煌煌と、夏

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1:たら:2012/08/08(水) 21:03 ID:qt.

星が煌々としてきたら 森に入ってはいけないよ
 森には大きな魔物がいて 子供はひとくちで食べられてしまうから

街に夕暮れを告げる鐘の音が鳴り響く。それは、街から少し離れたこの森にも然り。
「まずいなぁ……」
家に帰る前に、病気の妹に持っていく為の野草を摘んでおきたいのに。季節外れだからか、前の季節には珍しくもなんともなかったその植物は今となっては何処にも見当たらない。
本格的に暗がりを見せ始めた森に、私は慌てて立ち上がる。星が煌めいたら、それは魔物が出る合図なのだと森の子供たちは耳にたこができるほど言い聞かせられてきたからだ。
恐怖心からか、私が森の中を走り抜けるたびにまるで何かが追いかけてくるような足跡が聞こえてくる。
まさか、魔物?
その途端、森に無造作に置かれていた大きめの石に足を閊えさせ、私は顔面から地面に倒れこんだ。追いかけてくるような足跡は止まったが、今度はじりじりと焦らすように何かが私の背後にせまってくる。ゆっくりと振り向けば、そこには私の身長より、ううん、周りに聳え立つ木よりはるかに背丈の高い黒い大きな何かが佇んでいた。
「い、いや、いやだ」
自分では何を言っているのか分からないくらい混乱していた。近付かないでお願いとでも懇願するか、そこらにあった小石でも投げていれば違ったのかもしれないが、人間危機的状況に陥ると何もできなくなることをこの時私は身をもって知った。
迫りくる何かに、もうだめだと諦め身を縮める。

ぐちゃ、と不気味な感触が私の身体を包みこみ、視界が漆黒に包まれる。

最後に映ったのは、煌めく星を背景に見守る木々たちだけだった。



多分そんな話。
多分途中で終わる話。

2:ツリー ◆9hk6:2012/08/08(水) 21:09 ID:4b6

タイトルの漢字なんて打てば出てくるのですか?

3:たら:2012/08/08(水) 21:11 ID:qt.

「こうこう」

4:たら:2012/08/08(水) 21:12 ID:qt.

上のつづき)でした。

「ここはね、昔異人街だったらしいよ」
「異人街?」
そう、と少年の復唱に答えた眼鏡の少女は自身が手にしていた分厚い本をめくった。良くそんなの持ち歩いているな、俺なんかランドセルに入れてるものでさえ重いからほとんど学校に置いてきているのにと少年は少女に尊敬すると同時に呆れの感情を抱く。
「ここから少し離れた海沿いの街、あるでしょ。日本が開国したとき、貿易商を営む人たちがやってきてね、あの街に住めない人たちがこっちにやってきて家族と暮らしていたんだって」
「ふーん」
興味なさげに少年は相槌を打つ。
「もっとも、そんな人たちも今はいないんだって。元の国に帰った人もいれば、ずっとここに暮らしたけど、現地民と結ばれて血もすっかり薄れてしまったらしいから」
「じゃあ、もしかしたらうちのクラスメートにもどっかに外国人の血が流れてるやつがいるかもしれないってこと?」
「そうなるかな」
本を閉じて、少女はどうしたの?と尋ねた。
「どうしたのって、何が」
「めずらしいなと思って。景が相槌じゃないこと言ったから」
ああ、それかと合点がいったらしい景と言われた少年はニシシ、と笑って見せる。
「うらやましいと思ったんだ。だってあれだろ、外国人の女って日本人みたいなど貧乳とちがってこう、良い感じの」
どす、と眼鏡の少女が持っていた本のカドで少年の頭を殴りつけた。
「りん!お前これうちどころ悪かったら俺死んでるぞ!」
「うっさい!ていうか、あたし外国人のオンナが日本に来たなんてひとっことも言ってないんだけど!」
むしろ、開国した時やってきたのは男ばっかりだったのと再び本を捲りながらりんはまくしたてた。それを聞いてショックを受ける景を無視して歩いていく。
「あーいろいろ痛いわ、主に心が痛いわ」
「知らないよそんなの」
「あー、こうなったらお前アレだからな、ちょっと付き合ってもらうからな」
「はぁ?」
付き合うって、何。何に付き合うっていうの。そう当惑するりんの手を景は強引に引いた。
「ちょっ、馬鹿、痛い!」
「うっせ、黙ってついて来い!」
顔を耳まで赤く染めるりんの顔など一瞥することなく、景は道を駆け抜けた。


10分ぐらいでつくったのでいろいろ変

5:たら:2012/08/08(水) 21:16 ID:qt.

