私が恋した白い神

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1:スピカ:2012/08/12(日) 11:41 ID:tcQ


ガランガランッ

「どうか私にも、素敵な恋愛が
 できますように!」



満月が輝く薄暗い夜。

私は願い事が叶うと有名な神社に
お参りに来ていた。



「……なーんて、こんな私の
 願い事……、神様も困るよねぇ」



今まで一度も彼氏ができたことも
ない。

いくら神様でも、叶えられるわけ
ないかぁ……。



「……お前か?俺に願いをかけたのは……」


後ろから声がした。

振り返るとそこには、有り得ない
光景があった。

2:スピカ:2012/08/12(日) 11:49 ID:tcQ



‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
作者より

はじめまして

スピカと申します

小説初心者でございます

下手です

どうかアドバイスなどあったらください

感想なんてくれたら作者は感激します

ぜひ読んでいただきたいです


それでは、
「私が恋した白い神」
スタートです


‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

3:スピカ:2012/08/12(日) 12:03 ID:tcQ


白い着物を身に纏う……。

眩しいほど全てが白い男……。


「だ……誰……?」

「……神だが」

「はい?」

私には全てが謎だった。

「な……何のご用ですか……?」

「お前が呼んだのだろう」

「はい?!私が?!」

「俺はお前の願いを叶えに来た」



このやりとりが、この白い神との
初めての会話。



……と、その前に自己紹介を
忘れてましたね。

私の名前は桜乃舞。

中2でー…「何かに語りかけて
 ないで、名を名乗れ」

邪魔された……。自己紹介を……。

「さ、桜乃舞です……」

「舞か…… よい名だ」

「あなたには名は無いんですか?」

「神」

「それが名前なんですか?!」

「そうだが 何か文句あるか?」

4:スピカ:2012/08/12(日) 12:08 ID:tcQ


「文句なんてありませんけど」

「そうか では舞 お前の家に
 案内しろ」

「はぁ?!家に来る気?!」

「悪いか?」

「い、いえ……」



会った瞬間から全てが変わった。

この白い神と私の不思議な日々が
始まるのだ。

5:スピカ:2012/08/12(日) 14:30 ID:tcQ


「……ていうか……、その姿で
 来る気ですか?」

「うむ これが本来の姿だからな」

本来の姿……、白いし眩しすぎる……。

「せめて……、もっと普通の格好で……」

「ん?」

「すみません 何でもないです……」

ヤバい。何も言えない。

「この姿では目立つのか?」

そう!そうですよ!

