すべて捨てても、君を助ける、これが俺達の能力。

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1:アスミ ◆wzhI:2011/09/24(土) 18:30

エー、ここはアスミ、とNでやってく小説。

めちゃくちゃ更新遅い。

小説ぐだぐだすぎ。

なにやってるかわかんない。

下手すぎる。

はい↑これでよければ。
荒らしなどはなしです。

2:アスミ ◆wzhI:2011/09/24(土) 18:33

「光を射抜く、導きを、さぁ天に」
「この地に軌跡をを。我が身に奇跡を」
の続きです。
ではみなさまよろしこ。

3:N ◆Ik/6 ishimatuko0909hbtp1.jp:2011/09/24(土) 21:17

おぉ・・・、新しいの立ってる!

4:アスミ ◆wzhI:2011/09/25(日) 06:43

うんなんかほんとすいません!!!
勝手に話進めてっちゃって………。
とりあえず、、もう少しで終わる?
天界との戦争ってことで。
まぁそこらへんもぼちぼち………

5:アスミ ◆wzhI:2011/09/25(日) 07:30

「ミュラジーヌ • カルト、やめなさい………」
おじいさんのような声が聞こえる。
あぁ、そうか………これはカルトの声か。

「星音ぇぇぇ!!!起きろよ、、、オマエが……起きねぇと………」
起きる?なにが、、、え?
「ではいいか!この3人を殺せェェェ!!!」
だめだだめだだめだだめだだめだ。
その3人を殺しちゃ…ーーーーーーー

「やめろぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!!!」

叫んだ。
そこには、十字架に貼り付けられている3人がいた。
苦しそうに。
私の隣にはナウクがいてこう言った。

「簡単に説明します。
本来、ここの天界は部下、上司を殺してはいけないのです。
殺した場合、その人はなんらかの理由がない限り処刑となります」

そうだ、あの夜ーーーーーーーーーーーーーーーー

「んなっ、道連れにされてたまるかよっ!!」
「<<破壊>>」
ドゴッッッーーーーーーーーーーーーーーー
なにかが放たれアカガネアリサは死んだはずだった。
なのに、一向にフェルソス達が天界に引き寄せられるのは収まらない。
そして私までもが引き寄せられた。
徐々に上へ行くとおじいさんのような人がこう言った。
「部下を殺した事により、処刑とする!!」

もちろんフェルソス達は反対した。
けれどーーーーーー
「いいのか?コイツを今すぐ殺すことだってできる」
私は人質としてとらえられた。
そして彼等の能力は封印され、今ではなにもないようなふうになってしまっている。
どうして……………。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

そんなこと、させてたまるか。
あの女はフェルソス達を殺そうとした。
なのに、彼等が処刑だなんて。

やってられるか。
「ナウク、クロスト、ネイ、カルト。
私に、、、ついて、これるか?」
少し、怖かった。
けれど、そんなこと言ってるうちに、。
「ああ、行ってやる」
「もちろん………」
「俺の主だからな!!」
「ついていくよ………」
よし、。

それなら。
それなら今度は私が助ける。
いままで守ってもらったように。
私は守れないから、助ける。

「その処刑、やめろ!!!!!!」

「なに?はむかうと言うのかっ!?」

助けなけばならない。
仲間がいる。

「天界全面戦争だぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!」

天神はそう大声で言った。

6:アスミ ◆wzhI:2011/09/25(日) 18:51

「天界全面戦争……いいじゃろう!受けて立つ!!!」
そういいおじいさんはその席から勢いよく立ちあがる。
それが合図だった。
それが、
ガタンッッーーーーーーーーーーーーーーー
天界全面戦争。
「いいか、私達が勝ったらその3人のすべてを解放しろ!!!」
「ふっ、ふっ、ははは!いいだろう!!」
自分でもわかっていた。
こんな人数相手に勝てるんだろうか?
あの3人がいなくても。
負けて、なにもかもが無駄になるんじゃ…ーーーー

