初恋に捧げる永遠の花束

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1:彗斗:2012/08/03(金) 14:07 ID:KjQ

初めまして、流れ者の彗斗(ケイト)です。ここに偶然足を運びましたのでここで小説を書かせてもらいます。本来は戦闘系の小説ですが趣向を変えて学園恋愛系にしてみました。ですが趣向を変えているので少し不安ではありますが生温かい目でも良いので見て下さい
因みに「永遠」と書いていますが「とわ」とも「えいえん」とも読んでくれて構いません。それでは…まずは登場人物からです。登場人物はカタカナで書きますのでご了承願います。
主人公二人組
朱宮 澪(あかみや みお) 性別 女
この話の主人公、中学一年生で活発な上悪戯好き。綺麗な容姿で結構男子にモテている方。友達も沢山いる。成績は至って普通ではあるが運動だけは誰にも負けない運動バカ。特徴は朱色の髪と大きな瞳。モデルの様な整った顔をしている。先輩であるランの妹分に当たる。

風文 慧(かざふみ けい) 性別 男
この話の中で非常に関わってくるミオと同じ中学一年生の中で一番イケメンな人。男女関係無く友達が沢山いる。ミオの幼馴染ではあるものの澪の事はあまり気にもしていない様。勉強は出来る上に運動も中々の物。特徴的なのはやはり蒼い髪と瞳。実は好きな人がいるとか……

この二人を取り巻く人物 ※レギュラーのみ
(一部要注意危険人物)

嵩瀬 皐(たかせ さつき) 性別 男
中学三年生で彼女無しの寂しい男。その理由は女子に縁が無い上に興味が無い。成績は上位に入る位のトップレベルで運動は正に万能である。だがやっぱり女子に興味は無い。だがその癖いつも同じ学年で三年間同じクラスだと言うランとはいつも一緒に居る(と言うか連れられている)。因みにいつの間にやらケイのお師匠様になっている。所属している部は何故か茶道部の部長。(ケイも追いかける様にその部に入部した)

門馬 蘭(かどま らん)
サツキと同じ中学三年生。でミオが入っている(強制的に)ソフトテニス部の部長でミオにとって頼れるお姉さん。いつも悩み事を話したりするのだが口が軽くすぐに周りに喋ってしまうのでミオは喋る内容を慎重に選んだりする事もあるとか。因みに…片思い中である。

倉間 希(くらま のぞみ) 性別 女
中学二年でミオのから見るともう一人のお姉さん。恋愛経験は主要人物(レギュラー)の中では一番豊富でその上告白した相手は絶対にNOと言わなかったらしい…その為ミオにとって恋愛関係の相談役でもある。こっちはランとは違って優しく温厚で人望も厚い。だがたまーにミオを驚かせたり一番仲が良いハヤテを困らせたりと少しだけ手に負えない部分がある。ノゾミは美術部の副部長をしており彼氏がいる。

竪岡 颯(たておか はやて)
ノゾミと同じ中学二年生で剣道部の主将(キャプテン)でもありノゾミの彼氏。剣道部に入っている上礼儀正しい所があるので取っ付き難い様なイメージがあるが性格は明るく誰にでも優しく接してくれる人物。因みにケイにとってハヤテはお兄さんの様な存在でとてもハヤテに頼っている所が所々見受けられる。

……とまあ主要人物(レギュラー)はこんな感じです。他にも色々な個性のある人物や舞台も出て来ますのでこうご期待。この関係がどうなるかは…結末を楽しみにしていて下さい。
最後になってしまいましたがどうか皆さま宜しくお願いします!!(コメントして下さる時はタメでも構いません)

