秘密警察特殊部隊

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1:大和 ◆U7Pg:2011/10/12(水) 18:41

「秘密警察特殊部隊」です。

いェ、あの深く考えなくていいです。(考えてないと思うが)

更新は遅い。

もう小説じゃない…………(かも)
と、いうほどひどい。

↑内容的にも構成的にも。

恋愛入り………?

逆ハーがあるか………?

いや、だからと言って腐女子が読むようなイイ設定でもない………

目的↑そういう内容じゃナイ。

アドバイスなんかあったらいい……とっても。

覗く程度にでも来てくれればすごい嬉しい………


ま………こんなん。

テンション↓でスマソ。ほんとはけっこう高い((それどうでもいい)

んじゃあペコリ。

2:大和 ◆U7Pg:2011/10/12(水) 20:50

〜プロローグ〜

ダッダッダッ…………

走る音がする。
だがそれは、普通の走る音ではない。

人は二人………ぐらいだろうか?

「ぅ、ぁっ!……はぁっ、はぁっ!!!」

「馬鹿。まず私に見つかった時点でもう終わりだよ」

パァン…!!!

銃声が煉瓦の壁に響きわたった。


そこにあったのは赤い紅い血だけが残っていた。


「秘密警察特殊部隊……第一番隊長、…-----…------………」

そう呟いて一人の少女は去って行った。

3:大和 ◆U7Pg:2011/10/12(水) 21:17

第一章〜〜隠された秘密の特殊警察。

「ちょっと!こっち、こっち!」

「だーかーらー!これだってば!!」

「桜ぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」

聞こえてくる声。
重い書類。
そして怒鳴られる自分の名前。

「だっから!なんなんですか!!!!」

私は上司………いや、年上にあまりの大変さに腹が立ち、逆ギレしてしまった。

「………オイ、オマエ……誰に口きいてる……」

「藜(アカザ)さんです……」

……………。
しばらくの沈黙。
きつい、きつい。この時間がなんか嫌だぁぁ〜!!!!

目を細めながら少女を見る男。
いや、たぶんまだ年は……男、のいうよりは青年ぐらいだろう。
その青年は少女を見下ろし、睨みつける。

「わかってて、……やってるのか?」

「イイエ。………っ!!!っだぁッッて!大変すぎますよ!!!!」

「そんなの誰だって一緒だぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」

火山噴火。
そしてその災害をくらうのが私。

逃げ回る少女をその青年が追いかける。
周りは日常茶飯事のように苦笑したりスルーしたりと
個人個人にやり過ごしている。

時間はもう夕方。
空にあった太陽はもう沈み始め、
彼らは登りだす。

「オイ、桜、そろそろ仕事じゃないか?」

「あ、そーだっ!!えーーッと、パートナーは〜…………」

まるでさっきのケンカは嘘のように普通に話始める二人。
少女はペラペラとなにか書類をめくっていた。

「…………。あれェ……見間違えかなぁ〜…なんか藜(アカザ)さんの名前が……」

そう言いながら私は目をこする。
ま、まさか、藜(アカザ)さんじゃないよね?
……いやいやいや!やだよ、私やだよ……!!

「………俺とだ。………ふっふっ、さぁ行くぞ桜ぁ!!」

やっぱりそーだったぁぁぁ!!!

「ぎぃやぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」

青年が少女の首を掴みながらドアへと引っ張る。
またそれも日常茶飯事のようで、周りは気にしない。

「で?今日はどんな仕事だ」

「……なーんか、ヤクザらしいですよ〜」

「ほぉ…♪……楽しくなりそうだな……」

「ええっ!あ〜はやくつかないかなぁ!」

そして二人は怪しい笑みを浮かべた。
ただならぬ殺気を起こして……………

4:大和 ◆U7Pg:2011/10/13(木) 06:02

場所は移り……………路地裏。

「オイ、今回の会合場所はもう決まったか?」

「いや、それが、……まだ決まってないようで…………」

「くそっ、、まだなのか…!!。はやくしねェと……」

ワルそうな顔が二人、喋っている。
いや、二人が喋っているだけで二人だけということではない。
そこには数十人の男達がいた。

「どうしたんですか…………?」

「もし、アイツらに見つかったら………」

急に怖れるような顔になりはじめる………

「見つかったら?」

「死ぬ」

「ぇえっ…!?……そ、…んな……」

驚いて声がギリギリ出せるのだろうか………
なにに見つかると殺される?
それはなに?



「ハーイ!もうこの時点でみっけ〜〜〜!!!!」

「今回の仕事は簡単だな…………」

まぁ、人数は数十人ってトコね〜……
楽勝、楽勝。

「オマエらは……!!!!!!………っ、……」

………。
そして二人は笑う、

「秘密警察特殊部隊!素迷 桜ぁ(ソメイ サクラ)」

「同じく、秘密警察特殊部隊、凍江 藜(コゴエ アカザ)」

その名はとても恐ろしい名だった。

5:大和 ◆U7Pg:2011/10/13(木) 18:33

「オ、オイ、凍江藜(コゴエ アカザ)って、………」

一人の男が青年の名前を呼び怯えだす。

「まさか、あの100人殺しじゃ…………」

そう言って周りもまさかと震える。
それを見て、青年は微笑い(わらい)ながら話だす………

「100人殺し…?…覚えてない。
どうせオマエらも覚えられずに死ぬんだ、なんだっていい」

「ま〜まぁ!!せっかくの仕事なんですから楽しく!!」

そう言った少女はポケツトからなにかを取り出し、構える。
けしてそれは持ってはいけないもの。
こんな少女が持ってていいものではない。

「こら。銃はやめろ、形跡が残るだろ。」

銃を構えていた。
普通の警察官でさえ持っているのだろうか?
よほど訓練を組まれた者でしか持っていないであろう、
銃。
それを、少女は淡々とポケットから出し殺そうとした。

「なるべく武道で殺せ。それか気絶させろ、いいな?」

「はーいっ!………んじゃぁ〜……いきますか…………」

少女と青年はまたもポケットからなにかを取り出した。
次はもう危ないものでは……………

なくはなかった。
手袋をはめて、持っているのは木刀。

相手が青年を殴ろうとする………
そして力を込めた拳を放つーーーーー

「ダメだ。遅い。すべてが遅い。だから殺される」

そして木刀を後頭部へと振り下ろす。

するとやはり、倒れてしまう………

「うぁぁぁーーーー!!!!!!
なにが凍江藜(コゴエ アカザ)だ!」

だがコイツもまた同じふうに倒れる。
それを見て。
その倒れた奴等を見てーーー

「非情につまらない」

そう凍江藜(コゴエ アカザ)は呟いた。

6:大和 ◆U7Pg:2011/10/14(金) 21:49

「桜、そっちは終わったか?」

振り返らないまま青年は聞く。
するといつもの変わらない声が返ってくる…

「全然、楽勝ですね。おちゃのこさいさい………でしたっけ……?」

「あぁ、そうか。」

自分は聞くくせに相手に聞かれたことは返さないというこの自己中はどうにかならないのだろうか…………

まぁそれはさて置き……………
さっきまであーだこーだ言っていた連中はもう、
もう、皆目線の高さにはいなかった。
下を見ればボコボコに倒れている奴等はいる。

「処理は誰だ?」
「処理?そんなのありま………」

だがそこで言葉は遮られ殴られる。

「まさか、ありましたっけ? なんて言わないな?」
「ふ、ふぁい…………」
「で、誰だ」

本当に処理なんてあったっけ?
とか思いながらも色々な仲間を思い浮かべてみる………
いままで処理をやった人……やりそうな人。
思考を巡らせる。
ぐるぐる、回る。

「ぁ〜………寿(コトブキ)さんと……とか……」
「と?」
「…………いいえ、なんでも」
「………そうか、、、まぁいい、電話しておこう」

面倒くさそうに青年は手をポケットに回す、
そして携帯を取り出して電話帳を開くと………


藍染 寿(アイゾメ コトブキ)




と表示された所を押す。
数秒くらいのコールが鳴るがすぐに出る。

{ハイハイッ♪なんですかい〜藜(アカザ)くん〜}
「うるさい。オイ、寿(コトブキ)。処理を頼む」
{……。なぁんだ。楽しい話だと思って損した。}
「うるさい。とにかく速く来い」
{わかった、行くよ。}
「場所はわかるな?」
{ええ。まぁ時代はもうGPSで……
ブツ。ツー、ツー、ツー、、

そこで電話は切れた。
いや、切った。

「勝手に切ってもいいんですかね………?」
「いいに決まってるだろ、相手は寿(コトブキ)だ」

だからといって………こう人間の常識というものがあるだろうに……。

「ま、俺はもちろんアイツでもやるけどな」

アイツ………あの人のことか 。

少し少女はさびしそうな顔になりながら思いだす。

だがその思い出も言葉によって消される。

「ほら、さっさと行くぞ。後は寿に任せる」
「ぁ、っ、は、はいっ…!!!!」

二人は車に乗ってその場を去った。
路地裏を。

7:大和 ◆U7Pg:2011/10/15(土) 07:15

数分後ーーーーーーーー

一台の黒い車がやってきた。
いかにもあやしそうな………

「わぁお。やっちゃったなぁ〜………」
「ふふ、これってさ、桜達でしょ?」
「そうですよ〜、藜(アカザ)くんも」

なにやら会話をしながらそのあやしげな車から下りてくる二人。

「いやぁ、でもいつから僕は処理になったんだか……」
「まぁまぁ。いいじゃん、なんだって」
「よくありません」

二人は倒れている男を見たり、その周りを見たりしている。
検証するような感じで。

「形跡はナシっと。藜(アカザ)も流石」
「ま、あの二人だし。よかった処理なんて面倒くさいからやりたくないんだよね〜」
「ぁーあ、、、………はぁ…」
「あれ、どうかしましたー?」

いきなり溜め息のつく青年……いや、少年に青年が話かける。

「いや、桜に会いたいなぁ、と。」
「いいじゃないですか、雅(ミヤビ)ちゃんとかもいるし〜」
「ヤだよ、雅(ミヤビ)は」
「なぜ?」
「だってアイツ、キモイも〜ん」

そんな会話をしながら、二人はまた、
あのあやしい車に乗り去って行った。

8:大和 ◆U7Pg:2011/10/16(日) 07:49

プルルル、プルルルル、
この静かな沈黙が続く中、電子音が響いた。
青年は
着信 : 藍染 寿(アイゾメ コトブキ)
を見て電話に出た。

「なんだ?もう処理は終わったのか?」
{ええ、終わりましたよ〜!形跡がないんで助かりました}
「そうか。死者もだしていないからな」
{ほんとに、つまらなかったですよ}
「わかった、それじ………」
{総長も一緒だったのでねぇ〜}
「なっ!?……オマエ、それは……
ブツッッ。 ツ--、ツ---、ツ---、、
規則的に鳴る電子音。


「ど、どうしたんですか………?」
少女は藜があまりに驚いているので問いかけてみる、
なにがあったのか?
だが青年はさっきの驚きは嘘のように冷静になって言った。

「いや、なんでもない。寿(コトブキ)の冗談にのせられただけだ」

そして少女は、

あぁ、今壁をつくられたな、

と思う。
なにか踏み込んでほしくない壁。
だからそれ以上は聞かないことにしよう。

そうしてまた、本部につくまで沈黙は続いた

9:大和 ◆U7Pg:2011/10/23(日) 11:57

「ーーーと、いうことだ。じゃぁ3番隊に行ってもらうことにする、いいな」
「「「ハイッッ!!!!」」」

どこかの仕事現場のような場所。
と、いっても外ではないのだが、私達はそこをホール、と呼んでいる。
特に変わった名前でもなく、普通の人が想像するようなホールだ。
帰ってから私達は今日の仕事の出来•情報を伝え、ホールへと行った。
だが今日のホールでの話合いは小さく、仕事の割り当てである。

「藜(アカザ)さ〜ん、今日の割り当ても仕切ってましたね」
「ハッ!!当たり前だ。クズ共は働いてればいいからな」

なんてまた俺様なクセに意外とやるよ〜な上司と話す。
すると、ふと思い出したように藜は言った。

「オイ、オマエ」
「はい、?なんすか?」
「思う奴の情報は悲劇でも聞く方か?」

一体彼はなにを言い出すのか?
桜は藜を不思議そうな、それでいて楽しそうな瞳で見ていた。

あ、ああああ、あの、あのあの、藜さんに、、
思い人でもできたのかっっ!?!?
つ、ついに藜さんにもっ………!?!?

「どうした、質問に答えろ」
「………はあ…、私は…」

私だったら。
どうするのか。
思う人…………思う人………

総長。



思う人の情報がもし悲劇だとしたら………
それでも私は彼を思い、聞くだろうか?

「……聞きますよ」
「………………そうか、、」
「どうしたんですか、一体」

あの藜がこんなことを聞くのはとてもめずらしい。
いつも仕事ばかりでこんなことに、ましてや思い人のことに
目も向けなかった藜が。

「ふぅ………先程の処理でな、……」
「なにかあったんですか?」
「寿と総長二人で処理をしたそうだ」

総長………………?

………

「それは……、、、あ、……」
「なんだ」
「…………いえ。考えてみれば総長が帰ってこようと私には関係ありませんし」

総長が、処理に?
そんなハズ…………

あるわけない。
あるわけはいのに、なぜ私は期待をしてる?

「もういい。オマエは勉強でもしてろ」
「は〜い。お疲れ様でした〜」

その後は誰とも話さなかった。
帰り道、一人で考える。

なぜ、総長が。
もう会えないと思っていたのに……

そんなまた馬鹿なことを一人で思っていると急に騒がしくなる……
顔をあげる…………

「ね、ウチによってかな〜い?」
「ここ行こうよ〜〜」

どうやら逆ナンにあっているようだ、
そこは青年二人。
どちらも笑顔を振りまきながらその逆ナンを避けている。
見た事のある人かげ…………





「ぁ……………っ、!!!」

10:大和 ◆U7Pg:2011/10/24(月) 07:58

その瞬間、視界が真っ暗になるーーーーーーー

「見たか」

いきなりそう問われ戸惑っていると、

「オイ、見たのか?」

聞き覚えのある声。
その人が誰なのかすぐにわかり、桜は返事をした。

「あっ、藜さ、ん?」
「そうだ、俺だ。だから見たのか?」
「イヤ、見覚えのあるような……ハッキリとは……」
「そうか」

するとすぐに視界は明るくなり、藜の顔が見える。
少し息が荒く、焦っている様子だった。

「あの………一体どうしたんですか?」
「………。オマエは今日本部に泊まれ、いいな」
「はあ。わかりました」

そのまま二人は本部へと足を向けた……


◆     ◆     ◆     ◆      ◆     ◆     ◆


アイツ…………桜に総長の事を言うのは少し気が引いた。
なにせ、アイツと総長は……………。
本当、寿のからかいには度を気をつけろ、といつも言っているのだが……
今回ばかりはきっちりと言っておく必要かあるな……

昔、桜が入ってきた時…………

「最年少だからって、優しくされると思わないでね」

いきなり訳が分からずに冷たく言い放した寿。
彼は過去の事によりあまりすぐ人を信用することができない。
そのためいつも冷たい態度をとるのだが、今回は少し言い過ぎだろう。
そんな、少しぎこちない空気だった………

「寿、オマエ口に気をつけろよ」

総長がなぜかいた。
いつも新しい奴が入ってきても全然見向きもしない彼…少年が、総長が。
この場にいることに驚く。

「そっ、総長っ!?なぜっ!?」
「ェー?なんか可愛い子が入ってくる〜とかって聞いたんだけど……」

いままで優しい目をしていた総長はいきなり鋭くなり、こう言った。

「全然可愛くないね、来て損したよ」

そんな、ひどい言葉に少女は……

「随分と口が悪いんだな。別に私は可愛がられるためにここに来たわけじゃない、
それに可愛くないといわれようと私は気にしない」

その、少し突き刺さった言葉に、
総長は惹かれたのだろう。
それからと言うものよっぽどの事がないと帰ってこなかった総長が、
逆にもう帰ってくれと言わんばかりにこっちにいるようになった。

もちろん、彼女、

「桜ァ〜!!!今日も癒やして〜」

彼女目当てで。
そして彼女と総長があれこれやるたびに総長は柔らかくなっていった。
それと同時に、桜へといじめもエスカレートしていき、
総長の目はそのいじめまで届かなかった………
目が届いたのは、総長が海外に行っている時、
あまりにもいじめが酷く、あの冷たく言い放った寿が電話をしたのだ。

もう彼女が可哀想だ。

「もうこれ以上、桜ちゃんに無理をさせないでよ」

総長に向かい寿はそう言った。

それから、一度として総長が本部へと帰って来ることはない。

別に総長と彼女は恋人、という関係ではない、
だが、友達、という枠からは外れている、
なんとも複雑になっている。

それを、それを今、思い出して…………

今アイツは寮に戻っている、もしも総長がアイツを待っているのだとしたら………!!!

それなら、すぐに向かわなくてはならない……!!!

   

11:大和 ◆U7Pg:2011/10/26(水) 20:51

目を向けるともう少しで寮につくであろう、桜がいた。

やばい、やばいやばいやばい。
俺は声をかけたらアイツらが気づくと思い、
とっさに桜の視界を手で隠してしまった。

俺は訳を話すのも面倒になって

「見たか」

といきなりの質問をする。
桜はなにが起こったかわかっていない。
状況把握……ーー5て………ちがう。
今はそんな事を考えてる暇はない…

「オイ、見たか?」

また聞く。
すると桜はやはりわからないらしい。

「あっ、藜(アカザ)さ、ん?」
「そうだ、俺だ。だから見たのか?」

われながら強引な聞き方だと思うが、そんなことはどうでもいい。
俺が聞きたいのは、
彼等を見たか見てないか。
それだけ知れればいい、

「イヤ、見覚えのあるような……ハッキリとは……」
「そうか」

よかった。
特に桜がどういう事になろうと俺には関係ないのだが………
どうも総長が関わってくると本部全体に支障がでかねない。

「あの…………一体どうしたんですか?」

どうしようか。このまま寮に戻してしまったのでは俺が来た意味がない。

「………。オマエは今日本部に泊まれ、いいな」
「はあ。わかりました」

案外あっさりと回答した。

「じゃ、行くぞ」
「はい」

ただなにも話さない。
今の自分ではコイツになにもしてやれない。
する義理もない。

「総長、帰ってきてましたね」

ふいに、桜がいきなり言葉を発した。
だけどその言葉が重すぎて、
自分では持てきれなくて、

「ああ。そのようだな」
「またあの零度のような瞳でみられるんでしょうかねぇ」
「どうだろうな」
「………あの、なにか答えてくださいよ」
「面倒くさい」

きっと桜には余計な事は言わない方がいい。
なにも教えなくていい、自分に教える事なんてないから。

「昔、寿さんと総長って冷たかったんですか?」
「誰にだ」
「藜(アカザ)さんに」
「俺はうるさいと思っていた」
「………っていうことは冷たくなかったんだ」
「どういう解釈をしてるんだ」

すると桜はニコニコ……………いや、ニヤニヤしながらこちらを見て、
楽しく笑っていた。

「優しかったんですねぇぇ」
「ふ、……どうだろうな……」

もう目の前にあるのはいつも見る風景で。
ドアで。
なぜか二人そこで立ち止まってしまう。

「戻ってきちゃいました〜……ただいま〜」
「ただいま?ここは家じゃない」
「いいじゃないですか!!戻ってきたから、リデュース!」
「………どれかというとリバースだと思うぞ」
…………。やっぱり、笑い始めるのは、桜で……

12:大和 ◆U7Pg:2011/10/27(木) 19:31

「悪いですけど藜(アカザ)さん」
「なんだ?」
いきなりすこし真剣な顔つきになりながら桜は続けた。
真剣な顔つきと言ったってまだまだコイツは子供だ、
そんなに凛とした雰囲気ではないけれど

「総長の事で落ち込むような……」
「奴だったら、ここにいない」

俺は桜の言葉を遮って

「ハッ!!元々オマエと総長の間にどういう関係があるというんだ」
「…………そうですねぇ、よくよく考えれば
なんの関係もないですね…ただ……」
「ただ?」

いままで笑顔と真剣さに満ちていた顔がくもる。
日本人にこれほどの黒はないだろうというような暗黒な瞳。
ドストライクなほどに日本人といえるだろう。
その上髪も漆黒の黒。
前に長い髪は嫌いだと言っていて髪は肩までの長さ。
そんな彼女が
さらに黒を出して言う。

「私のイジメを知ってここに来ないなら、それは私のせいだ」

そんなことはない、と答えようとした。
けれど、
けれど、
これがコイツの考えなら、いいか。
そう藜は思う。

「どーだかな、そんなの俺の知った事ではない」

彼等が仕事に行ったのは夕方。
彼女が寮に戻ろうとしたのは夜。
彼等が本部に戻ってきたのは、
夜中、
AM.2:34。

「くぁぁ〜……!!ねっむ!!!!」
「普通の若者がこんな所をこんな時間に歩いていたらそれは間違いなく捕まるだろうな」
「……ま、私達はいちおー警察ですから〜うふふ、いば…」
「いばれる訳がない。あぁ、クソ。ねむい、じゃあな」

そう言って藜は一歩踏み出した。
彼にとって普通に歩いているが彼女にとってはとても速いようで、

「ぅわ!私も行きます!寝ます!!」

そして朝の朝礼で彼等が怒られるのは言うまでもない。

13:大和 ◆U7Pg:2011/10/28(金) 17:49

第2章〜閉ざされた記憶。


黄緑の刺繍が入ったカーテンが風にゆれる。
へんなものばかりが置かれた机。
とくにそんな綺麗というわけでもなく、どちらかと言えば少々散らかっている。
開けっぱなしのクローゼット、中にはたたまれた服が積んであった。
ぎっしりと詰まった本棚。
中には漫画や小説、科学の本などが置いてる。
乱れた布団。
そこに寝るのは一人の少女、桜。
この小さい………と言っても小中ぐらい…
その歳で一番隊隊長を務めている。

ジリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリ

ただうるさく鳴る目覚まし時計に彼女は目を覚ました。

「くぁ、、起きるか……」

手を目覚まし時計に伸ばして止める。
彼女は立ち上がって着替えをはじめた。
普通の女の子ならもっとこう、可愛いだとかそういうのに気をつかうだろう、
だが彼女はちがった。
彼女が着るのは軍服。
下は七分丈ぐらいのスボン。
どこでも見るような軍服。
そしてそのままドアを開けた。

「今日は………あ、仕事があんのか」

とかぶつぶつ独り言を言いながら向かうのは食堂。

ここの食堂は上手いからいいよなぁ〜

誰と話すことなく食べる。

「随分起きるのが速いわ」

今自分の通ってきた方から女の子の声がする、
そちらの方を向くと、

「すば…いえ、総長と一緒じゃないだけ感謝しますわ」

とても凛とした声、顔。
ツインテールをしたその女の子はツカツカのヒールの音を鳴らしながら食堂に入ってくる。

「なに、嫉妬してんのかい」

また食事に戻り顔を見ないで話す。
きっとその少女は今セルフバーで何かをとっているだろう、
と考えながら、

「嫉妬?馬鹿な。私は貴方が総長といると総長が汚れてしま…」
「黙れ。それに私は好きで近づいてなんかない」
「ほぉ、随分な言い訳ですこと♪」
「そーいうオマエこそ、総長が好きなのか?」
「だったら?」

彼女たちはどちらも挑発的に話す。
だが、

「ごちそうさま………」

そう言ってそのケンカの止める合図となった。
残されたのはツインテールの少女独り。
ただ食器が交わる音だけが響いた。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

少女は独りなにかを探していた。
机にあった書類がない、……
この書類はもの凄く大切なものだったのに……
とごにいったんだろ……?

焦る。
どこにやったのか。
思い出してみよう、昨日その書類をもらって、
目をとおして、そのあとこの引き出しに入れた。
それ以外では触ってないのだ、ないはずがない。
するといきなりお腹の辺りがくるしくなる、そう思って見てみると、

「やっほ。桜ちゃん元気してるぅ?」

総長だ………
心底うんざりした顔をしながら言った。

「総長、仕事は?仕事はどうしたんです?」
「え、…………終わったけど」
「嘘つけぇぇ!!!!!!!」
「ほ、ほんとだって!」

少しだけ疑いを感じながらも私は聞いた。

「総長、あの、私昨日書類貰ったじゃないですか、」
「うん、あげたね」
「アレ、知りません?」
「……………なくしちゃったかなぁ?」

ニヤニヤした表情で言う総長に私は焦りながらも言った。

「ほんとにすみません、……でもないんです!!」


「ふふ、謝らなくていーよ、居場所知ってるから♪」

14:大和 ◆U7Pg:2011/10/31(月) 18:26

こっちこっち〜!とか言う総長について行く私。
内心本当にこの人の言っている事が本当なのかと疑ったものだが
本当あの書類は大切なモノだったので今は総長すらも頼もしいと思える。
っていう言い方は少しちがうか、これじゃいつも総長が頼りないみたいな……
いや、いつも頼られるばかりか総長は頼ってばかり。
でも…………私と変わらない歳で顔は少し日本人離れしながらも
かなりイイ顔はしてるし、髪は赤と茶の混ざったようなとにかく明るい色で、
いやもう色気やらフェロモンやらばんばんでて、
ちょーっと女タラシだけど優しい時は優しいし、メリハリがついている人。

なーんて私の女上司みんなが言うのだから………
相当なのだろう。

「あのね、アレ、見える?」

総長の指す方向を見る、と、。
女の子が数人。
すぐにわかった、あぁ、イジメだったのか。

「これどーする?」
「ははは、シュレッターにでもかければ?」
「マジ!?いいねぇ、それ!」
「やろ、やろ、やっちゃえばいいんだよ、」
「総長に後で怒られるよね〜怖ぁ〜〜」

私はそれを見て。
そのイジメでシュレッターにかけられそうな私の大事な書類を見て。

「とりあえず、取り替えしに…………」

そう総長に言った。
だけど総長の姿はない。
さっきまで、もうほんとにさっき…今までいたはずなのに。
いないーーーーーーー?

