TABOO

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1:nana:2012/08/14(火) 00:56 ID:0Rc

またまた作っちゃった小説〜

ここまで来るともう、申し訳ないね(爆)

駄作がこうしてまた生まれるw

自己満で勝手にやっていきますw

コメ下さったらもう私、お決まりで、ねww

よろしくお願いします<m(__)m>

2:nana:2012/08/14(火) 01:14 ID:0Rc

〜プロローグ〜


二人だけの世界。

二人だけの空間。

もし、私があなたのこと好きだって言ったら・・・・あなたは喜んでくれるの?

それとも・・・・笑って嘘だろって言うの?

あなたに出逢って、世界は狭くなった。

光さえ、見えなくなった。

あなたに出逢って、これを愛というのか・・・・

愛って、人それぞれいろんな形があると思う。

体だけの関係を愛という人もいれば

暴力が愛だという人だっている。

別に否定はしない。それがその人の“愛”だったら。

その人の価値観だから。




あなたが私に犯したTABOOも、愛なの・・・?

3:nana:2012/08/14(火) 01:26 ID:0Rc

久しぶりに見る、この青空。

大きく深呼吸する。

ずっと、この青空を見たかった。

ずっと、ずっと――――・・・・

けど、何でだろ?ずっと見たかったはずの青空を見ても、嬉しくない。

嬉しいどころか、涙が自分の頬を伝う。

血に汚れた手で、涙を拭う。

ぶわっと風が吹き、茶色の腰まである髪の毛がなびく。

目の前には美しい青空が広がり、ビルが所々に見えて・・・こんな風景見たのいつ振りなんだろう?

この景色は、あなたと見たかった――――・・・・・

4:nana:2012/08/14(火) 12:39 ID:0Rc

「お母さん!今日の晩御飯何?」

そう言ってリビングに行くと、また、金髪と黒髪と茶髪の黒とか白とかのスーツを着ている人が家に来ていた。

「ゆり!!自分の部屋にいなさいって言ったでしょ!?」

お母さんは私の方へと歩みより顔を真っ赤にして怒鳴った。

そんなに怒んなくたっていいのに。

三階に行こうとした直後、黒いスーツを着た金髪の人と目があった。

自分の部屋に行ってベットにダイブする。

あの金髪の人かっこいいなぁ・・・。

イケメンとかハンサムとかそういう感じじゃなくて・・・なんというか、綺麗って感じがする。

顔がすごく整っていてこの世のものじゃないってぐらい綺麗。

いつも一瞬しか見たことないけどわかる美しさ・・・・。

そんな金髪の人とか、他の人が家に何の用なんだろう?


この時はまさか、あんなことが起こるなんて想像もしてなかった。

5:nana:2012/08/14(火) 12:51 ID:0Rc

「いってらしゃい」

「いってきまーす」

いつもの朝が来て、いつも通りに学校へと向かう。

今日のお母さんはなんだか元気がなかった。

お父さんも。

溜息ばっかついて、私の顔を2人はチラチラ見てまた溜息。

そんなことを考えながら学校への道を歩いていると、黒い車から昨日の金髪の男の人とその後ろから他の男の人たち5〜6人が出てきた。

「おはようございます・・・」

一応何となくそんな挨拶をする。

え、こっちに向かってきてる?

私の腕を男二人が左右掴んで車の方へと私を連れて行く。

え、え、何?

この状態で私の頭の中に過った文字。

“誘拐”

そう思うとゾっとして私は暴れた。

「離して!!離してよっ!」

私の言葉を無視して男二人は私を車へと押し込んだ。

6:nana:2012/08/14(火) 13:21 ID:0Rc

車の中に押し込められた私は、これでもかってぐらい暴れた。

あまりにも暴れるからか、私の口に薬品が染みついたハンカチを抑えて気を失わせた。

目を覚ますと、私は知らない部屋のベットの上にいた。

白い壁に、ベットとテーブルに椅子しかない質素な部屋。

電気はオレンジ色に光っている。

ここ、どこ?

私・・・えっと、朝学校に行こうとして・・・・あ!そうだ、誘拐されたんだ!

頭の中がぐるぐる回ってパンクしそうになる。

「起きた?」

少し低い声で、私は声が聞こえたほうへと顔を向けた。

いたのは昨日の金髪の人だった。

金髪の男はクスクス笑って不気味だった。

私がいるベットへと腰を掛けて私のほうへと顔を向ける。

「俺の名前は、優」

少しかすれた声でそう言った。

「あ、あの・・・私、誘拐されたんですか!?」

もし違うかったら、恥ずかしいな。

頭おかしいって思われるよね。

すると、優さんは笑った。

「なんだ、わかっていたのか!」

・・・・嘘、じゃあ本当に・・・。

私の頭の中は真っ白になって目を見開いた。

「僕は君のことが欲しかったんだ。酷いよね・・・ゆりの親。俺が金やるからゆりをくれと言ったら、首を縦に振ったんだ」

そう言って、また笑った。

嘘・・・嘘だよ!!

「まぁ・・・正確に言うと親ではないんだけどね」

7:nana:2012/08/14(火) 14:06 ID:0Rc

「う、嘘です。嘘ですよ・・・」

動揺してるのが自分でもわかる。

頭の中には嘘という言葉でいっぱい。

優さんはベットに上がってきて私を見つめた。

大きな瞳に吸い込まれそう。

ドキドキ高鳴る胸。

「あんな酷い親は忘れろ」

優さんは、冷たい突き刺すような言葉を放つ。

8:ほの kyah-hashimoto@roe.plala.or.jp:2012/08/14(火) 14:40 ID:.qQ

nanaさん、すごいですね。
小説お上手です!
続きが早く読みたいです!
それにしても、ゆりちゃんがかわいそう・・・
親ひどい!
そう思いました。

よかったら、私もあやかし緋扇の小説書いてるので、読んでみてください。
続き楽しみにしています!!

9:りっこ:2012/08/14(火) 14:40 ID:DTU

面白い!!

続き頑張ってください!!

10:ほの kyah-hashimoto@roe.plala.or.jp:2012/08/14(火) 14:54 ID:.qQ

りっこさん、私も面白いと思いました。
nanaさん頑張って!!

私も小説頑張ります!
よかったら、スレに来てください。
「あやかし緋扇 オリジナル小説」というスレです。
りっこさんも、よかったら読んでみてください。
自信ないですが・・・

nanaさん、続き頑張って!!

11:りっこ:2012/08/14(火) 15:12 ID:DTU

ほの様>

はい!見させていただきます!!

ですが…

既存のキャラを使った作品は二次創作板で書くルールですので、二次創作板で新たなスレを作ったほうが良いかと…

12:ほの kyah-hashimoto@roe.plala.or.jp:2012/08/14(火) 15:27 ID:.qQ

二次創作板で新しいのをつくったから、見てね!
あやかし緋扇 オリジナルストーリーというスレです!
私はタメでオッケーだよ!
タメでもいいですか?

13:nana:2012/08/15(水) 03:05 ID:0Rc

りっこさん、いつもコメありがとうございます(:_;)

こんな駄作をいつもいつも見てくださってありがとうございます<m(__)m>

これからもよろしくお願いします<m(__)m>

14:りっこ:2012/08/15(水) 08:21 ID:LmE

駄作だなんて!!

小説書くの上手だから嫌味に聞こえちゃいますよ〜っ☆

15:ほの kyah-hashimoto@roe.plala.or.jp:2012/08/15(水) 10:21 ID:.qQ

駄作じゃないですよ!!

すごく面白いです!
続きが早く読みたいです!!
頑張ってください!!

16:nana:2012/08/15(水) 11:14 ID:0Rc

ほのさん、上手だなんて勿体ないお言葉ありがとうございます(/_;)
頑張って書いていきます(^^)/
あやかし緋扇ってアニメよく知りませんが、読みに行きます〜☆
タメで全然いいですよ☆
続き出来るだけ早く書いていきます(^^♪

17:nana:2012/08/15(水) 11:27 ID:0Rc

りっこさん、えっ!?嫌味!?ごめんなさい・・・・・(;_:)
本当にいつもありがとうございます(;_:)
これからもよろしくお願いします<m(__)m>

18:ほの kyah-hashimoto@roe.plala.or.jp:2012/08/15(水) 15:08 ID:.qQ

nanaさん、ありがとう!
私もタメでいいよ^^
今、小説板でいじめの小説書いてるから、よかったら読んでみてね!
あやかしはちょっとスレが多いから書き込むのはやめたんだ・・・
続き楽しみにしてるね!!

