ジェシカの城はどこ?

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1:梨依:2012/08/21(火) 15:26 ID:FDY

またまた駄作を生み出してしまった梨依です(なら作るなよ

今回は、童話?チックでっす☆

ジェシカ達が織りなす、不思議な物語。

どうぞ、お楽しみください……。

2:梨依:2012/08/21(火) 15:32 ID:FDY

「お母様? ルニーカ? ……お城が、無い…」

ジェシカが辺りを見回すと、何もなかった。

自分の部屋でうたた寝をしていたところまでは覚えている。

確か、メイドのルニーカがリビングのソファーに寝ていた私を、ベットまで連れて行ってくれたl

そのあと、ルニーカがドアを閉めて………。

このあとが思い出せない。

そのまま寝てしまったからなのか。

それじゃあ、自分の家のお城が無くなってしまったのはどうしてなのか。

10歳とはいえども、まだ子供。

深くは追求できず、とにかく歩いてみようと思った。

3:梨依:2012/08/21(火) 15:40 ID:FDY

「お母様ー、ルニーカー、どこにいるの?」

油断すればこぼれ落ちそうな不安の涙を、必死に抑えた。

「お困りのようだね」

嗄れた声。一番古い執事の、ヴァンの声でもなくーー

誰だろうと声の元を探る。

「ここじゃよ。ここ」

嗄れた声は、案外近くから聞こえる。

見回す範囲を縮めると、林の奥から、老人がのそのそと歩いてきた。

「これはこれはジェシカ・ローズ・フェリシティ姫様。お会い出来て光栄じゃ」

老人は、シワシワの手を叩いて喜んだ。

もう真っ白になってしまった髪は長く垂らし、顎鬚は長く剃っていないようだった。

「どうも。なぜ、私の名前を?」

ドレスの裾を持ち上げ、会釈をする。

「ワシは何でも知っている。もう数百年は生きておるから」

「す、数百年!?」

じゃあ何歳なのだろうと、不思議でたまらないジェシカ。

「ワシは163歳。もう命日は近いがな」

ガッハッハと笑いながら、ジェシカをじっと見つめた。


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