「やめろ。そういう事を考える暇があったら。コイツらを殺せ」

そうだ。
彼女は戦った。

「うぉぉぉぉぉぉ!!!!!殺してやる!!!!!!!」

きっと力では勝てないとわかっていても立ち向かう。
これが。
これが私達の能力(ちから)だ。

「はぁ、はぁ。………」

それでも人を切り裂いていく。
彼女達は、剣で能力で、殺していった。

「俺は大天使だ………。……コロス」

いきなり、カルトの様子がおかしくなる。
私が兄と戦ってきたときのように………翼を生やした。
が、大きさがまるで違う。
光る。その大きな羽もカルトも。
そして手にも光が宿る。

「死ね。………ファック……」

その一筋の光てあたりの人々は消えてしまう。

だがまだ人数は沢山いる。

7:アスミ ◆wzhI:2011/09/27(火) 18:26

金色の悪魔、ネイ。
彼女の髪は金色に輝き、とても長くなっていた。
目も金色。
とてもじゃないが近づけない。
そして彼女も裂いていく。
血を気持ちよさそうに浴び、楽しく、裂く。

「っくははは!!私が下級共に負けるか!!!」

もうみんな気づいていた。
気づいていたけれど、まるでそれをかき消すように、裂いていく。
ナウクもクロストも。

「はぁっ、はぁ、ぐっ、」

「なんだぁ!?天使は終わりかぁ?」

そう言った瞬間、カルトの右肩は貫かれた。
が、。




「ぐぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!
ぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!
ぁぁ!!はぁっ!!ぐぁっ!!はぁぁ、



ザコ共がぁぁぁぁぁほざけェェェェェェ!!!!!!!」

またその手に宿ったのは一筋の光。
その指を動かす。
術円を描く。
そして手を開くーーーーーーーーーーー
ドゴッッッッッ!!!!!!!!!!!

その一筋の光がまた同じように放つ
だが威力がちがう。

もうその頃には、、、みな傷だらけで。
必死で動いて、狂ったように動く。

狂ったように殺す。

8:アスミ ◆wzhI:2011/10/05(水) 16:52

だがやはり。
どんな生き物でも、、、
どんなにすごい生き物でも、
どんなに気持ちがあっても、
どんなに狂ったとしても。
限界がある。

どれ程彼等を救いたいと思っただろう。
こんな感情にかき乱されたのははじめてだ。

でも、救いたい。
天使は肩と足をうたれ。
悪魔は腕を床に縫い付けられた。
他のヤツらだって、とんでもない傷だ。
彼女もまた。
銃弾でうたれた。
けれど、止まらない。
なんなのだろう、この衝動は。

だが彼女達が動いて、止まらないのは、
単なる気持ちでしかない。
もうなにもできない。
ただの気持ちだけじゃ。

「はっはっはぁ!だから言っただろ!勝てんとなぁぁ!!」

誰かがこっちに来る。
刀をひきずって。
でもそれは仲間などではない。
ただの敵。
今からとどめをする敵。

「オマエらは馬鹿でしかないのだぁぁぁ!!!!」

ああ。
ああ。
馬鹿でしかないよ。
どうして冷静になれなかったんだろう。
そんな後悔しか残らないよ。
呆れる。
この敵のような汚い手で殺されるのなら、
彼等の綺麗な手で殺してほしかった。
気持ちだけ。なんて。
つまらないね。
躯が動かないんじゃ、感情のある意味がないよ。
なんで。
救えなかった。

いつも自分ばかり。
優先して。
どうして。
助けられなかった。

「死ねェェェェェ!!!!!!!!」

だから汚い手で殺さないでくれ。
その私の真上にある刀を、下ろさないで。
汚いんだ。
オマエのように。
だから、下ろさないでくれーーーーーー。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。

ーーーーーー。

ーーーーー。

ーーーー。

そこに通り過ぎた風は。
本物か偽物か。
そこにあった大地は。
完成か滅びるか。
そこにいた人々は。
生きるか死ぬか。
それを決めるのは。
彼等だろう?

「ぐぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!!!!」

泣き叫ぶように。
崩れ落ちる。


救いたかった。ただそれだけなのに。



「Elapsam semel occasionem non ipse potest
Juppiter reprehendere。
だが僕らはできる。
Abi ad formicam,o piger…………」

そこに光があったのは確かだ。
ああ、私はまた救えず、
助けられた。

「フェ、、ル…ソ、ス…………」

微かに出したその声に彼は反応し、
彼女の方を見て優しく微笑んだ。

9:アスミ ◆wzhI:2011/10/05(水) 16:56

>>8には一部、
ゼロサム連載中の
「魔界王子」第23柱の言葉が使用されております。
とても気に入ったので使用させてもらいました。
ご理解お願い致します。

10:N ◆Ik/6:2011/10/08(土) 18:08

あ、最近書いてません。
すみません…………(汗
中間テストが近いので、最近書けなくなります(m−−m)スマソ
↑いつもだけどねwww

頑張って終わらせますので……!!
それまでバイ!!

11:アスミ ◆wzhI:2011/10/08(土) 21:16

「ありがとう。ありがとう、星音」

そして彼は向く。
これから戦うであろう相手に。

そして目つきも変わる。
もう言い現せられないほどの恐ろしい目つき。

「貴方みたいな人は嫌いだ。だから殺す。
でも、今の俺には守りたいと思う人がいる」

静かに、そう言った。
なにかを、ぬりかえるように。

「だから、だから俺は貴方を殺す。父さん」

「ハッ!?父呼ばわりするな。オマエなど私の相手にもならんわ」

彼は父だと言った。
だがそれを否定する。
彼は父を殺す。
たとえそれがつらくとも。
彼は父を父だという。
けしてその言葉に意味をこめてはないけれど。
父への感情はないけれど。
母への感情もないけれど。
弟への感情は………
あるけれど。
でも、その弟も。いない。
自分の中で一番の存在だった弟はいない。
双子の弟。
あの時ーーーーーーーーーーー。。
なぜ、助けてやれなかったか。
わかっていたーーーーーーーーーーーー


「父さん!父さん!!フェビオンは!?フェビオンはどこにいるの!?!?」
「救急室だと言っているだろ!!」
「ほ、本当なの!?母さん!!本当に手術してるの!?!?」
「し、してるわ!!がんばってしてるわよ!」
父は強く言い放ち、母は少し焦りぎみだった。
フェビオン。
それが弟の名前。
実際、本当に同時に生まれたのでどちらが兄で弟かわからない。
けれど、俺の一番はいつでもフェビオン、オマエだけだ。
特に体が弱いわけでもなくごく平凡に元気に暮らす俺達。
けれど、フェビオンのなにかが変わった。
弟は、へんな呪いにかけられた。
そのせいで、その呪いが解けないせいで。
急に重い病気が発覚した。
絶対父さんの力だったら救えたはずなのに、父さんは呪いを解こうとはしない。
その時の俺はまだ力が弱く、その呪いを解く力がなかった。
なのに、父さんは医者なんかに任せて治るなんて言っている。
治らないよ。それは病気だけど呪いだ。
呪いを解かなきゃ意味がない。

そして、医者からいわれる言葉。
少しはどこかで覚悟していた。
どうせこの言葉だろうと。
でも自分が思っていたのとはちがう。

「これは、植物状態ですね……」


植物状態。
ずっとずっと、ここにフェビオンを置いておくの?
ふざけないでよ、

「父さん。……ふざけないで。ふざけるな、ふざけるなよ」

「誰に向かって言ってーーーーーー」

「ふっざけんじゃねェよ!!!!!!!!!!」

俺はその頃、天才であった。
その天才に神は天空を守るように言った。
天空を守るというのはとてつもない力を持つ者でないとできない。
だから、俺、とフェビオン。
幼なじみのオフォウク、レスファト。
この四人で天空を守るはずだったのに。

この親が。

「オマエを殺す。そして俺が、フェビオンを目覚めさせる」
「無理だ。オマエにはできない」
「それは父さんがかけた呪いだから?」
「!?………な、んで。それを知ってーーー」
「知ってるよ。すべて、すべて、始めから」
「…………もう、もう私を父さんなどと呼ぶな」
「なぜ?まぁいいけど」
「汚らわしい奴!!消えろ!!死ね!!!」
そう、毎日のようにいわれ。
ついに俺は抜け出した。
自由になれるところへ。
そこでいろいろなことを感じた。
これが、自由だ。