2:彗斗:2012/08/03(金) 15:33 ID:KjQ

プロローグ 〜初恋の原点〜 ※プロローグのみミオがナレーションです。
 私の初恋は…中学一年の時、その人ってとってもカッコ良かったんだ〜〜…あ、そうだ! それじゃその時の話をしてあげる。そう、あれは確か…校門に桜が舞っている時だったよなぁ……
〜〜〜〜
 私の名前は朱宮 澪(あかみや みお)。皆からはそのままミオって呼ばれてた。呼ばれてたってのは私は小学校を卒業してすぐて直ぐ遠くに引っ越ししてこの春の陽気が溢れるこの「櫻井市」にやって来たんだ。初恋の相手がその町にいるとも知らずに……
「ゴメンね〜ミオ。思ったより時間を食っちゃって…ねぇ?」
「確かにな。ミオが手伝ってくれたら良かったのにな」
 …この二人は私のお父さんとお母さんで名前は「朱宮 哲(てつ)」と「朱宮 瑠美(るみ)」って言うの大した親でも無いけど一応大切な私の家族よ。
「…退屈だから散歩にでも行ってきまーす。行こう、テル」
 テルって言うのは私の飼ってる犬の名前。とっても可愛くて白い毛が特徴的! 私のお気に入りなの!! 
   〜〜〜   〜〜〜    〜〜〜
「でもホントーに大丈夫かな…? どう思う? テルー?」
「キャウ〜?」
 …この時ばかりは本当に後悔したのを覚えてる…はぁ……何の為に私はテルに話し掛けたんだろう…でももしもテルに話しかけて無かったら初恋のあの人に会えて無かったかも知れないし…まぁ良しとしますか!
「…あのそこの人…道にでも迷ったのかい?」
「え? あぁ、いや違うんです! ただここでちょっと座ってて…!」
「あぁ…そうなの。それじゃ良かったら家の前までついていこうか? そろそろ暗くなってきたし…僕も帰る途中だったしね」
 この時私顔が真っ赤っかになってバターンって倒れそうになっちゃった……でも流石にこの人に迷惑かける訳にもいかないっ! って思ってグッと堪えたのも覚えてるわ……恥ずかしい限りだけど。
「あ…そ……それなら…ど…どうぞ……」
「…? どうかしたのかい? 顔真っ赤だ…」
「あああああ〜〜!! それ以上言わないで下さい!! 私大丈夫なんで!!」
「………? そ…そうなのかい?(汗)」
 いつに無く大声で叫んじゃったし彼に悪い事したなぁ…ま、今となってはいい思い出だけどね。でも心の中では本当に今日付いてる〜っ!! とか思いながら彼の隣りを歩いたわね〜。
「…あ、そう言えば家ってどこなの? この辺りだよね?」
「はい…もうちょっと行った先ですけど…」
「あ…そうなんだ。てっきり隣町からかと思っちゃって悪かったね。僕もこの近くなんだ」
「へ…へぇ〜。そうなんですか…偶然ですね…」
「…あれ? どうやらここが君の家の様だね。……所で君はここらで見て無いけど…もしかして引っ越しして来た人?」
「はい! 私、朱宮 澪って言います。皆からはミオって呼ばれてました。…所であなたは……」
「えっ……? あぁそうか僕の名前を言って無かったね。僕は「風文 慧」。皆からはケイって呼ばれているから君もそう呼べば?」
「ケイ…ですか。ハハッ、私は男の人の友達なんて居なかったもので…」
 赤くなってるのを誤魔化すつもりで頭の後ろを掻いたけどまさか彼からこんな言葉が返ってくるとは思ってもみなかったわ……
「実は…僕も女の子と話すのは勿論、女の子の友達も居ないからね…僕もミオとでも呼ばして貰うとするよ」
「えっ…ケイも…?」
「ははっ。早速ケイって呼んでくれたね。それに僕は女子には滅法弱くてね…あまり話したりもしないのさ。特に…「櫻中学校」ではね…」
 ……この時本当にビックリしたわ〜…って言ってたらいちいちビックリした事になるけど…だって同じ中学校に行ってるって言うのよ!? 驚かないのも無理はないわ。
「ミオ〜? 何処に居るの〜…あ……」
「そ…それじゃ…僕はここで…また機会があったらまた会おう」
 そう言ってそそくさと彼は去って行ったわ…正直何か引っ掛かったのよ。なんか…しどろもどろになっていたって言うか…私に気がある……? いやいや! それは無い無い!! 流石に考え過ぎと割り切って家の中に戻ったわ…ところが彼は本当は帰って無かったらしいの。後から知った話だけど。

