文章力をなんとかあげようとするスレ

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1:きなこ:2011/12/15(木) 18:16

簡単なお話(オリジナル短編でも、御伽噺でも)を頑張って自分なりの小説にしていこう!的なスレ
アドバイスを切実に求めます。

2:きなこ:2011/12/15(木) 18:20

需要ないかもだけどルール

◎同人
◎オリジナル
△(注意書きが必要)BL、GL
×18禁

3:ミチル:2011/12/15(木) 18:41

頑張ってください!!

4:きなこ:2011/12/15(木) 18:42



「美しい白雪姫、何故死んでしまったのか」
毒に犯される白き少女は眠る様に動かないという表現がぴたりと合う。
(本当に、生き返るのではないのか)
有りもしない奇跡を願う小人達は毎日嘆き悲しむ。掃除も洗濯もしなくなった小人達の小さな家は古臭い匂いが漂う様になった。これでは、まるでこちらも毒に犯されてしまった。
嗚呼憎き女王様、貴方が世界で一番と訪ねるのなら僕達は何と言うか想像は付くでしょうか。
止まった時間をゆっくりと戻せるのは王子様、貴方だけでしょう。どうか親愛なる白雪姫をお助け下さい。
願いが届いたのかそれとも、 ある日白馬に乗った男が一人訪ねてきた。

「嗚呼美しい白雪姫、この方を僕に下さい」

薄紅の唇に口付けをすると、白雪姫は待っていたかの様に目を覚ました。


さようなら美しい人

(毒を飲んだのは、結局僕だったのです)

白雪姫と小人と王子様

5:きなこ:2011/12/15(木) 19:17

「君に夢を与えよう」

「いらないです」

「どうしてだい?」

「だって、もうサンタさんはいないのだから」

どうしてこんなに悲しい顔が出来るのか、最近の子供は凄いねと皮肉交じりに感心する。クリスマスイブは皆楽しむものなのにね。変な子。
片手に持つココアの缶は暖かいのにどうしてこの子は冷たい眼をしているのだろうか。少年の部屋の窓に積もる雪は白いのに、どうして部屋の中は暗いのだろうか。
何故何故だらけな顔の僕を見て少年は白い溜息を吐いた。そしてゆっくりとこちらを睨んだ。怖いよ。
おじさんに何が分かるの、そう語りかけている様だ。

「誓うよ、君に夢を与えると」
寂しいんだね、君は。クリスマスはお父さんもお母さんも仕事だからずっと独りのクリスマスを過ごして来たんだね。

おじさんはサンタだからね、クリスマスの聖夜に君に暖かいマフラーでも編もうか。

サンタさんと少年

6:きなこ:2011/12/15(木) 19:24

http://ha10.net/novel/1280239636.html

http://ha10.net/novel/1277561656.html

因みに数々の黒歴史達
覚えてる方はいらっしゃるかしら

7:不良品:2011/12/15(木) 21:13

なんというか、見違えました。
以前は「うまいこと書いてやるぜ!」みたいな、無理に垢抜けようとしていた部分が見え隠れしていたけれど、
今はそれがなくなって、気取らない素直な描写になってますね。

……なんて不良品が言っても説得力のかけらもないでしょうが、とにかく格段に進歩してると思いました。すてき!

8:きなこ:2011/12/16(金) 08:26

>>7
うわわわありがとうございます!!
どうしよう久しぶりにマジで嬉しいですw
昔・・・昔私なんか荒れてましたからね〜w

9:きなこ:2011/12/16(金) 08:51


※凄い捏造
※死ネタ
※rkrn

昔と変わらない能天気な姿を見て、コイツは何も成長してないなと思った。それは滝夜叉丸を酷く安心させるもので、「お前に比べて私は学園一うだうだうだ」と自慢をする口振りは少し柔らかいものであった。
「滝ちゃん、どうしてそんなに震えているの?」
そんな問いを掛ける綾部の声も何も変わらない穏やかなものだった。笑わない叫ばない怒らない、簡単に言えば無表情な少年の瞳は何を映すのだろう。
「震えてなどいない」
「そっか」
綾部は初めて小さく笑った。微笑、本当に小さなものだった。
(滝ちゃんは凄いね、滝夜叉丸、君なら大丈夫)
綾部はばたりと倒れた。何事か、嫌な予感は的中しないで欲しいと願うが聖母マリアには届かないのか直ぐ後ろには敵陣がこちらへ向かっている。手裏剣だろうか、何が物騒なものをこちらへ投げつけて来る。あれだ、あれが本当の忍だ。憎悪と戦意に塗れている。汚い、汚い汚い汚い、私を汚すな!
「う、ぁ、喜八郎、なんで」
「滝ちゃん、僕も、怖く 無かったよ」
綾部の肌から白い液体が流れ出す。紫装束は瞬間にして紅く染まってしまった。
止まらない涙を見て、私も何も変わっていないと思った。


四年い組

10:きなこ:2011/12/16(金) 08:53

あとがき

聖母マリアとか手裏剣とか、細かい事は知識0です。

11:きなこ:2011/12/16(金) 13:36

誤字
白い液体→紅い液体

恐ろしい・・・いろんな意味で

12:きなこ:2011/12/16(金) 17:08

「深刻ナエラーガ発生シマシタ」
脳内から削られてゆく記憶を追ってかき集める事も出来ずに、私はただ立ちすくむばかりです。マスターに心配を掛けてしまい、やはり私は出来損ないのアンドロイドです。ごめんなさいマスター。
初めて目覚めた時は歌う事が凄く楽しかった。機械の自分がこんなに綺麗な声を出せるのかと感動した。マスターは機械も泣くんだね、と笑ってくれた。私も笑った。この記憶も忘れてしまうんだね。
今は歌う度に何かが失われてゆく。昨日は私の後輩の双子の名前が分からなくなった。マスターは双子の前では笑っていた。独りになって、静かに泣いていた。
アタマが痛い、また記憶が無くなってゆく。直に私自身も消失してしまうのだろうな。

どんどん記憶が失われ、私は遂に簡単な言葉しか話す機能しか残らなくなった。音感は失われリズムも分からない。これでは歌姫を失格だ。

「ますたー、私、キエルのヤダ、よ ウタい、タイ」

「ゴメン、ごめんね」

マスターの悲しそうな顔が見えた。奇跡を願う度に独り追い詰められる。何処かのデータフォルダから昔の私の声が聞こえてくる。これは何の曲だったかしら、もう記憶は消えてしまった。
自分でも分かる、私に残された時間はあと少しだと。

