ミズもアブラに恋をする!〜素直になれないからまわりな恋ゴコロ〜

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1:こころ:2012/10/11(木) 20:50 ID:9EI

第1話
「ほんっとに許せない!さよなら!」
「待ってあやねちゃ〜ん」
私の高校、夏目第一高等学校の校門のちょっと前でいつもの見なれた失恋風景が見られる。赤西圭のだ。
「あらあら赤西くん、今週で何回目?・・・ふられたの!ハハハハハー!」
笑いをこらえながら、この私、青沢羽瑠は言う。ていうか、こらえきれなくて笑った。
「なんだと〜!!1回もふられてないわ!今日ではじめて!」
うそつけ、と思い、
「ウソをつくオトコは、サイテイよ!」
と、こいつの前の前の前の彼女の真似をする。
「・・・・今日は金曜日だから、1、2、3・・・5回目だよ!悪かったな!」
と、私の頭をどつく。
「いった!ていうか、赤西ってさ、背低いし、顔もそんじょそこらの女の子よりもカワイイじゃん?」
「何が言いたい?」
と、ぽかんとしたような顔で聞き返す。
「要は、あんたは、男として見られない見た目をしてんの!だけど、唯一のとりえが優しいことなの!」
「は?」
「もっかい言ってやろうか?ゆ・い・い・つ・の!」
「お前って女子には優しいけど、男子には超毒舌だな。」
そこがわたしの悪いところなんだよな。はじめて会った人には、モデルかって絶対聞かれるぐらいなのに。
「とにかく、その優しさが度を超えて、女の子に危害をあたえてんのよ!」
「オレは博愛主義者なの!付き合ってるコ以外にしゃべんないとか、優しくしないとか、耐えられない。
なんだよ。浮気してるわけじゃないのによ。」
「うるさい!あんたはそのつもりじゃないと思ってるかもしれないけど、さすがに相合傘はないだろが!」
相合傘を違う女の子としているところを、1分ぐらい前までの彼女、あやねちゃんに見られてしまったのが、
ふられた原因だ。私は、女の子の怒りを毒舌にして代弁してあげる係。そのため、クラスの女子からから人気
があり、男子からの評判は最悪。こっそり男子につけられたあだ名は毒ハル(毒舌な女、羽瑠を縮めて)だ。
込み上げてきた怒りをおさめるために深呼吸をして、13センチわたしよりも背の低い赤西にを見下ろして言う。
「赤西は誰よりも女の子に優しくて、紳士的だよ。でも、それを女の子は嫌がってるから、女の子のこと
を考えたら、これはダメだと思う。じゃないともてないよ。」
わたしは冷静に言う。だって、悪気もないのに怒るのは、ちょっとあいつに悪い気がしたから。
「別にもてたくてこうしてるわけじゃない!」
と怒りながら走り去って行く。
「何よ・・・」
いつもならこれぐらいの勢いで言われても、全然平気なのに、今のはちょっと苦しかった。
走り去る赤西の、159センチしかない赤西の後ろ姿を、私はただ見つめるだけだった。

続く
コメント待ってます!(^o^)

2:こころ:2012/10/11(木) 20:54 ID:9EI

「クラスの女子から」と言う言葉にもう一回「から」とつけてしまいました。
ごめんなさいm(_ _)m

3:優愛。:2012/10/11(木) 21:04 ID:P6o

おお!
面白いです!!
それぞれのキャラが明確で…
続きが気になります(´∀`*
頑張って下さい!(`・ω・´)

4:こころ:2012/10/11(木) 21:10 ID:9EI

優愛さん>>コメントありがとう!嬉し泣きしそうですよ〜
これからも面白い小説にするため、がんばります!

5:こころ:2012/10/12(金) 16:58 ID:BsE

第2話
「あ、赤西・・・」
教室に入り、赤西に謝ろうとした。
「ん?何?」
赤西があんなに怒ってるのは初めて見た。だから、勇気を出して謝ろうとしたのに、
何でこんなにいつもどおりの返事の仕方なんだろう。
「さっきさ、赤西、すっごい怒ってたじゃん?ゴメン・・・」
「あれか。オレもちょっとカッとなりすぎたし。別にいいよ。つうか、お前が謝るなんて珍しい。」
キャラに合わないようなことをして、恥ずかしくなって、顔が知らないうちに赤くなっていた。
「め、珍しい?それよりあんた、「もてたくてやってるわけじゃない。」って言ったよね。」
「そう、あれはオレが5才の頃、10年前のこと。」
「げ、いきなり身の上話?あんたの話なんて、髪の毛一本の価値もないわよ。」
ウソ。本当はすっごい気になる。
「うるさいな。いちいちムカつくなお前!ちゃんと聞け。オレの父ちゃんはな、母ちゃんのこと大好き
だった。なのに、父ちゃんは、オレにそう言ったとしても母ちゃんには絶対に言わなかった。恥ずか
しいからって。」
「へえ。でもそれと赤西の言ってたことと全然関係ないじゃん。」
「ここからが本題。母ちゃんが、父ちゃんに愛されてないって勘違いしたみたい。それで母ちゃん、い
つのまにか別の男と浮気してたんだ。そこを父ちゃんに見られて・・・」
「あちゃー!すっごいシュラバ。」
「だろ?それでその男、顔にピアス7個もつけた、めっちゃ柄悪そうなヤツだった。怒った父ちゃんは、
柄悪いピアス男にケンカ売ったんだ。でも、その結果、ボッコボコにされて帰ってきた。母ちゃんは
ピアス男に連れてかれて、もう帰ってこなかった。それ見てオレは思った。女の子は、優しくしてあ
げなきゃ、自分が不幸になるって。」
なんだろう。理由になるのかならないのかわからないような感じ。
「でも、逆効果になっちゃったでしょ?」
「そうなんだよ。でも、それがトラウマになって今もこうなんだ。」
なんか、ちょっと納得いくかも。トラウマって、なかなか消えなさそう。