3:彗斗:2012/08/03(金) 22:45 ID:KjQ

第一話 初恋の相手は…幼馴染!?
 何故か他の教室に居る生徒がミオを横目で見ている。早速嫌な予感が的中か…とミオは直感した。そして嘆息混じりに前を歩く担任の先生にクラスの様子について聞いてみた。
「あの…クラスってどう言った感じですか? 渡理先生」
 ミオの前を行く男性…渡理 晟(わたり じょう)は面倒臭げにこう答えた。どうやらこの先生は見た目に合わずかなり生徒に人気があるそうだ。
「あ? あぁ、俺のクラスか? ま、一言で済ませりゃ「悪い奴も良い奴もいない至って普通のクラス」だな」
 …ダメだこりゃ。何の参考にもならない…と内心ミオは呟いた。…とそこに二人組の男女がやって来て物珍しそうにミオを見た後聞き取れないが何やら会話をし始めた。
 ミオはこの三人がいつもの会話をやっているんだなと感じた。そしてこの二人は…恐らく先輩だろう。胸に付いているバッジがその事を物語っている。恐る恐るミオは二人の男女に聞いてみた。
「あのぅ…お話の途中失礼します。先輩だと思いますがあなた達は…」
「え? 忘れちゃったの? 私よ! ほら! 「門馬 蘭」よ。覚えて無い?」
「……? いや…何も思い出せないんですけど…(汗)」
「…ラン…そこまでして思い出させたいのか? …あっと失敬、俺は「嵩瀬 皐」。茶道部の部長だ。ま、知ってる程度でいいから覚えてでもおいてくれ」
 と小さく一礼したサツキ、それとは対照的なのはランでミオの顔を仕切りに覗いている……とフッと渡理が注意をした。
「……おい、そーいやお前ら授業はいいのか? そろそろ行かないと例のアレ…だぞ?」
 その声を聞いた後ランとサツキの顔から血の気が一気にサーッと引いていく…何か恐ろしい事でもあるのだろうか……?
「た…確かに…っ!! ありがとね〜ジョー!! それとそこの転校生! 私がいる部活にでも今日来てみてねー!!」
 その後何事も無かったようにミオは渡理に付いて行く。「…あ、そういや」と不意に渡理が口を開いた。
「補足な、今さっきいたランって奴が言ってた「覚えて無い?」って言うのについてなんだがよ…お前の親御さんの話によると…前、ずっと前の話だがここで住んでいたって話があったぞ。お前本当に何も覚えていないのか?」
「……いや、本当に何も覚えて無いです。何しろ色んなところを転々としてましたから……なんか…スミマセン…」
 意外だった。ミオは記憶にこそないがこんな事があったとは……とその事について考えていた最中頭を過ったのは…あのケイとか言うあの少年の事だった…
「ほら、着いたぞ。ま、頭の悪い奴も良い奴もあんまいないけど皆前の幼馴染が返って来たって大喜びしてたぞ。ちょっと耳澄ましてみろ……聞こえねぇか? アイツ等の声が……」
 ハッと気がついた時にはもう教室の前だった。そして渡理に言われた通りそっと教室の扉の前で耳をすませるミオ。成る程、確かに聞こえてくる。その事で話が持ち切りなのだろう。どんな奴なのかとかどういった人なんだろうとか言った話が耳に入って来る。でも私はただの女の子、誰とも劣っても無いし勝っても無い。だけどミオは……この中学校で彼と会えたら良いなとだけ思っていた。とその時扉が開けられた渡理が開けたのだそれから手招きしてミオをこちらに呼び寄せる。ミオはそれに従って教室の中に入った。中には見覚えの無い生徒ばかりが席に着いていた。……がその中にそっぽを向いて外に目を向けている青髪の少年がいた…
 その姿を見た途端ミオは自身の朱色の髪が逆立つ感覚に襲われた。がその時渡理はミオに自分の名前を書くように言っていた。ハッと我に返ってクルッと踵(きびす)を返し黒板に近づく。そして「朱宮 澪」となるべく大きく書いた。そして皆の方を向き大きな声で…自己紹介をした。
「朱宮 澪です。私はあまり皆さんの事を覚えていません…。なので私の事を思い出して欲しい人が居たら遠慮せずに私に話しかけて下さい。これから宜しくお願いします!!」
 頭を下げたと同時にドッと起る拍手、内心ホッとしたミオは頭を上げた後ケイをチラッと見やった。彼も少し動揺しているのか頻りにこっちをチラチラと見ている。その様子を見てミオは顔が赤くなるのを感じた。

4:彗斗:2012/08/04(土) 00:22 ID:KjQ

それではミオとケイの担任でありいい加減精神の持ち主の渡理についてちょっと書き込んでおきます。(分んない人がいると思うし…)一応サブキャラです。

渡理 晟(わたり じょう)
ミオとケイの担任でもありいい加減精神の持ち主で色々な事情に精通している見た目以上に凄い人。本人曰く「人は外見や見た目で判断する様な物じゃねぇ。大事なのは中身と心で物事を判断するんだよ。」との事。その事に至ってはケイやその仲間たちも見習っているとか…(ケイはリーダーの癖して基本的に周りの人間に影響され易い為)それと隣のクラス「1−2」のクラスをあまりよく思っていない様だ。(勿論考えも違えば相手も良く思っていない)昔は根っからのチンピラで裏の番長も務めていたとか…その為か授業を時々すっぽかす不良症候予備群のランとサツキとは大変仲が良い。因みに着ている服は万年同じアロハシャツ。別の服があってもアロハシャツにこだわる。(冬で雪が降ってても)何故教師になろうと思ったのかは……今のところ不明である。余談になるがいい加減精神はチンピラのころから身に着いたらしい。逆に言ってしまえば昔のチンピラ経験が彼を大きくしたに違いない。普段はノロマで鈍臭く頼りがいも無い教師だがいざという時に見せるその姿(滅多に見せない)に人気がある様だ。

