二重人格

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1:ブラックキャット:2012/07/12(木) 20:45 ID:bAY

どーも。
えーと…ルールぐらい知ってますよね。
じゃぁ、いいか。

登場人物

花園 可憐
中一。
猫かぶりキャラ。
日本風の美人。
学校では人に優しく、怖がりナ女子。
人がいなくなると、裏の性格が姿を現す。
世界で一番の財閥、『花園財閥』総帥の娘。


狭間 連斗
中一。
可憐のクラスに転入してきた転入生。
猫かぶりキャラ。
かなりのイケメン。
可憐の前でだけは裏の顔。
世界で二番の財閥、『狭間財閥』総帥の息子。


です。よろしくお願いします!

2:咲:2012/07/12(木) 20:48 ID:nYk

なんっか似たようなのあったような……。
狭間、ねえ。
なつかしいな。
可憐、緋愛に似とらん?

3:ブラックキャット:2012/07/13(金) 21:05 ID:bAY

え?そぉ? じゃ、いくかー。

オープニング


私、花園可憐。花園財閥総帥の娘。
まぁ。皆はそれを知らない。 だって、教えてないもの。
この学校の中で、それを知ってる人はいなかった。
気づかせないようにしていたのに。
でも、あいつはまんまと見抜いた。
それと、私の秘密を……

4:咲:2012/07/14(土) 07:55 ID:v4A

あの狭間ってやつか。
そりゃ財閥の人間どうしばれるでしょ。

5:ブラックキャット:2012/07/14(土) 14:23 ID:bAY

#1  私とアイツ

「おはようございます!花園さん!」 「おはよう!今日もかわいい!」
朝の教室に人だかりができる。
その中心にいるのが、花園可憐。
「皆さん…おはようございます。」
にっこり笑顔で男子がバタンキュー。と倒れる。
可憐は驚いて倒れた男子に駆け寄る。
「あ、あの…大丈夫ですか?」

       ☆

「転入生を紹介するぞー」
…転入生、ねえ。
はっきり言って興味はない。 漫画じゃあるまいし。
「狭間、入れ。」
「「「きゃああああああああっっ」」」
女子の悲鳴が響く。
…うるさいわね。
前にいるのは…

(…………ん?)

どこかで見かけた顔のようなきがする…

6:咲:2012/07/14(土) 15:22 ID:ixM

はっはっはっ はは。(わけわからん。)
ばたんきゅー かよ。
まんがじゃん。 すでに。

7:ブラックキャット:2012/07/14(土) 18:57 ID:bAY

わけわからん。



その時、その『狭間君』とやらと目が合った。
なんとなく本能で分かった。
(こいつ……ねこかぶりだ。)

〜連斗〜
教室に入った途端…
「「「きゃああああああああっっ」」」
うるせー。

ったく… 金持ちのアホどもとは一緒になりたくはねえけど…
馬鹿どもと一緒っつーのも嫌だ。

「狭間連斗です。 よろしくお願いします。」
ついでににっこりしといてやった。

……ん?
窓際の一番後ろ。 一人の女子が窓の外を眺めている。
その時、その女子と目が合った。
なんとなく本能で分かった。
(アイツ…ねこかぶりだ。)
俺と同じ… なんとなくそいつが気になった。

8:咲:2012/07/14(土) 20:45 ID:g3I

はは
さすが猫かぶりどうし。
気が合うねえ。

9:咲:2012/07/15(日) 19:46 ID:Wec

ひな!
パクリ疑惑勃発!

10:咲:2012/07/15(日) 19:50 ID:Wec

引っ越し先には…… ってゆースレみて!
花園可憐→花園夏音(はなぞのかのん)
小夏江間(こなつえま)=超能力者
どことなくこれと超能力ガーディアンのパクリっぽい気がする。
どう?