神様は意地悪である。最後に私に歌声をくれた。だから最後にマスターの為だけに歌いたい。私がごみ箱の中で目を覚まさなくなってしまっても、マスターだけは忘れないよ。貴方がマスターで良かった。

残された時間はもう少ないの、だから最高速で歌うわ。


(アリガトウ、そして サヨウナラ)
初音ミクの消失


自分なりの解釈&うろ覚え歌詞なので凄く捏造

13:きなこ hoge:2011/12/16(金) 22:48

貴方は幼馴染だから、何も気付かないの。
「かずさ、髪切った?」
「うん、邪魔だったから」
「ふうん」
ほらね、会話はここでおしまい。可愛いだなんて言ってくれやしない。
(否、実際可愛い訳ではないのだけれど)
貴方は髪切る理由が邪魔と本当に思ってるのかしら。貴方が前にショートカットが好きと言っていたからに決まっているでしょう。クラスの子が髪切った時狂喜乱舞していたからに決まっているでしょう。
「そんなことよりさ」
(そんなことってなによ)

「もう卒業なんだな」
そうか、私達もう卒業するんだね。イルミネーションが光るこの季節は全てが透明になった気分になる。素敵な季節にイエスキリスト様は生まれたのだね。今年は生憎受験戦争であまり体感出来なかったけれど。
貴方と居れるのもあと少し。最後まで私は仮面を被っているのかしら。

恋する少女とその幼馴染さん

14:きなこ:2011/12/25(日) 20:59

辺りのイルミネーションで目が眩む。節電する気は無いのだろうか。愛してるだのを簡単に言う恋人逹もプレゼントはリカちゃん人形を貰うのと自慢気にはしゃぐ子供逹も女子会だのと騒ぐリア充も全てが冷たい吹雪の様だ。幸せな街中を一人歩く俺は浮いているのだろうか。避難すべく入った二十四時間暖かいコンビニはクリスマスフェア、慌てて飛び出した。
世間でサンタさんというのは父親に当たるらしい。生憎俺はサンタさんにプレゼントを貰った事が無い。靴下の中は毎年空だった。忙しいからごめんね、いつも二十七日の朝に謝られた。お父さんお母さん、俺は豪華な出前を取って食べたからメリークリスマスだよ!本当はカップ麺を啜った日の事、疲れた顔の親を見て何も言えず嘘を付いた。
両親は笑った。

「ほら見ろ、サンタはもう居ないんだよ」

今年は変な奴が来て調子を狂わされたから少し期待してたんだけどな。携帯の画面には23:53が表示されている。こんな時間まで起きてる悪い子には何も来るはず無いか。




続きます

めりくり

15:きなこ:2011/12/25(日) 21:23

23:59
クリスマスの夜は決めていた。明日になる丁度の時間に眠りにつくと。どうしてなのかは分からない。幼い時の遊びだった筈だ。皮肉な習慣だと苦笑。あと三十秒くらいかな。


「メリークリスマス!開けて!優くん!」


嗚呼もう寝ようと思っていたところに、前の自称サンタのおじさんがやって来た。ドンドンと扉を叩く。インターホンという文明の利器を知らないのか。「何」と渋々顔を出すとおじさんが居た。馬鹿だコイツ本物の馬鹿だ。吹き出しそうになる。

「おじさんがコスプレとか痛いよ」

「いやコスプレじゃないよ!サンタだよサンタ!」


全身真っ赤な服を纏いおまけに髭までつけてある。こんな事をする大人が本当に居るのか。まして俺の家に来るなんて。
なんで

「言ったろ、夢を与えるって」

「俺もうそんな年じゃないんだけど」

「そうかな、僕から見て優くんはとても幼いよ」


どうしてそんな事を言うの。俺はもうサンタも七夕さまも何も信じていない年相応な人間だ。おじさんの方が変だ、おじさんが子供だ。俺は大人だ。大人になれば仮面を被せて貰える。自分がわからなくなる。


「だって、サンタさんの事待ってたでしょう」

じゃなきゃさっさと寝ちゃうよね。おじさんはにっこりと笑った。男だししわしわだけど俺はこの笑顔を綺麗だと思った。

子供の頃はサンタを信じていた。どうしても見たくて夜遅くまで起きると決心していた。だけど誰かが言った。夜遅くまで起きる悪い子にサンタさんは来ないと。だから線を引いた。誰かは俺の頭を撫でて言った。


「良い子供の君には夢をプレゼントしよう」



サンタさんと少年 END




>>5の続きでした

16:きなこ:2011/12/25(日) 21:38

俺得設定

優くん:両親がハリウッドやらなんやらの多忙な方でクリスマスをいつも一人で過ごす。まあ勿論プレゼントは貰った事が無い。寂しさがつのり性格がひんまがってしまった。

おじさん:優くんの叔父、幼い頃の優くんを知っているため作中の様な行動を取った。



また連載小説書いてみたいけど以前の様な事になりそうで怖い

家政婦のミタが終わってしまったー…

17:鍵 ◆1mdA:2011/12/25(日) 23:15

うわぁ! 上手ですね!!!
私なんかとても及びません…><
私なんかのスレにコメントしてくださってありがとうございますっ

18:きなこ:2011/12/30(金) 20:17

>>17
うおおお!ありがとうございます!!
そんなことないです><鍵さんの文章は素晴らしいです!!

19:きなこ:2011/12/31(土) 09:21

ネタ無いけど大晦日だからあげてみたかった

20:きなこ:2011/12/31(土) 09:39

*忍たま
*やっぱり捏造
*そうさ100%捏造
*伊作と綾部
*断じてBLではない筈

穴の中から見上げると綾部は大丈夫ですか、六年生だし大丈夫ですよね、と手をこちらに差し伸べた。心配するなら掘らないでくれ、ましてや保健委員がよく通る場所に。そういえば斉藤家が狙われた時も僕落ちたよね。
パンパンと叩くと砂埃が結構出てきた。このまま部屋へ戻ると留さんに怒られてしまうだろうな。

「綾部はどうして穴を掘るのかな」

「穴掘りが好きだからです」

即答。最もな意見だけどね。綾部の別名は天才的トラパーとかなんとか。僕なんか不運委員長だよ。穴に落ちたり崖から落ちたり凄く不運だよ。留さんに俺に不運をうつすなと何回怒られた事か。