ダァァッッーーン!!!!
機械の破壊音。
前にはなにが起きたが状況把握できていない子達と、、、、
総長がシュレッターを蹴り、一人の女の子の首をつかみ壁に押し当てていた。

「そ、ぅちょ………」

その子は苦しそうにしながら喚いた。

「怒るよ、桜じゃなくて君達にさ。
知ってる?これ大事な書類なんだよ、まぁ俺にとってはあんま大事じゃないけど…
桜があんなに焦った顔して聞いてくるから、ちょっと探すお手伝いをしてたんだ。
そしたら部下がその書類をシュレッターにかけるなんて言うし………
ほんと、まいっちゃうなぁぁ…
殺すよ?いい?未練はない?悪いけど、ここはこういう所だ」

一人で勝手に進めていく総長。
それにもう、彼女達も私も声も出ない。
ただ喚く音しかない。

「えっ、、ぐぅ、っ、ぁあ”っ!?……」
「煩い、本気で片付けるね」

瞬時ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー




パァンーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


銃声が響いた。



「書類ゲット、…………桜、?桜……桜っ!?!?」



私は目の前が見えなくなった。

15:大和 ◆U7Pg:2011/11/01(火) 20:54

彼が撃とうとした銃口はその少女に向けられたはずだった。
だが弾は桜、その肩に当たった。

少女は倒れる………

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「やめて下さい総長!!はやく病院にっ!」
「医療班に任せたほうが……」

「触るなぁぁぁぁ!!!!!
桜に、桜に触るなぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」

他の幹部達が駆けつけた中、少年は叫んでいた。
横たわる少女、桜を目の前にしながら、

「医療班に任せろと言って………」

「黙れェェェェェ!!!!!!!!!!
首をはねられたいのか?あ、?そうなのか?
コイツは俺のだ。触るな、俺がすべてする」

まるで血に飢え、狂ったように叫ぶ。
ただなんの目的もなく騒ぐ少年に、

人々は恐れた。

首をはねる。

少年ならば、その時の瞳をした少年ならばやりかねない事。

だが、一週間もしたところで、桜は医療班の特別室から出てきた。

怪我は驚く程にきれいに戻り、体調も良くなっている。
それを見て医療班は少年にどうやったのだとか聞いていたが
少年がそれに答えるのはただ一つ。

「オマエらが無能なだけだよ」

ただただ、優しい笑顔で言った。
少女が特別室から出て来る間、少年は部屋と特別室間を通ることしか見られていない。

16:大和 ◆U7Pg:2011/11/02(水) 20:00

そしてその数週間後……

「き、気をつけて下さいよ!」
「うん、ありがとう、、、」
「、、っ、じゃ…行ってらっしゃい!」
「……行ってきます…………」

総長は幹部全員に見守られながら海外へと仕事に出かけた。
なんでも各国の特殊部隊総隊長が集まる会議らしい。

「ほんっとに、やっと行った……」
「はは、藜(アカザ)さんいつも説教してましたもんね」
「うるさい」

それからというものなんだか総長のいない本部は少し静かで
総長が顔を出さない元の本部の雰囲気に戻った、
なんて藜(アカザ)さんは言ってた………



それも数ヵ月もすぎれば不思議と慣れるもので。

「そんじゃお疲れ様でした〜…」
「おい、桜」
「ハイ?なんですか?」
「電話だ」

めずらしく藜(アカザ)さんが私のことを引き止めるなぁと思ったら………
電話か。

私は藜(アカザ)さんの携帯を取り耳にあてた。

「はい?」
「………あ、桜?」
「って、総長ですか?」

電話の主はなんと総長。
自分では寿さんとかかなぁ、なんて思ってたから少しびっくりしたけど……

「どうしたんですか?」
「んと、、、俺ねしばらく海外に滞在することになった……」
「しばらく?……どうせ1、2ヵ月……」
「いつになるか分からない。」

いきなりなにを言うかと思ったら冗談か、なんて勘違いだったようで。

総長の声は本気だった。

「一年になるか、五年になるか、そんなのもわからない。
とにかく長い月日はたつと思う……」
「え…………?」
「だから、さ。」
「……はい」

私はただ答えることしかできなくて。

「桜、元気でいてね?」
「、、、そうちょ……総長……」
「それじゃ、バイバイ」

そこで電話はきれる。
なぜだろうか、、、今この電話がきれた時、
私と総長を繋いでいたモノもきれてしまったような気がした。

17:☆まゆぴん☆:2011/11/03(木) 09:37

面白いっ!!
上手!!!!!
凄いですっ♪
次も楽しみにしてますね!

18:大和 ◆U7Pg:2011/11/03(木) 10:18

まゆぴんs>>有難う御座います。
面白かったなら、よかったです!(内心ホッとしてます)
駄文ですが宜しくお願いします。

19:桜桃:2011/11/03(木) 10:39

いや〜、さすがっ!!
少女漫画風じゃないのを書くのも上手いだなんて・・・
私なんか、のほほんしか書けないよー♪

けど、緊張感かどっちも変わらずっ!
面白いし!桜ちゅわーんっ!!ってなカンジですよ。
桜ちゃん、カワイイ・・・

20:大和 ◆U7Pg:2011/11/03(木) 16:44

桜桃ありがとう。
ほんと桜桃には支えてもらってばかりで……ごめんね。

21:大和 ◆U7Pg:2011/11/03(木) 17:21

それから、どんなにどんなに月日が経っても

総長が帰って来る事はなかった。



ふいに、結構前総長と二人で少し仕事をサボった時のことを思い出した………………

「そ、そうちょぉぉぉ!!!いいんですかっ!?」
小声でそう叫びながら走ってはいたもの、
少し面白そうだな、という好奇心も湧いている。
「………。ね、桜。」
「ハイ、なんですか?」
「いっつも俺のこと総長総長言ってるよね?」
「はあ……そうですかね?」
「うん」

そう言うと総長は止まって向かい合い私にこういった。

「俺は君のこと桜って呼んでる、
じゃあ桜は俺のこと………………」

総長の口は私の耳元に近づけてこうささやいた。

「俺の名前は……----………桜の声で、二人っきりの時呼んでね♪」

瞬間、私の顔は火が灯ったように赤く熱くなる………

「あはは!!俺ね特別な人にしか名前は教えない主義だから、
ちゃーんと覚えておいてよ〜」

…………………………
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

あの時確かに総長は私に特別と言ってくれた。
まぁ女タラシな総長ならだれにでも口癖のように言える台詞だろう………



総長、貴方の心理が目的が求めるものが見えないんですよ、…………

本当、これだから困り者の総長は。


そう思い、私はふっ、と笑ってしまった。

22:桜桃:2011/11/03(木) 21:18

桜ちゃん、切ないっ・・・
そして気になる総長の名前っ!

ごめんって?!謝らないでおくんなんしィ〜っ!!
全然、迷惑なんてかけられてないし!
ね!!

23:大和 ◆U7Pg:2011/11/05(土) 08:36

第三章〜恋焦がれた独孃狼(ドクジョウガ)

総長総長総長総長総長総長総長総長総長総長総長総長総長総長総長総長総長総長総長総長。

私のすべては貴方でできている。
貴方がとても愛おしい。
狂ってしまうほどに…………

貴方が他の女なんかに笑い掛ける、目を向けるだけでその女は憎い。
標的。
総長。
いつ何時でも貴方のことしか考えていない。


わかっている。
貴方がどれ程の女に愛されるか、なんて…
でも、でも、でも、でも、でも、
私が一番最初に貴方を好きになったの。
だからだれにも渡さない。
触れさせない。

私が抱く貴方への感情は狂愛。

独りの少女は白い美しい花の花びらを千切るように取る。
一枚一枚。何らかの遊びのように。

「嫌い、好き、嫌い、好き、嫌い……?」

嫌い、と少女が呟いた時……
一枚の花びらが風に揺られ飛んで
行った。
それを見て少女はまるで狂ったように笑い出す。

「ふふ、なんて馬鹿なことをしてるんでしょう………?
私が貴方を嫌うどころか………愛しすぎてしまっているのに……」



そう言って少女は一歩一歩、去って行った。

24:大和 ◆U7Pg:2011/11/05(土) 19:47

「藜すわぁぁぁぁぁぁん」
「き、気色悪いッ!!!!」

私は今大変な事態に陥っていた。
私は学生である、○。
勉学は学生の仕事である、○。

勉強がやばい。
いくら私も秘密警察の一員だから少しの学校側での免除があったとしても…………

やばい。
ほんっとにやばい。
少女は青年にせがむように祈願していた。

「藜さんは勉強できますか?」

 • • • • •

しばらくの沈黙。
「ハッ、馬鹿を言うな。私は警察という仕事をするが故そんなのはやらんでいい。
まぁ、もちろんオマエのような学生の本業は勉学だかなッッ!!!!」

……………あの、あの。
あの藜さんが………勉強は出来ない?
少女は独り硬直する。

ーーーーーーーそしてふいに。
ふいに、ふっ……と、笑ってしまった。
やはり、完璧な人間などいないのだと。
出来ないのは自分だけじゃない………

「笑うな。なにが可笑しい。その変わり警察という仕事に
責任をもって………そして誇りに思いやる。それが俺だ」

瞳を輝かせる。
いや、うん。確かに藜さんのことを尊敬はしていた。
けれど、この人がここまですごいなんて………思いもしなかった。
誇りに思う………か。
私にも、そう思う時がくるのだろうかーーーー

なんて格好良いこと言ってる場合じゃなぁぁぁぁい!!
そうだ、やばいんだった!!

「じ、じゃあ藜さん、勉強出来る人知りませんかっ!?」
「勉強………してるトコを見たことがないからな………ん………寿?」
「寿さん?………あの人が〜?」
「嗚呼、出来る、というような噂をな」

まぁとりあえず行かないことにはなにもならない!
行くか!!!!

「で、どこに居るんですかね?」
「確か今から処理に行く所だろう」
「えッ!?じゃぁ急いで行って来ますっ!!」

はやくしないと、寿さんが行っちゃう!
そう言って少女はノートとシャープペンを持って行く。
走る。
少女は玄関を通り抜け、駐車場へと向かう。
普通に駐車場、と書かれているのではない。
出動車特別幹部専用場。
こんな漢字ばかりが並んだ所。
本部で働いてる幹部の中でももっと偉い、特別幹部たちの車が置いてある。
そこにはもちろん藜さんの車も。
そこで寿さんの車を探すのは簡単だ。

「あっ!!!!あった〜………」
「待ってたよ、桜ちゃん」

自分の車に背を預け、こちらに微笑んでいる青年の姿が。
その姿は例えると王、とも言える程に美しい。

「え……待ってた?私今回仕事でしたっけ?」
「いや、なんか直感的にさ、」
「直感的〜〜?またまた、そんな」
「ほんとだよ、なんか桜ちゃんが来る気がしてさ、
話なら、これから仕事あるから車で聞くけど?」
「あ、じゃあそれでお願いします」

すると寿さんは助手席の方へ来てドアを開ける。
そしてニッコリ微笑みながら言った。

「ホラホラ、レディファースト…っていうでしょ〜♪」
「ぅ、あ…!!!!…///////……お願いします……」

いやぁ、総長以来だ、こんなこといわれたの。

25:大和 ◆U7Pg:2011/11/09(水) 20:06

「xに=をして……そーすると4になりますよね?」
「うん、でもそこからyを導入すると?」
「あぁ!そーいうことですか〜」

数時間走る車の中、さっきから私達の会話………というよりは
勉強会はこんなことばかりだ。
車の中はあまり散らかっている方じゃないけれど……

寿さんの車の中は恐ろしい。
後ろの席には拳銃やらなにやらで溢れている。

「ところで…………その、寿さん」
「なに?」
「後ろに積んであるのは………」
「あぁ、それ?俺の趣味♪」

趣味ときた。

こんなのが趣味だなんて……思いもしなかった………

26:大和 ◆U7Pg:2011/11/10(木) 18:07

「なんのために?」

…………
特に疑いだとかそういう気持ちを含めて言った訳ではないんだけどな………

「さぁ?誰かを殺す為以外は考えられないけど」
「………そうですか」

そこから二人の間に沈黙が続いた。
………………………
…………………………
……………………

「あのさぁ…………」

ふいに寿が告げる。

「今から行くとこに、総長サンがいるんだよねぇ〜」

え…………?
総長が。
いる?

「ほ、んとですか!?」
「悪いけど嘘つくほど僕は楽しい人じゃない」

ほんとに、いる。
総長がいるんだ……!!!
あの日の電話以来……

バァンッッーーーー!!!!

軽い爆発音がする。

27:大和 ◆U7Pg:2011/11/11(金) 22:06

キィィィッーーーー!!!!

「チッ…」

寿さんは一度舌打ちしてからいきなりハンドルを回す。
あまりの勢いに私は体勢を崩してしまった

「ぅわ!!え、なにが起こってるんですか!?」
「アハハ♪知らねェよ。それより状況把握が遅いんじゃない?」
「えっ……はい!?」
「今日、実は秘密事項で僕と桜ちゃんこの仕事だったんだけどっ………と!」
「ぅえっ!?ほ、ほんとですか!?」

慌てて元の体勢になり後ろを見るーーー
そこには海外ドラマなんかでよくみる………
拳銃を持った男が窓から上半身を出し、こちらに向かって撃ってくるではないか。
見たところ乗っているのは二人。

そしてこれが、私と寿さんでする秘密事項の仕事。
だとすればこれは…………

「この事態は計算されたものなんですか!?」
「おぉ、状況把握が遅いと思ったらもうそこまで筋書きが見えちゃったんだ〜
でも、それはちがう。今から行く所にアイツらが居るはずだったんだけどなぁっ!!」

寿さんは車を左右に動かしながら言う。
最後の方なんて半ば叫びだ。
だからというもの男達の攻撃は止まらない。
色々な拳銃を出しては車を狙い撃つ……

パァン!パァン!バババッ!!!

「うわ、タイヤ狙わないでよ〜。一応高級車なのに〜♪
あ、桜ちゃん総長に電話して!!」

そ、そそ、総長に電話……!?
え…ちょっ、ちょっとまてよ………
どうしよう………うわあぁぁ!
なんか心拍数上がってきたぁ!!!

「はやくして!!!」
「は、はいっっ!!!!」

さ行を出すとそこには

総長(白夜 昴)




総長の名前があった。

28:大和 ◆U7Pg:2011/11/11(金) 22:06

キィィィッーーーー!!!!

「チッ…」

寿さんは一度舌打ちしてからいきなりハンドルを回す。
あまりの勢いに私は体勢を崩してしまった

「ぅわ!!え、なにが起こってるんですか!?」
「アハハ♪知らねェよ。それより状況把握が遅いんじゃない?」
「えっ……はい!?」
「今日、実は秘密事項で僕と桜ちゃんこの仕事だったんだけどっ………と!」
「ぅえっ!?ほ、ほんとですか!?」

慌てて元の体勢になり後ろを見るーーー
そこには海外ドラマなんかでよくみる………
拳銃を持った男が窓から上半身を出し、こちらに向かって撃ってくるではないか。
見たところ乗っているのは二人。

そしてこれが、私と寿さんでする秘密事項の仕事。
だとすればこれは…………

「この事態は計算されたものなんですか!?」
「おぉ、状況把握が遅いと思ったらもうそこまで筋書きが見えちゃったんだ〜
でも、それはちがう。今から行く所にアイツらが居るはずだったんだけどなぁっ!!」

寿さんは車を左右に動かしながら言う。
最後の方なんて半ば叫びだ。
だからというもの男達の攻撃は止まらない。
色々な拳銃を出しては車を狙い撃つ……

パァン!パァン!バババッ!!!

「うわ、タイヤ狙わないでよ〜。一応高級車なのに〜♪
あ、桜ちゃん総長に電話して!!」

そ、そそ、総長に電話……!?
え…ちょっ、ちょっとまてよ………
どうしよう………うわあぁぁ!
なんか心拍数上がってきたぁ!!!

「はやくして!!!」
「は、はいっっ!!!!」

さ行を出すとそこには

総長(白夜 昴)




総長の名前があった。

29:大和 ◆U7Pg:2011/11/11(金) 22:07

キィィィッっーーーー!!!!

「チッ…」

寿さんは一度舌打ちしてからいきなりハンドルを回す。
あまりの勢いに私は体勢を崩してしまった

「ぅわ!!え、なにが起こってるんですか!?」
「アハハ♪知らねェよ。それより状況把握が遅いんじゃない?」
「えっ……はい!?」
「今日、実は秘密事項で僕と桜ちゃんこの仕事だったんだけどっ………と!」
「ぅえっ!?ほ、ほんとですか!?」

慌てて元の体勢になり後ろを見るーーー
そこには海外ドラマなんかでよくみる………
拳銃を持った男が窓から上半身を出し、こちらに向かって撃ってくるではないか。
見たところ乗っているのは二人。

そしてこれが、私と寿さんでする秘密事項の仕事。
だとすればこれは…………

「この事態は計算されたものなんですか!?」
「おぉ、状況把握が遅いと思ったらもうそこまで筋書きが見えちゃったんだ〜
でも、それはちがう。今から行く所にアイツらが居るはずだったんだけどなぁっ!!」

寿さんは車を左右に動かしながら言う。
最後の方なんて半ば叫びだ。
だからというもの男達の攻撃は止まらない。
色々な拳銃を出しては車を狙い撃つ……

パァン!パァン!バババッ!!!

「うわ、タイヤ狙わないでよ〜。一応高級車なのに〜♪
あ、桜ちゃん総長に電話して!!」

そ、そそ、総長に電話……!?
え…ちょっ、ちょっとまてよ………
どうしよう………うわあぁぁ!
なんか心拍数上がってきたぁ!!!

「はやくして!!!」
「は、はいっっ!!!!」

さ行を出すとそこには

総長(白夜 昴)




総長の名前があった。

30:大和 ◆U7Pg:2011/11/11(金) 22:10

すみません!!三度も同じもので!
なぜか書き込みがならずにクリックしていたら………
本当に申し訳ありません。
無駄に書き込みしてしまいましたね。

31:大和 ◆U7Pg:2011/11/13(日) 20:39

総長に電話してなんて言ったことに少し後悔した。
総長のこと、桜ちゃんのこと、そして二人の関係の
表と裏の事情をよく知っていてこんなことを言ったから。
でも、総長には気づいてもらわなくちやならないんだよねぇ………

ほんと、このことに関しては僕も藜(アカザ)もまいっちゃうよ………

「………そ、総長でますかね…?」
「さぁっ!どーだろ」

俺は車に弾が当たらないようによけながら答える。
こんな危機的状況にいながら違う意味で心拍数の上がる彼女もすごいが…

「あの、総長ですか?」
{え…?あぁ、うん、桜……?}
「はいッッ!!!あの!………」
{なに?}

少々緊張しながら話す彼女を見て苦笑するがその表情(かお)もすぐに険しくなる。
なにを伝えるのか迷っている彼女、桜ちゃんに俺は教えた。

32:大和 ◆U7Pg:2011/11/14(月) 20:21

「今の状況をとりあえず教えて」

優しく言うと彼女は大きく相づちをうち話だす。

「今、そちらで対処するはずだったーーー」

そこまで。
ただそっちで対処するはずの、それだけを言った時、
もうすでに、総長の力は前とは遥かに違うことを感じた………

{OK、今すぐそっちに行く。まぁ時代はGPSですから〜}

もうすでに状況把握。

この人はちがう。
脳の中で強い命令がかかる。
コイツハテキニマワシチャイケナイ。
決して。
痺れがかかったみたいだ……
もう、もう俺たちとは力、いや能力という力の格がちがう。

「え?あっ!!!はい、では!」
{アハハッ!そんなかしこまらないで、イヤだなぁ、もう。
もっと気さくに接してほしいんだけど♪じゃぁね♪」

ッ、ツー、ツー、ツー、。
電話は切れたよう。
ただの電子音。
俺との電話だと、ブツ。って切れるクセに彼女にはちゃんとなんていうか……
やはりこう、他と接し方がまるで違かった。

そこから俺はスピードをあげる。

33:大和:2011/11/16(水) 20:04

ヴヴヴヴ……
ポケットでマナーモードに設定の携帯が震える。
だが彼はそれを無視しようとする……が、
なぜか体が動きそれを見ようとしてしまう。

「なんなんだよ……」

悔しそうな言葉を吐きながらその着信メールをみる。

〈桜を守れなかったら殺す。
って言うのは建前で、…なるべくのりっきて〉

ただそれだけなのに、全てが震え、そして怯えたきがした。
だけど俺はメールをしてきた奴を知っているからメールは返さない。
そも間にもパンパンと銃は撃たれる。

「ねぇ桜ちゃん、後ろにある好きな銃取って撃ってくれない?」
「え?あぁ、いいですよ〜」
「うん、なんでもいいから」
「……じゃ、車の上に乗りますね」


そう言うと彼女は上へ登る。
淡々と。
忘れてはいないけど……

一応、一番隊なんんだよねぇ〜

パン、バンッッ!!バン、パァン!!

「っ、しゃぁ!!運転手殺しましたよ!」
「そ?ありがと。んじゃ、帰るとしま」
「そ、……ちょ、……」

彼女がこぼした言葉は、漏らすことなく彼の耳に行き届いた。
「総長が来たの?」
彼が聞く。
「は、……い…総長が」
「寿ィィッ!!!!テメェはどこ見てんだよ!
上をみろ、上を!」


上……?

!?……


「「桜ァァァァァ!!!!!」」


そう二人叫んだのはほぼ同時。
空には一台の戦闘機。
そこから身を乗り出し、撃つ見知らぬ人影。
寿の車の上に乗る桜を。

ああ撃つ。


パァン――――――――。



「悪いけど、そう簡単には殺させないよ」
「本当、私を誰だと思って………呆れる」
「気づいてないわけがないのに。馬鹿が」

その戦闘機はなんなく崩れ落ちた。

34:大和 ◆U7Pg:2011/11/19(土) 08:12

最近、「無益な…」という書き込みエラーがなるので、
しばらく書き込みできません。

35:☆まゆぴん☆:2011/11/19(土) 16:39

「ぁ」とか小文字を打ち過ぎるとそう出るみたい。
私もなりましたので大丈夫です^^

36:大和 ◆U7Pg:2011/11/19(土) 18:18

そーなんですか………

これからなるべく少なくしてみます!
ありがとうございました!

作品の方はどーですかね……?
なかなか皆さんの意見が聞けないので少し不安で…。
感想だけでなく意見やアドバイスなどもどんどん言っちゃって下さい!

37:大和:2011/11/20(日) 18:50

場所は移り―――――本部。

あれから危機的状況にあわされた後…
総長専用休憩室。とかなんとかいうまたまた名前の長い部屋にいる。
私と寿さん、そして総長がいる、、、

「俺もさ、帰ってきて早々こんなこと言いたくないんだけど……」
「自殺します。それか殺して下さい」

総長が言いかけた時、寿さんはいきなり話だす。
だがそんなもので総長も負けるわけがない、、

「オマエさ……隊長の自覚あんの?」
「はっ、ありますよ。でも、僕の代わりはいくらでもいる」
「馬鹿が。オマエの代わりなんざいねェ…」

こんなことばかりで私は正直、ここに居るのが怖くてしかたない。
彼らは歳は違えど仮にも上司と部下。そんな壁さえも感じさせず、殺気を放つ。


「とりあえず、もう疲れてると思うからこの話は今度」
「あぁ、、、それじゃ、、」
「あ、お、お疲れ様でーす」

なるべく気軽に帰ろうとする桜に総長、少年は言った、



「あ、桜はちょっと……」

38:大和:2011/11/21(月) 17:56

「はい?なんですか?」
「……桜…っ…」

総長はなぜか苦しそうな声を出した。
誰もが美声と呼ぶその声で、、、

「えっと…ど、したんですか?」
「ねえ、俺がここを出て、桜と離れてから何年?」
「…3、、3年ですかね」
「そっか。3年しかたってないんだ」
「いきなりどうしたんですか?総長」

総長はふっと微笑む。
そこの空間にはただただ二人の空間が続くだけ。
彼の視線に彼女はきずかない。
きずかないフリをする。。。
そうでもしないと……
また彼が離れて行った時のための覚悟ができない。

「俺さ、本部を出てから海外で仕事やってたんだ」
「はい、それは藜さんから・・」
「他の男の名前だすな」

いきなり怖音になる。
私はそれにびっくりして体がびくっとなる、

「その間、どれ程心臓をえぐられる思いをしたか・・・」
「それは?えと・・?」
「桜に他の男が近づいてると思うと・・・・」
「……?……」
「気が狂いそうだよ」

なんなんだろう。
わからない、、
総長の言いたい事が・・・

「でも、俺の言いたい事はそういう事じゃなくて・・」
「はい・・言って下さい、す、ばるさ、、ん」

頑張っていったその言葉は、総長の名前。
すると、彼はとても優しく微笑んで言った。

「うん、ごめん、あの時桜を置いてあっちに言って」
「え…い、いや別にそんなことはっ」
「え〜、もしかして寂しいとか思わなかったのー?」
「あ、お、思いましたよ?いきなりですもん」

ぐいっ、腕を強くひっぱられる。
そこには美としか言いようのない顔。

「うん、うん。もう絶対に放さない、束縛」
「…////…あああ、うと、束縛はちょっと」
「ひっどーい!なんてね。これからもたっぷりイジメるから♪」

39:大和:2011/11/21(月) 18:03

あ、すみません。
下から9行目の
うん、ごめん、あの時桜を置いてあっち(海外)に行って」
こっちの言ってではなく、行ってはこちらです。

40:大和:2011/11/22(火) 17:22

ダンッッ!!

いきなりドアがいきおいよく開けられる。
俺はそいつが誰なのかを…寿達と話していた時から知っていた。
だから桜をここに置いてただ上辺だけの言葉を発する。
まあ、いままでの言葉が全部嘘だったわけではない。
もちろん俺なりにもまだあの時の罪悪感は残っているし……

はっきり言って、俺がここまで感情を露わにされた事もないし、
嫉妬もホントに狂うかと思ったのは初め―――

「総長」

冷めてはいるが少し焦った声で言うのは彼女。

「雅(ミヤビ)……」
「総長?こんな子にかまっている暇は―」

そこで彼の頭の中で何かがプツン…と切れた。

「黙れ。よく人を見下すような事が言えるなぁ…?」
「っ…別に総長の事を言ったわけでは…」
「あはは、怖かった?」
「……はい…」
「ごめん、ごめん、、」
「いえ…」
「そんじゃ、桜もこんな部屋でよ?」

彼女は俺の変わり様におどろいたのか、返事はせず、こくんと頷く。
自分ではそんなに怖くしたつもりはないのだがけっこう怖いらしい。

そうして出て行こうとした時―――――

かすかに銃を構える音がした。

41:不良品:2011/11/23(水) 16:29

語りべがころころと変わるので、どのキャラの視点で読めばいいのやらと少々混乱してしまいます。

語りべを主人公ひとりに固定しないのであれば、いっそ三人称視点で書いた方がいいのでは?
……というのが正直な感想です。
擬音を多用するのも控えた方が……。


えらそうに申し訳ないです……!

42:大和 ◆U7Pg:2011/11/23(水) 20:06

おおお!!!三人称ですか……!!!!
じゃぁ一度三人称で書いてがんばりたいと思います。
……少しハードルが高くなる気が……
はたして僕に出来るのかと……。
こんな駄作を書きながら……。。。
擬音は少なくします!(がんばりますね…)

で、あの……ずっと思ってたんですけどストーリーの方はやっぱダメでしたかね?
それが物凄く不安で……。

偉そうになんてそんな全然ですよ!!!
むしろ少しでも見ていただいたことに感謝です。

では50になった時にまたみなさんにアドバイス等聞きますので
そのときにも宜しく御願いします!

