妖と陰陽師

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1:annri:2012/01/28(土) 16:08 ID:g4.

少年陰陽師とぬらりひょんの孫の夢小説です。(現代版)
どちらも書きたくて、混ぜ合わせることにしました。
主な主人公は、陰陽師の昌浩と奴良組若頭の奴良リクオです。
平安の時代に都を駆け回った安倍昌浩が、現代に生まれ変わります。
少し、設定が違うところもありますが、なにとぞ、よろしくお願いします。

2:annri:2012/01/28(土) 17:11 ID:g4.

第一話  大陰陽師の孫

 優しく、暖かな日差しの下。とある中学校に一人の転校生がやってきた。
「安倍昌浩です。よろしく。」
一年生の教室で自己紹介をするのは、肩より少し長めの髪を後ろで束ねた少年だった。
まっすぐなその黒の瞳は、強く輝いている。
「安倍くん。君はその窓際の席に座りなさい。」
「はい。」
 すたすたと歩いていく昌浩を見ながら、女子たちが互いの背を叩きながらひそひそと囁き合う。
「ねえ、ちょっとかっこ良くない?」
「ほんとほんと。」
「私も、それ、思った。」
「昌浩、お前けっこうな人気者だな。」
「当然だ。なんせ、晴明の孫、だからな。」
「孫言うな。物の怪のもっくんの分際で。」
お決まりの文句を誰にも聞こえないように言った昌浩に、獣が反撃する。
「もっくん言うな。」
 肩につく程度の髪の黒曜の瞳の変わった服装を身に付けた女の肩に、これまたおかしなものがのっている。
子犬か子猫ぐらいの小さな体は、白い毛並みに覆われている。首まわりを赤い突起が一巡しており、
額には、赤い模様がある。耳は長く、目は夕焼けの色。
この女と獣は、ふつうの人間には見えない。なぜなら。これらは、あの非常に有名な陰陽師、安倍晴明
の式神、十二神将なのだから。この小さな獣は訳あって物の怪姿に変化している、十二神将最強の火将騰蛇。
女は、十二神将闘将紅一点の最強に次ぐ闘将勾陣である。
十二神将は、相当な見鬼の才がなければ声もおろか、姿を見ることさえかなわない。
たとえば、彼らの主、安倍晴明や安倍昌浩のような人間にしか見えないのだ。
 昌浩は、かの有名な大陰陽師安倍晴明の孫の生まれ変わり。
ちなみに、晴明も生まれ変わって、平安の時のように、若菜と結婚し、息子二人を生み、二男の息子、三兄弟
の末っ子が昌浩である。
十二神将は、晴明に仕え昌浩に従う式神。本当の本当に晴明や昌浩、安倍の血縁者を大切に想っていたので、
こうして晴明たちの生まれ変わりを数十年も前に見つけ出し、今日は昌浩の護衛としてきていたのである。
 しかしなあ、と昌浩は思う。
昌浩たちはある事件をきっかけに、千年以上前の記憶も思い出している。
そこで分かったのが、今現在昌浩たちは平安の時とそっくりそのままのメンバーで、平安の時の晴明の
血筋である安倍家に生まれ変わっているのである。
偶然にしては、何もかもが千年以上も前の時と重なりすぎている。
そして何よりも昌浩の、いや、陰陽師としての昌浩の直感が警鐘を鳴らしている。
その時、またそれとは別のものが直感に働きかけてくる。あたりに素早く視線を向けると、
(まさか、な。)
と考えながらも、昌浩は窓際の席に座るのだった。
 

3:annri:2012/01/28(土) 17:14 ID:g4.

ちなみに、これは少年陰陽師のキャラクターを
ほとんどそのまま現代に持ってきたものです。
出てこないキャラクターも出てくるかと思いますが、
その点はお許しください。

4:annri:2012/01/28(土) 18:24 ID:g4.

