青い、大空へ。

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1:桜花 ◆SCyE:2012/06/24(日) 16:09 ID:TSw

この、気持ちを
あの、大空へ。


________________好きでした________________

2:桜花 ◆SCyE:2012/06/24(日) 16:22 ID:TSw

果てしない空。
いつも、見つめる自分。
私、夢獺美結。
…病気で、いつも病院にいます。
私の、とりえは、
“絵”
静かな、病院は何も、面白くない。
だから、スケッチブックにたくさんの絵を描いてる。
私の、将来の夢は“漫画家”
…もう、叶わないだろうけど。

「美結、友達が来たわよ。」
お母さんが、部屋に入ってきて
心配そうな顔で、私を見つめる。
ズキッ…
胸が、痛む。
「美結、誕生日おめでとっ!!!」
親友の、萌香がいった。
そう、今日
5月30日は、私の誕生日。
「はいっ」
渡されたのは、赤とピンクのカーネーション。
これを………?
そうすると、頬が赤く染まる。
「ありが……とう……」
ニコッと、笑顔で親友の方を見る。
親友も、笑った。
…大好き。
優しい、親友がいつも
大好き。
「美結。体に気をつけろよ。」
「うん。」
私の、幼なじみ佑が
そう、優しく言った。

3:桜花 ◆SCyE:2012/06/24(日) 23:01 ID:TSw

「あ、美結。その絵可愛い〜♪」
私が、手に持ってた絵を萌香が見た。
そう言われると、頬が赤く染まる。
「…可愛くない……」
「可愛いって!!」
「ううん、可愛くない…」
「もう、美結……!!」
どんどん、拒否。
ていうーか、拒否というか。いや、言わんな…



はぁ……………


こうやって、元気に笑っていたかった。
みんなと、笑っていたかった。
悔しい。
なんで、私だけ________________?


病院の、布団を握った。
佑が、じっとそれを見る。
あ………。
また、心配かけるんだろうな。
もう、嫌だな。



ー次の日ー
「お母さん、外…。外に、行きたい。」
「……?ダメよ。悪化したらどうするの?」
「大丈夫…!!悪化するほどの、体なんかもってないし」
そうして、外に出ることが決定。
車椅子だけど。

外に、出るとまばゆい太陽。
外ってこんなに明るかったんだ。
つまんない、病院の中より
こっちが、いいな。
「わぁ〜……きれっ……!!!???」
車椅子が、石につまずく。
そして、体が







硬い、土へ。



「!!?美結っっっ………!!!!!!!!」
大声で、お母さんが叫ぶ。
その、声は小さく聞こえる。
あぁ………




私、どうしたんだろう……




「…もう、お子さんの足は動かないでしょう…」
医者の言葉に、汗がでた。
今なんて?

……それじゃあ、走れなくなるの?

「うわ………ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁああああああ……….….………!!!!!!!!!」
泣き声が、むなしく響く。

もう。
もう。






歩けないんだ。

そうすると、胸が痛い。

4:桜花 ◆SCyE:2012/06/25(月) 18:35 ID:wu6

そして、次の日から


________________何も、喋らなくなった。



「美結………。」
お母さんたちは、ますます心配するばかり。
こんな、苦労するなら、



死んだ方が、マシだ。



そして、いつも絵をかいていた
スケッチブックの一ページずつ、取って破く。
それを、何回もやった。


「……!!!美結っっ……!!!!やめなさい!!!!」
そういわれても、やり続ける。
もう、私に何も…


希望さえも、なくなった。




「「ピッ」」

お母さんが、テレビのリモコンを押した。

「フィギアスケート選手________________……」

あぁ、うらやましい。

こんなに、足を動かせて。



なんて、幸せなの………?



「ねぇ………………」
「………」
誰かが、ドアを開けて入ってきた。
それは、私と同じ年で
病気を、さずらってる子。




「美結ちゃん…」
「………」
「話を聞いて。」
「………」
伊川友莉の、顔が
今にも、泣きそう。



「ねぇ………?美結ちゃん。
あたしねぇ………、貴方より先に
この世を旅立つかもしれない……」
…………え
ズキッ……
苦しい。
今、この世を旅立つって?



冗談は、やめて。

お願い。

すると、私の口が動き出す。



「冗談は、やめてっ………!!!」
やめてよっ……、
そんな顔で、見つめられると
泣きそうになるじゃん……。


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