病院の風景・・・

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1:星☆:2011/10/18(火) 20:55

どーも星(せい)です。
ここでは、私が物語を書いてみちゃったりします。
………。できれば、見てね!!(^O^)/♪

2:星☆:2011/10/18(火) 21:15

『チャラーン』。
いつもと変わらぬ携帯のアラームが鳴り響き、私に朝を伝える。
「ああ…。また……朝が来たのか…。」
いつもと変わらぬ病院の風景が、私の有様を物語っている。

はじまりは、いつだっただろうか?

初めの発作が起きたのは中学の1年生2学期だった。
体育の時間。いつもより体は重かった。しかし休むのがイヤで、無理に
授業に出たのだ。
「春ちゃん!?はるちゃん!!」
「斎藤?どうしたんだ!!」
「春花!?」
いろいろな声がとびかう中、私は病院に運ばれた。

「…………ですね。」
 『え?』
「もって、20歳までかと……。」
 『20歳?何が?』
「そんな!あの子はまだ12歳ですよ!?」
 『お父さん?その人だれ?』白い白衣…『お医者さん?』
「春花が、20歳まで生きられないなんて…」
白い天井と薬の臭いが行きかう中で私は余命を受けたんだ……

3:星☆:2011/10/18(火) 21:26

それから4年が、経過した……。
絶望の淵。『どうして、私なんだろう!?』心が叫んでいる。
学校にだって行っていない。一応は行けるが…。(激しい運動をしなければ)
行った事だってあった…。しかしその日、私はいじめられた。
…そんな所に行ける訳がない。
1人で…泣いていたんだ…。

4:星☆:2011/10/18(火) 21:31

「春花ちゃん。外に散歩に行ってみない?ポカポカしてるわよ?」
担当の看護師さんが気を利かせて言ってくれた一言。別にやることもない…。
「はい」
そう答えた。
これが私の運命を大きく変えるキッカケになったんだ…。
…16歳の春…

5:星☆:2011/10/18(火) 21:42

桜やたんぽぽ。いろいろな春の花がつぼみをつけ、花開こうとしている。
「私とは、まるで逆ね……。」
悲しみに包まれたあの娘のココロをとかしてくれる人は居るのだろうか?
『ビュウッ』強い風が吹いた。
「あ…」羽織っていた母の形見のストールが風になびいた。
必死で追いかける私…。久しぶりに走った…。思うように走れなくて悲しくて、
腹立たしかった…。その時…
「これ…君の?」
1人の少年がストールをキャッチして私に聞いた。
「あ…うん。ありがと…う…。」
かすれた声に対し彼は笑って「どういたしまして。」と、笑顔で言った。

6:星☆:2011/10/18(火) 21:57

「おれ、『大和 悠衣』高校2年生だ。君は?」
「あ…えっと…『斎藤 春花』高校…1年…一応。」
「ふーん…。よろしくな!」
その笑顔に私は引き込まれそうになったんだ…。とってもまぶしい太陽みたいだったんだ…。

7:星☆:2011/10/19(水) 19:38

「春花!おはよう。」
「悠衣君…。お…おはよう。」
それから彼は毎日お見舞いに来てくれた。すごく…嬉しかった。

「悠衣君、今日学校は?」
「ああ。今日開校記念日だから休みなんだ。」
「へぇ…。」
「……それより見ろよ!春花が見たがってた小説買って来たぜ!」
「ありがとう!」
彼といると心が洗われるんだ…。
何もかも、嫌なことも苦しいことも…短い命だということも…
そう…何もかも………忘れさせてくれたんだ。