第二話   清継からの誘い

 放課後。
 帰る用意をしていた昌浩は、休み時間にも真っ先にこちらを囲んできた少女軍団にまたもや捕まった。
「ねえねえ、彼女っている?」
「前いたところはどんなところだったの?」
「安倍ってあの、大陰陽師安倍晴明の名字と一緒ね。まさか安倍晴明の子孫とか?」
はい、そうですとは答えられず。昌浩は苦笑いを浮かべる。その苦笑いを別の意味ととった他の少女が、
「ほら、そんなことあるはずないじゃない。」
と言う。
「ぎゃあぎゃあうるさい連中だな。いっそのこと、蹴り飛ばしてくれようか。」
物騒な言葉を言い放った物の怪のしっぽをとっさに踏みつけた。
「何をする!こら、昌浩聞いているか。俺がそんなに信用できないか。」
思わずうなずきかけた昌浩は、にらんでくる物の怪を見て、しっぽから足をどける。
「まったく。もっと敬意を払わんか。」
「そんな姿でいわれても、説得力がないぞ。騰蛇。」
勾陣が冷静に指摘する。
急に、少女軍団がざあっと後ろに引いた。何事だ?と思った時には目の前にわかめのような髪型の男の子
が現れていた。その後ろには、同じクラスメートの奴良リクオや家長や巻、鳥居、島、ゆらがついてきていた。
「僕は清継だ。君が転校生の安倍くんかな。そうだったら、ぜひとも我が清十字怪奇探偵団にはいりたまえ。」
「は?」
ひどいネーミングセンスと突然のことに思わず聞き返す。
「だから、清十字探偵団だよ。そして、一緒に妖怪の主を探し出そう。」
「昌浩君。やめといたほうがいいよ。」
少女軍団の一人がおずおずと口をはさむ。
「安倍さん。無理してはいらなくていいからね。」
リクオまでもが声をかけてくる。隣にいたゆらもうんうんとうなずいた。
「そやで。早まらんときよ。」
「一つ聞いていい?」
「なんだね。」
「妖怪の主って?」
「よくぞ聞いてくれた!これはね、僕が小学生だったときに悪い妖怪に捕まったんだ。そこに、
妖怪を引き連れた妖怪の主が救ってくれたのさ。本当にかっこ良かった。僕は惚れてしまったんだよ。」
「へえ。」
あいずちを打つと、昌浩は横へ視線を投げかけた。無言の頷きが返る。
「うん、いいよ。」
「いいの!?」
驚き叫ぶリクオたちを見ると、昌浩は笑った。
「ここら辺を捜索するんでしょう。俺、まだここに慣れてないからこのあたりのことを教えてくれると
すぐに慣れて便利だからね。」
「もちろん。しっかり案内して差し上げよう。」
 昌浩たちがここ浮世絵町に引っ越してきたのは、交通に便利だから。それが理由だ。そんなここで、
千年以上前に住んでいた都のように、出来る限り迷わないようにするためには、実際に歩きながら教えて
もらうのが一番得策である。
それに、陰陽師である昌浩にとって、妖退治は仕事である。つねに新しい情報を手に入れておきたい。
だからこそ、承諾したのである。
「昌浩。」
 耳に聞きなれた声がする。見ると、昌浩の幼馴染の、漆黒の髪を腰まで伸ばしたきれいな顔立ちの
少女が入口の所に立っていた。少女は、昌浩と同じ、千年以上前の平安の時に生きていたとある姫だ。
その名も、彰子。藤原道長の娘であり、当初は帝に嫁ぎ、子をなす運命だったが、大妖怪によって呪詛を受け、
嫁ぐことが出来なくなった姫である。
しかも、陰陽師がそばにいなければ彰子が呪詛に苦しめられるため、安倍家に預けられた姫。
けれど、本人は楽しそうに家事をこなし、あっという間にこの生活に慣れた彰子は十二神将から評判も良い。
そんな彰子と昌浩はお互いに想いを寄せ合っていた。
そんな彰子もまた、現代に生まれ変わったのだ。千年以上前の記憶もある。現在は父が海外に出張しており、
母は、病をわずらい実家で静養している。なので、彰子は昌浩の家で暮らしているのだった。
「どうしたの?」
「君が藤原彰子君だね。僕は清継だ。君も清十字探偵団に入るかい。」
「昌浩ははいった?」
「うん。はいったよ。」
「じゃあ、はいる。」
「そうかね。歓迎するよ。諸君、今日は安倍君の家で作戦会議としよう。」
「うん。」
楽しそうに顔をほころばす彰子を見て、昌浩もまたにっこりとほほ笑んだ。

5:+鬼姫+:2012/01/28(土) 18:28 ID:ktM

ぬら孫xコラボ!?

