短編小説

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1:46猫 ◆RTt2:2011/10/19(水) 01:39

46猫がオリジナルだったりオリジナルじゃなかったりな短編小説を描くところです
アドバイスしてくれる方などの書き込みは自由です

2:46猫 ◆RTt2:2011/10/19(水) 01:51

まず一つ目はPandoraHeartsから死ネタを…
「咎人は願う」

とある屋敷の中レイム=ルネットはただただ自分を責め立て
絶望感と戦っていた…。
レイム=ルネットの友人にして違法契約者のザークシーズ=ブレイクがレイムを庇い重傷を受けた
「だから…だから無闇に力を使うなと言ったろう…この馬鹿ザクス!!」
涙で視界が霞む中
レイムは嗚咽混じりに血を吐き、傷を負ったブレイクに怒声を浴びせた。
「…ッとにかく早くここを出て医者を…!」
しかしブレイクの胸には違法契約者の刻印が刻まれている…一般の医者には見せるわけにはいかない
だが、シャロンに連絡を取り設備が整うのを待っていてはブレイクが…
「ッ……ああクソッ!!」
混乱する思考の中で必死に考えを巡らせるレイム。
そのレイムの服を倒れていたブレイクの手が引っ張った
「ザークシーズ!?お前意識がッ…?」
目を見開いたレイムがすかさずブレイクへと近寄る

3:46猫 ◆RTt2:2011/10/19(水) 02:03

未だ止まらない出血の中…ブレイクの意識が戻った
「意識がまだあるのならなおのこと医者に…!」
ザクスを助けたい…と言うその気持ちだけが先走り
未だいい案も浮かばないレイムが立ち上がろうとするとまたブレイクがレイムの服を引いた。まるで最後に聞いてほしい言葉がある…と言うように
「いいんですヨ…死ぬ時何だと自分で理解してますカラ」
だから医者はいらないと言葉を紡ぐブレイクにレイムはまた顔を歪め涙を流し悲痛に叫ぶように声を上げた
「馬鹿野郎ッ!!お前が諦めてどうするんだ!?…やるべきことがあるんだろう…?それにシャロン様が泣いてしまわれるぞ!!だから…」
だから死ぬなと吐き出そうとした言葉は嗚咽にが邪魔をして吐き出せない。
ブレイクの表情を確認しようとしても霞んだ視界が邪魔をする
ああ…ダメだどうして俺は…友の…ブレイクの支えになろうとしたのにどうして思考が回らないんだ…
結局私は…コイツに何もしてやれず…助けられてばかりじゃないか…!!

4:46猫 ◆RTt2:2011/10/19(水) 02:16

「あぁ…シャロン様に泣かれるのは嫌だなァ…それにギルバート君や…オズ君アリス君…」
自分が死ぬと悲しむだろうなと言うような人間を挙げていくとブレイクは不思議に感じてしまう
自分は違法契約者…つまりは罪人なのにその自分の死を悲しむ人間がいつの間にかこんなに増えていたことに
「レイムさんの馬鹿…死にたくなくなるじゃないですカ」
咳き込み血を吐きながらも微笑を称えていた道化師が涙を流した、涙は枯れることなく次から次へと流れる
「いやだなァ…死ぬときには泣かないと決めていたのに…」
それは罪人としての見栄だった
つまりは死ぬ瞬間まで罪人であろうと…道化師であろうとブレイクが決めた見栄…しかし
"仲間"なんてものができたばっかりにそんな見栄簡単に崩れてしまった
「100年前の真実を知るんだろう…?なら死ぬな頼むから…頼むから死なないでくれ…ッ!」
悲痛に頭上で叫ぶレイムの声にまた…死にたくないと未練が生まれてしまう
「レイムさん…私はね…嬉しいんですヨ…誰かの為を理由に罪人に成り下がった私の…死…を悲しむ人が居るそして何より…」
"友を守って死ねる"と言うことに
「……馬鹿ザクス…ッ!」
ああ…また泣かせてしまったなんて静寂とした思考の中で考えながら言葉を紡ぐ