21:きなこ:2011/12/31(土) 11:18

「穴を掘るのは裏裏山とか裏裏裏山とかにしてくれないかなぁ」

僕このままじゃ骨か何かが折れてしまうよ。柔らかく促し、相手をちらりと見た。綾部は考え込んでいた。無表情の瞳の奥では何が語られてるのかなんて僕には推測が出来なかった。
思い返せば、昔綾部は笑わなかった。滝夜叉丸が五月蝿くても同じ委員会の仙蔵がドエスでも笑わなかった。何時も下を向いて穴を掘っていた。
しかし、誰かが穴に落ちる時は少し嬉しそうだった。喜八郎ー!と怒鳴られると何、と返事をしてそちらへ向かう。

「伊作先輩ごめんなさい、僕やっぱり此処が良いです」
「そっか」

僕を見つけてくれてありがとう


綾部と伊作

22:きなこ:2011/12/31(土) 11:20

忍たま愛がとまんねぇー

23:きなこ:2011/12/31(土) 11:31

お世話になりましたとでも言うべきか、冷たい自分はもう動かない。足が無いって宇宙空間にいるみたい。行った事も無い空間を想像してみた。どうしてこんなに落ち着いていられるのか不思議で堪らない。
私は今日死んだ。齢十四という短い命だった。不運にも自動車に轢かれてしまった。打ち所が余程悪かったのか事故前後の事が全く思い出せない。車に轢かれるぐらいなら大した用事では無かったのかと予測。
「芳江、起きて!芳江!」
お母さんの怒鳴り声が嗚咽と共に聞こえてくる。毎朝聞いている台詞がこんなに心に染みるとは思わなかった。もっとお母さんを困らせずに一回で起きればよかったのかな。ごめんなさいお母さん。
もうすぐ私は骨になってしまいます。フワフワと足の着かない宇宙の星屑にでもなるのかな。
私は恒星に成りたい。小さくても大きくても光ってみえる恒星になりたい。直に消えて無くなってしまいたい。
悲しくないのは幸せだったからだね。バイバイ私の体。


死体の少女

24:きなこ:2011/12/31(土) 11:32

訂正
今日→二日前
直に焼かれちゃ困るわーw

25:きなこ:2011/12/31(土) 16:48

*間接的にBLが入ってる

「もう本当可愛いよねー!」

なんて語ってみたい。近くの席に群がる女の子達の見つめる先にはキラキラ眩しいファッション誌。流行りのブランドの服がどうとか、付録が可愛いとか。年相応の反応をしてキャッキャッと騒いでいる。
なんというか、眩しいね。千恵子の席は教室の隅で特別日光がどうとかという問題は無かったが、今は目が焼けてしまいそうなくらい眩しかった。いかん溶けてしまう、と慌てて本来の目的物に目線を戻す。
千恵子の目線の先には何十にも掛けてあるブックカバーがなんとも特徴的な本。どうしてそんなに掛けるのと言われると泣き叫びたくなる。
(どうしてって、それがルールだもの)
活字から伝わる主人公達の甘く切ない禁断の恋に千恵子はさっきとは違う意味で溶けてしまいそうになる。
少年は幼馴染に別な感情を抱いてしまう。今までとは違った感情に悶々する少年、知らずに心配をする幼馴染。毒林檎の果実を食べた白雪姫が息を引き取ってしまう様に、少年の告白は後に不幸以外何も与えない。
それなのに恋の神様とは意地悪で、少年の想いは膨らんでゆき、そして

「あー、千恵子がまたやたらと重装備な本読んでる!」
「見せてー!ビーエルっていうやつでしょ?」
「男同士だって!千恵子ってホモなの?」

ばか、なんの為の重装備だと思ってるんですか。貴方達はファッション誌を見ててください。秘密の趣味を大きな声で漏らさないで男子が凄い目でこっちを見てくる。引かれた。
千恵子はなんともいえない顔になり、「ホモは男だけだよ」と呟く力さえ残っていなかった。

腐女子の千恵子ちゃん

26:きなこ:2012/01/01(日) 12:51

あけおめ
アドバイス募集 なんか私の文章ってまわりくどい気がするんでそこらへん見てやってください;

27:きなこ:2012/01/07(土) 18:37

簡単なまとめ

やってはいけないこと
*台本書き
*おいそれただのメールだろ的文章

望ましくない文章
*エンドレスだよ!改行スクロール
*☆ ♪ 等

やるべきこと
*段落ごとに空白
*!や?の後に空白


やりたいこと
*美しい表現

誰か美しい表現について教えて下さい

28:& ◆HEdI:2012/01/18(水) 23:59 ID:C0o

美しい表現、とは言ってもやはり定義は人によって違うもの。文字どおり千差万別と言えましょう。
例えば不良品が「これは美しいな!」と思うものがあるとして、しかし見る人によっては「(笑)」だったりするわけで。

これはあくまでも不良品の個人的な意見ですが。
日常の中ではなかなか出てこない言葉まわしなのに、気取らず出張らず、くどくなく。
そしてすんなりと呑み込める……というのが一番美しい表現なのではないかなと。


ちなみに不良品がこいつぁ美しい表現だなあと思うのが、これです。

 ぼくはポケットからMDをつかみ出して振りかぶった。
 周囲がざわめいた。
 まとわりつく喧騒を、駆け寄ってくる係員の制止を、手にからみついた雪の名残を、ぼくと真冬の間に横たわるこの距離を―・・
 引き裂くように、投げた。

29:きなこ:2012/01/22(日) 12:27 ID:Pc.

>>28

ありがとうございます。
美しい表現ってやっぱり難しいですね…
気取らず美しい…私はもっと心をピュアにするべきなのでしょうか


三つ続いてそれから「引き裂くように、投げた」ってのが凄く格好いいというかなんというか……素敵です…!

30:きなこ:2012/01/22(日) 12:28 ID:Pc.

>>28

ありがとうございます。
美しい表現ってやっぱり難しいですね…
気取らず美しい…私はもっと心をピュアにするべきなのでしょうか


三つ続いてそれから「引き裂くように、投げた」ってのが凄く格好いいというかなんというか……素敵です…!