「フェビオン、これが自由だよ…っ、…」

そして俺の隣には心にはフェビオンがいる。
未だ植物状態だけど。
俺の中にちゃんといる。

だから、フェビオン。
少しだけ力を貸してくれないか。
俺にとって守りたいと思う者ができた。
それを守るために。
力を、貸して。


フェビオン。
俺の大切な弟。

12:アスミ ◆wzhI:2011/10/09(日) 08:17

そして、そんな植物状態のモノをどこの病院も長く置いておてはくれない。
月日もたち、俺の家にこれから置くことになった。
最上階にある、一番端の部屋。
そんなとこ、誰もこないのに、、、
わざわざ父さんはそこに置いた。


でも、俺はちがうよ。
俺はずっとずっとフェビオンの隣にいる。

みなが心配をした。
フェビオンの看病をするあまりに痩せたフェルソス。
これから天空を守るものがこんなんでいいのか。
フェルソスの父はそれを気にも留めなかった。
そして、彼が力を発揮したのは、この時だろうーーーーー

ある日、父はフェルソスが心配だとうるさい妻に変わり、
フェルソスが痩せているのはどう考えてもフェビオンが原因である。
それならば、フェビオンをいっそ殺してしまおう。
そう呟いて最上階、一番端の扉へ足を運んだ。

コツコツコツ、、、コツコツ、、、、


誰かの足音。
いままで聞こえなかった。
今更なんだ。
オマエらにフェビオンはやらない。
絶対にやらない。
裏切ったクセに…………………。

「あぁ、フェビオンを処分する」

ふいに、扉の向こうから聞こえた声。
ふいに、扉の向こうから漏れた言葉。

それが、彼。少年の力を目覚めさせた。

処分。
処分。
処分。
処分。
処分。
なにそれ。
ねぇ、
父さん。
なんなの、
それ。
処分。
って。
どういう、
こと?
父さん。
僕言ったよね。
ふざけるな
って。
言ったよね。
父さん。
もう、
今度こそ、
ふざけないでよ。
もう、
僕限界だよ。
俺限界だよ。
父さん。


ガチャーーーーーーーーーー

少年の父が開けた扉。
それは、地獄へとしか繋がらない。

「父さん。フェビオンは渡さない。」



「今宵、天神となるモノ。
ここに宿れ。
父さん、<<殺すよ>>」

一筋の光の闇。
月光と日向。

13:アスミ ◆wzhI:2011/10/09(日) 08:41

だが、父は殺せない。
自由を取り戻して、またフェビオンに会いにきて、
父は殺せなかった。
そう簡単にことは進まない。

「ねぇ父さん。俺が青年と呼べる年になったら、父さんを殺しに行く」

すると父は馬鹿にするような顔で言った。

「息子が父を殺せるわけないだろ?」

息子が父を殺せるわけがないーーーーーーーー

だが、今ならどうだろう。
彼の力は驚異的に強くなった。
そして仲間もいる。
もう一人なんかじゃないよ、
フェビオン。
助けるから、、、

でも、フェビオン以外にも助けたいと思うコがいる。
星音だ。
みんな、俺のために、体を張ってここまでやってくれたんだ

いい人達でしょ?

だからさ、フェビオン、
一緒に戦ってほしい。
四人で天空を守ろう。

フェビオン。

「………どこまで俺は馬鹿にされるんでしょうね…………」

「オマエなんて屑の一つでしかない!!!」

その言葉に、彼は口元を緩めた。

「屑、か。なら貴方は?」

「私は偉大なる太陽だ!!!!!」

「そうか……。だけど、忘れないで……」

彼の周りに偉大なる風がふく。
そして円術が書き現れる。
大きい、大きい。





「フェビオン、今なら呪いを解けるよ………フェビオン!!!!!」



そう言って彼はなにかを呟き始めた。
その時の光は、
月光と日向の
重なり合う光ーーーーーーーーーーー

14:アスミ ◆wzhI:2011/10/10(月) 08:52

カッーーーーーーーーーー!!!!!!!