5:46猫 ◆RTt2:2011/10/19(水) 02:25

「私は…死ぬことに未練があっても後悔はしてまセン…友人を守って死ぬというだけで罪を少しだけ償えた気がしますカラ…」
…本当にこの友人はなんて馬鹿なんだろうか…
罪を最後の最後までたった1人で背負って死ぬというのか…?
お前は…死ぬ瞬間まで罪からは解放されてはくれないのか?
もう…罪を投げ捨てもいいじゃんじゃないのか…どうして友人である私にすら最後の最後まで泣き言の1つも言わないんだ…!
言葉にして相手に伝えてもどうしようもできない言葉が頭の中を駆け巡る
「…なんて罪から逃れたい言い訳でしかないんですがネ…」
嘲笑的に笑ったブレイクを見たレイムは何かが弾けたような感覚に捕らわれ
気づけばブレイクの頬を叩いていた
「お前どうしていつもいつもそうなんだ!?」
ダメだコイツはもう最後なんだと思うのに言葉は暴走して止まらない

6:46猫 ◆RTt2:2011/10/19(水) 02:32

「どうして最後まで罪に捕らわれ続ける!?最後なら…最後なら解放されたっていいだろう!?」
「例えそれができなくとも…泣き言の1つぐらい言え!!私はお前の友人なんじゃないのか!?"仲間"ではないのか!?」
ぐちゃぐちゃとした思考でただ思いつた言葉を吐き出したレイムは息を吐きブレイクを見据える
「…そうですねェ…私は…私は叶うのならばこう願いたいデス…」
その後にブレイクが紡いだ言葉にまたレイムが涙を流す
「私だってそれを願いたいに決まってるだろう馬鹿ザクス…!」





咎人は願う


叶うならば…
最後に願っていいのならば…
たった1日でいいから
"仲間"と共に平穏な時を過ごしたい

END.

7:46猫 ◆RTt2:2011/10/20(木) 03:11

うーん駄文……
次はゴッドイーターを書きますφ(._.)..
アリサちゃんオンリーになるかも…

8:46猫 ◆RTt2:2011/10/20(木) 03:20

「空と貴方」

討伐対象であったシュウが力なく倒れ
無事にミッションが達成される
コウタさん達がはしゃぐ中
私はふと空を見上げた
「いいか、アリサ落ち着かないときは空を見ろ、んで動物の形をした雲を探せ」
なんでそんな事をしなくちゃいけないのかと問えば貴方は
「いーから、やってみろ落ち着くぞ」
と言い笑った
リーダーとして気を使ってくれたのだろうでも…私は…
「…リンドウ…さん」
私のミスのせいで…今は何処にいるかもわからない
捜索も打ち切られてしまいあの人が見つけるのは困難だろう
でも…それでも…私は…
「必ず見つけて見せますからね…私が」


空と貴方

例えどんなに絶望的でも私は諦めません
貴方に…恩を返すまでは
生きてると信じてますから

9:46猫 ◆RTt2:2011/10/25(火) 05:05

「仲間の為に」


自分の事ながら笑えちまう
何、頑張ってんだ?俺
体中いてえし血は止まらねえ
頭はくらくらして体は鉛の様に重い
でも…
足突っ張って体支えて
右手は刀を離そうともしやがらねえ
ここで倒れちまえば楽だろうによ
この身体は
"仲間"だの"忠義"だのの為に
無理やり動こうとする
牢の中で待ってるあの人の為に
周り見りゃ敵、敵、敵…
こんなん馬鹿でもわかる
「勝てるわけがねえ…」
だが―…
「諦める理由にもならねえよな…?」
俺は笑みを浮かべて地を蹴った

