リアル脱出ゲーム

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1:クロ:2012/11/17(土) 11:19 ID:xxY

リアル脱出ゲーム―――…


それは人生を掛け、人間を裏切り、絆何て無い。

絶望的なリアルゲーム。


支配者は、居ない。


絶望に埋もれた人々が勝手に作った物。

ルールなんてない。

何もない。


全てが、恐怖。恐怖しか、頭には浮かばない。

さあ、リアル脱出ゲームを始めよう―――…

2:クロ:2012/11/17(土) 11:37 ID:xxY

ガシャンッと音を立て、フェンスが揺れる。

痛い。それだけが私の感情。
何も言い返せない、ただの弱虫。

黙々と一回一回蹴られる痛みを受け止める。

「……あんたさぁ、ウザいんだけど。消えてくれないかな?」
「――――嫌です」

カッと顔を赤くする、親友。いや、元親友。

いつから変わってしまったのだろうか。
あの頃は、仲良くしていたのに。

私の何がいけなかったのか。

思わず、深く考えてしまう。

親友……彩は、大人しくて物静かで。
可愛くてワタシとは正反対だった。
そんな彩に私は、物凄く憧れていたんだ。

なのに―――…

私の憧れている彩は何処にいったのか。
そして、私の知っている友達は何処にいったのか。

もう、分からない。もう、分からないんだよ…

「分かんないよぉ―――ッ!」

タラリと一つの雫が頬をなぞる。
すると、彩たちは大笑い。

ただ、怖い。怖い。

彩たちが怖い。

それだけを思って、雫を垂らす。

最後に一発私をけって、彩たちは教室に戻った。
キーッと音を立てて、ドアを閉める。

憎い。

さっきは、恐怖心でいっぱいだった。でも今は違う。


憎い。復讐したい。…―――殺したい。


すると、緊急用の放送が流れる。

『ツーッ―――…明日からリアル脱出ゲームを行います。ルール内容は、明日。では…」


低い声が学校中に響く。

胸騒ぎがする。何か、嬉しいようなスッキリするような。

3:優愛。:2012/11/17(土) 12:00 ID:P6o

うぉぉ!
面白いです!
脱走ゲームとかすごい好きです(^ω^=^ω^)

あっ、良ければ入れて下さい…!

4:σ(≧∀≦*)Lear__*:2012/11/17(土) 12:36 ID:kHk

元萌愛ですよ!

面白いですね(・∀・)

5:クロ:2012/11/17(土) 13:03 ID:xxY

優愛さん>コメ、有難うございます
面白いだなんて…ワタシには、100万年早いお言葉です

どうぞ、入ってください

σ(≧∀≦*)Lear__*さん>萌愛さんでしたか…!
面白いだなんて…とても嬉しいお言葉有難うございます

更新、頑張りますね

6:クロ:2012/11/17(土) 20:28 ID:xxY

その気持ちを胸の奥にしまい、教室に戻った。
私が教室に戻ると、クラス中…いや、先生も怒りをあらわにしていた。

クラス中は、背筋が凍る程の冷たい目つきで私を見る。

英語担当の岡田先生は、いかにも俺は許さんぞという顔になっている。

先生はともかく…クラス中が笑い声に包まれる。
私の机には、暴言がたくさん書き込まれていた。

先生は、なぜこれを見て注意しないのか。
先生は、なぜこれを見て虐めだと気付かないのか。

クラス中の皆は、私の敵だとしたら…

ワタシには、味方が誰もイナイ。

ただ、寂しい。苦しい。切ない。
それだけを思っているだけなのに…
何で私をもっと苦しめるの?

すると、急に岡田先生が私に向かって口を開く。

「…小沢梓。お前、立花彩を虐めているそうじゃないかッ!なぜ、そんな事をするんだ!」
「――――え…?」

ただただ、黙っているしかなかった。

私が彩をいじめている?
そんなわけない。だって、私が彩にいじめられているから。

意味が分からない。
その言葉が私の頭を混乱させた。

キッと睨むと岡田先生には、なぜか迷いの瞳が映っていた。

―――…そうか、分かったよ。

岡田先生は、彩の権力で操っていた事を。

彩は、大財閥の一人娘で年収、100億を突破するほどの大きな会社を持っている。
その権力を使えば、先生だってどうってことない。

そっか。岡田先生も私と同じ…弱虫なんだ。

7:クロ:2012/11/17(土) 20:49 ID:xxY

「岡田先生……貴方、弱虫ですよね?」

するとまた顔を赤くし、私の頬を思いっきり殴る。

パシンッと効果音が教室中に響く。
ザワザワと騒ぐクラスの皆が、顔を見合わせていた。

痛い。助けてよ、誰か……

いきなり声をあげる、彩。
その内容は、残酷で悲しい現実だった。

クラス中が静まり返る、その内容。

「…ふふ。岡田先生、もっとやっちゃってくださいよ。月収、もっと高くしてあげますから」
「ほ、本当ですか!?」

目を大きく開く、岡田先生。
バッとこちらを向き、拳を勢いよくあげた。

まさか、するんじゃないよね…
一緒の弱虫同子じゃない。弱虫って言って、何が悪い。
弱虫だから何が悪い。

―――何が悪いの?