11:ラブ姫:2012/07/15(日) 20:53 ID:U7I

咲さん私このスレのこと知らなくてすいません
ですがパクリをしてないことは事実です
本当にすみません
ですが本当にパクリではないんです

12:咲:2012/07/16(月) 07:00 ID:mc6

そうなんですか。
お騒がせしてすみませんでした。
でも、ほんとに似てる……。
まあ、いいか。

13:ラブ姫:2012/07/16(月) 08:52 ID:U7I

咲さん私の小説見てくれませんか?
てゆーか友達になってください
私友達いないんです
あっ、なれなれしくてすみません

14:ラブ姫:2012/07/16(月) 12:18 ID:U7I

夏音の名字の花園は私が花園っていう名字になりたいつーかすきだから
江間は超能力っていうか巫女さんで予言者なものです
咲さん私の小説見てください
その前に友達になってください!

15:ブラックキャット:2012/07/16(月) 20:22 ID:bAY

そーゆーことー。


「じゃぁ、狭間君は花園さんの隣ね。」
先生が指したのは、私。

………………。
「はい?」

「よろしく、狭間君。」 「よろしく、花園さん。」
簡単な挨拶を済ませたら、授業に入った。
「教科書、見せてくれる?」
はぁ? 自分のはないの?
「はい。」 「ありがとう」




              ☆




お昼休み。 私は屋上に来ていた。
「ふぁぁ……」
昨日はあんまり寝てなかったんだ…
眠くなるのもしょうがないわね…


しばらくすると、可憐は眠りに落ちていった。




「うぁー、まぶしっ……
 ……お?」
しばらくして、連斗が屋上へやってきた。
「えーと… 誰だっけ?こいつ。」
(隣の席の…ねこかぶりだよなぁ)
可憐の名前が思い出せない連斗だった。

16:ブラックキャット:2012/07/20(金) 20:34 ID:bAY

「まぁ、いいか。」
気にしない連斗。
可憐とは離れた所に座り、パソコンを開く。


「………んんっ…」
私は目を覚ました。
…いつの間に寝ちゃってたのかしら…
あ。
制服がしわくちゃ…
仕方ないわね。 家でクリーニングしてもらいましょ。


「…ちっ」

…?
舌打ちが聞こえた。
「えーと…間坂くん?」
名前が出てこない。 隣の猫かぶり君よねぇ…

17:ブラックキャット:2012/07/21(土) 12:06 ID:bAY

「誰が間坂君だバカヤロウ っつーか人の名前ぐらい覚えやがれ」
あら、やっぱり。
「…やっぱり猫かぶり君だったのね。」
すると、彼はこういった。
「お? あんたもだろ?
 ………えーと、花壇さん?」

誰が花壇よ誰が。

「っていうか人の名前ぐらい覚えなさいよ」
「それはさっき俺が言った台詞だよ1分前だ。」
「んな事はどーだっていいのよ! とにかく名前を覚えなさい」
「だからそー言えよ さっきからそう言ってんだろーが」
「悪かったわねぇ」
「おう、悪かったよ」



ここで一息。
「で、誰だっけ?」
私がそう言うと、彼は笑った。
「俺は狭間連斗。 あんたは?」
「私は花園可憐。 改めてよろしく」

「じゃ、そろそろ行くぞ。」
「なによ偉そうに。」
「別に偉そうにしてねーけど?」
「その態度が偉そうにしてんのよ!」


私たちは、笑いながら教室へと入っていった。

18:ブラックキャット:2012/07/27(金) 21:03 ID:bAY

二人が廊下を歩いていると、後ろから声を掛けられた。
「あ! 狭間!花園! ちょうどいいところにいた!」
そこには、大量の冊子を抱えた先生が立っていた。
「「…なんですか?」」
営業スマイルで返事をする二人。
(…嫌な予感しかしないんですけど。)
(なんともタイミングが悪ぃ時にくんなっつーの。)
「これ、もって行ってくれ! じゃ、頼んだぞー!」
二人に押し付け、先生は消えた。

「「あのクソ担任…っ」」

二人の呟きは、誰にも届かなかった。
―ドサッ…
「はぁ…重たかったぁ…」
連斗は、可憐の耳元でぼそっと呟いた。
『先生の給料下げようか?』

可憐はにっこり笑った。

「いいわよ。」
花園財閥を敵に回した人には、地獄をプレゼントよ。
そう言うと、連斗は 「おー怖い怖い。」 と震えた。

19:ミヨリ ◆lXoQ:2012/07/27(金) 22:11 ID:ZH6

わあ〜。可憐ちゃん怖〜(*^^*)

