君がくれたもの...Promesso Memoria

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1:瑠兎と愉快な仲間たち:2011/12/19(月) 21:20

ねぇ、君はまだ覚えているかな?

あの日、君が私に告げた言葉…

それは、私にとってかけがえのない約束。

たとえ何が阻もうとも、枯れることのない誓い。

その言葉で、私は救われたんだ。

ねぇ、君はもう覚えてないよね?

君の中であの約束は、泡沫のように消えた?

私は忘れないよ。

何があっても。

…だから…ねぇ…

「     」






―――
これは戦闘ファンタジー(になる予定)です!
ならなくても気にしないでくださ(ry

2:風月 赤夢:2011/12/19(月) 21:45

キーン…コーン…

ここは聖グラニス学園。

チャイムが鳴り響き、誰もが教室へ慌て駆ける中、地面につきそうなほど長い金髪を二つに結った少女は静かにその髪を揺らし、そこに立っていた。

「…あの人が…ここにいる…?」

その声が聞こえたと同時に、彼女は歩き出した。

そして、明らかに他のクラスとは違う、装飾された巨大な扉を押し開けた。

「んぁ…?」

教室の中で、それに気づいた黒髪の少年が、少女に歩み寄った。

「クラス間違えたんじゃねェのか?ここは特別クラスだぞ。」

だが少女はそれに答えず、ただ微かに目を見開いてその少年を見つめていた。

「…こう…りゅう…君…?」

「あ?なんで俺の名前を知ってやがる。てめぇ、誰だ?」

明らかにヤンキーと似た雰囲気を出している彼の言葉を聞いて、少女はもう一度目を見開く。

「…御免なさい。」

そう呟くと、少女は慌てて少年と壁の間をすり抜けた。

「おいこら、質問に答えろ!てめぇ誰だって聞いてんだ!」

少年が振り向きざまに少しイラつき気味に尋ねると、少女も振り返る。

「…リリア。」

「…あ?」

「…リリア=ラ=ルデラーク。」

少年はその名前に、少しだけ動揺する。

「…リリア…?」

「何々、黄龍!新入生さん?」

だがそんな少年の思考も、とある男の声で中断さぜるを得なくなる。

「…戒。」

「おっ、これは2次元にいそうな美少女が転校してきたな!俺は西城 戒!こっちは呉 黄龍!こいつ、ヤンキーっぽいけど結構真面目なやつだから安心しろよ!」

「…好きかっていうなよ、戒…」

赤髪の、黄龍に比べ少し長めの髪をした戒は、どっちかっていうと少しチャラそうなイメージがあった。

リリアは金色の瞳を黄龍から戒に移す。

「…にしじょう…かい…くれ…こう、りゅう…」

そして、繰り返すように二人の名前を呟いた。

「…西城君…呉君…よろしく」

「かってぇ!堅苦しすぎる!!戒でいーって!こいつのことも、黄龍でいいぞ!」

「てめ、勝手に…」

「…戒…」

黄龍の言葉を遮るようにリリアは戒の名前を呼ぶと、今度は少し不安そうに黄龍を見上げた。

黄龍はその様子を見て言葉に詰まり、やがてため息をついた。

「…好きに呼べばいい。その代り、俺はリリアって呼ぶぞ。」

その言葉を聞いた瞬間、リリアの瞳が輝く。

「あ…りがとう…黄龍…!」

そこまで喜ばれるとは思っていなかったのか、黄龍が少し唖然とする。

だが、そんな三人の会話をぶち壊すかのように、一人の教師が入ってきた。

「ほらほら、お前ら席につけー!…ん?」

緑色の髪を一つ結びにした、少し活発に見える教師は、リリアを見つけるとしばし首を傾げた。

「…あぁ、お前が転入生の!ほら、こっち来て?」

手招きされると、リリアはおずおず、と前に歩き出す。

注目されているのが珍しいのか、頬も少し赤らんでいる。

「えー…じゃあ、皆!この子は今日からこの特別クラスに入る、リリア=ラ=ルデラークだ。皆、仲良くするように!」

「…リリアと呼んでくださって構いません。…どうぞよろしくお願いします。」

リリアがぺこ、と頭を下げると、教師は彼女の頭に手を置いた。

