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1:桂 ◆IIII:2012/10/13(土) 12:52 ID:uDQ

人はそれぞれに思いを抱え、
人はそれぞれの道を歩んでゆく___。

2:桂 ◆IIII:2012/10/13(土) 13:06 ID:uDQ

【東.1】

今日も事務室に中年オヤジの声が響く。

「東!!お前は何度言ったら課題をやって来るんだ!?」

いい加減聞き飽きたセリフから、また大池のお説教が始まった。
大池は馬糞のような口臭がするし、声が無駄に大きいので勘弁してほしいのだが、もう他の社員は慣れっ子のようで、
何事も無いかのように涼しい顔をしていた。ヘッドフォンでずっと音楽を聞いてる奴もいれば、
業務用のパソコンでアダルトサイトを回覧している奴までいる。
全く、どうなっているんだこの会社の社員教育は!

......まぁ、会議中にPSPやるような俺が言えた事じゃないが。

「お前はなぁ、いつもいつもそうやってダラけて......(以下略)」

俺は延々と続くベタな説教と口臭にに耐えきれず、マイ救世主のPSPを取り出す。
そして、このむさ苦しいオッサンが居る事務室から、心だけはユクモ村へと旅立っていった。

「オイ!!東!!聞いてるのか!?」
「待ってください村長。もうすぐナルガ倒せるんで。」
「誰が村長だァァァ!!今すぐゲームを辞めろォォ!!」
「死ねェェ!俺の竜撃砲をくらえ!!」

俺は興奮のあまり、ゲームを取り上げようとしてきた大池の股間を思いっきり蹴りあげてしまった。
村......じゃなくて大池は呻き声をあげながら地に崩れたが、俺はそれに気づかない。

「よっしゃー!!勝ったァァ!!」

分かるだろうかこの気持ち。何十分もデッドオアアライブを彷徨い続けながら戦い、
そして勝ち抜いたこの達成感。狩人にしか分かり得ない喜びがここにある!!
さて......そろそろ大池の説教が終わ__

___目に飛び込んで来たのは、股間を抑えて事務室の床に蹲る大池の姿だった。

「あ、AZUMAは馬糞竜の紅玉を手に入れた......?」


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