妖精が存在してはいけない

葉っぱ天国 > 小説 > スレ一覧 [書き込む] Twitter シェアする? ▼下へ
1:DDB:2012/08/25(土) 04:04 ID:ez-2ww

妖精が存在してはいけない

2:DDB:2012/08/25(土) 04:10 ID:ez-Uq6

ある日の深夜だった
窓から違和感を感じた。いや、明らかに気配がある
カーテンをあけると居たのは三寸にも満たない妖精とやらだった
幼子のような顔立ちでじっと此方を見つめた後、
此方に寄ってきて一言だけ
「貴女も同類なんですよ」
次に妖精に目をやったら消えていた

3:DDB:2012/08/25(土) 04:22 ID:ez-J1k

あれから数日何の音沙汰もない
あれは夢かと、ふと思う時さえあるほどに
ただ今日は違った同じ顔立ちの男が学校に転校してきたのだ
そして彼は私の隣へ座る
私は嫌だった逃げ出したいと、どこからか恐怖心が湧いてきた
それから毎日屋上へのぼるようになった
何からか解放されるように屋上へ行くと胸をなで下ろす
そして私にとって平穏な場所へ彼は来た
「こんにちは、真中さん何時も此処に居ますね」
ただそれだけだった、なのに胸が苦しくなる息も出来ないくらい
「近寄るな」
これが精一杯の反抗だった―…

4:DDB:2012/08/25(土) 23:35 ID:ez-xP.

そいつも毎日屋上来るようになった
でも自然と恐怖心がなくなった。多分だけどなんだか平気になった
少し会話をするようになった
私もよく特殊と言われているが私からは彼の方が特殊

私 「ねぇ、あんたは」
晴 「夜月 晴です」
私 「…夜月は」
晴 「晴って呼んで下さい絶対」
私 「……んじゃ晴はなんで屋上に来てるの」
晴 「理由がないといけないですか?」
私 「いや、別に」
晴 「あ、しいて言えば真中さんが毎日来てたからですね(笑)」
私 「…気になったんだけど何で敬語?」
晴 「…いえ、気にしないで下さい」
その時だけ異常に真剣な顔だった不思議だった
まだあの目には慣れない…心が窮屈になる。何でかよくわからない

5:クロス:2012/08/26(日) 11:05 ID:m-JbI

台詞の前にある名前はいらないと思います
十分誰が話してるかわかりますし

6:DDB:2012/08/30(木) 01:03 ID:ez-mMU

注意されて何ですが
どちらが言ってるかわからない人も居るかもですし
これからどちらが言ってるかわからない台詞もあるかもしれないんでつけてるんです。

7:DDB:2012/08/30(木) 01:20 ID:ez-V0M

変な言い方だが最近は晴の存在にも慣れた。
だけど何か胸につかえる
あの顔をどこかで見てしまっていた気がして仕方ない
私「意味わかんねぇ―…」
晴「え?」
私「いや、何でもない気にしないで」
晴「そんな…気になるじゃないですか」
私「気にしないで」
晴「……はい」
一瞬悲しませたと焦った、晴へ目を配ると穏やかな顔で笑っていた
本当に意味がわからなかった思わず動揺してしまった。
するとまた笑みを見せる
私はまた逃げ出した
苦しかった罪悪感がまた積もる息も苦しい―…

8:DDB:2012/08/30(木) 01:40 ID:ez-2ww

私「馬鹿が…」
今度にげこんだのは校舎裏人なんてほとんど来ない
ここなら来ないだろうそもそも見つからないだろうと息をついた
自分がわからなかった。
なんで逃げ出したのかどうして苦しいのか
泣けてきたなんで泣いてるかそれすらもわからない
授業なんてほっぽいてずっと…
しばらく経つと眠たくなって寝てしまった。

?「…だ……!?………さ…!!」
煩くて嬉しくてゆっくり目を開くと
晴「良かった…寝てたんですね」
私「………なんでここに…」
晴「え?…内緒です」
また笑みを晴は浮かべた涙がでてくる、晴は動じる様子もなく
晴「大丈夫ですか?」
なんで笑うのかなんでここにいるのかわからなかった
私「意味わからないってば!!」
突き飛ばしてしまった。怖くなったまた逃げ出そうとした
晴「なんで…」
その言葉に足が止まってしまった
晴「どうしてですか?」
晴「なんで逃げるんですか?真中さん」
体が震える抑えようとしても抑えられない
震えた体が自分の体じゃないみたいだ―…

9:DDB:2012/08/30(木) 01:55 ID:ez-Qsw

なんでか?それは自分の台詞だった
私「……だからわかんないって言ってるだろ…!!」
小さな声で吐き出すように言った
晴「…そうですか。」
そう答えた後小さな声で何か呟いていた
よく聞き取れなかったけど自分にとってはどうでもよかった。
泣きやむまで隣に居てくれた。よくわからないけど
何故かとても安心してしまった。まだ晴と会って2ヶ月経ってないのに
ずっと遠い昔に一緒に居たような気さえもした

10:DDB:2012/08/30(木) 22:40 ID:ez-Ico

泣いてしまった。とても恥ずかしく思わず俯き火照る
晴「真中さん真中さん」
晴はふざけたように顔を覗こうとする。私は顔を背ける
私「見るな」
晴はまた笑っているのかと目を配るとやっぱり
笑っていて今度は更に楽しそうだった
ふと脳裏に出て来た言葉は
私「同類……」
晴「え?何か言いました?」
私「いや。少し夢を思い出しただけだ晴には関係ない」
晴「そうですか?」
笑みを深めた。晴らしいがやっぱり特殊だこんな事で笑うなんて

