18(日) 04:37

あ〜みすったw
化け物のような怪物っていっしょじゃんww

4:きりん:2011/09/20(火) 02:47

科学の実験の授業で逃げ出した後は残りの授業が終わるまでずっと走り回っていた。
教室の中かから声がする。
「なぁ、今月やばいから金貸せよ」
・・・不良がカツアゲしてる最中だ、あんなことするくらいなら自分でバイトでもしろよ。心の中で呟く・・・
かと言ってそれを口に出すことはない。言ったところで無駄なのだ・・・
「・・・・・・」
「何だまってんだよ?とっとと出せや!!」
教室内に声が響いた。これで教師が気づけばいいのだが現実はひどい・・・
「暁君?何してるの?」
「・・・え?あ、ん?」
急に声がかけられて俺は一瞬たじろいでしまった。
顔を見ても名前が思い出せない、たぶん違うクラスなのだろう。
「あれ?中にまだ人が・・・」
「早く出せやぁ!」
ビクッ!
名前も知らない女子生徒はすぐ中に入っていって不良を止めに入る。
「何してるの!あんた!こんなことやめてバイトでもしなさいよ!」
「あ?うっせぇよ。てめぇは関係ぇねぇだろ!」
近くにあった椅子を蹴り不良は言う。
「やんのか?あぁ?」
「いいわよ。あんたみたいなクズには負けないけど」
「んだとコラァ!!」
不良はおもいっきり地面を蹴り天井いっぱいに飛ぶ。
たぶん不良の能力は自分自身の強化なのだろう、だからあれだけの跳躍ができるのだ。
それに対して女子生徒は・・・・・目をつぶっている。
「なめてんのかぁぁ!!」
不良はそのままの勢いを利用し拳を振り下ろす。
だがそれは女子生徒にはあたらない。
「・・・なっ!?」
「何それ?弱いよ?」
女子生徒はその拳を見つめているだけだ。赤くなったその目で・・・
「お前・・・念力系統か!」
「・・・だから?」
あれは放っとくと不良が危なそうだな・・・
「・・・・!!」
今の内にかばんを!
そのまま何食わぬ顔で教室に入りかばんを取る。
「ちょっと待ちなよ」
「いやです」
即答し、俺は走って教室のドアへと向かう。だが・・・
「だめ」
ピシャッ!っとドアがしまる多分開けるのは無理だろう。てか俺何もしてないのだが・・・
「すみませんが俺は今何もしていなのだが・・・」
「そうだね、何もしてないね。何で何もしなかったの?」
女子生徒の言葉自体はやさしいが気迫がすごい。
「・・・俺は、・・・弱いからな」
少し笑って見せる。これで女子生徒は怒りをあらわにした。
「その笑いやめなよ。笑うことじゃないでしょ」
不良はもう気絶して寝ている。・・・いつの間に。カツアゲにあっていたやつはもう逃げていた。
「俺は誰にも関わる気はないからな。あとさっきしゃべった時と全然違いますね」
「それは今関係ないでしょ!」
「あ〜そうですね」
「何で助けようとしなかったの?」
「・・・怖いからだよ。・・・・これでいいか?もう帰してくれよ。外結構暗くなってきてるんだけど」
「どうせ寮でしょ?2分もかかんないじゃない」

5:きりん:2011/09/20(火) 22:51

「・・・・・」
「・・・で?何でかな?」
「俺には関係ないからだよ。お前はそんな風に正義でも振りかざせばいいだろ。俺を巻き込むなよ」
「・・・・・・・・」
女子生徒はうつむき黙り込む。
「用はそれだけだな、じゃぁな」
「待ちなさいよ!」
地面が遠くなる。念力で俺は空中にうかび身動きがとれない。
「・・・何のつもりだよ」
この状況はやばい・・・。下手したらこの女子生徒に殺される・・・。
この学園、始ノ学園(はじまりのがくえん)はまず入学式の時ひとつ誓約を誓わなければならない。それはこの学園では学園生同士の殺し合いはいいということ。
この時点でこの学園は狂っている。だがそれでもこの学園に来ることが決まっていた・・・いや来なければならなかったと言った方がいいだろう。
俺たち、学園生は一人一人ありえないことができる能力というものを使えてしまう。これは一般人の人達からは恐れられていた。
だからみんなここに来ている。・・・・・世界はひどい。
「・・・えっとこのまま俺のこと殺す感じですか?」
ふざけながら言ってみる。
「ええ、あなたが気に食わないから殺すわ」
・・・ええ〜。気に食わないから殺すって子供かよこいつ。
「じゃぁね、ばいばい」
その一言を聞いた瞬間俺は窓を突き破り外に投げられていた。5階の教室から。