43:大和:2011/11/25(金) 18:40

その音を彼は見逃さない。
けれど行動を起こそうともしない。
そのまま、いつもの仮面を被ってその場を去ろうとする。

……

やはり。
ドアをしめてから彼は完全に相手がいることをかくにんした。

「はあ、君等二人は先に行ってて。」
「え?どうしてですか?」
「知りたいー?でも、だーめ。それじゃ」

少女が聞いた問いかけに
少しは答えてやればよかったかな…
なんて後悔しながらもでもこれは何事もなく片付けようと、彼は足をはやめた。

44:大和:2011/11/25(金) 19:50

第四章〜日光と彼女の影〜

ヒールの音がなにもない静かな廊下に規則正しく、かつ美しく響く。
誰もが見入ってしまうだろうミニスカートから出た美脚。
細く整った腰。Eカップの胸。締めたらひき千切れそうなほどの首。
そして、きれいな透き通るブラウンの瞳。銀の髪。

どれを取っても欠けているとこなどない。

45:大和:2011/11/28(月) 19:16

場所は変わり、第一幹部室。
ここの建物はどれだけの部屋があるのだろうか…
と思ってしまうほどに部屋がある。
先ほどいた彼女達も彼もいる。

「はーい、みなさんいいですかあ〜?」

一人の少年がいう。

「では出席をとりますね。」

そして、さっき言っていた少年と瓜二つの少年が言った。

「一番隊、素迷桜(ソメイサクラ)」
「はいっ!」
「二番隊、藍染寿(アイゾメコトブキ)」
「ばっちし、出席」
「三番隊、凍江藜(コゴエアカザ)」
「いる」
「四番隊、向日葵紅葉(ヒマワリモミジ)」
「はいはいはい!」
「五番隊、凛音雅(リンネミヤビ)」
「います」
「六番隊、響如黒(ヒビキゴトク)」
「……」
「七番隊、壬狼兎(ミロウウサギ)」
「うさぎさんとは僕のことさっ」
「八番隊、壬狼狐(ミロウキツネ)」
「キツネクンとは僕のことぉ〜」
「九番隊、恋琴波(レンコトナミ)」
「あ、はい」
「十番隊、仇緋愁(キュウヒウレイ)」
「はいは〜い」

以上の幹部の名前が呼ばれ出席をとるのは終わりとなる。
返事でもわかるとは思うが非情に個性豊かで、
そして変わった名前がとてつも多い。

まあここに居る全員が日本人であるかどうかさえも不明なのだ。
もし日本人であっても性格からして、育ちが違うだとかそういうのもある。
そんな中で身体能力をもつ人達が集められたのがこの特殊部隊。
圧倒的に男のにんずうが多いのは能力を持つ力は男のほうが大きいせい。

そんなこんなで彼等が第一幹部室に集まっているのは他でもない闇側の事件。
表側の警察ではやることのできない仕事をこの特殊部隊で始末するのだ。

「では、総長お話どうぞ」
「ん〜とね、今回はほんと内密にしないといけないらしいから…」
「へ〜じゃあ結構隊は連れて行くんですか?」

桜は何の緊張もなく聞く。

「な、ん、と。今回は女性人3隊で行ってもらいます」
「はえええええ!?」
「エエ、大丈夫なんですか?」

そんな反論にも答えず昴は進めていった。
他の男性陣は苦笑い。
総長もよくこんなこと考えたな とか、
女性人だけでいいのかよ。
だとか一人ひとり色々と思うらしいがすべては話を聞いてからにする。

「そーそ。で、ね。一番収穫が少なかった子は幹部からはずすよー」

なんて、とっても一大事なことを…さらりと言う。

46:大和:2011/11/28(月) 19:33

「えーいや流石にそれは…」
「黙れ狐。んで、男性陣はそれを影から見守る、いいね?」

もうこうなったら止めることなどできない。
幹部から外されるということがどれだけ恐ろしいことか。

「と、いうことで、話おわり。詳しいことは紙に書いてあるから」
「はーい」
「了解です。」

それぞれ解散ということで散らばるが男性陣は女性人4人に言葉をかけるぐらい。

そんな中、桜は落ち込んでいた。
なんせ女性人の中で一番弱いのはどう見ても自分なのだ。
まず、五番隊の雅は自分になにかと敵意丸出しで強いし。
九番隊の琴波は一見おとなしいけどいざとなるととてつもない力。
十番隊の愁は…無理。優しいけど滅茶苦茶強い。

ということで、負けるのはどう考えても私以外ありえない。
ああああ、もう。
なんで総長はこういうことしたがるんだろうか。
そう桜は一人頭を抱える。

「大丈夫だよ、桜。」

昴はそんな桜をみてっふ、と笑い言った。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

えっと、ですね、訂正します。
女性人は全部で4人でした。だから4隊で行くことになります。

47:大和:2011/12/01(木) 18:10

「あ、あとー、、男性陣は援護のほうで話あるから集まって」
「「「「「「はあーい」」」」」」
「他の女の子軍団は明日に備えて解散」
「「「はーい」」」

返事もできぬ桜。
いくら最年少だからと言ってハンデをつけるわけも、
3人がわざと力を弱める事もないだろう。
なんせ、ここはそういう場所だから。
弱いものになんてあわせはしない
自分に力があるなら誰彼かまわずたおす。
そうでもなければとてもじゃないけど……

秘密警察の…幹部なんて




できるわけがない。


もし私がこの幹部から捨てらるならそれはイコール、
人生の終わり。
もう戻ってしまえばごく普通に戻る。
ただの普通に。
普通、という言葉が現状が、どれ程幸せなことなのか。
それすらもまだ理解できていない子供なのに。。。
それでも桜はこちらの幹部を選ぶ。

人はあまりに普通すぎる現実にそれ以上を求めてしまう。
桜はあまりに普通に絶望しすぎそれ以上を拒んでしまう。

「桜」
「桜っ!」
「は、はい」

前から十番隊の仇緋愁(キュウヒ ウレイ)が言い出した。

「貴女は貴女の力を出しなさい、そして私も絶対に手は抜かない」
「……はい」

そういって愁はきびすを返しコツコツとヒールの音をたてながら廊下を曲がった。
本当にもうこれは…諦めなくてはいけない。
桜の思いは悔しさしか残らない。
なぜ自分はこんなにも弱いのだろうか。
同年代の昴など総長という高さまで上がっているのに…。

桜は{一番隊配置場所 その他}と書かれた紙をぐちゃぐちゃにし、
せめて最後に自分の隊の人達ぐらいは守れるような配置にしようと考え

その頬から一筋のなにかを流した。

「命をかけても絶対に守り抜く」

そう呟いた彼女はとても強く逞しく、そして眩しい。

48:桜桃:2011/12/01(木) 21:04

久しぶりです♪
いやー。君はどうしてそんなに小説が上手いのかな?
ほんと皆さん個性的で!
凄いよ〜!これからも読むぜ☆

49:大和:2011/12/02(金) 19:44

うお!桜桃来てくれてありがとう!
ごめんね、最近あちらのほう行けなくて…

なんか昴はきっと蓮に似てると思うww
ホントこんなのでよければ読んで下さい…

50:大和:2011/12/03(土) 20:29

カーノパンツにネクタイ。
胸にはバッチ。6角形に作られたそのバッチは
普通の秘密警察には憧れに等しいもので、
幹部である証拠。鳳凰の柄で小さくHTKと書かれていた。
おそらくは、秘密特殊警察の略。

そんなものを不恰好に身に着けている少女。
桜、
無意識に足は速足になっていたのか、目的のところにはついた。
{第一番隊、ミーティング室}
そのドアを一度見つめ桜は足を運ぶ

「…みんな…」
「はい、なんでしょうか?」
「明日、女性が隊長を務めている隊で仕事をしに行くんだ。
けっこう大きな仕事らしくてね…」
「はい…」
「男性陣は援護に回るらしい。
でね、、その中で一番収穫が少なかった人は…」

そこで少し戸惑ってしまう。
言わなければいけないのはわかっている。
けれど、なぜか負けをみとめているみたいで…
怖かった。

「少なかった人は…?」
「幹部からはずすらしい」
「え……」

みんな固まっている。
桜はもう決めた。
さっききめたではないか、と心に呟く。

「みんなに支障はないから大丈」
「なんなんですかそれ!?」

一人の隊員が桜の胸倉をつかんで言う。
必死に。

「わからない、けれど」
「だから、どういうことなんだよ!」

仲間たちが駆けつけてその隊員を抑える。
けれど止まらない。
その光景に桜は泣きそうになるのを抑え平然を装う。

「隊長が代わるだけの話だっつってんだよ!
わからないか!?あの中で負けるのはどう考えても私だよ!」

平然は、、装えなかった。
感傷的になってしまったのだろうか。
ちがう、ちがう。
嬉しかった、自分を必要としてくれて。
でも、その嬉知ってはいけない、
知ったらもう二度とその前には戻れなくなってしまう。
だから、、、

「ごめん。このプリントに配置は書いてある。
大丈夫、その指示どうりに。」
「ふざけ…」
「命令、。それじゃ、明日」

静かな廊下で遠くにごちゃごちゃと聞こえる声は
ドアが閉まる音でかき消され、それ以上はなにも聞こえなくなった。

「さて、じゃあ私は死ぬ前の準備でもしますか」

なにが死ぬ前の準備だ。
そんなものないし、考えてもいない。
自問自答するが、答えなんてわからない。
ただ決めていること。
仲間を守る事。
ただ決まっていること。
死ぬ事。

「はは、短いね人生は」
「短い短い」

一人でぶつぶつ言いながら歩く。
そしてふいに幹部だけがつけているバッチが目に入った。
もうすこしで自分の憧れとなるバッチ。
いままであって当たり前とはちがう、

そう思い桜はバッチを外す。

窓から差し込んで来る夕陽の光にそれを重ね言った。

「かっちょい〜♪」

そしてまた自分の胸につける。

「バイバイだね…」

51:大和 ◆U7Pg:2011/12/04(日) 09:23

わーわー、
祝50ってヤツです。
で、前回言っていた、アドバイス。
話の流れとかどーなのかな?と思ってるんでよければ聞かせて下さい。

例のアレ。
やるか迷っている………。
キャラから一言。
でも、今の状態じゃキャラ設定もよく分からないので100いってからにしようと。

まだまだですがこれからも宜しくお願いしまーす。

52:大和:2011/12/07(水) 07:06

音がする雰囲気もない目覚まし時計を見て起き上がる。
時刻は5時24分56秒。

「はあ…」

昨日から溜息ばかりの自分にまた呆れ溜息を漏らしてしまう。
何度考えても現実は現実で、
なにも変わらないことは知っているのに…

やはり諦めたくない自分。
桜の心の中はなんとも複雑な状況。
そして何度目か分からないほど言い聞かせた言葉。
決意。

アイツ等を命をかけて守る。

ありったけな言葉
けれど、きれいごとかもしれないけど。
だからこそ守らなくちゃいけない。

「情けな…」

涙。
溢れ、止まらなくなった涙は昨日ながしきった。
だからもう、今更ながすものなんてなにもないのに…
彼女は一人、そう言って小さな手を握り締めた。


その、丁度同じとき。

「私はあんな裏切り者に負けない」

雅はまた、食堂への道を進む。
すると、そこに一人の人影があり、その人物に雅は目を見開く。

「昴?」
「…雅…か」

そう呟いて少年は背中を向けて反対側へと行く。

53:大和:2011/12/07(水) 07:15

「ちょっと、待ちなさいよ」
「ん?どうしたの?」

優しい微笑みだった。
美しい。
だけど、その微笑みには怖いほどわかった。

本物の笑顔じゃないよ。これは仮面だよ。

そう強く言われているきがしてすこし雅は言うのをためらったが
もうここまできてはひくことはできない。

「貴女、あの子を幹部から外さない気でしょ?」
「昨日…話したじゃん」
「嘘。貴女の事だから絶対策が」
「うん。あるよ」
「っ…」
「雅。ホント君はいい子だね」
「一体なにを…」

54:大和:2011/12/07(水) 19:46

「はぐらかさないで!」

いつのまにか雅は叫んでいた。

「…雅。今日は期待してる」
「だから、昴!」

だがもう。
その時に少年の姿はなくただ彼女一人取り残された。

「昴…」

喚くような声が食堂に響きわたる。

55:大和:2011/12/09(金) 19:17

「それじゃ…開始」

総長の声と共に飛び出す隊長三人。
愁、琴波、雅。
ただ一人そこに取り残されたのは言うまでもなく桜。
自分の隊員達は桜の命令通り、すぐ配置場所へと行った。

ああ、これで決まるんだ。

そう思って振り返ると笑顔の昴がこちらをジッと見てる。
その笑顔に桜は笑顔を返し、すぐ剣幕のある顔に戻った。

一歩、進む
一歩、一歩。
ゆっくりと歩いていたものは次第に速さを増し、リズム感のある足取りとなる。
子供とは思えないような速さで走る。

かすかに今した。
自分の隊員達へと近づく敵の気配が。
それはきのう総長の休憩室でしたものと同じもの…

すぐに隊員の姿が見え―――――――



そこにあったのは。
あったのは。
軍服が赤に染まり、倒れていた隊員達だった。

「た、、がぁっ、は、たい、ちょ」
「おい、、おい…なにが!?」

桜はすぐに隊員の元へと駆け寄る

「隊長!来ないでください!」

背後にかすかな気配がしていたのは、もうずっとだった。
だから、だからさ、、

「今頃現れても遅いんだよ!」
「にっひひひひひ!」
「オマエ、こいつ等になにした!?」
「なにしたっていいだろー?」
「…。ぅヴらあああ!」

桜は見えないスピードで右足を出す。
それを相手はいとも簡単によける、そして彼も思えないスピードで
銃を出し、銃弾を放つが。

「私をなめるな!」

ポケットから二つの銃を取り出し、一つは相手に放たれた銃弾に、
もう一つはその相手に。

バンッッ!!!

大きな音を放ったそれは当たるのか、否、当たらないのか。

「そう甘い手には乗んないよーん」

そういったとたんに相手が近づいてきて、桜に腹パンを仕掛ける。
やっと近づいてきた相手の顔を見て桜は息を呑む。

本部で見たことのある顔。
なんでこいつが…

その時言ってしまった

「この事件はfake(偽装)なのか…?」



「馬ー鹿。裏切りものだよ!」

瞬間おなかにくる衝撃と左肩を撃つ衝撃と、

相手が心臓を貫かれた衝撃で意識を失った。

56:大和:2011/12/13(火) 19:21

「はあっ…」

意識を失ったはずだった。
なのに、今更になって自分の体が憎く思う。
どうしてこんな人並みよりも優れた体なのか…
少女は一人横たわってそう思っていた。


だが…決して少女の銃弾が相手の心臓を貫いたのではない。


そのことに関しては桜自身、わかりきっていた。

「ははは、おい、俺をなめるなよ?」
「は…?」

いきなり銃弾が当たったはずの相手が不気味に話始める。

「俺達裏切り者は元幹部を務めていてそのОBだ」
「なっ!」
「幹部が若者で埋め尽くされ、総長までもが若い、、、、

 そんなんだったらな、もう、親玉の総長、

          白夜昴を殺す、暗殺計画しか残ってな」

パン。

元幹部だった、と言っていた相手がそこまで話した時。
やはりさっきと同じ銃弾を誰かが撃った。
誰が?
なんて、桜ほどの頭では考えなくともわかること。

「いや〜、ペラペラと情報ありがとサン♪
おかげで助かっちゃったよ。で、も。君はその情報を聞くためのモノだから、
もう、いらないよね?
ホント、次君の仲間が桜に手ェ出したら、一発で殺すからね」
「え…って、すば…総長!」
「あは」

居るはずのない人間がここに居る。
でもそれは総長なら当然と言っても過言ではない。

「総長、こいつ等の手当てを…」
「桜っ!」

少女の顔は少年の胸の中。
抱きしめられたのだ。

「無事でよかった」
「え、、と」
「ついさっき極秘情報がきて元幹部等が総長…
いや、本部暗殺計画にくるってあって…だから、桜の所にきたら案の定だし」

そこから自分の不満や今までの事をふつふつと喋る。

「とりあえず、さっきの集合場所に戻るよ」

57:大和:2011/12/16(金) 18:50

「と、言うわけで。今回の事はナシにするよ。
一番隊の隊員達もすごい傷を負ってるしね」
「まあそーいうことなら」
「はい。私も構わないです」

ただ一人納得のできていない少女。

「そういえば、アイツらの処理は?」

ふいに、隊員が少ないことにきがつく。

「ああ。それには、狐、兎、紅葉のおちゃらけに行ってもらってる」
「そうですか」
「では…解散。

…雅、ごめんね、今回の事は」
「うるさい!!」

優しくいう少年に彼女は強く言い放った
決して歳は同じではないが、なぜか少し年下の少年はものすごく大人びている。

「突然本当に事件があったようなフリをして…
すべてすべて仕組まれた罠」
「……ま、怒る訳もわかるよ。そりゃすべて範囲内だったんだもの。
でも、すべて範囲内じゃなかったら俺は一生この部隊を守ることはできない。」
「そうね、、、憎い幼馴染」

さっきまで怒っていたのが嘘のように緩んでいく顔。

「いいじゃない、立派な幼馴染で」
「私は年下趣味じゃないわ」
「へえ、そんな趣味でも困るけど」

彼女は嘘をついていた。
自分自身の恋心に。

58:大和:2011/12/16(金) 18:51

「と、言うわけで。今回の事はナシにするよ。
一番隊の隊員達もすごい傷を負ってるしね」
「まあ、そーいうことなら」
「はい。私も構わないです」

ただ一人納得のできていない少女。

「そういえば、アイツらの処理は?」

ふいに、隊員が少ないことにきがつく。

「ああ。それには、狐、兎、紅葉のおちゃらけに行ってもらってる」
「そうですか」
「では…解散。

…雅、ごめんね、今回の事は」
「うるさい!!」

優しくいう少年に彼女は強く言い放った
決して歳は同じではないが、なぜか少し年下の少年はものすごく大人びている。

「突然本当に事件があったようなフリをして…
すべてすべて仕組まれた罠」
「……ま、怒る訳もわかるよ。そりゃすべて範囲内だったんだもの。
でも、すべて範囲内じゃなかったら俺は一生この部隊を守ることはできない。」
「そうね、、、憎い幼馴染」

さっきまで怒っていたのが嘘のように緩んでいく顔。

「いいじゃない、立派な幼馴染で」
「私は年下趣味じゃないわ」
「へえ、そんな趣味でも困るけど」

彼女は嘘をついていた。
自分自身の恋心に。

59:大和:2011/12/19(月) 17:51

最近またですね…………。

すごく無益な……と。なるんですよ。

そのため更新もあまりできない………。

たまーに、イラ、、、、、ときますが。


さて、、。みなさんどうでしょうか?
僕自身、「なんかぐちゃぐちゃのドロドロだな…」
とか思ってがんばってはいるのですが、、
どうもうまくいきませんね。

そして、これからは短編でいきたいと思います。
まぁ……それはけっこう、のちのちの話だけどね。

まあ頑張りたいとおもいます。

60:アスミ:2011/12/20(火) 17:43

解散はしたものの、、

少女の震えは止まらなかった。
先ほどの恐怖、そして裏切り。
けして初めてのことではないがとても人見知りな人達だったので
恐怖感が増す。
流石にそれを周りの人にきずかれないようにやってはいるが…
どうにもおさまらない。

「どぉったのー?」

ひょいと現れたのは奴らの処理をしてきたであろう紅葉。
用紙は歳的に美青年というべきなのだろうが、少年。
全然昴のほうが大人びている
はっきり言って童貞。
女装をして、胸にパッドなんかいれたらもう女。
というほどに小柄でかわいい顔。

61:アスミ:2011/12/20(火) 18:05

解散はしたものの、、

少女の震えは止まらなかった。
先ほどの恐怖、そして裏切り。
けして初めてのことではないがとても人見知りな人達だったので
恐怖感が増す。
流石にそれを周りの人にきずかれないようにやってはいるが…
どうにもおさまらない。

「どぉったのー?」

ひょいと現れたのは奴らの処理をしてきたであろう紅葉。
用紙は歳的に美青年というべきなのだろうが、少年。
全然昴のほうが大人びている
はっきり言って童顔。
女装をして、胸にパッドなんかいれたらもう女。
というほどに小柄でかわいい顔。
世で言うショタ…ではなく、かわいい系男子。

「ぇ…?!いえいえいえいえ!
ぜんっぜん!なんでもないですよ!」
「ね、僕の観察力を馬鹿にしないでね」
「そ、そんなこと……!」
「すごく震えてるでしょ?ホラ、今も。
隠すのが上手だけど、僕には敵わないよーん」

すべて見ている、という眼。その眼に逆らう事はできない。
なんせ今まで桜よりも人を殺してきたわけだ、
太刀打ちなんてできるはずがない。

「んー、まぁ確かに今回の人達は桜ちゃんにとって身近な人ばかりだったから驚いたと思うけど…
いざとなれば同僚だって、親友だって殺さなくちゃいけない時がある。
だからね、桜ちゃんはそこの気持ちを強くしないとだね!」
「はい…でも」

紅葉はやさしく桜に言いかけてくれた。
もともと穏やかな性格でこのように優しく笑いかけてきてくれても
任務となると、皆同様顔、声、全てが豹変したようになる。

「そーだねぇ、こればっかりは実践でないとなかなか馴れないものだし…
大丈夫だよ、もしまた不安な事があったら相談してね!
じゃあ僕はちょっと報告してくるから、じゃあねーー!!」

そういって走って行ってしまう紅葉を見て桜は
相談は紅葉さんにしようと決めたのだ。

プー――――――ブブッ……

「俺は頼りない男なのかなぁ〜。かーなしっ」

その時耳から盗聴器と思われるものを外し走ってくる童顔の子を見て薄く笑った。

「アハ、事情聴取しよぉかナー!」
「そーちょー!」

62:大和:2011/12/20(火) 18:07

すいません、60は間違いです。

63:桜桃:2011/12/23(金) 09:31

ごめんなさい…
私事となりますが。
なーんか、少女漫画の方にPSPで書き込めなくなってしまって…
PCの方も没収されてしまったので(帰ってくる日は未定)書き込めなくて…
心配かけていたのなら、すいませんでした。
書き込めるようになったら、スグいきます!
毎日、掲示板の方は見てるよ!

64:桜桃:2011/12/23(金) 09:44

語り(っていうのかな?)が上手だよね!
状況とか把握しやすいと思うなぁ…
うん、やっぱり私より上手!

あーんど、私まだ受験生じゃないわよん(笑)
中二っす♪

65:大和:2011/12/26(月) 12:33

ありぁ?
受験生じゃなかったっけ?
うん、もうよくわからないや、あはは

66:大和:2011/12/26(月) 13:21

「で、どーなの?」
「ぇぇぇぇ、いや、そんなこ」
「どーなの?」
「はあ」

先ほど、昴に処理の報告をしてきた紅葉はなぜか
昴の自室にいた。
どこか孤独な美少年の部屋、というように、何もない部屋ではまく、、
案外きっちりとして生活感なある部屋に紅葉は少し驚いた。
やはり身分上部屋はそれなりに紅葉達よりも広いが。

問題は直々にしかも自室に、紅葉だけ呼ばれてなにか深刻なことかと思った…ら、

「桜はなにに怖がっているのかな?」
だとか、
「桜って、俺の事…/////(←これは総長の妄想)」
そして
「桜はなんで、紅葉で俺じゃないんだろう」

いや。
確かに紅葉と昴は親しい仲だ。
よく互いの自室に遊びに行ったりもする。
というか、幹部みんな仲がいいのだ。(女性陣はわからないが)
だから、こういう相談だって、、、
そりゃ受けるけど。
なんていうか、、

「馬鹿々しい」
「…紅葉。今日の夕飯はオマエをミンチに…」
「わわわわw!ごめんなさい、ごめんなさいー!」

とりあえず、今日わかった事は、
総長は乙女だ。

「ええと…まず全体的に答えると、桜ちゃんは総長の事を好いてますよ?」
「え?あぁ、うん。そんなことは知ってる」

そんなこととか!
俺超可哀想!

「俺が聞きたいのはなんで相談を」
「あー、それはですねきっと迷惑をかけたくないんでしょう」
「え…迷惑なんてそんなの俺が思うわけないじゃん」
「いやぁ、でも一応女の子ですからねぇ、思うとこがあるんじゃ?」
「桜の事ならむしろ喜んでいくことなのn」
ピーンポーン。

そこで昴の言葉を遮りインターホンが鳴った。
ここでは一部屋にチャイムがついてる。

「?俺がでますか?」
「うん。オマエって俺の前になるとショタの仮面とるよなぁ(自分の事も俺になるし)」
「ははっまぁまぁ…」

そういって紅葉が部屋のドアを開けると…
驚きの組み合わせの上、驚きの人物がいた。

「え、と…雅ちゃんと桜ちゃんに…」

言った後に視線をやや下げる。

「なぜ兎、狐、寿?」
「やあ。紅葉。」
「うぉ、もみじだぁ!」
「ねぇっ、兎、そーちょういるよ!」

まあこの部屋に来たというのならやはり目的の人物は彼、昴しかいないだろう。
当人はまったくと言っていいほど桜以外目に入っていない。
だが流石に総長として無視しているわけにもいかない

「で、みんなしてどうしたの?」
「あのね!…

67:大和:2011/12/27(火) 12:19

「ボクと兎は処理報告。」
「で、俺は暇だったんでついてきた」
「私は昴に用」

……。

そこで一斉に視線が集まるのは…
桜。
桜だけ何をしに来たのかわからない。
(まぁ寿も同じようなものだが)

そんな沈黙が続く中、昴が口を開いた

「桜は…どうしたの?」
「あ、えっと、寿さんが行くっていってたので、
その、だったら私も会いたいなぁ…と、ですね…」
「会いたいって…思ってくれたんだ。嬉しい」
「ちょ、すーばーるー!報告書!」
「え、?あぁ、うん」

桜の返答に幸せをかみしめながら昴は優しく笑った。
その微笑みはいつも一緒にいる寿さえもが驚いたほど……
柔らかく、美しかった。
だからと言って二人の世界にはいられるのも気にくわない双子。

「よし、相変わらず頭は馬鹿じゃないんだね、狐」
「馬鹿いうな。いちおーお前より年上だ」
「あらぁ?ショタの仮面は?」
「うるさい。そんなのは万年ショタの兎に言ってくれ」
「万年ショタなんて聞いてないよ狐〜。やめてね、殺したくなるから」
「「はいはい」」

この幼い容姿で昴よりも年上。
考えられないが現実である。

「さて、僕らの用事ははこれで終わりだから」
「じゃぁーねー!狐ー、いこ」
「そーだね、兎」

またショタの仮面を取り戻したであろう双子は昴の部屋から出て行ってしまった。
いまだ玄関にいる5人。
次に用事があるのは雅だけ。

「で…雅は?」
「私は昴と二人じゃないとはなせないの」
「!!」
「!?」
「??」

寿、桜、紅葉の三人は二人という言葉に反応し、
ものすごく怪しい目で見た。
そう、例えばこんなふうに、、

「これって…」
「こここ、−−ってやつ?」
「まさか…」

「おーい、そこの人達へんな妄想しない。特に桜」
「えっ!ハイ!」
「雅、今じゃないとダメ?」


「……」

なんていうか複雑。
総長が雅さんに上目ずかい的な感じでやってるのが気にいらない。

なんていうか、イライラ?

68:大和:2011/12/28(水) 16:44

そして桜はなに原因かわからな……いや、実際わかってはいる。
このもやもやとイライラの正体が。
嫉妬だ。
雅さん…いや、雅とそうちょ…昴がいつもと接し方がちがく、そして
親しいことに。
というか、私と昴は同い年だし(たぶん)、、、嫉妬深い女って…
うぁぁぁぁぁ!
もうこんなぐだぐだ言っていてもしょうがない。
もういっそのこと開き直ってしまおう!

というようなちょっとばかしひねくれた性格な桜。
結果的…こんなことを言うようにまでなった

「別にいいですよ?さほど総長に会いたかったわけじゃないんで。
ではお邪魔してすみませんでした。どーぞ、お楽しみください。
じゃ、行きますよ寿さん紅葉さん」
「えっ!」
「桜ちゃん?」
「ダメです。これから総長と雅さんはあ〜んなことや、こ〜んなことをするんですから。」

ちょっとばかしひねくれた性格ならば表にだす口調はひねくれそのものになる。
昴のことを総長というのも、きつく言うのも。

「桜!ごめん、雅また今度にして…」
「え、昴?まぁ、いいけど」
「なーに言ってるんですか総長雅さんが―――」

ダンッ!!

そう桜が言ったとき。
壁を思い切りたたく鈍い音がした。

「桜以外席はずして」
「「はぁい」」

昴の豹変した声に紅葉と寿は仕方なく了承し、雅は黙って帰る。

「桜」
「…はぃ」
「部屋、入って?」
「はい」

さっきとは違い、以外にも甘く優しい声に桜は従い、部屋に入った。

69:大和:2011/12/31(土) 15:25

「あのですね〜」
「はい」

只今桜は昴の部屋に入り、そして正座し、なぜか説教されていた。

「まず、俺と雅の事について話してみ?」
「はい。……」
「ん?どーした?」

はい、とは言ったもののなかなか話はじめない桜に
昴は問いかける。
すると、桜がらしくないもじもじしはじめた。

「あの、、ですね」

とても言いにくいといったような感じ。

「単刀直入に言います」
「うん」
「友達以上恋人未満」

……

流石に、…呆れる。

昴としては幼馴染でしかない雅と自分の関係をまさか、
そんな昼ドラ的なことで言われるとは…

「断固違います」
「あ、…やっぱり?じゃあ…」
「幼馴染です」
「えええええええ!?!?」

幼馴染なんて考えもしなかった桜からしてみれば物凄い驚き。
なんせ昴と雅はプライベートで少し一緒なくらいではたから見れば
ちょっと仲のいい同僚…
それぐらいだとしか思っていなかった。

「まぁ、そーいうことさ」

70:大和:2011/12/31(土) 17:23

、、、、。70。
70ゥゥゥゥ!!!!!!