「あたしはこの特別クラス全科目担当のアヤメだ。普通に呼び捨てにしてもらって構わない。」

そう微笑まれると、リリアは少し戸惑ったが、軽く微笑んで頷いた。

「えー…じゃあ、早速だが…リリア、このクラスはどういうクラスかわかる?」

アヤメがそう尋ねると、リリアはゆっくりと頷いた。

「…特別な力を持った者だけが入れるクラス…」

「ま、平たく言うとそんな感じだな。2次元のようなクラスってわけさ!で、リリアの力って何なの?」

その言葉に、リリアは大袈裟なほど動揺した。

「え…あ、の…」

「へ?」

今にも泣きそうな顔をしながら、リリアはつぶやいた。

「…わかんない、です…」

3:キツツキ:2011/12/20(火) 15:56

おもしろそうです
続き期待してますw

4:鍵:2011/12/20(火) 17:13

面白いでスッ!
頑張って下さいねっ(><)

5:風月 赤夢:2011/12/23(金) 22:11

「はぁ?わ、わからないぃ?」

アヤメは大袈裟なほど目を見開いて繰り返した。

そんな返答を聞きながら、リリアは静かに俯く。

「…ごめんなさい…」

「いっ、いやいや、謝らなくていいんだけどさッ!わからないって…どういうことかな?」

「…」

リリアは少し戸惑いながらも、口を閉ざしたままだった。

「分からない、わけじゃねぇだろ。一応、少しは情報あんだろ?ここに入ってきたわけだしさ。」

明らかにちゃんとした、とは言えないような座り方をしながら黄龍はぶっきらぼうに答える。

「学園長は、なんで君をこのクラスに入れたか…わかる?」

「…あの…先生は…」

「ん…?」

「先生は…どんな技の持ち主ですか?」

突然尋ねられてきょとん、とアヤメは首を傾げた。

「私は…電気系の攻撃だが…」

その答えに、リリアはもう一度戸惑ってから、アヤメを見つめた。

「…私を、攻撃してくれませんか…?」

「はぁ?」

思わず素っ頓狂な声を出してしまったが、アヤメはそんなことを気にしている場合じゃなかった。

「でも、私時々コントロールができなくて…もしかしたら大変なことに…」

「大丈夫です。それが私に“あたることはありませんから”。」

さっきまでおどおどしていたのと打って変わり、リリアは冷静な声でそう言った。

「…じゃあ…」

アヤメはそう呟くと、リリアに向かって手をかざした。

クラス中がざわめきだし、視線という視線が二人に注がれた。

バヂッと言った音がして、眼で見えるほどの電気がアヤメからリリアに注がれた。

「ッ、―…!」

その瞬間、アヤメの表情は見開かれる。

(しまった…馬鹿だ私…力を使うとき、動揺してはいけないんだった!!)

気がついてももう遅く、アヤメの出す予定だった量のおよそ2倍ほどの電気がリリアに向かう。

リリアがきつく目を瞑った。

その瞬間…

バシッ

まるで本で何か固いものを殴ったような、そんな音が教室中に響き渡った。

誰もがきつく瞑っていた目を開く。

そこには、無傷のリリアがいた。

「…わからないんです。」

俯いたまま、リリアはもう一度つぶやいた。

「…これだけじゃぁ、ないんです。これは、学園長に見つけられた時に使った技なだけで…他にも、私の周りで変なことがたくさん起きて…それもきっと私の技なんだって、学園長が…」

「…そうなのか…」

まだ驚きを隠せていない状態のアヤメは、それだけ呟いて口を閉ざした。

だがしばらくすると、また先ほどの笑みを浮かべてリリアに向かいなおった。

「何はともあれ、何の力があるか定かじゃないからって君を追い出したりしない。ようこそ、特別クラスへ!私たちは君を歓迎するよ。」

リリアは目を見開く。

そして、笑った。

「…はいっ!」


>>3
>>4
ありがとうございます!
頑張らせていただいます><

6:鍵:2011/12/23(金) 22:40

面白そうっ…(●^^●)


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