5:彗斗:2012/08/04(土) 07:43 ID:KjQ

第二話 新しい仲間達
 …時間は刻々と過ぎてゆくばかり。無情にも誰とも親展が無いようにミオは思えた。だから転校は嫌だってあれほど反対したのに…と深いため息を吐く。と突然座っている机の前方からいきなり声がした。声は意外に通っていて澄んだ綺麗な声だ。
「…あなたよね? ミオって自己紹介していたのは……」
「そ…そうだけど…? どうかしたの?」
 目の前に4人の女子がいてミオは少しだけ身構えた、何せあのいい加減精神を持ち合わせた担任の言う事は当たっていないと考えていたからだ。所が返ってきたのは意外な返答だった。
「え?! じゃあ…あなたがミオなの!? ちょっと想像つかないわよ…あ、自己紹介がまだだったわね…私は「月夜 遥(つきや はる)。あなたとは幼稚園の頃一緒だったのを覚えてるわ〜。……本当にこんなに人って変わっちゃうのかしら。」
「うわぁ〜…人って変わるものなのね…本当に信じられない。覚えてる? って言っても覚えてないか…私は「烽羽 莢(ふうわ さや)」って言うの覚えておいてね。」
「はぁ〜…ちょっと想像が出来へんわ〜…ん? あぁそういや自己紹介がまだやったな。ウチは「室柄 凪(むろつか なぎ)」って言うねん。これから宜しくな!」
「…私は「滝中 凛(たきなか りん)」。話は一応ジョーから聞いてるわ。これから宜しくね。」        
 ミオにとっては記憶の欠片も無い人物ばかりだ。正直な話このクラスに居る人物も他のクラスにいるメンバーも覚えていない。皆は確かに居たと言ってもミオには記憶が無いのだ。そして勿論「月夜 遥」、「烽羽 莢」、「室柄 凪」、「滝中 凛」らの事さえ頭の中に残っていないのだ。そうこの町に居た時に関する記憶という記憶は全て抹消された様にミオの頭の中に一つも残っていなかった。あのケイの事さえも……
「…何かゴメンね? 私幾ら覚えて無い? とか言われてもな〜んにも思いだせないの。本当にここに居た間の期間の記憶が無くなっちゃってて……」
 かえって不味い雰囲気にしたのかな……とミオは胸中の中で呟いた。と同時にケイの事について頭を過る…
(私って…ケイの事さえも忘れちゃっているのかな……)
 記憶を失くして挙句の果てには好きだったかも知れない人の事も忘れて……思い出が全然無いのにここには来た事がある感覚。何かがずれている…何か…大切な事に気が付いていない……そこで思考は中断させられた。
「ねぇ! 皆! ミオの記憶を取り戻したくない!? ミオと昔遊んだ事があるって人ここに来てよ!」
 ハルはクラスに居た全員にミオの記憶を取り戻す為に行った事のある場所を片っ端から巡ってみようと呼びかけた。男子も女子はこれに賛成、今度の休みにクラスの皆で櫻井市の周辺にある名所を回ってみようって事になった……
「で…でもそんな事したらみんなに迷惑が……(汗)」
 みんなに迷惑がかかると思って困惑するミオ。するとケイがこっちにやって来てミオにこう言った。
「見て、誰も迷惑だなんて思っていない。だからミオと僕たち皆との記憶を取り戻せたらいいなと思う人ばっかりなんだ。…君は一人じゃないって事を分ってくれるかい?」
 蒼い双眸は静かにかつ力強くミオに語りかけていた。その内容は…一人で何もかもをため込まないで……とミオに語りかけている様な気がしてならなかった。ミオは…ケイの言葉にこう返事をした。
「うんっ! ケイ…ありがと。」
 ケイはニコッと微笑みかけると自分の席へと帰って行った…するとその様子を見た先程の四人組がワッとミオの元に寄って来て……質問攻めにした。
「…まさかまさか…!? 忘れてる事だらけの中でケイの事だけは覚えていたりしてる訳!? う〜ん…! 焼いちゃうね〜ミオったら! 早速すk……」
「あ…あぁ、な…何でもないで! 何でも無いから気にせえへんといてくれな?」
「え?! ま…まさかミオってケイの事…」
「だ〜から煩いわ!! 一々人の事についてコソコソ話すな!! ミオが可哀想やろ!?」
「い…いや…別に良いわよ? 大体ケイの事も忘れているし…」
「「「「えっ……!?」」」」
 それからと言うものミオの周りには本当に賑やかな四人組が付いて回ったそうだ……