11:DDB:2012/08/31(金) 02:10 ID:ez-V0M

次の日晴はいつものように私の隣へと座る
ついその横顔に目を奪われた
よく見ると端正な顔立ちでどちらかといえばイケメンとやらだ
「晴質問なんだけど」
とクラスメイトが話しかける私は無理やり窓に目を追いやった
あの子は委員長の三浦 優よく晴と話している
「委員長と夜月君ってさカップルみたいだよね〜ww」
そんな噂も耳にする。私はさして興味ないように振る舞うしかなかった
優「晴今度勉強教えようか?この前のテスト点数悪かったでしょw」
晴「なんで知ってるんですかww」
優「委員長だから知ってるよ?なんてね」
晴「よろしくお願いします。あっ!」
優「?」
晴「真中さんもどうですか?」

12:DDB:2012/08/31(金) 02:31 ID:ez-V0M


私の名前は三浦優正直、晴に一目惚れしてしまいました
最近では付き合ってるという噂もたちとてもうまくやっています
今回晴を勉強会に誘うのに成功したんだけど
同時にクラスの問題児的存在真中 由希まで釣れてしまったのです。
私「晴わからないところある?」
晴「えっとですね…」
晴があたふたしているのを眺めながら教えているとひとつの事に気付く
晴が真中を見ていた。しかも優しい顔で!!
真中はさして気にしてないかのように度々窓を眺めていた
優「あ…あのさ由希さん」
真「なに?」
あ〜!!くっそ苛つく!
優「度々窓を眺めているけど何かあるの?」
真「別に三浦には関係ないよな」
私は皆の中に真面目で通ってる勿論イメージを崩す訳にはいかないから落ち着いて返答した
優「ううん別に何でもないのちょっと気になっただけ」
真「………あっそう」
何を悟ったのかそれから真中は黙っていた

13:DDB:2012/09/03(月) 01:15 ID:ez-xP.

何故私が勉強会なんてしなきゃいけないのか
窓を見ても風も流れなくてつまらない。落書きでもするか…
優「わぁ由希さん絵上手なんですね」
少しわざとらしい言葉がとんできた。まぁ悪い気はしない
私「別に…」
三浦の頬が明らかに突っ張った。
晴「どうしました?」
優「なんでもないよ(笑)」
…この空間にイライラするわざとらしい三浦も知らない晴にも
私「私帰るから」
私はバックを持って振り返る事なく教室を出た

14:DDB:2012/09/04(火) 01:40 ID:ez-dyc

出て来たのは良いものの
途中途中走ってしまって喉がかわく
今日は疲れたもう帰ろうと私はゆっくり歩み出す


帰ってやることを終わらせ私はやっと自分の部屋に入る
?「遅かったね」
驚いたあの時の妖精が窓にいた
?「ふふっなんでそんなに驚いてんの?」
晴に似てるが気のせいか疑問が沢山出てきてしまう
私「……」
?「ねぇマリアまさか忘れたの?」
なに言ってんだこいつ…
私「…出ていけ」
?「無理かなぁ?ねぇ俺の正体教えようか」
意地悪な言い回し気に入らない
?「俺は夜月晴君の隣の席の男さ」

15:DDB:2012/09/05(水) 01:38 ID:ez-Uq6

そう言うと夜月晴は消えていった
次の日学校に行くと晴は何事もなかったように隣へ座る
なんだか苛立たしくて走って屋上へと向かった。
私「はぁ……はぁ…」
喉が乾くし暑い屋上で僅かしかない日陰に腰を下ろす
私「何なんだよ…マジで晴は何者だ」
すると人が上がってくる足音が聞こえた面倒臭い…隠れよう
話声が聞こえる間違いなく晴の声だった
゙ガチャ゙
晴「真中さーん…」
優「由希さん居ないねぇ」
晴「そうですね」
昨夜と声色も全然違う…
?「委員長!!先生が呼んでるよ?」
優「あ〜…ごめんね晴私も一緒に捜したいんだけど」
晴「いえ大丈夫ですよ」
゙ガチャ゙
晴も一緒に去れば良いのに
晴「見〜つけたww」
私「!!?」
晴「あれ?どうしたの?そんなに驚きだった?」
私「…昨日のは夢物語じゃないって事かよ」

16:DDB:2012/09/05(水) 20:41 ID:ez-CA2

晴「そうだよ?夢が良かった?」
表情はいつもの晴だった。
私「二重人格ってやつ?…いや人格を無理やり作ってるって所か」
一瞬だった一瞬晴の表情が嬉しそうに見えた。
私「マリア…ねぇ……」
晴「そう君はマリア、マリア・アーザラッド
僕と同じ妖精だったのに」
私「…だったのに?」
晴はハッとするといきなり近付いてきて
晴「僕の恋人だったんだよ」

17:DDB:2012/09/08(土) 00:59 ID:ez-mU6

あれから何かとあれば晴は私に付いて来るようになった
近づいてきては懐かしいと嘆いていた
勿論私にはマリアなど見覚えもないので無視していた…
すると委員長がやってきて
優「由希さん」
私「……何だよ」
優「放課後に校舎裏来て」
私「…別にいいけど」
晴「僕も行きます」
優「来ないで」
晴「はい…」


書き込む 最新10 サイトマップ