20:ブラックキャット:2012/07/31(火) 17:51 ID:bAY

「ただいま帰りました…」
私はそう言って玄関のドアを開けた。…かなり重いけど。
入った瞬間、黄色い声に出迎えられた。

「「「「「おかえりなさいませ!!!! 可憐お嬢様!」」」」」

それに混じって、おっさんの声もする。
「お帰り!可憐!!無事でよかった…」
「…ぁ、お父様。 ただいま帰りました。」
…毎度毎度うっさいんだよ!! このクソ親父…!! 
そう毒づいていたら、後ろから声をかけられた。
「…何このメイドの数。俺んちより多い…」
「ふふふ。」
お父様が不思議な顔をする。
「可憐。 こいつは誰だ?」
「…俺?」
オイオイ  ちゃんと話を聞けよ。
「お父様。 この人は狭間連斗さん。 お友達です。」


              ☆

「はぁぁ… 疲れたぁ」
そう言って私はベッドに倒れこむ。
モフモフして気持ちいい…♪
「この家、疲れんなぁ……」
連斗がため息をつきながら入ってきた。
「あ―…うん。」
まず部屋の前で金属はすべて没収。
刃物もすべて没収。
その後は消毒の嵐!!

アハハ…としか答えようがない。
「で、何の用? 話があるって言ってたけど?」
そう。時間をさかのぼること、10分前。


「可憐ちゃん☆」 「今日遊ばない♪」
男子の大群が私に向かって話しかけてくる。
…うざい。
狭間君も女子に囲まれている。
いろいろと大変でしょうね。
「花園!」
急に後ろから名前を呼ばれた。
振り返ると、そこにいたのは。
「…狭間、君…」
そう。昼間の猫かぶり君。
「な「帰るぞ。さっさと来い。」
………ん?

さえぎったよねわたしのせりふさえぎったよねっつーかなにどさくさにまぎれてめいれいくちょうになってんのよえらそうにしないでよねわたしのいえのほうがあんたなんかよりもおおきいんだからきんこにはたくさんはいってんだから

…ごめんなさい。よみにくかったらとばして。
「ほら。行くぞ。」


…みたいな感じです。

21:ブラックキャット:2012/08/01(水) 21:09 ID:bAY

あーあ。
絶対なんか勘違いされたよね……コイツ(連斗)のせいで!
なのに当の本人はのんびりしてるしっ!!
「それで? 話とはなにでございましょう?」
おもいっきり丁寧に言ってやったら。
「……変なものでも食ったのか?」
…クソ。 
何失礼なことをっ…!!(怒)
連斗は、そんな私におかまいなしで話し始めた。

「俺の事、覚えてるか?可憐…」
……はい?
「…ごめん。何の話かサッパリ分かんない。」
私がそういうと、彼はしょんぼり。

「…子供(ガキ)。」

ぼそっと呟くと、彼はこっちを向いた。
「誰がガキだこの野郎」
その瞬間、私の頭(脳内)に、光が走った。


「あぁ………思い出した。」


そう。 確かあれは私が小学3年生のとき―…
『おい、チビ連斗ぉ〜!』
連斗は身長がちいさくて、クラスの人たちにかわかわれていたっけ。
そのころは、連斗と私は席が近くて、よく話していた。

あの日も―…

「それでね、その主人公が…」
連斗と私は、本の話で盛り上がっていた。
私は連斗の話に熱心に聞き入っていた。
「連斗ぉ!! ちょっとこっちに来いよ!」
クラスで一番力が強い、(えーと確か…)高柳君が連斗を呼んだ。
「ごめん。…また後で。」
「分かった!」


――連斗――
「…高柳君?何の用?」
―バキッ
いきなり殴られた。
「………っ」
「知らねぇのか?花園のファンクラブがあるってこと。」
……なんだ。
「知ってるよ?」
「だったらなんで花園とイチャイチャしてんだよ!!! 見てて胸糞悪いんだよ!!!」
可憐とは、親の親同士での関わりがあって知り合った。




きり悪いけどちょぃ終わり!!