光る先には、彼がいた。

いままで探し続けてきた彼が。

彼の同じ顔の彼が。

「………………フェビオン……」

小さく小さく呟いた。

だが、彼フェルソスの影に、闇がつく。
父が。
剣を構える。

「危ない!!!!フェルソス!!!!」

彼女がそう叫んだ。
あるだけの力で。

私は、フェルソスに死んでほしくない…
生きてほしい……
いつもいつも、助けてもらって………
なにもできない私だけど…でも。
これだけは強く思うんだ…………

「生きて!!!!!フェビオンと共に!!!!!」

そう言った彼女は立ち上がり、
その剣の前へと姿を現す。
両手を広げ、彼をかばうように。
ただひたすら、

たすけたい

それが彼女を動かした。

汚い剣に突かれていい、

君を守れるなら。


もう自分の命なんて……………

惜しいとも思わないよ……


「せ、……ぃ、………っ、…ね…!……」


だがやはり……


彼はやめなかった。


初めてフェビオン以外に出来た、

「守りたい……守りたいんだ……!!!」

守りたいモノ。


だから、


救うことを、


彼はやめない。



そう思った彼の剣には、


父の剣と交じりあっていた。

15:アスミ ◆wzhI:2011/10/10(月) 21:02

「俺を………殺すなんて、ムリだよ」

「父が息子を殺せないわけがないだろ?」

可笑しいというように笑った。
だが、それは。
可笑しくもなんともない…………

単なる、事実。

単なる、現実。

そして、真実。

「………フェルソス………ずっと………ずっと僕を見ていてくれて、
ありがとう。」

フェルソス、君だけが僕を見てくれた。
フェビオン、オマエだけが俺を支えた。

たった一つの存在。

ありがとう、双子よ。

「「これからなんだ…………父さん」」

16:アスミ ◆wzhI:2011/10/12(水) 18:19

「父さん。…………僕の病気は…父さんの呪いだよね?」

少しずつ、少しずつ、近づく足音。
ただ優しく微笑った顔の双子。

の、弟。

「俺は……わかってた。オマエがくれる物は物。けしてモノではない。」

「なにを言っているのか私にはわからないな」

怖音で言う。
ただ暗くした目つきの兄が。

「金が物なら、愛情はモノだ。オマエはその愛情をくれたことはない………」

愛情はくれない。
金はくれる。
いつでも金はくれる。
欲しければなんでも手に入った。

もちろん、力ずくでやれば全てが。

でも、愛情だけはどうも手に入らない。
求めるモノが多すぎたのか?
それとも、……………。

「僕らが求めたのは、、父さんの感情、愛情だけだよ………?」

ただそれがほしかった。

きっと分かっていたのに。



こんな僕らには手に入らないだろうと。


神は授けないだろうと。


知っていたのに。

それでも尚求めたのは、なぜだろうか?

その幸せで溢れる人を見るのが苦しいから?
そのモノを持っている人が妬ましいから?
だれも答えを知らない。
誰も。
自分も。
君も。
オマエも。

知ることはない。

「父さん。…………許さないよ、…」

「なにをだ?」

「フェルソスの大切な人を傷つけたこと。
僕は許さないからね…………」

そう言った刃の先には、ただ許せないと言った父の瞳が映る。
あぁ、今から罪を犯す相手だ。
その思いに後悔はあるのか………………

もう長い間眠っていて、どれがどういう感情なのかがわからない
世界も変わった。

わかるのは、今自分が、父を殺すということだ。

17:アスミ ◆wzhI:2011/10/15(土) 21:15

「父さん。僕はね、始めからわかっていたんだ………」
「………………」
「父さんは僕を好きじゃないことくらい」
「ほぉ………?…それはどういうことだ?」

フェビオンは薄く笑い悲しい表情をした。
そして一歩一歩父に近づく。

「僕らは双子だから、どちらかが犠牲にならなければならない」
「だから父さんは僕を殺そうとした」

ゆっくりゆっくり。
近づく。

「でも父さんが思っていたより、僕の力は大きかった。フェルソスよりも」
「だから僕は植物状態となって生き残った……けれど、、、まさか」

「まさかフェルソスがあそこまで付き添ってくれるとは………」

まるでなにか大切なモノを失ったような、
まるでなにか自分に対して怒ったような、
悲しそうな悔しそうな顔をしている。

「フェルソスには悪い事をした。でもよかった、フェルソスに大切な人ができて」

「だからさ……フェルソスの大切な人を殺すなんて、僕には許せないよ」





「まぁ、まず、俺も許さないけどね?」


ここで双子は手を組んだ。
けしてもう会うことができなかっただろう相手と。


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