「こんなとこにそんな姿の人いたら
 目立つに決まってます」

「そうか…… では……」



ポンッ

私が目を反らした瞬間に何やら
効果音が響いた。

「これならどうだ?」

目の前に白い神の姿はなかった。

「どこを見ている ここだ」

足元から声がした。

「か……可愛いっ……」

そう。白猫に変化したのだ。

6:スピカ:2012/08/12(日) 18:30 ID:tcQ


「可愛くなどない これなら目立たんだろう」

白く汚れ一つない毛並み、
透き通ったブルーの瞳……。

「……シロ、かな」

「ん?」

「あなたの名前、神じゃ変でしょ?」

白猫を抱きかかえた。

小さくて温かい。

「ふざけるな 俺は神だぞ」

「けっこういい名前だと……」

「全然良くない」

白い猫ならシロって定番なのにな……。

「白い神…… 白神?」

「白神か……」

「白神山地みたいだけど……いいよね」

「ダメだ 白神様と呼べ」

……どうやら気に入ったようです。

「はいはい 白神様ね」

私は白神様を撫でた。

7:スピカ:2012/08/13(月) 09:23 ID:tcQ


「……気安く神を撫でるとは……
 滅多にでき……んにゃ……」

「何偉そうなこと言っちゃって
 これから家で養うのは私なん
 だから」

私は白神様のあごを思いっきり
撫でた。

「……や……めにゃくていい……
 けど……もっと……」

「可愛すぎる……」

8:スピカ:2012/08/13(月) 16:06 ID:tcQ


「可愛くないっ」

白神様が顔を赤くする。

「その姿だから可愛く見えるんだよ」

だって猫だもん。

私猫好きだもん。


「変化術も久々なのだぞ……」


ポンッ

再び効果音が響く。

目の前が白い煙で包まれる。


「けほっ もうっ 今度は何……」


煙が帰え、目の前にいたのは……、



銀色に輝く長い髪、
蒼い眼球、優しげな眼の……、





イケメン男子だった。

9:スピカ:2012/08/15(水) 08:27 ID:tcQ


「これなら文句ないか」

白神様は私に一歩近づくなり
私を見つめて言った。

かっこいい……、としか言えない……。

「……何か言え」

白神様が照れくさそうな顔をする。

「……ね、猫の姿に戻って
 ください……」

「せっかく変化したんだから
 しばらくこの姿で……」

「ダメですっ……」

私は俯いて、顔を隠して言った。

今の私の顔は見られてはならない。

10:スピカ:2012/08/15(水) 08:36 ID:tcQ


真っ赤で、まるでリンゴになった
みたい……。

「……わがままな奴だな……」

再び白神様は変化した。

「……今日はもう遅い 早く
 帰るぞ」

「わっ 忘れてた……!」

私はとっさに白神様を抱きかかえ、
家まで走って行った。



この、ドキドキして、赤くなった
顔を隠すように。

11:スピカ:2012/08/15(水) 08:59 ID:tcQ




「何その猫」

家に帰るなり、兄に言われた。

「えっ あの……拾って……」

「お前、猫好きだったっけ」

好きですよ……。

あなた何年私の兄やってんですか……。

あ とりあえず紹介します。

我が兄、桜乃悠、高一……、
あ、ちなみに悠ってはるかって
読むんですよ。
よく間違えられるって言ってますけど。

「お前すぐ世話投げ出すだろ
 戻して来いよ」

あなたは母ですか……。


「白猫じゃんっ 可愛いっ」

兄を退け、顔を出してきたのは
我が姉、桜乃吹雪。高三。

今さらながら、私、末っ子なんです。

これから試練が待ってる気がする……。

12:スピカ:2012/08/15(水) 09:39 ID:tcQ



姉の力でどうにか親の許しを
得た。

「この子、名前は?」

「ふぇ?あっ えっと……
 白神…様?」

「なんで疑問形なの てか神って……」

姉が笑う。

「笑わなくてもいいじゃんっ」

「ごめんごめん 白神ね
 おいで」

白神様が姉の腕に抱かれる。

「まっ 舞が拾ってきた子だし
 世話は舞に任せるわ
 じゃ、私部屋に戻るから」


姉は白神様を私に渡して
部屋を出てった。

13:きなこ ◆H.KU:2012/08/15(水) 14:14 ID:OMY

ずっと読んでます…!!

白神様と舞ちゃんが一緒に暮らせるのかぁ…どんな風になるのか楽しみです(*´∇`*)

応援してます…^^*

14:のno:2012/08/15(水) 15:18 ID:krw

私も、ずっと読んでました!!!

気になって、昨日から読んでいます

15:のの:2012/08/15(水) 15:21 ID:krw

ありゃ!?

名前が「のno」になってまそた・・・(汗)

「半角英数」という所を、押してしまったのか・・・><

正しくは、「のの」なのです!!!

続き、頑張って下さいネ〜(*^^)v

16:のの:2012/08/15(水) 15:23 ID:krw

あああ!?

何度も、すいません!!!

荒らしじゃ、ないので・・・

うち間違いで・・・、

「名前が「のno」になってまそた」ではなく、
「名前は「のno」になってました」でした!!!