8:星☆:2011/10/22(土) 18:54

…16歳の夏…
突然君に知られてしまった、私のこと。

「え!!悠衣君ってこの病院の院長の息子なの!?」
「うん。それがどうかしたか?」
「どうしたかって、こんな大きな病院の!?」
あれ…?そうだとしても……
「悠衣君ってもしかして、暇なの?」ズバッと私の声が響く。
「は!?。最近オマエ、ひどくなってねーか?」
「え〜そう?(笑)」
「暇じゃねーよ!これでも高校2年生だぞ!来年に向けてのだな…。」
「ふーん…」  あれ?でもでも  「じゃあ、悠衣君…
「ん?」
 なんで毎日、来てくれてるの?」
「え…」
「だって、忙しいんでしょ?それなのに毎日…」
「そ…それは…」
「?」
「オマエのことが…」
『ゴーン ゴーン』近くにある大きな時計の音だ。
「大変!注射の時間!早く戻らないと!」
「あ………。くそ…やっぱり注射は嫌いだな……。」
『ドサッ』何かが倒れる音がした。振り向くと……
「…春花?春花!?  春花!!」

…彼女が倒れてたんだ…

9:星☆:2011/10/22(土) 21:19

「春花!?春花!!」
『悠衣君…?』
薄れゆく意識の中、私は悠衣君の声だけを頼りにしていた。

「春花ちゃん!!どうしたの!?大きく深呼吸して!」
看護師のお姉さんが春花を連れていった。

俺は不安で一杯になった…。
俺はただ春花を見ているだけで、なにもしなかった…いや、できなかった。
よくよく考えれば俺は全く春花のことを知らないんだ。
春花がどんな病気でどんな状態なのか

何も知らないんだ。

10:星☆:2011/10/23(日) 17:29

「悠衣…お前は心配するな。」
「父さん。」
聞きたいことは沢山あったしかし、それより…
「父さん!春花って一体どんな病気なんだよ!」
「…お前が斎藤さんと一緒にいたのは知っていた……。
 もう少し早く言えばよかったな…。」
「え?」
「彼女はな…20歳まで生きられないんだ」
『え…?何を…言ってるんだ。』
「そういう心臓の病気なんだ」

11:星☆:2011/11/03(木) 11:16

『コンコン』
「はい…どうぞ。」
「……失礼します…。」
「悠衣君!わぁっ、お見舞いに来てくれたの?」
「うん……」
「…。どうしたの?私ならもう大丈夫だよ?」
「春花………どうして言わなかったんだ?病気のこと。いってくれたら…!」
「…………知られたく、なかったの。」
「え?」
「知られたら…いっつも、同情されるから」
「俺はそんなこと…」「わかってる!!!」彼女の言葉が響いた。
「わか……って…るけど、怖いの。怖くて…しょうがないの…。」
俺の知ってる彼女は、明るくてちょっとバカで…春の花のようにまぶしい女の子だった。
だから、こんな彼女は始めてみて…かける言葉が見つからなかったんだ。
…16歳 もうすぐ夏も終わってしまう…

12:星☆:2012/01/28(土) 15:56 ID:jEY

 1週間後、彼女は普通の病室に戻った。
俺は、彼女と会うのをためらうようになった。…………辛かった。

 「……」風がそよぐ……。
最近、悠衣君とも会っていない………。
「愛想…つかれちゃったかな……?」流れてくる涙を止めることが出来なかった。
『もういい……どうせ、別れてしまうんだ。仲良くなっても、彼を傷つけるだけだ………。』
 その時
『ガラっ』
「春花、おはよう!お見舞いにきたぞ〜」
「ゆ……悠衣君!?どうして……」
「ん?だめだったか?」
「………」……彼が、来てくれた。こんなにも嬉しい事だったの?
私はまた、泣いてしまった。

13:星☆:2012/02/04(土) 22:56 ID:jEY

 「ねぇ春花、デートしない?」
そう言ったのは、悠衣君だった。
「………………はい?」思わず聞き返してしまう私。
「はらね?春花とちゃ〜んと話したのって無かったじゃん?だからさっ」
「……っ///」
「でっでも、お医者さんが何て言うかわかんないし!?」
「それなら、許可とっといたぞっ♪」
「………。」強引過ぎる。
………天に舞い上がるくらい嬉しかった……。それは本心だ……。
…でも、「私に同情しているのではないか?」ココロの奥でそう考えてしまう自分がいた……。


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