いぬの気持ち

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1: ◆/KJ6:2012/05/10(木) 22:45 ID:ez-Pq6

アンチなんかにいる奴が小説書きます。



――――2012年、春。

桜の花も開花して、
暖かい気候になった。

東京都の片隅にある町のとある公園には

笑いながら遊ぶ子供たち

マラソンをする夫婦


……そして、
捨てられた犬が在った。



この犬は、
ちょうど一年前に、
ある家族に
捨てられたのだった…

2: ◆/KJ6:2012/05/10(木) 23:27 ID:ez-iWE

これは、
とある捨て犬ゴンの話です。


一年前――

2011年。
東京都のどこかの町に住んでいた
武川という家で犬を
飼っていた。

その犬の名はゴン。

1歳。
ウェルシュ・コーギー。

元気いっぱいで、
人なつっこい。

でも、
よく無駄吠えしたりするし、
しつけもあまりよくなかった。


でも、
そんなゴンだけど
誰かが落ち込んでいるとき、
その人の頬をゴンがぺろぺろとなめて励ましてあげるのだった。

みんなにも好かれているゴンだが、
小学校5年生の次女、
未来(みく)だけは、

ゴンの事を嫌っていた。

「うるさい」 「言うことを聞かない」
という
そんなふうな理由で
嫌っていた。

3: ◆/KJ6:2012/05/11(金) 15:39 ID:ez-B0M

そんなある日、
ゴンは
高校1年生の長女・未歌(みか)のアクセサリーを、
噛みちぎって
壊してしまった。

「これ、彼氏にもらった宝物なのに…!」
未歌は悲しくて悲しくて
どうしようもなかった。

顔は涙でぐちゃぐちゃになっていた。


姉を一番大切に思う未来は、
「ゴンのバカ。バカバカバカバカバカ!」
と、ゴンをきつく責めた。


「もうあたしこんなバカな犬いらないっ!」
未歌も怒って、

「こんな犬捨ててやる!」
と二人同時に言った。

両親は、焦ってせき止めようとした。
でも、その努力も水の泡だった。

両親は気が弱くて、
強く言われるとしたがってしまう性格だ。

だから、
未歌に
「今から捨てに行くから邪魔しないで!」
ときつく言われ、
ゴンを捨てる事を許してしまった。


二人は、公園へ言った。
段ボールの中にゴンを入れて、

その段ボールには
“拾ってください”
と書いてあった。


二人はとうとうゴンを捨てた。
公園の中の、
つばきの木の下に。


一番目立つ所だから、
誰かが拾ってくれるだろうと、
思って捨てた。


ゴンは何もわからなかった。

ただ、
誰もいない。
お母さんもいない。
そういう事だけは
わかっていた。

夜になったら迎えに来てくれるだろう、と
ゴンは考え、ずっと待っていた。

4: ◆/KJ6:2012/05/11(金) 21:32 ID:ez-T3g

明日書くか。

5: ◆/KJ6:2012/05/12(土) 12:24 ID:ez-T3g

だが、その考えは甘かった。
午後9時。
お母さんが来てくれるだろうとワクワクしていた。

ゴンは
お母さんの姿を一目見たくて四方を見渡した。

いない。
お母さんがいない。



―――――ゴンは、
ここでやっと気づいた。

自分が捨てられた事を。
自分が裏切られた事を。


悲しくて、悔しくて
辛くなった。


僕は嫌われてたんだ…!


そう思ったゴンは苦しくなった。

6: ◆/KJ6:2012/05/12(土) 12:34 ID:ez-EUY

でも、絶対会いにいく
絶対帰りにいく

ゴンはそう決心した。


ゴンが今いる公園は、
武川家の家の隣町。

ゴンは生まれつき
障害を持っていて、
足をあまり上手く動かすことが出来なかった。

でも、一応、彼は歩くことはできる。



そんな不自由な足でも、
絶対に飼い主様のところに
帰ることにしたのだった。

7: ◆/KJ6:2012/05/12(土) 12:53 ID:ez-WiM

〜2011年5月〜

緑の若葉が
青葉になり、だんだんと
暖かくなっていった。


そう言えば今日は、
こどもの日だったなあ。


ゴンはそう考えながら、
お母さんを探していた。

――――こどもの日。

僕は家族のみんなが作ってくれた
紙の兜を毎年かぶっていた。

なんだか強くなった気分がして、
かっこよかったな。



そんなことを思い出したらなんだか寂しくなってきた。

近くには、
兜をかぶって、
たくさんおやつをもらって、
たくさん撫でてもらってる犬がいた。


あのコ、
あんなに可愛がってもらってる。

僕なんか、僕なんか…

ゴンは泣きそうになった。


僕も可愛がってくれていた頃が懐かしいよ。

8: ◆/KJ6:2012/05/12(土) 18:30 ID:ez-Dyo

すまった。ネタギレ。

9: ◆/KJ6:2012/05/12(土) 18:37 ID:ez-XzU

くよくよしてはいけない。

僕は進まなくてはいけないんだ。
前だけを見ればいい。


そう考え、ゴンは足を前に出した。


その矢先、ゴンは足を踏み外してしまった。

転んでしまったのだ。

足が擦りむけていて、血がとろとろと流れた。



痛いけど、がんばらなくちゃ…!

ゴンはそう思って
歩き続けた。


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