急いでいたので・・・

本当にごめんなさい・・・<m(__)m><m(__)m><m(__)m>

17:スピカ:2012/08/15(水) 16:38 ID:tcQ


きなこ様
初コメありがとうございますっ…
あぁぁ… 泣きそう…
頑張ります^^

のの様
コメありがとうございます^^
大丈夫ですよ^^
また読みに来てください

18:スピカ:2012/08/15(水) 16:54 ID:tcQ


部屋で白神様と二人きりになった。

白神様は窓際に座り、月を見ている。

「白神様は……どこから来たんですか?」

聞いてよかったのかな……。

「んー…… 言ってもわからんかも
 しれんぞ」

「そう……ですか……」

「何暗い顔をしている
 今とは違う時代から来ただけだ」


ポンッ

白神様は人間姿になると
私の頭を撫でた。

「なんか……白神様のこと、
 まだ何も知らなくて……」

「知らなくて当然 まだ会った
 ばかりだぞ」

そうです。まだ会って一時間たった
くらい……。

「これから知ればいい」

そう一言呟くと、再び猫の姿に戻った。

19:スピカ:2012/08/15(水) 22:22 ID:tcQ


そういえば白神様って私の恋を
叶えるために来たんだよね……。

ってことは恋の神様なのかな……。


「白神様って何の神様なんですか?」

「生きてた頃は陰陽師だったが……、
 神となってから本日まで恋の願い
 ばかり叶える日々……」

白神様は大きく欠伸した。

「で、でも、その度こうして
 出てきてないんでしょ?
 なんで私の時は出てきたの?」

20:スピカ:2012/08/16(木) 11:17 ID:tcQ


「それは……だな……
 別に言わなくてもいいだろう」

……?何か言いかけた……?

何て言おうとしたんだろ……。


「あっ そうだ お腹空いてない?」

「は?」

「何も食べてないでしょ?」

「何もいらん 腹など空かん」

「……そう」

何か隠してる……よね?

「じゃ、私何か食べよっかなぁ……」

白神様の耳がピクッと動いた。

「……腹が減った」

「やっぱり、言うと思った
 じゃあ、白神様の分も持ってくるから」

私は一度部屋を出た。

21:スピカ:2012/08/16(木) 20:51 ID:tcQ


「あ 舞、これ食う?」

兄、悠がケーキを差し出す。

「これどうしたの?」

「私が作ってきたの 調理実習で」

姉、吹雪は高校は料理の専門学校。

「美味しそう……」

私はケーキに手を差し出した。

22:スピカ:2012/08/16(木) 21:07 ID:tcQ






「ふぁ〜 美味しかったぁ」

「ふふっ また作ってくるから」

ケーキを食べ終え、紅茶を飲んでいた。

何か忘れてる気がする……。

あぁっ そう 白神様がお腹空かせて
るのに!!

「はい これ」

突然姉がミルクを差し出した。

「ケーキにつられて忘れちゃだめじゃん」

ミルクは温められていた。

「ありがと お姉ちゃん」

白神様……、怒ってるかな……。

ガチャ

「ごめん 遅くなっちゃって……」

「……ん……」


あ……、寝てる。

しかも人間姿で……。



「……ん……姫……」

23:黒猫:2012/08/17(金) 12:51 ID:/t6

入れてください!

24:スピカ:2012/08/17(金) 13:51 ID:tcQ


黒猫様
ありがとうございますっ
どうぞ入ってくださいっ

25:黒猫(*`・ω・´*):2012/08/17(金) 17:23 ID:/t6

面白いです!((タメ口okですか?

26:スピカ:2012/08/17(金) 18:33 ID:tcQ


黒猫様
タメ口oKでございます



作者より
明日、更新致します

27:黒猫(*`・ω・´*):2012/08/17(金) 18:41 ID:/t6

やったぁ!タメでいきます(笑)

楽しみにしてるねー(`・∀・´)/

28:のの:2012/08/17(金) 20:06 ID:krw

私も、この小説面白いと思います!!

後 前は お騒がせしました・・・><

29:きなこ ◆H.KU:2012/08/17(金) 20:11 ID:j66

姫…!?
凄く気になります…!!

明日、楽しみにしております^^♪

30:スピカ:2012/08/18(土) 06:19 ID:tcQ


黒猫様
楽しみにしててくださいっ
きっと面白い話にしていきますから

のの様
ありがとうございますっ
面白いなんて私にはもったいないくらい
ですよw

きなこ様
気になる展開ですよねw
作者も続き気になります((←え
早速これから更新します

31:スピカ:2012/08/18(土) 06:29 ID:tcQ


「……姫?」

寝言かな……。

起こしちゃ悪いかも。


「ふふっ 可愛い寝顔」

白神様の鼻がぴくっと動き、
目を覚ました。

「……ん 舞か……」

「起こしちゃいました?」

「ん…… 腹が減った」

寝起きのボー…っとした顔で言う。

「はい、これ」

白神様の前にミルクを出す。

「……酒、ではないな……」

白神様はミルクを見つめる。

「猫にはぴったりですよ」

「んー…… 猫か……」

白神様が猫に変化してミルクをなめる。

その姿は何ともほほえましかった。



気になるのは……、
寝言で言ってた……、





“姫”のこと。

32:のの:2012/08/18(土) 09:51 ID:krw

白神様が なぜか面白いです・・・(笑)

33:スピカ:2012/08/18(土) 10:45 ID:tcQ


のの様
同感です((←え
現代人だったら天然系男子ですねw

34:スピカ:2012/08/18(土) 12:14 ID:tcQ


姫って誰?

