二重人格の彼

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1:おきなみ ◆INNk:2012/07/09(月) 07:09 ID:i-lY2

小説を書いたことのない私がチャレンジします。

登場人物は(>>2)

2:おきなみ ◆INNk:2012/07/09(月) 07:23 ID:i-JOg

・海原水月(うみはらみずき)
主人公の少女。青いカチューシャをしていて、長い髪。で14歳。クラスの男子に嫌われている。慎重で疑い深い性格。

・秋月玲(あきづきれい)
転入してきた美少年。14歳。何かと謎が多い。

・愛内花恋(あいうちかれん)
水月の親友。14歳。明るくて可愛くて人気者。

・綾瀬颯(あやせはやて)
14歳。金髪。水月をからかうヤンキー。

3:おきなみ ◆INNk:2012/07/09(月) 07:35 ID:i-lY2

私、海原水月は遅刻ギリギリに教室に入った。
普段なら怒られているハズが今日はなぜか先生はいなくて、教室がいつもよりざわざわしている。

「水月!おはよう!」
親友の花恋が真っ先に声をかけてきた。いつも通りの可愛らしい笑顔だ。

「なんか賑やかだけど…どうしたの?」
「今日転入生が来るって!」
「えっ、転入生?」
「そう!しかも男の子!うちのクラスいい男子いないしさ、楽しみだよね!」
「はっ、いい女子だっていねーよ」
話に割り込んできたのはクラスでリーダーのヤンキー、綾瀬颯だった。
「綾瀬!」
花恋が嫌そうな顔をした。
「特に海原!コイツは馬鹿だしアホだし良いとこナシだな」
「ちょっと!やめなさいよ!」
花恋が颯に叱った。だが私は黙っていた。どうせいつもの事だから。

4:おきなみ ◆INNk:2012/07/09(月) 07:48 ID:i-lY2

「席につけー」
いつも通り教室に先生が入ってきた。だが今日はいつもと違った。先生の後ろに転入生らしき少年がいる。

「来た!」
クラスの女子が小さな声で言った。
「ちょっと、かなりかっこいいじゃん!」
女子達はヒソヒソと話した。

少年は教卓の前に立った。
「秋月玲です。事情があってこちらに転入しました。これからよろしくお願いします」
可愛らしい微笑を見せ、クラスの女子を虜にした。

「じゃあ秋月くんは…そうだな、海原の隣に座ってくれ」
「え!?」
私はびっくりして肩に力が入った。
「転入生くん、かっわいそー!よりによって海原の隣かよ」
颯が言う。仲間の男子たちもクスクス笑っている。
私はその言葉に否定出来なくて、恥ずかしくて、ただうつむいていた。

秋月くんが私の隣の席についた。
「よろしくね、海原さん」
素敵な笑顔に私はクラッとした。
「は…はい」
小さな声で返答した。

5:おきなみ ◆INNk:2012/07/09(月) 07:55 ID:i-JOg

一時間目は数学。

27ページを開いた時、秋月くんが小さな声で
「教科書見せて」
と言った。
「は…はいどうぞ」
教科書を彼のほうに寄せた。
「ごめんね。まだ貰ってないんだ。ありがとう」
彼の近い顔に、頬が赤くなっているのに気がついた。


下校。花恋といつもの分かれ道で別れた。
しばらく歩いていくと、猫の苦しそうな鳴き声が聞こえてきた。

6:おきなみ ◆INNk:2012/07/09(月) 08:01 ID:i-lY2

そしてもうしばらく歩いていくと、血まみれな猫の死体があった。

「…ッ!?」
私は悲鳴を噛み殺した。

猫を見ると、何かで数ヶ所を刺されているようだ。

「あ…あ…」
恐ろしくて後退りした。するとドン、と何かにあたった。

恐る恐る振りかえる。






転入生の秋月玲。彼だった。

彼は血で滴るナイフを握っていた。
「よぉ。この猫アンタの猫か?邪魔だったから消したぜ」
彼は口のはしでニヤリとほくそ笑んだ。

7:おきなみ ◆INNk:2012/07/09(月) 08:04 ID:i-JOg

あわわ…これR-18G表現でしたかね?
だとしたらすみませんでした;;以後気をつけます!