19:nana:2012/08/15(水) 23:55 ID:0Rc

ほのさん、コメありがと〜(^^♪
読みに行くよ!
私も他の小説も書いてるから良かったら見に行ってね(^^)

AT

LOVE GAME

愛してます。

20:nana:2012/08/16(木) 00:14 ID:0Rc

オレンジ色の小さな光が見つめあう私たちを照らした。

この部屋には小さな窓しかなくて、朝だというのに薄暗い。

私の頭の中は沢山の言葉で渦巻いていた。

「・・・私は、お母さんとお父さんによって売られたの?」

「そうだよ。もうゆりは僕のものだ」

真っ直ぐな瞳で私を見つめる優さん。

嫌だ。ヤダヤダヤダヤダヤダ。

私はベットから飛び降りて部屋の出口だろうドアへと駆け寄った。

ドアノブを押したり引いたりするけど開かない。

ガチャガチャ音を立てて開けようとしても開かなくて、ドアを拳で叩いた。

「出してよ!!開けてよ!!開けて!!」

叫んでも誰も答えてはくれなかった。

腕を引っ張られて、ベットへ放り投げられる。

「ひゃ!」

ビックリして思わず声が出る。

倒れた私の上に優さんが上に乗ってくる。

私は体が動かなかった。いや、動かせなかった。

大きなブルーの瞳に私は捕えられキスされた。

21:nana:2012/08/16(木) 00:40 ID:0Rc

優さんは私から唇を離して私の唇を長くて細い指でなぞった。

驚きもあったけど、優さんの美しさに魅入っていた。

色気っていうのかな、すっごいそういうのが出てる感じがする。

なんて美しい人なんだろう・・・。

優さんの美しさに酔ってしまいそうだった。

そんな優さんが口を開けた。

「ゆりはもう死ぬまでこの屋敷からは出れない」

優さんは口元を上げてニヤッと笑った。

その不気味な微笑みでハッと我に返った。

どうにかしてここから抜け出したい。

お母さんとお父さんが私を売った?そんなの絶対に嘘。嘘だよ・・・・。

「は、離してください!私帰りたいんです!!『まだそんなこと言ってのか?』

さっきとは打って変わって優さんが少し怖く見えた。

目の色が変わったかのように。

「ゆりは売られたんだ。金のために・・・。あいつらは、ゆりより金が大事なんだ」

「どうして嘘つくの!?どうして嘘なんて・・・・」

私の言葉で優さんは目を俯かせて溜息をした。

「まぁ・・・そのうちわかるよ」

22:nana:2012/08/16(木) 01:03 ID:0Rc

「っ―――・・・・」

いきなりのキス。

自分の口の中に舌が入ってくるのが分かった。

「ん、ん・・・・・」

苦しい。頭がクラクラする。

さっきよりもお互いの体は密着していて、私は優さんの胸を押す。

するとあっさり優さんは私からキスをやめた。

え・・・・?

スーツを脱いでベットの下へと放り投げる優さん。

そしてまた、キスを始める優さん。

さっきよりも密着してキスする。

優さんが私の体に乗っかっている重さが何だか現実味を帯びてくる。

さっきまでは夢みたいな感じでいたけど、なんだかすっごく怖くなってきた。

キスぐらいならしたことはあるけど最後まではまだしたことがない私。

どうしよう・・・・。怖い。逃げないと・・・。

私は手と足をバタバタしてみるけど、がっちり押さえつけられて効果ゼロ。このままじゃ、逃げられない。

でも、私はめげずに暴れた。

すると、キスをやめて優さんが溜息をこぼした。

諦めてくれたのか、そう思っていたけど違う。

「ゆり、動くなよ。縛られたいの?」

相手は諦める気はないらしい。

どうしよう。この言葉で頭がいっぱい。

私の顔を見下ろす優さん。

しばらくして、私の制服に手をかけた。

ブラウスのボタンをはずしていく優さん。

どうしよう―――・・・・・

23:ほの kyah-hashimoto@roe.plala.or.jp:2012/08/16(木) 13:39 ID:.qQ

わぁー!!
ゆりは一体どうなっちゃうの??

24:nana:2012/08/16(木) 14:36 ID:0Rc

ほのさん、コメありがとう〜♪

25:nana:2012/08/16(木) 15:06 ID:0Rc

ぎゅっと目を瞑る。

なんか首らへんがくすぐったい。

ピリッと、痛みを感じた。

ぎゅっとさらに強く目を瞑って、シーツを握りしめた。

頭がぐるぐる回ってる。まるで、ジェットコースターに乗っているような感覚。

もう私、逃げられないのかな・・・・。

このまま優さんと―――・・・・・

優さんの手が私の頬を撫でた。

「ゆり、目開けて?」

私は素直に目をゆっくり開けた。

思っていたより優さんが近くにいたので驚いた。

そしていきなりのキスにも驚く私。

無理やり舌を思いっきり入れられて苦しい。

「んーんー!ん、」

頭がくらくらする。

何か、胸が熱い。

気づけば上半身裸で胸を触られていた。

嘘、全然気づかなかった・・・。

「ん、んー」

怖い怖い怖い。

思いっきり優さんの胸を押すけどびくともしない。

26:nana:2012/08/16(木) 15:21 ID:0Rc

とにかく怖いので目を強く瞑る。

さっきから体のいたるところがチクチクする。

「っ―――――・・・・・」

え、何?痛い。

ぐちゃぐちゃに指でかき混ぜられてるような・・・・・

「ったい、痛い・・・あ、」

唇を噛み締める。

ぎゅっと力いっぱいシーツを握りしめる。

「まだまだこんなもんじゃないよ?」

ふわふわした感覚が何度も私を襲った。

そしていきなりのいままでになかった痛みに襲われた。

27:姫♪:2012/08/16(木) 15:26 ID:1ek

nanaさん、私分かる?
凄いなー…。

28:nana:2012/08/16(木) 15:32 ID:0Rc

私は叫び声に近い声を張り上げた。

体が裂けそうなほど痛い。

痛い。急な痛みに強く瞑っていた眼も開いた。

「力抜いて・・・・」

少し苦しそうに見える優さんがいる。

「無理・・・・痛い・・」

無理。痛すぎる。どうしよう・・・・死んでしまいそう。

そんなの入れるなんて無理だよ・・・・。

強くシーツを握りしめていた私の手を取って強く握りしめた。

それがなんだかすごく安心して、それで力が抜けた。

すると物凄い痛みが私を襲う。

「もう、やめて・・・・」

痛すぎて目から涙が出た。

29:nana:2012/08/16(木) 15:37 ID:0Rc

姫♪さん、私の書いてるATの小説とかにきてくれましたよね!?

憶えてますよ!!←忘れるわけがない!

コメありがとうございます(;_:)

30:姫♪:2012/08/16(木) 15:38 ID:1ek

>>nanaさん
はい、いきましたー!
ご記憶いただけており光栄です。

31:nana:2012/08/16(木) 15:56 ID:0Rc

しばらくして行為が終え、私はベットの上で体を丸めていた。

冷房が効きすぎて裸だし少し寒かった。

私は涙を流していた。

何であまり知らない人とこんなこと―――――――・・・・

普通、こういうのは好きな人とするものでしょ・・・?

初めてだったのに・・・・・

優さんはこの部屋にある風呂に入っている。

まだお腹の少し下の方が少し痛い。

帰りたい・・・・

「お母さん・・・お父さん・・・」

私、もっといい子にしとけばよかった。

そうすれば、お母さんとお父さんに捨てられずにすんだんじゃないかな?

中学生の時、遊びほうけてお母さんとお父さんの言うこともろくに聞かないで勉強も家の手伝いもしないでずっと遊んでた。

高校なんて、公立校は当然落ちて、私立校にお金いっぱい払って通ってる。

そこからだいぶ落ち着いたけど、今思えばろくな娘じゃなかったね。

時々、お母さんに暴力振るっちゃったことだってあったし・・・・。

私、最低だ・・・。

お母さん、お父さん。ごめんなさい。

これからはちゃんといい子にするから、だから――――――・・・・

迎えに来て・・・・

32:姫♪:2012/08/16(木) 16:01 ID:1ek

わー…。
本当に天才だ…。
私なんかとは大違い…。

33:nana:2012/08/16(木) 16:01 ID:0Rc

>>姫♪さん

私も姫♪さんに憶えていただいていて嬉しいです(/_;)

これからもよろしくお願いします<m(__)m>

34:姫♪:2012/08/16(木) 16:02 ID:1ek

こちらこそです…!

私みたいな駄作者を覚えてくれていたなんて…。

35:nana:2012/08/16(木) 16:05 ID:0Rc

>>姫♪さん

天才・・・(゜o゜)

私なんかに使ってはいけない言葉ですよ!!

私はただのアホです(*^^)v

姫♪さんも小説書いているんですか?

書いているなら見に行きたいです!

36:姫♪:2012/08/16(木) 16:09 ID:1ek

>>nanaさん
書いてますよ^^
URLはりましょうか?

37:薫 ◆0rlM:2012/08/16(木) 16:09 ID:Wp6

初めまして!!

入れて下さい(・ω・♪

かなり小説上手いですね!!
続き楽しみにしてます♪

38:nana:2012/08/16(木) 16:36 ID:0Rc

姫♪さん、いいんですか!?
お手数をかけてすみません(>_<)
ありがとうございます<m(__)m>

39:nana:2012/08/16(木) 16:41 ID:0Rc

>>薫さん
初めまして!
どうぞどうぞ入ってください!(^^♪
上手だなんて勿体ないお言葉ありがとうございます(>_<)
ありがとうございます(/_;)
これからもよろしくお願いします<m(__)m>

40:姫♪:2012/08/16(木) 16:42 ID:1ek

>>nanaさん
いえいえ、文章力ゼロの私の題名を教えて探していただくより、はるかに恥が少ないですから…。
http://ha10.net/test/read.cgi/novel/1332810501/l50
おそらくはれてると思いますが…。
削除依頼とかの時のものになってたりしたらすいません…。

41:nana:2012/08/16(木) 23:26 ID:0Rc

>>姫♪さん
わざわざすみません(;_:)
ありがとうございます(*´Д`*)♪

42:nana:2012/08/16(木) 23:38 ID:0Rc

ドアが開く音が鳴り、優さんはジーパンに上半身裸で出てきた。

肩に白いタオルをかけてそれで濡れた髪を拭き取っている。

不覚にも、そんな優さんを見て胸が締め付けられている。

「まだ痛いの?」

ベットの上で寝ている私を見下ろして言った。

痛みも消えて楽になった。

「痛くなかったら、風呂入れば?」

私は頷いた。

43:nana:2012/08/16(木) 23:55 ID:0Rc

風呂場へと向かうと結構思っていたより広かった。

白いタイルに、可愛らしい猫足のバスタブだった。

大きな鏡があって、その下にシャンプーやボディソープが並んであった。

シャワーは高い位置にあってそのまま私はお湯を出した。

温かいお湯が、私の体や髪を濡らした。

目を瞑る。

優さんは何者なんだろう・・・?

ここはどこなの?

私はずっとここで暮らさなきゃいけないの?学校は?