6:彗斗:2012/08/04(土) 16:30 ID:KjQ

第三話 大波乱! 桜井ウオークラリー大会! (1)
 その翌日ミオはハルやナギ、サヤやリンと一緒にクラスの皆が決めた待ち合わせ場所に付いた…が生徒たちに混じって一人大人が混じっていた…そこに居るのは何故か渡理が居だったのだ。
「…ねぇハル? 何で渡理先生がいるの?」
 ミオはクラスの皆だけという話を聞いていた為何故渡理が居るのかとハルに尋ねた。…とハルは言いにくそうな顔をしてミオにこう告げた。
「あ〜…え〜っと…ミオ? 実は…ね…ジョーの奴にこの件について話したら『俺に良い考えがある。当日俺も付いて行くからな』…って言いだしちゃって…何かゴメンね? ジョーになんか話さなけりゃ良かったわ…」
「え…? ま…まぁ良いけどその内容って……?」
 その後ミオはクラスの皆(ケイなどの男子にも)渡理が考えている事について話してみたが皆首を横に振って知らないと言うばかりだった……全員に聞いて終わったぐらいの時、何処から持ち出したのかメガホンを持って渡理が生徒の皆にこう呼びかけた。
「あ〜あ。…良し。え〜それじゃクラスの諸君今回は櫻井市を巡ってミオの歓迎会か何かをするに当って俺から一つ提案がある。俺からの提案は「櫻井ウオークラリー」だ。因みに参加者には景品があるぞ〜どうだ? やるか?」
「よ〜しやってやろうじゃねーか!!(男子)」
 ミオはこの時気が付いた。これはクラスの皆と私を結び付ける為にやってる事なんだと。この時少しだけだがミオは渡理を見直した。いい加減そうな雰囲気だけど生徒を思う気持ちは絶対に引けを取らないのだろう。…と一人で感心している時ハルやナギ達が集まって来た。女子はあまりそう言った感じのものはしたくなさそうだ。
「でもさぁ…本当にこれって意味があるのかな…私達はやりたくないんだけど…」
「あ? そこの女子! 今何か言ったよな!? そりゃそうだよなぁ! こんな古臭いのはしたくないよな?! っちゅう事で今回は男子にも女子にもスペシャルゲストを呼んでるぞ! さぁ出てこい!」
 渡理の声に反応して出て来た二つの人影…その片方は男、もう片方は女だ。…あ…あれ? な…何か嫌な予感して来た……? ミオは胸中で何となく呟いた。これこそが女の感とでも言う物だろうか……? そしてその予感は…見事に命中した。
「どうもぉ!! 櫻井中の皆のアイドル「門馬 蘭」ここに登場よ〜!! 皆ぁ! 今日はは宜しくねぇ!!」
「…いつもよりも異様にテンションが高過ぎて壊れかかっているランは放棄して…どうも「嵩瀬 皐」です。皆さん今日は宜しく…」
「わあぁぁぁぁぁぁ〜〜〜!!(クラス全員)」
「う…うわぁ…何、このテンション…」
「ま、知らなくても無理無いわよあの二人は滅多に学校に来ないし知り合いって言ってもあのジョーぐらいしかいないから目に掛かれるのは滅多に無い事なのよ。でもサツキ先輩の顔とかとってもイケてない!? もちろんラン先輩もとっても可愛いけど…」
「そ…そうかなぁ…」
 ミオは正直な話そこまで珍しい存在だと思っていなかった。ならあの時は偶然廊下を歩いていた所で遭遇したと言う事になる。でも…確かにカッコイイ&カワイイ二人だ。ここまで有名だったとは…正直な所ビックリした。
「それじゃ…やってくれる気になったか!? 皆!!」
「OK!!」
 ミオは一応このテンションに合わせた。この宣言こそ大波乱の幕開けだとも知らずに………

7:うにゃ ◆4AUw:2012/08/06(月) 17:04 ID:BPg

えーっと…ではズバーっと行かせてもらいますか(笑。

見にくいです。
改行をしてください。

それと、比較的会話文が多いです。
会話文を控え、説明文を増やしましょう。

例えば
>「それじゃ…やってくれる気になったか!? 皆!!」
「OK!!」
 ミオは一応このテンションに合わせた。この宣言こそ大波乱の幕開けだとも知らずに………

これだと

「それじゃ…やってくれる気になったか!?皆!!」

その言葉にクラスが一同になって賛同を口にした。
一応場の雰囲気を壊すのもアレなので…と私もそのテンションに合わせる。…その宣言が、大波乱の幕開けだとも知らずに…


と言った風になりますね。


それと、誰視点なのか?
最初は明らかにミオ視点で話していたはずなのにいつの間にやら第三者視点になっています。
ちゃんと揃えるか、事前に誰視点か言ってくれないと混乱してしまいます。

そして情景描写を増やしましょう。
感情描写や台詞に埋もれてしまっています。
情景描写はある意味小説の要のようなものなので、しっかり含んでください。

俺が言えることはこれくらいです。
俺なんかに審査依頼をしていただき、有難うございました。

8:彗斗:2012/08/06(月) 18:52 ID:KjQ

うおっ!? ここまで初歩的なミスをしていたとは……問題点の指摘ありがとうございます!
後は…日々の精進と努力ですかね……? 私も文章力をもっともっと磨いていかないと…(汗)