8:おきなみ ◆INNk:2012/07/09(月) 08:14 ID:i-lY2

「あ…秋月くん…?」
明らかに様子が違う彼を前に、私は動揺を隠しきれなかった。
「あ、アンタの猫じゃないの?なら別に良いよな」
口調も声も違う。
「…秋月く…」
「言っとくけど。この事を誰かに言ったら…次はてめぇを消す」
「い…言わないよ…っ」
「ふーん…ならおとなしくおうちに帰るんだな」
「う…うん…」

私は駆けた。とにかく家に向かって走った。
この事は誰にも言わない、言えない。もし言ったら次は、私が──…

9:おきなみ ◆INNk:2012/07/09(月) 21:34 ID:i-bFE

次の日───
教室に秋月くんが入ってきた。私はドキッとした。
昨日の出来事が脳裏によぎった。
彼は席に着く。私はドキドキした。心臓の音が彼に聞こえてしまうのではないかと心配した。

「おはよう」
優しい笑顔を私に向けた。
「え?お、おはよう…」
昨日の学校での秋月くんだ。私はびっくりした。
「やっと教科書貰えたんだ。それで名前を書くから、ペンを貸してほしいんだけど…」
彼の話がろくに耳に入って来なかった。あの残酷非道な秋月くんは何だったのだろうか。
「海原さん?」
「あ…ぺ、ペンね」
震える手で彼にペンを渡した。その様子を彼は不思議そうに見ていた。

10:おきなみ ◆INNk:2012/07/10(火) 01:42 ID:i-dJg

「水月ったら羨ましいなぁ〜、あの美少年の転入生くんと席が隣だなんて!」
クラスの女子達が、昼休みに私の机に集まった。
「え…」
私はなんて言ったらいいのか分からなかった。
「今のところ、秋月くんと一番仲良いんじゃない?水月!あーもう羨ましい!秋月くんて優しそうだしかっこいいし…」
違う。違うの。秋月くんの裏は…
言葉には出さなかった。

帰り、私は一人で歩きながら考えた。
どっちが本当の秋月くんなのだろう。
優しい秋月くん?それとも残酷非道な秋月くん?

「海原さん」

その爽やかな声にハッと振り返った。

「帰り道、こっちなの?」

秋月くんだ。

11:おきなみ ◆INNk:2012/07/10(火) 01:53 ID:i-VSM

「秋月くん…」
私は動揺を隠しきれなかった。
「もし良かったら途中まで一緒に帰らない?」
また爽やかな笑みを私に見せてくれた。
「あの…秋月くん、昨日…ごめんなさい…」
何を言ったら良いのか分からず、とりあえず謝った。
「ん?なにが…?」
秋月くんはキョトンとした。
「…え?昨日の猫の…」
「猫?…何の話?」
「…!」
(もしかして…記憶に無い?)
「な、なんでもない…」
私は顔をそらした。
「…もしかして、彼が…?」
秋月くんが小さな声で呟いた。
「彼?」
「あ、なんでもないよ」
言葉を誤魔化すように、ニコッと微笑む。

12:おきなみ ◆INNk:2012/07/14(土) 20:54 ID:i-qi6

「あ、じゃあもう家だから…」
私は秋月くんにぎこちない笑みを見せた。
「うん、じゃあまたね」
そう言って秋月くんは私に笑みを返した。

家の前に立ち、バックをあさった。すると、鍵がない。
「あっ…あれ!?」
必死でバックの中をあさるが、鍵は無い。
「どっかで落としたかなぁ…仕方無い、どこかでブラブラしてよう…」
私は行き先も無く、適当に歩いた。

「海原さん、どうしたの?」
「あ…秋月くん…さっきぶり」
私は苦笑いをした。また秋月に会ってしまった。

13:おきなみ ◆INNk:2012/07/14(土) 21:01 ID:i-.HA

「秋月くん、こんなところでどうしたの?」
「うん、ちょっとコンビニに行こうと思って。海原さんこそどうしたの?」
「じ…実は、鍵を無くしちゃって家に入れなくて…」
私はたはは、と笑った。