6:ヒバード:2011/09/21(水) 00:19

神作だ…☆
私にその能力をください…

7:きりん:2011/09/21(水) 00:30

ありがとうございますヒバードさん^^
こんな能力でよければあげますよww

8:きりん:2011/09/21(水) 01:08

「なっ!!」
いきなりのことで頭が追いつかない。俺はそのまま落ちていく・・・そして
地面に落ちる瞬間、誰かが俺を抱きかかえていた。
・・・誰だ?てかお姫様だっこって!!こういうのは男の俺がやることだろう!!
というグチはさておき、とりあえず礼を言う。
「えっと・・・ありがとうございます知らない女子生徒よ!じゃ!そゆことで!」
「何で突き落とした!」
助けてくれた女子生徒は叫ぶ。それに対し俺はダッシュでここから離れようとした。
「そいつが気に食わないからじゃ・・・だめ?・・・紅さん?」
クレナイ―――そう聞いた途端、俺は幻想を抱いてしまう。そしてすぐにその言葉を口に出す。
「翡翠(ひすい)!?」
俺を突き落とした少女はその声に驚く。
「・・・・・暁、お前はいつもそうやって声を荒げる・・・いいかげんその癖を直せ」
彼女は言う。昔のように。とてもすがすがしい笑顔で。
「何でここにお前がいるんだよ!お前は収容所に・・・・」
収容所は俺たち能力を持った者がこの学園に入学を断った時に入れられる場所だ。
これもある意味ここに入らなくてはいけない理由のひとつだ。
「あぁ・・・ちょっとな、少し事情が変わったんだ」
「そうだったのか・・・」
「・・・・・・・もういいかしら?」
「おっとそうだった、すまんな少し放置してしまって。」
そう言うと彼女は構える。
「暁君?いいの?女の子があなたの代わりに死のうとしてるわよ?」
「お前バカだな・・・前見ないと死ぬぞ?」
「は?」
俺を殺そうとしている女子生徒は翡翠へと目を移す。だが彼女はもうその場にはいない。
彼女を殺せる者などいないのだ。彼女はいつだって

強いのだから・・・

9:きりん:2011/09/21(水) 17:44

翡翠は一瞬で5階まで駆け上っていた。でもこれは翡翠の能力ではなく彼女自身が訓練を重ねて手に入れた力だ。これだけでもすでに人間とは思えない。もちろん俺にはこんな身体能力はないぞ。
彼女は小さい頃に能力に目覚めてそれを意識せずに使ってしまっていた。この時、一人だけ能力で傷つけてしまったのだ。
だから彼女はその能力をコントロールするために力をつけたのだ。
「遅いな。瀬川(せがわ)さん」
「っく!・・・」
翡翠の右足からの蹴りを瀬川と呼ばれた女子生徒は受け止める。
「私をなめるなぁぁ!!」
瀬川の怒号とともに教室の窓ガラスがすべてはじけ飛ぶ。
「あんたも死んでしまえぇぇ!!」
たぶんこれが瀬川の最大級の能力なのだろう。いっきに翡翠は吹き飛ばされ、俺のいる地面にたたきおとされた。
「瀬川。お前早く逃げろよ?」
「・・・・・今の見てなかったの?どう見ても私の圧勝でしょう?」
「何が圧勝なのだ?」
「!?」

10:ヒバード:2011/09/21(水) 17:58

能力ないの!?



気になってたんだが(汗)

11:きりん:2011/09/21(水) 18:06

一応だそうとは思ってますよ?www
何にするかは保留中です^^;
まぁ・・・30レスぐらいにまでは出そうかなwww

12:ヒバード:2011/09/21(水) 18:10

本当に?やった!楽しみにしてますね!

