愛してます。

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1:nana:2012/08/11(土) 02:20 ID:0Rc

ATとLOVE GAME書いてるnanaです(*´ω`*)

どんだけ書くんだよ小説←勉強しろっ

小説を書くのが大好きなんです。

好きだけど、駄作しか書けないというなんと悲しいw

コメ毎度のこと泣いて喜びますw

どうか、よろしくお願いします<m(__)m>

2:nana:2012/08/11(土) 02:35 ID:0Rc

〜プロローグ〜


内気な私は、人と話すのが苦手で特に男の人と話すのがとても苦手でした。

だから、男の人と付き合ったこともないし、告白なんてそんなの到底無理でした。

けど、けど・・・・こんな私にも“好きな人”と思える人ができたんです。

私には、勿体ないぐらいに素敵な人。

優しくて、器用で、かっこよくて・・・・

一言では言い表せれないぐらい。あなたは素敵な人。

そんな素敵な人に、私は・・・・初めて恋をしました。

人を初めて愛おしく思いました。

人に初めて好きだって、言いました。思いました。

初めて、人を愛した・・・・。

今でも。きっと、これからもずっと・・・・あなたを愛してる・・・。

あなたと出会えて、本当に良かった。

ありがとう。




愛してます。

3:nana:2012/08/11(土) 03:12 ID:0Rc

「あ、相葉澪(あいば・みお)です・・・」

今日、私はオーディションを受けた。

小さな個室。一人ずつ、審査を受ける。

審査員3人が私の前で座ってる。

あがり症の私は上りに上がって、ぐるぐると頭の中で何かが走り回っている。

や、やばい。気持ち悪い・・・。

そんな私の様子を見て審査員の方々は溜息をこぼし、顔を見合わせる。

そんな審査員を見て、私の頭でピン!と何かが弾ける音が聞こえた。

あ、もう駄目だ。怖い怖い・・・。

ぐるぐるとさっきより速いスピードで、頭の中の何かが走り抜ける。

「す、すみません・・・」

私は審査途中で部屋を出てしまった。

あ〜!またやっちゃった・・・・。

こんなのたまにではない。しょっちゅう。

そもそもオーディションって何?って思う皆さん。

子供の時からの夢であった・・・・その、歌手の・・・・

はい。こんなあがり症で、内気な私には到底無理と思った人もいるでしょう・・・。

きっと、いける!って思った人はいないじゃないかと思う。

「こんなんじゃ、無理だよね・・・」

一人、行きつけの小さなカフェで反省会を開く。

端っこで一人座り、めそめそと泣く。嗚呼、これで今月何回目だろう・・・。

「あら、あなた、また途中で・・・」

このカフェで反省会を行いすぎて、ここのカフェの店長のおばさんに顔を覚えられるようになった。

今思ったら、そんなに私一人で反省会開いてるんだね・・・・。

そう思うとまた悲しくなる。

この間なんで泣いてるの?って聞かれて今日みたいなこと話したこと前に会ったんだよね・・・。

50歳過ぎた身長が低く、細い黒紙を一つにまとめた可愛らしいおばさんが綿の背中を撫でてくれた。

「次はきっといけるよ。自信持って!」

そう言って笑顔で励ましてくれるおばさん。

「あ、ありがとうございますぅう゛〜うぅ・・・」

おばさんはコーヒーを出してくれた。

私は一人、めそめそと3時間ぐらい泣き続けた。

おばさんが「もう真っ暗だよ」と、言ってくれなかったら私はずっとあのまま泣いていただろう。

私はまだ、めそめそしながら家へと帰る。

もう、私・・・・駄目かな。

歌手なんて・・・・無理・・。

そんなことを想っていると急に肩を抱かれた。

4:nana:2012/08/11(土) 03:33 ID:0Rc

真っ暗なトンネルを通っている途中、急に肩を抱かれてびびる私。

「きゃああぁあ!!」

思わず大きな声が出た。

後ろを振り返ると男の人が4〜5人。

「なんで泣いてたの?」

「慰めてあげようか?」

「俺らと遊ぼうよ♪」

こ、これは・・・世に言うな、ナンパ!?

な、ナンパなんて初めてされた・・・・っ!!

って、感激してる場合じゃない!!