31:きなこ:2012/01/22(日) 16:16 ID:t3g

連続^p^



「好きです」

 首から心臓に掛けて電流が走る様な感覚に襲われる。幸村は目の前で顔を紅くする少女に掛ける言葉が見つからなかった。
 自分に想いを告げる少女の手は震えている。束ねられた髪には赤色のリボンが乗っている。そういえば朝の星座占いでラッキーカラーが赤色の星座が有ったような。

「えっと……里中さん」

「は、はいっ!」

 少女が幸村を見上げる。黒い眼は自分だけを映していた。放課後に訪れる夕焼けの光がそれに反射した。
 この子、マジなんだ。幸村は初めて恋愛感情というものに触れた気がした。生まれてこの方人に恋をした事の無い少年の鼓動は段々と速くなる。
 学生時代の恋愛など所詮遊び程度だろうという考えが音を立てて割れた。




少年と少女と恋について


続きます

32:きなこ:2012/01/22(日) 17:56 ID:vBA

 幸村は考えた。目の前の少女は自分に好意を示してくれている。それは夕日に向かって走る様な友情のものではなく、何か一つ境界線を越えたものだった。境界線の向こうには何が在るのか分からない。

 それが、幸村には恐怖だった。


「いや……オレは」

 否という言葉を聞いた時、少女の表情に変化が有った。お願い、こわい、好き、好き、大好き。混ざり会う表情が彼女を作り上げた。
 風が吹いた。彼女、里中夏海の長い髪が靡く。幸村の鼻をふわりと花の薫りが掠めた。幸村はこの薫りを知らなかった。
(オレは、彼女の事を何も知らない)
 彼女は自分を想ってくれているのに、当の本人は彼女を何も知らないではないか。幸村は恥ずかしくなった。胸の内がうずめく。
 彼女が知りたい、そう思った。

「里中夏海さん、オレはアンタの事を何も知らない」

 風が止み、静寂が戻る。それを断ち切る様に幸村は言葉を続けた。

「だからさ、教えてくれないかな。アンタの事」

 少女は目を瞑り、それからゆっくりと開けた。きれいな目だと幸村は思った。少女にとって自分の返答はどの様なものだったのか幸村には分からないが、目の前で「うん」と頷いている彼女の笑顔を信じる事にした。



少年と少女と恋について

33:きなこ:2012/01/22(日) 18:01 ID:Fsc

幸村:実はいつぞやかの優くんである。クリスマスの後にちょっと丸くなった、かもしれない

里中夏海:健気な少女っていう俺得。やさぐれ優くんの幸村を見て「私がなんとかしてあげたい」とか思った後にちょっと丸くなった幸村を見てなんかドキドキしちゃった乙女

34:きなこ:2012/01/22(日) 18:49 ID:Lmc



 後に残ったのは後悔だけだった。
 毒りんごを食べた白雪姫は死んだ。そうしてこの世で一番美しいのは自分と為った。鏡は白雪姫が生まれる以前と同じく「一番美しいのは、お妃さまです」と言う様になった。妃は満足感に浸った。
 それなのに、日常はすっかり色をなくしてしまった様につまらなくなってしまった。咲き誇る薔薇の庭園も、輝くダイヤモンドの宝石箱も、可愛らしいお菓子の並ぶアフタヌーンティーの時間も。全てから色が無くなり、妃の目にはモノクロの世界しか映らないのだ。
 訳が分からない、妃はドスドスと品の無い音を立てて廊下を歩いた。赤色の筈のじゅうたんは薄い灰色へと化した。
 腹立たしい、白雪姫が居なくなり私は最高の美を得たというのに、これでは意味が無い! 妃は意味も無く城内を歩き回った。



白雪姫の意地悪な継母を考察してみた


続きます

35:きなこ:2012/01/22(日) 23:59 ID:wnw

「何よ此処……埃臭い!」

 いつの間にかたどり着いた場所は埃を被っていて随分使われていない。しかし何処か甘い香りが漂っていて、妃の鼻を竦めた。自分の部屋とは天と地ほど差の有る小さな部屋を妃はぐるりと見渡す。

「これは……」

 なんとか部屋の真ん中で存在を主張しようとする小さな机の上には髪止めが有った。簡素な物で、宝石の一つも付いていなかった。
 それなのに、妃の眼に映る髪止めには色が有った。林檎を連想させる赤色。それだけでは無かった。部屋に吹く風は透明で、机の色は古びた木の色。妃の眼にはありありと色が飛び込んで来た。
 窓から見える外の景色、緑、花、空。最早この世で一番美しいのではないか。
 妃は目をいっぱいに開いた。七色、否それ以上の色が目の中で虹を創る。妃の目からは涙が零れた。
 本当にきれいなものが何なのか、それは有りのままの姿である。やはり鏡は嘘を付かないのだ。

(嗚呼白雪姫、貴方は美しい)
 妃の目に、色が戻った。



「森の奥にいる、白雪姫……分かりました。彼女は王国第一王子の僕が幸せにします。お妃さまのお望み通り」



白雪姫の意地悪な継母を考察してみた





プリキュアとか見てると悪役を救いたくなります。頑張れ悪役、私はお前らが良い奴だって知ってるぜ

36:きなこ:2012/01/23(月) 00:07 ID:Fsc

あとがきと言う名の言い訳ゴニョゴニョ

ああ……最後の王子様でなんか闇堕ち臭くなった……!違うの!違うんです!だって王子様いきなり森の中入ってハイハイホーとか怖いじゃないですか!事前にお妃さまと「【小人】白雪姫は白雪カワイイ12【林檎】」的なスレ建ててウヒャウヒャしてたから決して闇堕ちとか策略とか昼ドラとかじゃ無いのですよ……!

蛇足っていう奴ですね…ううう

37:きなこ:2012/01/28(土) 22:45 ID:Fsc

(早く行かなくちゃ)
 気持ちではそう思うものの、この寒空の中を走ると恐ろしい寒さが隠していない肌に襲いかかる。残念な事に少女は犠牲を払ってでも目的を果たすという勇者的思考は持ち合わせておらず、吐いた息の白さにまた嘆息し、ゆっくりと足を進めた。

 少女にも友人と呼べる人物が存在していた。友人と少女は親友でもなく幼なじみでもないが何かと一緒に居て楽しい様な関係だった。バレンタインに交換するチョコレートも、突然流行しだすプロフィール帳も、他人とさして変わらないものだった。勿論誕生日プレゼントも。皆800円、ワンコインプラススリー。

 それでも想いは込めたつもりである。それでなければ、少女は極寒の中ショッピングセンターにわざわざ電車に乗って行くほど活発ではない。

 無心で駅からの道を歩いて行くと、ショッピングセンターが視野に入る距離まで来た。あと少し、動け私の足! 少女の脳からは活発に命令が出されていた。期待と正体不明の緊張が少女を襲う。そんな時、少女は周りの危険など知ったものだったのだろうか。