自分でもうお。みたいな数字。
ハッキリ言って今年中に100いけなかったことにガッカリ……

ナゼって僕の更新が遅いから。

やっぱあれなんですかね………オリジナルとかって重い?
それとも腐女子的な話にしたのが悪い?
なんだか書くときにフツーのじゃつまらんから恋愛でも入ーれよっ。
とか思ったのが悪かったのか………。
こっからは今の話一段落させて短編かこーかな、、、なんてね。
どっちか分かんない。
そんなこんなで70ですが、

みなさん今年も宜しく御願いします!!
(2012)↑

あ、はい。まだ31日だけどね?

昴「こんなクソ作者ですがシクヨロ」
桜「って、えええ!?!?そーちょう!ダメでしょそんなこと言っちゃ!」
「ハイ、OKでーす。お疲れ様でした〜」
桜「えーーっ!?OKにしちゃうの!?」

71:大和:2012/01/01(日) 00:13

改めて、
あけましておめでとうございます!
今年もよろしくです!

72:大和:2012/01/22(日) 10:38 ID:i3s

それからというもの総長と雅への関係について見方が変わった。
なんというか、自然と二人へ目がいってしまう桜。
おかげで仕事は深夜までかかるわ、眠れないわ、食欲ないわで…
とうとう物凄く不健康な生活になってしまった。

桜はかなり健康に気をつかっていたのに…
いまではもう普通の健康な生活には戻れない状態。
簡単に言えばヴァンパイア。
血を好むだとかそういうのではなくて。

「ぁぁぁぁ…」

朝7時までに朝食をすませそして幹部は全員朝会室に行って一日のスケジュールを
聞かなければいけない。
それは普通の隊員の話であって幹部ともなればその1時間前に居るのがあたりまえ。

「あーーー、…ぁぁぁぁぁぁあああ!」

AM7:53

幹部一番隊隊長 素迷桜(そめいさくら)遅刻。
約1時間遅れの遅刻により、一週間の謹慎と遅刻反省文を提出を申す。

73:大和:2012/01/22(日) 10:41 ID:i3s

はい、みなさんおひさです。
しばらくさぼってました。

ひさびさぁーーに書いてみたら超駄文。

74:大和:2012/01/22(日) 10:44 ID:i3s

そしてそういえば…

小説版でID表示するようになったんですね。

75:大和:2012/01/23(月) 19:13 ID:i3s

「隊長として…あるまじき行為だな」

そういわれたのは2日前。
そう、桜は2日前に1時間遅れの遅刻として謹慎処分を受けている。
その際遅刻反省文の紙を取りに行くと藜がもっそ機嫌の悪い顔でまっていた。
地獄の番人のように。

その時に言われた一言がとても桜には重く感じられた
なんとなく気まずくて一言で終わったのでよかったが、なんというか
あぁそうですか。
わたしは藜さんにとったら一言で片づけられるほどの奴だったのか、と。
内心落ち込んでいる。
隊員達には「まぁそんなこともありますよ」
なんて言ってもらってるけど…
絶対にあきられてる。
しかも隊長さん方には避けられるし。

あーあ、今週はいい腕の女の子が入ってくるっていう予定があったのに
その歓迎会も行けないなんて厳しすぎるんだよここは。
そんな愚痴を言ってもだれもうんと頷くものはいないことに寂しさを感じながら
反省文は終わった。


prrrrrr
prrrrr…
「ハイ?あっ、紅葉さん!」

その日の夜紅葉から電話があった。
この2日間誰とも話さなかったので目の前に相手がいなくても笑顔になってしまう。

『やっほー!お久だね!』
「ハイ!」
『例のあの子来たよ!』
「マジすか!」
『もーすごいかわいくてね、あの総長も気に入ってたよ!』


え……

「総長も気に入ってた?」
『うん。あーなんか桜ちゃんが入ってきたころを思い出すね』
「はあ」
『それで、週末歓迎会を幹部でやるから桜ちゃんも来ていいよ!』
「はい…」
『桜ちゃんの復帰もかねて!』


なんていうかもっとストレスが溜まった気がする。

そらからいろんな話を聞いた。
例のあの子はスミレちゃんといって可愛いらしい。
おまけにちょっと天然どじっこちゃんで更に可愛い。
なんといっても今私率いる一番隊の副隊長で来るはずがこんなんで…
今は総長のサポートと一番隊をまとめてくれているみたい。

そ、し、て。
噂ではスミレちゃんはプライベートでも総長と会っているだとか。
歳も同じぐらい。

桜は切った電話を持ちながらこたつに入っていた足を延ばし、
そのまま床に寝転んだ。

総長のお気に入りで見かけるといつも一緒にいる?

なんだそりゃ。
そりゃあ雅さんもちょっとご機嫌斜めになるよな。
全部紅葉さんから聞いたもの。
きっと、誰も私が不健康な生活を送っていたことなんか知らない。

だって表にだしてないもん。



「あーぁ、つまんな」

76:大和:2012/01/25(水) 20:28 ID:i3s

アーー。

だめですね、無益な……て、でます(泣

77:大和:2012/01/27(金) 15:38 ID:i3s

流石に5日もこの生活が続けば慣れる。
暇で暇で仕方がないとしても慣れる。
厳しいもので普段食堂とよっぽどの用がないと部屋を
出てはいけないのだ、
そして頭がおかしくなりそうになる。
暇暇暇暇暇暇……
桜の脳内環境は暇の一文字で埋め尽くされていた。
その中でもやはり言葉がよみがえる。
『あの総長も気に入ってた』
なんなんだよ、なんだよ、、、
私はいらないじゃないか。
総長はただ同い年の子が欲しかっただけ?


都合がよすぎるよ…

そうしてネガティブ思考になってしまう。
前向きに考えようとするが…

「あぁ…」

AM10;00
着替えだたそがれだなんだかんだで
12;00.

朝の朝食の代わりに昼食をとりにいきますか…
桜は憂鬱な気分でいながら食堂へと進む。

78:大和:2012/01/30(月) 19:20 ID:i3s

この時間帯ともなればどことかまわず混むのは食堂。
その中でも桜は謹慎中というだけあって周りからジロジロと視線を浴びる。
今更ながら、時間をずらせばよかったと思うものの……
戻るという選択肢もどうかと思ったので仕方なく食べる事に。
すると嫌がなんでもコソコソという話が聞こえてきた……
「ねぇ、アレってさぁ〜」
「うっわ………最悪……」
「なんで…あの子が…」
あああああ、はいはい。
もう私の悪口なんざいっくらでもどうぞ、お好きなだけ。
私はそういうのをあまり気にしない主義だし。
だからとくになにもあったわけではないような顔をしてバイキングをとっていく。
最近は不健康な生活ばかりしていたから食べる物も不健康……
というよりはバランスが悪い。

「え〜……だってさぁ……」

まーだ言ってんのか。
いい加減あんまりこうグチグチ言われると気にはしないのだが、、
イラつく。
はぁ、と呆れの溜め息をついたときーーー

「いやぁ、新人のスミレちゃんがこうも総長と仲いいだなんて……」
「やっぱりデキてるんじゃない〜?」

え……………
そう思い振り返ると、そこには
一つのテーブルに対になって座るスミレと昴がいた。
この時、桜のなかにあった「なにか」が音もなく、
静かに折れた気がしたのはなんだろうか。

ズットイッショニイタノハーーー
ワタシナノニーーー

79:大和:2012/02/07(火) 17:08 ID:i3s

なんてこんな………。
なにもできないくせに嫉妬心だけがくるなんて、、
自分も相当狂ったものだな。
と桜は見ていた。
総長が好きだったのは私じゃない
だからと言ってスミレちゃんというわけでも……
いや、その可能性はどうだろう?
総長だって本当に嫌いだと思ってるのなら社交辞令だろうが
こんな一緒に食事なんてしないであろう。
またこうしてくだらないことを考える
確かに私は、なぜかこの謹慎中に変わった気がする。

80:大和:2012/02/07(火) 18:00 ID:i3s

最近は「あやかし緋扇」というやつの二次小説が多いです〜
やはり少女漫画は人気なのですね。

81:瑠璃:2012/02/08(水) 22:38 ID:rls

こんばんわ!!

小説…凄く面白かったです!!

ずっと前から読んでて…

入らせてくれませんか??

82:大和:2012/02/09(木) 06:03 ID:i3s

ハイ!いいですよ!!
ていうか滅茶苦茶ありがとうございます!!

83:瑠璃:2012/02/09(木) 16:09 ID:rls

いえいえ(^^♪

入れてくれてありがとうございます!!

84:大和 ◆U7Pg:2012/02/10(金) 06:00 ID:i3s

瑠璃さんもいろいろと小説書いているようですね〜

けっこう書いてますけど大丈夫なんですか?

85:大和:2012/02/10(金) 20:28 ID:i3s

なにが変わったって?
それは桜自身具体的にはわかってなどいない。
わかっていることも少ない。
一体、彼女の感情をかき回しているのは誰なのか。
せっかくの昼食もこれでは気分が下がってしまう。
体調不良のせいで気分も悪くなる。

そうして一人でいつも抱えこんでしまう桜は一体誰を頼りにしてた?
誰に守ってもらっていた?
答えなどすぐ出るはずなのに、

これがなかなかでないのはお互いの……

行動?言動?
いいや、ちがうよ。
勇気さ。

そう誰かが遠い昔に言ったのを、桜はふつ、と思いだして言った。

「答えなど簡単じゃないか…」

86:大和:2012/02/11(土) 12:40 ID:i3s

「おぉ!?桜じゃん、お久しぶり」

ふいに後ろから声をかけられる。
誰かと思ってふりかえると、、
そこには意外にも愁(ウレイ)さんがいた。

「こ、こんにちは…」
「どうしたぁ〜?元気ないね?」

少しぎこちなく話してしまう。

87:瑠璃:2012/02/11(土) 14:44 ID:2ZA

はい!!
少し大変ですけど…
大和さんは大丈夫ですか?
大変じゃありませんか??

88:大和:2012/02/11(土) 17:23 ID:i3s

大変ではありませんね、自分で書いてるのが好きですし〜

89:瑠璃:2012/02/11(土) 22:03 ID:rls

大和さんと同じくです!!
書いてるの…楽しいですよね!

90:大和:2012/02/12(日) 08:14 ID:i3s

「いえ、そんな元気がないだなんて!!」
「そう?それならよかった♪」

笑顔を装うのなんて簡単だ。
体調不良を元気にするのも簡単だ。
人を騙すのも簡単だ。

それ相応の勇気があれば。
だからと言ってどこかの可愛い主人公のように嘘をつくのが下手で
いろんな人に見抜かれてしまう、そして本当の気持ちを相手が見つけてくれる……
なんてそんな可愛いものじゃない。
自分の気持ちは自分で言わなければ誰にも伝わることなどできない。
けして、誰にも。
内に秘めておけば気づく者などよほど自分を観察しているものくらいだろうか??

「それじゃ、明日ね?」
「明日?」
「そうよ、明日歓迎会があるじゃない、ね?」
「ぇ………あぁ、、、そうでしたね!!!」
「うん、それじゃぁ」

こうして桜の罠に引っかかっる者は少なくない。
それ相応の勇気があれば…………。
ほとんどの事はこなせるたろう。
ペラペラと口先だけでなら、
感情を動かさないのならば……
きっと大丈夫だろう。
総長にだけ見抜かれるとか、そんな都合のいいことなんてない。
けしてない。
もしも自分がそれを望んでいても、
もう知られることはないだろう。



あの子が横にいる限り。

91:大和:2012/02/12(日) 21:10 ID:i3s

「「では、スミレちゃんと桜ちゃんの復帰祝いをかねてカンパーイ!!」」

あれこれと時間は過ぎていくものでもうこんな日に。
明後日からは桜も仕事を再開できる。

「いやぁ、桜ちゃんもやっと謹慎解けたねぇ〜!!」
「うんうん、桜ちゃんがいない間総長寂しがってたよぉ?」

嘘臭い。
スミレちゃんという子がいながら私ごときで寂しがる??
まさか……………。

「でもね、最近スミレちゃんと仲いいんだよ………」
「ねぇっ、桜ちゃんという子がいながらッッ!!!」

紅葉の言う事にはいつも励まされていた。

92:大和:2012/02/12(日) 21:20 ID:i3s

「別に、私がいるからどうというわけではないですよ〜?」
「そんなことないよ!桜ちゃんが来てから総長優しくなったしね……」
「……そうなんですか……」

確かにみんなにも言われたが総長は私が来てから変わったと言っている。
なにが変わったと聞けばみんな揃って言うのだ、

「笑うようになった」と。

だからと言っていつも無口とかそういうのではないらしく、
普通に笑うらしいが、あまり笑わなくなってしまったらしい。

93:大和:2012/02/12(日) 21:30 ID:i3s

「っとと………桜ちゃん、噂をすれば、だよ!」
「え………?」

振り返ると案の定、総長の姿が。

「ごめん、紅葉、席外してもらっていい?」
「はいは〜い」

………………。

少しの沈黙が続く中、最初にその沈黙を破ったのは総長だった。

「……久しぶり…」
「ぁ、はい。」
「…何日ぶりだっけ?」
「一週間……ぐらいじゃないですかね?」

またも沈黙。
沈黙しか続かないのはなぜだろうか。

94:大和:2012/02/12(日) 21:38 ID:i3s

「そういえば……」

沈黙のオンパレードを次に破ったのは桜。

「ん??」
「聞きましたよ、最近新人の子と仲がいって…」
「あぁ……スミレのこと?」
「はい。この間も食堂で二人で食べてましたよね」
「!?知ってたの?声ぐらいかけてくれれば……」
「いい雰囲気だったので」
「そんなことないよ………」

やはり総長にとってスミレちゃんはもう大きな存在となっていた。

95:大和:2012/02/13(月) 17:25 ID:i3s

「いやいや―――」
「昴さーん!」

え……
なんでこの子総長の名前をしって…
総長の名前は幹部以外誰も知らないというシークレットな名前だ。
その人がなぜよりにもよって新人のスミレに?
やはり、仲がいいのは嘘ではないようだ。

「あぁ、ごめんスミレ」
「桜さん…ですよね!」
「あ、はい」
「これからよろしくお願いします、隊長!」

それより、それより…
なんで名前…

「スミレ、今話してるんだ」
「すみません!」
「いや、いいよ」

話からしてなんというか、私の入る隙間はない。
と雰囲気で言われているような気がした。
置いてかれている感じがしてこわい。


こわい。
私はもう、いらないんですか、総長。

96:大和:2012/02/13(月) 17:51 ID:i3s

総長、捨てないでください、嫌わないでください。
拒絶なんてしないでください。

「……ぁ」
「くら」
「桜!」

桜は昴に呼ばれているのに気づきハッとなにかから目を覚ます。

「あ、すみません、で、なんでしたっけ」
「…大丈夫?」
「はい、大丈夫ですよ」

心配をしてくれているのはすごくうれしい事だ。
総長、、、、

ありがとうございます。


「でも、よかったですよ」
「何が?」
「スミレちゃんと仲がよくて」
「だから仲よくなんてない」
「またまた…」

こうして嫉妬しているんだろう。
馬鹿みたいに嫉妬して、なにもしなくて。
全て総長にやってもらおうなんて…

どれだけ私は都合がいいんだろう。

97:大和:2012/02/13(月) 18:41 ID:i3s

本当に………。
呆れる感じだよ…………。

なんていうことだろうか。

こうしていつも…………

私は捨てられるのか。

嗚呼、やめてください。

お願いします。

悲しいです。

私の人生が終わってしまいます。

どうすればいいのでしょうか?

いやなんです。


怖いです。

狂ってしまいます。




一体私はなにをしたらあのように戻れるのでしょうか?

総長。




「………大丈夫だよ、桜、桜……」

98:大和:2012/02/13(月) 18:50 ID:i3s

もう少しで100ですね〜〜
本当に嬉しい限りです。

100になったら感想〜苦情まで受付ようと思いますね。

99:瑠璃:2012/02/13(月) 22:37 ID:rls

頑張ってください!!
あと1ですね〜☆
応援してます!(陰ながら…)

100:大和:2012/02/14(火) 05:46 ID:i3s

「ほぉらぁ〜二人ともぜんぜん飲んでない〜」
「今日ぐらい飲みなよぉぉ」

すでにお酒を飲んでいた人達が絡んでくる。
少しばかりうるさいがこういうのも悪くない。

「俺達は未成年だからダメなんだ」
「あぁ〜そうかそうか〜」

完全に酔ってる人相手でもきちんと話をする総長はすごいと桜は思った。
そこでふいに私の名前を呼ばれる。
名前を呼んだのは…………

「なに?スミレちゃん」
「ちょっとここお酒臭いので外行きません?」
「いいよ?」

一応この子も未成年だ、私達は何度かこういう歓迎会をやってるからいいが、
スミレちゃんは慣れていないしましてやお酒の匂いで酔ってしまうかもしれない。


そうして二人で外に出た。

101:大和:2012/02/14(火) 05:49 ID:i3s

さて、念願の100。

はい、苦情からなんでも受付ますが荒らしはなしです。
アドバイスとかもうありがたいです。
感想とかもう泣きます。

とりあえずは………ですね。
ではまだがんばっていきたいと思います!

102:大和:2012/02/14(火) 19:24 ID:i3s

「…………総長と別れてくださいっ!」

そういわれたのには過程がある。
先ほど二人で一緒に外に出てから、いろいろな話をした。
はじめは仕事のはなしをしていたのに、

いつのまにかこんな話になっていた。

「そういえば、隊長って総長と仲がいいですよね〜?」
「そんなことないよ、スミレちゃんと仲いいじゃん」
「はは、そんな〜!!」

103:瑠璃:2012/02/16(木) 14:39 ID:rls

✽100おめでとうございます!!✽

104:大和:2012/02/18(土) 19:19 ID:i3s

「そんなことないですよ………」

そう言った時、スミレの顔が険悪なものだったのを桜は見逃さなかった。
薄々気づいてはいたのだ。
好きなんではないか、と………そしたら案の定。

「………だから……!!」

「だから、総長と別れてください!」

こうなった。
そもそも、始めから桜と昴は付き合ってなどいないのだ。
きっと勘違いでもしたのだろう。
だが勘違いもいいとこ。

ましてや別れてくださいなんて………

「………それは………」

105:瑠璃:2012/02/19(日) 11:30 ID:rls

それは!??
続きが気になります!!

106:大和:2012/02/19(日) 12:27 ID:i3s

「ちがうよ」
「え…………??」

桜が言ったことにスミレはまったく理解できずにいる。
沈黙がただ続く中、考えは行き着いた。
スミレは昴のことが好きで、

107:ミケ(まゆぴん):2012/02/19(日) 12:30 ID:Ihg

大和さんやっぱりレベル違いマスね…!
やっぱりすっごい上手です!!

108:大和:2012/02/19(日) 13:58 ID:i3s

瑠璃さん、ミケさん、本当にありがとうございます〜
本体の励みになります。

レベルが違うだなんて!!
まだまだなのですよ〜

109:大和:2012/02/19(日) 14:03 ID:i3s

好きで…………
桜と昴が付き合っていると勝手に勘違いをしている。
というわけだ。

「私と総長は付き合っていないよ?」
「えっ?…」

そう一瞬驚いてはいたがすぐに糸が切れたように安心した顔になる。
そんなに嬉しいのか、仮にも上司と上司が付き合っていなかったぐらい。
やはり桜の中には嫉妬心がまた生まれる。
生まれる。
いままでしらなかった感情が芽を出す。

これから嵐が来るというように。

110:大和:2012/02/19(日) 15:22 ID:i3s

第五章〜動き出すモノたちへの気持ち〜〜

それからというもの桜の生活は一変してしまった。
不健康な生活は少し治ったもののやはり顔はやつれ気味。
それに追い討ちをかけるようにスミレと昴は仲良くなっていくばかり。
だんだん気持ちも後ろ向きになっていく。
怖くなっていく………
気持ちの声は出さない限り誰にも届かない。
そう知っているのに、誰にも頼ろうとしない。
それはなぜか?

111:瑠璃:2012/02/19(日) 20:44 ID:rls

最近あやかし緋扇の小説が多いです〜><
話とかかぶらなきゃいいんですけど…いちいち皆のみなきゃいけないんでめんどくさいです…
あ、愚痴すみません(汗)
感想です↓↓↓
桜が…!!
ストーリーがどんどん進んできましたね!
続き頑張ってください!

112:大和:2012/02/20(月) 07:19 ID:i3s

そうですね、多いです。
まぁ話がかぶってしまった時はそれはそれで仕方ないと思いますよ。
ただ……一つ注意してほしいということはありますね。
ここはフリートーク板でも少女漫画板でもなく小説板なのですから
トークだけでスレを進めていくのはどうかと少し思っていたのですよ〜

113:瑠璃:2012/02/20(月) 16:22 ID:rls

あ、あたしもです!!
でも…あたしもトークで進めていたりしていたから気を付けますっ!
小説はできる限りたくさん書きたいですね〜(^^♪

114:大和:2012/02/20(月) 17:51 ID:i3s

はい。がんばって下さい。
ここは若い方が多いですから僕がいろいろと本音を語ってしまっては
大人気ないですからね。
と言っている僕が一番大人気ないのでしょうが…………。
それではそろそろ書きたいと思います。

115:大和:2012/02/20(月) 18:10 ID:i3s

そんな桜を紅葉はいつも、心配そうにながめていた。

「ねぇ、桜ちゃん」

いつものショタの入った声とは少し大人びた声に少々驚きながらも桜は振り向いた。

「ぁ、はい?」

こういうことならちょっとヤバイ任務とかそういうのかな、と思った桜には本当に意外なる話題が降りかかる。

「最近、総長と仲良くないね」
「え?えぇ、まぁ」
「それってさ、スミレちゃんが来たから?」
「はあ、、それもあるっちゃありますけど」
「あは、やっぱり」

専属観察型の紅葉にはやはりほとんどがバレていた。
これでも桜はかなりカバーをうまくしているほうだが見抜かれる人には見抜かれるらしい。
そのことに少し悔しさを感じながらも話た。

「でも……私自身そんなに困ってはいませんし……」
「困ってる、とかそういう問題なの?」
「ん〜……でも…スミレちゃんと仲良くしてることは嬉しいこーーーー」

そう言いかけた時、ふいに両手をつかまれた。
顔が近い。
今にも、そう。今にも……キスしてしまいそうな………それほどに近い。

「観察型の体長をなめるな」
「…………」
「わかってんだよ、嫉妬心で埋め尽くされてるくせに」

………………。
やはり。
この人(紅葉)のキャラであるショタは偽装だ。
みなにそう思わせているだけでなにもかもが違う。

「………いや、でも………」
「うるせェな……口塞ぐぞ?」
「…………はい…」

なんていうか、ドS。
そうは思いながらも、しみじみに感じる。
きっとこれがこの人の優しさ。

「だから余計なこと言ってねェで相談しろ、いいな?」
「はい」

「よぉしっ!じゃ、僕は仕事に戻るね!」

まるで別人。
ショタの仮面の先はこんなんなのか。
怖い人だ……。


「桜……………頑張れ」

そう呟いたのは少年か否、青年か。

116:瑠璃:2012/02/20(月) 18:12 ID:rls

ドS!!
でも優しいです…♥

大和さんは大人っぽいですよ!!
ていうかあたしが一番子供っぽいですよ(;・∀・)

117:大和:2012/02/20(月) 18:28 ID:i3s

AM:8:56
今日は珍しく休日。
ピーンポーン
桜の部屋のインターフォンか鳴る。

「は〜い」

そう言ってドアを開けると予想していた人物がいた。

「やっほ〜〜!!」
「紅葉さん!に…え!?如黒さん!?」
「なんだ。俺がいることに不満か?」

如黒といえば幹部のうちの一人。
だがかなりの無愛想という…………
そんな人がなぜ愛想のいい紅葉と一緒に??
桜の疑問は広がっていく。
なんせおさわぎ大好き紅葉と煩いのはごめんだ、なんていう如黒では
相性がわるすぎる。

「二人……ご一緒で?」
「うん。!ねっ?」
「あぁ………」

思わずそんなことを尋ねてしまうが本当しい。

「実はね〜僕と如黒は大親友なんだよ〜!!」

118:大和:2012/02/21(火) 20:25 ID:i3s

「……………」
唖然とした。
まさか、まさかの、そのまさかで……
こんな正反対の二人が親友??