9:彗斗:2012/08/06(月) 21:37 ID:KjQ

第四話 大波乱! 櫻井ウオークラリー大会! (2)
「…で、何で渡理先生と一緒なの!? 私達だけでも別に良いじゃない!?」
 ハルは渡理に向って大きな声で抗議している。勿論の事サヤやナギもハルと一緒になって抗議している。だが悟っている様にその様子を客観的に見ている人物がミオの隣りに立ってため息をついていた……リンだ。
「あんな事したって無駄だって何回も言ったのに…性懲りも無い集団ね…全く」
 それなら一体何か言注意したんだろう…とミオは心の中で呟きながらも口には出さなかった。だが自分の口をついて出て来たのは渡理に対しての文句だった。その内容は……班員編成にある。何故か…ケイが一緒なのだ。それとケイと仲が良い男子もおまけに付いていた為だ。
「まぁ、それはいた仕方ないとして…何でこうなってるの!? 渡理先生いい加減にしてよ〜!!」
 ミオの叫びも渡理には届かない。何たってハル達の抗議も取り合う素振りも見せないぐらいなのだから…とその時ランとサツキが近づいてきてミオを手招きしてランが呼んだ。サツキも誰かを小さい手招きで呼んでいる。
「あ、え〜と…リン、ちょっとゴメンね?」
 とリンに断りを入れた後ランの所に寄って行く…と寄って行った瞬間ランが腕を伸ばしてミオと肩を組んだ。その時の顔は…まるで悪戯っ子の様な笑みを含んでいた……ミオは何か嫌な予感がするのを気のせいと割り切りたかったがそうさせてくれなかった。何故か? それはサツキが呼んでいた人物が割り切らせなかったからだ。飛ぶ様に走って現れたのは…またもやケイだったからだ。
「…あの、お言葉ですが誰から聞いたんですか? 転校の前日の時ケイと会っていた事…」
 ミオはランを睨んで脅す様に低い声音でランに問う。だがランは後輩と言う事もあるのか気にもしていない上にさらっとこんな事を言ってのけた。ミオにとっては信じられない事だったが……
「だってアンタが来る数日前にサツキが『今度ケイの元幼馴染が転校してくるそうだ』…って言っていたから…ねぇ? サツキ…ってあれ? いない…」
 この時拳をミオは案外すばしっこい先輩もいたもんだと心底感心した。…もしランの隣りから逃げていなかったら鳩尾(みぞおち)に打撃を一発お見舞いしていた所だったのだから……今サツキはケイと一緒にラン達から300メートルぐらいの所まで離れている。一体50mを何秒で走っているのか……とミオは不思議に思ったりしたがこれも口には出さなかった。…とランがミオにこう誘いを持ちかけてきた。
「…あ、そうだっ! ねぇミオ、私の弟子になってみない? 私はサツキとは違って絶対に弟子は取らないんだけどミオなら別に構わないわよ?」
 ミオは考える時間が欲しかった……が生憎今は大会開始の時間が推している為それ所では無い。一応ミオは弟子になるとランに言ってしまった……その返事を聞いた後人知れずにニヤリと意地の悪い笑みを浮かべるラン、一体この少女は何を考えているのか…一方のサツキもケイとの話を終えて解散していた…その様子に気が付いたランが悪戯っ子の様な笑みを浮かべたままサツキに声をかける。
「…で、あの『例のヤツ』仕向けて来た? きっとあのドッキリを知ったら二人とも真っ赤っかよ?」
「……お前は少し悪戯癖を直したらどうだ…? …だがその点については確かに見物(みもの)だな」
 そう二人は顔を見合わせてクスッ笑い合った後渡理に指示されたとおりに行動を開始した……二人が目指して出発した場所は…「桜の道(チェリーズロード)」と呼ばれる知ってる人は知っているある程度有名な場所だ。…果たしてこの二人は渡理に指示されて何をするのだろうか……
――間もなくミオとケイの運命が重なる運命の日までのカウントダウンがこのドッキリを始まりとして動き出す事をミオとケイは知らない……

10:彗斗:2012/08/06(月) 21:59 ID:KjQ

うにゃ様>>
どうでしょうか……これで…?(これでは無い様な気がしてなりませんが…)
返事をお願いしますそれと新しい改善点とかお願いいたしますm(_ _)m

11:大和:2012/08/06(月) 22:24 ID:Xdo

すいません。うにゃさんの…………弟子な者ですが……

あの改行してません。
文字がズラズラ並んで目がチカチカする。
そして「、」がないのですかね………
「。」ばかりですべて言い切りの形になっているのでハッキリ言うと………(例です)

「君の背中を見つめながら私もその真っ直ぐに続く道を歩いた…でもなぜかその背中は酷く寂しそうで。どうして寂しそうなんだろう。それすらもわからない。君のことをもっと知りたい。そう思った時にはもう走り出していた」

すごくハッキリ言うとあなたの小説はこんな感じだと思います。
そして……………これが改行+「、」などを入れた文。

「君の背中を見つめながら、私もその真っ直ぐに続く道を歩いた…
でもなぜか……、、その背中は酷く寂しそうで…
どうしてそんなに寂しそうなんだろう。
それすらもわからない。

君のことをもっと知りたい。

そう思った時にはもう走りだしていた」

こんな感じです。
自分でもわかるようにまず読みやすさが違います。
そして行を少し開けることにより臨場感のようなものも増しますから、
そこらへんも気をつけてみればと思います。

いきなりすみませんでした。
深くお詫び…はできませんが謝りたいと思います。
うにゃ様のほうもすみませんでした。

12:彗斗:2012/08/08(水) 14:35 ID:dJQ

成る程…改行と間隔、それと情景描写か……うにゃ様、大和様。有り難うございます。大変参考になりますm(_ _)m
…あ、そう言えば聞きそこねていたんですがストーリー・キャラクター・風景描写の三点はどう言った感じなのでしょうか…?
返事を待っています。

