うぁんぱいあ

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1:姫♪:2012/05/25(金) 22:03 ID:K52

題名の通り、ウァンパイアもののファンタジー小説書きます!
中学進学のせいで、更新遅れるかもしれませんが…大目に見てください><

☆ルール☆
1・荒らしは禁止!即ご退場!
  もし居座り続けるなら、アク禁依頼を出します。
2・あたし以外小説書かない!
3・アドバイスはガンガンお願いします!
4・感想もお願いします!
5・雑談は控えてください!多少なら、OKかもですが、出来るだけ控えてください。
6・100と1000は取らせて下さい。



上記のとおりがルールです。
守れる人はジャンジャン来てくださいっ♪

2:姫♪:2012/05/25(金) 22:19 ID:K52

プロローグ


―――ボォォォォッ…
燃え盛る火の海。あたし―――鬼咲美羽(きさき みう)の家。
「やだ…っ!お母さんとお父さん、まだ中に居るよぉ…っ!!」
「美羽ちゃん、行っちゃ駄目!!」
「うわぁぁん…っ!お母さん…っ!お父さん…っ!!」
泣き崩れる美羽を支えるお隣のおばさん。
美羽の手には、一つのペンダントが握られていた。


「はぁ…はぁっ…!」
家を失ったあたしは、走って走って走った。
あたしが殺してしまったお母さんやお父さんとすんでいた場所に居るのが怖くて…。
―――キキィィーッ
走ることしか考えてなくて、前すら見えてなかったのかな。
あたしは正面から車と衝突した。
そのまんま、なんにも感じなくなって行った―――


「ここ…どこだろう…」
目を覚ました、あたし。うっすら開いた瞳に白い天井が映る。
「あ…、目が覚めましたか!」
「…誰?」
「僕は神谷春人(かみや はると)って言います」
「…あたしは…誰?」
“誰?“そう聞く少女の首には、あのペンダントがかけられていた―――


本編へ続く。

3:姫♪:2012/05/26(土) 10:28 ID:F3c

本編


「うわぁ!?」
―――ドサッ
一瞬だった。一瞬のうちに、立っていた男は倒れていた。
「…」
そこから立ち去る少女。少女の口元には不敵な笑みが浮かび、血がべっとりと付いていた。

『今日のニュースです。先日から続発している、被害者の血が抜かれているあの事件についてお伝えします。
昨日、また同じ事件がありました。場所は豊田市。その付近に住んでいる人は警戒してください。
ここで専門家のお話をお聞きします。』
『はい、この事件ははっきり言って非科学的な事件です。
どんな事をすれば、被害者の体から血だけをごっそりと抜き出せるかなんて、科学的には不可能です。
つまりは、非科学的な事件でありすなわち、解決は難しいかと』
朝のつけっぱなしのテレビから声が聞こえる。“被害者の体からごっそり血を抜き取る”それが最近多発している事件だ。
「美羽さん、学校おくれますよ!」
「あ、うん。今行く!」
私、鬼咲美羽がすむのは豊田市。実はいろいろあって、3年くらいから前の事何も覚えてない。
そんな美羽が通うのは市立西高等学校。偏差値は正直言って高い。
「やばいっ!」
「美羽さん、車で送ってくれるそうです!」
「あ、ありがとー!」
「いいえ、春人様と美羽様の御頼みとなれば…」
鬼咲美羽。3年より前の記憶がない。3年前…それはあの火災があった日。
春人は美羽が倒れているところを病院に運び、目を覚ました後も引き取ってくれた。
でも“美羽”という名前は覚えていたわけではない。持っていた生徒手帳に“鬼咲美羽”と書いてあったから。
だから、本当に何も覚えていないのだ。


「美羽さん、着きました!」
「はーい、ありがとうございました林さん!」
「いいえ」
林さんというのは、神谷の運転手兼執事。あぁ…そもそも神谷家の話をしてなかったか。
神谷家は世界に名を誇る財閥、神谷グループの事をあらわす。
だから孤児一人拾うくらい造作もないこと。神谷グループの力があればね。

「美羽、おっはよーー!」
「あー!捺那!おはー!」
美羽の親友、佐々木捺那(ささき なつな)。彼女は美羽がこの学校に入ってから初めての友達。
「おはようございます、捺那さん」
二コリと捺那にほほ笑みを向ける春人。それを見た美羽は不機嫌になり、向けられた捺那は真っ赤になる。
「おはよう、神谷くん」
小さくそういう捺那。そう、捺那は春人の事が好き。
ちなみに美羽も春人の事が好き。プイと顔をそむける。捺那と春人を見たくないから。


「ねぇ…私何に見える…?」
鋭い牙を口からのぞかせた真っ赤の瞳の少女が男に問いかける。
「…吸血鬼」
男はしっかり少女を見た後にそう言った。その瞬間
―――ガブリ
少女は男の首筋に飛びついた。飛びついた…というより、噛みついた。
男の顔はどんどん青ざめ、生気が失せて行く。
そしてしばらくした後、男は崩れ落ちた。
「…やっぱりおいしい…血」
小さくつぶやきながら立ち去る少女。血にまみれた唇を手でぬぐいながら…。


続く。


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