6:annri:2012/01/29(日) 09:57 ID:g4.

ええ、そうです。少し違うところも
あるかもしれませんが、ここはこうしたらいい、
などがありましたら教えてくれると
うれしいです。
よろしくお願いします。

7:annri:2012/01/29(日) 10:02 ID:g4.

ええ、そうです。
ここはこうしたらいい、などがありましたら、
教えてもらえますと、うれしいです。
よろしくお願いします。

8:annri:2012/01/29(日) 10:04 ID:g4.

二回も同じことを書きこんでしまいましたが
二回目は気にしないでください。

9:annri:2012/01/29(日) 12:20 ID:g4.

第三話   天狗の建てた家

 「でかいなあ。僕の家よりもでかいんじゃないのか?」
 清継が感嘆の声を漏らす。当然だ。ここは、平安の時の安倍家と同じ大きさの家だから。安倍家は、低級
貴族にしては大きい邸を持っていた。浮世絵町の邸は平安の時の安倍家と部屋の中まで一緒である。
 「ずるいなあ。」
 鳥居が呟くと巻がうんうんと頷いた。ゆらやリクオ、カナもため息をもらしながらじっと見つめている。
「リクオ君のは少しぼろい感じだけど、昌浩君のは綺麗ね。」
「ほんまに。」
二人の言葉にリクオが苦笑いする。
 そのとき、昌浩と彰子の後ろに神気が降り立った。
「昌浩様。このお方たちは一体…。」
「変な輩を邸に入れるんじゃないぞ。昌浩。」
金色に光り輝く髪の十二神将天一と、同じく十二神将朱雀である。
「同じ学年の子だよ。心配いらない。でも、奴良リクオには警戒しておいて。」
そこの子、と指さす昌浩が、慌てて注意する。神将のまとう空気がとげとげしくなったからである。
「そこまで警戒しなくても。それに、ちょっと妖気が漂った気がしただけで。敵意はないみたいだし。
それに、直感があの子は妖だ、って告げてるだけで。」
「お前の直感が外れることはないからな。だが、晴明が織りなした結界はどうする。」
「俺が許可したから構わない。」
こうまで言われたら神将達も引き下がるしかない。昌浩は、彰子を連れて、清継たちを先導するべく追いかけ
て行った。
 邸に入った途端、翼をうつ音が聞こえる。これは、昌浩や晴明をもしのぐ見鬼の才の持ち主である彰子と昌
浩、それと神将だけにしか聞こえていない。昌浩は彰子と顔を見合わせる。
「清継。ちょっと着替えてくるから。ここで待ってて。あっ、彰子も着替えるって。」
ちゃっかり清継のことを呼び捨てにしている昌浩である。
「うそ。ほんとにこの家に彰子、住んでいたの。」
驚きの声が上がるなか、昌浩たちは自室に飛び込んだ。ちなみに、彰子と昌浩の部屋は隣どうしで、庭に下り
ることもできるのだった。