「…じゃあ、うち来る?」
「えっ?」
「ご両親が帰るまでうちで休みなよ。ちょうど誰もいないから」
ニコ、と可愛い微笑みと、優しい言葉に顔が熱くなるのを感じた。
「じゃあ…行く」

14:おきなみ ◆INNk:2012/08/23(木) 00:11 ID:i-Shc

327まで下がってた〜!
とりあえず、あげ!

15:おきなみ ◆INNk:2012/08/23(木) 00:19 ID:i-VEk

秋月くんの家に来た。大層豪華な一軒家。
(こんな家に住んでるの…?)
私は唾を飲んだ。

「さ、入って」
優しい笑顔を私に向けてくれる秋月くん。
何かが怖くて、恐る恐る家に入った。

──────バタンッ

「よぉ…海原」
「!!!?」
明らかに声や様子が違う。これは…"あの"秋月くんだ。

16:おきなみ ◆INNk:2012/08/23(木) 01:51 ID:i-Gl2

ふぅ…つまらないな私の小説(・ω・`)
まぁ始めたからには続けるか…

17:おきなみ ◆INNk:2012/08/23(木) 01:57 ID:i-Gl2

「あなた…秋月くんじゃない!」
私は大きな声で叫んだ。
「はっ…俺は秋月だぜ?」
薄ら笑いをする相手を私は睨んだ。
「だって、態度も、声も、性格も…秋月くんと全然違うもん!」
私は何故か泣いていた。それに気付き、必死で涙を手で拭った。
「…何泣いてんの?」
はっ、と見下したように笑う、もう1人の秋月くん。

18:おきなみ ◆INNk:2012/08/23(木) 02:07 ID:i-2cw

「ああ…お前、俺が怖いんだ?」
口の端を歪め、ニヤリと笑った。そして私に顔を近づけ、「俺は怖くねぇよ。安心しな」と言い、指で私の涙をすくった。

「あなたは…誰?」
相手を警戒しながら聞いた。
「俺はもう一人の秋月玲。それ以外のなんでもねぇよ」
「そんな…」
「言っとくけど、この事を他人に言ったらタダじゃおかねぇからな。あの猫みたいになりたくなかったら黙ってるんだな」
「か…帰るっ」
私は急いでドアを開けて出た。

19:ami:2012/08/23(木) 16:01 ID:rg.

なんか…凄い…(いい意味で)入れてねー

20:おきなみ ◆INNk:2012/08/23(木) 19:09 ID:i-xSY

amiさん
ありがとうございます!
はい、どうぞ(*^^*)

21:おきなみ ◆INNk:2012/08/23(木) 19:15 ID:i-xSY

──────次の日。

教室に入り、いつも通りの席に着く。隣の秋月くんはまだ来ていないようだ。私はホッとした。

──────ガラッ

秋月くんが教室に入ってきた。
「秋月くん、おはよう!」
「おはよー秋月くん!」
クラスの女子は秋月くんに寄って集る。
「うん、おはよう」
甘い微笑を見せる。その微笑にクラスの女子はメロメロになる。

秋月くんがこっちに向かってきた。

「海原さん、おはよう」
さっきと同じ、甘い微笑を私に向けた。
「あ…お、おはよう…」

22:おきなみ ◆INNk:2012/08/23(木) 19:30 ID:i-T5E

────昼休み。

「なぁなぁ、海行かねぇ?」
いつも通り、髪を盛ってワイシャツの中に赤いTシャツを着たヤンキーの颯が声をかけてきた。
「いいねぇ、行こうよ!」
花恋が賛成した。
「あ…うん、行きたい」
私は控えめに賛成の意を表した。
「ねぇねぇ、どうせならさぁ、秋月くんも誘わない?」
花恋は楽しげな笑みで遠くにいる秋月くんを指さした。
「えっ、なんで秋月くんも…?」
私は動揺した。
「だってさぁ、彼ってカッコいいしモテるし!仲良くなりたいじゃん」
花恋は笑って言う。
「ホント女って…」
颯は呆れて頭をかく。
「うーん…じゃあ花恋が誘ってよ…」
「何言ってんの、隣の席の水月が誘うに決まってるでしょ!あっ、チャイム鳴っちゃった。じゃあ誘っておいてね」
花恋は手を振り自分の席へ戻った。
「ぇえ〜!?理不尽な…」
私は困った。