少女



続きます

38:きなこ:2012/01/28(土) 23:09 ID:AgE

「あのさ、君、何してるの」

「はい?」

 少女に声を掛けてきたのは、推定二十代後半、痩せぎみな男だった。首を傾げる少女は勿論この男を知らない。少女は立ち止まり、振り返る。否、立ち止まざるを得なかった。
 少女は身震いした。全身で感じた。これはヤバいかもしれない、目の前の男の目は何を考えているのかが分からない。怖い。
 少女に男は問い詰める。


「何してるの?」「一人?」「バイト?」「遊んでるん?」

 少女は恐怖で何も分からなかった。質問には「あ、はあ」と何をどう答えたのか曖昧な返答がオートで出た。少女は瞬きも忘れているのではないか。目を大きく見開き、現状を理解しようとする。
 オロオロと困っている少女を見て、男はニヤリと口元を歪めた。頬の筋肉が釣り上がり、青ひげの肌に皺が寄る。


「アルバイトしない?」


 少女は凍り付いた。闇は少女を飲み込み、恐怖へと誘い出す。男は明らかに怪しい。確信した少女に出来た事は力一杯首を横に振ることだけだった。
 男は「そっか」と言って去って行った。少女がさりげなく後を付けると、仲間らしき人物と話をしていた。訳が分からなくなり、少女は無我夢中で走った。走って走って、息が切れた。


今でも少女は思う。あの時少しでもアルバイトに興味を示してしまっていたら、私はどうなったのだろうか。それは、少女の中で、それは恐怖であり教訓である。人が幽霊を怖がるのは、正体が分からないからと言う様に、もしもの世界には何があるのか分からない。だからこそ怖いものだ、少女はそう悟り、息を吐いた。
 息切れした空気も、又白い息であった。





少女

39:きなこ:2012/01/28(土) 23:10 ID:AgE

あとがき

実話です。自分の事を少女って書くのが恥ずかしかったんだぜ。いやそれにしても怖かった

40:きなこ  ◆Cb.I:2012/04/19(木) 00:01 ID:xQY

 彼は名をアザレアと言った。勿論本名では無い。しかし彼の本名は存在しない。彼が自ら捨てたのである。
「僕は一万年の時を過ぎしき闇の使者なんだ」
 彼はよくこう言って腕に巻かれた包帯を見つめた。勿論包帯の下に傷など存在しない。紅く血が滲むわけでも無い。彼曰く、包帯の下には第三の眼が封印してあるそうだ。
 彼はカラーコンタクトを入れた目を伏せる。カラーコンタクト越しに見える彼の世界はどんな物なのだろうか? 彼は何を見ているか? 彼は何も語らない。
「この世界は荒廃してしまった」
「楽園は枯れ果ててしまった」
「この世界は、真っ暗だ」
 彼の眼は瞑ったままである。彼の世界は荒廃しているのである。彼の楽園は枯れ果て、彼の世界は真っ暗と言う。だが、彼の居る放課後の教室は夕日に照らされてオレンジ色に染まっているのだ。
 矛盾、だ。

「幻想ばかり見ると、大切なものを失うぜ」
 そうだ、彼の世界は矛盾している。彼は別のものを見ている。
「お前の居る場所は真っ暗闇でも、枯れ果てた楽園でも無い」
 だから、彼を救ってやらなくてはならない。幻想から引っ張り出してあげないといけない。
「だから、眼を開けろよ?」
 彼の包帯がはらりと取れた。白い腕は儚げで、今にも折れてしまいそうだった。彼がカラーコンタクトを外した。綺麗な黒色の眼だった。

 アザレアの花言葉は『愛されることを知った喜び』だった。

厨二病の彼

41:きなこ  ◆Cb.I:2012/04/19(木) 00:02 ID:xQY

あとがきと反省
おっと、一万年の(ryの下りを放置してしまったw
てか凄い久しぶりに書いた・・・・・・これはwwこれは酷い

42:不良品:2012/04/21(土) 21:58 ID:N6c

支援ageますよー。

43:きなこ  ◆Cb.I:2012/04/22(日) 22:52 ID:gO6

支援ありがとうございます・・・!

寝落ちしたらいけないのでネタメモ。
>>40のアザレアside

44:きなこ  ◆Cb.I:2012/04/23(月) 22:50 ID:gO6

 僕はこの友人が大嫌いだった。
「お前さ・・・大丈夫か?」
 こう言って軽蔑するんだろう。僕の気も知らないで。僕がどれだけ臆病者かも知らないで! 
(そうさ、僕は臆病者さ)
 だから僕は仮面を被った。アザレアという花の仮面を。仮面から見る世界は黒く輝いて見えた。
「僕は一万年の時を過ぎしき闇の使者なんだ」
 仮面は言う。僕は闇の使者だと。その証拠かの様に僕の腕には包帯が無造作に巻かれていた。僕はうっとりとそれを見つめた。この包帯の下にアザレアが居て、僕を守ってくれている様な気がした。
 僕の眼にはカラーコンタクトが入れてある。アザレア曰く、このコンタクトを通して見た世界は僕の理想の世界なのだ。僕はめいいっぱい眼を開いた。移ったのは大嫌いな友人だった。僕の全てを見透かす様な眼で見つめる友人。僕はアザレアを抉り取られる気がした。
(怖い、この世界は)
 僕の住む世界は荒廃しきってしまったのだろう。楽園に咲く花は枯れ果ててしまったのだろう。僕の居場所はなくなってしまったのだろう。僕はまた臆病者に戻ってしまうのだろうか。

「幻想ばかり見ると、大切なものを失うぜ」
 友人は言った。『幻想』という言葉は思いのほか僕の心に突き刺さった。
「お前の居る場所は真っ暗闇でも、枯れ果てた楽園でも無い」
 コンタクトに移る世界がばらばらと音を立てて崩れた。荒廃した楽園は消え、在るのは夕日に照らされる教室だった。楽園が消えたのにさほどショックでも無いのは何故だろう。
「だから、眼を開けろよ?」
 
 仮面が、音を立てて壊れた。

 嗚呼友人よ、だから君が嫌いなんだ。だけどありがとう

45:きなこ  ◆Cb.I:2012/04/23(月) 22:51 ID:gO6

思いのほかgdgdになった

46:大和:2012/04/24(火) 06:18 ID:ux2

まず改行をいくつかしたほうがいいです。
>>44を見だけですが前半改行をしていないので少し読みずらくなっています。

次に、どうしても一人称視点なので三人称視点なども少し入れるとどうかと………
でも一人称でも客観的な部分を書いているのでいいと思います。

あとはやっぱり語りとような感じになっているのでそこをもう少し
思っている感じに。

僕が思ったことはこれぐらいです〜
突然申し訳ありませんでした。

47:きなこ  ◆Cb.I:2012/04/24(火) 21:06 ID:gO6

>>46
アドバイスありがとうございます!!!
一行づつ書いてたらメールみたいになってしまうかな・・・と思ってむやみやたらと改行を避けてたんですが
やっぱり読みづらいですね・・・><

三人称視点難しいです・・・・と、甘えてしまってますね自分・・・

とりあえず、次の課題は
・読みやすい文
・三人称
・語りだけでなく、情景や心情(あってますかね・・・?)