22:ブラックキャット:2012/08/04(土) 18:45 ID:bAY

「高柳君…なにしてるの?」
突然後ろから声がした。
声の主は振り返らなくても分かる。
「か…可憐?」
「は、は、花園!?」
可憐は、にっこり微笑みながら高柳に近づいた。
「なんで、連斗君を殴ったの?」


        ☆

「―…あぁ、 …あの時の。」
「思い出したか?」
なんか…子供(ガキ)。
やっぱり。…あの時の、連斗君…か。

23:ブラックキャット:2012/08/08(水) 08:00 ID:bAY


いやいや。
こんな猫かぶりに『君』なんていらない!
そういえば、あの後は……
確か…高柳君、引っ越したんだよね。
で。
私は連斗を見た。
「で? それで、何?」
「それでって言われても……」
連斗が体をゆさゆさする。
おい、貧乏ゆすりなんかするな。
時計を見たら、もう7時過ぎ。
窓の外は、お月様が外を照らしている。
「ほら、連斗!! もう帰りなさい!外は真っ暗よ!」
すると連斗は、余裕の表情で爆弾発言。
「大丈夫。 俺、ここに泊まるから。」
は?
当の本人はベッドでごろごろしている。
はぁぁぁぁっっ!!?

24:ブラックキャット:2012/08/11(土) 12:30 ID:bAY

「可憐様ー 連斗様ー」
………ん。
私は部屋のドアを開けた。
「……どうかしました?」
見ると、メイドがこっちに来た。
「おはようございます、可憐様。 昨夜はよくお眠りになられましたか?」
…あぁ。もう朝か…
「えぇ… よく眠れたわ。」
そういえば、昨日は連斗が変な事を言ったのよね…

『俺、ここに泊まるから。』

………何のんきに言ってんのよ!
後ろでドアが開く音がした。
「ふぁぁっ…… あれ、可憐。
 もう朝か… もうちょっと寝てたかったな。」
「おはようございます、連斗様。」
「おはようございます…」

……………。

「連斗!? なんでここにいるのよ!!」
「なんでって…… 昨日言ったろ?
 『俺、ここに泊まるから。』 …ってよ。 もう忘れたか?」
私は、そんなに年寄りじゃない!!
「可憐様、連斗様…
 朝食のご用意ができましたので、食堂へどうぞ。」
「「はーい。」」

          ☆

「うめぇ!! すげーな、この家!」
うるさいわね… 食事中ぐらい静かにしなさいよね。
まったく……
「ごちそうさま。 美味しかったわ。」
「ありがとうございます、可憐様。」
ふー……
時計を見ると、時刻は7時過ぎ。
「ふぁぁぁっっ!!! ヤバイ、時間が無い!!」

「いってきます。」 「おじゃましましたー。」
「「「「「いってらっしゃいませ、可憐様、連斗様!!!」」」」」
……朝から疲れた…

25:ブラックキャット:2012/08/20(月) 17:32 ID:bAY


「あーもう!」
「なんだよ、さわがしいなぁ。」
はぁっ……
「さぁ? わかんない。なんだかいらいらしてただけ。」
「……なんだよ、それ。」
そう言って笑う連斗に、不覚にもドキッとした。



       ☆



「起立、礼ー。」
「「「おねがいしまーす」」」
あー…授業ヤル気出ない。
おまけに6時間目って部活の事考えるともっと駄目。
はーぁ。 ひまだよ〜。

〜♪ 〜♪

一応マナーモードにしてた携帯。
……メール?
発信者……知らない人。
本文にはこうあった。

『 どーせヤル気でねぇんだろ?
  だったら、一緒に帰るべ!
  俺も暇だしよ、昨日のお礼に、俺のお気に入りの場所連れてくから。
 
  んじゃな!      連斗 』    

連斗……?
私はすぐに返信した。

『 いいよ。
  一緒に帰るべ! (笑)
  終わったら待ってる。 (^▽^)/

 p,s, あと4分で終了♪ 』

いいかな? よしっ、送信っ!