「なんだ……その目は……はぁ…ただの幼なじみというだけだぞ?」
「ぉ、ぉぉ…幼なじみ………!?」
「うん!!」
「嗚呼」

陽気に答える紅葉さんとそれとは打って変わった如黒(ゴトク)さん。
幼なじみ、といえば昴と雅もそうであろうに、
ここの幹部等はもしかしたらなにかと関係のある人が多いのかもしれない。

「ここって……幼なじみ多いですね……」
「ん〜まぁ言われてみればそうかも〜」
「まぁ実際、寿(コトブキ)も高校の後輩だしな」

……………寿さんが………………後輩!?
またまた思ってもみなかった関係に驚きを隠せない桜。
そんなことを話しているうちにすっかり本題を忘れてしまった。

119:大和:2012/02/21(火) 20:30 ID:i3s

すいません……115>>は
「観察型の隊長をなめるな」です。
申し訳ございませんでした。

120:大和:2012/02/22(水) 07:16 ID:i3s

「よし!それじゃ行こうか!」

紅葉さんの言葉を合図に桜達3人は遊園地へと向かった。
まぁ何故遊園地に行くことになったかというと話は長くなるが、
桜の元気がないということで紅葉が提案したものだ。
予定だと紅葉、桜、寿の3人で行くはずだったが寿が急用のため如黒が来たらしい。

「ね〜ここってさ超田舎だし僕達が居るとこは寮制だからあんまり外って出ないよね〜」
「そうだな。よっぽどの用がない限りウチ(寮)は離れないしな」
「〜暇つぶしというほど休みの日も暇ではないですし……」

そうなのだ。
いくら休日とはいえみんなそれ程暇ではない。
隊員は暇だろうがそれを束ねる幹部ともなるとちがう。
隊員の配置、書、要注意人物、見回り、監視。
休日ではあるが休日ではない休日を過ごすという奇妙なものなのだ。

「実を言うと僕バス乗るの初めてなんだよね」
「俺もだ」
「そんな〜私もですよ〜?」

…………。
………………。

「誰かバスの乗り方知ってる人いないの?」
「………電話だな。」
「…誰にです?」
………………。


「昴くんしかいないでしょ〜〜?」
「あぁ、総長しかいないな」

121:大和:2012/02/23(木) 07:22 ID:i3s

プルルル………プルル

「ハイ??」
「あ、昴くん?」
「おぉ、どうした紅葉」
「……あのねぇ、今から桜ちゃんと二人っきりで遊園地行こうと思ってたんだけど〜
バスの乗り方がわからなくて〜〜」


「………俺もいるだろ」
「そ、そうですよ、二人っきりなんてちが…」

「…………それで?」
「ちょっと顔かせやコノヤローってこと♪」
「わかった、今から行くよ」

ブッ……ツーツー、ツ〜……

122:大和:2012/02/23(木) 07:29 ID:i3s

小説板の皆様にお願いします。

ここはフリートーク、もしくは少女漫画板ではないので小説を書いて下さい。
多少のフリートークなどは大丈夫だと思いますが、
ほとんどフリートークでスレを進めていっているのは小説板の意味がないです。
特にどこのスレ、誰などは言いませんがお気をつけ願います。
もしこの意見に苦情がある場合は言って下さい。
長々と失礼致しました。

123:大和:2012/02/23(木) 17:19 ID:i3s

タッタッタッ……
コンクリートの地面を音のなる靴が走ってくる。
みんなが待ち構えていたであろう昴の登場だ。

「………んだよ、二人っきりなんかじゃないじゃん……」
「ふふ〜〜だ〜まされた〜〜!!」

紅葉は相変わらずのご機嫌のようだがやはりこちらも「相変わらず」なのだろう、
如黒もしかめっ面だ。

「……総長…私服だ………!!」

と、わけのわからないことでときめいてる桜。

「で?バスの乗り方がわからない?」
「うん!全然!!」

そこまで満面な笑みでバスの乗り方がわからないといわれても
昴だって困ってしまうだろう。
だがどちらにせよわからないものはわからない。

「教えろ………」
「それが人にものを頼むたいd…」
「お願いしまっす!!((桜←」
「……………まぁ桜が言うなら……///…」

結果的に昴も一緒に遊園地へと行くことになった。
それと同時にバスの乗り方を教わるらしい。
だが流石にこのいい年……かなりの思春期な年頃で
バスの乗り方がわからないのは微妙だろう。


その時、憎き声が聞こえたのは間違いなかった。


「昴さーーん!!!」
「?あぁ、、、スミレ…」


目の前は凍り、画面はモノクロ。
色のついていない世界が始まる。

124:大和:2012/02/25(土) 08:13 ID:i3s

「みなさん今日はどこかに行くんですか?」
「うん!今日は遊園地に行くんだ!」
「へぇ!いいですね〜〜♪」
「スミレはなんか予定あんの?」
「いいえ!私はなんにも!」
「だったら一緒に来ればいいだろう……」
「え!?でも私が行っちゃ……」
「そうだね〜そうしよう!」
「うん。いいよ一緒に行こう」
「ありがとうございます!」

満面の笑みで微笑むスミレ。
会話しか聞こえないモノクロ世界。
そこには嫉妬心しか生まれずに汚れた心に突き刺さる。
あの綺麗な心を見るたび思うのだ。
自分はここにはいていけない。
場違いだった、と。
確かにスミレは可愛いがそれだけじゃない。
外見だけが可愛いわけではなくその中身も。
すべてが新品のように綺麗だった。

「ね?桜ちゃんもいいでしょ?」
「……………あの…」
「ん?どうしたの?」
「……私具合悪いので帰りますね」
「え………!?」
「すいません、何故か急に……」
「まぁ……そういうことなら………」
「では、私はこれで……」

モノクロセカイでも感情というものは消えないもので。
苦しくて苦しくてなにもかもが嫉妬に狂いそうになって。
頭がおかしくなりそう。
その時、スミレがふっと桜に手をのばしたが…

「隊長!大丈夫で……」
「触るな!!…………ってぁ………」
「ぁ………すみませ……」
「……ごめん。やっぱり休んでくる…」

ああ。
私はなにを八つ当たりしているんだろう。
なぜこんなにも…………。

「桜………!!!」

125:大和:2012/02/25(土) 11:21 ID:i3s

最近また「無益な…」とでますね〜〜

126:大和:2012/02/26(日) 15:50 ID:i3s

「桜、どうしたの?」

昴は心底心配そうに聞いてくる。
桜の痛みの種が自分だと知らずに………
いや、あたかも「知らない」というフリをして。
すべての幹部をまとめる総長。
そんな者が幹部一人。
しかも最年少の一人の少女に心揺らせていいのか?
いい。
いいに決まっている。
なぜなら彼は…………
自分が彼女にたいして心揺らぐこともすべて、

計算に入れているから。

でも、いつもいつも……計算外なのは彼女、桜の反応だけだ。

「………桜…大丈夫??」

誰もが綺麗とよぶその声で
誰もが綺麗と言うその顔で
誰もが綺麗と見るその心は

すべて彼女のために用意された武器。

「大丈夫です………ほんとけっこう軽いと思いますよ……」
「…………俺も桜と一緒に帰る」
「え!?…昴さんも行ったら……私…!!!」

スミレが驚いたように言うが……
彼はもう見向きもしなかった。
それほど一筋というわけ、

彼女には彼を虜にさせるなにがあったのか………

心か見た目か中身か愛か嫉妬か。

127:瑠璃:2012/02/26(日) 18:30 ID:rls

お久しぶりです
最近はいろいろ忙しく…
また来れて嬉しいです
更新たくさんしてますね
続き楽しみです!!

128:大和:2012/02/26(日) 19:36 ID:i3s

本当にありがとうございます!!
はい、なるべく負けないよう更新はしているつもりなのですがね………
瑠璃さんの小説も見ましたよ〜面白かったです♪

あ、あとみなさんがスレをつくるときに雑談を控えるようルールなどに入れて下さいました。
みなさんありがとうございます。

129:瑠璃:2012/02/27(月) 17:13 ID:rls

え!!
みたんですかっ!?
は、恥ずかしいです…
でも、面白いって言ってくださってありがとうございます!!

130:大和:2012/02/27(月) 19:08 ID:i3s

「す、昴さん、隊長も大丈夫だっていってるし…」
「うん、、でも俺がほおっておけないんだ」
「なんで…」

「それじゃ、俺達は行くよ」

そういって桜は昴に連れられ帰ることになった。
スミレは名残惜しい目でみてはいたが最首的に紅葉と如黒等で行くことに。
帰り道、これだは一人になった意味がないと桜は思い、思い切って
昴に話かける。

「あの…総長」
「ん?なに?」

さっきの少し険悪な雰囲気とはちがってとても柔らかい雰囲気。
なんともかわいらしかった。

「い、今からでもいいので紅葉さんたちのところへ行ってください!」
「え…なんで」
「私一人でも大丈夫ですし…」

すると昴は急に黙った後、いきなり大声をだした。

「なんで、…なんでそうやっていつも俺をたよらない!?」
「えと、、そうちょ…」
「俺の名前だってそうだ!なんで…なんで『昴』って呼ばないの…?」
「どうしてスミレが呼んで桜は呼んでくれない?」

そこで昴はしゃがみこむ。
顔は桜の方えお見ずに明後日の方向。

「俺は…俺はこの名前を桜だけに呼んでほしかった…」

まるで拗ねた子供のよう…
まるで…




こんなの愛の告白のようじゃないか。

131:大和:2012/02/27(月) 19:16 ID:i3s

いいえ、瑠璃さんもがんばってくださいね。

132:大和。:2012/02/27(月) 19:17 ID:i3s

いいえ、瑠璃さんもがんばってくださいね〜

133:大和。:2012/02/27(月) 19:18 ID:i3s

二重書き込みもうしわけありません。

134:大和:2012/02/28(火) 06:24 ID:i3s

「…………昴さん」
「さんづけなんてやだもん」
「…………す…すば、昴……」

そう桜が言ったとたんーーーーーー
昴は桜を抱きしめた…

「頼ってほしいのも桜だけ……
名前を呼んでほしいのも桜だけ……
抱きしめたいと思うのも桜だけ……
全部………桜だけだよ……」

135:大和:2012/02/29(水) 16:22 ID:i3s

「………総長」
「…………………」
「総長!!」

そう桜が昴を呼ぶとまた昴も怒る。
なぜこんなにも自分の気持ちは伝わらないのだろうか、
それとも自分は伝えきれていないのか?

「だから名前で呼べって言ってんだろ!!」
「いいじゃないですか!総長はスミレちゃんとーーーー」
「黙れ!!俺は総長じゃない、昴だ!!!!!」

ここまできても引き下がらない二人。
それはお互いを想いあってるからなのか、それとも……
単に嫌いだらなのか。まぁまずそれはあり得ないがその真相は分からない。
いや、わかってはいけない、
と怯えているのだ。
本当の事を知るのが怖くて本当の気持ちを明かされることが怖くて。

もかしたらこの関係が終わってしまうかもしれない。
自分の発言で変わってしまうかもしれない。

「…………昴……帰りましょう?」

涙声で言ったその言葉は
少し涙を溜めたその顔は

昴にとってとても愛らしく美しいもので。

「桜………ッッ……!!……」
「昴……?……」

お互いを名前を呼んだその時、昴は愛という幸せを覚えた。

136:大和:2012/02/29(水) 16:43 ID:i3s

場所は変わり〜〜

帰り道。帰り道というのは紅葉逹のことで、
桜逹のことではない。
結局桜がいないため遊園地へは行かずそのまま少しショピングをして帰る事になった。
そもそも遊園地へ行く目的は桜を元気づけるためである。
なのでその桜がいなくなった今、遊園地へ行く必要はない。

「遊園地は行かなかったけど面白かったね!」
「あぁ。久しぶりに買い物をした」
「そうなんですか?私はいつも買い物に行ってましたから♪」
「え〜?ウチで働いてるのに毎日いけるの?」

確かにそうだ。
この秘密警察で働いてるからには買い物を毎日などめったにできない。
ましてや副隊長など行けるものではないだろう。

137:大和:2012/02/29(水) 17:21 ID:i3s

…………だが紅葉はあることに気づいた。
休み=非番の日は行き先、目的の行き先書を書けばいいのだが、
普通に勤務している時は行き先、目的の他に任務かプライバシーか
いつ頃に帰るか。その外出を認めたのは誰か。
などかなり面倒くさい書類を提出していかなければならない。

その面倒くさい書類をやってでも行きたい所ならば普通に書いて見せるだろう。
だが………最後の「その外出を認めた者は誰か、または印をつけなさい」
そのらんは誰が認めた??

「誰がスミレちゃんの外出を認めたの?」

外出を認められるのは幹部だけだ。
もしも幹部が出かける場合は総長。

「え?なんですか?それ」
「……出かけるときって書類あるでしょ?」
「書類?私総長に出かけてきますってしか言ってないんですけど……」
「………え……?そ、それで総長は?」
「いいよって言ったので………」



この時紅葉の中に怒りが生まれた。

「昴、桜をこれ以上苦しめさせないでよ……」

138:大和:2012/02/29(水) 20:00 ID:i3s

みなさんやはり恋愛物がお上手です〜
主人公の気持ちがでてていいですね。
少し参考にさせてもらいます。

139:瑠璃:2012/03/01(木) 17:54 ID:rls

スミレが出てきてから桜のヤキモチが全開ですね〜
続き頑張ってください☆

140:ユッピン♪ ◆0rlM:2012/03/01(木) 17:59 ID:G9A

小説…すごいですね…

141:大和:2012/03/01(木) 20:10 ID:i3s

そうですね〜
ここから幹部達もいろいろ出してとりあえずキャラと名前を覚えてもらえるようにしよう!!
と、がんばって如黒をだしました〜
瑠璃さんも応援してますよ!!

ありがとうございます、ユッピンさん〜
雑談のこともルールに入れて下さり感謝してます〜!!!!
ユッピンさんは小説けっこう書いていらっしゃいますよね?
これからもがんばって下さい!!

142:大和:2012/03/02(金) 04:59 ID:i3s

「………紅葉さん??」
「ごめん、なんでもないよ〜っ!!」
「そろそろ日が落ちる、行くぞ」
「はい!!」

こうして帰り道を歩いた。
やはり紅葉がいることで賑わった帰り道。
この時、スミレは本当に楽しかったであろうか?
それはわからない。
なんせ人の気持ちなど人にはわからないのだから。
だがその人の様子をずっと監視していたら?
そうともなれば話は別。
監視をしていれば簡単に人の気持ちを読み取ることができるだろう。

帰り、部屋のところで別れる際スミレは誰にも聞こえぬような声でいったのだ。

「ロックオン」

その声を如黒は聞き逃さなかったし、
その表情を紅葉は見逃さなかった。

スミレがなにを隠しているのか…………

もうこの人にはわかっただろう。

143:ユッピン♪ ◆0rlM:2012/03/02(金) 07:00 ID:G9A

ありがとうございます〜!!!
そしてあたしのとこにも来ていただき…
大和sも頑張って下さいね!^^

144:大和:2012/03/02(金) 07:15 ID:i3s

スミレと別れたあと、部屋へと戻る二人。

「………なぁ。」

そんな二人の沈黙を破ったのは紅葉だった。
いつもとは違う、仮面の外れた声。
「可愛い」というキャラを捨てた声だ。

「あぁ。ああいう客は嫌いなんだ」
「へぇ。めずらし、俺も嫌いさ」

「客」という言葉を使ったこの会話は偽装の会話である

145:大和:2012/03/02(金) 16:48 ID:i3s

「客」それはイコール「ターゲット」ということであり、
そのターゲットはスミレ。

観察型部隊隊長、向日葵紅葉。

幹部のほかに所属しているとこの部隊長でもある紅葉。
紅葉は小さいころから人間観察が好きでいた。
別に友達がいないわけではなく、今の紅葉の身長より少し小さいといったところで
全体的になんら変わりはない。
そんな紅葉はこの人生がつまらなく思えてくる。
すべて同じじゃないか。
その時会ったのが、「白夜昴」

146:瑠璃:2012/03/02(金) 17:50 ID:rls

昔のお話ですかッ!?
昔の総長が見れる…!!
続き楽しみにしてますね〜

147:大和:2012/03/02(金) 17:53 ID:i3s

はい!!そうですね〜昔の紅葉、昴などです〜〜!!

148:大和:2012/03/02(金) 18:04 ID:i3s

ある日……紅葉が人間観察のノートを取っていたとき……

「なにそれ?そんなノートとるほどの人間なの?」

後ろから皮肉気に話かけられる。
紅葉は人間くさい観察のことを誰にも言っていなかったので
一瞬びっくりはしたがすぐにもとの表情にもどる。

「べつにいい」

そう一言答えた紅葉の言葉にはなんの感情も入ってはいない。

「ねぇ、仲間になれよ」

ただそう一言だけ言われて昴は立ち去った。
なにが仲間になれ、なんだろうと思ってい紅葉にとって
それからの人生はかなり一変したものだった。

そんななんやかんやで今日の今まで。
付き合いはながいもののやかり昴のことはよくわからない。

149:瑠璃:2012/03/02(金) 18:19 ID:rls

昴って秘密主義ですよね??
なんか自分のことをみんなに話さない…とゆーか…
でもそんなところもカッコイイですね!!

150:大和:2012/03/02(金) 18:24 ID:i3s

そうですね〜〜
あまり自分のことは話さないくせに相手のことは探るのです〜

151:大和:2012/03/02(金) 18:27 ID:i3s

はい、150です〜!!
苦情〜アドバイス、いろいろお待ちしております!!

あと150ということとお話相手様が増えたことにより
フリートーク板にスレを立てたいと思いますので、話してもらえる人は
どうぞおこし下さいますと嬉しいです〜

152:瑠璃:2012/03/02(金) 18:28 ID:rls

どこのスレですか!?
行きますッ

153:大和:2012/03/02(金) 18:34 ID:i3s

行ってみればわかると思いますよ〜〜

154:瑠璃:2012/03/02(金) 18:50 ID:rls

行ってみました〜ッ
うちが一号ですね☆
嬉しいです!!

155:大和:2012/03/02(金) 18:53 ID:i3s

はい、そうでした〜!!
ありがとうございます!

156:大:2012/03/02(金) 18:57 ID:i3s

「おい、紅葉、なにを考えてる」
「っあ、、ごめん」

つい昴のことを考えると周りが見えなくなってしまう。
あの人は人を見抜くことができ、そこから目をそらさせないすごさがある。

「なにを考えていた?」
「………昴のことさ……」
「……総長のことか」

流石の如黒も納得したようで………
やはり同じく如黒も昴には目を奪われたのだろう。

157:大和:2012/03/03(土) 03:57 ID:i3s

少年、昴に目を捕らわれないものはいない。
まぁまずあの容姿からしてそうなのだが、あの瞳だ。
あの瞳に見られると自分が恥ずかしくて仕方なくなってしまう。
どうしてだかは分からない。
情けななくなる。

「昴ってさ、スミレちゃんと桜ちゃん、どっちが好きだと思う?」
「それは桜だろう」
「なんでよ…………」
「オマエの目は節穴か?ほら、あれ」

節穴だと言われたことに少し苛立ちながらも
如黒の指差した方向を見るーーーー

本当に紅葉の目は節穴だったらしい、

そこには壁に桜を押し付け手の指は絡ませながらも
昴は桜にキスをしていた。

さぁ、みなさん、


キスの意味を考えてみようか。

158:大和:2012/03/03(土) 04:13 ID:i3s

第6章〜「ブラックkiss」〜

最近は桜の調子もよく、桜と昴は仲良くしているところを見かける。
このようすからすると前の関係に戻ったか、それ以上になったかだろう。
桜の調子がいいと元気な子なのでおもわずこちらも元気をもらってしまう。

「紅葉さ〜ん」

仕事も終わり、そろそろ帰ろうかと思っていたところ桜に声をかけられる。

「なに〜?」
「久しぶりに一緒に帰りましょう♪」
「うん、いいよ〜〜」

さっさと帰る準備を済ませた紅葉は桜と帰ることになった。
桜といえば最近は総長か自分の仕事も終わってないのに
桜を送ってそれからまた戻り仕事をする、ということが多々あった。
そのたび桜は送らなくていいと遠慮していたが……
昴も男として心配なのだろう。
とりあえず昴と一緒に帰れば危ないことはないと思い
他の幹部らはそのままにしておいた。

帰り道はいろんな話をした。
特に話は昴中心なのだが、あえてキスのことを紅葉は触れない。
なにがあったのかはわからないが今前の関係が
続いているということはなにかすこし苦い訳があったにちがいない。
それでも充分話は盛り上がった。
帰り際、そろそろ自分たちの暮らす寮………といってもマンションだが、
そこにつく。
そんなとき、紅葉は見つけてしまった。
急に足を止める紅葉。
そのことに少し驚き紅葉の視線の先をみてみる桜。
嗚呼、見てはいけない
そう思い行動に出たのには少し遅かった。
すでに桜は涙を流していた。

昴、君のキスには一体なんの意味が込められてる?
ねぇ、昴。







なんでスミレとキスをしてるのか教えてよ。
これ以上桜を苦しめるつもりなら容赦しない。

159:大和:2012/03/03(土) 13:03 ID:i3s

「ぁ…………紅葉さ、ん………」

桜の声はすでに震えていて……
確かめるまでもなかった。

だが、その声はすぐに元のものへと戻る 

「さぁ、帰りましょうか」

月明かりに照らされてこちらに向かい微笑む、桜。
なんでこんなにも強い子なのだろう。
どうして頼ろうと、
こんなときまで泣こうとしないのだろうか。

「桜ちゃん…………」
「はい?」
「……どうしてそこまで強がるの」
「え……………?」
「…泣けばいいじゃんか」

ここまで桜を誰が強くさせた?
昴の意志などなにもわからない。
二人の視線の先には昴とスミレ……
顔を離す二人。
微笑むスミレ。
そこからスミレは自室へと戻り昴はこちらへ歩いてくる。

さっき別れたはずのスミレがなぜいるのだろうか。
「バイバイ」と手を振って別れた昴がなぜここにいるのか。

桜は泣き崩れる。

「そ、、ちょ………!!!」

その桜を支えながら紅葉は暗い声で言うのだった。

「昴!!……………………」
「……ぇ………紅葉となんで桜が……!!!もしかして今の……!!」

もう迷うことはない。
進め。
守りたい人のために。

「昴………ちょっと顔かせよ……」

160:瑠璃:2012/03/03(土) 14:25 ID:rls

どういうことですか!!?
なななんで…スミレと昴が…!?
もしかしてスミレが強引に…?
ともかく続きが気になります!!

161:大和:2012/03/03(土) 16:41 ID:i3s

もうここからはなにもヒントはなしでいきますよ♪
スミレが動きます〜!!

162:大和:2012/03/03(土) 18:36 ID:i3s

今日はお雛様でしたね〜〜♪

女の子の皆様、おめでとうございます!



お祝いの仕方はこんな感じでよいのでしょうかね………??

163:ユッピン♪ ◆0rlM:2012/03/03(土) 19:11 ID:G9A

いいですよ〜w
ありがとうですっ^^♪

164:大和:2012/03/03(土) 20:02 ID:i3s

いいえ〜♪

165:大和:2012/03/04(日) 07:36 ID:i3s

「桜ちゃんは部屋に戻る?」
「ぁ……えと、、はい…………」

とても紅葉は逞しくそして大人だった。
不安になる桜をそっと抱きしめて紅葉は耳元で囁くのだ

「大丈夫………俺を信じて?」

その大人な声に桜のは酔う。
ビクンッと感じる反応を示す桜。
それが可愛くていつまでもイジメていたいがそうもいかない…………
昴にケジメをつけさせなければ前に進めないのだ。

軽く耳にキスをして行こうとすると桜は紅葉の心をくすぶるのだ……

「ひぁっ………耳だめぇ………」

衝動が抑えられなくなる。
ここまで感じられるような声を出されたら…………
止まらなくなる。
理性が………


もつだろうか?


「……っ………ん……………」
「もみじさ………んぅっ…………」

紅葉は昴の前で堂々と桜にキスをする。
とても濃厚で甘いキスを。

「ふぁ……ん……ふぅ……っゅぅ……」
「……は、……ちゅぅ……んふ……………」

最後の方など紅葉は舌を絡ませる。
昴はそれを黙ってみる。
壁に桜を押し付けては指を絡ませてキスをして……

「んはぁ………もみじさ…ん………」
「……はぁ…ふ……………」

キスが終わった途端桜は酔い崩れてしまい紅葉に支えられる。
二人の唇を繋ぐのは銀の糸。

「じゃ、一人で部屋行ける?」
「んッ……!!……だから耳元は……ぁはい…」
「よかった…………………それじゃ昴行くぞ」
「嗚呼」

そう言った昴の瞳は怒りに満ちていた。

166:大和:2012/03/04(日) 07:44 ID:i3s

>>165は一応R12指定ですね〜〜

167:大和:2012/03/04(日) 12:04 ID:i3s

………

二人の青年。
なにやらただならぬ雰囲気を出している。

「なぁ………率直に聞くけどオマエどっちなわけ?」

いつもの口調とは180°違った言い方。
その声を聞けば誰もがおどろくであろう……
それほど……真剣に考えているということだ。

「別にキスしてようがしてまいがオマエには関係なーーーー」
「俺には関係ねェよ…オマエらみたいなガキの恋愛なんざ御免だし」
「じゃぁ首つっこむなよ」

そう昴が言った瞬間、紅葉の怒りはおさえられなくなった。
昴の胸ぐらを掴み一気に距離を縮める。

「桜だよ………オマエさ、、桜のことを考えろよ……」
「んなことは……」


「じゃなかったら、俺が貰ってく」


そう言って紅葉は踵を返し自室に戻った。

168:昴:2012/03/04(日) 14:01 ID:i3s

…………
どうして桜を大切にできないのか、紅葉にはわからなかった。
貰っていくというのは単なる捨て言葉であってとくに意味などはない。
昴はどういった目的がありスミレにキスをしたのかもわからない。
真意はなに?

なにもかもがわからないまま1日は終わってゆく。

それでも世界は回る。


いつになってもかわらず。

169:大和:2012/03/04(日) 14:01 ID:i3s

…………
どうして桜を大切にできないのか、紅葉にはわからなかった。
貰っていくというのは単なる捨て言葉であってとくに意味などはない。
昴はどういった目的がありスミレにキスをしたのかもわからない。
真意はなに?

なにもかもがわからないまま1日は終わってゆく。

それでも世界は回る。


いつになってもかわらず。

170:大和:2012/03/04(日) 14:02 ID:i3s

すみません連投してしまいました。

171:大和:2012/03/04(日) 14:06 ID:i3s

いや〜でも僕にとってまず1000より500いくかどうかですよね〜………

がんばりたいとおもいます〜……

172:大和:2012/03/04(日) 14:20 ID:i3s

「ふぁぁ…………」

今日はめずらしく2日連続の休み。
昨日はいろいろと大きな事件が起こったので外出は止めることにした。
時刻は9時を回っている。
いつも早起きなため今日はめずらしく遅く起きる桜

そんな桜に助けなのか追い討ちなのかよくわからない天からの授けものがくる。

ピーンポーン

部屋のインターフォンが鳴ったのは9:10。

173:瑠璃:2012/03/04(日) 17:51 ID:rls

12歳より下のひとは見ちゃダメですねwww
うちは14なんで……でもちょっとエロかったです〜(笑)
1000まで頑張ってください!!
それまでお供します〜☆
雛祭、うちはもうそういう年やないな…
妹がいるんでそういう可愛らしい行事は妹が主役です♫

174:大和:2012/03/04(日) 18:05 ID:i3s

ありがとうございます〜〜!!!
ぜひお供して下さい〜ww
そんな瑠璃さんにはきびだんごをあげましょう♪ww

でもまぁ女の子は女の子ですし…………
可愛らしくてもらしくなくても女の子。
ですからやっぱり瑠璃さんのことも祝わねばなりませんよ♪

175:瑠璃:2012/03/04(日) 18:10 ID:rls

そうですか〜
お祝い、ありがとうございます♫
では、きびだんごを貰った恩
あなたに一生ついていきましょうwww

176:大和:2012/03/04(日) 18:53 ID:i3s

はい!よろしくおねがいしますね!
((瑠璃さんの頭ナデナデ……

177:瑠璃:2012/03/04(日) 19:03 ID:rls

なでなでは反則ですよ〜嬉しいですッ
続き楽しみにしてますね(^^♪

178:大和:2012/03/04(日) 19:42 ID:i3s

「…………こんにちは…桜」

そう言って来たのは昨日の問題児、昴。
桜は驚きを隠せなかったが平然を装って昴にはなしかけた。

「どうしたんですか?」
「いや………その……昨日のことで」
「あ、ああ!昨日のことなら大丈夫ですよ!!」

昨日のことと言われて一気に苦しさが込み上げてくる。
それでも平然を装う。
泣いてはいけない、ここで泣いたら終わりだ。

「ちょっと……俺の部屋に来て?」


そう言って二人は昴の部屋へと向かった。

179:ヒマワリ:2012/03/05(月) 07:05 ID:etc

来ました〜。
大和さん、覚えてますか?ヒマワリです。
最初の方は、誰視点なのかちょっと戸惑ったけど………
後半は、物語的にもすっごく面白いし、つづきが読みたくなります。
バランス良く恋愛系を入れてるので
読んでる方も飽きませんし〜
これからも読ませてもらいますっ。
更新ファイトでーす☆☆☆

180:大和:2012/03/05(月) 07:14 ID:i3s

あわわわわ〜〜((すみません←
覚えてますよ〜♪
そうです最初は視点が多く不良品様に指摘していただいて………
そこから3人称になりましたぁ〜
いまだに1人称なとこはありますが………

ありがとうございます。
これからもがんばりますね〜〜!!!