23:ami:2012/08/23(木) 19:55 ID:rg.

なんて迷惑な…ww

24:おきなみ ◆INNk:2012/08/23(木) 20:02 ID:i-qsI

>amiさん
迷惑な奴ですよね!ww

25:おきなみ ◆INNk:2012/08/23(木) 20:10 ID:i-V96

授業中、私はさっきの花恋の言葉を思い出した。
(そうか、誘わなきゃいけないんだった…)

「ね、ねぇ秋月くん…」
私は小さな声で話しかけた。
「ん?」
秋月くんも私に合わせて小さな声で返答した。
「あのね…花恋と颯と私で海行くんだけど、もし良かったら行かない?」
「…うーん…」
秋月くんは考え込んだ。




「…いいよ」
ニコッ、と笑む秋月くん。
「本当!?」
ふと、心の奥から喜んでいる私自身に気づき、自分でもびっくりした。

「じゃあ…予定が決まったら伝えるね」
「うん、ありがとう」



そして海に行く日がやってきた───…

26:おきなみ ◆INNk:2012/08/23(木) 20:18 ID:i-V96

「わーい、海だぁっ!」
「よっしゃ、泳ごうぜ!」
花恋と颯ははしゃいでいて、早速海に飛び込んだ。

「秋月くんは行かないの?」
砂浜に座っている秋月くんに聞いた。
「僕はもう少ししたら行くよ。海原さんは?」
秋月くんは笑顔で問いかけた。
「わ、私は泳げないから…」
苦笑いをする私。

「ね、ねぇ秋月くん…もう一人の秋月くんの事なんだけど…」
私は恐る恐る聞いた。
「…!」
秋月くんは目を丸く大きく見開いた。
「海原さん、まさかもう一人の僕と会ったの?」
「え、う、うん」

─────沈黙が走る。

27:ami:2012/08/23(木) 21:38 ID:rg.

おきなみs>ためでいいっすよ^^その代わりあたしも…♪

28:おきなみ ◆INNk:2012/08/24(金) 19:44 ID:i-dqs

amiさん
分かった!amiさんもタメでね(*^-^*)

29:ami:2012/08/24(金) 22:14 ID:rg.

ok!続き気になる〜〜〜〜!

30:おきなみ ◆INNk:2012/08/25(土) 17:11 ID:i-i1o

「そっか…もう一人の僕に会ったのか…」
秋月くんは小さな声で言った。
「なにか…あったの?」
私は秋月くんの顔を覗き込んだ。
「僕は小さい頃、親に虐待されててね、逃避するためにもうひとつの人格が生まれてしまったんだ。いわゆる二重人格。もう一人の僕は残酷で冷血な性格をしてるから、誰にも会わせたくなかったんだけど…たまにその人格が出てきてしまうみたいで…」
「そうなんだ…」
私は唾を飲んだ。
「だから、もう一人の僕に会った時は気をつけてね…何をされるか分からないから」
「わ、分かった…。この事はみんな知らないの?」
「うん、海原さん以外は知らない。だから海原さん、この事は誰にも言わないでね」
「うん…」
私は秋月くんの秘密を知ってしまい、動揺した。なぜか手が、足が震える。秋月くんへの恐怖心からだろうか。
「さ、泳ごう?泳ぎ教えてあげるから」
秋月くんは立ち上がり、笑顔で私に手を差し伸べた。
「うっ、うん…」
その手を、しっかりと掴んだ。