頭の中にはそれしかない。

この人と何かあったのかな……。

んー…… わかんない。


「……い、おい 舞聞いているのか?」

「あっ…… はいっ 姫って誰ですかっ?!」

……混乱して、つい言ってしまった。

「……は?」

「ごめんなさいっ……
 なんでもないですっ」

35:スピカ:2012/08/19(日) 20:19 ID:tcQ


「はぁ……」

白神様が大きなため息をはく。

「仕方ない 全てを話してやる」

白神様はそう言うと人間姿に
変化した。



これから話される、





白神様の秘密……。

36:のの:2012/08/20(月) 09:51 ID:krw

早速 読みました(●^o^●)

白神様の秘密・・
とても気になります!! \(*⌒0⌒)b♪

37:みんみん:2012/08/20(月) 10:09 ID:DU.

すごいですっ!
あたし、初心者なんですよ、
だから、あたしの、スレ来て、アドバイスよろしくお願いします。

下手くそがかく、あの世界で‼‼

38:スピカ:2012/08/20(月) 10:14 ID:tcQ


のの様
気になりますよねぇ
続きもちゃーんと面白く
してみせますw


みんみん様
私も初心者ですが
私なんかでよろしければ…
コメ感謝ですw

39:スピカ:2012/08/20(月) 10:32 ID:tcQ


白神様が立ち上がった瞬間、
空気が変わった。

秋の涼しい風が、窓の隙間から
流れ込む。

「俺が生きた時代は、平安に都が
 あった時代……」

平安京の時代?平安時代?

「今とは違い、あの時代は
 怨霊や悪霊が多く、俺は
 陰陽師の職を賜った


「陰陽師って怨霊を祓う人でしょ?」

「あぁ 俺の家は代々陰陽師の
 仕事をやっていたからな」

私は、そんなことよりあのことを
知りたい……。

「えっと、あの……、白神様?」

「なんだ?」

聞いてみよう。ちゃんと……、



姫のことを。



「……姫って誰なんですか?」

40:スピカ:2012/08/21(火) 00:43 ID:tcQ


「……姫は、俺の特別な女」

「特別……?白神様の妻……とか?」

「俺は嫁など持たん」

白神様は背を向けた。

「……初恋の女だ」

初恋って……、神様も恋するの?!

じゃなくて、生きてた頃の話だよね。

「……お前の顔を見てると……
 話しにくい 俺の顔を見るな……」

白神様の態度が変わった。

そして、ゆっくり話し始めようとする。




「……舞」

41:スピカ:2012/08/21(火) 19:14 ID:tcQ


白神様は背中を向けたまま話し始める。



時は平安時代、怨霊や悪霊が
信じられ、陰陽師はおおいに
活躍していた。


俺は零翠(レイスイ)と名乗り、
陰陽師として働いていた。

しかしながら……、


「零翠様〜」

「あぁ…… なんと麗しや……」

来る日も来る日も女に囲まれ、
ろくな仕事もできぬままの日々を
過ごしていた。



「お前は真面目に働いておるのか!!」

父には幾度も怒鳴られ
母には見て見ぬふりされ
同じような日の繰り返しだった。


そんな俺の心の支えとしていたのが

姫だ。

42:スピカ:2012/08/22(水) 10:11 ID:BgU


「零翠様」

いつも通り、姫は後ろから
話しかけてくる。

「舞姫……」

姫は舞と名乗る。

「また来てくれたのか」

「はい あなたのそばにいると
 心が安らぎますから……」


他の女とは違い、あまり騒がない
大人しい姫だった。

「俺の近くにいたら……
 また何かされるぞ」

「……何をされても構いません」



俺と姫はしてはならぬ恋をした。

許されぬことであった。

それでも





私は姫を愛した。

43:のの:2012/08/23(木) 09:02 ID:krw

白神様に・・・こんな秘密が!??