ちなみにタイトルですが
「こうこうと、なつ」
煌くだと「きらめく」だから「きらきら」ともよめるかも

6:青懍:2012/08/08(水) 21:29 ID:Tbc

はじめまして、青懍です★
面白いです!続き、待ってます♪
頑張って下さい

7:たら:2012/08/08(水) 21:30 ID:qt.

「ここ、何?」
薄暗い、手入れのされていない森の中。季節は夏であり、寒気など感じるはずなど無いというのにりんは肩を震わせる。
「見ての通り、森です」
「そんなの分かってる!じゃなくて、どうしてここに来たのかってこと!」
「だってここ、曰くつきなんだぜ」
「い、いわくつき?」
「ユーレイとか、そーゆー化けものがでるってことだよ!うわ、っと!」
手入れのなっていない森は、地面すら踏み荒らされた形跡がない。景が初めにそこに足を踏み入れれば、ばっきりと折れていた大木の木片に引っ掛かり、カーキ色のパンツが音を立てて裂ける。
「ちょっと、やっぱりやめようよ!危ないじゃん馬鹿!」
「へーき。これ兄ちゃんのお下がりだし、新しいの買ってもらう。っていうかお前馬鹿ってなんだよ」
「馬鹿なもんは馬鹿って言っていいの!ほら、帰ろう!」
必死に訴えてくるりんに、景は口角を上げた。
「じゃーおまえ先に帰れよ。俺ゆーれいとか見てみてーもん」
「はぁ?そんなのいるわけないじゃん!」
「あーわかった、お前怖いんだろ」
「なっ……」
こうして煽れば、単純なこの幼馴染がどんな態度に出るのか、景は良く知っていた。
「ぜっ、ぜんぜん怖くなんかないし!入るよ!景がうるさいから、仕方なくね!」
かかった。景は一人ほくそ笑む。
こうして、二人の白昼の中の幽霊探しは始まった。

8:たら:2012/08/08(水) 21:32 ID:qt.

>>6
ありがとうございます
途中でばてるかもしれませんががんばります

9:ツリー ◆9hk6:2012/08/08(水) 21:37 ID:4b6

ありがとうございます!

10:たら:2012/08/08(水) 21:46 ID:qt.

森に入って、既に2時間が経過していた。
「ほーら、全然いないじゃない」
眼鏡のフレームを軽く上げながら、りんは得意げな表情をみせる。
「そりゃ、おまえみたいなやつがいるからゆーれい出てこられないんだろ怖くて」
「……本の角」
「本当すいませんっした」
からかう分には楽しいが、その代償が大きすぎる。景は素早く頭を下げた。
「全く……ねえ、そろそろ帰ろうか。6時になるし」
「そーだな。くそ、今度来た時には絶対見つけ出してやる」
「次回は遠慮するからね、あたし」
その割には、俺よりも張り切って森の中にずんずん進んでいたような気がするが、と景が数時間前を振り返っていると、森に夕暮れ時を告げる童謡が響き渡る。
『そろそろ日がくれます 気をつけて お家に帰りましょう』
童謡と共にゆっくりとした女性の声。確かに日は暮れかかり、森の木々を背景に薄らと月が浮かび上がっている。景はしぶしぶといった感じで腰を上げた。
「いてて、あーこれ明日学校行けねーかも。りん、テラシマに伝えといて」
「嫌だよ。ていうか先生付けなよ」
「あーはいはい……」
二人で来た道を歩く。手入れされていなかった森の中は二人が歩いたことによって入った時よりはわずかばかり歩きやすくなっていた。

11:青懍:2012/08/08(水) 23:11 ID:Tbc

続き、楽しみに待ってます♪
描写が分かりやすくて、凄く読みやすいです!
質問ですが、『景』ってなんと読みますか?

12:匿名 hoge:2012/08/08(水) 23:16 ID:qt.

