ストーカー

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1:AYU:2012/07/07(土) 07:27 ID:Dig

春山 将生(はるやま まさき)…大学二年。沙奈の彼氏。大学では四人の仲間とつるんでいる。

菊池 沙奈(きくち さな)…大学二年。将生の彼女。


他にも、色々な人物が出てきますが、主な人物はこの二人です。

これは、ホラー小説です。

2:AYU:2012/07/07(土) 13:30 ID:Dig

大学では 明日から夏休みに入ろうとしていた。

大学2年の春山将生は、隣の席にいる菊池沙奈に話しかけた。

「沙奈、夏休み中に浮気するなよ?」
将生はニヤリと笑顔を浮かべる。

そう。将生と沙奈は付き合っている。現在、付き合って3ヶ月目だ。
沙奈は、「しないよ〜」と言ってくれた。

「おぉっ!羨ましいねぇ。ラブラブカップル!!」

いきなり割り込んできたこの男。 淳。

将生「淳…。うるさいよ」

ため息をつく隣で沙奈は笑っていた。

淳「いいだろぉ!お幸せになぁ!!」

淳はそう叫び クラスから出た。

「俺らも帰ろう」

「うんっ」

将生は手を差し出す。沙奈はその手を握り返した。







…この夜、淳が行方を消した。

3:AYU:2012/07/07(土) 16:53 ID:Dig

ブーーっ、ブーーーっ

テレビを見ていた将生は、携帯が振動しているコトに気付き、
電話に出た。
電話の相手は、将生とつるんでる涼からだった。

涼「将生か!?」

通話ボタンを押した瞬間、思い切り叫んだ涼。

「…んな、大声出すなよ。聞こえてるよ」

「落ち着いて聞いてくれ。…淳が…」

急に、押し黙る涼。
鼻をすする音も聞こえる。

「おい…?涼?淳が、どうしたんだよ」
冷静を保つ将生。

「死んだんだ。」

その言葉に 目が真っ暗になった。

「おい、冗談やめろよ」

「こんなこと冗談で言えるかよ!!!」

「わ、わりぃ…」

すぐさま謝る将生。

「警察は犯人の行方を追っている。明日は、全校集会だってよ」

「あぁ…。そっか…」

「じゃあな」

プツリと途切れた電話。

「淳…」
震える声で呼ぶ名前。
夢であって欲しい。嘘と言ってくれ。
だが、もういない。二度と会えない。

将生は、目を瞑る。
淳の笑顔が、浮かんで消えた。


カーテンを閉めようとした瞬間、将生は声を挙げそうになった。
人がいる。

黒い帽子に茶色のサングラス。マスクをしており、まるで不審者のような人物。

そんな奴が、こちらを見ているのだ。
将生は急いで、カーテンを閉めたのだった。

4:AYU:2012/07/07(土) 18:13 ID:Dig

淳が死んだ、と知ったその次の日 全校集会が行われた。

「淳君…っ!」

淳の名前を出しながら 肩を震わせ泣いている沙奈に
将生は 沙奈の両肩を包み込んであげるコトしかできなかった。

「…大丈夫?」

全校集会が終わり、沙奈を人気のない場所に連れて行った将生。

「…ん」

目を真っ赤にして答えてくれた沙奈。

将生は、力強く沙奈を抱きしめた。

沙奈だけでも、必ず守る。 と、心に誓って…

5:AYU:2012/07/07(土) 22:10 ID:Dig

その日の晩、沙奈を家まで送った。

「ありがとう。家まで送ってくれて。」

「いや、いいんだよ」

お礼をいう沙奈に、笑って答える将生。

「気を付けてね?帰ったらメール頂戴」

「うん。分かった」

沙奈の頬にキスをして 家を去った。

「遅くなったな…」

ぼそりと呟いた、

瞬間。

後ろに気配を感じた。
人も車も、いないのに。それなのに人の気配を感じる。

恐る恐るふりかえる。

だが、誰もいない。

気の、せいか?

将生は首を傾げ、帰路についたのだった。


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