私の好きな人が笑顔でいられますように

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1:ソウ ◆3W0o:2012/10/29(月) 09:31 ID:YFc

「あのパン1週間に5回は食べないと倒れます。」
「確かに美味しいですもんね。」
私たちは笑顔で会話を続ける。
話題はカスタードとイチゴクリームが入ったパンの話題。
あの絶妙なパンはどこにも存在しないとまでも思う。
それくらい、美味しい。
「あの、気持ち悪いヤツのどこがいいの?」
反対意見が出てきた。
「あ〜、分かります。気持ち悪いって言うか。」
「甘すぎでしょ。」
「そうそう!」
どうやら、このパンの美味しさは私達にしか分からないらしい。
でも、彼と2人だけ同じことを思ってることが凄く嬉しかった。
まだ彼のことを何も知らない初対面なのに、凄く凄く嬉しかった。

2:ソウ ◆3W0o:2012/10/29(月) 09:44 ID:YFc

ここは製菓専門学校の1階。
広い部屋と美しい壁の色、
そして飾りの絵や木全て綺麗な、休憩場所。
そこに彼はある日突然やって来た。
田舎だから突然やってくる人は多いのだけれど、
休憩場所の窓から突然やってくる人は初めて。
優しそうで笑顔なのに、カッコいいと思わせる彼は
とても美しかった。
モテているのかモテていないのか分からなかったけど
私はずっと見るだび「カッコいい・・」と
テンションが上がるのだった。

3:ソウ ◆3W0o:2012/10/29(月) 09:55 ID:YFc

「俺と藤瀬さんは気が合いますね。」
くるりとこちらを向いた彼は私の目を見た。
彼は何故か、本当にカッコよかった。
「・・へっ!う、うん、そうですね。」
「ですね。あ、もう行きますね。また。」
スッと立った彼の身長は高くカッコいいと思った。
「あ、うん!」
思わず見とれてしまって返事をするのを忘れてしまった。
私の声は聞こえただろうか、とても不安になってしまった。
「はい!」
遠くから微かに声がした。
気のせいかもしれないけど、とても安心した。

4:ソウ ◆3W0o:2012/10/29(月) 10:19 ID:YFc

「たけち りゅうが?」
私は名簿持って思った。
武智 龍牙、名前さえもカッコいい。
「私の名前、知ってるかな♪」
「藤瀬 遊羽。」
「え!!」
ドアから声がする。
心臓がドキドキ鳴り響いている。
「・・・でしょ?」
ドアから武智さんが出てきた。
ちょっとまって、さっきの私全部見られて・・・
きゃぁあー!!恥ずかしすぎる。
「スイマセン、あの見なかった事にして下さい・・」
「ふはっ、そんな落ち込まなくても!」
武智さんは突然笑い出す。
「笑わないでくらはい・・((泣」
「え?可愛いですよ。」
「・・・え?」
「今から会議なので行って来ますね。」
そう言うと武智さんは資料を持って行き去っていった。
私の心臓はいつまでも鳴り止まなかった。

5:ソウ ◆3W0o:2012/10/29(月) 16:10 ID:YFc

「新入生歓迎会?」
「そ、武智くんの歓迎会!」
武智と言う言葉だけで胸が苦しくなった。
「藤瀬も行くでしょ?だって、武智くんだもんね。」
「・・えっ!!!」
何故松野先輩が知っているのか分からない。
私にも分からなかった事を何故・・?
「い、行きますよ!」
思ったことはただ一つ。
松野先輩には気をつけよう。

6:ソウ ◆3W0o:2012/10/29(月) 16:21 ID:YFc

「ぷっはーっ!」
私はもうすでにぐたんぐたん、
酔いつぶれているのだ。
「武智飲めよぉ〜」
男の酔っ払った先輩が武智さんに言った。
「いや、僕お酒に弱いので・・」
武智さんは拒否していた。
「ちょっとぐらい飲めよぉ」
武智さんが脅されてる・・。
私が私が助けに行かないと・・
ぐわんぐわんする頭を抑えて武智さんに向かった。
「ちょ、藤瀬倒れるよ!!」
後ろで松野さんの声が聞こえたような気がした。
でも、何を言っているか聞き取れない。
私は武智さんの前に立った。
「先輩ぃ、いじめないで下さいよぉ!!」
「は?」
部屋の音が一気に止んだ。
これは、あれだ。しらけたのか。
「藤瀬さん、ちょっと休みましょう。」
そういうと、武智さんに連れられて
私は外に出た。