お母さんとお父さんにはもう会えないの――――・・・・?

大きな溜息をつき、目を開けて鏡に映る自分の姿を見る。

「何これ・・・・」

私は思わず目を見開いた。

体中にキスマークがあった。

さっき、優さんとヤった記憶が生々しく頭に流れる。

私は膝から崩れ落ちた。

本当にヤっちゃったんだね・・・・。

私は、下半身を切り落としてしまいたくなった。

44:nana:2012/08/17(金) 00:31 ID:0Rc

風呂を出ると私はあることに気付いた。

下着とか服はどうするんだろう?

髪を適当に大きなタオルで拭き取り体に巻く。

部屋に戻ると優さんはいなくて、ベットの上に下着と服らしきものが置いてあった。

近づいて手に取る。

なんか、着るの怖いけど裸っていうのも嫌だし・・・。

私は仕方なく着ることにした。

服はシンプルなワンピースだった。

全部ぴったり。そこも変になんか、嫌な感じする。

ベットに腰を下ろし、髪の毛をタオルで拭いていく。

コンコンと、ドアを叩く軽い音が聞こえた。

え、どうすればいいんだろう・・・?

「はい・・・・」

とりあえず、返事する。

ドアが開き、黒と白のウェイトレス姿の女の人が出てきた。

「ゆり様、お食事です。ゆう様もお待ちでいます」

私は半分開いたドアに目をやった。

今なら逃げれるんじゃないか・・・・?そう思って、ウェイトレスを押しのけ走って部屋から出た。

やった!!部屋から出れた!!

一刻も早くここから出ないと・・・・!

私はとにかく走った。

でもこの屋敷は無駄にデカく、走っても走っても出口らしきものは見えない。

誰かの足音が聞こえて、私は慌てて知らない部屋に入った。

鍵を閉めて部屋の中でこの状況をどうするか考える。

大きな窓があるのを見つけて窓を開ける。

森があって、所々にビルが建っている。

人は全然いなくて、シン・・・と静まり返っている。

「ゆり」

名前を呼ばれてビクッ!と体が震えた。

振り返ると優さんがいた。

どうしようどうしようどうしよう――――――・・・・

私は大きな窓に足をかけて開いた窓に身を乗り出した。

怖くて手はブルブル震える。

「来ないでっ!!」

優さんは顔色一つ変えず私を見つめた。

「私を・・・・私をお母さんとお父さんがいるところに連れて帰って!!じゃないと私・・・・飛び降りるから」

唾を飲み込む。

怖い。4階ぐらいのこの高さから飛び降りたら死んでしまうかもしれない。

けど、私はどうせ生きてたってこの屋敷に閉じ込められるだけ・・・・。

それなら、死んだ方がまし。

私は窓に腰を掛けた。

いつでも後ろに体重をかければ飛び降りれる。

そんな私の姿を見て急に狂ったかのように笑いだす優さん。

「君に飛び降りれるような勇気はあるのか?」

45:nana:2012/08/17(金) 00:41 ID:0Rc

優さんは一歩ずつ近づいてきた。

「そのワンピース似合ってるよ」

笑顔で言う優さん。

この状況で笑顔でそんなこと言う優さんが怖かった。

「来ないで!」

私の言葉も無視して一歩ずつ、ゆっくりと私に元へと近づいてくる優さん。

私はなんだか動けなくなった。

やっぱり死ぬのが怖い。

手の震えはこれまでにないぐらい震えた。

私は俯いた。

やっぱり、飛び降りるなんて・・・出来ない。

勇気なんてない。

優さんはもう、私の手が届くところまで来てしまった。

スーツの胸ポケットから何かを出そうとする優さん。

「っ――――・・・!」

それを見た瞬間驚いて手が滑ってしまった。

46:匿名さん:2012/08/17(金) 14:42 ID:Ji.

小説すごく面白いです!!!

47:nana:2012/08/17(金) 14:44 ID:0Rc

匿名さん、コメありがとうございます(>_<)
面白いだなんて勿体ないお言葉ありがとうございます(;_:)

48:nana:2012/08/17(金) 15:28 ID:0Rc

ここの日記始めました!
良かったら来てください(^^♪

Little Joy*゜

49:匿名さん:2012/08/17(金) 16:50 ID:Ji.

すみません!上の匿名私です!
続き楽しみです!

50:nana:2012/08/17(金) 16:53 ID:0Rc

>>匿名さん
名前匿名のままですよ!

51:ゆみ:2012/08/17(金) 19:56 ID:Ji.

ほんとだ!!
教えてくれてありがとうございます!

52:nana:2012/08/17(金) 23:54 ID:0Rc

>>ゆみさん
いえいえ(^^)
これからもよろしくお願いします<m(__)m>

53:ゆみ:2012/08/18(土) 10:08 ID:Ji.

はい!宜しくお願いします!
小説楽しみにしてます!

54:nana:2012/08/18(土) 10:48 ID:0Rc

>>ゆみさん
ありがとうございます(;_:)

55:姫♪:2012/08/18(土) 11:11 ID:wiQ

>>nanaさん
手が滑った!?
大丈夫なんでしょうかぁぁ…。

56:ほの kyah-hashimoto@roe.plala.or.jp:2012/08/20(月) 13:23 ID:.qQ

優さんはなにを出したんだろう・・・
続きが見たいです!
AIもみました!!
すごいです。

57:nana:2012/08/21(火) 00:29 ID:0Rc

>>姫♪さん
コメありがとうございます(*^_^*)
姫♪さん、小説頑張ってください!!
応援しています(^^♪

58:nana:2012/08/21(火) 00:34 ID:0Rc

>>ほのさん
コメありがとうございます(*^_^*)
さっそく書きます!
何がすごいかはわかりませんが、ありがとうございます<m(__)m>

59:nana:2012/08/21(火) 00:56 ID:0Rc

落ちる――――・・・・

走馬灯のようにいろんな思い出が私の頭の中を巡る。

お母さん、お父さん・・・・・・

そんな私をすごい力で胸ぐらを掴み、手を優さんの肩に置いた。

優さんは片方の腕を私の腰へと回した。

「ハァ・・ハァ・・・」

死ぬかと思った・・・・。

「ほらね。ゆりには飛び降りる勇気なんかないんだ」

そう言って優さんは、私の鎖骨の下に果物ナイフを当てやった。

「飛び降りられるくらいだったら、俺が自ら殺したほうがいいよ」

強く果物ナイフを当てやって、私は怖くて視界がぼやけた。

真っ赤な血が出てくる。

切られた部分が熱くなってジンジンと痛みが伝わる。

「二度とこんなことするな」

優さんは静かに言った。

私の肩や手はガタガタ震えた。

怖い。こんなに迫力があって、こんなにも圧倒されるなんて・・・・。

優さんは、私の首下に頭を埋めて血を吸った。

熱くなった傷がさらに熱くなった。

60:りっこ:2012/08/21(火) 14:37 ID:hrU

優さん…何者なんでしょう…

61:nana:2012/08/22(水) 09:49 ID:0Rc

>>りっこさん

コメありがとうございます(^^♪

62:nana:2012/08/22(水) 10:03 ID:0Rc

優さんに手を引かれて廊下を歩いていく。

エレベーターに乗って3階に行く。

エレベーターのボタンが5階まである。

この屋敷は5階まであるらしい。

チンっと高い音が鳴って3階につく。

優さんに手を引かれながら廊下を歩いていく。

足を止め、ドアを開けて部屋の中に入る。

「優様、ゆり様、お待ちしていました」

正方形の大きなテーブルが真ん中に置いてあってテーブルにはいろんな料理が置かれていた。

白い壁紙にシンプルな部屋だった。

「ゆり様、どうぞお座りになってください」

「あ、はい・・・」

私はテーブル椅子に座った。

63:nana:2012/08/22(水) 10:44 ID:0Rc

「説明はいいから下がって」

「失礼します」

料理長と着物姿の女の人が部屋から出て行った。

優さんとは向き合って座る。

「あの、優さん・・・」

「何?」

「優さんは、いくつなんですか?」

優さんのことが知りたかった。

優さんが一体何者なのか・・・・

「21だけど・・・何?急に俺に探りいれてなんか企んでんの?」

優さんはニヤっと笑って言った。

「いや、そんなんじゃなくて、その『いいよ。俺のこと全部教えてあげる』

優さんはそう言って腕を組んで背もたれにもたれた。

「知りたいんでしょ?俺のこと・・・」

私はゆっくり頷いた。

「俺は、ヤクザの組長。一番偉いの」

「ヤ、ヤクザ!?」

私の驚いた顔を見て笑う優さん。

「そんな驚かなくたっていいじゃん」

「だって、そんな・・・」

まさか初めに出てくる言葉がヤクザとは・・・・しかも一番偉いだなんて・・・。

ヤクザなんて初めて見た・・・。

「親は知ってるんですか?」

「親はいないよ」

水の入ったコップに手を伸ばし飲む優さん。

「俺は試験管の中で俺は作られたの」

「試験管?」

試験管って、あの実験とかの時に使うやつだよね?

「人工で作られた。実験のために。俺は普通の人間とは違う。変に偉く作られた」

そんな人がいるなんて初めて知った。

64:りっこ:2012/08/22(水) 11:05 ID:ja.

優さんって…!

えぇぇぇぇぇぇ

マジでですか!?