13:きりん:2011/09/21(水) 19:38

瀬川の後ろに翡翠は立っていた。これはあの超身体能力ではできるはずもない・・・
「・・・何でそんな所にあなたがいるのかしら?」
動揺を隠せない瀬川は翡翠に問いかける。
「これが私の能力なのだ。・・・私は異端のなのだよ・・・この世界でも」
「どういう意味なのかまったくわからないのですが?」
そして翡翠は一撃で瀬川を気絶させる。瀬川も何が起きているかわかってないようだった。
翡翠は瀬川を床に寝かせ窓から外を見ている。その翡翠は月明かりに照らされてとてもきれいだ。


―――紅 翡翠・・・昔から俺の中では翡翠が強かった。俺が泣いていると絶対に助けてくれるヒーローのようなものだった。
翡翠と出会ったのは小学校低学年のころだった。
「今日からここに転校することになった紅 翡翠です、よろしくです」
「じゃぁ、まずは席を決めないとな・・・健悟の隣でいいだろう。一番後ろの右端にいる生徒の隣に座ってくれ」
「はい、わかりました」
先生との会話を終えこっちに知らない生徒が来る・・・
「紅です、よろしく」
「あ、よろしく!僕は暁って言うんだ!よろしくね!」
・・・我ながらこの頃はとてつもなく俺はうるさかったな。
翡翠が転校してきて何年かがたち、俺たちは中学校に入っていた。

14:きりん:2011/09/24(土) 17:59

「なぁ、暁よ」
「ん、何だ?手短に言えよ。翡翠」
「お前はどこの高校に入るつもりだ?」
「・・・何言ってんだ?そんなのもう決まってるだろ?俺たちは始ノ学園にいれられるようになってるじゃん」
「やはりそうか・・・」
「・・・・・もしかしてお前違うとこに行くつもりなのか?」
「できればそうしたいが、やはり無理だな」
「そうだな残念だがそれはあきらめろ。じゃ飯の続きいいか?」
「あぁ、いいぞ。私もここで食べよう」
「・・・お前もそろそろ考えようぜ」
「何をだ?私はお前より成績はいいぞ?」
「そういうことじゃなくてな・・・」
この頃、翡翠は陸上部に入っていてありえない記録を打ち立てていた。だがこれを世間は能力を使ったと評し、記録を消したのだ。
実際は翡翠が自分で身につけた超身体能力なのだがこれは認められなかった。理由も簡単だ、こんな事が人間にできるはずがないとのことだ。

15:匿名さん:2011/09/24(土) 22:00

でも翡翠は陸上をやめなかった・・・いや逆に認めさせようと必死に練習をした。それでも認められなかった。
「私は始ノ学園には行かない・・・」
「へぇ、そうなんだ・・・・・・・・・って、えぇ!?」
「うるさい。声を荒げるな」
「いや、だって!お前、あの学園に行かなきゃ収容所に!」
「だが高校は別のところに行ける」
「お前、まだ陸上やるのか?」
「・・・あぁ、認めさせるまで、ずっとな」
「ふーん、ならいいわ。がんばれ」
「・・・止めないのか?」
「止めたって行くだろ?なら俺はお前を応援する」
「ふふっ・・・やっぱり暁は暁だな」
「なんだよ・・・」
「ありがとう」
これから数日後、翡翠は別の高校に受験し、みごと受かったのだった。


―――という感じで翡翠とはお別れしたが・・・
この再会って・・・俺ださっ!

16:きりん:2011/09/24(土) 22:03

上のやつ名前忘れてたorz

17:きりん:2011/09/24(土) 22:21

「あのう・・・翡翠さん?」
「暁・・・お前は何で戦わない?」
「えっと、まぁ・・・逃げる気だったので」
「男が逃げるなぁ!」
翡翠が俺の顔めがけて蹴りをいれようとする。
「ちょっ!待て!俺、死んじゃう!」
「問答無用!」
翡翠には小さいとき一度蹴られた事があるが・・・怖くて思い出したくもない・・・
「あぁ!もう!」
俺は体に力をこめて・・・そして!
「すんませんしたぁ!!」
土下座をくりだした。翡翠の蹴りは宙を通り、そして翡翠の顔は・・・鬼の形相になりました・・・
このあと一時間ほど説教をうけ(もちろん正座で)夜8時にやっと開放された。
「で、翡翠・・・お前いつからこの学園に?」
「あぁ、今日だよ」
「今日か。そりゃわからないな」
「まぁいいさ。それよりも・・・どうする?」
「どうしますかね・・・」
俺を殺そうとした瀬川に目をむける。