ありがとうございます
「けい」です

13:ダイヤのA:2012/08/09(木) 09:53 ID:t1g

たらさん、宣伝クラブご利用ありがとうございます。コメントは宣伝クラブのほうに書き込んであります。よかったら見てください!

14:たら:2012/08/09(木) 15:30 ID:qt.

ありがとうございました

星が煌々としてきたら 森に入ってはいけないよ
 森には大きな魔物がいて 子供はひとくちで食べられてしまうから

「おい、りん。なんか今歌った?」
突然耳に入った、鈴の音のような心地の良い、それでいて不気味なその声に耳を澄ませながら景はりんに尋ねる。
「?歌ってないけど。口すら開いてないけど」
「っかしーな、確かに今、歌が聞こえて……」

わたしはこどもだったから ひとくちでたべられてしまったの

「ほら、今歌ったろ!?」
「だから知らないって言ってるでしょ!変なこと言わないでよ!……でも」
確かに、聞こえる。確かに、自分たち以外の誰かが、此処にいる。

ほし そら もり と おうちにかえる まっくろなとりに おおきな おおきな――

そこで歌は事切れた。

15:たら:2012/08/09(木) 15:50 ID:qt.

「ちょっと!帰るって言ったじゃん!」
「お前だけ先に帰っていいって言っただろ、声がしたんだ。もしかしたら幽霊か何かかも!」
再び森の中に足を踏み入れる景をりんは必死で止めようとする。
「やめてよ!呪われたりでもしたら」
「呪われねーよ!あー、こっちだったかな」
先程の声の記憶を頼りに、森の奥に進んでいく。雑草を踏みしめながら歩き続けると、漸く見えてきたその場所は、日も沈みかけているにも関わらず日光が照らされているかのように明るい。
「多分あそこだ!」
「何を根拠に――ってちょっと!待ってよ!」
足場の悪さも忘れて、その場所へ駆けだす。漸く明るく光るそれの正体を目にして、景はほう、と息をついた。後から追ってきたりんもそれを目にし、あ、と軽く息を漏らす。
「……ひまわり」
人に忘れ去られた森の中の、小さなオアシス。人が手入れしているのか、それとも自然に咲いたのか――こんなにも深い森の中であるのでおそらく後者だが、そしたら何故、こんなところに。二人の知る限り、ここに来るまでひまわりの花は一輪も見なかった。
そんなことを頭の中で走馬灯のように巡らせているりんを置き去りに、景はひまわり畑をずんずんと進んでいく。そして――
「りん!」
オアシスの中に沈んだ、たった一つの亜麻色。

そこにいたのは、景やりんとほとんど同じ背丈の おんなのこ だった。

16:たら:2012/08/09(木) 16:10 ID:qt.

「おい、おい!」
しゃがみ込み肩を揺さぶる。すると亜麻色の少女は目を覚まし、視線を景たちに向けた。
――あ、目、若葉と同じ色。
薄紫のドレスにあどけない顔立ち、ふっくらとした唇。ほんの少し桃色づいた頬に、生気のないグリーンの瞳は、景たちに人形のようだという第一印象を持たせるには十分すぎた。
「……だれ」
少女が漸く声を発して、本物の人間であったのだとほっとする。
「それは俺たちが聞きたい」
「あたしも。ねえ、この街の子じゃないよね?どこからかまよっちゃったの?」
「――あの、わたし」
それでも、少女の目は虚ろである。このままではらちが明かないと、りんはランドセルを下ろし、その中から携帯電話を取り出す。その様子を黙って見守っていた少女が、何かに取りつかれたかの様にいきなり立ちあがった。
「ま、まって、私、を」
「ああ、ちょっとこれで連絡するから。迷子でしょ?ちょっと待ってて、すぐおまわりさんが来てくれるとおもう」
「――や、いや、いやよ、ころさな、いや」
少女が半歩退く。ただならぬその様子を見た景は、少女の肩を強く掴んだ。
「どうしたんだ?様子が……」
「いやぁっ!」
「っ!?」
掴んだ手は払いのけられ、ひまわりの上に尻餅をつく。そんな景には目もくれず、少女は森の中を全速力で駆けだしていた。
「ちょっと、えっ!?」
二人はただ、不思議な少女の言動に呆気にとられていた。

17:たら:2012/08/09(木) 16:25 ID:qt.