44:れい☆:2012/08/23(木) 12:31 ID:gz6

ずっと読んでました!
とってもおもしろいです!
続き頑張って下さい!
応援してます!

45:スピカ:2012/08/23(木) 15:15 ID:BgU


のの様
実はまだ秘密が…ゴホッ
な なんでもありませんっ

れい☆様
ありがとうございます^^
期待に答えられるように頑張ります^^

46:スピカ:2012/08/23(木) 17:18 ID:BgU




「じゃあ、私が姫と偶然同じ
 だったから出てきたの?」

「偶然ではない」

「だって偶然じゃん 舞って
 名前が気になったから来た
 んでしょ?」


でも、いまどき舞って名前も
多いし……。


「……千年の時を越えた運命」

「え?」


白神様が何かを言おうとしている。






「舞、お前は……」

47:のの:2012/08/23(木) 17:35 ID:krw

おー!( ̄0 ̄)/

続きが ドキドキします! ♡

48:¢:2012/08/23(木) 18:14 ID:gz6

すっごい気になります!!

49:れい☆:2012/08/23(木) 18:15 ID:gz6

>>48
私です…。
すみません。

50:スピカ:2012/08/23(木) 20:56 ID:BgU


のの様
私も書いててドキドキしちゃいますw

れい☆様
気になりそうなところで
止めちゃいましたw

51:みんみん:2012/08/23(木) 21:16 ID:DU.

告るのか?告るのか?
💓

52:スピカ:2012/08/24(金) 19:14 ID:BgU


みんみん様
さて、どうなるでしょうw

53:スピカ:2012/08/24(金) 19:19 ID:BgU



白神様が真剣な眼差しで見つめてくる。

何かを言いかけたまま、ただ私を
見つめている。


「……白神様……?」

「……やはり、言えない」

「え……?」


何を言おうとしてたの……?


「言いかけたなら、最後まで
 言って 何なの?」

「……言いたくない」


言いたくない?!

何それっ……。

全てを話すって言ったくせに……。

54:スピカ:2012/08/25(土) 19:53 ID:BgU


「……そっか 言いたくないなら
 言わなくていいよ」


私はとっさに白神様から顔をそらした。


「……今日は疲れた 話は明日に
 しよう」

「明日なら話してくれるの?」


返事がない。

もう……、いい加減な人……。


「……明日になったらな ちゃんと
 話す 約束しよう」


その言葉を聞いて、安心したせいか
一気に眠くなった。


「もう寝よっか……」


一言呟いて、部屋を暗くした。

55:のの:2012/08/25(土) 20:11 ID:krw

わぉ…! ←今言えるのはコレだけ(笑)

56:スピカ:2012/08/25(土) 20:58 ID:BgU


のの様
いつもコメしていただき
ありがとうございます^^

57:れい☆ ◆lgE6:2012/08/26(日) 12:25 ID:34o

この小説はまりました!
続きどんどん書いて下さい!
応援してます!

58:スピカ:2012/08/26(日) 12:52 ID:BgU


れい☆様
光栄ですっ
ありがとうございますっ

59:スピカ:2012/08/26(日) 13:00 ID:BgU




“……零翠様……”


誰かが白神様を呼ぶ。


“……助けて……”


暗闇の奥から声がする。

か細く、優しげな声が……。


あれは……、舞姫様……?


“……零翠様、早くこちらへ……”


