リセット

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1:ボタン:2012/01/29(日) 19:37 ID:i-waI

一話 後悔

大嫌い。

大嫌い。

大嫌い

お兄ちゃんなんか…

死ねばいいのに



こんな思いがあの悲劇に繋がるなんて思ってなかった。


あの…

発言で…

2:蘭:2012/01/29(日) 20:43 ID:Mkg

見ますね
たのしみです

3:ボタン:2012/01/30(月) 00:37 ID:i-kp2

ありがとうございます!

4:ボタン:2012/01/30(月) 18:21 ID:i-UHg

二話 兄というもの

小さい頃は、お兄ちゃんが好きだった。

あ、ブラコンとかじゃないよ?

弟の僕にとって、お兄ちゃんは偉大な存在だった。


でも、それは小さい頃の話。


僕は、兄の翼の手によって、家族から疎まれるようになった。

兄の利用駒に過ぎなかったのだ。

もし、人生をリセットできるボタンがあるなら、僕はすかさず押すだろう。


兄とは一つ違い。

僕が、小2の頃、どこかのビルの屋上で工事をやってるのを知らずに、そこにふらついていた。
〜京平の過去〜
(今日は何しようかな♪)
なんて、ビルの周りを歩いてた。


すると上の方から…
ガンっっ

何かがぶつかり、何かが落ちてくる音がした。
上を見上げると…


僕にめがけて落ちてくる鉄柱。

声が出ないほどの驚きで、動けなかった。
「京平!」
ドン!
誰かに突き飛ばされた。
「う…そ…」
僕が目にした現実。
それは…





翼が鉄柱にぶつかり、血だらけになってる姿。


涙をこぼしながら、ずっと翼、と名前を呼び続け、翼が囁いた。
「大嫌い…」


それは僕のこと?

ごめんなさい。
ごめんなさい…

大事には至らなかったが、その時の母は気が狂っていて…
「何で…翼が…どうしてあんたじゃなかったの?あんたが翼の代わりになればよかったんだ!」
「落ち着け。京平も…「あなたは黙ってちょうだい!愛想の悪いお前が死ねばよかったんだ。翼のほうがとてもよかったわ。」」

何で…産んだのは母さんじゃん。

酷いよ。


そんなとき、翼が僕のことを呼び、二人きりで話すことになった。
「ざまあみろ。」と翼は笑っていた。


それ以来、家族から疎まれるようになった。



嫌い、嫌い、大嫌い…。

死ねばいいのに

5:momo:2012/01/30(月) 18:57 ID:sB2

はいっていいですか?

6:ボタン:2012/01/30(月) 19:52 ID:i-ZMI

いいですよ☆

7:りっこ:2012/01/30(月) 20:05 ID:Lfk

私もいいですか??

8:蘭:2012/01/30(月) 20:30 ID:AZQ

おもしろいね

9:ボタン:2012/01/30(月) 21:39 ID:i-GNw

三話 でも、たとえ…
事故死すればいい。
餓死すればいい。
窒息死すればいい。
死ねばよかったんだ。
産まれてこなきゃよかったんだ。

そんなとき、一本の電話で人生が変わった。
「平塚様のお宅ですか?」
「はい。誰ですか?」
「国立病院の東川と申します。お父様かお母様はいらっしゃいませんか?」
「いないです。両親は仕事に行ってます。」
「なら、あなたに。平塚翼様が事故に会いました。」


事故に会った?

ざまあみろ。
自業自得だ…


だけど…
でも、たとえ最低な兄貴でも、小さい頃憧れを抱いた人物だ…。
「部屋番号は?」
「11階にある1109号室です」
「わかりました。今すぐ行きます。」

そうだ。

どんなにあがいたって…
血縁者なんだ。


数十分後。
「失礼します。」
返答はない。

ベッドに目をやると…
痛々しい姿で翼が横たわっていた。

数時間翼の横にいた。
すると…
「きょう…へい…?」と、翼は驚いた顔をしていた。
「………。」

どうせ心の中では嘲笑ってるんだろうな。

「目覚ました訳だから、僕帰るね。母さん達来たら気まずいし。」と苦笑いした。
「……ぇの?」
「え?」
「怒ってねぇの?俺のこと。」
珍しい。

翼はいつもそんなこと言わないはずだ。
「恨んでるよ。翼のこと。確かにけがをさせたのは悪かったよ。でも、自作自演って聞いちゃね。大嫌いだよ。翼なんて。
家族から疎まれるように仕向けて、僕に惨めな目にあわせて。楽しかった?
正直死ねばいいのにって思ってた。
だから事故にあった時もざまあみろって思ったよ。
でもね、それでも兄弟だから。
だから起きたときに一人じゃないように、母さん達が来ればよかったんだけど、僕で悪かった。でも一人じゃきっと…いや、寂しいよ。
だから、起きるまではいようとした。」