18:きりん:2011/09/25(日) 03:05

「とりあえず・・・殺すのか?」
翡翠が俺に問いかける。そして俺は・・・
「縛って木につるして置いとこう」
てきとうに言って本当につるした。実際は殺した方が安全なのだろう。でも俺は絶対に殺しはしない・・・そう絶対に
「暁、お前は今寮に住んでるのか?」
「ん?そうだけど?」
「すまんが私もそこに住ませてくれないか?」
・・・・・・・・・・・・・・・え?いや、ちょっと待て!これは俺の聞き間違いにちがいない!うん!絶対そうだ!
「すみませんが翡翠さん、ちょっと聞き取れなかったのでもう一度」
「?いや、だからお前の部屋に今日から住ませてくれと・・・暁?」
・・・・・おい・・・いいのか?このままOK!って言ってもいいのか!?仮にも翡翠は女子なんだぞ!いやでもそんなに女子っぽくな・・・い・・
翡翠に目をむける。

めっちゃかわいいよ!!なんなんだよ!たった一年会ってないだけでこんな風に思っちゃうの!?無理!絶対無理!
そして俺は決める。この判断は間違ってない!
「いいよ!」
言っちゃったよ!俺!今日はどうなるんだあぁぁぁ!
「いいわけないでしょ!」
と声が俺にむかいはなたれたようだ。声の主はロープで縛られ、木につるされてる瀬川だった。
翡翠の目が鋭くなる。俺は瀬川にしゃべりかける。
「いや、いいだろ別に。俺がいいって言ってるから」
「あなたは何言ってるの!?女子と男子がひとつ屋根の下って・・・・っ!!!」
「え?ひとつ屋根の下で何ですかぁ?」
俺はニヤニヤしながら瀬川をからかう。すると
「ごふぅっ!?」
念力でおもいっきり殴られた・・・
「・・・殺す気か!?」
「殺すならもう殺してる・・・もういい、あんたは殺さない・・・私が殺す必要もない。私を殺すこともしない甘いあんたは・・・いつか死ぬから」
そう言い彼女は念力でロープを切る。その瞬間に翡翠は瀬川を・・・たぶん殺そうと能力を使う。

・・・・・・だが瀬川にはあたらない。瀬川は念力でまわりにすべてを遮断する壁を作っていたみたいだ。
「やっぱりあなたの能力は雷化(いかずちか)ね」
「っ!」
翡翠の能力は瀬川が言ったように雷化だった。自分を雷にすることもできるし、雷を放つこともできる。これを使ってさっきは瀬川の後ろにまわったのだ。
「あとストップ。もうあんたとは戦わない。後、私の部屋に来なさい」
「なんでお前のようなやつの所に」
「朝によろしくって楽しく会話したのにこの状況・・・」
そりゃそうだろう・・・と心の中で言っておく。とりあえずお腹いてぇ。

19:きりん:2011/09/26(月) 18:16

すみません^^;
少しの間書き込みを少なくすると思いますので投稿は一週間に二回ぐらいにすると思います。

と言っても読んでる人いないかwww

20:ヒバード:2011/09/26(月) 18:53

いるんだな、それが(笑)

21:きりん:2011/10/03(月) 15:17

・・・とりあえず翡翠のことは瀬川に任せて俺は帰るか。
二人が言い争っている間に俺はこっそりその場を抜けることにする。
「あいつらはうるさいな」
そしてその場から抜け出した。

ガチャ、部屋が開く音が響く。
「ただいま〜っと」
今日は散々な一日だったな・・・
でも翡翠が帰ってきてくれたのは純粋にうれしいと思える。
そんな風に考えているとベランダが急に破壊された。
ドガンッ!!!
「なっ!?」
一瞬の出来事に反応しきれずベランダのコンクリートが飛んできてあたる。
「いって!!」
だがこんなことでうずくまっていたら死んでしまう。すぐさまベランダに目をやる。さっきまでだるいことに巻き込まれていたのに・・・次はどんなやつだ!
ベランダには人が倒れていた。