7:ソウ ◆3W0o:2012/10/29(月) 16:28 ID:YFc

「何ですかぁ。」
私は武智さんに向かって怒り気味に言った。
「いや、酔ってるじゃないですか。」
「酔ってないですよ」
ハァと武智さんは息をついた。
「あ、今度一緒に遊びに行きません?」
「ふぇ?」
「コレ渡しておきますよ。」
武智さんの手にあるチケットには「武智より」と
書き記されていた。
「武智さんあれっ!!」
私は叫んだ。
「え?」
私は武智さんの右手をつかみキスをした。
「・・・はっ?」
武智さんの「は?」と同時に
私は地面に倒れた。

8:ソウ ◆3W0o:2012/10/29(月) 16:38 ID:YFc

朝になると頭の痛みが引いていて、
スッキリした思いで学校に来れた。
ただ、記憶が全くない。
お酒って本当に怖いと思った。

学校に着くと、武智さんが目の前を通っていく。
「あ、おはようございます。」
武智さんと一瞬目があったけど
すぐに目をそらされ、早足で逃げて行った。
「え・・・?」
「え?じゃないでしょ。」
後ろから松野さんの声が聞こえた。
「あんた、武智クンにキスしといて何が、え?だって!」
・・え?私がき、キス!?
「相当引いてたわよ。それじゃ。」
え?何してんの、私。
何バカなことしてんの、私。
ば、
バカァァァァアアァァ!!!!!

9:ソウ ◆3W0o:2012/10/29(月) 16:44 ID:YFc

今日は一回も顔を合わせず過ごした。
こんなに恥らしいことはない。
世界一だよ、バカナンバーワン。
「私にも特技があったよぉ((泣」
ジャケットを脱いでいるとポケットから、
何かのチケットが落ちた。
そこには『ナイト・ディナー』と書いてあり、
武智より、とも書いてあった。
「何これっ!!」
日にちは、11月2日。
え?今日何日だっけ・・?
カレンダーを恐る恐るみた。
11月1日・・・。
「明日じゃん!!!!」
顔が真っ青になった。

10:ソウ ◆3W0o:2012/10/29(月) 16:47 ID:YFc

待ち合わせの時間は夜の8時。
さて、今は何時でしょう?
「正解は8時15分でしたー・・・」
エレベーターを降りるなり、ダッシュでビルに向かった。
もう、本当に合わせる顔がない。
でも急ぐしかなかった。

11:ソウ ◆3W0o:2012/10/29(月) 17:08 ID:YFc

今更ですけど、コメとか
感想大歓迎ですw

12:LUKA:2012/10/29(月) 17:23 ID:Mao

お酒w
面白いです!頑張ってね!

13:ソウ ◆3W0o:2012/10/29(月) 21:16 ID:YFc

るか、ありがとー(ω`〃)
頑張るよw

14:ソウ ◆3W0o:2012/10/30(火) 17:40 ID:YFc

「遅れてごめんっ!」
「うん、いいよ。」
「いろいろ、ごめん・・((泣」
「・・それ、許すからそんなに謝らないで下さい。」
「え・・?」
「とにかく、今は楽しく過ごそう!ね?」
そういうと武智さんは私のいすを引いて座らせてくれた。
やっぱり、私武智さんのこと好きだよ・・。
そんな優しくすると苦しくなるから。
もう、やめて・・
「ほら、食べよう?」
武智さんの優しさに涙がこぼれた。
すっごいおかしい、私。
「笑顔になろう!」
「・・うん!」

15:ソウ ◆3W0o:2012/11/10(土) 12:45 ID:9.2

帰り道、武智さんは家まで送ってくれることになった。
はぁ・・・どきどきするよ。
私の家まで電車を2つ乗らなければいけなくて、
でも武智さんはついてきてくれて、
やっぱり好きだった。
「あ、ここです。」
私は電車のホームを指差した。
「んじゃ、行こっか。」
二人で同じタイミングで電車へと踏み出した。

16:ソウ ◆H/Cw:2012/11/15(木) 14:31 ID:evM

トリップ変えますw


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