65:nana:2012/08/22(水) 16:35 ID:0Rc

>>りっこさん

マジですよ(笑)

66:nana:2012/08/22(水) 16:56 ID:0Rc

私は驚いた。驚きのあまり声が出なかった。

そんな私を見てクスクス笑う優さん。

「まぁ、話したら皆そんな顔するよ。俺は4歳で物心ついて実験とかされるのが嫌になって抜け出した。抜け出したのはいいけど、金も何も持ってない俺は道端で倒れた」

「そ、それでどうなったんですか?!」

優さんはフッと笑ってコップをテーブルに置いた。

「近くの施設に拾われた。俺は嘘をついて施設に住みこんだ。そこで初めてゆりに出逢ったんだ」

「え・・・?何言ってるんですか・・・私にはお母さんとお父さんが『言っただろ?あれは本当の親じゃない』

訳が分からなかった。たしかに周りからは、よく顔は似てないって言われるけど・・・・。

そういえば、私が小さいころの写真見たことない。

「ゆりは、この組の俺の前の代の組長の子供だ」

67:ほの kyah-hashimoto@roe.plala.or.jp:2012/08/23(木) 12:39 ID:.qQ

えーっ!
衝撃!!
ゆりはヤクザの組長の娘だったの!?

68:nana:2012/08/23(木) 14:14 ID:0Rc

>>ほのさん
そうだったんですっ!!

69:匿名さん:2012/08/25(土) 22:30 ID:ySg

っ続きがみたいーーー!

70:匿名さん:2012/08/25(土) 22:33 ID:ySg

71:ゆん:2012/08/25(土) 22:34 ID:ySg

すみません!上のわたしです
まちがえた!

72:匿名さん:2012/08/26(日) 14:53 ID:ySg

続きみたい!

73:ゆん:2012/08/29(水) 12:31 ID:Bn2

続きが…みたいよ…!

74:いぬっち:2012/08/29(水) 17:14 ID:mww

はじめまして^^
こんなの作れるなんて・・・(驚)
あわわ・・・りっこ並だぁ

75:りっこ:2012/08/29(水) 17:20 ID:D1k

nanaさん…小説書かないですね。

よし、日記板でお願いしてみます。

76:匿名さん:2012/08/29(水) 22:28 ID:Bn2

続きみたい…

77:nana:2012/08/29(水) 22:44 ID:0Rc

皆様へ

小説、全然投稿出来なくてすみません(;_:)

皆さん、私なんかにコメありがとうございます<m(__)m>

私なんかの小説にコメをくださる皆様は神です(/_;)

これからもこんな小説とこんな私をよろしくお願いします<m(__)m>

そして、サボっていてごめんなさい(>_<)

まさか、こんなに続きが見たいとコメをくださるなんて、思いもしていませんでした。

本当にありがとうございました<m(__)m>


りっこさん、私の日記にまで来ていただいて続きを読みたいとコメしてくださって、本当にありがとうございます<m(__)m>

すっごく嬉しかったです(泣)

出来るだけ、沢山投稿できるように頑張りたいと思います!!

本当にありがとうございました<m(__)m>

78:nana:2012/08/29(水) 23:22 ID:0Rc

ただ、私は何も言わないで話を聞くことにした。

とにかく冷静を保とうとした。

「組長は跡取りが欲しかった。それで、相手の女に子供を産ませた。けど、生まれた子供が女だった。それが・・・・ゆりだ」

私は溜息をつき、目を両手で伏せた。

優さんは話を続けた。

「生まれた子供が女だったから、組長は必要じゃないゆりを施設に押し付けた。・・・つまり、ゆりを捨てたんだ」

優さんは胸ポケットから煙草を取出し吸い始めた。

煙草の独特のキツイ匂いが鼻を刺激した。

「で、その組長はまた、相手の女と子供を産んだ。男だった。けど、子供は体が弱くてすぐに死んでしまった。組長は頭を抱えて悩んだ。その結果、組長の女も組長も歳だったから、子供を産むのはきつかった。だから、施設で子供をひきとることにしたんだ」

私は顔を上げて優さんを見た。

「もしかして、それって・・・・」

「嗚呼、俺だよ。ひきとるなら優れた人間のほうがいいって、人工で偉く作られた俺を選んだんだ」

おかしな話だ。本当に。

人間をなんだと思っているのだろう・・・・

79:nana:2012/08/30(木) 10:12 ID:0Rc

「ゆりは、俺と入ってた施設が一緒で、施設に入って初めてできた友達がゆりだった」

「私と優さんが・・・?」

優さんは灰皿に煙草を押し付け頷いた。

「俺が組長にひきとられたのは14の時だった。俺がいなくなるってなった時ゆり、号泣しちゃって大変だったんだ。覚えてる?」

私は首を振った。

そんな話どころか施設にいた事も覚えていない。

優さんの表情は固まった。

「本当に覚えてないのか?」

「・・・ごめんなさい。多分私、12の時に交通事故にあって・・・・記憶喪失になって、それで・・・」

「・・・そうか」

優さんは大きく溜息をついた。

「ゆりが組長の子供だって知ったのは16の時で、組長はゆりと俺を結婚させたいって俺に漏らしてた」

「優さんは私なんかでいいんですか?」

優さんは話によると頭もいい。美しい容姿も持っていて、しかも、21という若さでヤクザの組長・・・。

あまりにも私じゃ不釣り合いな気がする。

「俺はゆりじゃないと嫌だよ」

私は大きく脈を打った。

どうして私じゃないといけないの・・・?

「すぐにゆりを引き取ろうと施設に向かったが、手遅れだった」

「ひきとられていたんですか・・・・?」

優さんは頷いた。

「組長も俺も必死でゆりを探したよ。でも、その途中で組長が死んでしまって、それでも俺はゆりを探すのを止めなかった。そしてついに、見つけたんだ。ゆりを」

80:nana:2012/08/30(木) 10:56 ID:0Rc

私は、優さんと今の状況では結婚なんて考えられない。

優さんと結婚だなんて・・・どっちかというと嫌。

自分が決めた、自分の好きな人と結婚したい。

それなのに・・・こんな、言いなりになんて、なりたくない。

「ちょっと、トイレ行ってきます」

ここからどうにかして逃げないといけない。

逃げないと・・・・・

私は部屋から出て辺りを見回し歩き出す。

曲がり角をまがろうとしたその時、私は突き飛ばされた。

「ぎゃ!」

優さんに切られた部分がズキズキ痛む。

「いったぁ・・・」

正面を向くと白いスーツを着た黒髪の男の人が立っていた。

「す、すみません!大丈夫ですか?」

男の人は、私に手を差し出した。

私は手を掴み、立ち上がった。

「あ、すみません・・・」

男の人はじっと私の首下らへんをじっと見つめた。

男の人の目線を追ってみると優さんに切られた傷があった。

「あ、その傷どうしたんですか?」

私は傷を隠すように手を置いた。

「来てください」

そう言って、私の手を引いた。

81:ゆん:2012/08/30(木) 15:34 ID:Bn2

うぉ〜すご!!

82:nana:2012/08/30(木) 16:13 ID:0Rc

>>ゆんさん

コメありがとうございます(>_<)

嬉しいです(;_:)

何がすごいかはよくわかんないですけど(^_^;)

83:nana:2012/08/30(木) 17:04 ID:0Rc

私は何がなんだかよくわからず手を引かれた。

知らない部屋に着いて、私は部屋に入れられた。

薄暗い部屋に電気が点き、ベットと小さなテーブルと白いクローゼットしかないシンプルな部屋だった。

「ベットに座ってください」

男の人は一番下の段のクローゼットを必死にあさりながら言った。

何?私に何をするつもりなの・・・・?

私は立ったまま男の人を見つめた。

チラッと私を見てあ、っとした顔をした。

膝をついて一番下のクローゼットをあさってた男の人が、急に立ち上がって頭をかいた。

「あ、えっと、そんな!そんな、やましいことなんてしませんから!!」

きっとこの人はいい人なんだろうと、そんな気がした。

男の人は救急箱を抱えて私のもとへ来た。

「どうぞ!座ってください!」

私はベットの上に座った。

「あ、ありがとうございます・・・・」

男の人はテーブルの椅子を私の方へと近づけ座った。

救急箱を床に置き、救急箱を開けてコットンに消毒液を掛けて、急に男の人は戸惑った。

「失礼します」

そう言って、戸惑いながら私の方へと近づき傷口に押さえつけた。

傷口に消毒液が染み込み少し沁みた。

「沁みますか・・・?」

男の人は心配そうに聞いてきた。

「少しだけ・・・あ、でも、大丈夫ですから」

男の人は黙って黙々と手当してくれた。

この人は私の傷を手当てするために連れてきてくれたんだ・・・。

この男の人のことを疑って後悔した。

手当は終わり、男の人はニコッと笑った。

八重歯が口からニョキっと両方からキレイに出ていて、子供っぽい笑顔を私に向けた。

一重で鼻が高くて肌は白く目尻らへんと口元にホクロがあった。

「きっと傷は残らないと思います。どうしたんですか?その傷・・・」

もし、優さんにされたって言ったらこの人はどんな表情を見せるのだろう?

「いえ、ちょっと・・・」

私は優さんにされたことは言わなかった。

「あの、もし間違っていたらすみません。もしかしてそれって、組長にされたんですか?」

男の人の言葉にドキッとした。どうして・・・・

「やっぱり・・・・。組長に何したんですか?」

「どうしてわかったんですか?」

男の人は複雑な笑みを浮かべ「何となくです。感ですよ」と言った。

「窓から・・・・飛び降りようとして・・・・・・・でも、できなかった」

優さんの言うとおり。私には死ぬ度胸なんてない。心のどこかでここから逃げれるって思ってた。だから・・・・

「よかったです。飛び降りなくて・・・・」

と、言い男の人は優しく笑った。

この人の笑顔を見ると安心した。

84:nana:2012/08/30(木) 17:28 ID:0Rc

「あの、ありがとうございました。私そろそろ戻ります」

私は立ち上がり会釈した。

そうだ、最後に名前を聞いておこう。

「あの、よろしければ名前教えていただけませんか?」

「和です。あ、よかったら和って呼んでください!あなたは・・・?」

「私はゆりって言います。私もよかったらゆりって呼んでください!」

私たちはお互い顔を見合わせ笑みを浮かべた。

私は最後に深く礼をして部屋を出た。

道は覚えてたからすぐに帰れた。

こんなところで友達ができるなんて思ってもみなかった。

「ゆり」

部屋に帰って優さんに名前を呼ばれる。

あの暖かい和の笑顔を見た後に、優さんの顔を見るとすごく冷たく見えた。

「遅かったな」

私に疑いの眼差しを向ける優さん。

「あ、えっと、ごめんなさい」

私は椅子に座り水の入ったコップを手に取り口の中に含む。

「それはなんだ」

優さんはある一点を見つめた。

「あ、手当てしてもらって・・・・」

沈黙が少し続いた。

「・・・そうか」

優さんはそうとしか言わなかった。

85:まみ:2012/08/30(木) 19:02 ID:Bn2

それでそれで!?

