俺と私の約束

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1:飴玉(キツツキ):2011/12/24(土) 04:22

プロローグ:私視点

もし他人と目を合わせるとその人が死ぬ・・・なんてことがあったら、あなたならどうする?

まず心の優しい人ならどうするだろう?たぶん他人を思いやって自分から自殺するかもしれない。

次に心の弱い人、こんな人も自殺かな?耐えられないと思うし。

そんで心の強い人、このタイプの人は必死にその目をなんとかしようとがんばるかな?

まぁ、こんなこと言っても意味ないかもね。

というか本題はこんなこと言うんじゃないんだけどね。

で、本題は私がこの他人を殺す目を持ってるってこと。あ、一瞬でだよ?

さらに殺すだけじゃなくて死んでしまった人の死体まで消しちゃうし、視界に入ってる無機物も殺せるんだ。

ん?ちょっとわかりにくいかな・・・ようはそこに実態があるなら消せるんだよ。

こんな目があるから私は生まれてこのかた何も見たことがないんだよ。

ひどい話・・・もう高校1年生なんだよ?自分の体くらい見せろっての。

でもお父様はこんな私でも愛してくれている。人を殺すような化物の私でも愛してくれている。

だから私は死なない。愛してくれてる人が一人でもいるなら。

・・・それにもう一人、私を愛してくれた男の子がいた。

名前も声も忘れちゃったけど・・・私は男の子と約束もした。

「もし俺がこっちに戻ってきたらお前の目を何とかしてやる!だから結婚してくれ!」

幼稚園のころの約束・・・馬鹿みたいな約束・・・でも、それでも!・・・私にとっては十分すぎる勇気をくれた。

だから私はこう言ってやった。結婚はちょっとわからないけど・・・

「―――君が覚えてて、私の目を治してくれたら・・・いいよ」

あの時から何年も経った。男の子が何とかできるなんてことは思ってない、でもできるような気もする。

そして私は高校2年生になった。

2:飴玉(キツツキ):2011/12/24(土) 04:56

プロローグ:俺視点

昔からよく夢を見る。幼稚園くらいの頃だろうか?

俺は一人の女の子に恋をした。でもその子は目を包帯でぐるぐる巻きにして何も見えないようにしていた。

女の子はとても綺麗な、まるで雪のような銀髪の髪をしていた。

誰もが綺麗と思うような髪・・・でも誰も目をむけない。理由?恐れているからだ。

女の子が全てを消してしまう目をもっているからだ。女の子は悪くないのに・・・

誰が好き好んで人を殺す?そんなやつは気が狂ってるキ○ガイくらいだ。

だから俺は女の子の目をなんとかしようと思った。魔術でならなんとかできるはずだ。

小さい頃の俺はそんな風に考えていた。でもそんな考えは一瞬で砕け散った。

親が引越しをすると言い出した。父さんの仕事の関係で仕方がないのは子供の俺でもわかった。

でもあきらめきれない。何とかしてあげたい。助けたい。そんな思いが俺の中を駆け巡る。

「この家に残る!」

まだ小学校にも行っていない子がこんなことを言うとは思わなかっただろう。

母さんはだめだよと、優しく言い聞かせる。それでも俺は駄々をこねた。すると父さんが、

「高校生・・・高校生になったら一人でここに住ませてやる」

そう言った。俺は仕方なくそれで納得した。

引越しの日に俺は告白をした。ほんと・・・ませたガキだったな。

「もし俺がこっちに戻ってきたらお前の目を何とかしてやる!だから結婚してくれ!」

こう言った。馬鹿だ・・・本当に馬鹿だ・・・もしって戻ってこないかもしれないって言ってるようなもんじゃねーか。

そして女の子は言う。俺の告白に答える。

「ユウヤ君が覚えてて、私の目を治してくれたら・・・いいよ」

俺は告白に成功した。心の中で歓喜した。今でもその約束を夢に見るのはこれが原因かな?

でも今でも女の子が俺を覚えてるなんてそんな都合のいいことは考えていない、でも覚えてる気がする。

そろそろ朝だ。目を覚まさないと今日から俺は高校2年生だ。父さんとの約束で一人暮らしだ 。

さぁ、あの子に会おう。そして女の子の名前を呟く。

「ソラ・・・」

3:飴玉(キツツキ):2011/12/24(土) 18:24

・・・おっと、プロローグが終わったね。

それじゃ本編を始めようと思う。この作品は少しグロ表現をいれるかもしれないから注意してくれ。

ん?僕が誰かって?そんなことはこのお話に関係ないからいいんじゃないかな?