26:ハチRK:2012/08/20(月) 18:22 ID:pCw

ブラックキャットさん!小説すっごい面白いです!
あ!突然入ったくせにすいません。
読んでたら凄く、面白いので、
つい・・・。テヘペ((殴
また、ここに来ます!小説、期待しています!
あー続き楽しみ♪

27:匿名さん:2012/08/22(水) 16:10 ID:bAY

ハチRKさん、ありがとうございます!
期待に応えられるよう、頑張ります。


キーンコーンカーンコーン…
やった、終了っ☆
チャイムが鳴り終わると、部活に行く人たちが消えていく。
連斗は、部活に入ってない。私もだけど。
「可憐ー、帰るぞー。」
連斗が鞄を手に、私の席へ来た。
私は、教科書をしまいながら立ち上がる。
「……飽きないわね。 毎日毎日。」
聞こえないようにぼそっと呟く。
連斗は、クラスの女子に囲まれていた。
…見かけないと思ったら、別のクラスの人もいる。
しょうがないから、下駄箱まで行こうかと思ったら、今度は男子に囲まれた。
「花園さん、一緒に帰りませんか?」「これから付き合ってください。」
…………。
あー…めんどくさい。
こういうのって、特に。
「え、あ、あの…」
なんてもたもたしてると、急に手を引っ張られた。

「花園さん、行きましょうか。 母が待ってます。」

連斗、ナイスタイミング!
そのまま手を握られたまま、引っ張られていく。
「ありがと、助かったわ。」
「礼はいらねぇよ。」

……………………。

「似合わないわね、かっこつけ。」
「笑うなっ! せっかく助けてやったのに!」
あーあー、うるさいうるさい。
…連斗は顔を紅くして、文句を言ってる。

……以外にカワイイ。

なんて思ったのは、私しか知らない。

28:ブラックキャット:2012/08/22(水) 16:11 ID:bAY

↑のは私です。 すいません。

29:ブラックキャット:2012/08/28(火) 10:55 ID:bAY


「……歩くの早くない?」
ついていくのが大変なんですけど。
連斗は、私を見て、意地悪く笑った。
「可憐の足が短けーんだろ。」

―カチンッ☆(怒)

……女の子にそういうこと言うやつは、絶対フラれる!
絶対に!!
……町を歩いていると、周りの人が、ひそひそ話している。
耳をすますと―…
「わぁ…… なんかあの人カッコイイ…」 「確かに!あんな彼氏、ほしいよね〜」
「でもさ、あの隣の彼女、なんかつりあわないよね〜」 「うん。絶対そう!」

―カチンッ☆(怒)

どういうことよ、それ。
…っていうか、彼女じゃないんだっつーの!
あなたたちの目は、節穴なの?
「うるさいな。だから女って嫌いなんだ。」
連斗がボソボソ毒づく。
「連斗、私も一応女なのよ? あいてがいるところで、そんな事は言わないほがいいわよ?」
私の言葉に、連斗はケッ、と言った。

「だってよ、お前の事が悪く言われてんだぞ? 
 ムカつかないわけがねーだろーが。」

…………………。
まずは、大丈夫よ。と言ったほうがいいのかしら?
それとも、ありがとう?
うーん…
「大丈夫よ。あんなレベルの低い悪口。恐れるわけないわ。
 …一応、ありがとう。」
私の言葉に、頬を染める連斗。
また、不覚にもドキッとした。
…まぁ、いいか。 
連斗の照れてるところ、見られたし。

「着いた。」

連斗の一言で、私は我に帰った。
そこは、学校の裏の山の展望台。
夕日が沈みかけているところが、辺りが赤く染まってて、とってもきれい。
「わぁっ… すごい…」
「可憐ー、こっちのほうが綺麗だぞー。」
上から声がする。
上を見上げると、連斗はすぐ近くの木に登っていた。

「わぁっ… ほんとだ。すごい…」
私の言葉に、連斗は微笑んだ。
「この時間は、夕日がめっちゃきれいに見えるんだよ。
 ……ここが俺のお気に入りの場所。 どうだ?」
「私も、ここが好き!」