86:nana:2012/08/30(木) 23:14 ID:0Rc

まみさん、コメありがとうございます(^^♪

87:いぬっち:2012/08/31(金) 11:24 ID:mww

優さん怖い!
ゆりにもうあんな事しないでえー

88:ゆん:2012/09/01(土) 00:48 ID:Bn2

早く続きみたい!!

89:nana:2012/09/01(土) 12:18 ID:0Rc

>>いぬっちさん

コメありがとうございます(>_<)

90:nana:2012/09/01(土) 12:21 ID:0Rc

>>ゆんさん

コメありがとうございます(>_<)

続きは出来るだけ早く書きます!!

91:nana:2012/09/01(土) 12:45 ID:0Rc

私はこの人から逃げる方法はないのか・・・?

お母さんとお父さんが私を捨てた・・・。

そんなの、優さんのよくできた嘘だ。

そんな話信じられない。

優さんが人工で作られたことも。そんなのありえない。

嘘に決まってる。

「あの・・・・・」

「何?」

「私は、お母さんとお父さんには会えないんですか?」

私の言葉にか、優さんは私が言葉を発した後不気味なほど笑い声をあげた。

「ゆりは、自分を捨てた親に会いたいの?俺の話を信じてないんだ?」

信じれるわけがない。

私は心の奥で親は私の子と愛してくれたって信じてる。

「いいよ。じゃあ、行こう」

「え?」

優さんは立ち上がり私の手を引いて部屋を出た。

92:nana:2012/09/01(土) 13:30 ID:0Rc

外に出て車に乗せられ運転手さんに行先を言う優さん。

一体どこに向かうの?

「すぐ着くから」

「はい・・・」

一日も経ってないのに、町の風景が懐かしく思える。

数分して車が止まった。

「着いたぞ」

優さんは指をさした。

その方向へと目をやる。

真っ白な立派な一軒家がある。

その家のドアが開き、女の人が出てきた。

「お母さん・・・・!」

お母さんに続きお父さんも出てくる。

幸せそうに二人は微笑んでいた。

お母さんはいつも使ってるエコバックを肩にかけていた。

エコバックには何かたくさん入っていて、お母さんはお腹をずっとさすっていた。

お父さんがお母さんからエコバックを取り肩にかけた。

お母さんのお腹をお父さんは優しくさすって、お腹にお父さんは顔を近づけ二人は顔を見合わせて笑った。

「もしかして・・・・・」

「嗚呼、あの女に子供ができたんだ。あの夫婦は、子供ができなくて困っていてそれで、ゆりをもらったんだ。それが、子供ができた」

私は目を見開き口に手を置いた。

「俺らがゆりをもらいに来た時にはもう、女には子供がいた。お前が邪魔だったんだ。金をやると『もういいです!!』

崖から突き落とされたような気分になった。

生きる希望をなくした。

もういい・・・・・。私は本当に捨てられたんだ。

もう、私は優さんの言いなりになるしかない。

涙が頬を伝った。

「憎いか?」

「もう、いいです・・・・」

憎いか憎くないか、そんなのわからない。

だって、あの人たちは本当の子供でもないのに、私を家族として受け入れてくれてた。親孝行も何もしてあげなかった私のことを育ててくれた。

もういい・・・。

93:いぬっち:2012/09/01(土) 17:51 ID:mww

続きがきになるうー

94:ゆん:2012/09/01(土) 17:56 ID:Bn2

私もきになるぅ〜

95:みずき:2012/09/01(土) 18:33 ID:TO.

nanaさん初めましてっ!
最初から読まさせていただきました。
すっごくおもしろいですっ!
続き楽しみにしてます!
タメでいいですか?

96:nana:2012/09/01(土) 22:18 ID:0Rc

>>いぬっちさん

コメありがとうございます(*^_^*)

早めに続きを書いていきます!

97:nana:2012/09/01(土) 22:19 ID:0Rc

>>ゆんさん

コメありがとうございます(*^_^*)

早めに続きを書いていきます!

98:nana:2012/09/01(土) 22:22 ID:0Rc

>>みずきさん

初めまして*゜

面白いだなんて勿体ないお言葉ありがとうございます(;_:)

そう言っていただけると嬉しいです(/_;)

全然タメでもいいですよ!

99:みずき:2012/09/01(土) 22:42 ID:TO.

じゃあ早速タメでっ(笑
私も小説やってみようかな〜・・・って思ったんだケド、
ウチ文章力も才能もナイから・・・。
でも、ためしに1度やってみるねっ!
もしよかったら、nanaも来てねっ!

100:nana:2012/09/01(土) 22:45 ID:0Rc

私は目を手で押さえて嗚咽を漏らした。

「まだましかな」

優さんは突然言葉を発した。

「え・・・?」

私は顔を上げて優さんの方を見た。

優さんは、真っ直ぐ前を向いている。

「俺は人から一度も愛されたこがない。それよりも、愛されて捨てられる方がよっぽど残酷だと思う」

優さんは私と目を合わせた。

「愛は、一瞬の幻にしか過ぎないんだ」

溜息交じりで優さんは言い、足を組んだ。

「そうでしょうか・・・・?」

私は目が泳いだ。

優さんはじっと私の瞳だけを見つめた。

101:みずき:2012/09/01(土) 23:05 ID:TO.

nana*更新ありがとうっ!!
     またまた続きが気になるっ!!

102:nana:2012/09/03(月) 16:40 ID:0Rc

>>みずきさん

小説やるならぜひ見に行きたいです!!

楽しみにしています(^^♪

103:匿名さん:2012/09/05(水) 17:20 ID:Bn2

おもろい〜〜!

104:匿名さん:2012/09/08(土) 11:14 ID:Bn2

続き………………………………
きになる……

105:nana:2012/09/08(土) 11:15 ID:0Rc

>>匿名さん

勿体ないお言葉ありがとうございます<m(__)m>

106:nana:2012/09/08(土) 11:16 ID:0Rc

>>匿名さん

今から書いていこうと思います!!

107:nana:2012/09/08(土) 11:32 ID:0Rc

「私は誰からも愛されたことがないほうが、残酷だと思います」

私が親に捨てられたのは事実だ。少し、いや、すっごく胸が痛くなった。

それでもいい。愛されないなんて、辛すぎる。

私たちを乗せた車は、お城の前で止まった。

車から出てお城を見上げる。

思ってたより、結構大きい。

お城の中に入ってエレベーターに乗り、二階に行き、私が最初いた場所に戻る。

「ゆり、部屋を出てもいいけど外には出るなよ」

私は頷いた。

優さんは私の部屋を出ていき、私はベットに座りボーっとした。

108:匿名さん:2012/09/08(土) 17:37 ID:Bn2

ウ〜ン、
優さんなぞww

109:みずき:2012/09/08(土) 19:24 ID:TO.

nana、更新待ってるょぉ〜っ!!
ガンバって!

110:nana:2012/09/09(日) 01:02 ID:0Rc

>>匿名さん

コメ有難うございます(>_<)

111:nana:2012/09/09(日) 01:04 ID:0Rc

>>みずきさん

コメありがとうございます(>_<)

そう言っていただけると嬉しいです(/_;)

頑張ります!!

112:nana:2012/09/09(日) 01:16 ID:0Rc

・・・・暇だな・・・。

暇で、何となく部屋を出てウロウロする。

「あ、ゆり!」

声がしたほうを振り向くと和がいた。

私に笑顔で手を振っていた。

和は私のほうへと駆け寄ってきた。

「何やってるんですか?」

「いや、別に、特に何も」

「暇なら俺の部屋に来ます?」

突然の誘いに口ごもる。

「嫌?」

「行きますっ!!」

なぜか、行くと答えてしまった。

まぁ、暇だしいいっか。

私は和の後ろを歩いていく。

113:匿名さん:2012/09/09(日) 08:01 ID:Bn2

おお〜!
やっぱり上手ですね!

114:匿名さん:2012/09/09(日) 11:44 ID:Bn2

続きがみたくてたえられない…

115:みずき:2012/09/09(日) 14:11 ID:TO.

nana、更新ガンバっ!!
続きがすごい気になるぅ〜っ!!

116:匿名さん:2012/09/09(日) 16:32 ID:Bn2

し、小説
う…うまい…!!!

117:nana:2012/09/10(月) 16:44 ID:0Rc

>>匿名さん

上手くないです!!でも、お世辞でもそう言っていただけると嬉しいです(;_:)

118:nana:2012/09/10(月) 16:44 ID:0Rc

>>みずきさん

頑張ります!!

