数多に降り注ぐヒカリ。

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1:睦月 ◆8skU:2012/11/16(金) 18:00 ID:Q.M

Prologue

雨が降っている。
軽い雨どころじゃない。
凄い大雨だった。

真っ黒な雲から、
銀色の雨が降っている。
数えきれないほどの雨。

人達は皆、傘を差し、俯きながら歩いて行く。

僕もその中の1人“だった”。
____でも、もう、歩き出せたんだ。

2:睦月 ◆8skU:2012/11/16(金) 22:24 ID:Q.M

~第1章~

僕は、虐めにあっていた。
誰も助けてくれないこの世に、僕はある感情のみが、
頭をよぎるようになった。
<憎み>、<怨み>、そして<相手への接し方>。
この3つだ。

前者の2つは相手へのマイナスな考えだが、
後者のものは、虐めにあい気付いた点…だろうか?
後者の方の思いのほうが断然前者を上回っていた。

僕は絶対こんな暴力等をしない。
そう、ずっと考えていたんだ。

3:睦月 ◆8skU:2012/11/17(土) 17:48 ID:Q.M

「……ハア、ハア」

気がついたら、殴っていた。
陰で仲良くしてくれていた親友に裏切られ、
その現場を見てしまった僕は。
目の前には虐めの主犯と親友が苦しんでいた。

「……ウ……ソ……………だ…ろ?」

頭の中が真っ白で、そう呟くと、走って逃げた。
どこに行くのだろう?____分からない。
何も考えられなくて、頭に浮かぶのは裏切った親友。
ずっと嘘をついていた、偽物の友情。

「フッ…ハハハ……アハハハハ。」

口から溢れたのは乾いた笑い。
いつの間にか路地裏に入り込んでおり、僕の声が路地裏に吸い込まれていった。

「馬鹿かよ、“俺”」

何も知らなかった。
親友の裏切りも、自分の暴力という考えがあるということも。

「マジかよ。馬鹿かよ、俺。
 ・・・・・・・こんな世界から消えてしまいてぇよ」

頭では分かっているのかもしれない。
でも、心では分かれない。理解したくない。

「消え…て……しまいたいよ」

ただ悔しくて、辛くて、憎くて、吸い込まれるように、路地裏を通っているつもりだった。


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