これが僕の思いだよ。
「きれいごと…「きれいごとって思うのは勝手だよ。翼は僕が邪魔だもんね?散々僕に暴力ふるってきたもんね?
覚えてる?翼に病院送りにされた時、目を覚ましたら一人なんだ。心の底から思ったよ。やっぱり一人なんだなぁって。」」
「うるさい、うるさい!」
「逆ギレ?(笑)ふざけないでよ(笑)キレたいのはこっちなんだ。あはは。そんな怖いものを見たような目をしないでよ。」

もう、何もかも嫌だ。

大嫌いだ…。
「俺は…お前が生まれた時は嬉しかったんだ。でも母さん達は俺なんかほっといて京平ばっかり。」
「だから僕をこんなめにあわせたの?それだけ僕が邪魔なんだ?(笑)クスクス…もう、疲れたな。」
僕は携帯を取り出す。
「あ、母さん?翼が事故にあったから国立病院に来て。なに?僕はやってないよ。第一真っ先に疑うのがおかしいよね(笑)あと、母さんに一言言っとくね。
無事にここに辿り着くといいね。(笑)」
そして無理やり電話を切った。
「お前…最後の…」
「あぁ。ホントになったらいいけどはったりだよ。じゃあ、邪魔者は消えるよ。
人生リセットしたいしね。」

僕は病院を後にした。

プルルルルル
表示されてた名前は…
【翼】
「何?」
すると翼は震えた声で…
「母さんが……事故に…あった…」

え?

まさか…僕の発言で…?

嘘だよ。偶然に過ぎないよね?
僕は悪いことなんてしてない。
数十分後

母さんの病室に行った。
「あら…京平…」
「ひどいざまだね。」
「そうね…」
すこしの沈黙。
しかしその沈黙は母さんが破った。
「ごめんなさい。京平…。翼に聞いたわ。翼がいけなかったのね。」
「いいよ…もう…慣れたし…」
母さんは幸い軽い怪我ですんでいた。


でもね、謝って済むならこんなことにはならないんだ。

10:ボタン:2012/01/30(月) 21:40 ID:i-GNw

いいよ!


>>8
ありがとう!

11:りっこ:2012/01/31(火) 20:33 ID:tKM

これからどうなるの?!

12:匿名さん:2012/02/01(水) 00:11 ID:i-SZU

四話 リセットボタン

「母さん。今まで育ててくれてありがとう。(笑)」と僕は母さんのお腹にナイフを刺した。
「ご…めんね…」と母さんは涙を流して謝った。

まるでこの事をわかってたかのように。
なんで…?
なんで謝るの?
ワケわかんないよ。

翼の病室にて
「まだ…いたのか…」

「お前のせいで…」僕はそう言い聞かせた。
いや、言い聞かせたんだ。
自分の間違いを認めたくなくて…

あれ?


おかしいのは…
僕?
「お兄ちゃんなんか大嫌いだ!」と…僕は…
涙を流しながら左胸に…ナイフを刺した。

家に必死になって帰ると、段ボールが置いてあった。

中を見ると…
「これは人生リセットボタンです。本当にリセットしたいときに使いましょう。戻りたい年代を思いながらボタンを押してください。
くれぐれも…後悔だけはしないように。」

後悔?
そんなものするもんか。


だから僕は…
リセットボタンに手を伸ばし、あの事故の前に戻った。


でも、結果は同じだった。
「何でだよ…」

そんなこんなで僕の中では6千年の月日をたどった。
その6千年はリセットをし続けてた。


そして、今日。
6千年前の現在…
僕が母達を殺す日。
「どうしてあんたはろくでもないの。」と母さんは僕を抱き締めた。

そうだ。

誰かしらそうやって…



叱ってくれればよかったんだ。



一人なんかじゃなかった。

むしろ、一人じゃないと言われた。



これで僕もやっと死ねる。


さようなら。

ありがとう。




でもこれから話される最悪な発言を僕は知るよしもない。

次の日


飛び降り自殺をした一人の少年。
すがすがしく死んでいた。
「やっと死んでくれた。」と謎の影が言う。
「よくやってくれた。“平塚翼くん”」

そう。全ては翼のせいだったのだ。
「悪いな京平。僕も生きるためにこのボタンが必要なんだ。」




不適な笑みをこぼしながら、謎の影と平塚翼は消え去った。



おわり?


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