119:nana:2012/09/10(月) 17:02 ID:0Rc

和の部屋に来て立ち尽くす私。

「そんな立っていないで、座ってください」

私は真っ白なベットに座る。

その横に和も座る。

その時、何となく和の左手を見ると薬指に指輪がはめてあった。

「和・・・結婚してるの?」

私は和の指輪がはめてある指を見つめて行った。

和は指を抑えて「あぁ、うん。そう」と曖昧に言った。

「子供もいるよ」

和の言葉に目を見開く。

「えっ!?そうなの?」

私は前のめりになって聞いた。

「うん。奥さんはいないけど、4歳の娘がいる」

え?意味がよくわからない・・・。

「あ、死んだんだよ。体が弱かったからなぁ」

和は遠い目で言った。

その目は悲しそうに見えた。

「嗚呼、そうなんだ・・・・」

なんだか聞いてはいけないことを聞いたような気がした。

「ヤクザってさ、そんないい仕事じゃないじゃん?けど、今不景気だから、そんな儲かんないけど辞められないんだよね」

「そうなんだ・・・・」

「本当は、辞めてまともな仕事につかないといけないんだけどな・・・。父親がヤクザなんて嫌だろ?」

和はフッと優しく私に笑った。

「そうだね」

私も笑って言った。

「やっぱ、子供は正直だな」そう言って和は笑った。

「私、子供じゃないよ?もう、18なんだから」

頬を膨らませて私は言った。その表情を見て和はクスクス笑う。

「十分子供じゃん」

私は普通の人より身長も体重もない。

だから時々中学生に間違えられる。その度に、お母さんに愚痴ってたな・・・・。

だけど、もう・・・・そんな他愛もないことも出来ないんだよね。

そう思うと胸が痛くなった。悲しくなった。

120:nana:2012/09/10(月) 17:22 ID:0Rc

和は、死んだ奥さんのことを嬉しそうに話した。

奥さんは小柄で生まれつき体が弱くて、綺麗っていうか可愛いらしい。

「すごくいい人だった。俺なんかと結婚したんだから・・・」

和は時々悲しそうな顔をした。その度に私は胸が少し痛くなった。

「あ、」

急に数は声を漏らし、「ちょっと待って」と言いクローゼットの前に行き、クローゼットを開けてあさった。

和は長細い白い箱を手に私の隣に再び座った。

私にはいっとその箱を渡す。

「え?開けるの?」

和は頷いた。

私は箱を開けた。

「これ・・・・」

シルバーの十字架のシンプルなネックレスだった。

キラキラ光っていてシンプルだけどすっごく綺麗だった。

「奥さんの形見。あげるよ」

「え?!そんな、もらえないよ!!」

私はあたふたした。

「いいよ。貰ってほしくてあげたんだから」

つけてあげると、和は私にネックレスを取った。

「髪の毛上げて?」

私は髪の毛を上げてネックレスをつけてもらった。

和は優しく笑って「似合ってる」と、言った。

本当にもらっていいのか、迷いながらも和の笑顔につられた笑った。

121:匿名さん:2012/09/10(月) 17:55 ID:Bn2

え!?もらっちやったの!?
続ききになる!

122:nana:2012/09/10(月) 18:38 ID:0Rc

>>匿名さん

コメありがとうございます(/_;)

123:nana:2012/09/10(月) 18:43 ID:0Rc

私は和と部屋が暗くなるまで語った。

楽しくってずっとしゃべっていた。

「和、また、私と話してくれる?」

和は笑顔で「全然いいよ!!」と、言ってくれた。

気づけば私と和は敬語じゃなかった。

「そろそろ真っ暗だし、帰るね」

「うん」

私は立ち上がり、和にありがとうって一言言って部屋を出た。

124:nana:2012/09/10(月) 18:54 ID:0Rc

部屋に戻ると、優さんがいた。

「遅かったな」

優さんは私に近づいた。

私はとっさに一歩下がった。

その私の行動を見て、優さんは何とも言えない顔をした。

とても悲しそうな、でも、普通にしているような。

そんな複雑な顔を見て私は胸が締め付けられた。

優さんはゆっくり私に近づき私を抱きしめた。

強く抱きしめた。少し苦しくて、優さんからはなぜか温かさを感じられなかった。

まるで、ロボットのように。ただ、美しいロボットのように思えた。

優さんは私の顔をグイッと持ち上げてキスをした。

「んー・・・・」

頭がぐらぐらする。私は必死で優さんの背中の服を掴んだ。

ふわっと私を持ち上げて、私をお姫様抱っこした。

驚いても、嫌でもキスで精一杯で抵抗できず、ベットに降ろされた。

125:nana:2012/09/10(月) 19:10 ID:0Rc

「ぅさん・・・・ゆぅさぁ・・・・」

優さんは乱暴に私のワンピースを脱がせた。

突然首元がすれたように痛くなった。

私は優さんを見上げて必死に声を出した。けど、声が出ない。

怖くて涙まで出てくる。

「いや・・・・嫌です!!離してくださいっ!」

必死で声を振り絞った。

すると、優さんは舌打ちした。

そして白いスーツを脱いでYシャツのボタンを取っていく。

そして、私の体におい重なった。

私は必死に抵抗した。けど、全然体格も違うから当然効かず、されるがままになった。

必死に目を瞑って嗚咽を漏らした。

126:nana:2012/09/10(月) 19:22 ID:0Rc

ただ、私は弄ばれた。

私は泣きはらした。

優さんは、私を愛してるの?

優さんにとって、つながることが愛なの?

そんなの、やだ。

私は嫌だといったのに・・・・。

こんな行為、温かさも何も感じなかった。

目を覚ますと、私は一人だった。

ベットの上に座る。

・・・こんな目にいつまで合わないといけないのだろう?

こんなんだったら・・・・死んだ方がいいんじゃないかな・・・。

私は何の拍子もなく涙を流した。

ただ、流し続けた。

127:匿名さん:2012/09/10(月) 20:58 ID:Bn2

おううう!
せつない!

128:まみ:2012/09/10(月) 22:00 ID:Bn2

続きがみたい!
ほんっとに、小説うまいですね(`∀´)

129:みずき:2012/09/11(火) 20:41 ID:TO.

nana、読んだょ!!
優さん、なにを考えてるのか・・・。
早く続き読みたいっ!
更新待ってマース♪

130:匿名さん:2012/09/12(水) 20:09 ID:Bn2

続き……………………………………!!!!!

131:ねね:2012/09/13(木) 18:41 ID:Bn2

みたいよ………続き………!!!!

132:匿名さん DI:2012/09/14(金) 18:50 ID:Bn2

続きぃ!(涙)

133:姫♪ ◆F4eo:2012/09/14(金) 18:57 ID:aPo

>>129-132
作者にも事情があるのだから、あまり催促しないほうがいい。

134:nana:2012/09/14(金) 23:59 ID:0Rc

皆様へ

小説投稿しばらく出来なくてすみませんでした。

テストが控えていて、中々投稿できませんでした。

私は、今年受験生なので勝手ながら投稿を少し控えさしてもらいます。

すみません。

でも、まったく投稿しないわけではないので、よろしくお願いします<m(__)m>

これからもこんな馬鹿な私で良ければよろしくお願いします<m(__)m>


nana

135:nana:2012/09/15(土) 00:19 ID:0Rc

一体今、何時なんだろう?今日は何日なんだろう?

屋敷に監禁された私は、時間とか自分の中で狂ってた。

なんとなくで過ごしてきた。

私は今、絶望の真ん中にいるんじゃないかな?

もう、私には何の希望も残されていない。

絶望の先には何が待っているのだろう?

優さんに無理やりされた時から、毎日ベットの上で過ごしている。

動かないからお腹も空かない。ただ、水で生活してる。

何日間、ご飯を食べてないだろう?

あの日から、優さんとも会ってない。

和とも・・・・。

何の拍子もなく、狂って泣きながら笑っちゃうことだってある。

人間って、皆狂ったらこうなっちゃうのかな?

136:匿名さん:2012/09/15(土) 17:22 ID:Bn2

う〜ん、どうだろうねぇ〜!

137:nana:2012/09/19(水) 16:25 ID:0Rc

和という名前が頭に出てきたとき、一緒に和にもらったネックレスを思い出した。

ない・・・・。

どうしよう・・・。あれは、和の大切なものなのに。

私は焦ってベットから飛び降り地べたを這いつくばって探した。

ネックレスはベットの近くに転がっていてすぐに見つかった。

けど、ネックレスのチェーンが切れていた。

どうしよう・・・・。

何度も直そうとしたけど、私はそんなに手が器用ではないので無理だった。

・・・和のところに持って行って謝ろう・・。

私は久しぶりに部屋を抜け出し、和のもとへ歩き出した。

138:匿名さん:2012/09/19(水) 17:00 ID:Bn2

おお!和のところへ!

139:nana:2012/09/20(木) 17:33 ID:0Rc

>>匿名さん

コメありがとうございます(>_<)

140:nana:2012/09/21(金) 17:32 ID:0Rc

「・・・ごめんなさい」

私は和の元へ切れたネックレスを持って行った。

和は切れたネックレスを手にして見つめた。

怒ってるかな?そう思っていたけれど、和は優しく私に微笑んで「大丈夫。そんな顔しないで。直るから」と、言った。

気持ちが軽くなって、自然と笑顔がこぼれた。

「なんか、痩せた?」

「あ、うん。そうかも」

何日もご飯食べてないからね。

「ちゃんとご飯食べないと体がかわいそうだよ」

私はクスッと笑って「そうかもね」と、言った。

和と会うのは久しぶりで、私には和の顔が疲れて見えた。

「ちょっと待っててくれない?」

「あ、うん」

和はこの部屋を出ていき、違う部屋へと姿を消した。

私はその場で立って待っていた。

少しして、和は私の前に現れた。

「目、瞑って?」

私は、疑問を持ちながらも言う通り目を瞑る。

「髪の毛あげて」

髪の毛?