 部屋の隅に置いてあった沓をはくと庭に飛び降りる。そこには愛宕天狗の颯峰がいた。その隣には神将がいる。
「おお、昌浩。元気だったか。」
「うん、元気だったよ。疾風はどう?」
「まことに立派に育たれた。今では現総領よ。」
「そうか。それは良かった。」
「そちらは彰子姫ではないか。元気であったか。」
「こっちはみんな元気だわ。颯峰はどう?」
「天狗はみな丈夫。おいそれと病にはかからん。それと、邸はどうだ。里のものがもっと意匠を凝らしたかっ
ったと嘆いているのだが。」
「千年前と一緒でとても懐かしいわ。ありがとう。」
「そうそう。匠の技があまりにも素晴らしすぎて嬉し涙を流していたって言っといて。」
「分かった。」
「何か情報は掴めたか?」
 一気に話題を変える神将の言葉に颯峰は首を振る。
「いや、掴めていない。しかし、掴みしだい知らせに来るので待っていてくれぬか。」
そこで天狗は言葉をいったん切った。
「我らは何が起ころうと安倍家の味方。過去の恩を忘れはせぬ。それが愛宕天狗。我らが必要になったならば
呼べ。すぐに馳せ参じよう。」
そういうと、天狗は鳥に変化し、赤く染まりだした空へ飛び立っていった。

10:NONO ◆eCks:2012/01/29(日) 14:09 ID:406

こんにちは。
とっても面白いですよ。
これからも頑張ってください。
おうえんしています^^

11:annri:2012/01/29(日) 14:26 ID:g4.

第四話   決意の炎がゆれるのは

 昌浩たちが邸に入ったときの、颯峰が訪れる前までの神将たちの会話である。
「騰蛇、勾陣。これは一体どういうことだ。」
「そうです。いくら昌浩様でも、転校初日で友人を連れてくるなんて。」
「ええと、これはだなぁ。」
うまく説明のできない物の怪は勾陣に助けを求める。それを受けて、勾陣はため息をついたが話し始めた。
「なんだったか…。そう、清十字怪奇探偵団、だったか?それにはいれと押しかけてきてな。なんでも妖怪の
主というものを追っているらしい。このあたりを説明してくれるそうだし、なにより、情報が妖からだけでなく、
人間からも手に入るとは有り難いからな。そういうわけだ。」
「なるほど。つまり昌浩は晴明のごとく化けの皮をかぶって潜入したのか。さすがは晴明の孫。」
「化けの皮はかぶっていないがそういうことだ。」
「となると、晴明様に関する情報が手に入りやすくなった、ということですね。」
「ああ。」
でも、と物の怪は続ける。
「あのガキは結構うるさそうだがな。昌浩をまるで部下のように扱いやがって。」
ガキ、というのはもちろん清継のことである。
「なんだと。それは初耳だ。昌浩をこき使うなど言語道断。後でたたきつぶしてくれる。」
本当にたたきつぶしそうな雰囲気の朱雀を天一がたしなめる。
「曲がりなりにもあの人は昌浩様のお客人。丁重におもてなしせねば我らが怒られます。」
言外にたたきつぶすのはやめろと告げている。
「天貴、案ずるな。こぶしで語り合うだけだからな。」
天一の不安をよそに、さわやかに笑う。
「私はいったん異界に戻り、このことを同胞に伝えに行く。その間の昌浩の護衛を頼むぞ。」
同胞たちが頷くのを見ると、勾陣は異界に戻って行った。
その瞬間、物の怪の体から甚大な神気がほとばしる。
「許さない。決して。晴明の魂を奪ったお前を、俺は決して許しはしない。」
空をにらみあげ、激しい口調で、物の怪は宣言する。
「会う時が最後。必ずや貴様を叩き潰す。待っていろ。」
 その言葉は、異界にも聞こえていた。世界に十二人しかいない十二神将。その言葉は、神将たちの決意を表す。
そう、それは何千年と長い時を生きてきた中で誰かに従うことのなかった十二神将を初めて式に下した陰陽師。
その陰陽師のためならば、理を犯してでも。
  十二神将の瞳には決意の炎が揺れている。

12:annri:2012/01/29(日) 14:31 ID:g4.

nonoさん。ありがとうございます。
感謝です。
質問があれば、出来る限りお答えしますので、
気軽に言ってください。
お答えできなければごめんなさい。
これからもよろしくお願いします。

13:annri:2012/01/29(日) 15:10 ID:g4.