ここは、相手を悲しませず、尚且つ、刺激を与えず・・・・。

「け、結構です・・・」

緊張して声が出ない・・・。

「は?何て?」

やばい・・・。頭がぐるぐるして・・・・う゛ぅ〜・・・・

「結構ですっ!!」

私の一言で時が止まったかのようにしーんとなった。

やばい・・・。今度は、大きい声出し過ぎた・・・・。

「いいじゃ〜ん♪俺らと朝まで付き合ってよ♪」

男の人たちに一斉に囲まれる。

ど、どうしよう・・・・。頭の中のぐるぐる半端ない・・・。

ぐるぐる頭を駆け巡ってると、男の人の一人が私の服に手をかけた。

「やっ!」

ど、どうしよう・・・・っ!!

怖くてぎゅっと目を瞑る。

ガンガン。なんか、殴ってるような音が・・・。

さっきより一層強く目を瞑る。

ドシドシ。え、何?私殺されちゃうの・・・?

まだ聞こえる・・・。殴るような音。

怖い怖い怖い――――・・・・・・

グイッと急に手を引かれる。

「ひゃっ!!」

驚いて目を見開く。

後ろではさっきの男の人たちが倒れている。

なにが起こってるの・・・!?

怖い・・・・

目から自然に涙が流れる。

ぼやけながらも、長身の人で、黒いパーカーを着ているのが見えた。

5:nana:2012/08/11(土) 17:48 ID:0Rc

やっと、私の手を引っ張っていた人が止まってくれて、その人は私から手を放した。

公園のベンチに座る、私を助けてくれた人。

「あの゛ぉ・・・」

恐る恐る声をかける。

緊張と頭のぐるぐると興奮とでうまく話せない。

咳払いをして、涙を拭う。

「ありがとうございました・・・・」

き、聞こえたかな?

声、小っちゃいよね・・・・。

すると、低い声で「別に・・・」と、返ってきた。

あ、聞こえたんだ・・・。

声低かったし、この人は男かな。

長身で黒いパーカーにジーパン。フードを被っていて、顔が見えなかった。

男は立ち上がり私に体を向けた。

「家、どこ?」

「へ?」

いきなりの言葉に戸惑う私。

「えっと、その、どうして・・・」

「危ないし送っていく」

な、なんて優しい人なんだ!!!

「い、いいんですか?」

私の言葉に男は頷いた。

6:nana:2012/08/11(土) 18:13 ID:0Rc

暗い道。男の人と並んで歩く。

私にはこの行為でも、脈数が上がり、心拍数がやばくなって苦しくなるぐらいドキドキ体中が鳴っている。

私の隣を歩く男の人のほうへと目を向ける。

こんな優しい人いたんだなぁ・・・。

そんなことを思っていると、自分の住んでるマンションにもう着いてしまった。

「あの、ここです・・・」

「・・・俺と一緒の所に住んでるんですね」

まさかの一緒!?え、住んでるところが!?う、運命だ!!

「そうなんですか!何階に住んでるんですか?!」

「2階・・・」

「私の一つ上です!」

こんな男の人住んでたんだ〜。

エレベーターに乗る私達。

このままじゃ、もう会えないような・・・・そんな感じがした。

「あ、あの!」

「はい?」

「あ、えっと・・・私の家に来ませんか!?お礼でその・・・・お茶でも!」

恥ずかしい・・・!!顔から火が噴きでそう!

顔がじんじんする。熱い。私、きっと顔真っ赤だろうな。

沈黙が続く。

私が住んでいる階にもう着いてしまった。

「あ、その・・・すみません」

エレベーターを降りようとしたその時、腕を掴まれた。

「行っていいですか・・・?」

男の人から出た言葉。

その言葉に驚く。

「は、はいっ・・・!」

私は即答した。

7:nana:2012/08/11(土) 18:37 ID:0Rc

「ど、どうぞ・・・」

ここに引っ越してきて、私は初めて友達の竜以外の男の人を家に入れた。

男の人に、テーブルにアイスティーを出す。

夏だっていうのに、長袖のパーカーで熱くないのかな?

「あの、パーカー熱くありませんか?脱いでもいいですよ?」

「大丈夫です」

そういって彼はアイスティーを口に含んだ。

・・・どんな顔をしてるんだろ?