よくわからないまま髪の毛を上げる。

少しして、「いいよ」と、和が言った。

髪の毛を下ろして、目をゆっくり開ける。

「ネックレス、直ったよ」

たしかに、首元にはあのネックレスがついていた。

「ありがとう!」

和は携帯を取出し何かしていた。

携帯に張り付いているプリクラが目に付いた。

「・・・奥さん?」

「え?」

和は、私の視線を追ってプリクラに気付く。

「嗚呼、そうだよ」

和は携帯を私に渡した。

「ずっと言いたかったんだけど、ゆりって俺の奥さんに似てるんだよね」

「嘘?!似てないよ!!こんな綺麗じゃないし!!!」

私は全力で否定した。

私と一緒の茶髪で、髪の毛が長く笑顔が綺麗だ。

一言で表すなら天使。

そんな人と私なんかを一緒にするなんて、私は和の目を疑った。

「雰囲気とか似てるんだよね」

「へぇ〜」

私にはどう見たって似てなかった。

月とすっぽん。もちろん私がすっぽん。まぁ、こんな綺麗な人と一緒にされるのは嬉しいけど・・・。

141:nana:2012/09/21(金) 17:42 ID:0Rc

私は和に携帯を返した。

和は目を泳がせた。

「どうしたの?」

なんか、おかしい・・・。

そしてさっきまでは、大きな窓から太陽の日差しが部屋を照り付けていたのに、急に暗くなる。

和は私が今までに見たことがない表情を見せた。

いつもの緩い優しい顔とは違って、硬くて真剣な無表情に近い顔。

そんな顔で私を見つめて、私の肩を掴んだ。

ぎゅっと、強い力で肩をつかむ。

「和・・・・」

なんだか怖かった。

和は私の頬を手で当てて顔を近づける。

私はゆっくり目を瞑った。

拒めなかった。この先する、和の行動を。

私の予想は的中して、私たちは唇を重ねた。激しくて甘い口づけを交わす。

142:匿名さん:2012/09/21(金) 20:35 ID:Bn2

ええ!?
かわしちゃうのかい!

143:nana:2012/09/22(土) 13:01 ID:0Rc

ガチャ――――・・・・

ドアが開く音がした。

「桐生、」

私は寒気が走った。声を聴いて、私は和から勢いよく離れた。

そのせいで、床にしりもちをつく。

声がしたほうを向く。ほら、やっぱり・・・・。

「優さん・・・」

久しぶりに見る優さんは、元から痩せていた体がもっと痩せてスーツの上からでもガリガリなのが分かった。

目が死んでいる。目だけじゃない。顔、が・・・・死んでる。

優さんは静かにゆっくりと足を進めた。

優さんは驚くほど和の近くに寄った。鼻と鼻がぶつかるぐらいに。

見ていて怖かった。そして、一瞬の出来事だった―――――・・・・・

優さんがどこからともなくナイフを取出し、和を刺そうと横に振る。

和はそれを綺麗にかわす。

私はただ、見ていることしかできなかった。

その後も、優さんはナイフを振り回し、和はそれを必死で避ける。

「うあぁぁぁ・・・!!!」

ついに、優さんの持っていたナイフが和の腕の皮膚を切った。

真っ白なベットには血が飛び散った。

和は腕を引きずる。

優さんは、ナイフを床に投げつけ、思いっきり和の顔面を殴った。

そんな状況を私はただ、見ていることしかできなかった。

涙さえ出てきた。

真っ白なベットに飛び散った血を見ると恐怖はまた、増す。

優さんの手は止まらなかった。

床で優さんは、和に馬乗りになり顔面を殴り続けている。

私からほんの少し離れたところで和が殴られている。

和の顔は一瞬にして血で染まった。

「も、も・・・う、もう、やめてください・・」

恐怖で声がうまく出せない。

どうしよう。これじゃ、これじゃあ、和が――――――・・・・

「もうやめてっ!お願い!!和が、和が死んじゃう・・・・!」

和の顔は血だらけで、意識があるのかもわからない。

私の言葉で優さんは動きを止めた。

自分の息が荒々しくなる。

優さんは和から離れて私のほうへと早歩きで来る。

私を立ち上がらせ、平手打ちをした。

144:nana:2012/09/22(土) 13:13 ID:0Rc

パチン!!

軽い大きな音がした。

殴られた頬は熱く、ヒリヒリした。

私は勢いで床に倒れた。

「何がやめてだ」

優さんは静かに言い放った。

「何が和だ。お前のせいだろ?」

冷たく言い放ち、冷たく私を鋭く睨んだ。

私は起き上がり、打たれた頬に手を当てた。

「それなら、それなら私を殴ってくださいっ!!和は、何も悪くない!!」

私は強く、優さんの瞳を見つめた。

「そのネックレス、桐生にもらったのか?」

私はネックレスを握りしめた。

優さんは体を屈め、ネックレスを握りしめる私の手を無理やり離し、ネックレスをいとも簡単に引きちぎった。

部屋にある大きな窓を開け、勢いよくネックレスを外へと投げ捨てた。

冷たい風が、打たれた頬を冷たくする。髪が風でなびく。

「いやぁぁぁあぁぁあ・・・!!!

145:nana:2012/09/22(土) 13:18 ID:0Rc

窓のほうへと駆け寄る。

この間見た森とは全く違い、海が結構近くに迫っていた。

私は急いで部屋を出て、エレベーターに乗り込む。

外に出て、海を探す。

私は走った。

久しぶりにこんなに走った・・・・。

頭がクラクラした。

走った先には海が一面に広がっていた。

146:匿名さん:2012/09/22(土) 14:03 ID:Bn2

えええ!?
ネッウレスがぁ!!!

147:nana:2012/09/22(土) 14:09 ID:0Rc

>>匿名さん

コメありがとうございます<m(__)m>

よかったら日記やってますんで来てください!

Little Joy*゜

暇してますんで(笑)よかったら絡んでください<m(__)m>

148:匿名さん:2012/09/22(土) 14:19 ID:Bn2

いきました!

149:nana:2012/09/22(土) 14:24 ID:0Rc

>>匿名さん

ありがとうございます!!

150:りり:2012/09/22(土) 14:31 ID:Bn2

これからちょくちょくいってもいいですか?
あと、名前はりりです!
ずっと匿名だったけど…!

151:nana:2012/09/22(土) 14:47 ID:0Rc

>>りりさん

りりさんが良ければどうぞどうぞ!!

そんな面白いことなんて書いていませんがww

りりさんですね。わかりました(*^_^*)

152:りり:2012/09/22(土) 14:50 ID:Bn2

はい!ではちょくちょくいかせて
もらいます!
小説頑張ってください^^

153:nana:2012/09/22(土) 15:24 ID:0Rc

>>りりさん

ありがとうございます!!

嬉しいです(´Д`)♪

154:nana:2012/09/23(日) 02:17 ID:0Rc

どこ?どこにあるの?

私は訳も分からずただ、海の中へと入った。

浅瀬でバシャバシャ水を手で弾く。

太陽が私を照り付ける。

探すのを諦めるなんてできない。

あれは、あれは和の大事なものだから。

「ゆり――――っ・・・!!」

声のしたほうを見ると顔が血だらけの和が立っていた。

和は刺された右手を引きずりながらこちらへ来る。

「和っ!」

私は走って和のもとへ駆け寄る。

「傷だらけなのに動いちゃ駄目だよ!!」

和は私の肩に顔を置き、軽く私にもたれかかった。

そんな和を私は支える。

「もう、いいから」

和が力なく言った。

「え?」

和は顔を上げて私と目を合わせる。

「もう、探さなくていい・・・」

「な、何言ってるの!?大切なものなんだから探さないと・・・!!」

私は和から離れて海へと走り去る。

そして、また、海の水を手で弾く。

「ひゃ!!」

急に腕を引っ張られて体が引っ張られたほうへと持って行かれる。

和が私の頬を左右両手で持つ。

「ゆり、もういい。もういいんだよ?大丈夫。ありがとう」

和は血だらけの顔で優しく微笑んだ。

涙が頬を伝う。

私は小さく首を振った。

「駄目だよ・・・・探さなきゃあ!!」

「もういいんだっ!!!」

すごい大声で和は言った。

驚いて私の方は震えた。

よく見ると、和は泣いている?

泣いてる。和が。

和の頬に、乾いた血の上を涙が伝った。

私は力なく、浅瀬の海に座り込んだ。

小さな波でワンピースが縦後ろに揺れる。

私は和の足に片方の手を添えた。

「ごめんなさい・・・・」

私は声を上げて泣いた。

ごめんなさい。和。

私のせいで・・・・ごめんなさい。

ごめんなさい。

155:みずき:2012/09/23(日) 17:26 ID:TO.

nana、更新ありがとう!
おもしろくなってきたぁぁっ!!

このままガンバって!!!

156:nana:2012/09/24(月) 17:10 ID:0Rc

私はあれ以来、優さんのもとで常に生活することになった。

「ここにいろ」

朝、小さな部屋に一人にされ、おとなしく椅子に座る。

嗚呼、なんだか気が狂いそう。

早くここから出たい・・・。

バン!!

急に大きな音が優さんたちがいる部屋の中で聞こえた。

私は肩を竦める。

あれは、拳銃の音だ。間違いない。

私は椅子から離れて、ゆっくりドアを開ける。

優さんと知らない一般の人が小さな長方形のテーブルを挟んでソファに座っている。

その両方に黒や白のスーツを着た男が囲む。

「おい、さっさと金払えや」

優さんの手には拳銃があった。

優さんは男を睨みつけ低い声で言った。

優さんには異様なオーラが滲み出ていた。

「もう少し待ってください・・・・」

男は黒いTシャツにジーパンに若い。その男は顔を拒めて言った。

「子供がどうなってもいいんだな?」

優さんがそういうと俯いていた男がバッと上がった。

「止めてくださいっ!!子供だけには手を出さないでくださいっ!」

子供を使うだなんてなんて卑怯なんだろう。

「パパ!」

小さな女の子が両腕を黒いスーツを着た男に捕まえられている。

「ゆり!!」

あ、私と一緒の名前なんだ・・・。

「ゆりを離してください!!」

女の子の父親が立ち上がる。

「金払え」

「だから!それはもうちょっと待ってください!」

女の子の父親は顔を真っ赤にして、優さんはフッと馬鹿にしたように笑った。

笑った顔が一瞬にして冷たい顔になり、「じゃあ死ね」と言った。

・・・一瞬の出来事だった。

素早く優さんは拳銃を男に向けて頭を打ちぬいた。

「パパ!パパァ!」

女の子の叫び声が部屋に響き渡る。

優さんは立ち上がり女の子のほうへと体を向けて拳銃を向けた。

信じられない。子供に拳銃を向けるなんて・・・。

私は気づいたらドアを開けて女の子を抱きしめていた。

157:nana:2012/09/24(月) 17:12 ID:0Rc

>>みずきさん

コメありがとうございます<m(__)m>

面白いだなんて勿体ないお言葉ありがとうございます(>_<)

頑張ります!!