第五話     作戦会議は遊びと化して

 「いやあ。中も見事な平安貴族だね。優雅だね。うらやましいよ。」
現在、昌浩の部屋で作戦会議をしているのだが、昌浩の部屋は千年前と同じく散らかっており、そこらへんに
転がっている書物をどけ、円座を置くところを確保したのだ。
「ごめんね。ちゃんと掃除していなくて。最近、忙しかったから。」
「えっ、まさか彰子ちゃんが片づているの!!」
「そうだけど…。」
何か変なことを言ったか、と視線を向けられて巻がはやしたてる。
「ヒューヒュー。夫婦みたいに仲良しじゃん。」
「それは、ともかく!!」
顔を真っ赤にした昌浩が声を張り上げる。
「作戦会議をするんでしょう。さっさと始めましょうね!!」
「昌浩君のいう通りだよ。巻君。そのいかにも貴族風な円座に座りたまえ。」
清継がしゃべり始める。
「まず、昌浩君、あっ、呼びにくいから下の名前で呼ばせてもらってるよ。それと彰子君。歓迎するよ。」
「礼儀正しいのね。」
彰子が苦笑している。
「彰子が幻覚見てしまっている。やばい、やばいぞ。」
巻が一人で呟いている。
「君のほうこそ幻覚を見てしまっているのでは?」
巻と清継の口げんかになりそうな雰囲気を見事壊したのはゆらであった。
「はよ、言うてえな。こちとら忙しいねん。」
「そうなのかい?」
「そうなんや。ちょっと聞いてや。スーパーのバーゲンセールの弁当を獲得しなあかんねん。わかるか?」
「それなら、うちで食べてく?」
「ほんまか?」
「うん。皆も食べていったら?」
「だが、見たところ母君はいないようだが。」
「大丈夫。ちゃんと露樹様に教えていただいてるから。それに、露樹様と吉昌様はお仕事で一週間ぐらい家を
空けてるの。昌浩の兄弟は二人とも数日間友達の家に泊まるって。」
「へえ、様付けなんだ。」
リクオが驚いたように呟く。リクオの言葉はきっぱりと無視し、清継が大声をあげた。
「では、その手作りの料理をいただこうではないか。」
「おう。」
清継の言葉に返事を返しているみんなは楽しそうで。
「作戦会議じゃなかったっけ。」
昌浩はそう呟いたが、皆の声にかき消されたしまったのだった。

14:annri:2012/01/29(日) 16:09 ID:g4.

第六話  闇にひそむねずみの影に

 「彰子ちゃんはほんまに気がきくなあ。」
手土産をもらったゆらは上機嫌で家に帰るため、とある繁華街を歩いているのだった。
「わあ、嬢ちゃんが制服着てる。」
「どこいくのー?」
と男にからまれてしまった。
どこへいこうがうちの勝手や。はよどかんかい。じゃまやねん。と思いながらも、そんなことは言えず、困り
はてる。そこに後ろから声がかかった。
「ゆらちゃん!」
「い、家長さん!」
カナが男を睨みつける。男たちはしぶしぶ退散していった。
「大丈夫?ここら辺は夜になると危ないから、いこっ。」
ゆらの手を引っ張ろうとして、その動きが止まる。
「そういえば、ゆらちゃんは一人暮らし、なんだよね。」
「そやねん。でも一人暮らしはそんなに大変ちゃうねんで。でも、修行がなあ。家にも帰られへんし。」
「大変だね。」
ため息をつくゆらを、カナがしみじみと見る。
「女の子が落ち込んでるよー。ひーろった。俺の店まで持って帰っちゃおっと。」
いきなり若い男が声をかけてくる。
カナはゆらを背にかばい。男を睨みつけると、ゆらの手をひいて立ち去ろうとした。しかし、新たに現れた
男が道をふさぐ。そのとき、ゆらがカナの手を引いた。
「下がって。」
「えっ。」
「つれなくすんなよ、子猫ちゃん。」
リーダー格の男が前髪をかきあげた。
「夜は長いぜ。骨になるまで、しゃぶらせてくれよ。」
ねずみの顔があらわになる。カナとゆらは場違いなことにこう思ってしまった。こいつら、きもい。
「やっぱり。妖怪変化やったな。」
「えっ。」
「前に説明したとおりや。」
ゆらは前に出ると、式神を宿した紙を手に取る。
「うちは、陰陽師。ねずみ風情が粋がるんちゃうわ。」
「やれ、お前ら。」
襲ってくるねずみにむけて、ゆらは、ステップを踏んだ。

