短編小説 いろいろ

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1:キツツキ:2011/12/14(水) 00:49

短編小説を1〜2レスで書いていきたいと思う
感想とかリクエストとかあったら言って
それじゃよろしく

2:キツツキ:2011/12/14(水) 22:17

妖精

ある村に一人の少年がいました。少年はとても心の優しい子で、誰かが困っていればすぐに駆けつけて助けていました。
そんなある日の事です。少年はいつものように村を見回っていました。でも誰も今日は困っていなかったので少年は村の近くの湖を見に行きました。
湖はとても綺麗で見ていると心が安らぎます。少年が湖を眺めていると何かが飛んでいることに気づきました。
少年がジッと飛んでいる物を見ているとそれは近寄ってきました。少年は少し驚きながらも寄ってくるのを待ちました。
そして目の前まで来てやっとその正体がわかりました。妖精です。大きさは人間の手と同じくらいの大きさで人間の体に綺麗な羽を持っています。
「あなたは私が見えるの?」
妖精が問いかけてきます。
「見えるけど・・・それがどうかしたの?」
少年はその姿に見とれながらも質問に答えます。
「すごいわ!妖精の私達が見えるのは心が本当に綺麗な人にしか見えないのよ!」
妖精は少年を褒め称えながら空中を飛び回っています。
「そうなんだ。」
少年の反応はとてもあっさりしていました。
「あなた、嬉しくないの?妖精が見えるのよ?」
そして少年は言います。
「嬉しいけど、君のことが見えても何の意味もないじゃないか」
すると妖精は怒ります。私が見えても意味が無いなんてひどい!と少年の周りで言います。
「あ!じゃぁ私があなたのお願いを一つ叶えてあげる!」
少年は少し悩みながらこう答えました。
「じゃぁ僕がずっと村のみんなを助けられるように元気でいさせて欲しい」
そして妖精はこの願いを叶えて湖に戻っていきました。
村に戻るとさっそく少年に頼みごとをする人が来ました。頼みごとの内容は家の屋根に穴が開いたから修復してほしいということでした。
少年は快く引き受けさっそく作業に取り掛かりました。トントントントン・・・少年が屋根に木の板を釘で固定していきます。
作業は終わり少年は少し異変に気づきました。いつもなら汗が出るのに今日は出ないな・・・あ!妖精の力のおかげか!
とても上機嫌になった少年は鼻歌を歌いながら工具を片付けていきます。その時です。
少年は足を踏み外して頭から真っ逆さまに落ちました。
ゴキッ
首の骨が折れる音が響きます。村人はすぐに少年に駆け寄りました。普通なら死んでしまっています。でも少年は生きていました。妖精の力でずっと元気なので生きています。
ずっと、ずっと元気なのです。少年は立ち上がり首を元に戻しました。少年は喜びます。この体があればずっと村の人を助けられる!と考えました。
でも現実は甘くありません。それから村人は少年を悪魔、化物と呼ぶようになりました。だから少年は死ぬことを選びました。
胸を切り開いて心臓を取り出し握りつぶしました。死ねません。
体に火をつけました。死ねません。
ご飯をたべることをやめました。死ねません。
少年は何をしても死ぬことはできませんでした。一日たてば体は元に戻り元気になります。
最後に少年は湖に自分を沈めました。岩を体にくくりつけて二度と浮かんでこないように・・・
100年が経ちました少年はまだ湖にいるのでしょうか?もしかしたらもうすでにいないかもしれません。でもこれからもあの村では少年は悪魔や化物として語り継がれるでしょう。