バシンッと鋭い音が教室…いや、学校中に響く。
何回も何回も殴りつける先生の姿はまるで…

金目当てにしか生きていない、悲しい人間のようだった。

タラリッと垂れる、温かい液体。
流れてくる傷口は、ジンジンとして染みる。

神様。ワタシにはなぜ幸せという言葉を与えてくれないのですか?

8:σ(≧∀≦*)Lear__*:2012/11/17(土) 22:08 ID:kHk

お金目当てで叩く・・・!?
酷い先生だ・・・((유Д유|||))

9:クロ:2012/11/17(土) 22:12 ID:xxY

σ(≧∀≦*)Lear__*さん>またまた、コメ有難うございます
岡田先生のような先生は、この世の中にいるのでしょうかね?

そしたら、とても悲しいです

10:クロ:2012/11/18(日) 07:34 ID:xxY

あれから数時間が立ち、学校中の人間が帰り始めた。
その姿を屋上から見下ろしていた。

よくも私を酷い目に…

一人ポツンと立っているワタシ。
虚しくて悲しくて。
でも、何処かスッキリするような新しい気持ち。

一つ疑問に思ったことがある。

―――…リアル脱出ゲームってなに?

そのゲームは楽しいのか。
そのゲームは悲しいのか。
それとも、ホラーなのか。

まだまだ謎にされている、リアル脱出ゲーム。

なぜか今日は、先生たちがバタバタしていた。

岡田先生は、呼び出しの放送を無視していたけれど…
どんな内容?

そればかりが気になって仕方がない。

ヒューッと冷たい風が頬にあたる。

「寒い……」

鼻を吸って鞄を持ち、玄関へ向かう。
コツコツと一人の足跡だけが聞こえる。

寒い真冬の中を走って帰った。

ただいまと言っても、返事は返ってこない。

絶対に返ってこないと思っていても天国にいる両親に届けたい。そう思ってしまう。
悲しく、一人ぼっち。


さて、リアル脱出ゲームの始まりです―――…

11:クロ:2012/11/18(日) 09:04 ID:xxY

「行ってきます…」

翌日になり、私は7時30分に学校へ向けて歩いて行った。
が、真正面に怪しい男性。

眉毛を寄せ、その男性を睨む。

口を釣り上げ、私の方に近づく男性。
少しずつ後ろに下がっていき、ドアにあたる。
小刻みに震えながらしりもちをつく。

怖い―――ッ!

男性はフードのポケットに手を突っ込み、何かを出す。

それは、真っ黒な封筒だった。
スッとそれを私に渡す。

震えていた手がなぜか、止まった。
パッと見上げると、黒い瞳に整った顔。
顔はよく見えなかったけど、これだけは確信できた。

ドキッとした、瞬間。これは、恋だと確信できた。

何も分からない男性に私は恋をしてしまった。
私はもう恋愛なんてしない、そう思っていたのに…

この瞬間、男性に恋をしてしまった。

もっと見たい。もっと知りたい。
そんな気持ちがどんどん溢れ出る。

男性が返ろうとした時、私は思わず腕を掴んでしまった。

パッと離すと赤い顔をし俯く。
恥ずかしい。

「…君、僕とまた会えるよ。――――必ずね」
「え…?」

そう言って、姿を消す。
必ず…か。

12:優愛。:2012/11/18(日) 09:59 ID:P6o

クロさん!すごい文才ありすぎますっ!!
すごい尊敬しま(ry


黒い封筒…何なのでしょう…
てか先生酷すぎる…(`Д´

13:クロ:2012/11/18(日) 10:33 ID:xxY

優愛さん>有難うございます
とても嬉しいです

さて、黒の封筒は何なのでしょうかね?

14:σ(≧∀≦*)Lear__*:2012/11/18(日) 10:35 ID:kHk

その男性、岡田先生じゃないの・・・?

15:クロ:2012/11/18(日) 11:48 ID:xxY

σ(≧∀≦*)Lear__*>さあ、どうでしょうかね…
またまた、コメ有難うございます

なるべく早く、更新します


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