158:りり:2012/09/24(月) 17:34 ID:Bn2

こっ!子供を!?

そんはぁぁぁ!!


小説面白いです!
頑張ってください!

159:nana:2012/09/27(木) 00:19 ID:0Rc

>>りりさん

面白いだなんて勿体ないお言葉ありがとうございます<m(__)m>

頑張ります!!ありがとうございます(>_<)

160:nana:2012/09/27(木) 00:33 ID:0Rc

「銃をおろしてください」

私はじっと強く優さんを見つめた。

女の子の手をつかんでいた男が離れて、私は一層女の子を強く抱きしめた。

「どうしてこの子の親を殺したんですか?」

優さんは深く溜息をつき、色味のない瞳を私に向けた。

「ゆりには関係ない」

「親がいない寂しさや悲しさを一番よく知っているのは優さんじゃないんですか?!」

優さんは一度も本当の親の愛情に触れたことがない。残酷だ。

親という存在がないのは、彼にとっては普通なのかもしれない・・・。けど、悲しかったり、寂しかったりしてるはずだ。

これから親がいなくなったこの女の子がそういう思いをしなければならないことをわかっているはずだ。

寂しくて冷たくて悲しくて心細い想いを・・・・。

優さんは銃をゆっくりとおろして背を向け手この部屋を出て行った。

161:nana:2012/09/28(金) 17:07 ID:0Rc

ゆりちゃんは声を上げてずっと泣いている。

私にはなだめて抱きしめてあげることしかできなかった。

親が殺されて泣かないわけがない。

「パパ・・・」

泣き疲れてゆりちゃんは私の胸の中で眠りについた。

細くて小さな手が私の服を強く握る。

私はゆりちゃんを抱き上げ、自分のベットに寝かせた。

普通の女の子の寝顔。

さっき親が殺されたとは思えないように気持ち良さそうに眠るゆりちゃん。

この先、この子は一体どうなってしまうのだろう・・・?

162:匿名さん:2012/09/28(金) 21:33 ID:Bn2

うあああ!
どうなるの?

163:nana:2012/09/29(土) 11:29 ID:0Rc

ドアを叩く音がした。

返事もしていないのに黒と白のスーツを着た男たちが私の部屋に入ってくる。

「子供を引き取りに来ました」

そう言ってこちらへ向かってくる。

「ゆりちゃんをどうするつもりですか?!」

「大丈夫です。殺したりはしません」

体が大きい男はゆりちゃんをそっと抱き上げた。

「待って!!どこに連れて行くの!?ゆりちゃん!!」

他の男に腕を掴まれて、ゆりちゃんのもとに行けない。

ゆりちゃんを抱きかかえた男は部屋から出て行ってしまった。

「ゆりちゃん・・・・」

男は私の手を放してその男もまた、部屋を出て行った。

私は床へと崩れ落ちた。

どうしよう。

ゆりちゃんはどうなるの?

もう・・・嫌だ。

私は耳を塞いだ。

怖い。ここは地獄だ。

もう、こんなところにいたくない。

164:nana:2012/09/29(土) 11:51 ID:0Rc

私はすぐに行動した。

外に出ようと・・・・。

住んでいた街に帰りたい。

でも、どうやって戻る?

私はこの部屋の端にある小さな窓があることを思い出した。

椅子を引きづり椅子に乗って窓から顔を出す。

森がすぐ傍にあって、その先に町がある。

ぎりぎり小さいけど窓から通れる。

でも、問題が一つある。

今、私の部屋からは高い。30メートルぐらいはある。

ここからジャンプ。そんな度胸ない。

下手したら骨を折るかもしれない。

165:りり:2012/10/05(金) 20:24 ID:Bn2

ほっ!骨!?

い…痛そう…

166:nana:2012/10/07(日) 13:26 ID:0Rc

皆さんへ

少しの間更新できません。

すみません<m(__)m>

167:りり:2012/10/07(日) 17:47 ID:Bn2

わかりました!

168:nana:2012/10/18(木) 18:56 ID:0Rc

私は部屋を見渡した。

ベットのシーツを使ったらいけるんじゃないかな?

よく、ドラマとかでもやってたし・・・・。

けど、ドラマだし・・・なんだか信憑性がなかった。

だからってこの悪魔の巣にいるの?

こんなところにいたって・・・・

私は目を強く瞑って息を吐いた。

シーツを引っ張って引きずり、カーテンの上の棒に巻きつけて取れないか確かめる。

ゆっくり息を吐く。

生ぬるい風が額に触れて震えた。

風で髪がなびく。

シーツをこれでもかってぐらいに強く、強く握りしめた。

169:ニャン吉:2012/10/19(金) 18:18 ID:mww

久しぶりにきました!
いぬっちです☆

小説、がんばって!!

170:nana:2012/10/20(土) 18:46 ID:0Rc

>>ニャン吉さん

お久しぶりです!

コメありがとうございます(>_<)

はい!頑張ります(^^)/

171:nana:2012/10/20(土) 19:04 ID:0Rc

壁を足に掛けてゆっくり降りていく。

思っているよりそんなに怖くはなくて、結構簡単に降りれた。

私はカーテンの裾を離して森へと姿を隠し、町へと向かう。

町にもし、出れたとしてその先のことは何も考えてなかった。

お金もないし、もしかしたら町にも出れないかもしれない。

それでも、私は早く遠くへと逃げたかった。

私は訳も分からず走った。

走って、走って、走って・・・・とにかく走った。

木々が肌に当たり腕が切れたりする。

でもそんなの気にしない。

とにかく私は必死に走った。

「っ・・・はぁ、はぁ・・・・」

私はやっと足を止めた。

気づけば空は漆黒の闇。

キラキラと輝く街並みが見える。

ボロボロと涙が溢れて座り込む。

私、助かった・・・・。

自然と笑みがこぼれた。

172:nana:2012/10/20(土) 19:35 ID:0Rc

すぐに町へ降り、私は町を歩く。

裸足なのでいろんな人の視線を浴びる。

歩いているうちに都会へと出て、余計に人にじろじろ見られる回数が増えた。

「おねぇーさん♪どうしたの?何で、裸足なの?」

今時な感じの、髪の毛をワックスで整えた黒いスーツを着たホスト風の男の人が話しかけてきた。

「え、」

私は俯いたまま何も言えなかった。

なんだか、ギラギラしている。オーラっていうのかな?そういうのがすごくあった。

私はそのオーラに圧倒された。

「おいで」

優しく男の人は優しく微笑んで言った。

手を掴まれ引かれて、私は拒めずについていく。

「ねぇ!名前なんて言うの?」

「あの、どこに行くんですか?離してください・・・」

やっと出た言葉がこれだった。

「俺の家!何?駄目〜?いやさぁ、君を見ていたら助けたくなっちゃってさぁ!アハハ」

アハハって・・・・。しかもなんか、棒読みな感じだし・・・。

「いや・・・大丈夫ですから・・・」

「チッ」

え?舌打ち??

すると急に彼は足を止めて私のほうへ体を向けた。

息をのんだ。さっきとはまるで別人のようで・・・。

「黙ってついてくればいいんだよ」

小声で静かに私を睨んで言った。大きな瞳がキツイ目になった。

声のトーンもさっきの高い声とは違って低くなってる。

私は唖然となり、また手を引かれた。

173:nana:2012/11/24(土) 20:46 ID:0Rc

「ほ、本当にいいです!離してっ・・・・」

ずっと言っているのに彼は無視。

大きなビルのマンションに入っていく。

私は手すりにつかまり足を止めた。

「何やってるの?」

彼は振り向き言った。

「離してください」

「離したところで君はどうする?」

「は?」

彼はニヤッと笑って私の腕を一層強くつかんだ。

「この手を放したところで、君はどこに行くの?君の帰る場所はないんじゃないの?あいつのところ以外」

「どうして・・・・」

たしかにそうだ。彼から逃げたとして、私はどこに向かうの?帰るところもない。

私の腕を引っ張って行った。

174:鏡時:2012/12/29(土) 12:26 ID:Hac

うわぁー、すごい展開っすね…

175:nana:2013/01/06(日) 14:35 ID:0Rc

鏡時さん>>

コメありがとうございます!

たしかにw

これからもよろしくお願いします<m(__)m>

176:nana:2013/02/04(月) 01:39 ID:0Rc

エレベーターに乗り込み13階まであるボタンの7階を押した。

エレベーターが止まり、降りて右に曲がり少し歩く。

磨き抜かれてピカピカの床や真っ白な汚れ一つない壁が高級感と清潔感を醸し出していた。

男は止まり、後ろのポケットからカートを取出しドアにある機会にスキャンした。

ピーと、細く高い音が鳴り、ガチャっという音がした。

大きなドアを開け中に入っていく。

真っ白な壁に綺麗な廊下のフローリングが目の前に映る。

廊下を歩いて行きドアを開けると広々としたリビングがあった。

黒いソファが二つテーブルを挟んであり、その少し離れたところには高い椅子が四つに大きなテーブルがあった。

「ちょっとソファにでも座って待ってて。電話しなきゃならないから」

不気味なほどニッコリと私に笑顔を向けて、男は隣の部屋に姿を消した。


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