・・・気になる?んーとそうだな・・・僕は名前がないからちょっと名前は教えられないかな。

名前はまだない。なんだか我輩は猫であるとか言えるね・・・

そうだ、猫。僕の名前は猫にしよう。うん、それがいいね。

このお話は少年と少女が主人公なんだ。少女は人を消すことができる魔眼の持ち主。

魔眼っていうのは・・・あ〜これは本編で話すと思うから黙ってるね。

少年は頑張りやなただの男の子・・・いや違うか・・・

ま!少年はこのお話の重要な役割を持っているからここではぺちゃくちゃ喋らないでおこう。

さーて、この二人がどう進んでいくか見届けようか・・・じゃぁまずは一つ目の世界を見よう。

二人の戦いを見ていこう。誰もこのお話には干渉できない。

僕も見ることしかできないから・・・

4:飴玉(キツツキ):2011/12/25(日) 17:28

Part1 A:再開

「えっと・・・筆箱に、財布、ティッシュとハンカチ。それと生徒証・・・よし!準備万端!」
朝の6時、如月裕也は学校に行く準備をしていた。こんなに早く用意するのは直前にあわてないようにするためだろう。
服装は既に制服に着替えている。黒い学ランはまだ真新しい。髪の色はこれぞ日本男児というぐらいに黒い。その黒い髪は少し長く肩にかかりかけていてボサボサだ。
「身だしなみも大切だよな!」
鏡の前に立ちながら自分自身に言う。それなりに整った顔立ちをしている。自分の顔を見ると目が合う、もちろん鏡に映った自分の顔だ。そこには2つの色の違う目がある、左目はオレンジ、右目はブルーだ。
たまにこの目が嫌になることがあった。この目のせいで中学で少しからかわれたりしたからだ。でも今となってはこの目でよかった。心底そう思う。
「・・・始めるか」
雰囲気が変わる。鏡の前の人物が変わったかのようだ。
魔力をコントロールする練習、これが裕也の日課だ。最近では魔力の暴走で事件が起きることが多い。近年、世界中で魔力という新たなエネルギー源が発見された。
そのエネルギーは誰にでも流れており個人差があるとテレビでは放送された。実際その魔力の大きさは一人一人個人差がったのだ。さらにそれだけではなかった。
その魔力にも種類があったのだ。この種類のことを俺達は魔力元素とよぶ。その魔力元素は主に分けると三つに分かれる。
一つ目は火の魔力元素、二つ目は水の魔力元素、三つ目は風の魔力元素。多分だが調べたら三つでは収まりきらないだろう。例えば俺の魔力元素。
小学生くらいの頃、俺にも魔力を発動させることができるようになった。調べてみるとまったくわからないと言われてしまった。主に分けた三つの内どれにもあてはまらなかったのだ。魔力を使った授業でも俺は魔力を使えなかった。
発動までは可能だったがそれ以上のことはできなかったのだ。

これじゃ何もできない・・・ソラも助けられない。

約束のため、俺はこれだけのために必死になって魔力の勉強をした。そこから詠唱魔法の勉強・・・血の滲むような努力をした。
そして高校一年生の時に師匠を見つけた。師匠は俺に魔力の基礎から叩き込まれた。師匠との出会いは誰もが驚くような出会いをした。
「そこをどいて〜〜!!」
空から降ってきたのだ。そして二言目には、
「いった〜〜、あ!裕也発見!今日から私の弟子ね!私のことは尊敬の念をこめて師匠と呼びなさい!」
これだった。まぁ師匠のことはいいや。
時計を見ると既に7時半だった。魔力コントロールはここまでにして飯食って学校に行こう。
一枚の焼いたトーストにジャムを塗り口の中にほおばる。こっちの高校は初登校だから気合を入れていこう。
「いってきまーす」
誰もいない家に声が響く。俺は家の鍵を閉めて学校にむかう。距離はそれほど遠くなく歩いて五分程度のところに高校がある。
希望之高校。それが今日から俺が通う高校だ。ネーミングセンス悪いなと思ったのは俺だけではないはず。
この高校の2年A組に編入することが昨日の内に言われた。
「君が如月裕也君ね、今日からよろしく」
職員室で教師に挨拶をしてから裕也は教室に行く。既に担任の教師がホームルームをはじめている。今から自己紹介だ。緊張してしまう。
でもそれは教室に入ったとたんどうでもよくなった。そこにはソラがいたのだから。

5:飴玉(キツツキ):2011/12/25(日) 23:25

ちょこっと解説講座〜

ひゅ〜ひゅ〜ぱふぱふ

始めの高校2年生になったとソラは言っています。この日は始業式という設定にしています。
次に裕也も高校2年生だと言いますがこの日は始業式が終わってからなので編入という風に書かせてもらいました。
あれ?と思った方はすみません。裕也は引越しとかでいろいろ忙しかったのでこうなりました。
あと語りべと裕也の思ってることがごちゃまぜになってるのは我慢してください。

