世界の終わり ~ 生きていたい? ~

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1:Cosmos:2012/10/20(土) 12:14 ID:jtk

どうも。Cosmosです。
続かない小説は読みたくないという方、さようなら。
別に途中で更新されなくなっても気にしませんという方、歓迎します。

☆規則★
♧書き込みは一切しないでください。アドバイスも勝手に書くのはおやめください。
♧感想等はこちらのURL http://ha10.net/test/read.cgi/frt/1350702628/l5 でお願いします。
♧荒らし等はお断りします。来たらアク禁などに会うでしょう。
♧守れませんという方、残念ながら さようなら。

それでは、Let's START !!!

2:Cosmos:2012/10/20(土) 12:23 ID:jtk

♧プロローグ


もうすぐ世界の終わりがくる。

どこの番組も打ち消しにされ、こればかりが流れる。

もううんざりだ。もうすぐって、いつ? 世界なんて、早く終わればいい。

♧第一話

「ねぇ、聞いた?! 世界が終わるって!! どうしよ〜!!」

いつからの話だよ。つーか、信じてねぇくせに。

「本当にきたら、あたし、死んじゃう〜?」

W死ぬW いい響きだ。

早く死にたい

早く消えたい

人間なんて目障りだ。早く死んでしまえ

3:Cosmos:2012/10/20(土) 12:41 ID:jtk

♧1-1(第一話、第一編)

僕は僕。名前なんて遠くの昔、捨てたさ。

僕は僕。学校なんてつまらない。

僕は人間が嫌いだ。人間なんていらないさ。


「今日から方程式に入りまーす。」

方程式? うるさいな。そんなの僕に必要ない。

「人間、保健室行きたいんだけど。」

そう発して人間に臭い空間から出て行く。

僕は授業というものが始まるといつも抜け出す。

人間...教えるやつももう諦めてるだろう。

保健室なんて人間の溜まり場でしかない。

あんなところ行くもんか。

僕は人間なんかじゃない。

容姿は人間として、生まれてきてしまったかもしれない。

言葉も喋れるし、二足歩行だ。

僕はそんな己が大嫌いだ。

僕には命は必要ない。

生きたくなんて、ない。

4:Cosmos:2012/10/20(土) 12:56 ID:jtk

♧1-2

僕はたどり着いた。

深い緑の森に。

どこまでも続くように思える、素晴らしき楽園に。

「来たよ。」

そう言って、しばらく待った。

この森は静かだ。

僕に周りは静けさで溢れる。

だが静か過ぎておかしい。

僕は走り出す。友達を求めて。

そして見てしまう。

草木に、僕の友達に囲まれた人間を。

1-3

「僕の友達から離れろ!! 」

人間が入らないように...人間は禁じたはずなのに...。

「出ていけ、人間!! 」

そう叫ぶと、僕に友達は睨んできた。

明らかに僕を睨んでいる。

皆から目線を外し、人間を見る。

どうして...

なぜここに、アノ仔がいるの?

仔は僕を見つめる。

皆と一緒に僕を見る。

途端に僕の脳裏に記憶がよみがえり始める。

やめろ、思い出したくない!!

僕を見ないで!!!