31:おきなみ ◆INNk:2012/08/25(土) 21:39 ID:i-/CQ

「ほら、僕の手に掴まって。少しずつ海に入っていこう?」
「う、うん…」
私は秋月くんの手をぎゅう、と掴み、ちょっとずつ海へ入って行った。

───その時、強く大きな波が二人を襲った。
波は二人の手を離させた。その瞬間、私は海の中に溺れてしまった。
「……!!」
必死でもがくが、思ったより深い。だんだん目に映る海の青さが薄れてゆき、意識がもうろうとしてきた。

「あのバカッ…!!クソッ」
"もう一人の"秋月くんはとっさに海の中に飛び込んだ。

32:おきなみ ◆INNk:2012/08/26(日) 14:27 ID:i-fbo

「あれ?あの二人は?」
花恋は辺りを見回した。
「どっかで仲良くやってんだろ。最近仲良いし、邪魔しないでやろーぜ」
颯はニヒヒと笑う。



─────ここはどこ?

目が覚めた。私は広い岩の上にいた。
視界がぼやける。秋月くんらしき顔がぼやけて見えた。
「あ…秋月くん?」
「良かった。無事だったんだね」
そう言って、秋月くんは私のおでこをサラッと撫でた。

33:みみ:2012/08/26(日) 17:39 ID:ySg

おもしろいです!
続き楽しみです!

34:おきなみ ◆INNk:2012/08/26(日) 17:44 ID:i-X.Q

みみさん
ありがとうございます…!
とても励みになります(^^*)

35:みみ:2012/08/26(日) 18:05 ID:ySg

いえいえ^^

36:おきなみ ◆INNk:2012/08/26(日) 18:56 ID:i-C7w

「ったく…本当にバカな奴だな。世話がやける」
途端に、秋月くんの口調と声が変わった。
「あ…もう一人の秋月くん!?あなたが助けてくれたの…?」
「まあな。目の前で死なれても困るし」
「…ありがとう」
私は彼に満面の笑顔を向けた。すると彼は照れたのか、そっぽを向いた。
「ねぇ!不便だから、あなたに名前つけていい?」
私は提案した。
「はっ?名前?」
「うん。“もう一人の秋月くん”は長いでしょ?」
「勝手にしろ…」
「やったぁ!じゃあね…“竜”!どう?」
「…別に良いけど」
彼は少し照れていた。
「じゃあこれからあなたの事は竜って呼ぶね!よろしくね、竜!」
私は手を差し伸べた。握手がしたかったのだが…

─────パシッ

手をはたかれた。
「馴れ馴れしくするんじゃねぇよ、バカ女」
「なっ…」
私は恥ずかしさと怒りで顔が熱くなった。
「とりあえず帰るぞ」
竜は私の前を通り、ツカツカと歩き出した。
私はいらだちと恥じで染まった真っ赤な顔で、彼の後ろ姿を追った。

37:おきなみ ◆INNk:2012/08/26(日) 19:14 ID:i-C7w

「うっ…」
突然、彼が頭を抱え込んだ。
「あ…秋月くん?」
「…海原さん…?今まで一体何が…」
「えっ…」
(そうか、“竜”が出ている時は“玲くん”は眠っていて、“竜”で起きた出来事は覚えていないんだ!)

私は玲くんに、私が溺れた事、竜が助けてくれた事、竜と話した会話の内容を伝えた。

「そうなんだ…もう一人の僕が海原さんを助けたんだね…」
「うん、私は竜って呼んでるんだけどね。竜、私の事嫌いみたい」
私は悲しさをまぎらわす為に、ハハッと笑った。
「そんな事ないと思うよ…」
玲くんはポツリと言う。
「え?」
「なんとなく分かるから…“竜”の気持ち…」
「だったら良いんだけどね」
私は笑った。

38:みみ:2012/08/26(日) 21:56 ID:ySg

わわわわわわわわ!
続き楽しみ!

