君に出会った日

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1:rain:2012/08/06(月) 12:56 ID:eok

この物語はちょっと…見る人によってはグロい…かもしれません。
 
あんまり上手じゃないかもしれませんが見てくれると嬉しいです。

2:rain:2012/08/07(火) 10:30 ID:eok

―プロローグ―

君は誰より強い。そう思っていた。
携帯で悪口を書きこまれても、「匿名でしか発言できない馬鹿は放っておけ」って
適当に流してた。
どんなに陰湿ないじめを受けても、ちゃんと笑顔で笑って
学校に来ない日なんて一度も無かった。

だけど俺は知らなかったんだ。
その笑顔の裏に隠されたー……



真実を。



―プロローグ:完―

3:rain:2012/08/07(火) 19:19 ID:eok

episode:1

ー…窓の外を見ると、雨粒が雫を垂らして音を立てる。
誰もいないと思われたグラウンドには、一人の生徒が走っている。

……馬鹿だなぁ…どうせ濡れるだけなのに。

外は雨。
それも、大粒の雫が幾度となく落ちてくる。土砂降りだ。

…とまあ、なんかかっこよく語ってみたけど?
本当の馬鹿は俺だ。
だって…

傘を忘れたから。

朝ちゃんと天気予報では大雨って言ってたけど。
それを無視して学校に来た俺。ほんと馬鹿。
あーあ…どーやって帰ろうかな…
雨はこのまま止みそうにないし、かといって学校に留まるのも限界がある。

「…舞生…?」

後ろから声が聞こえる。
聞きなれたこの声。確認しなくてもわかるこの声は―……。

「世!」

白川 世。
俺の幼馴染。
俺は思いっきり世に抱きつく。

「うわ…なに?ちょっと気持ち悪いから。さてはお前……傘忘れたな?」
「あったりー!よくわかったね!」

4:rain:2012/08/10(金) 14:33 ID:eok


「あったりー!よくわかったね!…じゃねえよこのバカ!」
 
俺は抱き返される…代わりに殴られる。
うーわー暴力反対なのにー。

「だってさ、寝坊しちゃったんだもん。」
「お前はなー…」
「だって……「〜♪」

俺が言い返そうとしたところでケータイの着信音が鳴った。
俺のじゃない。ということは―…。

「世、ケータイなってるよ。」

5:rain:2012/08/11(土) 22:56 ID:lWE

「世、ケータイなってるよ。」

俺は軽く聞いたつもりだった。
彼女から?なんて、冷やかしてやろうと思った。
二人でふざけて笑おうと思った。
ーだけど、だけど。

ケータイの画面を見た世の顔が、
いままでで一番悲しくて、泣きそうな顔だったからー…。
冷やかすに冷やかせなくなった。


そこからだった。
成績優秀な世の成績が落ちたのは。
世が狂い出したのは。

世が

俺の知ってる世じゃなくなったのは。

6:姫♪(由乃):2012/08/13(月) 10:21 ID:s4.

きましたー。
おもしろいじゃないですか!私の駄作小説とは大違い!
これからもがんばって下さいね!

7:rain:2012/08/15(水) 14:30 ID:eok


「…帰ろうか。」

口を開いたのは世だった。
世はケータイをしまいながら言う。
俺はさっきみた世の顔が忘れられず、たまらず口を開いた。

「さっきの電話!…なんだったの?」

直球過ぎただろうか。もう少し言葉を選ぶべきだった?
…でも今の俺にはこれしか出てこなかった。今思えば少し声が震えていたと思う。

「…なんでもないよ。」

世はそう言って俺の頭を軽く撫でた。
170センチ近くある世の身長と165センチぐらいの俺の身長。
差はたった5センチくらいなのに。
背伸びをすれば簡単に届いてしまうのに。
今日は何だか、背伸びをしても、届かない遠い距離に見えた。