5:Cosmos:2012/10/20(土) 13:22 ID:jtk

♧1-4

思い出したくない。

そう思うほど記憶は鮮明によみがえりだす。


「母さん、何で泣いてるの?」

そこには、幼いボウヤと女性がお墓の前に座っていた。

女性...母親は、ボウヤの肩に手をかけ、ゆっくりと話し始めた。

ボウヤは一卵性双生児だということ。

姉がいたということ。

そして...
実のお父さんがその姉を殺してしまったこと。

だがボウヤは会った事もない姉に、関心はなかった。

今度はボウヤが同い年位のコと遊んでいる様子。

母親が迎えに来る。そして立ち止まった。

そのコを見て立ち止まったのだ。

6:Cosmos:2012/10/20(土) 14:36 ID:jtk

♧1-5 @

母親はそのコの名前を言った。

そしてそのコは言った。

Wお母さんWと。

7:Cosmos:2012/10/20(土) 22:49 ID:jtk

♧1-5A

そのコは、ボウヤの母親に向かって、もうダメだ、と言った。

「もうすぐ、世界は終わってしまう。」

と言ったのだ。

ボウヤは少し唖然とした感じ。

だが、力強い目で、母親に約束するかのように言った。

W世界は終わらない。そんなの信じないよ。

僕はずっとお母さんのそばにいるよ。W

そして、ニコっと微笑んだ。

8:Cosmos:2012/10/20(土) 22:55 ID:jtk

♧1-6

すべてを思い出した僕。

いや、自分の名前以外は。

そして知ってしまった。思い出してしまったのだ。

自分もかつては生きたかったことを。

「結局自分も愚かな人間か。」

目の前に人間がいるのに、僕は弱みをさらけ出してしまった。

...ありえない。

その人間は、笑みを浮かべたのだ。

今までの人間の中でも最も最低な人間。

W相手の弱みを知り、あざ笑うW人間。

僕が一番嫌いな種類の人間。

9:Cosmos:2012/10/20(土) 23:06 ID:jtk

1-7

僕はその子を知っている。

遠くに昔に、世界の終わりを予言した仔。

記憶の中のアノ仔。

僕はアノ仔が好きだった。

僕がまだ人間の頃に。

でも変わってしまった。何もかも。

アノ仔はもういない。いるのは最低な人間だけ。

僕の居場所も、友達も。憎い、憎い。憎くてたまらない。

消えて、消えて。僕の目の前から消えてください。

すべてを奪い去ったアノ人間。...そうだった。

ソウダヨ 、コノコ ハ ニンゲン。ホカ ノ ナンデモ ナイ。

人間なんて消えればいい。

世界なんて終わればいい。

生命なんて尽きればいい。

地球なんて必要、ない。

その考えに、迷いなんてあるわけ、無い。

10:Cosmos:2012/10/21(日) 09:36 ID:jtk

♧1-8

僕の友達...奪い去ったあの ニンゲン。

許さない。

僕の友達...ついて行っちゃったヤツ。

許さない。

僕は信じない。もう、何もかも。

世界の終わりが、今来れば。

僕のたった一つの望み。

友達だった僕の願いは叶えてくれない。

なぜ、皆生きたがるんだ。

なぜ、人間は生まれたんだ。

なぜ、僕は自分の命を断ち切れないんだ。

死にたいくせに、人間として、しかも臆病に育った僕。

こんな僕に生んだ母さん。

なぜ、皆生きたがる。

人間には、価値のある命なんてない。

でも僕は死ねない。自分の命は生き続ける。

意思に反して生きて生きて。今まで生きてきた。

「ある日、ころっと シンデタラ イイ ノニ ナ。」

僕はそうつぶやき、森から出て行った。

もう僕は ナニモ 信じない。

そうココロに決めて。

11:Cosmos:2012/10/21(日) 11:10 ID:jtk

♧1-9

僕は何のために生まれてきたのか。

生まれてきた事を後悔するため? 違うだろう。

僕に与えられた試練。

それは...

それはきっと...

それはきっと、人類滅亡を叶える事に違いない。

僕は人類を消す。丁度いいさ。

僕は、人間なんか大嫌いだ。

動物や草木には悪いけど。

「地球には亡くなってもらうよ。」

そう言った時、近くで物音がした。

聞かれたか...まぁいい。

「僕の計画が誰にも邪魔出来ないさ。」

自身に満ち溢れた僕を、大地は静かに睨んできた。

ソウダイ ナ ジケン ガ マク ヲ アゲル。

12:Cosmos:2012/10/23(火) 18:45 ID:jtk

♧1-10

思い立ったらすぐ行動。これは僕の本能なんじゃないかと思う。

向かう先は、アメリカ、ホワイトハウス。

結構遠いし、歩いて行くつもりだからな。

おっと、馬鹿ではないんだ。ヘリコプターはもう用意済み。

人間ども。少し時間をくれてやる。

「ひとときの幸せをお楽しみに。」

そう言って、僕は不敵な笑みを浮かべた。

悲劇に会うのは3年後? それとも...1年後?

13:Cosmos:2012/10/28(日) 13:40 ID:jtk

♧2-1

歩き続けて何年だろう。ようやくアメリカに着いた。

この数年、僕はあらゆる人間に助けられ、ここまで来た。だが決心は揺るがなかった。

僕が地球を救うんだ。いや、地球自身に救ってもらおうか。

長年の恨みはなかなか消えない。

今こそ、恨みを晴らす時だ。僕も一緒に死んでやる。

14:Cosmos:2012/10/28(日) 23:19 ID:jtk

♧2-2

目指すはワシントンD.C.。

ここからは結構距離はある。

数年に及んで歩き続けた足は、もうボロボロだった。

それでも少年は歩いた。歩き続けた。

自らの願いを果たすために。

15:Cosmos:2012/10/29(月) 19:48 ID:jtk

♧2-3

ラスベガスに着き、間もなくワシントンに着く。

ついに、僕の思いが報(むく)われる。

そしてスピードを早め、歩き続けた。


看板が見えた。Washington,D.C. と書いてある。

着いた。ようやくこの地に着いたぞ。

少年は興奮するが、なおも歩き続ける。

ホワイトハウス、ホワイトハウス。そう呟きながら、少年は薄笑いを浮かべた。

これから彼が実行しようとしている計画は壮絶なものであったのだ。

16:Cosmos:2012/11/02(金) 20:17 ID:jtk

♧2-4

ホワイトハウスの門を前にして、少年は興奮していた。

これから人類は滅亡する、と。

そして門の警備をしていたおじさんに声をかけた。

「おじさん、入れてよ。」

おじさんは顔をしかめた後、優しい声で言った。何の用かい、ボウヤ。そう言っていた。

言い終わるか終わらないかの境目で、少年は平気な顔で嘘を言う。

「僕、大統領から援助金を受けてるんだけど、今日は大事な話があるって。」

「大統領さんから、ヨバレタンダ。」

17:Cosmos:2012/11/20(火) 20:14 ID:jtk

ずいぶん時間が経ちますが、付け加えです。

ヨバレタンダ。」

そうか そうかと言い、警備員はドアを開けるよう指示した。

門は、少年が入っていったあと、静かに閉じた。

そして警備員は、いつも通り門の前で、腕を後ろで組み、胸を張った。

まさか少年をいれたのが悪夢の始まりだったとは、思いもしなかっただろう...


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