39:おきなみ ◆INNk:2012/08/27(月) 19:02 ID:i-hiU

みみさんありがとうございます…!(>_<)*゚

40:おきなみ ◆INNk:2012/08/27(月) 19:13 ID:i-eDA

「ただいま!」
私と玲くんは花恋と颯に近づいた。
「二人ともどこ行ってたの?」
花恋がニヤニヤして言う。きっと私達を青春の目で見ているんだろう。
「まぁ…ちょっとね」
私はただ笑った。溺れたなんて言ったら心配されてしまうから。
「じゃ、そろそろ帰るか!」
颯が元気良く言った。

後に、颯は竜と深く関わる事になるとは…まだ誰も予測していなかっただろう。

41:Reversus ◆26i2 hoge:2012/08/27(月) 19:26 ID:1AY

うむ☆やはりそうなるk(殴

颯が重要になるよね。
うみのこスレで予想してたぜ♪

42:おきなみ ◆INNk:2012/08/28(火) 18:17 ID:i-LE.

リヴェちゃん!読んでくれたのね!(//∀//)

えっ!?ま、まじ!?
カンが鋭い…!(笑)

43:Reversus ◆26i2:2012/08/29(水) 11:14 ID:1AY

なかなか読みやすい小説でしたので。
Verアップ版(さらに詳細描写化)も読んでみたいかもです。

気が向いたら(興味あったら)
議論版にも顔出してくださいな♪
数名で小説について語り合っているので♪

44:おきなみ ◆INNk:2012/08/29(水) 18:09 ID:i-LE.

>リヴェちゃん
わぁ…!嬉しいです!
アドバイスなどありましたらバンバン言って下さいね!

はい、気が向いたらお邪魔させていただきます♪

45:おきなみ ◆INNk:2012/08/29(水) 18:20 ID:i-vq.

───ある日のこと。

「秋月、ちょっと来いよ」
そう言って玲くんを呼び出したのは颯だった。
その一言で、会話でざわついてたクラスがシン、と静まる。
不良の颯がそう言ったものだから、きっと皆は喧嘩のお誘いかと思ったのだろう。
私も少しハラハラして、教室から出ていく二人の後ろ姿を目で追った。

46:おきなみ ◆INNk:2012/08/29(水) 18:30 ID:i-vq.

「僕に何か用かな?」
玲は幼げな笑顔で颯を見つめた。
「お前、なんかにおうんだよ」
颯は屋上の柵に手を乗せて、相手を睨んだ。
「え?そう?ちゃんと風呂に入ってるんだけど…」
玲は腕を鼻に近付けて、スンスン、と嗅いだ。
「ちげーよ!怪しいって言ってんだよ!なんか隠してるだろ、お前?転入してきた時から変な感じがしてたんだよな」
颯は心理を探るように相手の瞳を見つめた。
「ふふっ、僕が怪しいだって?綾瀬くんっておかしな事を言うね」
玲はクスクスと笑った。
「誤魔化すんじゃねーぞ。俺には分かるんだぜ」
「…鋭いね」
玲は笑うのをやめて、真剣な眼差しで颯を見た。
「話してあげても良いけど…その前に君に聞きたい事がある」
「何だよ?」
「君って…」
──────バンッ。
花恋が慌ただしく屋上の扉を開けた。
「玲くん無事!?って…あれ?」
花恋は息を切らしている。走って来たようだ。
「なんだよ花恋!?」
颯は花恋に怒鳴る。
「いや…てっきり喧嘩でもしてるのかと…。玲くんが危ない!って思って駆けつけたら…まさかの話し合いだったの?」
「当たり前だろ!俺は喧嘩を好まねぇし…チッ、大事な話してる時に邪魔が入った。行くぞ秋月」
そう言って屋上を出ていく颯。
「邪魔って!あんたねーっ!」
颯の後を追いかける花恋。

「あーあ、また今度聞くかな…」
玲は頭をかいて、二人に続き屋上を出ていった。

47:匿名さん:2012/08/30(木) 19:05 ID:Bn2

続ききになります!

48:おきなみ ◆INNk:2012/08/31(金) 18:43 ID:i-cjg

匿名さん、ありがとうございます!(*^-^*)
続きは後で書こっと…


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