22:きりん:2011/10/05(水) 00:46

その倒れている人から10メートルぐらい前にもう一人いる。空中に浮かんでこちらに目をむけていた。
「あれ?人いたのか。すんませんねぇ、明かりがないからいないかと」
声からして男だろう。服装は黒いローブを羽織っていて顔まで隠している。
「明かりがなかったらベランダ壊していいのか?」
いやみたらしく言ってやるが、男は
「いいじゃん、別に」
と、あっさり返してくる。
「いや、だめだろ」
「ん〜まぁごめんねぇ」
笑い声をこらえながら言っているようだ。
「あ!そうだ。そこにいる子、こっちに投げてくれない?」
「はぁ?」
その言葉を聞き、倒れている人に目をやる。よく見たら俺と同じ歳の女の子ように見える。髪が銀髪なのが目立つ。
「・・・なんでこの子は倒れてんの?」
俺の言葉を聞いて男は待ってましたとばかりに答え始める。
「それはね、その子が僕たちに必要なものを持って行っちゃたからさ!ほんと大事なものなのに・・・クズが」
最後の一言に少し動揺してしまう。
「まぁそれはわかった・・・でもここまでしていいのか?てか部屋直しやがれ」
「しょうがないじゃないか、逃げるのが悪い。あと部屋は自分で何とかしてね」
その時、女の子が目を覚ましたようで俺に話しかけてくる。
「た・・・すけ・・・て・・・」
女の子の目から一筋の涙が流れる。
「もういいかなぁ、そろそろ連れてかないと僕が怒られるんだよ」

23:きりん:2011/10/05(水) 21:57

「・・・・・・・」
「もういい?」
気の抜けた声で問いかけてくる。こんな面倒なこといいじゃないか・・・もうこいつに引き渡したほうがいいんだ。
こんな奴を助けても何もないぞ・・・でも、
「助けてって言われちゃったしな」
黒いローブの男に目をむける。
「お前がどんな理由でこいつを追ってても関係ねぇな。それにお前がこれ直さないなら、こいつに直させる」
男は少し顔をゆがめ、
「・・・あっそ、じゃぁ死んでよ」
その瞬間に男は手を俺の方にむけて、
「風に引き裂かれて死ね」
風が俺にむかって飛んでくる。これで浮いていたのか、などと俺は感心する。
にしてもやばい・・・俺はこの瞬間に死ぬ。そう思ってしまう。だから能力を使う・・・俺の・・・いや、与えられた能力を。
「死んでたまるか!」
ドンッ!!
風の塊が何かにぶつかる音が響く。
「何だ・・・弱いんだ。面白くないな」
「まだ終わってねぇぞ」
「ん?」
男が放った風の力でまわりの塵がまっている。その中心には剣を持った暁健悟が立っていた。

24:きりん:2011/10/06(木) 22:53

「・・・ふ〜ん、いいじゃん。それ」
男は俺の手に持っている剣に指をさしながら言う。
「剣って接近戦しかできないから僕は嫌いなんだ。あ!でも風を剣のように使うこともできるから安心してね、僕だけ遠くから戦うなんてことはしないから!」
こいつは何に気をつかっているのだろうか・・・それに、
「心配すんなよ・・・こっちも近づいて戦う気なんてさらさらないからな」
その言葉と同時に俺は剣を構える。
「・・・燃えろ、白炎」
そう一言つぶやく。すると剣は白き炎につつまれていく。
「何それ!すごいじゃん!」
まだこの男はふざけている。でもこれでそのふざけた態度も変わる。
「いつまでも笑ってられると思うなよ・・・燃えやがれ!」
「!?」
俺は剣をふるった。さらに白き炎はローブの男へとむかっていく。
「ちょ!死ぬのは勘弁!」
男は能力で風をぶつけるが白き炎はそれをものともせずに突き進む。

25:きりん:2011/10/10(月) 00:26

だが炎はそこで消えてしまう。
「何をやっている」
「あ、すんません。少し失敗しました〜」
そこには一人男が増えていた。同じローブを羽織った男だ。
「また増えた・・・」
「・・・お前がさっきの炎を放ったのか?」
と、なぜか白き炎について聞いてくる。
「そうだけど・・・」
「・・・・・そうか」
そしてその瞬間
バチッ!!!!
「大丈夫か!?暁!!」
目の前に翡翠があらわれた。
「あぁ、でもこいつがやばいかも・・・」
銀髪の少女に目をむける。すると翡翠の目つきが変わった・・・
ボソッ「ここでも暁に頼るのか・・・」
「ん?どうした?」
そして翡翠はローブの男に顔をむけ・・・そして、
「お前達、五大星のことは知ってるぞ・・・」
ゴダイセイ?という言葉に男たちは反応する。
「・・・ん?お前・・・」
「もういい、風(ふう)戻るぞ・・・」
風と呼ばれた男は不満そうにその言葉に従う。
「・・・わかったよ。でも、今度は本気で殺りあおうね・・・暁君」


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