8:rain:2012/08/16(木) 20:52 ID:eok

ここでキャラ紹介

―主人公―

・浅丘 舞生(Asaoka Mao) 男
・区立桜ヶ丘中学校3年C組。身長165.7センチ。
・単純バカ。オンとオフの差が激しい。文化部所属。

・白川 世(Sirakawa Sei) 男
・区立桜ヶ丘中学校3年C組。身長170,2センチ。
・学年主席。舞生の幼馴染。生徒会長。

9:rain:2012/08/16(木) 22:25 ID:eok

>7からの続き


「傘…入れてやるから、帰ろう。」

俺の頭を撫でた後、世が呟いた。
帰り道、俺が何を聞いても世は

「気にしなくていいよ。」
「なんでもないよ。」

の一点張りだった。
よほど言いたくないことだったのだろうか。
俺も少し言いすぎてしまったかもしれないと思って、そのあとは口に出さなかった。
その話をしなくなって、二人で笑った時は普通だった。
むしろいつもより元気だったと思う。二人とも。

10:rain:2012/08/18(土) 14:48 ID:eok

世side

…バレたかな…
さっきのメールの相手…いや違う。俺は返事をしていないし、まず相手が誰なのかも分からない。
俺のメアドを知っていることから見ると、同じクラス…もしくは前同じクラスだったヤツかな。
…どちらにせよ、不快感が込み上げてきて堪らない。
いっそのこと舞生に全部ばらしてしまおうか。
そう思ったがやめた。
この内容のメールを見せたところで激怒する、そして送ってきた相手を突き止めて殴るだろう。
いや、殴るだけじゃ済まないかな。…半殺し?
…舞生が停学…否退学という状態になってしまうのだけは避けたい。
そのためには今は言う状況じゃないだろう……。

―♪

ああ…また同じ内容のメールが届いているのかな…。
もういちいち見るのもめんどくさい。

俺は携帯の電源をoffにしたー…。

――――――――――――――――――
 Date:6月24日/ 18:27
 From:
 Sub:
 −−−−−−−−−−−

 死ね。


  end

 −−−−−−−−−−−


――――――――――――――――――

11:rain:2012/08/19(日) 12:08 ID:eok

―帰り道。
また世のケータイがなった気がしたけど世は電源を切った。
ほんとはそこでも聞きたいことがたくさんあったけれど、聞かなかった。
いや、聞けなかったというほうが近いかもしれない。

「じゃあな。」

一人で色々考えているといつの間にか自分の家の前にいた。
そこで世がじゃあなと言ったのだ。
ちゃんと送ってくれるところが世らしいよなーと思う。

「うん、ばいばい。」

そういうと世はうっすらと微笑んで歩きながら手を振ってくれた。
…向き合った時に、世の肩が半分濡れていたことに気付いた。
明日…風邪ひかなきゃいいけどね。

12:rain:2012/08/19(日) 21:23 ID:eok

世side

―♪

また携帯の着信音が鳴った。
人がせっかく勉強をしていたというのに、はた迷惑な奴らだ。
実は先ほどまで舞生とメールをしていたので携帯の電源はonにしたままだったのだ。
そのまま勉強に取りかかってしまったものだからせめてマナーモードにしておくべきだったと後悔する。
今日の分の溜まったメールを整理しようと携帯を開けメールの受信ボックスを開く。

…ざっと50件くらいだろうか。
最近はメールを受信する回数が増えてきた。嬉しいなんて思うはずがない。
この届いた幾つものメールに対して思う気持ちはやっぱり不快感。それだけだ。
一つずつ開いて確かめるのも面倒なので、全件削除を押す。
どうせ届く内容は決まっているのだから。
「死ね。」か、「消えろ。」、「ウザい。」
対外そういった感じのメールだ。
族に言うこれは嫌がらせとかいじめみたいなのに入るのだろうがそんなことはどうでもいい。

メールが削除し終わったところで電源を切り、再び俺は勉強に戻った。

―世side 終わり。―

13:rain:2012/08/21(火) 20:23 ID:eok

―夜―

家に帰ってきた俺は雨に濡れて気持ち悪い体を
温めるため、そして洗うためにすぐさま風呂へ直行した。
 
風呂からでて着替えたらちょうど夕ご飯の準備をしているところだった。
母さんに「世も食べちゃいなさい。」
と言われたのでいつもより早い夕食を口に運ぶ。
父さんは仕事が長引いて遅いらしい。

夕食を食べ終えればテレビを見ることもなく部屋へ直行。
しかし勉強をするでもなく何をするわけでもない部屋の中では退屈だった。
そしてこの時間帯ならおそらく勉強中であろう世にメールを打った。


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