そんなこんなで、もう放課後。帰宅部のわたしは、かっこいい男子がいっぱいいると言われている野球部の
練習試合を見に行くことにした。
「オレを見にきたのか!?」
と、あのバカの赤西が言う。わたし、なにかとこいつに縁があるのかも。
「バカ!誰がこんなちびっこを見に行くもんですか!この!・・・」
ドンッ!
誰かにぶつかった。
「すいません。」
「いいよ、僕の方こそゴメンね。」
爽やか感じな美青年だ!その美青年は、ニッコリ微笑むと、白い歯がキラリと光る。超かっこいい!
「藍原、こんなやつに構わなくてもいいって。」
「なんで、綺麗な人じゃん。」
そう言って赤西にもさっきの笑顔で言う。
藍原くんっていうんだ。
わたしのこと綺麗なんて言ってくれるなんて、嬉しくてたまらない。
身長は、172センチのわたしよりも10センチぐらい高い長身。
ああ、世の中にこんな完璧な人がいたなんて、考えたこともないよ!
この人が、きっとわたしの王子様。
わたしは、心の中で、
決めた!わたしこの人と付き合う!絶対!
と叫ぶのだった。

続く

6:こころ:2012/10/13(土) 14:24 ID:SMs

第3話
今日わたしは機嫌がいい。
「あーかにーしくーん」
と、下校中に無駄にニヤニヤした表情で赤西に話しかける。
「お前誰だよ。気持ちワリィ。」
まあ、こう言えば、突っ込まれるのも当然ね。
「頼みごとがあるんだけどぉ。」
「藍原のことか?」
「え、な、何でわかったの?」
こいつ、テレパシーでも使えるのか?と思った。
「顔に書いてある。ていうか、あの毒ハルが恋をするとはな〜」
と、おちょくるように言う。
「うるさい!ちびっこ野球少年。あんたなんか近所の小学生の野球クラブでも入ってこい!」
「あー!痛い!毒ハルのトゲがささった!」
と、倒れるフリをする赤西。全くこいつは、いるだけでムカつく。
「ま、そう言うと思って藍原に、好きな女のタイプをさりげなく聞き出しといた。」
と、起き上がった赤西は、ポケットの中から、くしゃくしゃになったメモ用紙みたいなのを取り出して、
それをわたしの手にポンと乗せる。
「えっ、なにこれ。なになに・・・身長は高くても全然OK、明るくて一緒にいて楽しい子、料理上手な
子がタイプ。」
わたしは、その紙に書いてあることを読み上げる。
「これだけで足りる?」
「うん、ぜんっぜん足りる!もう、ありがと!何回言っても足りないぐらい!やるじゃん赤西のくせに!」
「一言余計。」
「あ、ゴメンゴメン。」
頭をかきながら笑う。
「それにしても、青沢って怒ったり、謝ったり、笑ったり喜んだりって、ヘンなヤツ。」
そう言ってにっこり笑う。
ドキッ
え、今ドキッていった!?ウソ!?
顔が赤くなるのを抑えるため、藍原くん、藍原くん、これはなんかの間違い。と自分に言い聞かせた。
「よーし!今日から料理の勉強しよう!」
「わかった。じゃあ明日、お前が藍原に弁当持ってくるって言っとくよ。」
「部活?藍原くんがいるんならわたしも行く!」
と、勢いよく大きな声で言う。
「じゃ、アレ持ってかなきゃな。」
「アレって・・・レモンの酢漬け!」
「どれだけ酸っぱいんだ!はちみつだよ。」
「あまずっぱいなぁ。これでこそ青春!」
そう言って跳びはねる。
「オレにもこんなに素直になってほしいな。」
「はあ?なに言ってんのよ、バーカ!」
「あ、毒ハルに戻った。オレこの道からだから、じゃーな。」
「うん、また明日。」
と、手を振る。

なんか、わたし、赤西といることをすっごい楽しんでるみたい。
今まで気づかなかったけど、こいつはわたしにとって最高の友達だ!
「よし、気合いれてアタックするぞ!」
と、周りに人がいるにもかかわらず、大きな声で叫ぶ。
この日から、わたしのと恋との戦いが始まるのだった。