ですね!頑張ります!!

48:きなこ  ◆Cb.I:2012/04/26(木) 00:18 ID:gO6

「マッチは要りませんか・・・・・・?」
 ほの明るい外灯の下で、か細い少女の声がした。
 しかし、冬だというのにぼろきれの様な薄い衣服を身に纏う少女の姿を振り向いてマッチを買おうとする人は居ない。皆このクリスマスの時期は自分の事で忙しいのだ。
 ある家庭では一人娘に大きなぬいぐるみをプレゼントし、またある恋人達は聖なる夜に愛を確かめ合う。
 貧しい少女の事など頭に無いのだ。

「あの、マッチ・・・・・・」
「要らないわよ、そんなの! 急いでいるから話しかけないでくれる?」
 せかせかと去ってゆく貴婦人を見つめながら少女はため息をついた。少女の持つかごの中には、まだ売れていないマッチがいっぱいだ。
(こんな事では・・・・・・お父さんにしかられる・・・・・・!)
 少女の父親は傍若無人だった。少女のマッチ売りで家計を立て、その金で酒を買っているのだ。それでも少女は働いた。母が愛した父をまるで自分も愛するかのように。

 ひゅう、と風が少女の白い肌を突き刺す。少女は身震いをした。
「そうだ・・・・・・このマッチで・・・暖かくなりましょう・・・・・・」
 名案だ、と少女は一本のマッチをシュッと付けた。
「え・・・・・・!?」
 すると、辺り一面にクリスマスの豪華なディナーが現れた。こんがり焼けたアップルパイ、香ばしい七面鳥、白いケーキ。
 空腹の少女は夢中で手を伸ばした。
「あ、あれ・・・?」
 しかし、少女が手を伸ばしたその瞬間、豪華なディナーはたちまち消えてしまい、少女の手に残るのは燃え尽きた一本のマッチのみ。
 少女はがっくりと肩を落とした。

 寒さが増してきた気がする。少女はもう一本マッチをつけようとした。多少先ほどのような奇跡も信じて。


中途半端なところで続く

49:きなこ  ◆Cb.I:2012/04/26(木) 00:21 ID:gO6

>少女の父親は傍若無人だった。少女のマッチ売りで家計を立て、その金で酒を買っているのだ。それでも少女は働いた。母が愛した父をまるで自分も愛するかのように。

ここ改行した方が良かったかな・・・

50:きなこ  ◆Cb.I:2012/04/29(日) 16:43 ID:gO6

「・・・・・・!?」
 少女が二本目のマッチをつけると、赤々と燃える炎の中に人物がぼんやりと現れた。
「おばあさん・・・!?おばあさん!」
 少女のおばあさんは、母の他界する一年前に死んでしまった。
 少女はおばあさんによく懐いており、またおばあさんも少女の事が大好きだった。

 少女は炎の中のおばあさんに夢中で駆け寄る。昔の思い出をたどり、暖かい人肌の温もりを求めて。
「・・・・・・おばあ・・・さん?」
しかし、少女が駆け寄ったその先にはやはり燃え尽きたマッチしか残らなかった。
「いやです・・・置いて行かないで下さい・・・!」
 少女は髪をほどき、ゴムでマッチを束ねる。出来るだけ多くのマッチをゴムの中へと束ねる。
 少女は夢中だった。二度も幻を見た事により、もう冷静という言葉を失っていた。
 少女の脳内には、おばあさんに会いたいという想いしか残らなかった。

続く

51:きなこ  ◆Cb.I:2012/04/29(日) 21:05 ID:gO6

マッチ売りはいったん切り上げ。

52:きなこ  ◆Cb.I:2012/04/29(日) 21:15 ID:gO6

 2098年。人類の科学技術は飛躍的に進歩し、もはや人類に治せない病気などは存在しないと言われる時代となっていた。
 その筈だったのだ。

「今日の小惑星悪性型アポフィス感染による死亡者は13万5238名・・・」
 難しそうな顔をして文字の多い紙を見つめる少年の眼の下には隈が出来ており、もう何日も寝ていない様だ。
「桔梗・・・?何やってるの?」
「向日葵・・・・・・ああ、少しデータをまとめていただけだよ。向日葵も見る?」
 向日葵と呼ばれた少女は渡された紙を見つめ、今日も多いねと呟いた。
「まあ、昨日より30人少ないだけマシね」
「本の2、30人だけどね・・・」
「何よ、その2、30人が大切なのよ」
 向日葵はばさりと紙をデスクへ置く。彼女も研究で疲れているのだろう。大きく伸びをすると間接がポキポキと音を立てた。
「・・・早くワクチンが出来上がってまた学校へ通いたいなあ」
 彼女がふいに呟いた言葉に、少年は愛想笑いを浮かべるしか出来なかった。

53:きなこ  ◆Cb.I:2012/04/29(日) 21:24 ID:gO6

会話文多い・・・

「ついに、我々の研究所内以外の全ての人間が小惑星悪性型アポフィスに感染してしまった様です・・・急がなくては・・・!」
 その頃、研究所の地下では教授による会議が行われていた。薄暗い部屋に重い声が響く。
「しかし、もう実験体の動物は使い切ってしまった・・・!」
 どうするんだ!と非難と批判の声が飛び交う。ざわめきは焦りに変わり、教授は成す術も無く立ちすくむ。
 そんな時、1人の男が静粛に、と言う様に机を叩く。

54:綾姫:2012/05/02(水) 20:24 ID:yXI

えっと・・・きなこsですね・・・。
62%ですかね?
まず・・・漢字?人が分からない!って事多いから自分が思う難しい漢字には送り仮名ね♪
     あと・・・字の間違いともっと分かりやすく!具体的に書けれる?
     小惑星悪性型アポフィス=なんたらかんたらって?かな?
私からは以上です♪なんだ!文章力上げるじゃなくちゃんと上げられてるじゃん♪
私こうゆう小説好きだよ♪

55:綾姫:2012/05/02(水) 20:25 ID:yXI

ごめん!62%じゃなくて75%だった!

