いじめ――もう涙はいらない――

葉っぱ天国 > 小説 > スレ一覧 [書き込む] Twitter シェアする? ▼下へ
1:奈々子:2012/04/01(日) 11:41 ID:qsE

第一話――心――美和の場合

「美和ー」
昇降口に向かうあたしの背中に、声がかかった。振り返ると、絵梨香と麻衣、千冬が
手を振って近づいてくる。3人は、同じ1年3組のクラスメートで、同じ美術部員、い
つも一緒の友達。
「美和、部活でないで帰るの?」
「うん、今日はお母さんが病院に行く日だから、あたしがごはんの仕度当番なんだ」
「えー、せっかくあたし、今日塾なくて部活出られるのに・・・」
絵梨香が、お人形みたいにかわいい顔を、少しゆがめる。
「ごめんごめん。うち、お父さんが料理全くできないから・・・と、絵梨香、大丈夫?」

2:奈々子:2012/04/01(日) 13:24 ID:qsE

「え?」
「顔色、なんか悪いよ」
あたしの言葉に、絵梨香はハッと手を頬に手をあてた。
「そ…そう?」
「うん。なんか、目も赤いね。勉強しすぎじゃない。」
絵梨香の様子を見て、あたしは心配になった。絵梨香は学年トップクラスの秀才で、
いつも平均点の前後をウロウロしてるあたしとは正反対。でも、そんなあたしでも、絵
梨香が塾に通ったりして、人よりもずっとずっと努力しているのは、わかる。
「…そんなこと、ない。大丈夫だよ」
「大丈夫って、自分では思っててもさ、体って気がつかないうちにどんどん悪くなっていくよ。
だから、無理しちゃダメだよ」

3:奈々子:2012/04/01(日) 13:49 ID:qsE

「無理なんか、してない!」
絵梨香はキッとあたしをにらみつけると、プイッと後ろを向いて行ってしまった。
「絵梨香…!?」
「じゃあね、バイバイ、美和」
麻衣と千冬が、あわてて絵梨香を追って行く。
絵梨香、怒った…?でも、なんで…?
「…と、いけない!こんな時間!」
時計を見て、あたしはあわてて昇降口に向かった。
「あ、由奈!」
「美和!」
下駄箱の前に立っていた由奈が、小さく笑った。

4:にゃにゃん!:2012/04/01(日) 14:23 ID:Ujw

これって…あの、ちゃおのいじめの小説版のやつ・・・ですよね?
スレ主様>

5:奈々子:2012/04/01(日) 18:31 ID:qsE

いいえ
私が考えた小説です


書き込む 最新10 サイトマップ