続く

7:こころ:2012/11/04(日) 14:38 ID:x9w

第4話
「あ、あの、藍原くん」
ちょっとテンパっているわたしにも笑顔で
「どうしたの?」
と、王子様みたいに返事してくれる藍原くん。
「レモンのハチミツづけつくってきたんだけど、よかったら食べてね‼」
ああ、今ものすごく恥ずかしいんですけど・・・
だって毒ハルがこんなことしてたら、好意見え見えじゃない。
それでも笑顔で「ありがとう。」と言ってくれる藍原くんは、王子様を通りこして神様(?)だ!
「明日の練習試合も見に行っていいかな。」
「うん。喜んで。」
やったあ!なんていったら告白しなくても好きってばれちゃうので、わたしはにっこり微笑み返すだけ。
あ好きな男の人としゃべるときって、こんなに緊張して、しゃべれたらこんなに嬉しいんだ。
赤西のときと大違い。あれ?でも何でここで赤西の顔が思い浮かぶんだろう。
疑問に思うわたしに、赤西からのメールが届いた。
『はちみつレモン作戦は?』
と書いてある。すぐに、
『あったりまえよ!」

8:こころ:2012/11/04(日) 15:36 ID:ph2

第4話
「あ、あの、藍原くん」
ちょっとテンパっているわたしにも笑顔で
「どうしたの?」
と、王子様みたいに返事してくれる藍原くん。
「レモンのハチミツづけつくってきたんだけど、よかったら食べてね‼」
ああ、今ものすごく恥ずかしいんですけど・・・
だって毒ハルがこんなことしてたら、好意見え見えじゃない。
それでも笑顔で「ありがとう。」と言ってくれる藍原くんは、王子様を通りこして神様(?)だ!
「明日の練習試合も見に行っていいかな。」
「うん。喜んで。」
やったあ!なんていったら告白しなくても好きってばれちゃうので、わたしはにっこり微笑み返すだけ。
あ好きな男の人としゃべるときって、こんなに緊張して、しゃべれたらこんなに嬉しいんだ。
赤西のときと大違い。あれ?でも何でここで赤西の顔が思い浮かぶんだろう。
疑問に思うわたしに、赤西からのメールが届いた。
『はちみつレモン作戦は?』
と書いてある。すぐに、
『あったりまえよ!』
と返信。そういえば、男でメールアドレス交換してるのって、赤西だけだな。
あ、また赤西のことを・・・
今、いちばん考えなきゃいけないのは、藍原くんのことなのに。
そういう風に、最近はやたら赤西のことを考えてしまうのだ。
次の日、変な気持ちのまま、わたしの恋を左右する、決定的な事件が起きたのだ。

野球部の練習試合が終わったときのこと。
わたしはグラウンドに誰もいないことを確認し、藍原くんを呼び出した。
「どうしたの?急に。」
藍原くんはきょとんとした顔をしている。
「ご、ごめんね。試合終わった後で疲れてるだろうに・・・」
「あ、オレは別にいいよ。話しあるんでしょ?」
「うん。えっと・・・で、出会ったころからすきでした‼つきあってください!」
まるで映画のワンシーンみたいな告白をした。こっぱずかしいので、顔をふせて丸くなった。
「考えさせて。あ、オレ、次の試合の話し合いがあるから着替えなきゃ。もう一回言うけど、
さっきの告白、考えとくね。」
顔は見えないけど、さっさと走っていったような音が聞こえたので、顔を上げる。
ていうか今、「はい」とは言ってないけど、振られたわけじゃない。
て、ことはつき合える可能性ありってこと!?
まあとりあえず、恥ずかしいから帰ろう。
あ、カバンがない!そうか。野球部の部室に忘れてきたんだ!
藍原くんと会ったら、気まずいだろうな。
と、そこに赤西がきた。
「帽子忘れた。ヤバイ!時間ない。あ、青沢」
帽子を拾う赤西に、さっきまでのことを話した。
「よかったな!告白成功間違いナシだぞ!きっと!」
今、いっしゅん、赤西が太陽のように眩しく見えた。
「フンッ当たり前よ!」
ううん。本当は、ありがとうと言いたい。けど、赤西にはどうしても素直になれない。
「ワッ、可愛げねーな。それより、お前もカバン取りにいかなきゃだめだろ。早くいくぞ。」
歩くスピードがわたしよりちょっと速い赤西について行く。

部室の中に入る前に、わたしは戸惑った。すると、
「マジで笑いこらえるの大変だったわ。」
藍原くんの声が聞こえる。
「あれ、藍原の声?」
と、横にいる赤西が言う。
「つーか毒ハルがあんなんてマジでないわあ。」
また、藍原くんの声だ。ウソでしょ!?
ふいに涙がこぼれ落ちる。

羽瑠の恋の行方は.........?
そのとき赤西は…………!?
続く

9:こころ:2012/11/04(日) 15:44 ID:ph2

>>7
に途中でまちがえて書き込んでしまいました。
だから、>>7は気にしないでください。


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