56:きなこ  ◆Cb.I:2012/05/03(木) 15:04 ID:gO6

>>54
字の間違いとは・・・?誤字をすれば良いのでしょうか・・・?

57:クロス:2012/05/03(木) 15:08 ID:pFA

てか漢字わかんないのはググればいいんじゃないの?書き終わった後に解説書くとかさ

58:綾姫:2012/05/03(木) 15:17 ID:yXI

んー小説書いた時にー見直ししてから書いてみて!って事かな?

59:きなこ  ◆Cb.I:2012/05/29(火) 21:04 ID:gO6



久しぶりに上げ……。風呂落ちから復活したら頭にある小説書き出してみます…。
ノッて来たらスレ立ち上げようかな…!!

60:大工 ◆AUoo:2012/05/29(火) 21:25 ID:09I

>>59
立てちゃえw
俺もノリで立てちゃったw

61:きなこ  ◆Cb.I:2012/06/02(土) 17:35 ID:gO6

>>60
そのノリこそ大切なのです!www
‐‐‐‐‐
 貴方は花火の様な人だった。

 その日は雨が降っていた。
 うわ、運悪ィな。俺は溜め息を吐いた。薄暗い空が自分の心を映し出している様で鬱陶しい。ビニール傘に叩き付けられる雨の音が五月蝿い。
 足取りが遅くなる。なんとなく、家には帰りたくない。

「……あ」
 無意識に辿り着いた場所は、公園だった。

62:きなこ  ◆Cb.I:2012/06/02(土) 20:21 ID:gO6

 その公園には先客が居た。
 ベンチに座り、長い髪を垂らして俯いている。白いワンピースには雨の染みが出来ている。
 
「あの、風邪引きますよ……?」
 お節介にも俺は‘先客’に声を掛けた。
 彼女はそこで俺の存在に気付いたのか、ハッと顔を上げた。なんとなく、目尻が赤い気もする。
「……お気遣いありがとう。でも、私傘を持ってないの」
「それなら帰った方が良いんじゃないですか……」
 呆れた様に俺が言うと、彼女は目を伏せて俯いてしまった。この時俺は彼女の睫毛が長い事に気付いた。
 
 少しの間沈黙が続く。静かな公園では雨の音が余計に五月蝿く感じた。

「……帰りたくない」

 だけど、俺には彼女の呟いた一言は確実に聞こえた。

63:きなこ ◆Cb.I:2012/06/07(木) 19:32 ID:t3g

「え……」
 思わず立ち竦む俺。何故か彼女の言葉が重々しく感じる。
「あら、帰りたくないのは君も一緒でしょう?……じゃなきゃ、こんな雨の日に公園なんか来ないはずだわ」
 そんな俺に彼女はクスリと笑う。なんとなく見透かされた気がして怖かった。
「…隣り、座らない?」
 彼女が雨でベトベトになったベンチをポンポンと叩く。
「お尻が雨で濡れちゃうじゃないですか」
「……あ、それもそうね。ごめんなさい」

64:きなこ ◆Cb.I:2012/06/07(木) 19:47 ID:t3g

うはw文章思い付かないワロタwwwwww

ワロタ……

------------
「いえ、とりあえず俺の事はお気になさらず」

 俺が彼女にもう少し傘を近付けると、彼女は軽く会釈をした。
 代わりに俺の肩が少し濡れる。あ、これじゃあどっちにしろ濡れるじゃないか。
 第一、俺は此処で何をどうするのだろうか。親は怒るだろうか、彼女はどうするのだろうか。

 俺がぐるぐると悩んでいると、彼女が口を開けた。

「少し…お話しましょう?」
 先程とは違う軽やかな声。彼女がふわりと微笑む。

 どうせ暇だから、と俺の何かが割り切ったのか、それとも彼女の微笑みに釣られたのかは分からない。だが、此処から俺と彼女の静かな雑談が始まった。

65:きなこ ◆Cb.I:2012/06/08(金) 20:17 ID:OMY

 話していくうちに、彼女の名前が栞という事が分かった。
 名字を聞くと「それじゃあ君は私を名字でさん付けするでしょう?堅苦しいのは嫌いなのよ」との事。だから俺は彼女を栞さんと呼ぶ事にした。

 栞さんの年齢は「大学に入れるくらい」らしい。だが、理由があって大学には行っていないらしい。とりあえず、俺より背の低い栞さんは俺より歳上というワケらしい。


 そして、栞さんはとても真っ直ぐな人だ。

「ねえ、純也君はどうして此処に来たの?」

 真っ直ぐに俺を見つめる栞さんは俺の核心であろう部分を突いてきた。

「え、俺ですか?…えっと、何となくですね…」

 俺は曖昧な返答しか出来なかった。どう考えても答えは「分からない」のだ。

66:きなこ ◆Cb.I:2012/06/08(金) 21:01 ID:wnw

 俺の曖昧な返答を聞くと、栞さんはふわりと微笑んだ。

「ココ、の問題じゃない?」

 そう言って、栞さんは俺の胸に指を差す。何の事か分からなかった。

「相談というほど打ち明けられる様なものじゃない。だからと言って、平気な情態でも無い……」

「……」


「純也君、泣きたいから此処に来たんじゃない?」

 俺の中で渦巻く黒い霧が晴れた様だった。ぷつんと緊張の糸が切れたかの様に、俺はその場で泣いてしまった。

67:きなこ ◆Cb.I:2012/06/09(土) 00:23 ID:Fsc

(か、格好悪ィ…)
 泣きながらそんな事を考えていると、栞さんがクスリと微笑。何が可笑しいのだろうか。

「本当、格好悪いね」
「……」
「だから、今はぼろぼろになって良いと思うよ」

 ぐし、と鼻を啜る。痛い処を突かれた様な、だけど傷には成らない様な。そんな感覚だった。
 

「っ…栞さん、ひっぐ、俺の話……聞いてぐれまずか?」

 栞さんは黙って頷いた。それから俺は吐き出す様に自分の事を話した。
 心の霧が晴れ、自分の全てが見えたのだろうか。俺はもう止まらなかった。

68:きなこ ◆Cb.I:2012/06/09(土) 21:26 ID:Lmc

昨日寝落ちして書きかけを消してた…だと…
------

「俺ッ……頭も性格も悪いから…成績とかドン底で……ッ」

「うん」

「兄貴達は国公立の大学に入るくらい賢いのに……俺だけこんなんでッ…」
「うん」

「周りが楽しそうにすればするほど、なんか俺だけ不幸な気がして……そんな自分に嫌気が差すんですッ……!」

 栞さんはただ、俺の話に相槌を打つだけだった。
 こんなヘタレに失望してしまったのだろうか。少し不安になる。

「純也君は、正直だね」

 ふと、傘を持つ手に温かい感触がした。栞さんが手を伸ばして俺の手に重ねていた。
 栞さんの手は温かくて優しくて。俺はその手を振り払う事を拒んだ。
 出来れば、ずっとこの温もりを感じていたいと思った。