10:46猫 ◆RTt2:2011/10/25(火) 05:10


…やっぱり案の定じゃねえか
目の前にあの人がいる場所が見える
なのに
体が動きやしねえじゃねえか…
がむしゃらに突っ込んで敵にやられて
ボロ雑巾みたいになっちまった
敵はまだ腐る程いやがるのに
指先すら動きやしねえ
俺の命を救ってくれた人に恩返しすらできねえ…
っとにこの世界は―…
「…………腐りきってるよ………」
俺に向かって刀を振り下ろす敵を見れば俺は静かに目を閉じた
悪いな…助けてやれねえ…
もし、生まれ変われたら…今度こそ守ってやるから
今は…休ませてくれ

11:46猫 ◆RTt2:2011/10/31(月) 15:52

「独り」

僕はいっつも独りだった
物心ついたときには"咎人"と呼ばれ薄暗い牢にいた
ずっとつけられていた足枷は成長するにつれて小さくなり足に食い込んで血が滲んでる
でも外すなんて出来なくてただただ泣いてるだけだった
そんな暗闇の中に現れたのは君
牢の前に倒れていたね…1日に少ない食事の中のパンを少しわけただけなのに
君は僕が寂しくないように毎日会いに来てくれた
いつか必ず牢から出すって忠義なんてよくわからないけれど約束してくれた
あの短い日々は本当に
「楽しかったよ…アレン…でも君は」
本当に馬鹿だね…

12:46猫 ◆RTt2:2011/10/31(月) 15:57

ずっと決まっていた僕が"死ぬ日"
それを告げたら君はその日の前日に助けに来ようとした…
大人達がたくさんいて無理に決まってるのになれない刀を小さい手で握って
ボロ雑巾みたいになっても刀を離さず戦っていた
「もうやめてよ…アレンは悪くないんだ!!お願い殺さないで!!」
声が枯れるんじゃないかってぐらい叫んだ
喉がジリジリ焼けてるみたいに痛いけど気にしてられなかった
「お願いアレンは…!!」
大切な人なんだと叫ぼうとしたけどなれない大声で咳き込んでしまって
もう一度アレンに目を向けたら…赤く染まったアレンは地に倒れていた…まるであの日みたいに
「………ア…レン…?」

13:46猫 ◆RTt2:2011/10/31(月) 16:04

信じられなかった…アレンが…死ぬなんて途端に涙がこぼれた
「やめてよ…ねえ…いつもの冗談でしょ…?起きてよアレン!!」
1人の大人が武器をアレンに向かって構えた
このままじゃアレンは…
その時澄んだ声が響いた
「……この世界は……腐りきってるよ………」
僕が目を見開くと同時に大人が武器を振り下ろした
「ッいやだぁああああッッ!!!!」
牢から手を伸ばそうとした瞬間…
アレンの体から新しい赤が弾けた
ああ…本当にこの世界は腐ってるんだね…
大丈夫僕もすぐ君の所に行くよ
さようなら大切な人が生きた大好きな世界
さようなら大切な人を殺した大嫌いな世界

14:46猫 ◆RTt2:2011/11/05(土) 19:19

「浮世」

「風はいいよなー…」
肩に乗る友の頭を撫でながら風来坊こと前田慶次は呟いた
世は戦乱だと言うのに祭りで賑わう京の中心にその男はいた
「何にも囚われないで…自由に吹いて」
高く結い上げた髪をなびかせながら儚げに笑う
「第一………」
何も失わなくていい―…そう呟く声も祭りの賑わいにかき消される
普段なら沢山の人に話しかけられる慶次だがそのの儚い雰囲気故か誰も話しかけてはこなかった
「ここの人たちにはわるいけど…今日はそんな気分じゃないんだよなぁ…」
苦笑しながら空を見上げる何にも縛られない真っ青な空を
「……俺は本当は恋なんか語る資格ないよなあ…」
失った人間を思い出しながら
囚われの風来坊は歩く…歩く―…

「恋は夢…戦乱行き交う浮世の夢よ…命短し人よ恋せよ―…」
そう呟いた声も風に流されて行った


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