〜13月〜

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1:@GReeeeN@ ◆AEF6:2012/06/30(土) 02:03 ID:d3I

今日は1月1日……………ではなかった。

2:GReeeeN ◆AEF6:2012/06/30(土) 12:27 ID:d3I

【ロスタイムプロローグ】


やよいの家族は大晦日をいつも祖母の家で過ごす。

親戚がみんなコタツの周りを取り囲み、
「今年ももう終わるのか.....」としみじみした思いに耽っていた。
母に「もう寝なさい」と言われてもやよいは眠気を我慢する。
なぜなら.............



なんとなく空中で年を越したいからだ。
12月31日11時59分59秒になった瞬間、ジャンプするのだ。
やよいはとても単純で、これで幸せになれる。と思い込んでいた。

よし........あと20秒。

「19......17.......13.........15」やよいがカウントダウンを始めた。
皆がやよいを見て苦笑いしていた。
「14......9......8.......2.....」

1......今だっ!!!!

やよいは飛び上がり、除夜の鐘が鳴った。
やった!!と空中でガッツポーズをするやよいの、



目の前が真っ白になり、何かに引っ張られた___________。

To Be Continued......

3:ami:2012/06/30(土) 12:51 ID:qgI

面白い!入れてくださいっ!

4:GReeeeN ◆AEF6:2012/06/30(土) 20:34 ID:d3I

【第一章:三千世界】

はっ!?.......
やよいは飛び起きた。さっきと同じ場所に居た。
どうやら倒れていたらしい。
疲れて眠ってしまったのだろうか..................空中で?

やよいは少し遅れて気づいた。

「あれ?みんなは!!?」

周りは人の気配は無く、とても静まりかえっている。
やよいは首を傾げたが 別にいいや と思ってテレビをつけたが、

どのチャンネルに変えても、黒い砂嵐。

昔じゃあるまいし、変だな。と呟いたその時、
目が釘ずけになったのは...........
テレビの右下に表示されている日付だった。





《H24.13.1》

「平成24年..............13月1日!?」



To Be Continued........

5:GReeeeN ◆AEF6:2012/07/02(月) 23:41 ID:d3I

13月...........そんな月は無いはずだ。
きっとこの寒さでテレビがボケたんじゃないかと、やよいは流したが
妙な違和感を感じ、少し恐怖心まで覚えていた。

なんだろう、「?」を部屋中にぶちまけた感じだ.......




その時_______________、

不意にチャイムが鳴った_______。




やよいは「誰かな.....?」と不安そうに呟くと、
立ち上がって、自分の宝物である黒いテニスラケットを
持って玄関に恐る恐る向かって行った。

ドアの向こう側は、見たことの無い人影があった。
やよいの警戒はピークに達し、テニスラケットを振り上げ、
いつでも殴れるようにして、ドアの鍵を開ける。

ドアが、ゆっくりと開き、やよいは心臓を鳴らしながら一点を見続けた______。



To Be Continued........

6:GReeeeN ◆AEF6:2012/07/04(水) 00:11 ID:d3I

「Welcome!!ようこそ13月へ!!」

ドアが開いた所に立っていたのは、クラッカーを手にした少年。
オレンジ色のツンツン髪が印象的で、黒のスーツを身に纏っている。
急にハイテンションで言う彼にやよいは戸惑った。

しかし、そんな様子のやよいを無視し、少年はクラッカーを鳴らした。
紙吹雪がやよいの頭に降りかかる。少しばかり気まずい空気が流れていた。

「ちょっと........何!!?」

やよいは少し苛立ってラケットを再度振り上げた。
しかし、少年は表情を一つも変えずに続ける。

「僕はバジリウス。この国の案内人だよ!」

バジリウスって、ここ日本なんだが、とやよいは真に受けず、
怪しい奴め..........覚悟ぉ!!とラケットを振り下ろした。


____その瞬間、バジリウスは消えた____


やよいが降り下ろしたラケットが空を切る。
えっ? と後ろからした奇妙な気配にやよいは振り向くやいなや、
なんと、バジリウスは後ろに瞬間移動していて、笑っていた。

「危ないじゃないか〜。なかなかいい素振りだね、テニス部なのかな?」

バジリウスの言う通り、やよいはテニス部所属で主将だった。
それより、今大切なことはそんな事ではない。

「そんな事より、ここどこですか!!?」

そう言ったやよいに、バジリウスはフッ、と俯ける。
少し勿体ぶって間を置いた。




「キミにとっての『異世界』だよ。」

To Be Continued........

7:GReeeeN@THEF:2012/07/08(日) 15:07 ID:d3I

異世界.......?
やよいは信じきれず「はっ?」と声を漏らした。

バジリウスはやよいの反応を楽しむように、
ニヤニヤしながら眺め、玄関にあったカレンダーを捲る。

『12月』の次は『13月』だった_______。
やよいは目の前のオレンジ髪野郎にすがり付く。

「ねぇ......嘘でしょ?帰してよ!!私は何もしていないのに!!」

バジリウスはニヤニヤしながら妙に紳士ぶった口調だった。

「可憐ですねぇ......。しかし、運の尽きと言うことですな。」

そんなバジリウスの一言に、
「〜〜〜〜〜〜〜っ!!!!!」とやよいは言い返せず座り込んだ。

もう家族に会えないのかな......
もう友達に会えないのかな......
もう彼氏に会えないのかな......
もう誰にも会えないのかな......

そんな思いを巡らせ少し涙ぐむやよいに流石に同情したようで、耳元で囁いた。
「“13月”から逃げ出す方法を教えて差し上げましょう....。」



To Be Continued.......


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