181:ユッピン♪ ◆0rlM:2012/03/05(月) 15:13 ID:G9A

さすがですねッ^^
面白い☆
恋愛も入っててあたし的には嬉しいです〜♪
大和くん、頑張れ^^♪

182:瑠璃:2012/03/05(月) 15:56 ID:rls

フリートークの方で呼んでくださったるぅ、って名前気に入りました〜
大和が考えてくれたニックネームで読んでくださいッ☆

183:大和:2012/03/05(月) 17:59 ID:i3s

「さ、、上がって」
「お邪魔します………」

桜は初めて入るであろう昴の部屋
普通に生活用品は揃っているしとくになんの変哲もない部屋だ。
それでも初めての人を上げるというのは少し新鮮で…………
なんでか変な感じがするものだ。

「……綺麗ですね……」
「そう?」

何故か昴の部屋には気品がある。
元々総長という立場柄、部屋は少しいい部屋なのだがそれ以外にもある気品。
キッチンに飾ってある花は生け花。
和風と洋服をうまく現れている部屋には気品があった。

とてもじゃないが…………

男の部屋とは思えないだろう。

「まぁ……ここに座って?」
「ぁ…はい……」
「ふふ、そんなに固まらなくていいよ?」

桜を座らせるためにもイスを引いてあげるなど………
ちがう。
この部屋に気品があるのではない。
この昴自体に気品があるのだ。

「……それで……昨日の話だけど……」
「だ…大丈夫ですよ?」
………
「なにが……なにが大丈夫なの……?」

目の前は暗くなっていく………
なにが大丈夫か?
そんなのはわからない………
それ以前に大丈夫なんかじゃない…
嘘。
嘘だから…………
昴は見抜くことができるだろうか。
愛しい人の嘘を。

「俺さ……………」

184:大和:2012/03/05(月) 18:01 ID:i3s

ユッピンさんとるぅありがとうございます〜〜!!!
やはり恋愛を入れたほうが女の子が読むと思いまして……

二人もがんばって下さいね〜〜!!

185:大和:2012/03/05(月) 20:08 ID:i3s

「紅葉が桜にキスした時………心臓が止まるかとおもった」

昴はその時を思い出すようにゆっくりと話はじめた…………
なにかの歯車が狂ってしまい起きたこの事件。
いや、事件と呼ぶべきではない……
気持ちのすれ違いだ。

「それから…状況を把握した時には……ものすごい嫉妬が襲った。
桜と紅葉を伝う唾液……アレがとてつもなく憎かった……」
「っ…で、でもアレはーーー」
「黙って聞いて」

反論しようとした刹那、冷たい声で言われ思わずその通りに黙ってしまう。
昴は桜に普段甘いため桜が昴のこのような声を聞くことはすくない。

「そこからはもう……紅葉に八つ当たりだったと思う……」

桜は後悔する。
なぜ自分は自分の気持ちを正直に言わなかった?
なぜーーーー
後悔ばかりしていてもなにも変わらないのが過去というもので、
それをふまえて変わるのが未来というものだ。

186:大和:2012/03/05(月) 20:19 ID:i3s

だったら……………。
だったらいいじゃないか。
馬鹿みたいに自分の気持ちを隠してないで……
言えばいいじゃないか。
桜は決心を決める。








「昴…………あの……私ーーーーーー」


そう……
言おうとした時。

プルルル、プルルルル、
規則正しく昴を携帯が呼ぶ。

「ぁ、ちょっとゴメン………
はい?………あぁ、スミレか、ん?わかってるって………うん、じゃあね……」



ドクン。
ドクン。
…………不整脈。

心拍数は乱れていく。
桜の決心を乱れていく。

すべてが乱れていく。



ピーンポーン…………

静かにインターフォンがなる中昴は

「誰だろ……?」

行こうとする。
やめて。
きっとその扉を開ければ私はもう立ち治れなくなってしまうから………
やめてください総長。

そう思っていたら……すでに行動に出て、言葉に出ていた。

桜は昴の裾をつかみ言った。



「行かないでください…………
私を……紅葉さんのものにしないで下さい!!」





頬を伝う涙は、
嫉妬の心しかはいっていない汚れた涙で。







昴が好きと初めてわかった涙で。

187:大和:2012/03/06(火) 07:15 ID:i3s

いつも絶対にしないことを桜がしたものだから昴は驚く。
そのまえに………なぜ泣いているのか。
昴には検討もつかなかった。
他の人のことは見ていれば大抵のことはわかる、
けれど桜のことは見ていてもわからない。
なにも答えを見いだせない。

「桜…?どうしたの?」
「っ…てま…わかってます………こういうことが我が儘だとわかってます……!!
でも……行ってほし…な…い………」

言葉は途切れるが昴は全てを察した。
今までの理由がわかった。

ピーンポーン

もう一度インターフォンはなる。
だれかが扉の向こうで昴を呼んでいる。
その人物は予想がつくであろう……
だが今でてはいけない……
桜がないている。

ピーンポーン

3回目のインターフォンが鳴った時、扉は開かれた。

「昴さ〜ん?いますか〜?」

桜が憎むべき人がやってきた。
もう………………

「勝手に上がりますよ〜〜?」

スミレの足音は近づいてくる……………
そこで桜はこういった。



「……-------…---…-------………----」

188:大和:2012/03/06(火) 17:48 ID:i3s

「好きな人はきちんと愛せねばなりませんよ」

あの時そう言って桜はこの部屋を出ていった。
涙が出そうで………いや、出てはいたが……
怖かった。
この関係が崩れるような気がして……
でも……桜はそのことにただ怯えているだけでなく…
きちんと勇気を出した。

何故自分はあの時桜を追いかけられなかったのか………
今になって後悔する。
嫌なことばかりが頭を巡る。

もしあの後…紅葉に出会い二人でまたキスをしていたら?
キスをして今まで以上の関係になったら?
桜が紅葉を好きになったら………

それを考えるだけでも嫉妬はこみ上げる。

嫉妬と欲望しかないこの気持ちで桜になにができるだろう?
昴はなにができるだろう。
一体どうやったら気持ちが伝えられるだろうか?

AM.3:25………

日付はもう次の日に変わり、一つの携帯が鳴った。

メールの着信音。

差出人::素迷 桜
タイトル  こんな時間に申し訳ありません。
本文
こんばんは。
こんな時間に申し訳ないと思いましたがメールします。
私、紅葉さんと付き合うことになりました。
一応ご報告です。
では今日もがんばりましょう。


ただの堅っ苦しい文章。

そこには一つのキーワード。


「紅葉さんと付き合うことになりました」



ふざけるな
ふざけるなよ、紅葉。
桜はオマエに渡せるほど安物じゃない。

嫉妬感がうずめく中、昴は自室を飛び出したのは
AM.3:29。






この特殊部隊の総長は天才であることを忘れるな。

189:瑠璃:2012/03/06(火) 18:04 ID:rls

おおおおっ
こういう展開ですか!!
総長はどうでるんですかね!!
続き楽しみです!

190:大和:2012/03/06(火) 18:11 ID:i3s

わぁ〜るぅだ〜!!!
どうでるんでしょうか〜……♪
もう少し盛り上げてこーと思いますね♪

191:瑠璃:2012/03/06(火) 18:15 ID:rls

盛り上げてッ
あれですね〜総長にもっとヤキモチ妬かせちゃってくださいwww

192:瑠璃:2012/03/06(火) 18:53 ID:rls

あれ?
大和いなくなりましたか??
続き気になりますッ

193:大和:2012/03/06(火) 19:05 ID:i3s

すいません、ごはん食べてました〜

194:大和:2012/03/06(火) 19:15 ID:i3s

「く、はぁっ、は、…!!!!」

全力疾走の昴。
一直線に伸びた廊下を走る。
風のようだった。
昴の走る姿を見てだれもが白馬を想像するだろう。
それほどに可憐で綺麗。
昴のやることには一つ一つ気品が感じられる。

「さくら、桜…………!!!!」



愛しき人の名前を呼びながら走る。
走る。
とてつもない速さで…………

階段など飛び降りて。


桜、会いたい。



そう強く思ったのは強い気持ち。

195:ユッピン♪ ◆0rlM:2012/03/06(火) 19:19 ID:G9A

階段飛び降り…!(°◇°)
それほど…想って…!(〜▽〜♪)

196:大和:2012/03/06(火) 19:29 ID:i3s

ぁ!!!ユッピン〜〜♪((めずらしくタメです←←
それほど昴は想ってるハズですよ!!!!

197:大和:2012/03/06(火) 19:33 ID:i3s

「っく………桜ぁぁ!!!!!!」

走りながら叫んだ。
こんな深夜に。
もう、あのころのような関係にはなれないだろう。

でも、友達じゃない………


上司でもない。


「恋人だ……………!!!!」

つらく、切なく、


昴は走り続ける。


「桜、桜……もう……こんなんで終われねェんだよ!!!!!」

50m走。
5秒ジャスト。

ありえないであろうその速さ。


それでも、なにをしても
会いたい人はただ一人。






君だけだ。

198:ユッピン♪ ◆0rlM:2012/03/06(火) 19:34 ID:G9A

呼び捨て!////////
ドキドキします…なんか///////////

199:大和:2012/03/06(火) 19:44 ID:i3s

そうですか?
それはそれで嬉しいですけどね〜♪

あんまり照れられるとイジりたくなっちゃいますよ〜
僕、よく隠れドSと言われることがあるので………

200:大和:2012/03/06(火) 20:06 ID:i3s

「んでこんなに廊下は長いんだよ!!!」

速く着かないことにいら立ちを感じながら昴はすすむ。
くじけてはいけない。
負けてはいけない。
勝たなくてはならない。

守るのだ。

自分の大切な人を、この手で。
愛しているからこそ、手放してはいけない。
もしかしたら、
もう二度とこの手には戻ってこないかもしれないから………
他のものになってしまうから。
なによりもはやく、誰よりもはやく
手を伸ばせ。

掴め。




想いは届く。


決して無駄にはならないその気持ちを前にだせ。


「………好きだ………!!!!!」


昴の思いは届くのか、否、届かないのか。



全力疾走のなか、その思いを止めたのはスミレだった。



「昴さん……………!!!!」


後ろからふと名前を呼ばれ振り返る



だがもう決めたのだ。




君だけだと。


愛おしいのは、一人だと。

201:ユッピン♪ ◆0rlM:2012/03/06(火) 20:07 ID:G9A

はわわっ!!/////////////////
ドSですね〜〜><////////////////
でもS大好きですよぅ////////////(M…ではないです!多分//////////)
イジりたくなると言う発言…驚きましたよ///////////////

202:ユッピン♪ ◆0rlM:2012/03/06(火) 20:08 ID:G9A

200おめでとうございますっ!!!!!^^

203:大和:2012/03/06(火) 20:13 ID:i3s

えと……やっぱり僕はドSなんですか…ね?
そりゃ可愛い子はイジりたくなりますよ〜〜
特に女の子は面白い反応しますしね♪


そうでした〜〜もう200!!!
あ、あと僕100取りとか気にしないので普通に書きこんじゃっていいですから〜!!

204:大和:2012/03/06(火) 20:20 ID:i3s

というわけで………またまた+100になりましたので苦情受付ますよ!!
はい、どんどん言ってくださいね!
あと直してほしいところ、
教えてほしいことなどあったら聞いてください!

205:大和:2012/03/07(水) 05:05 ID:i3s

「スミレ…………」
「……どこ……行くんですか……」
「桜のとこだよ」

そう言うとスミレは大声で言うのだった。
なぜ私ではないとかと、
どうしてあのこなのだと。
切なく苦しく言う。

「行かないでください」

自分の気持ちを伝えなければなにもかわらない。
相手の気持ちだけが変化してゆくだけで

なにもかわらない。

だからこそ自分の気持ちを伝えて未来を変えるのだ。
この先の未来が苦しいものとならないように。


人を愛せば人は狂う。




そういう世界でできている。




「俺は行かなくちゃならない」

206:ユッピン♪ ◆0rlM:2012/03/07(水) 16:00 ID:Evo

可愛くないんですが〜…w
でもイジりたくなるって言うのはドSですよ///////

あ、そうなんですか?
199だった時、書き込みたかったんですが
200取ったら悪いかなって思って待ってました^^;

小説、きゅーんてなります!^^♪
苦しいですよネ、スミレちゃん(;△;)

207:大和:2012/03/07(水) 16:44 ID:i3s

そうなのですね〜〜
はい、そういうのは特に気にしないので♪
これからもがんばりたいと思います。

あ、あとみなさんに報告です。
小説板の雑談がひどいらしく小説板を無くすという話もでています。
僕自身も気をつけたいとは思いますが皆様、
そこのところしっかりと守って下さい。

208:ユッピン♪ ◆0rlM:2012/03/07(水) 16:51 ID:Evo

あ、知ってます…
あたしのとこ雑談なくして小説書きまくることにしました〜
今実行中です

209:大和:2012/03/07(水) 17:01 ID:i3s

「行かなくちゃならない…ということは行きたいわけではないんですよね…?」

………
そうだ。
行かなくてはならないということは行きたいわけではない、ということになる。
でも………それでも。

「ううん、行かなくちゃならないんだ」
「だからそれは……!!!」
「黙れ。…………それじゃ」

最後に吐いた一言が、スミレにとってどれだけの言葉だったか。
どれほど苦しいと思ったのか。
桜という存在などいなくなればいいと、
嫉妬で狂うほどなら好きにならなければよかったと
どれほどに思ったことか
分かるか?
締め付けられて、えぐられて。
つらいというのがわからなくなるぐらいに苦しんで…………
なんて自分は汚れているだろうと思ったのか。

「昴…さ…………ん……」
………
…………………

答えてくれるものはもういない。
いない。
誰もいない。

「昴さん!!!!!!」

大声で叫んだその声は、
廊下を走っている昴の耳にも届き
…………
しかし。
この長い廊下に吸い込まれ消えていった。

ピーンポーン……

インターフォンを鳴らす。




「桜!!!!!!!」
「昴……………」
「っくぅ……はぁ…ぅう……すば…さ…ん…」

3人の声は誰にもきこえない。
消えていく………

「なんで気持ちは伝わらないんだろう」

そう言ったのも、同時だった。

210:大和:2012/03/07(水) 17:02 ID:i3s

はい〜そうですね……。
実行がんばってください〜〜

211:瑠璃:2012/03/07(水) 18:16 ID:rls

ワワワッ
展開が…
総長がついに決断したみたいですね!!
小説かくの頑張ってください☆

212:大和:2012/03/07(水) 20:21 ID:i3s

はい!がんばりたいとおもいます〜

213:大和:2012/03/07(水) 20:31 ID:i3s

只今、ちょうど4:00を回った。

ピーンポーンと一回のインターフォンで桜は出る。

「はい……?」

でてみるとそこには思いもよらない人物、昴がいた。
少し息をきらせながらも立っている。
すると昴は桜のほうへと歩み寄り


抱きしめた。



桜にとって一体なにが起こったのかよくわからない。

「昴…………?」

そう声を出すことしかできないまましばらく時間は続いた。
続く。
その時間が長いのか短いのか……

「桜」

214:大和:2012/03/08(木) 17:23 ID:i3s

「桜……………お願いだから……」
「え…………と…?」

戸惑いを隠せない桜。
強く抱きしめる昴。
渡さない、渡せない………
嫉妬。
なんで…………
紅葉ごときに桜を奪われなければならない?
俺の桜を。
馬鹿が…………ふざけるな。
所有物を他に邪魔されるのは御免だ。

ましてや、捕られるなど……………

怒りを買えば死に値する。

それ程に愛している。

だから………

「紅葉に桜は渡せそうにない……」
「……昴……ごめんなさい……」
「え………?」
「騙しました。………紅葉さんが…こうでもすれば昴が動くからって……」

紅葉が。
彼もまたダメだと思った。
これでは示しがつかないから………




「今頃うまくいってるかなぁ〜〜ふぁ〜」

4:10。
紅葉の独り言は誰にも聞こえないまま現実になった。

215:瑠璃:2012/03/08(木) 17:33 ID:rls

やっぱり紅葉の仕業でしたか〜www
紅葉は桜のこと諦めたんですか?あれ?それとも紅葉は桜のこと好きじゃなかったんですか…??

216:大和:2012/03/08(木) 19:52 ID:i3s

「ま、あそこまでしてうまくいかないわけないよね」

一人で喋る。
部屋にすべてが吸い込まれる。

「ぁ、メールしとかなきゃ、桜のことは初めから恋愛対象外ですって」

ただ単に呟く。
そうして寂しさを紛らわせているのだ………
すべてを。
過去を。
未来を。


紛らわせている。
惑わせている。

その世界から救ってくれたのが昴。
すべてを悟り、すべてを片付けた……

「さてと…………仕事、仕事」

AM.4:30。

向日葵紅葉(ヒマワリ モミジ)は自室を出た。

217:大和:2012/03/08(木) 20:14 ID:i3s

その後〜〜

「え?」
「だから、俺と桜はまだ付き合ってない…」

昴の部屋にてボーイズトークとやらをしていた。
そこで知られた現実に紅葉はただ唖然とするだけだった。
この間の事件で付き合った二人だと思ったが………

「たぶんまだ上司か友達程度にしか思われてないな……」
「は、………ふははは!!!!」
「ば…馬鹿!!笑うな!!」
「くははは〜!!」

紅葉は大笑い。
紅葉自身けっこう心配はしていたのだがその心配は色んな意味で無用だったようだ。

「まぁまぁ、これからも気長にやっていくよ………」
「くく……はは、がんばれ〜〜♪」

そんな二人だったのでした。

218:大和:2012/03/12(月) 16:08 ID:i3s

第7章〜「悪魔の狂愛はなにをもたらす」〜

あの事件から3ヶ月も過ぎ、時は春。
まぁ春というのは名ばかりだった季節とは違い、本格的に春に突入する……
町では入社などわいわいと楽しい行事が続く中ーー
頭の中も春になってしまった馬鹿な奴等はこの綺麗な桜の咲く時期に
事件を起こす。

そんな事件を少し裏手を使いながら表には公表しないように片付けるのが…

この………
                「秘密警察特殊部隊」

今日も女物のヒールが鳴る音が「総長勤務室」に流れる。

「失礼します」

そう言って部屋に入ったのは雅とスミレ。
そこに桜の姿は見当たらず総長である昴は疑問に思う。

「あれ?桜は……?」
「…………」
「…………………」

思わず……というか聞いてみたかったから聞いたのだが、
二人とも黙ったまま。
なるべく良くない事態は昴自身が面倒くさいので
早めに片付けておきたいもの。
昴の言葉に対していつも返答をする二人が答えないということは…………
桜になにかあったのでは?

それはもう昴にとって考えなくても行きつく答えだった。

「ねぇ、本当にどうしたの?」

少し険しい顔つきと声で言うと二人は戸惑った。
やはりなにかある 
隠している??
いや、この二人に限ってそんなことはないだろう。
もし隠したとしても昴ならすぐ見破るはずだ……
つまり。
この「秘密警察特殊部隊」というやたら名前の長い総長、
昴になにを隠してもそれはただのなににもならない。
時間稼ぎにもなににも。
「隠していた」ただそれだけ。

「実は………」
「その……藜(アカザ)さんと………」

……?
藜?何故桜がこの部屋に来ない理由が藜?
まさか二人で間違いを起こすほど藜を馬鹿に育てた覚えはないだろし…
桜もまさかそんなことはしないと思うし……

??………
やはり事件か?
一人頭の中で考えを巡らせる時間は0.45秒。

答えに行き着くにはまだ聞く必要がある。

「藜と……桜が………?」





「桜隊長が…………………」

そうスミレが話し出した。
             

219:大和:2012/03/15(木) 20:27 ID:i3s

「桜隊長が藜(アカザ)さんと言い合いをしてて………」

あまりにも自分の思っていたこととは違い昴は驚くばかりだった。
とりあえずなにもなかったことに安心感を感情ながら一つ疑問に思う、
言い合い?
確かに藜と桜は喧嘩仲間というやつでよく喧嘩をしてはいるが……
仕事に支障を出すようなことは一切なかった。
それに今日は総長である昴直々の呼び出し。
その呼び出しを無視してまでもの喧嘩?
まさか、そんなのありえるはずがない。

そう思っていた昴だがその思惑は予想を外した。

昴、雅、スミレの3人で藜と桜が居るであろう部屋へと走る
ーーーーーそこには思ってもみない光景があった……
あんなに綺麗にまとめられていた藜の机はなにがなんだかわからない
ぐちゃぐちゃになっており桜の机は所々引き出しが開いている。
その机の持ち主二人はいわゆるマジギレで喧嘩をしていた…
そこにいる昴をも唖然とするほどに…………

「だぁぁっから知らないって言ってんだろぉが!!!!!」
「俺は確実にオマエに預けた!!!!!」

状況を把握できてないからにはなんのことについて話ているのかよくわからない
それを聞く暇もないくらいに速く大声で喧嘩。
二人共頭に血が登っているせいか周りのことはお構いなし。
というか見えていないのだろう……

「ほらほら、、二人共……」

二人を仲裁するように昴が声をかけるがまだ気づかない。

「お〜い、二人共〜〜〜」

少し声を大きくしても無反応。
……………。

「…………俺は三回言ったら怒る主義だよ?
おい、二人共」

…………
それでも気づきはしない。
そのまま喧嘩を続けていくばかり……

するとーーーー
その部屋に大きな音が響き渡る。
昴が思い切り壁を叩いたのだ……
流石の二人もその音には驚きこちらを向く
そうなると昴はこの場には似合わない、とてもニッコリとした微笑みで言った。

「なぁ?いい加減にしろよ?
俺は今怒ってる。今すぐに喧嘩を止めないと………わかってるよね??」

有無を言わせないその微笑みは一瞬にして二人を沈めさせるのだった。

「さぁ、二人共、こっちに来なさい」

220:大和:2012/03/15(木) 20:37 ID:i3s

>>294の四行目、
「安心感を感情ながらも」
ではなく
「安心感を感じながらも」
です。間違いすみません。

221:大和:2012/03/15(木) 20:39 ID:i3s

すみません…………
>>220>>294ではなく>>219のことです。

222:大和:2012/03/16(金) 18:36 ID:i3s

「……そ、総長、おおぉ…落ち着いて下さい」
「そ〜ですよぉぉ!!!ね、ねねぇ?」

桜と藜の声は震えあまりの恐怖に苦笑いをしている。
一方昴といえば先ほどから変わらずずっとニッコリのまま……
雅とスミレは昴直々の呼び出しを優先しなかった桜が悪いといい、
昴側につく。
雅はまだしもスミレの言い分には厳しいものがこめられてる

「幹部の人が喧嘩なんて………しかも私の隊長なんて恥ずかしいじゃないですか桜さん!」

まだ血の気が上がっていた桜は少しカチンときたがそれも昴の微笑みで
やむを得ずおとなしくするのだった。

「さてと………聞きたいのは原因なんだけど?」

絶えない微笑みに恐怖を感じながら桜は話出す。
そんな桜をスミレは睨みつけている
けして今回の喧嘩で自分が恥をかいただのという甘いものではなく………
もっと奥底からの憎しみ。

なんでこんな女ごときに………

そうスミレはこの3ヶ月間頭で繰り返し、想い、
桜を恨んできた。

「こないだの総長が渡した書類あるじゃないですか……」
「うん、それが?」
「それを藜さんが無くしたんです!!!」
「何故俺のせいにする!?」

横で黙って聞いていた藜は桜を怒鳴りつける。
二人共真実は自分だと信じ、引かないのだろう…

「藜!!!オマエの言い分も聞くから今は黙ってろ」

大声で桜を怒鳴りつけていた藜は静かに、かつ気迫のある声に恐ろしさを感じ黙る。

「御意」
「で、なんで藜が無くしたの?」
「私は自分の書類に藜さんのハンコを押してもらおうとして渡したんですもん!!」

少し頬を膨らませながら本気で怒っている桜を見て思わず笑ってしまう。
可愛い、と思ってしまうと昴は心で呟いていた。

その時の昴の表情はこんなことがなかったかのように、
先程のようなニッコリとした微笑みではなく……
とても幸せそうな顔をしていた。
その顔の視線は桜。




許せない。
許せない。
許せない。
許せない!!!!
決してあの子を許せない…………
憎くて仕方がない……
拳を強く握るあまりに爪は手の平に食い込み血が滲んでいる中、
スミレはただそう思う。

223:瑠璃:2012/03/20(火) 11:40 ID:rls

スミレが怖い…(||´Д`)
続き楽しみにしてますね!!!

224:大和:2012/03/20(火) 19:53 ID:i3s

ありがとうございます。



あと、「スレで注意された覚えないのに消去依頼された」
と申す方が多いので言いますが…………
僕はこの自分のスレで注意しました
誰と確定するわけではなく「皆さんに」注意をしたまでです。
御意見、苦情がある場合は遠慮せずに言っていただけるとよいです。

225:ユッピン♪ ◆0rlM:2012/03/20(火) 19:59 ID:OhA

大和くん、お久しぶりでーす!^^


はい!ここでしてましてよねっ
あたしは確かに見ましたー!
なので努力してましたっ

226:大和:2012/03/23(金) 16:21 ID:i3s

何故あの子でなければならない?
どうして私ではない?
あの子にする理由か何故ある?
どうしてーーーーーーーーーー

そうとしかスミレの思考は回らない。
憎い。と。

「そのぐらいの……………ことで………」

ボソボソと呟くスミレ

227:大和:2012/03/24(土) 15:10 ID:i3s

爆発。
爆発するのであった、スミレのなかにあったモノが。

机を思い切り叩き大声を出す。
まるで今までの怒りをぶちまけるかのように。

「ふざけないで下さい!!幹部ともあろうお方が
それしきのことでなんなのですか!?御自分で解決できないほどにーーーーー」

それと同時だったろうか、

「雅」
「御意」

「できない程に馬ーーーーー…!!!!」

おそらく「馬鹿」と言いたかったのであろう?
だがその言葉は瞬時に雅に口を抑えられ発することはできなかった。
そうして耳元でひどく豹変した声で言う………いや、

忠告をする

「なにを以てそのようなコトを口にする。
いいか、身分をわきまえろ。オマエは下なんだ」

その時、息が止まった。
すべてが止まった。
凍りついた。
それはただの錯覚だと言うのに。
それさえも知らず、

恐ろしい、と
スミレは思った。

「下」。それは「した」と呼ぶのではなく「か」と呼ぶもの
簡単に言えば身分の違いを表す。
今、ここには一番身分の高い総長の昴を始め
幹部一番隊長桜、三番隊長藜、そして隊長であるが故に幹部会計監査雅。
この中で身分が一番下なのはどう見てもスミレしかいない………

今この時代は士農工商だった時代とは違い四民平等とされた。
だが社会では四民平等などといった甘いものではなく…………………
完全なる身分制度があった。
そんな身分制度社会でもここ、「秘密警察特殊部隊」はかなりの…
かなりの厳しいものとなっている。

228:大和:2012/03/24(土) 15:52 ID:i3s

「さて、怖いことはよして次は藜に聞こうかな〜」

また元の表情に戻り次は藜(アカザ)の言い分を聞く。

「はい。じゃあ桜の続きから話ますが……
俺は確かに桜から書類を受け取りました。
そしてハンコを押した後、俺はきちんと返しました」

きっぱりと言い切る藜。
その藜の瞳を昴は真剣に見つめる………が……
その瞳は嘘を言っていない。
ましてや桜が嘘をつけるほどの………………












昴はあまりにも桜が愛おしすぎて甘く見すぎていたようだ。

229:大和 ◆U7Pg:2012/03/25(日) 14:16 ID:i3s

「………………桜」

ゆっくりと、細く愛おしい人の名前を呼ぶ。
呼ぶ。

「はい…!!」
「嘘ついた?」

…………………………
一気に冷めてゆくこの部屋。
桜自身は血の気が引いてゆく……
サァ…と……

「ついたの?嘘」

語尾を強調させて言う。

「…………つきました」

今は唾を呑み込むことでさえ重く感じられた。
足の先から震えだす体。
膝はがくがくとして………

「俺は桜を攻めてるわけじゃない、ただ本当かどうかを聞きたくて」
「はい…………」

緊迫したこの雰囲気と昴の恐怖。
呼吸困難に落ち入るーーーーーーーーーーー

「っぁ…………」

230:大和 ◆U7Pg:2012/03/25(日) 14:33 ID:i3s

「は、はぁく……!!はふ、はぁ、はっ……」

その瞳に見つめられ、熱い視線を向けられても………
それでも嘘を見抜かれたことに変わりはない。
昴の前でなにを隠しても無駄。
だが今回ばかりはうかつだった。
なにせ相手が相手なばかりに「油断しすぎた」

「桜……!!」
「ぁ、の……みませ………す、み、ませ…………」

恐怖心に溢れた瞳。
どうしたらこの恐怖を壊せるだろうか?
そう昴は考え込み、一つの答えとなる。

「ごめん、桜。俺、怒ってないよ?
なにも怒ってないから安心して。大丈夫だからさ………信じて」

抱きしめた。
また前のように。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー






「ねぇ、計画はどうなったの」
「ハッ、煩い。オマエはアイツを殺すことだけ知っていれば十分だ」
「ふぅん。そう…………まぁいいや。
ショータイムの始まりといったところか………」





これより、暗殺者を仕留めます。

231:大和:2012/03/25(日) 17:41 ID:i3s

「で、結局……………」

雅がちょっと「あやしい雰囲気」を一言で遮る。
未だ昴は桜を抱きしめて優しい言葉をかけていた……

「本当に怒ってない、、ですか?」
「うん。全然」

「結局、その書類はどうなったの」

昴が桜を抱きしめたことに少し苛立ちを感じながら
桜に問いただす。
すると桜は申し訳なさそうに話出した……

「……………完全に無くしました」

232:大和:2012/03/26(月) 12:25 ID:i3s

…………。

「どこで無くしたの?」
「…わかりません。机に置いてあったのが帰ってきたら……」
「なんだそのありがちなパターンは」

そんなことを話ながら雅、桜、藜は桜自室を探す。
ここは手分けしたほうがいいと昴が言ってそうなった。
一方言い出しっぺの昴はスミレと共に「幹部室」、
いわば学校で言う職員室のようなところを探すこととなる。
だが桜達のところはいくら探しても見つからない、
棚や机など隅から隅へと探したが出てくるものは……

「ガラクタばっかり……」

そう言って雅は溜め息をつく。
すでに桜の部屋はぐちゃぐちゃになっていて足の踏み場もないぐらい…

233:大和:2012/03/26(月) 21:35 ID:i3s

一方、昴とスミレはーーーーーー

「見つかりませんね………」
「ほんとだね〜」

ほのぼのとしていた。
桜達が必死に探しているのにもかかわらずこちらは穏やかに探す。
とくに急ぐわけでもなく、順調に。
かつ部屋を汚さないように散らかさないようにと………
まさにプロ技。

「ふぅ………これだけ探してもない……か」
「………………」

だが。
少年は知っていた。
その書類のありかを。
その書類がどうしてそうなったのかを。
過程を。

すべてすべて知っていた。








「……………そりゃないよね。だって誰かが燃やしたんだもん」



「え…………?」

思わず固まるスミレ。
誰かが燃やした?
あまりにもあり得ない事実に現実感を感じられなくなる。
けれど、もし燃やすのだったら一体誰が?
懸命にスミレは頭を回転させた。
なぜ桜の書類を燃やす必要があったのか。
何故桜なのか。

「ね、なんで燃やされたんだろうね?」

あたかも自分の理論はあっているかのように話を進める昴。
現実はなに一つとして変わっていないというのに………

桜、藜(アカザ)、雅が桜の部屋を懸命に探していることも、
書類が燃えてしまったことも、
幹部室で昴とスミレが桜の書類を探していることも……


なに一つとしてつい先ほどまでとは変わりはなかった。
なのに。


どうして少年の頭は次から次へと理論を述べることができるのだろうか?