なんだか、不思議な人・・・。

私も男の人の前に向かい合って座る。

すると急に、彼が口を開けた。

「歌手・・・・」

ドキ。心臓が高鳴った。

彼は顔を私の部屋で使ってる、オーディションのチラシの山と、歌手に絶対になるっ!って、筆で大きく書かれてる方へと向けていた。

恥ずかしくて素早くパタン!と閉めて静かにテーブル席に戻った。

「あ、あの、その、えっと・・・」

やばい、恥ずかしすぎて泣きそぉ・・・・。

そんな私に彼は「希望があっていいですね」と、言った。

私はブルブル首を激しく横に振った。

「私、あがり症で・・・人と話すのが苦手で、いっつもオーディション途中で抜け出しちゃうんです・・・」

でも、歌が大好きで、学校でも音楽の成績はすっごく良かった。

「何度やっても、緊張しちゃって・・・・。おかしいですよね。こんな奴が、歌手だなんて・・」

はぁ・・・と、深く溜息をつく。

「おかしくないですよ。頑張ってください。応援しています」

「ありがとうございます・・・・」

嬉しい。でも、もう無理だよ。きっと。

「私、歌が好きなんです。大好きなんです。諦めたくないです・・・」

初めて会った人に何言ってるんだろ。けど、この言葉に一ミリも嘘なんてない。

8:nana:2012/08/13(月) 11:02 ID:0Rc

私を助けてくれた彼は、顔を俯いていて顔が見えない。

そんな彼が口を開けた。

「俺、もうじき死ぬんです」

その言葉に驚き、声が出ない。

「あ、なんで、何でわかるんですか?」

「名前なんて言うんですか?」

え、すごく急だな・・・・

「相葉澪です。あなたは・・・?」

「道長凛。相葉さんも、年を取ってすればわかるでしょう。自分がもうじき死んでしまうこと」

そういうものなの・・・?

道長さんがもうじき死んでしまうなんて、そんな風に私は思えなかった。

「そうだな・・・。あと、一か月ぐらいで俺は死ぬな」

9:nana:2012/08/17(金) 15:30 ID:0Rc

ここの日記始めました!
よかったら来てください(*^_^*)

Little Joy*゜

10:nana:2012/08/24(金) 23:06 ID:0Rc

彼の言うあと一か月の命。

そんなの信じれない。信じたくないな・・・。

「すみません。初めて会った人にこんな話・・・・」

彼は会釈をした。

「頭あげてください!」

私は彼の顔を覗き込み言った。

急に顔をそらす彼。

私は目を見開いた。

どうして・・・・・。

私は何も言葉が出なかった。

見間違い?

ううん。きっと違う・・・・。

彼がじっと睨みに近い目で私を横目で見てきた。

やっぱり・・・・。

真っ白な肌に、薄い真っ赤な唇、白い睫に・・・真っ赤な瞳。

最初はカラーコンタクトだと思った。

けど、違う。

よく見ると違う。

ビー玉のような美しい瞳がじっと私を横目で見つめる。

彼は顔を俯かせる。

「アルビノ」

少しかすれた声で口にした。

「アルビノ?」

初めて聞く言葉だなぁ・・・。

彼は私の方へと真っ赤な目を向けた。

「医学的には、先性天白皮症っていう病気。ほら、白い蛇とか見たことあるでしょ?それと一緒」

そんな人がいるだなんて初めて知った。

それでずっとパーカーを着ていたんだ・・・・。

「すみません。アイスティー、美味しかったです。ありがとうございました」

彼は立ち上がり深々と私に頭を下げた。

玄関まで見送りに行く。

道長凛。この人と繋がっていたい。そう思った。

だから勇気を振り絞って声をかけた。

「あ、あの!」

「はい」

靴を履いた後、私の声で振り返った。

「お菓子・・・好きですか?」

「まぁ・・・嫌いではありません」

はぁ・・・と一気に息を吐きだし、深呼吸した。

「お菓子、余ったりしたら食べてくれますか?」

顔が真っ赤になってドキドキ胸が高鳴る。

泣きそう・・・・。

「はい」

うっすら彼は微笑んだ。

その微笑みを見て、力が抜けた。

「ありがとうございます・・・!!」

彼は私の部屋を出て行った。


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