姫が白神様の腕を引く。

二人は共に暗闇の方へと歩いていく。


「ま……待って!!」

ガバッ


私は勢いよく起きあがった。


「……夢か……」

60:スピカ:2012/08/27(月) 16:29 ID:BgU



「……ん……ふあぁ……」

朝六時半、目を覚ました。

「あっ 起きた?」

ベッドの横には兄が立ってる。


「朝ご飯、先食べてるぞ」

あぁ……、それを伝えに来ただけですか……。


「……零翠様……」


「呼んだか?」

「きゃっ!!」

突然後ろから声がした。

「大きな声を出すな」

「ごめんなさい……」


「舞ー?早く食べなきゃコーヒー冷めるよ?」

ドア越しに姉の声が聞こえる。

「あっ すぐ行くー」


私は急いで着替えた。

「じゃ、ちょっと待っててね 白神様」

制服に着替え終わると、私は部屋を出た。

61:スピカ:2012/08/28(火) 18:58 ID:BgU


「舞、私今日バイトだから帰り
 遅くなるけどいい?」

「……あ、俺も部活あるから
 遅いかも」

今日は姉も兄も帰り遅いのか……。

父は大学教授、母は昨日から田舎の
おばあちゃん家に行ってるし、
今日の夜は一人か……。

でも、今日はそれで好都合。

白神様の話をゆっくり聞ける。

「私、日直だからもう行くね」

私は急いで食べて一度部屋に戻った。

62:スピカ:2012/09/02(日) 21:05 ID:BgU


部屋に入るなり白神様を抱きかかえた。

「おいっ 降ろせ……」

「白神様を置いて行くわけには
 いかないから人間姿になって」

「は?」

「これから学校に行くの 猫は
 連れてけないから ね?」

「……面倒だな……」

面倒、と言っておきながら
人間姿に変化する白神様。

いつ見てもかっこいい。

吹雪姉と悠兄が見てないうちに
玄関に移動。


白神様を連れ、いざ学校へ出発ッ。

63:スピカ:2012/09/05(水) 15:47 ID:BgU


「……白神様」

「なんだ」

学校へ向かう途中のこと。

「……学校にいる間は翠川零って名乗って」

「なんでだ」

「なんでって、学校に神様が来たら
 大騒ぎになっちゃう」

「ふむ 零翠の名を使ったか」

「それと、その髪」

「髪……がどうした 何か変か」

白神様はそう言って髪をいじる。

「銀髪なんて校則違反だから」

「この色、気に入っているんだが……」

「だめ 黒にして てか、中学生くらいの
 男の子になれない?」

今目の前にいる白神様はパッと見て
高校生に見える。

「今時の若者は我儘だな……」


ポンッ

白神様が再び変化する。

風に揺れる黒髪、涼しげな瞳、

銀髪の白神様とは違った、







可愛らしい少年に。

64:のの:2012/09/05(水) 16:10 ID:krw

読みました!!
面白かったです♪

あと、最近来れなくてごめんなさい><

65:スピカ:2012/09/05(水) 17:37 ID:BgU


のの様
コメありがとうございますっ
私も最近来れなかったので
続きもお楽しみに^^

66:スピカ:2012/09/06(木) 17:52 ID:BgU


「……い……」

私は小声で何かを言いかけた。

「ん……?何か変か?」

「可愛いっ」

「はぁっ?!」

ちょっと大きいサイズの
私の学校の男子制服を纏う。

涼しげな瞳はくりっとしている。

「そんなに見つめるな……」

「ごめん 可愛くて、つい……」

「可愛いとか言うな」

「ごめんごめん」

「早く行くぞ 舞」

ドキッ

「あっ うん……っ」


恋愛初心者にはわからない、
今のドキッて感覚……、



この気持ちは何……?

67:姫香:2012/09/07(金) 20:08 ID:s.g

初めまして姫香とかいて『ひめか』とよみます。
あの、いつも見させてもらっています続きを楽しみに待っています!!
もしよければ今度私も小説を書こうと思っています。なので...その...、もしよければですが、先生というか..その..感想などいってもらえませんか?いつまでも待ちますので、考えてくれませんか?

68:スピカ:2012/09/08(土) 12:10 ID:BgU


姫香様
ありがとうございます
新学期が始まってから忙しくなり
少しずつ更新していますので、
時間がある時、ゆっくり読ませていただきます

69:姫香:2012/09/08(土) 12:56 ID:s.g

わぁ!!うれしいです!作品名が決まったらいいますね!