すべてを知っているかのように、悟っているかのように。
見抜くのだろう?

「そんなの、一体誰が………?」
「犯人は誰だろうね」

深刻な顔をしているスミレとは違い余裕の絶えない……

……「いつもの」微笑み。

寒気が走った。
怖い。
この人(昴)に見つめられると…
怖い。
スミレは昴に見つめられながらそう思った。


だけど昴の頭は自分の理論を進行し続けている。
このまま。
自分の理論があっていると、そう確信して。
いや、少年が確信するということは……
ーーーーーすなわち。
現実ということだ。
確信したことは現実にすでに起きている、ということ。

234:大和:2012/03/27(火) 11:06 ID:i3s

「俺も誰だかわからない」
「じゃあなんでそんなこと……………」
「…………なんでだろうね?」

この「いつもの」微笑みは一体なにを語っているのだろうか?
血の気は下がる。
上がるのではなくサァァーーーと………下がってゆく。
恐怖に怯える。

どうしてこんなにも、……
すべてわかっているかのような眼差しなのだろう。

「ね?誰だろう〜〜」

楽しそうに笑う。
微笑む。

「…………昴さ、ん…?」
「………なぁに?どうしたの、スミレ」
「……おかしいですよ?」

どう見ても明らかに今日の昴はおかしい。
なにかが違う。
なにが違うのかはわからないが………

おかしい。

恐ろしくおかしい。









「………ねぇ、俺がおかしく見える?
そうだね…………………俺…

思いの外怒ってたみたいだよ」

そう昴は美しく微笑んだ。

235:美結:2012/03/27(火) 12:03 ID:HeM

おもろいよ☆★☆
もうめっちゃうまい☆
これからもがんばってください♪
応援してるよ〜^^

236:大和 ◆U7Pg:2012/03/27(火) 12:11 ID:i3s

「怒っていた………?」
「うん。怒ってた」

一体なにに怒っていたと?
しかも何故昴が怒る必要がある?
疑問が浮かぶばかりでスミレは状況を把握しきれない………
どうして桜一人のために……………

このような殺気混じりの怒りを表すのだろうか?

それはわからない。
わからないけれど……………

「書類一つ無くなっただけなのにね〜
おかしいね、俺って」

あはは、と笑う昴は怖い。
怖い。
声をかけることすらも戸惑う。
恐怖だ。

「でも……どうして燃やされたなんていう…………」
「わかるさ。瞳を見ればその綺麗な瞳が語るから、ね?」
「…………え?………瞳?」

瞳?
誰の瞳だというのか、
その瞳がなにを語るというのか…………

謎に包まれる。
だが一人の少年はそれを謎とも思わないままいとも簡単にとく。
誰ひとりとしてわからなかった謎を。
たったひとりでとく。

少年の前ではなにも「嘘」をつけない。
その少年の瞳に映るものすべて…………

「嘘」はつけない。

青と灰色の……………雑種の瞳に。

237:大和 ◆U7Pg:2012/03/27(火) 12:12 ID:i3s

読むの早いんですか……
ありがとうございます。
がんばりたいと思いますね〜

238:大和:2012/03/28(水) 18:08 ID:i3s

「…………さ、誰なんだろうね〜」
「え?…………昴さ…ん……?」

…………。
ただ沈黙が続く中で昴はまた口を開いた。

「俺は誰だか知っている」

スミレは未だわからないまま昴の話を聞いている

なに?一体誰が…………
そもそも、なんでこんな話……?
スミレはそう思いながら聞く。
ただ耳をすませた。
すると、意外と答えはあっさりと出る。











「…………君さ。……君なんだろう?」

239:大和:2012/03/28(水) 19:56 ID:i3s

「え……………?私…??」

この時スミレは「あたかも」驚いたように、
自分ではないと主張するように唖然とした表情を作った。
もはやその表情はこの「秘密警察特殊部隊」の入門試験で
普通に合格と言えるほどすごいものだった。
だが相手はあの白夜昴。
この組織をまとめるいわゆる総長。
そんな人にスミレが勝てるのか?

「うん。そうだよ」

最初は流石の昴もスミレの落とし穴な片足を踏み入れそうになった……
けれどそう簡単には落とし穴にはまらない。
用心に用心を重ねて……………
見抜いた。

「私はそんなことしません!」
「するよ」
「なんでそんな根拠のないことを……!!」
「……根拠がないからこそわかる」

「全力で否定する」という表情、様子を作るスミレに
それに反抗する昴。

そんなことも知らないまま桜達は未だ探し続けていた。

「スミレはさ、桜が嫌いだろう?」

そう表情を崩した昴を見て………

この人は私のためにこんな表情もしてくれる……
私なんかのために……!

好きな人に真剣に思ってもらえる……
ただそれだけでも恋心というのは嬉しい。
たとえそれが両思いでなくてもいい、
自分を一度でも真剣に見てくれるなら…………
同じようにスミレもまた昴のことをそう思っていた。
そう思ったらもう、本音は止まらなく出てくるもので………

「そうです。私は桜さんが嫌いなんです!!!!」
「………なんで、嫌いなの?」
「……っ!!そ、れ……私の気持ち……知ってて聞くのは……っぅ………卑怯じゃないですか…!!」

必死に涙をこらえ、泣かないようにと我慢をする。
これほどにも好きなのに、何故届かないのだろう、
どうして私は?対象としても見られていないのか?
どうして私じゃあダメなのか?

「ごめん。俺には…………」
「知ってます!!私は無理だって知ってますから………!!だから……」

だからどうか、



そういう風には思えない。



なんて……………
言わないで………!!!

こらえる涙は溢れ、頬には一筋の涙。
スミレは心の中でそう願う。
涙でくちゃぐちゃになった顔には切なさと苦しさと……………
それから愛しさ。

すると、思いもよらぬことにスミレの涙で濡れた頬に
そっと手が添えられた。
愛しき人、昴の手が。

「俺はさ…………………最初、なんでスミレが桜を嫌いかわからなかった」
「え……?最初……から…気づいて…?」
「うん、当たり前でしょ?俺を誰だと思ってるの?」

そうやって優しく笑う昴を見てスミレは思う。

無理だったんだ、始めから。
始めから素直に自分の気持ちを。
あんな周りくどいことをしないで………

だが今の二人に複数の足音か近づいてることは把握できなかった。

「ご……めんなさ……!!……っくぅ……ふぁ……
すみません……すみませ、んで、した…」
「そんなに謝らないで?…………でもね……
っ…!!スミレ、実はね俺の初恋の相手はスミレなんだ……!!」
「え……………?」

そのとき、昴はサッとスミレを抱きしめる
それと同時に……

「総長〜〜やっぱり私の部屋にはありませんでしーーーーーーー」



「………そ………昴……さ…ん…?……」




思いがけなかった。

240:大和:2012/03/28(水) 19:57 ID:i3s

今回は長めに!そして恋愛的に!
というのを目指していってみました〜〜

241:大和:2012/03/28(水) 20:17 ID:i3s

今いろんなとこに少し注意をさせていただきました。
これは今僕がさっと見ただけです。
なので反論だけでなくいろいろと意見がある人はかまわず来てください。

242:*☆カノン☆*:2012/03/29(木) 12:14 ID:Ums

交流板でこの小説の名前を見たので
ここにきて見ました^^
すごくよかったです^^
うちの小説でも桜いますよ^^
テンションちょい高めの^^

243:大和:2012/03/29(木) 12:22 ID:i3s

あはは、ありがとうございます〜〜

桜は元気ハツラツな女の子ですよ〜

244:大和:2012/03/29(木) 12:34 ID:i3s

「……………ぁ、すみません!ほ、ほら行きましょう!雅さん、藜さん!」

その場を目にした桜はすぐに踵を返し、雅、藜と共にそこから去ろうとする。
もうごまかすことはできないであろう現場を見てしまったから。
昴から抱きしめているであろう二人の姿を……
桜は目の当たりにしてしまい、その光景は頭に焼き付く。

「ぁ……!!!ちがっ、これは…!!」

昴の違うと叫ぶ声が聞こえるがもはやその声はどうともならない。

どうやっても。

どうやっても消えない悪夢として桜に取りつくこととなる。

この男…………白夜昴は……


どちらを選ぶのか?


胸で泣くスミレを受けとめるか、

信じられない光景を見てしまった桜を追いかけるか。


だけど、、今の少年に後者の勇気はなかった。

245:大和:2012/03/29(木) 12:51 ID:i3s

俺は自分を恨む

本当に自分の好きな人は誰だか知っているはずなのに。

わかっている。

だけど俺には胸の内で泣くスミレをふりはらうことはできなかった。


……………苦しそうだった。
スミレが。
俺を好きなことはいやでもわかる。
その気持ちがわからなくもなくて………

だから……………


どうしても桜を追いかけることなんて……!!!


悔しい。
俺はまた人を傷つけた。

どうしてこんなに…………。


悔しくて仕方がない。



好きなのに。




のちにその後悔は大きなものとなり……………


苦しみを味わうこととなる。

246:瑠璃:2012/03/29(木) 13:08 ID:rls

昴はいけない男ですね(怒)
さくらが好きならさくらを追いかけないと…!!

久しぶりに来ました☆
ストーリーがガンガン進んでてビックリしました!
本当面白いです!頑張ってください☆

247:大和:2012/03/29(木) 17:15 ID:i3s

そうなのです〜〜ほんとにもうタラシな男で………

ありがとうございますね。
250にまた改めてお礼をさせていただきたいと思います!

248:アメ ◆kvG6:2012/03/29(木) 17:21 ID:2p6

スレに来てくれてありがとうございます!
全部読んだのですがすごいですね……!!
桜が可哀想です…
>大和さん

249:大和:2012/03/29(木) 17:40 ID:i3s

「……………桜」

そう藜に呼ばれ、桜はとびきりの笑顔で振り向く。
泣きたい、という感情を殺して。

「なんですか?藜さん」
「…………無理を……………するな」

いつものように喋る桜はなにひとつ変わりのない「いつもの」桜。
だが流石にあの光景を見てなんとも思わない人なんていないと藜は思い、
喋りかける。
相手の気持ちなど、言葉にしなければなにもわからない。
だからこうして誤解を招くのだ。

「………あはは〜………やっぱり?」
「…私も…ショックをうけたわ……まさか…!!!
まさかスミレが昴の初恋だなんて知らなかったもの!!」

それでも笑う桜を見て雅も話だす。
苦しそうに表情を歪ませながら…………

だが、桜自身思ってもないほどのショックは受けていた。
そう……昴の初恋がスミレだと……………
そんなことは本当に誰にもわからない……………いや、
想像もつかなくて。




「………………私も…………すごく驚きました」

少し苦しそうに笑えばかれきった言葉を出す。

「……色恋沙汰に感情を委ねてる場合か。
明日はもう「あの組織」の大会議があるだろう。
今日は頭を冷やせ、じゃあな………………」

藜はそのままスタスタと自室へと歩いてゆく。
外から見ればものすごく酷い言い方だが桜達からしてみれば
とてもあたたかい言葉だった。
藜のぶっきらぼうな言葉には幹部の皆が慣れ、
それがどういう意味かもしっかりと分かっている。
だから………………

「ありがとう、藜……」

藜の背中を見つめながら雅はそう呟く。
そうして雅もまた自室へと戻ってゆくのだ。

「…………ありがとうございました…!!」

桜は涙声のでそう言い、全力のお礼をした。
だが桜に立ち直るほどの元気はなく…………

「散歩でもしようかな……」

桜は散歩に出かけることとした。

250:大和 ◆U7Pg:2012/03/29(木) 17:50 ID:i3s

はいっと………………250です!
みなさんのおかげでやっとこさっとこ………来れました!

感想などいろいろいただいて本当に感謝しております!
ですがここまでくるのにろくなお礼もできずに申し訳ありません。
お礼の言葉ももっと書きたかったのですが
時間がない&スレを上げるのに大変なことで、
なかなかきちんとしたことが言えませんでした。
この場を借りてお詫び、御礼申し上げたいと思います。


さて、話は変わりますが…………
そろそろ恋愛入り&警察部隊というこのお話……
終盤に近づいております!
ですが、これでは終わりません!!((たぶん
引き伸ばす可能性がありますね………はい。
このお話(本編)が終わり次第……番外編というほど短くもないのですが……
もしかけたらそれぞれの過去、未来、それ意外にも………。

そして先ほども書きましたように……お礼というお礼もしていないので……
本編が終わり次第、お話のリクエストを受けつけたいと思います。
それはまた終わったときに詳細をお伝えしたいと思いますね。


では、こんな僕ですがお付き合いいただけると嬉しいです。

251:ユッピン♪ ◆0rlM:2012/03/29(木) 18:30 ID:4hU

久しぶりに来ましたーっ!!!^^


桜がすごくかわいそう…><
昴…好きなら追いかけてよ…((昴にマジギレしてしまったあたしww
恋ってつらい…><
大和くん頑張ってね!!!!

252:アーナ ◆mJWE:2012/03/29(木) 22:16 ID:Xa6

ここ入れてください!!

253:大和:2012/03/30(金) 10:16 ID:i3s

頑張りたいと思いまする〜〜!!!

……?入る?どういうことだかよくわかりませんが、どうぞ〜

254:大和:2012/03/30(金) 11:27 ID:i3s

第8章〜「大なる組織は少年に選ばせる」〜

あれから不思議と涙はでなく、いつもの夕方を過ごした桜。
大会議はなぜか総長の都合により引き伸ばしということになった。
そのことに少し疑問を感じる幹部達…………
ただ、ある一部を除いては事情を知っている者達もいる。

すれ違う気持ちの中…………

今日はその引き伸ばした大会議が行われる。


「では、これから「連獲強豪団(レンカクキョウゴウダン)についての会議を始める」
「まず始めに総長挨拶」

連獲強豪団というのは今この秘密警察達にとって一番の強敵といえるほどの団体。
なにかと事件を起こしては姿を隠しているがなかなか手がかりが掴めず困りものの団体だった。
しかし最近、その連獲強豪団は組織として拡大していってる……という噂が流れた。
さらには国民に莫大な被害をもたらすほどの事件を起こす…………
流石にこんな情報を国民になど漏らすわけにもいかないので
この事件は表向きの警察ではなく裏の秘密警察が「どんな手段をもってでも」
片付けることとなった。

戦争が終わり、とても平和と言える時代になった今、
唯一の攻撃核兵器を持てるのはこの「秘密警察」だけ。
だが連獲強豪団(レンカクキョウゴウダン)もなんらかの目的があり、
そしてなぜか核兵器を同じく持っている。
こうしてその組織に対抗できるのは秘密警察一つだけとなった。


そんなまた面倒くさそうな戦いの中、この総長は
恋愛だの仕事だのととても忙しい生活を送っている。

「……挨拶はとくにないよ、本題に入ろうか」
「は、はい!!ではまず……組織戦略から……」



こうして組織を倒すための大会議は幕を開いたーーーーーーーー

255:大和:2012/03/30(金) 19:55 ID:i3s

「いいか、藜率いる三番隊はこのHに。
そして六番隊はGに待機をする。それからーーーーーーーー」

それぞれの隊長と話合い、どこに居てどのようにするかなどを話し合う。
もちろん、一番隊隊長の桜とも。
少しぎこちなかったが周りから見ても可笑しくないようお互いに気をつかう。

そのことになにも気づかない幹部達はそのまま話し合いを進めていく。

こうして午前に始まった大会議は深夜、多くの時間をかけて終わった。



だが昴達としては今日もまた重い1日となったのだった。

256:ユッピン♪ ◆0rlM:2012/03/31(土) 10:11 ID:4hU

…昴…早く桜の元に…行ってぇ〜…
桜がすごくかわいそう…><

257:大和:2012/03/31(土) 14:29 ID:i3s

ははは〜〜〜
ですが焦らして引き伸ばしちゃいますよ〜ww

258:大和:2012/03/31(土) 14:49 ID:i3s

流石に観察型隊長を務める紅葉(モミジ)と
その副隊長を務める如黒(ゴトク)には気づかれたものの………………
じわじわと他の幹部等も違和感を覚えてきたーーーーーーーー

それはあれから2週間ぐらい経った頃だろうか…………

「やっほ〜桜〜〜!!!」
「遊びに来ちゃった♪」
「ちょっ、愁(ウレイ)さん!!」

そう言って家であーだこーだと悩みを悩ませていた桜の部屋に、
5番隊長、凛音雅(リンネ ミヤビ)9番隊長、恋琴波(レン コトナミ)
10番隊長、仇緋我愁(キュウヒガ ウレイ)の3人が訪問した。
この3人の目的はなんと言っても桜を元気づけることで
桜の部屋でお泊まり会をしようという話になった。
桜にとっていわゆる「はじめてのお泊まり会」ということでなにかとわくわくしているようだ。

「どうぞ〜上がってください〜!!」
「や〜いいわね!こういう女子会っていうの?」
「そうですね。たぶん今どきの女の子はそう言うのでしょう」

259:ユッピン♪ ◆0rlM:2012/03/31(土) 15:38 ID:4hU

お悩み相談室かな?ww
頑張れ〜(^^♪

260:大和:2012/03/31(土) 15:55 ID:i3s

は〜いww
あとこれから雑談&感想は交流掲示板の「秘密警察カフェ」にて下さると嬉しいです〜

261:ダレンシャン:2012/04/01(日) 09:14 ID:rcY

こっちに書き込んだのは始めてですがよろしくお願いします!

262:ユッピン♪ ◆0rlM:2012/04/01(日) 12:24 ID:4hU

了解でっす☆(^^)\

263:大和:2012/04/01(日) 17:15 ID:i3s

「ちょっと、そこの人参とって〜」
「はいは〜いこれですね〜」
「あ、ここの火ィ弱くしていいの?」
「そこはまだ中火ですよ〜」

女子4人で調理場に立ち料理をしている。
桜にとってもそれぞれ3人にとっても一人じゃなくみんなで調理するなど
なかなかないことなのでとても新鮮に思えた。
あれをとってこれをとってと楽しく料理をすることができた。

「あ、これ切りますよ〜?」
「うん、OK〜」

この空間だけは昴達のことを忘れることができた。
あの抱き合った二人を忘れることが

桜にとってあの事件はかなり大きな傷となって残っている

そしてあの言葉。


「初恋」…………………。

そう確かに昴は言った。



スミレが初恋だと。

264:大和:2012/04/02(月) 12:30 ID:i3s

「………桜?」
「……あっ、すみません、今やりますね〜」

そんなことをふと考えてしまった桜は手が止まっていたことに気づく。
愁に言われてハッとなる。
桜自身、こんなにも恋愛沙汰で自分が動揺するとは思わなかった………
上っ面だけでもよくしようとして昴と話すがやはりどうも上手くいかない。

どうして感情などあるのか?

こんなに苦しむぐらいなら………………なければいいじゃないか。

何度としてそう思ったか……………

昴さんは「愛」があれば誰でもいいのだろうか………?

一人で自問自答をする日々ばかりが過ぎていったーーー
もう溢れることしか知らぬ涙を…………

どう止めろを言うのか?

「………っ………ふ……ぅ……」

人参を切っていた桜の手に滴が落ちる。
それを合図に…………

溢れだした。

「……桜…………どうしたの?」
「…ぅ…す、みま……せ…………」
「…………うん、、ご飯私達で作るから休んでなさい、ね?」
「はい…………」

すべてを悟った仲間は桜を休ませた。
それと同時こみ上げるのは…………

怒り。

ここまでに桜を傷つけた人物はただ一人。

昴だけだ。



一方、時間は桜が一人でいた時間に戻り、

男性療一番部屋。

つまり超高級室。

白夜昴の部屋にてーーーーーーーー

265:大和:2012/04/03(火) 12:47 ID:i3s

「よーし、夕飯できたぞ〜〜」

そう両手にできたての料理を持ちながら歩いてくる昴。
エプロンをかけながらのその姿はいつもの凛としたのとは違い、
若いお父さんのようだった。

「「わぁぁ!!!さっすがそーちょーすごぉぉい!」」

今回は幹部の男性陣全員が来てるということで
もちろんこの双子、壬狼兎、狐も来ている。

「そう?これぐらい普通だって〜」
「いやぁ、モテる男は違うんだねぇ」
「もしかしたらアッチのほうもテクニシャンかもね〜」

外見に似合わずR18な発言をする。
だがこのめずらしい騒がしさに昴もまた桜とのことを忘れられそうになった。

「いっただっきま〜す!」
「同じく頂きます、総長」
………
「うんまぁぁい!!!!」
「はは、喜んでもらえてよかったよ」

ものすごい勢いで昴の作った料理を平らげていく男性陣。
食べ終わるのにそう時間はかからなかった。
昴は食べ終わった食器を手際よく洗い、
男とは思えないほどに家事には慣れていた。
食器を洗い終わってリビングに帰ってきた昴に一同は気まずそうに聞いた。
ただ一人、藜を除いては。

「あのさ…………昴くん…桜ちゃんとなんかあった?」

寿が苦笑いをしながら聞くと昴は一息ついて話出した。

「そうだね………みんなには話ておくよ……」

266:大和:2012/04/04(水) 14:42 ID:i3s

そして昴は始めから話た。
藜と桜の喧嘩、その時藜を誰一人としてちゃかすことなく静かに
昴の話に耳を傾けてきく。
それを見て昴もすでにみんなが気づいて気になっていたのだと知る。
昴がスミレのことを抱きしめ初恋だと言ったこと。
そこに桜達が偶然帰ってきてしまったこと、
あれからはずっと気まずいままなこと……………
一つとして隠さずに昴は話た。
話ている間の昴の動揺ぶりには皆少々驚いたものだが懸命に考える。
どうしたら前のようなものに戻れるのか…………

すると兎がシーンとなった部屋に一つの声を漏らす。

「総長が女の子一人にここまで動揺するなんて珍しーーーー」

そう言いかけた時。
昴は怒りに反応する…………

女の子一人。




「ふざけるな兎!!もう………もう桜を「女の子一人」としてなんて…
見れるわけがないだろ…………!!!!
欲しくて仕方がないよ。束縛したくて………自分の躯で……
気持ちよくさせたくて……………仕方がない………」

兎は凍る。
なんて美しい瞳だと。
この美しい瞳を捕らえたのは…………………

「…………昴…」

紅葉は瞳を細めて呼び捨てる。
ただいつもと違う声で。

「なに…………?」

すっかり血の気が上がってしまった昴に落ち着いた声で。
立っている昴とは対照的になんの動揺も見せぬまま座って。

「オマエは桜のことをなにもわかってねェんだよ!!
それなのに思わせぶりな態度ばっかしてんじゃねェェ!!!!!」

それは少し違ったようで………
すぐさまに立ち上がり昴の頬を殴る。
すると昴も負けじと叫んで殴るのだった。

「あぁ!?オマエに俺のなにがわかったんだよ!!!!
全部理解したようなこと言うなァァ!!!!!!」
「黙れこのーーーーーーー」

紅葉が殴られてまた自分で殴ろうとする静かな…………
それこそ落ち着いた声が通る。
仲裁をするまでもなく………………
とてつもない殺気を放ちながら。

「黙ることもできないのかガキ共!!
………今一番つらいのは桜だ…………………
それを考えてもやれないならオマエ等は引っ込んでろ」

寿が怒鳴った。
獅子がなくのであった。

「寿テメェ……!!!」
「昴。…………………好きなんでしょ。
……………桜ちゃんを……愛してるんだろう……?
なら……今は桜の気持ちを考えろ。
好きな人が目の前で他の人に……「初恋だった」なんて………
言われた時の気持ちを考えろ」
「…………すまない、紅葉、寿…………みんな……」

昴は静かにソファに座り直す。

「………桜……ッ…………!!!」

267:大和:2012/04/05(木) 12:34 ID:i3s

俺はどうしたらいい?

どうしたら今の関係を違う……前とは違うもっといい関係になれる?


「俺……桜に言いにいかなきゃ……!!」


先ほど寿に言われ桜に言いに行こうとした昴を止めて、考える。

「今行ったってなににもならない、まず考えよう」

そう言われて必死に昴は考えていた。
まずなにから誤解をとけばいいだろうか…………
桜の気持ちを考える。

もし、逆の立場だったら?