 「何かが、起きた。」
邸の中で、昌浩の、陰陽師の直感がそう告げた。

15:ネア:2012/01/29(日) 17:24 ID:UzM

始めまして。

ネアといいます。


ぬら孫好きで少年陰陽師にも最近はまり始めた者です。


あの・・・


晴明さん居ないんですか?

少年陰陽師には最近興味を持ったので小説は5巻までしか持ってません。

すみません。


ネタバレになるのならスルーしていただいて構いません。

ただ、気になったのでコメントさせていただきました。

16:annri:2012/01/30(月) 21:32 ID:Of.

ネアさん。コメントありがとうございます。
これは、ぬら孫も混ぜているので、
少し設定が違うという点もあるんです。
だけど、ネタバレになるかもしれませんが
晴明は登場しますのでご心配なく。
今の予定だと、最後らへんに出るんじゃないかなあ、
というところです。晴明の登場の設定もあるにはあるんですが、
ネタバレになるので、控えさせていただきます。
それと、しごく関係のないことですがネアさんはどのキャラクター
がお好きでしょうか。
できれば、そのキャラクターを出せるようにしてみたいので。
今後もよろしくお願いします。

17:annri:2012/01/31(火) 16:47 ID:Of.

感想やここはこうしたらいいなどのことがありましたら
教えてくれませんか。
お願いします。

18:ネア:2012/01/31(火) 17:42 ID:jyE

好きなキャラクターですか・・・

ぬら孫は首無と鯉伴様。

少年陰陽師だと六合さんとか・・・あと高於も性格好きです。

妖怪同士の問題に神様(高於)が首突っ込んだら面白いと思います。




おまけ:

文と分の間に“間”をいれてはどうでしょう?

入れすぎると長くなっちゃいますがそっちの方が読みやすいのではと思います。

19:annri:2012/01/31(火) 21:46 ID:Of.

ネアさんへ。
ありがとうございます。
参考になります。ちなみに私も高於の神が好きです。
確かに高於の神が妖怪の問題に
首突っ込んだらおもしろそうですね。
ぜひとも入れてみたいです。
そのための設定を……。う〜ん。
それはともかく、文と文との間に間をいれるとは
こんな感じでしょうか。↓(この物語に関係ありません)
マントの裾が翻る。

そこに現れたのは―…。

風をまとった、見目麗しい少女だった。しかも、その手には、短剣が握られている。

20:annri:2012/02/01(水) 18:55 ID:Of.

感想お待ちしております。

21:annri:2012/02/03(金) 20:54 ID:IqE

別のスレッドにオリジナルの小説をかく予定です。
どうぞ、そちらも見に来てくださいね。
題名は「戦国姫物語」です。
よろしくお願いします。

22:annri:2012/02/03(金) 22:00 ID:IqE

どうしよう(泣)
このようなコメントなどは書けるのに
いくら書きこんでも物語が書けません。
どうしたらいいでしょうか(大泣)
せっかくいいアイデアが浮かんできたのに…。

23:sakura:2012/03/06(火) 23:51 ID:I/g

はじめまして、ぬら孫との混合面白いです(^_^)/
更新頑張ってください。
意見としては昌浩達が手助けをするのはどうでしょうか?
頑張ってください。

24:annri:2012/03/07(水) 16:03 ID:bb6

sakuraさんへ
すみません、続きは別のスレッドに書いてます。
コメント、ありがとうございます。
がんばります。

25:meiko:2013/09/08(日) 15:31 ID:zMs

ぬら孫×少年陰陽師おもしろいです!
シリアスですか??
清明さんは、誰にころされたのでしょう?続きを楽しみにしています。
昌浩とリクオの共同戦楽しみにしています!!


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