70:姫香:2012/09/08(土) 19:27 ID:s.g

決まりました!
題名は・・・
『何でこんなことになったの?』
です。
これから書きますね

71:スピカ:2012/09/14(金) 22:34 ID:BgU


>>70 時間がある時見に行きますね


しばらく放置しててすみません

これから更新します

72:スピカ:2012/09/14(金) 22:48 ID:BgU



「……どうしたの?」

白神様は学校を目の前に立ち止まった。

「嫌な予感がする」

ポツリと呟く。

「嫌な予感?そんなの大丈夫だよ」

「いや……」

白神様は何かを睨むかのように学校を見つめる。

「い……行こ?」

「ちょっとこっちに来い」

私が校門に足を踏み入れようとした瞬間、
白神様に引っ張られた。

「ちょっと 早く行かなきゃ遅刻しちゃうのに」

「いいか?今日一日、俺のそばから離れるな」

私がコクンと頷くと、白神様は私を撫でる。

白神様の顔が近づいてくる。

中学生の姿になったとは言え、
身長は私より高い。

「ちっ……近くない……?」

私は顔を真っ赤にして目を瞑る。

シャラッと軽く、清らかな音が耳に響く。

「……守り神の石だ 持っておけ」

私の腕には白いストーンのついた綺麗な
ブレスレットがつけられていた。

「あ……りがと……」

ドキドキして、まともな言葉を発せない。

この気持ちは……。

73:スピカ:2012/09/15(土) 09:49 ID:BgU



私は白神様と手を繋いだまま校門に入った。

「舞っ おはよっ」

後ろからハイテンションな声がした。

私の友達、山吹百合香だった。

「おはよう ユリちゃん」

「……誰だ こいつ」

白神様はユリちゃんを睨む。

「ちょっ 白……じゃなかった、
 零君 そんなに睨まなくてもいいでしょ」

「誰この人っ 彼氏?舞ったらいつの間に……」

ユリちゃんはニヤニヤしながら言う。

「違っ 違うからっ い……従兄弟だよっ」

私は言い訳した。

「従兄弟かぁ かっこいいね」

ユリちゃんは白神様をうっとりした目で
見つめていた。

74:スピカ:2012/10/08(月) 23:39 ID:BgU


「……ふむ」

白神様はため息を一つついた。

「名を名乗れ」

白神様はユリちゃんを睨んだまま言う。

「ユリカ……」

ユリちゃんは催眠術にかかったかのように
猫撫声で答える。

「れ、零君……?」

私は不安げな声を出した。

「邪魔するな」

冷たいセリフが返ってくる。
そんなに睨んで、一体どうしたんだろ。

「……くぅっ やめっ」

私がボーッとしている傍ら、
ユリちゃんの苦しそうな声が
耳に入った。

「……なっ 何してるのっ?!」

白神様に駆け寄った瞬間、
目の前にいたユリちゃんの
姿が消えた。

いや、消えたんじゃない。






倒れたんだ。

75:スピカ:2012/12/19(水) 16:19 ID:BgU


「ユリちゃんっ……」

倒れた友人に駆け寄り、名前を呼ぶ。
返事はない。

目を覚まさない。

「何したのっ?!」

大声で白神様に問う。

周りが騒がしくなる。

「こっち来い」

騒ぐ周りを横目に白神様に手を引かれる。

76:マスカット:2012/12/19(水) 17:05 ID:KEs

おー……面白い!頑張って下さいね!
少しで、すみません。用事があるので失礼します!!

77:スピカ:2012/12/19(水) 21:14 ID:BgU


マスカット様
ありがとうございますっ
暇を見つけて更新していきたいと思いますので
また読みにきてくださいっ

78:スピカ:2012/12/20(木) 18:46 ID:BgU


白神様に連れられて校舎の裏に来た。
日陰になってる涼しい場所。

私の腕を掴む手を離さないまま、白神様は
真面目な顔をして言う。

「あの女、気をつけろ」

あの女……、ユリちゃんのこと……?

なんで白神様がそんなことを言うのか…理解し難い。
気をつけるって言っても、親友…だよ?

「どういうこと?」

親友の猫撫声、白神様の冷たいセリフ。
さっきの数分で何が起こったのか、少し混乱する。

「……憑いてる」

つい…てる…?

運が良いって意味の?
いや、違う。

憑いてるって……、怨霊とか、悪霊とかそういう
危ない意味の……。

「何が憑いてるって言うの?
ユリちゃんは普通の子だよ」

少し落ち着いて、冷静な言葉をかける。

私の腕を掴む手には、震えるように力が入った。


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