13:彗斗:2012/08/09(木) 15:41 ID:dJQ

第五話 大波乱! 櫻井ウオークラリー! (3)
「…んで、とうとう始まった訳ですが…くっそ〜渡理のヤツ、結局班編成のやり直しは認めない。とか言っちゃってさぁ…ど〜する? ミオ?」
 ハル…その返事を聞きたいのはこっちだよ…と目で訴えてみた。が、ハルはミオの顔を見ていなかった。
 で、結局始まってしまったウオークラリー。ではその内容をちょこっと説明しておこう。
 班の数は、全部で四つ。そして、一つの班には、合計十人という比較的大型の班編成になっている。そして櫻井市内の名所をぐるっと回って来た後、出発した所に指定時間ピッタリに到着、と言う何とも変わったウオークラリーだ。
「…ねぇ、ナギ? この班で一番今歩いている辺りに詳しい人っている?」
「せやな〜…ま、強いて言うなら「勇騎」が一番詳しいと思うで? だってこの辺りで住んでるって言うてるし…ま、呼んでみる方が早いやろ。お〜い、ユウキ! こっち来たってぇな!」
 ナギに呼ばれて寄って来たのは高い身長と紫色の目、それと煌めいて見えるラベンダー色の髪が特徴的な男子が寄って来た。見た感じでは若干美形寄りな所もあるし口調は丁寧だが目付きが少し悪い。
 彼の名前は「鞠谷 勇騎(まりや ゆうき)」。ケイといつも一緒になって遊んでいるケイの幼馴染だ。因みに目付きが少し悪いせいかユウキには彼女が今の所いない。
 …とフッと後ろを見たミオはユウキの後ろに誰かが居る事に気がつく。
「…あれ? 誰かユウキ君の後ろに居る…けど?」
「…え? …なんだ、冽也じゃないか。ビックリさせるなよ…」
 ユウキの後ろに居たのはユウキよりも尚更悪い不良に見える銀髪の髪をした(染めているのだろうか)人込みの中でも際立って目立つ少年だった。 
 こっちの少年の名は「雷籐 冽也(らいとう れつや)」。
 昔は本物のワルだったとか…でも何故か今はケイの遊び相手としていつも近くに居る。学校の生活態度は…櫻井の制服をいつも乱して着ていて。先生に目を付けられている。…がこの少年、渡理と仲が大変よく、色んなところに行っているとか……因みにレツヤに関する彼女の話は一切無しだ。
「おう、居ちゃ悪いか? 俺もここいら辺りに住んでるからなちょっとは詳しいぜ」
「誰もお前にや聞いてないわ。ほら、サッサと失せんかお前はなんか変な事しか教えんかもしれんしな」
「おいっ!? ちょっと待てって!! 何で俺だけ退場が早過ぎんだよ!? お〜い…」
 ナギはレツヤを遠くに捨てて戻ってきた。その光景を見たミオは、何故あんな扱い!? 一人だけ扱いヒドっ! …と一人、心の中でナギに対してのツッコミを入れていた……
 そうしてこうして色々あって一同はまず、「見渡し丘」と呼ばれる小高い丘に着いた。…と、ここでミオはハルに質問してみる。
「ねぇ、ここって…見晴らしが良いけど何処なの?」
「あぁ、そう言えばミオは知らなかったわね。ここは見晴らしが良い事から「見晴らし丘」って呼ばれるようになったの。私は、嫌な事があったら真っ先にここに来るの。結構スッキリするわよ」
「へぇ…その嫌な事って例えばどう言う…」
「ガハァァァッ!!」
 いきなり鳴り響いた人の悲鳴、恐る恐る後ろを見ると…横になっていたレツヤがナギに腹をふまれていた…
 ゾッと身の毛がよだつのを感じるミオ、その様子を気にも留めずナギはレツヤの腹を踏んだままだ。
「や〜から言うたやろ? サッサと失せんかって…その意味解るわなぁ?」
「だ…だから、退く前に腹に乗ってる足を除けろって…グホッ!? お…お前一体今さっき何やった!?」
 心配そうに見ているミオにハルやサヤ、それにリンもやって来てこう言った。
「学校の中では結構有名なんだぞ『ナギの血祭りショー』なんて言われてて…」
「いつもの事だから気にしなくてもいいよ」
 …この人達の感覚は一体どうなっているのかな…とここに居る皆に疑いの目を向けるミオだった……

14:彗斗:2012/08/12(日) 17:38 ID:dJQ

第六話 大波乱! 櫻井ウオークラリー! (4)
「…でさ、次何処行く?」
 ハルはミオに次の行き先を聞いて来た、まだこの辺りにもなじんでいないのに……とミオは思ったが口にはせずに次の行き先を口にした。
「う〜ん…そうね〜…それなら…この洋館とか…」

――ガチィッ!!