少女は駆けだす。森を抜ければ、きっと家に帰れるとそう考えていたからである。
今は生きていたというその事実だけが嬉しい。

私は助かったんだ!魔物に打ち勝った!

けれど今は逃げなければならない。あの女の子は、見たこともないものを持っていた。多分、あれは銃か何かなのだろう。何も知らない少女は、そう解釈していた。
それならば、逃げなければ。逃げなければ大好きな家族に会う前に殺されてしまう。
もうすぐで森を抜ける。そしたら、そこには貿易船の行き交う水平線が見えるはずなのだ。そうしたら、きっと安心だ。追ってはきっと迫ってこないと、不思議と絶対的な根拠が少女にはあった。

水平線と船は、きっと――

だが、少女が森を抜けた先には、少女が描いていたものはなに一つ存在していなかった。

18:たら:2012/08/09(木) 16:42 ID:qt.


水平線には、曲線の橋がかかり、その上を見たことのないようなさまざま色の何かが行き来している。蒸気船はなく、白く大きな船がゆっくりと水面を漂っている。空は、ほんの少し掛けた月がぽっかりと浮かんでいるだけで、星は一つとして見られない。
少女が記憶しているもので、変わらないものは海だけであった。
「おい、大丈夫か!?」
景は少女の肩を再び掴む。今度は逃げないようにしっかりと掴んだが、少女は思いのほか力が強かったらしい、放してと叫んだきり、灰色のアスファルトへ飛び出していこうとする。
「危ない!」
白の薄汚れたワゴン車が、アスファルトの上を滑るようにして走ってくる。驚きのあまり浅く息を飲んで固まってしまった少女のほっそりとした手首を景は掴み、再び森の方へと引き寄せた。
ワゴン車は何を言うでもなく、颯爽と二人の前を走り抜けていった。
「……お前!何道路に向かって飛び出してるんだよ!」
「えっ!?だって、わたし、何も知らなくて」
「知らなくてじゃねーよ!どこの家の金持ちかしらねーけどな、目の前で撥ねられる奴なんか見たかねえよ!」
「はっ、刎ね!?首を、ですか?あの灰色のところに入ったら!?」
「お前はなにを言っているんだ?」
涙目になりながらぶるぶると震える少女を見て、景は溜息をつく。どうやら先程の行為のせいで、警戒心だけは解かれたらしい。
「景ー、大丈夫?」
しかし、りんに対しては別らしい。どうやら少女の中で「灰色のところには入ってはいけない」という謎の法則が出来てしまったらしく、どこに逃げようにも逃げられないでいるだけで、もし景が目を離せばすぐに逃げ出すだろう。
そんな少女の様子を見て、りんは何もしないから、と携帯電話をポケットにしまってから近付いた。

19:たら:2012/08/09(木) 20:04 ID:qt.

「どこかのお家のお嬢さん?ここら辺では見ない顔だね」
それとも留学生か何かか、と別の可能性もあったが、何も知らない様子からしてそうではないような気がするとりんは直感的に考えていた。
「あの、私」
「お家の電話番号とか分かる?県外だったら市外局番とか」
「でんわ?し、しがい?」
「そうしないとお家に掛けられないから。あ、そうだ。名字とか何かな。もしかしたら、本当にもしかしたらだけど知ってる人だったりするかも」
「みょう、じ?」
名字、と少女は人差し指を顎のあたりに軽く当てながら唸っている。
「えっと、蔵芳です」
「くらよし?なんか、外国人さんにしては随分普通な日本人の名字なんだね」
「あ、はい。父が日本人で貿易商をしておりまして、だから蔵芳と」
「え?ぼ、貿易商?ん?」
漸くかみ合った会話が出来たと思いこんでいるのか、少女は安心しきったような笑顔を見せているが、りんは相槌をうちながらも困惑している。
名字って、そんな簡単に帰られたものじゃないよね?
「そ、それで名前は?」
「名前は『エン』です。よすが、と書いて、縁と読みます」
蔵芳縁。聞き覚えのない名前を、脳内で何度か繰り返す。
「……全然聞いたことないな。りんはあるか?」
「ううん。やっぱ知ってる人じゃないな。ねぇ、じゃあ家の近くに何か有名なものがあったりする?街の方か、ここら辺一帯なら私しってるから」
「家の近く……あ、あります。貿易に使う赤い煉瓦の倉庫が海沿いに。それで、そこからほんの少し離れたところに私たちが暮らす石造りの家があります。こっちの森の方には、木造の日本人街が立ち並んでますから、日本人の方が私のこと知らないのも無理はありませんよね」
「日本人街……?何言ってるんだ?」
まるで、さっきりんから聞いたことを別の視点から言っているかのような発言である。しかも、妙にリアルに。
「それに、赤煉瓦倉庫なんて今使われてない、いや、使われてはいるけど貿易には使ってない」
「……え?」
「貿易なんて東京の方がほとんどで、今の此処はあくまで貿易博物館みたいな扱いだよ……ねえ、本当に縁は何処から来たの?」
少女、縁は金槌で頭を思い切り殴られたような、そんな感覚に陥っていた。