3:キツツキ:2011/12/18(日) 01:23

誰もいない世界

「暇だ・・・」
俺は呟いた。公園に人気はない。俺だけが公園にいる。他には誰もいない。
公園の前には道路があり車が標準速度を守りながら走っている。ケータイのバッテリーは既に無くなっていた。
俺はたまに考える。誰も見ていない今、【俺】という存在は本当にあるのだろうか?
こんな事を他人に言えば馬鹿にされることは間違いないんだろう。
「あの〜すみません・・・道を教えて欲しいんですが・・・」
急に一人の男性にしゃべりかけられた。公園でボーっとしてる俺ならちょうどよかったんだろう。
「はい、いいですよ」
作り笑いを浮かべながら俺は男性に道を教えていく。すると男性は
「どうもありがとうございました」
ペコリと頭をさげ公園から去っていく。

また一人になった。俺を見てる人はいない・・・・また【俺】という存在は消えたのだろうか?
でも今この世界に【俺】という存在が消えても誰も気にはしないだろう。そこまで俺は必要とされているわけでもない。
だから俺は誰もいない世界に行きたいと思う。『だから』と言っても理由なんて無い。なんとなくそう思ったんだから仕方ない。
それからは公園に俺は一度も姿を見せていない。

4:キツツキ:2011/12/20(火) 01:13

幽霊

道に一本の電柱が立っている。ごく普通のどこにでもある電柱だ。
「ワンッ!ワンッ!」
急に犬がほえだした。散歩の途中でここを通ることにしたのだろう。飼い主は少し困惑しながら犬をひっぱている。
その犬は電柱に・・・いや、〈俺〉にむかってほえていた。
突然だが俺は幽霊だ。五年前にここでひき逃げにあい、そのままぽっくりと死んだ。その時の年齢が14歳だったので今は19歳だ。
なぜだか俺は死んでからこのひき逃げにあった電柱の前にずっと立っているのだ。でも何度かここから離れようとしたのだが、足に黒い足枷がはまっているのだ。その足枷は地面から直接でてきていて、よく見るとそのでてきている場所がゆがんで見える。
「外れねーかな・・・」
外れないことがわかっていながらもそう呟く。左足にはまっている足枷をいじりながら五年たったのだ。どうだろうか?俺はけっこうすごいんじゃないのだろうか?
外見は成長していることがわかった。たまに電柱の前に止まる車の鏡で自分の体を確かめているからだ。服装も変わっていたのは気味が悪かった。
「よ〜ろれ〜いひ〜♪」
意味も無く言ってみる。俺は何でこんなとこにいるんだろう?足枷が俺に罪を償ってから消えろと言ってるように見える。
「・・・おい、足枷さんよ。俺なんか悪いことしたっけ?」
無論、足枷がしゃべるわけもない。俺は一人で呟くだけだ。これからもずっとここにいるだけだと思っていた。
「・・・えっと、何してるんですか?もう夜ですよ?」
俺はその方向をむかない。だって俺にむかってしゃべるやつなんていないから。(動物は見えるみたいだが)
すると声を発した女性が〈俺〉の所まで歩いてきて、〈俺〉の肩をたたいて言った。
「えっと・・・もう夜ですよ?」
俺は驚きを隠せず女性に目をむける。女性と言っても高校生のようだ・・・いや!そんなことより!
「何で俺が見えるの?!」

ここから俺とこの高校生のお話がはじまった。


続く・・・予定

5:笑奈:2011/12/24(土) 17:05

「幽霊」の話面白かったですっ

突然すいません・・・
こういう話大好きです!
続き楽しみにしてます!

6:飴玉(キツツキ):2011/12/24(土) 18:10

笑奈さんありがとうございます\(゚∀゚\)
やっぱりバッドエンド系の「妖精」や「誰もいない世界」はだめですかw
どうしても短編だとこういう終わり方にしてしまうんです・・・
「幽霊」はこれからも続かせるつもりで、てか長編小説にします(・∀・)
これからもよかったら読んでください(´・ω・`)

7:笑奈:2011/12/24(土) 20:17

いえっ!
誰もいない世界も、妖精も面白かったです!
バットエンドも全然オーケーです☆

ただ、幽霊が一番面白かっただけです。
これからも楽しみにしてますね^^♪


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