 その言葉を聞いた途端、一瞬で皆の顔が一斉に強張る…
 この様子からして何かあるのかしら…それとも…とミオは考えた。そして考えた結論は…この洋館はお化け屋敷、か幽霊屋敷なのだろう。
 その結論が出たのとほぼ同時にナギが慌てて言い添える。
「ア…アカンて! そこは流石に渡理が行ってもええゆーても絶対アカンて…なぁ? みんな?」
 ナギがみんなに振ったと同時にコクコクと激しく首を縦に振っている。そんなに危険な所なのだろうか……とその時ケイが真面目な顔でこう言った。
「その洋館は本当に洒落にならない位のお化け屋敷だからね。あの中に入った人は絶対に帰ってこないって言われているんだ。……でも渡理先生は帰って来たとか言ってたけど…」
 言葉の最後の方は、皆を見ていたが返事を求めていると考えたのか皆口をそろえて大きなこう言った。
「絶対に嘘だから、それ」
 …ま、取りあえずこの洋館は取り消しね。…と心の中で割り切ったミオは次に行きたい場所を探し始めた。…とその時レツヤがあっと声をあげてからこう言った。
「そういや時間制だったよな? このウオークラリー」
「……あっ…」
 …そのまま暫しの沈黙が流れた後、皆が一斉に頭を地図に寄せ合って考え始めた……そして数分後、纏まった様だ。一応手短にケイが説明した。
「よし、それじゃあこの葉櫻学園にでも行こうか。ここは櫻井中からもかなりの人数が進学する高校だからね。」
 皆と考えて決めた事だから仕方ないか…とミオは割り切ってから、歩きだした皆に合わせて歩き出した。
 その時、ケイは皆に紛れてある一点をジッと見詰めていた。それは…ミオだ。
(……似過ぎている。可笑しいぐらいに…)
 ……一体全体、ケイが何を考えているのかは本人しか知らない…

15:彗斗:2012/08/24(金) 23:50 ID:dJQ

第7話 大波乱! 櫻井ウオークラリー! (5)
「…うわぁ…ここがあの葉櫻高校かぁ…」
 今、ミオ達は地元にある唯一つの学校、「葉櫻高校」の門前に来ている。
 ここ、葉櫻高校は櫻井中学からの進学率がとても高く殆どが櫻井から来ているとか…ミオは入学早々ハルやサヤ達とここの試験を受けようね…と約束したのだと言う……
「でもよ、何で渡理のヤツこんな所をラリーに入れたりなんかしたんだろうな?」
 レツヤは何とも不思議そうな表情でそう呟いた。
 レツヤの言い分は…普通なら、ラリーはその地域の観光名所巡る為にある物であり、それ故に何故この高校が入っているのかと言う事だった。
 これについてはケイが思いっきりさらっと受け流す。
「う〜んそんなに気にしなくったって良いんじゃないのかな? だって楽しめればいいんだからさ」
「か〜っ! 何で俺はこんな奴について回ってるんだったか…? 見て呆れるぜ」
 即座に彗をバカにした様な口調でレツヤはぼそりと呟いた。
 レツヤとケイは友達になって4年が経つ大の親友と言う訳だ。しかしいまいち足並みが揃わないのかしっくりこない所があるのが二人の悩みだと言う。
「まぁまぁ…そう言わずにさ! ほら、次行かないと渡理から例の物が貰えなくなっちゃうぜ」
 しかし、このユウキが元不良と変わり者の優等生のパイプ役になる事で奇妙な三人の均衡が保たれていると言う訳だ。
 その時ミオは…在る地図上にある一角に目が留まった。
「……ねぇユウキ君…この「桜の道(チェリーズロード)」って……」
 ミオは二人を宥めているユウキにこの名所について教えてもらい方が早いと考えたのだろう。暫くしてユウキが此方にやって来て…
「あぁ〜! ここねぇ…う〜ん…俺達にゃ関係無いがここで片思いの人に告白したら絶対に両想いになれるって言われてるんだぜ」
 ……聞かない方が方が良かったかも…とミオは知らない事をすぐ聞く自分の癖を呪った…
 運悪く赤くなっているミオを覗きこんだハルがはやし立てる様にこう言った。
「…あ〜! 何かミオが紅くなってる〜! ねぇ、どうしたの? 誰か好きな人いるの?」
「……………………」
 ユウキの話しを聞いて赤くなっていたのを気付かれてしまった…もう必死のごまかしも通用しない。
 ……ごまかしは出来ないと判断したのか、ミオはそこでコソッとユウキとハルに話した。するとユウキもハルもポンと手を打ち納得した様だ。
「あ〜〜!! なるほどね! …んでその時にドキンと…」
「…あ〜あ〜あ〜!! もうそれ以上言わないでよぉ! こっちが恥ずかしいじゃん!!」
 話しても不味かったかな…と自分の判断をまたしても呪ったミオ、リンやサヤ、ケイは勿論の事、レツヤも訳が分らずポカーンとしていたが気を取り直して地図を広げる。
「…ゴホン! それじゃあ…次の目的地は……」
――ドンッ!
 ケイが行き先を言おうとした時、何かとドンッとぶつかった。そしてミオはそのぶつかった物を見てサッと青ざめる。
 …よりにもよってこの時にぶつかったのは……この地域に居る不良グループの集団だったのだ!!


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