そう言って、二人で笑った。

30:ブラックキャット:2012/08/28(火) 19:20 ID:bAY


#2 自分のキモチ

「おはようございます、花園さん!」 「おはよう!」
朝の教室に、人だかりができる。
其の中心にいるのが、花園 可憐。

「「「キャアァァァァァァッッ!!!」」」

そして、響く悲鳴。
「おはようございます、狭間君!」 「今日もカッコイイ…」
廊下の人だかりの中心にいるのが、狭間 連斗。

そして、HR後―…
「おはよ、連斗。」
「はよっす、可憐。 今日もすごかったなぁ。」
そんなにこやかな風景を壊す、“ある事”が、2人の身に起ころうとしていた―…





「ターゲットは、アイツ。」 
「分かりました、若菜様。」

31:ブラックキャット:2012/09/02(日) 20:00 ID:bAY

〜連斗視点〜

「狭間君! お昼一緒に食べませんか!?」 「狭間君!私とお弁当食べましょう!」
「バカね! 狭間君はトマトが嫌いなのよ!?」 

…………………………………………っ。
我慢しろ、俺…!
そうしたら、誰か来てくれる!
「狭間ー。 先生が呼んでるぜー?」
よっしゃーっ!!!
救いの神…! ありがとう…!(何大げさな)
俺はその場から逃げ出した。




            ☆



〜可憐目線〜
私は屋上の扉を開けた。
空がみたい。
―なんとなく、そう思った。
今日はとっても天気がいい。
雲ひとつ無い、まっさらな空。
思いっきり深呼吸する。
不意に眠たくなった。

ここは屋上の柵。
柵だって分かってる。
ここから落ちれば―…
結末は誰にでも分かる。
体が動かない…
膝がガクン、と曲がる。
バランスを崩して、体が柵を越える。


落ちる―…

32:ブラックキャット:2012/09/17(月) 14:06 ID:bAY

〜再び連斗視点〜

俺は、屋上へと上がる階段を上っていた。
(なんだか… 胸騒ぎがする…)
嫌な予感が、ぐるぐると俺にまとわりつく。

「まさか…な!」
なんて明るく言ってみたけど。
嫌な予感は消えない。
自然と足が早く動いた。
手を伸ばして、ドアノブを掴む。


―ガチャッ
俺は、目の前で起こってることがすぐに分からなかった。
「………………。」
可憐の体が、屋上の柵を越えそうになっている。
そこで、俺はやっと硬直から抜け出せた。
お…おいおいおいおいおい!!
落ちる―…っ


「可憐っ!」
自分の中で最高記録の速さで、可憐のところに行く。
自分の腕が、なんとか可憐の手首を掴む。
「………っ!」
可憐の全体重が、俺の腕に掛かる。
くそっ…腕が…
俺は、思いっきり足を踏ん張って、力を込める。
「せーのっ」


「―せいっ」
見事、可憐は柵の外から戻ってきた。
でも、勢いがありすぎて……
可憐は、俺の体の上に乗っかってきた。
「うぎゅっ!」
駄目だ…
ダメージが大きすぎる…

俺はしばらく、そのままもだえていた。




          ☆



しばらくして、痛みも治まった俺は、ぼんやりしていた。
何考えていたかというと―…
「踏み潰された蛙って、こんな気分なのかな―…」
―なんて呑気に考えていた。
すると、可憐が目を覚ました。

33:ブラックキャット:2012/09/21(金) 22:09 ID:bAY

「……あ! れ、連斗!?
 え!? あ、あれ…」
えっと……かなり混乱してるよ、私。

屋上に来て…
眠くなって…
落ちそうになって…

………どうなったんだろう?

34:レナ ◆RZDQ:2012/09/22(土) 06:40 ID:qe6

入っていいですか??

面白いです!!続き頑張って下さい!!

35:ブラックキャット:2012/09/29(土) 15:25 ID:bAY

レナさん、どうぞです。

36:ブラックキャット:2012/10/04(木) 21:18 ID:bAY

いくら考えても分からないし。
もう直接聞いてみよう。

「れ、連斗…?」
何故だか呂律が回らない。
動揺してるの?私…
どうして……って!
「連斗っ!?」
私はいつの間にか連斗の腕に頭を乗せて
―まぁ、つまりは腕枕をされた状態で、床に寝転がっている。
いきなり声を張り上げた私に、連斗の肩が揺れた。
「おまっ……」
いきなりビックリさせんな!と怒鳴られる。
何よぉ、と対抗してむくれる私。

―あぁ、平和ね。


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