69:きなこ ◆Cb.I hoge:2012/06/09(土) 22:22 ID:Fsc

ノッて来たから移動します…(*´∇`*)

70:きなこ ◆Cb.I hoge:2012/07/19(木) 22:42 ID:VRE

ネタメモ程度に人物まとめ…

廻崎 雪菜
(めぐりざき ゆきな)
…大企業の跡取り娘。小さな頃からお嬢様で、典型的な箱入り娘。家事も世間も知らない。

篠原祐弥
(しのはらゆうや)
…雪菜の執事、何にでも冷静沈着な所謂セバスチャン。

71:きなこ ◆Cb.I:2012/07/19(木) 23:50 ID:t3g


「篠原、三時のお茶には最高級のダージリンをお願いね。ああそれと、苺のたくさん乗ったタルトも食べたいわ」

「かしこまりました、雪菜お嬢様」

 窓から見えるのは花が咲き誇る大きな庭園。真ん中には噴水が虹を作っている。
 そして、パニエの入ったドレスを着た少女。その隣りには、黒い服を着た“執事”。

 漫画の様な悲現実的な世界も、少女にとっては当たり前の日常だった。

 何を隠そう、彼女は大財閥の跡取り娘。幼い頃から何の不自由も無く暮らしてきたのである。

「ふふ、甘くて美味しい」

 呑気にタルトを頬張る少女に、ついさっきまでは心配事などは無縁だっただろう。

“ついさっきまでは。”

72:きなこ ◆Cb.I:2012/07/19(木) 23:57 ID:QvQ

「お父様、お話とは何ですか?」

「雪菜……すまない!」

 雪菜は唖然とした。話があると呼び出され、部屋に入った矢先に突然の平謝りだ。

「ななな、何を謝っておりますの?」

 慌てて父親に駆け寄ると、父親は申し訳なさそうに口を開いた。


「財政破綻したんだ……それで、借金取りに追われてしまって…」

 訳の分からない単語を羅列させられ、雪菜の頭はオーバーヒートしていた。が、父親の顔色を見るからにただ事では無いことだけ分かる。


「それで……お前を売る事にした」

73:きなこ ◆Cb.I:2012/07/20(金) 00:11 ID:HBQ

「う、売るって……!?」

 雪菜の言葉と同時に、父親がパチンと指を鳴らす。すると、何処からか黒服に身を包んだ男達が現れ、雪菜を羽交い締めにする。

「な、何するのよ!」
「騒ぐな!お前は今日から…俺達の道具だ!」

(助けて!)

 雪菜は混乱しきっていた。父親の執った自分への行動、裏切り、突然の恐怖−…。

(助けて、助けて助けて助けて……!)

 男が雪菜の鼻にハンカチを押さえつけると、雪菜はくたりと身体から力が抜け、意識を失ってしまった。


「助けて、ゆうや−……」

 意識を失う直前、絶望の中で叫んだ彼女のかすれた声は、果たして誰に届いたのだろう。

74:きなこ ◆Cb.I:2012/07/20(金) 00:29 ID:wnw

「ん……?」

「よォ、起きたか嬢ちゃん」

 男に声を掛けられ、目覚めた場所はふわふわのベッドではなく薄暗い駐車場と言うことに気付く。
 そして、手足を縛られている事にも気付く。

「どうして私を縛っているの!?」
「別に手荒な真似はしねえよ。
……そうだな、嬢ちゃん人身売買って知ってるか?」

(人身売買だなんて、十分手荒な真似よ!)

 肌に食い込む縄が痛い。これから何が起こるのかと思うと涙が出てくる。

「チッ、ピーピー泣くんじゃねえ!」

 泣いたら買って貰えなくなるだろ!と男が恐ろしい形相で手を振り上げる。

(助けて……!)

 きゅ、と眼を瞑る。怖くて堪らなかった。

 しかし、雪菜の五感の何処でも痛みは感じられ無かった。



「助けに参りました、お嬢様」

75:きなこ ◆Cb.I:2012/07/20(金) 01:03 ID:VRE

「篠原!」

 突然現れた“篠原”と呼ばれる青年は、男の手をパシ、と掴むと鈍い音を立て始めた。苦痛に顔を歪める男は、次第によろよろと威勢を失っていった。

「お怪我はありませんか、お嬢様」
「ええ……」

 少年は雪菜の元へ行き、シュルリと縄をほどく。雪菜の白い肌には、赤い痕が付いていた。

「なんだ手前!人の商売に手ェ出しやがって!」
「やっちまえ!」

 男の仲間達が少年へと襲い掛かる。二、四、六、八……全部で十人近く居る。
 そんな男達にビクリともせず、またニコリともせず少年は言った。


「雪菜お嬢様に傷を付けた事、お返しして差し上げましょう」

76:きなこ ◆Cb.I:2012/07/20(金) 01:05 ID:wnw

なんかグダるなあ、書き直そ

77:home ◆VVV2:2012/07/20(金) 09:32 ID:jcU

きなこ様の文章好きですねー、書き方がとても。
少年とサンタさん等読ませていただきましたが…
ストーリーせいから文章の作りに至るまでとても気に入りました。
多分以前の小説にくらべて情景描写ができているからでしょうか…
それともストーリーの趣向が小学生っぽくなくなったから…?
とにかく今のきなこ様の小説、いいと思います(*´∀`*)
これからも頑張ってくださいねー、応援しています(●´・ω・)(●´_ _)

78:きなこ ◆Cb.I:2012/07/21(土) 21:09 ID:ikA

>>77
わあああ、ありがとうございます!!!

確かに、以前書いていた小説は小学生の頃書いてまして…そう思うと、私も成長してるんですかね^^;(笑)

情景ですか…確かに、以前はポエムちっくになりすぎてましたね…;;

気に入って頂けて本当に嬉しいです…!!

これからも頑張ります…(*´`*)!!

ありがとうございました!


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