20:たら:2012/08/09(木) 20:58 ID:qt.

「私が知るこの町は、貿易が盛んで、蒸気船が行き来していました。開国したばかりで、私の母のように外国から来た人間もたくさんいて」
「開国……?」
こくん、と縁は頷き、話を続ける。
「この街……いえ、この国は、開国してから変わったって、おばあちゃん言ってました。おばあちゃんは鎖国してた時の人で、父方の祖母で、だから昔からこの街のことを知ってて、新しい時代が築かれたって喜んでました」
新しい時代。この国ががらりと変遷を遂げたのは、開国してからだ。にわかに信じがたい話ではあるが、縁の言葉や態度から嘘は読み取れない。
「それで、私はそんな街で生きていて、ある日この森に入ったんです。そしたら、大きな魔物が出て」
「ひとくちで食べられる、ってやつか?」
思わず口を衝いて出た景の言葉に、それです良く知ってますね、と少し安心したように縁は答える。
「ほら!魔物とかユーレイいたんじゃん!」
「今はその話じゃないでしょ!……それで?」
「あ、はい。それで、気付いたら貴方がたがいて」
「今の状況、ってわけか」
こくこく、と頷く。もしかしなくても、これは。景とりん、二人の考察は共に同じものであった。
「りん、もしかしてこいつって」
「……あたしも、多分そうだと思う」
「あの、分かったんですか?」
縁を凝視しながら、景は口にした。

「なあ、もしかしてお前、時を越えて来たんじゃねぇの?」

21:うにゃ ◆4AUw:2012/09/16(日) 23:46 ID:xN6

えーっと…
随分時間を空けて、審査に参りました…
本当に申し訳ないです!!

いやはや…書き禁喰らってしまいまして(氏
まぁ最短の3週間で終わりましたが(黙


では早速審査の方へまいりましょうか。

情景描写はもう文句ナシです。
完璧です。
寧ろ文才を分けてください。

問題なのが、台詞が多すぎることです。
台詞に描写が埋もれてしまって、パッと見がほとんど台本書きのようです。
勿論、台詞は小説の要と言ってもいいものなので大事ですが、ちょっと量を減らしては如何でしょうか?

とある交流板のスレで、台詞の数は一回に5つ程度と言われたことがありました。
一気に5つまで減らすのは大変だと思いますので、ちょっとずつ減らしていくといいと思います。

例えばこんな感じですね。

>「どうしたんだ?様子が……」
「いやぁっ!」
「っ!?」
掴んだ手は払いのけられ、ひまわりの上に尻餅をつく。そんな景には目もくれず、少女は森の中を全速力で駆けだしていた。


これを


「どうしたんだ?様子が……」
「いやぁっ!」
思わず息を呑んだ。
突然の拒絶に、何もできずに固まる。掴んだ手は払いのけられ、ひまわりの上に尻餅をつく。そんな景には目もくれず、少女は森の中を全速力で駆けだしていた。

スミマセン俺は文才ないですry
こんな感じですね。

あと、感情描写が欲しいところです。
これが第三者視点の難しいポイントなのですが、登場人物の感情がいまいちくみ取れません。

例えば、時を越えて来たのでは、と思い始めた景君…って言うところ。
それに気づき始めた景君は何を思ったのか、どういう感情を抱いたのか、などなどを知りたいです。


俺が言えることはこれだけです。
素敵な作品を読ませていただき感謝感激ですorz


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