6:飴玉(キツツキ):2011/12/27(火) 02:07

Part1 B:無くす思い出

今日も退屈だ。目の前は包帯で巻かれ何も見えず、私とこの世を繋いでいるのは耳だけのように思える。目を使わないせいかだんだん聴力が上がって周りの人が何をしゃべっているのかがよくわかる。
「はじめまして。今日からこの高校に通う如月裕也です」
どうやら編入生が来たようだ。他の生徒はその生徒に対していろいろしゃべりかけている。どこから引越して来た?家はどこ?ケータイ持ってる?
私にとってはどうでもいいことだ。編入生も私のことをいない人として扱うだろうし。でもなぜだろうか?私はキサラギユウヤという名前をどこかで聞いた気がする・・・
そんなことを考えている間にもう五時間目になった。五時間目は確か魔法の授業のはず。この授業は生徒が一番嫌う授業だ。魔法だけは素質を持ってる人にしかあまり使えないからだ。(先生ですら使わない)
「え〜と、じゃあ今日も佐々木君・・・頼むよ」
「わかりました」
佐々木 龍(リュウ)、毎回魔法の授業はこの人が先生の代わりに魔法を使って見せているらしい。今日は炎の柱と言ってたな。私がたまに思うのだがこの授業はまるで何かと戦うために備えている訓練兵のように思う。
あ、それより外に行かないと。聞いた話では炎の柱は10メートルもの高さに炎が舞い上がるらしい。
「炎の柱ってさ〜テレビで見たよな」
「俺も見た見た。もういいよな〜」
不真面目な生徒のグチさえ聞き取れる私の耳を少し恨む。
「ではいつも通り]
先生の言葉の後に佐々木君の詠唱がはじまった。
「我の核となる火の力よ 我に従いその力を示せ 燃えさかれ!炎の柱!」
ボォォォォォォ!!!!
その瞬間に炎が舞い上がるのがわかる。熱さが私の皮膚を通して伝わってくる。でも見えないのが残念だな・・・のんきに私は思っていた。
「あ・・・やばい!とめられない!」
佐々木君が叫んだ。どうやら魔力が止められないらしい。周りの生徒がうろたえはじめた。
「これってやばいんじゃ・・・」
「おい!誰か!ジンノ呼んで来い!」
先生も叫んでいる。ジンノとは先生の中で魔法に一番詳しい人らしい。そして次の瞬間、
「葉月さん!!」
私の名前が呼ばれた。炎が迫ってくるのがわかる。嫌だ。死にたくない。助けて。お父さん。助けて。裕也!
裕也?誰?裕也って誰だっけ?炎が迫る中私は思い出す。この瞬間に思い出す。

「もし俺がこっちに戻ってきたらお前の目を何とかしてやる!だから結婚してくれ!」

思い出した。裕也・・・如月裕也!!私はこの男の子の名前を叫ぶ。めいいっぱい、世界中に聞こえるように。
「助、けて・・・裕也ぁぁぁ!!」

「消えよ炎 汝は存在しない」
裕也の呟きと同時に炎が消えるのがわかる。さっきまでの熱さが嘘のようだ。
「ただいま。空」
「おか、えり・・・裕也」
そこで意識が途絶える。私は深い深い眠りについた。

「大丈夫。目が覚めたら全部解決だから安心しろよ。俺が全部お前の悪いもの貰っちゃうから。でも後で返せなんて言うなよ?いや言わないだろうけど」
誰だろう・・・頭がぼんやりしてよくわからない・・・誰?
「俺達はまだ出会ってなかった。これが本当でさっきのは嘘だ」
よくわからない・・・けどそんな悲しい声で悲しいこと言わないで
「空・・・大好きだった。後は楽しめよ・・・魔眼よ 祖の悪しき魔眼を取り込め」

私はこうして大切な思い出を忘れた。

目が覚めたら保健室にいた。外を見ると野球部員の人達がランニングをしている。
「目。覚めた?」
反対側から声が聞こえ私はそっちに目をむけるとそこには右目に包帯を巻き左のオレンジの目で私を見る男子がいた。
「えっと、誰ですか?」
「俺は如月裕也。君が廊下で倒れたからここまで運んできたんだ」
「あ、そうなんですか・・・ありがとう」
ありがとう、そう言うと如月君は少し悲しそうな顔になる。あれ?私変なこと言った?
「あの、・・・どうかしましたか?」
すると如月君は
「何でもない。もう放課後だから帰ろっか」
にこやかにそう言った。

7:7:2011/12/28(水) 10:20

悲しいですね.・°(>_<) °・.


続き頑張ってください!


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