ーーーーー三人で二人がいるところに戻ってみるとそこにいた二人は抱きあっていた。

「私の………初恋なんです」

いかにもめでたい現場ーーーーー


ドクン……………

胸が大きく一鳴りする。

そんなの………………耐えられるわけがない。


今すぐにでも……………抱きしめにいきたい。

268:ここな:2012/04/05(木) 12:46 ID:CDU

続き楽しみにしてますッ!
文才羨ましい…°(°´□`° )°

昴!! 走れぇ!!((
とにかく続き楽しみにしてます(´ω`*)

269:大和:2012/04/05(木) 12:47 ID:i3s

「………………どうしよう…寿……俺………」

恐怖が襲ってくる。
桜が俺以外の異性を好きになったら………………
そうなったら俺はその異性を殺すだろう。
ザクザクと散りになるまで殺すだろう。

そして桜を監禁する。

俺しか見れないように…………

なにもみえないぐらいに愛して…………


壊す。

270:ここな:2012/04/05(木) 13:15 ID:CDU

あぁ、昴かっこよすぎるw
大和さんほんま天才でしょ!w

271:大和:2012/04/05(木) 13:18 ID:i3s

天才じゃありませんからぁぁぁぁ((泣

あ、昴格好いいならよかったでふ♪
これでも少女漫画読んで研究しますた〜

272:ユッピン♪ ◆0rlM:2012/04/05(木) 13:24 ID:ARg

最近の少女漫画はちょっとえろいのよねw((すみません

昴かっこいい(▽`////)((桜がやきもちやくじゃないかw

273:ここな:2012/04/05(木) 13:27 ID:CDU

天才ですからあぁあぁあぁ!!!
カメハメハー(´・ω・)<======

そういや、女子の小4なのに(今年小5)私普通に少年漫画読んでるわ…
アナザーとか僕は友達が少ないとか俺妹とかブラックロックシューターとかめだかボックスとかいぬぼくとか

…ともかく、私はもう恋愛小説専は抜けますたw

274:大和:2012/04/05(木) 13:34 ID:i3s

そーですよね〜少女漫画ではなく女性漫画になってきてまふ。
………………………昴のバーカ。((なんとなく←

ーーーーーーーーーーーーーーー

壊してしまいたい。

その体も心もすべてすべて


俺で満たして。


全身をゾッとさせるような快感を与えるから。


「なあ……みんな。俺さ………やっぱり……



桜のことを手に入れーーーーーーーー」



そう決心を告げようとした時………………

一つの警報が鳴り響いた。

ヴゥヴゥヴゥ………!!!!!!!!

{食堂の水漏れがありました。
みなさん直ちに水道を止めるように}

この合図で幹部達は一斉に血相を変えて立ち上がった。



侵入者がきた。

ーーーーーーーーーーーーーーーー

お手数ですが感想等は交流掲示板にてお願いいたします。

275:大和:2012/04/05(木) 13:48 ID:i3s

「いいか、オマエら。いつもの配置について一人残らず殺せ」
「「「了解」」」
「「らじゃ〜〜♪」」

さっきの弱った表情とか打って変わった獣のような顔。

「殺すことしか考えるな。相手が誰であろうと構わず……」

そう言うと幹部達は一斉に部屋から出て配置につく。
相手の数はおおよそ数十人。

そんな静かになった部屋で昴は一人…………
黙りながら突っ立っていた。
神経を集めて集中する。

侵入者など許さない。

まだなんの問題も解決してないというのに………………



「面倒くさいな。ハエ共がッ!!!」



そう小さく吐き捨てるとゆっくりと歩きだした。

276:大和:2012/04/06(金) 10:12 ID:i3s

カツカッ………

足音だけがありその姿を見せない。
それが今回の組織の特徴。
侵入者の報告を受け女性陣も動きだしたがカツカツと音が鳴るだけで
実体がなにも見えないということに苦戦していた。
「音」でその相手の位置がわかるが、その「音」は
「惑音」というもの。
例えば、「音」は自分の目の前で鳴るが実体は真後ろにいる。
などと簡単に言えば足音だけわかっても実体がどこだかわからなければ意味がないのだ。

「な、なんなのこれ…………!!!!」
「ヒヒヒ……!!…ダッセェなぁ…………」

カツ………

後ろ…!!!!

そう思った瞬間、愁は腹を背中を壁に強打した。
つまり今は後ろではなく前から蹴られたということ。

277:大和:2012/04/08(日) 11:58 ID:i3s

「ぐはぁッッ!?!?!?」

思い切り壁に背中をぶつけそのまま倒れこむ愁。
その前には黒い影が一つ、怪しげに笑っていた。

「ヒッヒヒヒ………アマちゃんじゃねェか……♪
この女…もらってくぜ〜」

そう言って、愁の体を軽々と持ち「足音」をたてながら影は去っていった。
まだ意識が残っている愁にはこのことがとてつもなく情けなく思い
堪えることができずに涙を流す。

どうして倒せなかった?

幹部ともあろう私が。



「そ…ちょ………みなさ……申し訳ありませんでした………」

そう小さくつぶやいて愁の意識はとだえた。ー


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


久しぶり?な更新となりました〜毎度短くてすみません;;

278:大和:2012/04/11(水) 18:22 ID:i3s

ドクンーーーーーーーー


そう桜の鼓動が大きく動いた。
なにかわからないが嫌な予感がする……
愁が連れさられたことと同時に心拍数が上がる。
一体なにがおこったというのだろうか……………

なにも知らないまま事態は悪化し、心拍数も上がるのだった。


「ぅらあぁぁ!!!!!」
「ハハッ、甘っちょろいの〜…………」
ガッ…………!!!
「ぐ………ぁ……!?!?」

「なにコイツら………………」
「きゃぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」




桜の知らない所で、なにが誰が……どうなっているかも知らずに……
時間は進む。
事態は悪化。

そしてことごとくやられていくのは女性戦闘員。

「誰もこないぞ……………?」

男性戦闘員のところには敵というものが一切来ず、
女性戦闘員の桜が一人のみとなった。
他の戦闘員は連れさられ……………………………


「桜ちゃん………………美味しく食べてあげるからね………」


そう言ったのは薄く笑った一人の少年。

その少年は………………。

279:大和:2012/04/13(金) 07:50 ID:i3s

「くは………!!……」
「もう逃げられないだろう?」
「ナァ、、逃げるのはよそうぜ〜〜?」

そして桜もまた、その追いかけられる者の一員となっていた。
一番隊の桜は武術にとってハイクラス。
この秘密機関に入ると武術、技術、勉学、心理学
このすべてが評価されその合計をした上で極僅かな合格者が出る。
だがこの機関だけでなくこの決め方で決めている機関はおおくある。
なので殆どの組織はその構成。
だが組織総長となるものは「King」、あるいは「Queen」
このどちらかを取っていなければ最高部として認められないのだ。



しかし……………



この秘密警察特殊部隊。
一番隊素迷桜(ソメイサクラ)。

武術、技術、勉学、心理学。

すべてにおいての評価。




「King」


もうすでにこの子供であろう桜は最高部にいてもいい評価をうけている。

280:大和:2012/04/13(金) 19:00 ID:i3s

だがしかしーーーーー

「オマエら…………もしかして…Queen…?」
「ハハッ、まぁね?」

評価形式はこうなっている。
一番下から、「Alisu」、「Hart」、「King」、「Queen」。
つまり、「King」よりも「Queen」のほうがランクが上ということだ。

やばい。

桜は背筋が凍りつくのがわかった。
サァァ……………と。
一筋の雫が……落ちる。
怖いと。

そう、桜は初めて思った。
いつも昴が怒っているなどの怖さではない。

恐怖の怖さ。

「はぁッ!!」
「………………甘い甘い。」

武術を試しみる………が。
………………


「Queen」には勝てなかった。



ガッ………!!!!!!


ミゾを突かれ桜は倒れる。




「よっし。〜〜………お〜いボス〜!!
………桜様を捕獲しました……」





「了解………♪」

281:大和:2012/04/13(金) 19:53 ID:i3s

…………………。

「……桜に………………繋がらない………!!!!」
「総長、こちらも女性戦闘員一人も繋がりません」


一方男性陣は一度みなで集まり、女性陣の安全確認をしようとした。
だが誰一人として繋がる者はいない。
配置位置に行くがそこには戦闘したと見られるものしかなく人一人いなかった………………

昴はすべてを悟った。



嗚呼、連れていかれたのだ、と。



それと同時に怒りと情けなさがこみ上げてくる。

どうして自分は桜を助けられなかった?
なぜこのような事態になった?

何故?


……。

「「昴」」

そう紅葉と寿が呼んだ。
穏やかな微笑みを見せて。
今の昴はあまりにも焦り、落ち着くことができない………

「……なぁ昴、男はなんのために生まれたかわかるか?」
「え………………?……」
「…いい?女を、女の子を守るために俺達は生まれてきた」

そう言うと男性陣全員がうん、無言で頷いた。

「あぁ………そうだな!!!」

昴は不気味なくらいにニッと笑う。
そして……………

「いいか!!!!俺達が守るべきものを……守りに!!」





愛する人のため命をかけようか。
俺達は負けず守りつづける。

282:大和:2012/04/13(金) 20:31 ID:i3s

「寿、場所はどこだ……」

そして昴の表情は先ほどのものとは豹変する。
弱った顔などではなく……………

まるで……
まるでメスを目の前にし取り合う猛獣獅子のよう………

「はい。…………この組織の最高部に彼女達は運ばれてーーーー
いや、ここのどこかにいる……………!!!」
「そうか。………俺の縄張りを荒らした上に女も取るたァ………
たいした度胸のヤローだ♪」
「……総長笑顔が怖いです……」

「よし!!それぞれ配置につけ!そして取り戻せ!
アイツらを。……………………じゃ、達者でね〜」


そうして昴等はそれぞれの「守るべき者」のために動きだす。
一歩一歩。


ショータイムを始めようか。

283:大和:2012/04/14(土) 08:00 ID:i3s

第九章〜「愛する者のために俺達は守り続ける」〜

彼らは今、「見えぬ敵」と戦っていた。
「音」だけしか聞こえぬ、たがその唯一の「音」
でさえも惑わしである敵と。

「ハッ、さっきの女の子達とは違ってやはり強いねェ?」
「そぉなの〜?あっはは……………まぁいいよ」

紅葉は「いつもの」口調ながら相手をしていく。
紅葉のランクは「special'Queen」

そして寿もまた戦っている。

「いやぁ………いい加減に…………姿現せよッ」
「ヒヒ……そうはいかねぇぜ?」

寿のランク、「special'Queen」

この「Queen」と「special'Queen」の違い。
これはこの者達だけに作られな特別ランクである。
簡単に言えば確実に「Queen」よりの上ランク。

さぁ、勝てるであろうか?
この見えない敵に。

コツ……コツ…………


少年が薄く笑みを浮かべながら歩いてくる。
昴のもとへと。


「やぁ、やっと会えたね白夜昴」
「嗚呼…やっと…だね。冴木恩(サエキ メグミ)」

284:大和:2012/04/14(土) 11:50 ID:i3s

「さっそくだけど恩。桜を返してよ」
「………無理だ。……俺はオマエを………!!!!」
「ふざけるな!!俺達の問題に桜は関係ないだいろう…?」

なぁ、少し昔の話をしようか恩。

俺達が会ったのはあの爽やかな春の日だったろうか……?
人気のない桜吹雪のある…………綺麗な場所。
そこを俺はあてもなくただとぼとぼと歩いていた……………
その時に……はじめて同じ瞳をもった人がいると思ったよ。

嗚呼君もそうなんだ。

ただそう思うことしかできなくて……

でも君はなぜか同じなのに同じでない瞳を持っていて。
なぜか光のある瞳を持っていて。

「………君…名前は?」

いきなりあの桜並木で声をかけられた時は少しびっくりしたかな。
でも、その穏やかな瞳が綺麗だと素直に思っていたんだ。

「俺………?俺は……白夜…昴……」
「昴…か。いい名前だ。僕は冴木恩……」
「めぐ…み?………」
「あぁ。めぐみ、だよ。君はすばる、だね?」

俺は君の名前こそ美しいと思ったよ。
年が幾度も変わらない君は俺にとってなんだか大人に見えた。

そこから僕達は………………
仲よくなって……「親友」ってものになって。



なんでも話あう仲になった。






あんな事件が起こるまではさ。

285:大和:2012/04/14(土) 13:30 ID:i3s

あれは……………
いつものように二人でたあいもない話をしながら笑って
桜並木を歩いている時だった。

楽しく歩いていた俺達の目の前に……………


一人の女性が立っている。

その姿を恩が見ると、表情はみるみる明るくなり大きな声を出す………
俺も「一人の女性」の正体を知っているから……
二人で満面の笑みになり走ってその女性に寄っていく。
隣で恩が

「義母さん〜〜!!!!」

と呼びながら。
父親が再婚し新しい母が家に来たと聞いたて
俺は苦しくないのか?と聞いたことがある。
だが恩は前の母親に虐待を受けていたらしく、
今の優しい母親が好きだと言った。


だが。



その母親は今。



「義母……さ、……ん……………」


なんなくその場に崩れ落ちたのだ。


一人の男性が寄ってきたかと思うとその男は恩母親を
………。


刺した。



なにもかもがスローモーションで見える。
そんな中。
恩が好きだと言ったあの母親は。

ただ刺された。

こちらを振り向くことなく。


薄桃色の桜の花びらには………………

大胆に赤黒がつく。


周りの景色は変わらないまま………………

全ては終わった。


隣を見ると…………………

恩は無表情のまま…………男が走って逃げた方向を見つめた。



その後、殺した疑いがあるとして俺達は逮捕された。
しかし犯人は見つかりやっとのことで警察署から出ようとした時…………


一人の男が穏やかな瞳で言った。




「母親を殺した男に復讐をしたいかい?
殺したいかい?あの男を」

恩は迷わずに頷く。

「そうか……………なら君達はこの秘密警察に入りたまえ。
そうして己を強くしていくがいいよ」


そこから俺達ははじまった。

だがその秘密警察に入ったと同時に俺達二人は二度として会うことはなく。
あの男とも会うことはなかった。

286:大和:2012/04/14(土) 18:53 ID:i3s

「それから笑っている昴を見て………正直イラついたよ」

今目の前にいる恩はそう言いながら一歩一歩近寄りはじめた。
昴は同様することなくその場に立ち尽くす。

「そう。だから?いつまでも可愛い母親の愛に浸ってるクセに?」
「……!!………浸ってなんかない!!!!!」
「ならいつまでも可哀想な子でいるつもりか?」
「…………僕は昴のその態度が気に入らないんだよ………!!!!」

二人でイタチごっこのように言い合いをする。
それでなにも解決など見つからないとどこかでわかっていながらも……………

もう誰かに頼るような子供ではないと。
子供でありながらそう思う。

怖いぐらいに落ち着きながら口々に言い合う。
冷静に、かつ残酷に。
綺麗コドを並べながら相手を言葉で刺していく。
冷静などと言いながら本当はお互いに嬉しくて
熱くなって仕方ないのだ。

二人は仲良くすること、しかしなかった
だからこそぶつかり合うことが……………………

楽しくて仕方ない。


「僕は思ったよ!!どうして僕は不幸なのに…………
昴は仲間がいて信頼されてて……………


愛しい人がいるという幸せがあるのかってね!!」
「だからと言って桜を巻き込むのは可笑しいだろ!!!」
「………………知ってるかい?
人が一番失って苦しいものは愛しい人だ!!!
だから昴にもこの気持ちを味わってほしいよ!」

笑顔ながらに武術をくり出す恩(メグミ)
それをよけながら二人は今までをぶつける。

「グッ…………桜は………関係ない!!!!!!
確かに俺が好きなのは桜だ!!!
この命が尽きてもいいと思うほどに……………愛してる!」

…………。


その。


そのあまりにもありきたりな言葉に恩は絶句した。
唖然と。
昴はどこまで………………どこまで誠を貫き通すのか…と。
何故こんなにも………………真っ直ぐなのか。
いや…真っ直ぐではない。
桜が。

昴が命尽きてもいいと思う桜が。

昴はこうさせたんだ。



「じゃぁ……………………じゃあ何故昴は桜を泣かしたの…?」

「え……………………………?」





微笑みながら一筋の涙を流す恩が発した言葉に昴はドクンと



心拍数が高鳴る。多く………ドク、ドクン………

287:大和:2012/04/14(土) 19:02 ID:i3s

「な…………泣いて…………………た……」

昴はもうなにも考えられない。
桜の事以外。
なにも。

目の前にたった今戦った敵がいることも忘れて。


ああ。



何故泣いているんだ…………


愛しい人。

288:白鳥夕:2012/04/14(土) 20:48 ID:Awk

入れて下さると…ありがたいです

289:大和:2012/04/15(日) 07:51 ID:i3s

どうぞ〜〜♪
ここでよければですが…………

290:大和:2012/04/15(日) 07:56 ID:i3s

あ、あと訂正で>>286

昴はこうさせたんだ。
ではなく、
昴をこうさせたんだ。
です。

291:白鳥夕:2012/04/15(日) 10:38 ID:Awk

入れてくれてありがとう〜 白鳥夕です。なんだか二人ぼっちなんですなぁ〜

292:大和:2012/04/15(日) 11:20 ID:i3s

「聞いたんだ。何故泣いているの?って…………」

そして恩は桜を愛しく思うように………
昴を見た。
どこか悲しくだけど……どうしても愛しくて。

「そしたらなんて言ったと思う?



好きな人に好きな人がいるときは諦めるべきだと思いますか?





そう桜は涙で溢れかえった顔で言われたよ。
…………ねぇ…昴…………どういうことなんだよォォ!!!!!!!」

昴にはその光景が目に見えるように現れた。
泣きくずれる桜。
どうしてこんなにも思ってくれているのに俺はなに一つとして返せることが…
ないのだろう?

「………………今すぐ桜に会わせて」
「は?なにを言ってるの?まずは俺との話をーーーーーー」


「桜に会わせろっつってんだよォ!!!!アぁ!?
テメェはなにも聞こえない節穴なのか!?」
「………………………………ここを真っ直ぐに行ったところ……」
「どうも。じゃあな…恩」

そう昴は言い捨てて真っ直ぐに走っていく。





いつかの白馬のように。

293:大和:2012/04/15(日) 12:02 ID:i3s

確かに二人ぼっちですね〜〜

294:ここな:2012/04/15(日) 12:12 ID:TPQ

あー… 続きがめちゃ気になるッ><
私も更新しなくちゃなぁ…(←完全サボリ

295:大和:2012/04/15(日) 13:50 ID:i3s

走り。

走り続ける。


廊下に足音がつかないくらい速く。

もっと速く。

そう願いながら桜を思い………………

「桜………ッ…………桜ァァ………!!!!!」

誰に伝えたらいい?
このどうしようもない気持ちを。
どうやって解けばいい?
愛しい人がした可愛い勘違いを。

どうしたら。


どうしたら…………………


「俺は桜を幸せにすることができる…………?」

ただひたすらに続く廊下を。
美しく。


白馬は駆けていく。


その時、彼はなにを求めただろうか?


ーーーーーーすると遠くには一つの人影が。


「桜ぁあぁ!!!!!」
「………す……ば……………」


その光景は、あまりにも悲惨だった。
手足は縄できつく縛られ、口はガムテープで止めてある。
へたしたら…………死を招くことも嘘ではない。



切れた。



昴のなかにあったなにかが。



「オイ、オマエ仲間だろ?ヒヒ……この俺が……ァがあぁあ!?!?」

「……………………………ふざけたんだな?
………………嘔吐物が……ッ………………」


そこからは。
白夜昴とは思えなかった。
ただ片手に銃弾を持っていた昴は弾ある限り相手にぶつける。

目隠しをされている桜には。
声しか聞こえない。


だから昴は最初に喉をつぶす。


どうか桜に怖がられないために。


どうか。



この思いが届くように。




パァン……………!!!!!………





これが昴の最後の銃音となったーーーーーーーーーー

296:大和:2012/04/15(日) 14:11 ID:i3s

「桜…………!!!」

銃音が響くと同時に昴は桜へとかけてき
縄をほどく。

「え……………昴…………??」
「うん、昴だよ。桜……」

そう言うと桜は黙り、おとなしく昴に梏などを解いてもらう。
桜自身も…………怖かった、と正直に思っていた。
それと同時に自分の非力さに虚しさばかりが付け込んでくる。
自分はなんの役にもたてなかったのだと。

そんなことを考えていると…………

ふいに昴が桜を抱きしめた。

「桜……………桜はさ…誤解…してるみたいだけど…俺とスミレは……」

スミレは……と。
憎しき名前を愛しい人から聞くと更に憎くなる。
そんな自分が惨めだ。
桜はずっとそう思っていた。
だが昴は逃がせまいと更に強く抱きしめる。

「わ、わかってます……!!スミレちゃんと昴がそういうことなのは……」
「違う!!お願いだから話を聞け!!!」

そう怒鳴ると桜はへなへなと静かになる。
昴がこんなにも怒るとは思っていなかったから………

だが昴は桜を先ほどよりも優しく抱きしめながら……
甘い声で耳元で囁く。

「確かに俺の初恋はスミレ。でもそれは小さい頃の話であって……
今は違う。
今は…………今は…


桜が好きだよ。


それをわかってほしい…………」

「え…………?ほんと………ですか……」

「ホントだよ。桜が好き。大好き……………


愛してる。もういらないから………嫉妬も妬みもいらないから…………


この手に俺は桜が欲しい……………………!!!!!!!」


………………。

美しい微笑みだった。

何故神はこのような子をつくったのだろう。

すべてに愛されすべてに恵まれた子を。


だがそれはよいことばかりではないと………

昔の過去がありながら昴は生きる上での一番大切なことを失っていた。


愛しい人。


それがどうしても………昴には叶わないものだと。
彼はずっとそう思ってた。



だが今。



見つけたよ。



「私も………私も昴が……ッ……きで……

好きです……………!!!!!」

「ありがとう、桜、桜……………!!!」

今までの思いをぶつけるかのように抱きしめあった。


「桜…………………」

297:大和:2012/04/15(日) 14:22 ID:i3s

そう名を呼ぶとどこからともなく歓声と拍手が沸き起こった。

周りには…………仲間達。

みなが皆……………本当の笑顔で笑っている。

「ヒュ〜さっすが、昴やるねぇ〜〜♪」
「幸せにしてやれよぉ〜?」
「アツアツ〜♪」

笑いながら憎まれ口を叩く者もいるが、やはりそれはすべてが優しさ。
この時を………
この瞬間を。


幸せ



そう呼ぶのだろう。


もちろん、スミレは泣きながらも微笑んでいた。

「よし、オマエら!特に男!よく見とけよ!」

そう昴が元気に言うと……

「桜、愛してる。………ん……………ふ……」
「ぅ……………ん…は…っ………ひゃ…ん……」

公衆の面だと言うのにキスをしだした。
それをみてまたみんなが笑いあう。

「うお〜〜♪ダイタン♪」
「こりゃ取れねェなぁ〜〜♪」


誰かが思った。




自分の願いが叶うからといってそれは幸せではない。
みんなの願いが叶って、笑いあうことこそが…………




幸せなのだと。


「いいか!これこそが………



秘密警察特殊部隊だ!」


完。

298:大和 ◆U7Pg:2012/04/15(日) 14:37 ID:i3s

さて、皆様これで「秘密警察特殊部隊」終わりとなります。
如何でしたでしょうか?
皆様の応援、感想、アドバイスがあり………ここまでやってくることができました。
本当に皆さんありがとう御座います。
感謝しきれません!!!

さて…………一応本編は、終わりましたが………
このあいだ言っていたアレですね。
まぁ番外編とはまた違うのですが、それぞれの過去、そして未来。
などを書いていきたいと思います。
それとリクエスト企画をしたいです。
最初は桜と昴のイチャこら小説を書こうと思ってますが…………
リクエストは「special秘密警察カフェ」のほうにて受付させていただきます。

最後になりましたが…………僕がこの小説をはじめて……
5、6ヵ月という……。自分のなかではもっとたってる気がするのですが……
あまりたってないですね。半年ぐらいかな?
それでこのような小説を書かせて頂きました。
ほんとうにありがとうございます。

次はキャラクター一人一人からメッセージをお届けしたいと思います〜♪

ps、
………>>296から実は
第十章〜「幸せへの意味」〜
ということになっています。
書くのわすれてますた〜〜〜〜

299:大和:2012/04/15(日) 14:55 ID:i3s

キャラクターメッセージ。

白夜昴「いやぁ〜……皆さんほんとうに応援ありがとうございます!!
これからまた色々と……ね。会う機会があるだろうから、
よろしく♪あ、あと俺のコトカッコイイって言ってくれた女の子達〜ありがとう♪」
素迷桜「みんなぁあ!!!!!ありがとうっ!
無事に終わってよかったよ〜♪これからも私をよろしく頼むぜ〜っと!」
冴木恩「…………………僕はちょっとしか本編には出なかったけど〜
これから番外編?かな、、でるつもりだから!昴よりイイオトコだからね〜♪」

藍染寿「みんな、恋してるかな?
悪いけどイイオトコってのはここにそろってるからいつでもおいでね!」
凍江藜「……………寿がいらんことを言ったようだが。
まぁオマエたちに感謝しなくもない……」
向日葵紅葉「やっほぉぉ!!!元気してるぅ?
僕は元気だよぉぉ〜〜♪
これからもよ、ろ、し、ーー」
響如黒「うるさい紅葉!!少しは静かにしろ!!
オマエら、応援ありがとう」
凛音雅「……………どっちもうるさいわよ。
あぁ、いたのねあなたたち。あなたがたには本当に感謝しているわ」
壬狼兎「やぁやぁ♪うふふ♪ここまで見てくれたんだね?ありがとうっ♪」
壬狼狐「僕達、あーんまり知られてないみたいだけど………
これから僕達のこともしってね!」
恋琴波「皆さん。前の方々の無礼をお許し下さい。
それと……ありがとうございます」
仇緋我愁「みんな!いままでありがとう!そしれこれからもよろしく!」

はい。ということで………多々漢字間違ってるキャラいますがお許しくだしゃい…

300:大和:2012/04/15(日) 14:59 ID:i3s

おしまい♪

これからもどうぞ宜しく御願い致します。

301:瑠璃:2012/04/15(日) 22:03 ID:rls

完結(◆゜∀゜)bおめでdございまつW

続編はなしですか??
新しい物語を書き始めるんですか!??
気になりますな〜

302:大和:2012/04/15(日) 22:15 ID:i3s

続編書きますよ〜〜!!!
ていうかもう久しぶり〜〜〜!!!!!

続編といっても番外編のようなものですが………

あとはリクエスト企画やってますよ〜♪
無事完結することができてよかったです〜
るぅには初期から支えてもらって……

303:瑠璃:2012/04/15(日) 23:38 ID:rls

そうですか!!
じゃあうちは…生徒と教師の恋の小説が読みたいですね〜あは☆

304:大和:2012/04/16(月) 05:13 ID:i3s

おぉ!それじゃ、それも考えておきまふ!

305:白鳥夕:2012/04/16(月) 15:03 ID:Awk

二人ぼっちなんて失礼なこと言ってしまいゴメンナサイ… 大和さんとっても素敵な話を書くし,たくさんのコメントも返ってくる。憧れてしまいます。もし良ければ私の物語を評価してもらいたいです。物語のタイトルは桜彼方どこまでも 〜あの日の約束が叶う瞬間を待ち望んでいた〜です。内容はこの物語はある少女がなんらかんだで死んでしまった初恋の彼と再び逢えるか逢えないかの物語です。その二人は両思いで…♡でも彼が死んだかは知らない しかしその衝撃的なはなしを知った和憂は泣かなかった
その彼が死ぬ前にした約束を本当に信じている意思の強さ…そんな彼女を見て主人公たちも動き出します… て,感じです。

306:ここな:2012/04/16(月) 15:58 ID:TPQ

ホラー系読みたいでふ!w
けど大和君のならば何でも読むよー((


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